ヘッダーをスキップ
Oracle® Application Express管理ガイド
リリース4.0
B61342-01
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
 
次へ
次へ
 

インスタンス設定の管理

インスタンス管理者は「インスタンスの管理」の設定を使用して、Oracle Application Expressインスタンスを管理および構成します。

トピック:

機能の構成

機能構成ページを使用して、アプリケーション開発とSQLワークショップ・オプションを構成したり、データベースの監視を制御します。

トピック:

PL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化

デフォルトでは、開発者はオブジェクト・ブラウザでデータベースのプロシージャ、パッケージおよびファンクションを参照しているときに、PL/SQLソース・コードを変更およびコンパイルできます。インスタンス管理者の場合、「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可」から選択することにより、インスタンス全体に対してPL/SQLプログラム・ユニットの編集を制御できます。

PL/SQLプログラム・ユニットの編集を無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。

  5. 「PL/SQLプログラム・ユニットの編集を許可」で、「いいえ」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。


参照:

特定の作業領域でのPL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化の詳細は、「作業領域に対するPL/SQLプログラム・ユニットの編集の無効化」を参照してください。

新しい作業領域でのサンプル・アプリケーションの作成の無効化

インスタンス管理者が新しい作業領域を作成すると、Oracle Application Expressにより作業領域内に自動的にデモンストレーション・アプリケーションが作成されます。

デモンストレーション・アプリケーションの作成を無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。

  5. 「新しい作業領域にデモンストレーション・オブジェクトの作成」で、「いいえ」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

Webシート・オブジェクトの作成の無効化

インスタンス管理者が新しい作業領域を作成すると、Oracle Application Expressにより作業領域内に自動的にWebシート・オブジェクトが作成されます。

Webシート・オブジェクトの作成を無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「アプリケーション開発」セクションに移動します。

  5. 「新しいワークスペースにWebシート・オブジェクトを作成」で、「いいえ」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

SQLワークショップの構成

インスタンス管理者として、「SQLワークショップ」で属性を使用し、SQLワークショップの基本動作を構成できます。

SQLワークショップを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「SQLワークショップ」で、表2-1に示す属性を入力します。

    表2-1 SQLワークショップの属性

    属性 説明

    SQLコマンドの最大停止時間

    SQLコマンド・プロセッサのトランザクション・コマンドがタイミング・アウトになるまで待機する最大時間を指定します。

    SQLスクリプトの最大出力サイズ(バイト)

    1つのSQLスクリプトで生成できる出力の最大量を指定します。SQLスクリプトはSQLワークショップから実行されます。

    SQLスクリプトの作業領域の最大出力サイズ(バイト)

    作業領域内のすべてのスクリプトで使用できる領域の最大量を指定します。SQLスクリプトの結果は、スクリプト・エディタまたはSQLスクリプトのホームページからSQLスクリプトを実行した場合に生成される出力です。

    SQLスクリプトの最大サイズ(バイト)

    SQLワークショップ内で使用されるSQLスクリプトの最大サイズを指定します。

    トランザクションSQLコマンドの有効化

    Oracle Application Expressインスタンス全体でトランザクションSQLコマンドを有効にするには、「はい」を選択します。この機能を有効にすると、SQLコマンド・プロセッサ・ユーザーが同じ物理データベース・トランザクション内で複数のSQLコマンドを発行できます。

    「はい」を選択すると、SQLコマンド・プロセッサ・ページに「自動コミット」チェック・ボックスが表示されます。デフォルトでは、このオプションは「いいえ」に設定されています。


  5. 「変更の適用」をクリックします。

データベース監視の有効化

「データベース監視の有効化」を「はい」に設定すると、SQLワークショップでの監視が有効になります。ユーザーがデータベース監視ページにアクセス可能になる前に、インスタンス管理者はデータベースの監視を有効化する必要があります。


参照:

