1. Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの概要
アクティブなドメインの NIU ハイブリッド I/O の移行
A. Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール
B. Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant
C. Logical Domains Manager の検出
D. Logical Domains Manager での XML インタフェースの使用
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインは移行時に実行されていないため、アクティブなドメインを移行する場合より制約が少なくなります。
バインドされたドメインを移行するには、ターゲットがソースドメインの CPU、メモリー、および入出力の制約を満たす必要があります。満たしていないと、移行は失敗します。アクティブでないドメインの移行には、このような要件はありません。ただし、後でバインドが試みられるとき、ターゲットがドメインの制約を満たしている必要があります。満たしていないと、ドメインのバインドは失敗します。
バインドされたドメインまたはアクティブでないドメインは、異なるタイプのプロセッサが動作しているマシンおよび異なる周波数で動作しているマシン間で移行できます。
ゲストの Oracle Solaris OS イメージで、ターゲットマシン上のプロセッサタイプがサポートされている必要があります。
アクティブでないドメインの場合、仮想 I/O (Virtual I/O、VIO) 制約に対して実行されるチェックはありません。そのため、VIO サーバーが存在しなくても移行は正常に実行されます。アクティブでないドメインと同様に、そのドメインがバインドされる時点では、VIO サーバーが存在し、使用可能になっている必要があります。
PCIe エンドポイントデバイスが構成されている I/O ドメインでは、ドメインの移行を実行できません。
直接 I/O (Direct I/O、DIO) 機能については、「PCIe エンドポイントデバイスの割り当て」を参照してください。