1. Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの概要
アクティブなドメインの NIU ハイブリッド I/O の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの CPU の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの仮想入出力の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの PCIe エンドポイントデバイスの移行
A. Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール
B. Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant
C. Logical Domains Manager の検出
D. Logical Domains Manager での XML インタフェースの使用
ldm migrate-domain コマンドを使用して、システムから別のシステムへのドメインの移行を開始できます。
移行のオプションとオペランドについては、ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
migrate-domain サブコマンドに -n オプションを指定すると、移行のチェックが実行されますが、ソースドメインの移行は行われません。満たしていない要件がある場合、エラーとして報告されます。これによって、実際に移行を試行する前に構成エラーを修正できます。
注 - 論理ドメインには動的な性質があるため、予行演習が正常に実行されても移行が失敗したり、逆に予行演習が失敗しても移行が成功する可能性があります。
Logical Domains 1.3 ソフトウェアのリリース以前は、移行は対話型の操作でした。移行を開始すると、ターゲットマシンに使用するパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されていました。Logical Domains 1.3 以降では、ldm migrate-domain -p filename コマンドを使用して、対話型でない移行操作を開始できます。
-p オプションの引数として指定するファイル名には、次のプロパティーが必要です。
ファイルの最初の行にパスワードが指定されている必要があります
パスワードは平文である必要があります
パスワードの長さは 256 文字以下である必要があります
パスワード末尾の改行文字と最初の行のあとのすべての行は無視されます。
ターゲットマシンのパスワードを格納するファイルは、適切にセキュリティー保護する必要があります。この方法でパスワードを格納する場合は、ファイルのアクセス権の設定が 400 または 600 であること、つまり root 所有者 (特権ユーザー) のみがファイルの読み取りまたは書き込みを許可されていることを確認します。