『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のデータベースの監視に関するセクション

データベースの監視を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「機能構成」をクリックします。

  4. 「監視」までスクロールします。

  5. 「データベース監視の有効化」で、「はい」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。


注意:

DBAロールを付与されたデータベース・ユーザー・アカウントを持つユーザーのみがこのページにアクセスできます。

セキュリティ設定の構成

インスタンス管理者は、Application Expressのログイン・フォームへの移入に使用するCookieの無効化、アカウントへのアクセスの制御、パスワード・ポリシーの設定などのセキュリティ設定を構成できます。

トピック:

ログイン・フォームへ移入するCookieの無効化

インスタンス管理者は、開発者または管理者がApplication Expressのログイン・ページから作業領域にログインするときにユーザーのコンピュータに便利なCookieを送信するかどうかを制御できます。デフォルトでは、「ワークスペースCookieの設定」オプションは「はい」に設定されます。

選択した場合、Oracle Application Expressにより次のような永続Cookieが送信されます。

  • 最後に使用された作業領域名とユーザー名が組み合されます

  • 6か月の存続期間があります

  • Application Expressの作業領域ログイン・フォーム(Oracle Application Express管理サービスのログイン・フォームではありません)への移入のために読み取られます


注意:

コンピュータがこのCookieを受信している場合は、ブラウザのツールまたはシステム・ユーティリティを使用して、ディスク上の永続位置から物理的に削除できます。このCookieはORA_WWV_REMEMBER_UNという名前です。以前のリリースのOracle Application Expressの場合、このCookieはORACLE_PLATFORM_REMEMBER_UNという名前です。このCookieは、個別のホスト名およびパス・コンポーネントを持つ、アクセスされた各Oracle Application Expressサービスに存在します。

ログイン時にユーザーのコンピュータにCookieを送信しないようにするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「作業領域Cookieの設定」で、「いいえ」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

Oracle Application Express管理サービスへのアクセスの無効化

インスタンス管理者は、Oracle Application Express管理サービスへのユーザー・アクセスを制限できます。これにより、ユーザーはOracle Application Express管理サービスにログインできなくなります。

Oracle Application Express管理サービスへのユーザー・アクセスを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「管理者ログインの無効化」で「はい」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

この値を設定してログアウトすると、すべてのユーザーがOracle Application Express管理サービスにログインできなくなります。

管理者ログインの有効化

この設定を無効化し、管理者ログインを有効化するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusに接続し、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000;
    
  3. 次の文を実行します。

    BEGIN
      APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETER('DISABLE_ADMIN_LOGIN', 'N');
      commit;
    END;
    /
    

作業領域ログインへのアクセスの無効化

開発者および作業領域管理者はOracle Application Express開発環境にログインして、アプリケーション・ビルダー、SQLワークショップ、チーム開発と管理にアクセスします。

これらのアプリケーションへのアクセスを制限するには、「ワークスペース・ログインの無効化」から「はい」を選択します。このオプションによって、ランタイムのみの環境が効果的に設定されますが、インスタンス管理者は引き続き「インスタンス管理」にログインできます。本番環境で「はい」を選択すると、開発者はアプリケーションまたはデータを変更できなくなります。

内部作業領域へのユーザー・アクセスを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「作業領域ログインの無効化」で「はい」を選択します。

    「はい」を選択すると、ユーザーが内部作業領域にログインできなくなります。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

パブリック・ファイルのアップロードの制御

「パブリック・ファイルのアップロードを許可」属性を使用して、認証されていないユーザーがファイルのアップロード制御を提供するアプリケーションでファイルをアップロードできるかどうかを制御します。

ファイルのアップロードを制御するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「パブリック・ファイルのアップロードを許可」で、次のいずれかを選択します。

    • はい: 認証されていないユーザーが内部作業領域のアプリケーションでファイルをアップロードできます。

    • いいえ: 認証されていないユーザーが内部作業領域のアプリケーションでファイルをアップロードできません。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

IPアドレスによるユーザー・アクセスの制御

インスタンス管理者は、RESTRICT_IP_RANGEというランタイム設定を作成して、Oracle Application Expressインスタンスへのユーザー・アクセスを制限できます。

IPアドレスでユーザー・アクセスを制限するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「管理者ログインの無効化」で、「いいえ」を選択します。

  6. 「IPアドレス別にアクセスを制限」に、カンマで区切られたIPアドレスのリストを入力します。ワイルドカードを指定するには、アスタリスク(*)を使用します。

    1つから4つのレベルのIPアドレスを入力できます。次に例を示します。

    141, 141.* ...
    192.128.23.1 ...
    

