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Oracle Solaris Studio 12.2: C++ ユーザーズガイド
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ドキュメントの情報

はじめに

パート I C++ コンパイラ

1.  C++ コンパイラの紹介

1.1 Solaris Studio 12.2 C++ 5.11 コンパイラの新機能

1.2 x86 の特記事項

1.3 64 ビットプラットフォーム用のコンパイル

1.4 バイナリの互換性の妥当性検査

1.5 準拠規格

1.6 C++ README ファイル

1.7 マニュアルページ

1.8 各国語のサポート

2.  C++ コンパイラの使用方法

3.  C++ コンパイラオプションの使い方

パート II C++ プログラムの作成

4.  言語拡張

5.  プログラムの編成

6.  テンプレートの作成と使用

7.  テンプレートのコンパイル

8.  例外処理

9.  プログラムパフォーマンスの改善

10.  マルチスレッドプログラムの構築

パート III ライブラリ

11.  ライブラリの使用

12.  C++ 標準ライブラリの使用

13.  従来の iostream ライブラリの使用

14.  複素数演算ライブラリの使用

15.  ライブラリの構築

パート IV 付録

A.  C++ コンパイラオプション

B.  プラグマ

用語集

索引

1.2 x86 の特記事項

x86 Solaris プラットフォーム用にコンパイルを行う場合に注意が必要な、重要な事項がいくつかあります。

従来の Sun スタイルの並列化プラグマがすべてのプラットフォームで使用できなくなりました。代わりに OpenMP を使用してください。従来の並列化命令を OpenMP に変換する方法については、『Solaris Studio 12.2: OpenMP API ユーザーズガイド』を参照してください。

-xarchssesse2sse2a、または sse3 以降に設定してコンパイルしたプログラムは、必ずこれらの拡張子と機能を提供するプラットフォームでのみ実行してください。

Solaris 9 4/04 以降の Solaris OS リリースは、Pentium 4 互換プラットフォームでは SSE/SSE2 に対応しています。これより前のバージョンの Solaris OS は SSE/SSE2 に対応していません。-xarch で選択した命令セットが、実行中の Solaris OS で有効ではない場合、コンパイラはその命令セットのコードを生成またはリンクできません。

コンパイルとリンクを個別に行う場合は、必ずコンパイラを使ってリンクし、同じ -xarch 設定で正しい起動ルーチンがリンクされるようにしてください。

x86 の 80 ビット浮動小数点レジスタが原因で、x86 での演算結果が SPARC の結果と異なる場合があります。この差を最小にするには、--fstore オプションを使用するか、ハードウェアが SSE2 をサポートしている場合は -xarch=sse2 でコンパイルします。

Solaris と Linux でも、固有の数学ライブラリ (たとえば、sin(x)) が同じではないため、演算結果が異なることがあります。