1. Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの概要
アクティブなドメインの NIU ハイブリッド I/O の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの CPU の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの仮想入出力の移行
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインの PCIe エンドポイントデバイスの移行
A. Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール
B. Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant
C. Logical Domains Manager の検出
D. Logical Domains Manager での XML インタフェースの使用
移行が進行中の場合、ソースドメインとターゲットドメインでは状態出力での表示が異なります。ldm list コマンドの出力には、移行中のドメインの状態が表示されます。
FLAGS フィールドの 6 列目は、次のいずれかの値になります。
ソースドメインの場合は、移行のソースであることを示す s が表示されます。
ターゲットドメインの場合は、移行のターゲットであることを示す t が表示されます。
ユーザーによる介入を必要とするエラーが発生した場合、e が表示されます。
次の出力は、ldg-src が移行のソースドメインであることを示しています。
# ldm list ldg-src NAME STATE FLAGS CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME ldg-src suspended -n---s 1 1G 0.0% 2h 7m
次の出力は、ldg-tgt が移行のターゲットドメインであることを示しています。
# ldm list ldg-tgt NAME STATE FLAGS CONS VCPU MEMORY UTIL UPTIME ldg-tgt bound -----t 5000 1 1G
長形式の状態出力では、移行に関する詳細情報が表示されます。ソースの場合は、完了した処理の割合とともに、ターゲットホストとターゲットドメイン名が表示されます。同様に、ターゲットの場合は、完了した処理の割合とともに、ソースホストとソースドメイン名が表示されます。
例 9-1 進行中の移行の監視
# ldm list -o status ldg-src NAME ldg-src STATUS OPERATION PROGRESS TARGET migration 17% t5440-sys-2