    注意:

    ワイルドカードを使用する場合は、ワイルドカードの後ろに数値を追加して入力しないでください。たとえば、138.*.41.2とは入力できません。

  7. 「変更の適用」をクリックします。

HTTPSの必要性

Secure Socktets Layer(SSL)は、インターネット上で転送されるデータのセキュリティを管理するためのプロトコルです。Webアプリケーションの場合、SSLはHTTPSプロトコルを使用して実装されます。機密データが暗号化されていない(クリアテキストの)通信チャネルに送信されないように、SSL(HTTPSプロトコル)を使用してOracle Application Expressアプリケーションを実行することをお薦めします。

サービスの管理ページで「HTTPSが必要」属性を「はい」に設定すると、Oracle Application Expressインスタンスとすべての関連アプリケーションでHTTPSを必要とするように構成できます。


注意:

「HTTPSが必要」を「はい」に設定すると、HTTPSを介してのみOracle Application Express作業領域またはOracle Application Express管理サービスにログインできます。

Oracle Application ExpressインスタンスでHTTPSを必要とするようにするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「セキュリティ」セクションに移動します。

  5. 「HTTPSが必要」で、「はい」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

HTTPS要件の無効化

インスタンスレベル要件の「HTTPSが必要」を無効化するには、次のステップを実行します。

  1. 現行スキーマとしてApplication Expressエンジン・スキーマを使用してSQL*PlusまたはSQL Developerに接続します。次の例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000;
    
  3. 次の文を実行します。

    BEGIN
        APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETER('REQUIRE_HTTPS', 'N');
        commit;
    end;
    /
    

RESTfulアクセスの制御

「RESTfulアクセスを許可」属性を使用して、開発者がレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できるかどうかを制御します。


参照:

『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のWebサービスの実装に関するセクション

RESTfulアクセスを有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「RESTfulアクセス」セクションを見つけます。

  5. 「RESTfulアクセスを許可」から、次のいずれかを選択します。

    • はい: 開発者はレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できます。

    • いいえ: 開発者はレポート・リージョンをRESTfulサービスとして公開できません。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

セッション・タイムアウトの構成

Oracle Application Expressの「セッション・タイムアウト」の属性を使用して、アプリケーション・レベルでWebブラウザが開いたまま放置されたコンピュータに対する公開を抑制します。

Oracle Application Expressインスタンスのセッション設定を管理するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. Application Expressの「セッション・タイムアウト」で、次の属性を指定します。

    • 最大セッションの長さ: Oracle Application Expressアプリケーション(Application Builder、SQLワークショップなど)のためにセッションが存続できる時間(秒)を示す正の整数を入力します。値をNULLのままにすると、デフォルト値28800秒(8時間)に戻されます。8時間ごとに実行され、24時間より前のセッションを削除するジョブ操作が、ここに指定するセッション期間よりも優先されることがあります。

    • 最大セッション・アイドル時間: Oracle Application Expressアプリケーション(Application Builder、SQLワークショップなど)のためにセッションがアイドル状態で存続できる時間(秒)を示す正の整数を入力します。値をNULLのままにすると、デフォルト値1時間(3600秒)に戻されます。

  5. 「変更の適用」をクリックします。


参照:

