1. Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの概要
仮想ディスクサーバー backend および仮想スイッチデバイス名
Oracle VM Server for SPARC による Oracle Solaris OS の運用
Oracle Solaris OS の起動後には OpenBoot ファームフェアを使用できない
サービスプロセッサでの Logical Domains の使用
CPU およびメモリーアドレスのマッピングによるエラー発生箇所の確認
A. Oracle VM Server for SPARC 物理から仮想への変換ツール
B. Oracle VM Server for SPARC Configuration Assistant
C. Logical Domains Manager の検出
D. Logical Domains Manager での XML インタフェースの使用
この節では、Logical Domains Manager によって作成された構成のインスタンスが作成された後で、Oracle Solaris OS を使用する際の動作がどのように変化するかについて説明します。
Oracle Solaris OS の起動後には、OpenBoot ファームウェアは使用できません。これは、OpenBoot ファームウェアがメモリーから削除されるためです。
Oracle Solaris OS から ok プロンプトを表示するには、ドメインを停止する必要があります。Oracle Solaris OS の halt コマンドを使用して、ドメインを停止できます。
Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを実行しているシステムで、サーバーの電源の再投入が必要になる保守作業を行う場合は、必ず最初に現在の論理ドメイン構成を SP に保存する必要があります。
# ldm add-config config-name
電源管理されているドメインのアクティブな CPU の動作状態を、psradm(1M) コマンドを使用して変更しようとしないでください。
この節で説明する動作は、次の処理を行なった場合に発生します。
入力デバイスが keyboard に設定されているときに、L1-A キーシーケンスを押した場合。
仮想コンソールが telnet プロンプトにあるときに、send break コマンドを入力した場合。
これらのタイプのブレーク後に次のプロンプトが表示されます。
c)ontinue, s)ync, r)eset, h)alt?
このようなタイプのブレークが発生したあとのシステムの動作を表す文字を入力します。
次の表に、制御 (primary) ドメインの停止または再起動によって予想される動作を示します。
表 12-1 制御 (primary) ドメインの停止または再起動によって予想される動作
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ルートドメインの役割を持つ制御ドメインを再起動した結果については、「primary ドメインの再起動」を参照してください。