Solaris システムの Sun Studio 11 以降では、Solaris Studio コンパイラによってコンパイルされたプログラムのバイナリには、そのコンパイル済みバイナリによって想定されている命令セットを示すアーキテクチャーハードウェアフラグが付いています。実行時にこれらのマーカーフラグが検査され、実行しようとしているハードウェアで、そのバイナリが実行できることが確認されます。
プログラムにこれらのアーキテクチャーハードウェアフラグが含まれない場合、またはプラットフォームが適切な機能または命令セット拡張に対応していない場合、プログラムを実行することによりセグメント例外、または明示的な警告メッセージなしの不正な結果が発生することがあります。
このことは、.il インラインアセンブリ言語関数を使用しているプログラムや、SSE、SSE2、SSE2a、SSE3 の命令、およびより新しい命令と拡張機能を利用している __asm() アセンブラコードにも当てはまります。