『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のセッション・タイムアウトに関するセクション

URLタイプのリージョンおよびWebサービスからのドメインの除外

Oracle Application Expressインスタンス全体に対してURLタイプのリージョンおよびWebサービスを制限できます。インスタンス管理者は除外するドメインおよびURLタイプのリージョンを定義します。Web参照またはURLタイプのリージョンに除外されたドメインが含まれる場合、制限されていることを通知するエラーがユーザーに表示されます。

URLタイプのリージョンおよびWebサービスからドメインを除外するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「ドメインの使用禁止」で、除外するドメインのコロン区切りのリストを入力します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

すべての作業領域に対するログイン制御の有効化

デフォルトでは、Oracle Application Expressインスタンス間でログイン制御が有効です。インスタンス管理者はすべての開発インスタンス間のすべての作業領域のすべてのアカウントに対してログイン制御を有効にできます。アカウントのログイン制御には次が含まれます。

  • ユーザーのアカウント有効期限およびロックの要求

  • ログイン試行の失敗最大回数の設定

  • 新しいパスワードを要求するプロンプトが表示されるまでのパスワードの存続期間の設定

インスタンス管理者がインスタンス全体でログイン制御を有効にしない場合は、各作業領域管理者が作業領域ごとに制御を有効にできます。「作業領域に対するアカウント・ログイン制御の有効化」を参照してください。

アカウント・ログイン制御は、Application Expressのユーザー・アカウント作成機能、およびアカウントに対して認証を使用するアプリケーションに影響を与えますので注意してください。

すべての作業領域に対してログイン制御を有効にするには、次を実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「アカウント・ログイン制御」までスクロールします。

  5. 「アカウント・ログイン制御」には、次の項目があります。

    1. ユーザー・アカウントの有効期限およびロックが必要: 「はい」を選択して、Oracle Application Expressインスタンス全体のすべての作業領域に対してこの機能を有効にします。この機能は、Application Expressエンド・ユーザー・アカウント管理インタフェースを使用して作成されたエンド・ユーザー・アカウントに適用されます。

      「いいえ」を選択すると、各作業領域管理者に対して制御は行われません。

    2. 許可されるログイン失敗の最大回数: 開発者アカウントまたは管理者アカウントがロックされるまでに許可される認証の連続失敗の最大回数を入力します。このフィールドの値を指定しない場合は、デフォルト値の4が設定されます。

      この設定はインスタンス管理者および開発者アカウントに適用されます。エンド・ユーザー・アカウントには適用されません。

      作業領域管理者が値を指定しない場合は、ここで入力した値が作業領域レベルの「許可されるログイン失敗の最大回数」プリファレンスのデフォルトとして使用されます。このプリファレンスは各作業領域内のエンド・ユーザー・アカウントで使用されます。

    3. アカウント・パスワード・ライフタイム(日): アカウントの期限が切れるまでに開発者または管理者アカウント・パスワードを使用できる最大日数を入力します。このフィールドの値を指定しない場合は、デフォルト値の45日が設定されます。

      この設定はApplication Express管理および開発環境へのアクセスに使用するアカウントにのみ適用されます。Application Expressで開発されたアプリケーションで使用するエンド・ユーザー・アカウントには適用されません。

      作業領域管理者が値を指定しない場合は、ここで入力した値が作業領域レベルのエンド・ユーザー・アカウント・ライフタイムのプリファレンスのデフォルトとして使用されます。このプリファレンスは各作業領域内のエンド・ユーザー・アカウントで使用されます。

  6. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

この機能は、Application Expressのユーザー作成および管理機能を使用して作成したアカウントにのみ適用されます。この機能は、追加的なアプリケーションの認証セキュリティを提供します。「Application Expressユーザーの管理」を参照してください。

パスワード・ポリシーについて

インスタンス管理者は次に対してパスワード・ポリシーを有効にできます。

  • すべての作業領域におけるすべてのユーザー(つまり作業領域管理者、開発者およびエンド・ユーザー)

    インスタンス管理者は、パスワードの文字、長さ、単語、新旧パスワードの差分などの制限をすべてのユーザーに対して設定できます。

  • Oracle Application Express管理サービスにログインするユーザー

    Oracle Application Expressで強力なパスワード要件を機能させると、ハッカーが管理者のパスワードを判別できないようセキュリティの層をさらに追加できます。このオプションを選択する場合、パスワードはこれらの要件を満たす必要があります。

    • 6文字以上で構成されます

    • 小文字および大文字のアルファベット、数字、記号を1つ以上含みます

    • ユーザー名は含めることができません

    • Internalという単語を含めることができません

    • このセクションの「作業領域名使用禁止」にある単語を含めることができません

パスワード・ポリシーの構成

パスワード・ポリシーを構成するには、次のようにします。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 作業領域管理者、開発者およびエンド・ユーザーに対してパスワード・ポリシーを設定するには、「作業領域のパスワード・ポリシー」までスクロールし、表2-2に示されている属性を指定します。

    表2-2 作業領域のパスワード・ポリシーの属性

    属性 説明

    パスワードの最小文字数

    パスワードの最小文字数を入力します。

    パスワードの差分の最小値

    正の整数または0を入力します。

    ユーザーがパスワードを変更したとき、新しいパスワードは古いパスワードと文字数が異なる必要があります。新旧パスワードの同じ位置における各差分が、差分の最低要件を満たしているかどうかについて、新旧パスワードが1文字ずつ比較されます。

    アルファベット文字を最低1つ含める必要があります

    「はい」を選択すると、ユーザーのパスワードに最低1つのアルファベット文字が含まれる必要があります。「アルファベット」フィールドにはアルファベット文字がリストされます。

    数値を最低1つ含める必要があります

    「はい」を選択すると、ユーザーのパスワードには数字(0、1、2、3、4、5、6、7、8、9)を1文字以上使用する必要があります。

    句読点を最低1つ含める必要があります

    「はい」を選択すると、ユーザーのパスワードに最低1つの記号が含まれる必要があります。「記号」フィールドには記号がリストされます。

    大文字を最低1つ含める必要があります

    「はい」を選択すると、ユーザーのパスワードに最低1つの大文字のアルファベットが含まれる必要があります。

    小文字を最低1つ含める必要があります

    「はい」を選択すると、ユーザーのパスワードに最低1つの小文字のアルファベットが含まれる必要があります。

    ユーザー名使用禁止

    「はい」を選択すると、大/小文字に関係なくユーザーのパスワードにユーザー名を含むことが禁止されます。

    作業領域名使用禁止

    「はい」を選択すると、大/小文字に関係なくユーザーのパスワードに作業領域名を含むことが禁止されます。

    使用禁止

    ユーザーのパスワードに使用できない単語を、コロンで区切って入力します。これらの単語は、大/小文字のどの組合せでもパスワードに使用できません。

    この機能により、hello、guest、welcomeなどの単語に基づいて、単純な推測されやすいパスワードが作成できなくなるため、セキュリティが向上します。

    アルファベット

    新しいテキストを入力するか、既存のテキストを編集します。これは、アルファベット文字に関するパスワード検証に使用される一連の文字です。

    記号

    新しいテキストを入力するか、既存のテキストを編集します。これは、記号に関するパスワード検証に使用される一連の文字です。


    次に、サービス管理者のパスワード・ポリシーを設定します。

  5. 「サービス管理者のパスワード・ポリシー」にスクロールし、次のいずれかを指定します。

    1. 「作業領域のパスワード・ポリシー」で指定したポリシーの使用: 前述の「作業領域のパスワード・ポリシー」で指定したパスワード・ルールをサービス管理者のパスワードに適用します。

    2. デフォルトの強力なパスワード・ポリシーの使用: デフォルトの強力なパスワード・ポリシーをサービス管理者のパスワードに適用します。詳細は、アイテム・ヘルプを参照してください。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

データベース・アクセス記述子(DAD)によるOracle Application Expressへのアクセスの制限

mod_plsqlおよび埋込みPL/SQLゲートウェイでは、コールされるPL/SQLファンクションをHTTPリクエストごとに指定するためのディレクティブがサポートされています。この機能を使用すると、埋込みPL/SQLゲートウェイまたはmod_plsqlを介して起動されるプロシージャを制限できます。このファンクションは、リクエストで指定されたプロシージャが許可されていればTRUEを戻し、許可されていなければFALSEを戻します。このファンクションを使用すると、Oracle Application Expressに対するアクセス制限を、データベース・アクセス記述子(DAD)ベースで適用できます。


参照:

Oracle Application Expressリスナーのインストレーション・ガイド

Oracle Application Expressには、wwv_flow_epg_include_modules.authorizeというリクエスト検証ファンクションが付属しています。このファンクションを使用すると、Oracle Application Expressに構成された標準的なDADに対して適切な制限が指定されます。

インストーラによるインストールでは、Oracle Application Express製品スキーマ(APEX_040000)にPL/SQLファンクションも自動的に作成されます。アクセスを制限するには、このファンクションを変更して再コンパイルします。このファンクションのソース・コードは、ラッピングされておらず、Oracle Application Express製品コア・ディレクトリのファイルwwv_flow_epg_include_local.sqlにあります。ソース・コードは、次のとおりです。

CREATE OR REPLACE FUNCTION
wwv_flow_epg_include_mod_local(
    PROCEDURE_NAME IN VARCHAR2)
RETURN BOOLEAN
IS  
BEGIN  
    RETURN FALSE; -- remove this statement when  
you add procedure names to the "IN" list
    IF UPPER(procedure_name) IN (
          '') THEN  
        RETURN TRUE;  
    ELSE  
        RETURN FALSE;  
    END IF;  
END wwv_flow_epg_include_mod_local;
/

許可されるプロシージャの名前を追加するには、次のステップを実行します。

  1. BEGIN文のすぐ後ろのRETURN FALSE文を削除するかコメント・アウトします。

    ...
    BEGIN  
        RETURN FALSE; -- remove this statement when 
    you add procedure names to the "IN" list
    ...
    
  2. HTTPリクエストでの起動を許可するプロシージャの名前を表す句に、名前を追加します。たとえば、プロシージャPROC1およびPROC2INリストで許可する場合は、IN ('PROC1', 'PROC2')のように記述します。

このファンクションのソース・コードの変更後に、Oracle Application Express製品スキーマ(APEX_040000)を変更し、そのスキーマのファンクションをコンパイルします。

製品スキーマAPEX_040000を変更するには、次のステップを実行します。

  1. SQLコマンドライン(SQL*Plus)にSYSとしてログインします。

  2. 次のコマンドを入力して、製品スキーマ(APEX_040000)を変更します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA APEX_040000; 
    
  3. ファンクションwwv_flow_epg_include_local.sqlをコンパイルします。

wwv_flow_epg_include_mod_localファンクションは、埋込みPL/SQLゲートウェイまたはmod_plsqlからコールされるOracle Application Expressのリクエスト検証ファンクションからコールされます。このOracle Application Expressファンクションは、まずリクエストを評価し、プロシージャ名に基づいて承認するか、拒否するか、またはローカル・ファンクションwwv_flow_epg_include_mod_localに渡します(このローカル・ファンクションは、独自ルールでリクエストを評価できます)。

Oracle Application Expressで使用するデータベース・アクセス記述子を新しく作成する際は、リクエスト検証ファンクションのディレクティブを指定する必要があります。具体的には、ファンクションwwv_flow_epg_include_modules.authorizeを、dads.confのデータベース・アクセス記述子エントリのディレクティブPlsqlRequestValidationFunctionで指定する必要があります。

wwv_flow_epg_include_modules.authorizeファンクションで実装される以外の制限がない場合は、wwv_flow_epg_include_mod_localファンクションのソース・コードについて実行する処理はありません。

PL/SQLのリクエスト検証ファンクションのディレクティブは、Oracle Application Server 10gおよびOracle HTTP Server 11g以上でのみ使用できます(また、埋込みPL/SQLゲートウェイはOracle Database 11g以上でのみ使用できます)。このディレクティブは、Oracle HTTP Serverリリース9.0.3では使用できません。

認可済URLの定義

以前のリリースのOracle Application Expressの場合、開発者は定義済URLにリダイレクトするOracle Application Expressプロシージャの引数としてURLを使用できます。例として、APEX_UTIL.COUNT_CLICK(p_urlパラメータ)およびWWV_FLOW_CUSTOM_AUTH_STD.LOGOUT(p_next_urlパラメータ)があります。

インスタンス管理者は、認可済URLのリストを定義できます。URLがこれらのプロシージャへの引数として指定されると、このリストをもとに内部的に検証されます。

認可済URLのリストを管理するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「セキュリティ」をクリックします。

  4. 「認可済URL」タブをクリックします。

  5. 新しいURLを追加するには、次のステップを実行します。

    1. 「作成」をクリックします。

    2. 認可済URL: 特定のApplication Expressプロシージャへのパラメータ値として使用できる認可済URLを入力します。

      認可済URLの値全体が、Oracle Application ExpressプロシージャのURLパラメータ値と比較されます。認可済URL値全体の長さあるいは一部が完全一致する値があれば、そのURLパラメータ値は許可されます。

    3. 説明: URLの説明を入力します。

    4. 「変更の適用」をクリックします。

  6. 既存のURLを編集するには、次のステップを実行します。

    1. URLの横の「編集」アイコンをクリックします。

    2. 「認可済URL」および「説明」フィールドを編集します。

    3. 「変更の適用」をクリックします。

  7. 既存のURLを削除するには、次のステップを実行します。

    1. URLの横の「編集」アイコンをクリックします。

    2. 「削除」をクリックします。


参照:

Oracle Application Express APIリファレンス

インスタンス設定の構成

インスタンス設定を使用して、Oracle Application Expressの構成を制御します。この設定は、現在のOracle Application Expressインスタンス内のすべての作業領域に適用されます。

トピック:

作業領域のセルフ・サービス割当ての有効化

インスタンスの設定ページの「セルフ・サービス」セクションを使用して、Oracle Application Express開発インスタンスでの作業領域の割当て(または作成)プロセスの動作方法を決定できます。

「手動」割当てモードでは、インスタンス管理者が新しい作業領域を作成し、作業領域管理者にログイン情報を通知します。「リクエスト」または電子メールの検証割当てモードでは、ユーザーがセルフ・サービス方式で作業領域を直接リクエストします。この方法では、ユーザーはログイン・ページ上のリンクを使用してリクエスト・フォームにアクセスします。作業領域リクエストが承認されると、該当するログイン情報が電子メールで自動的にユーザーに送信されます。

割当てモードを指定するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「セルフ・サービス」で、割当てステータスを選択します。

    • 手動: インスタンス管理者が新しい作業領域を手動で作成し、作業領域管理者にログイン情報を通知します。

    • リクエスト: ユーザーがセルフ・サービス方式で直接作業領域をリクエストします。このオプションを選択することにより、ログイン・ページにユーザーが作業領域をリクエストできるリンクが表示されます。ユーザーが作業領域をリクエストすると、各リクエストは承認用のキューに送信されます。リクエストが承認されると、ユーザーにログイン資格証明(作業領域名、ユーザーIDおよびパスワード)を含む電子メールが送信されます。

    • 電子メールの検証: 「リクエスト」とほぼ同じですが、各ユーザーは検証リンクを含んだ電子メールを最初に受信します。このリンクをクリックすると、ユーザーの電子メール・アドレスが検証されてからリクエストが処理されます。その後にログイン資格証明(作業領域名、ユーザーIDおよびパスワード)を含む電子メールが送信されます。

  5. 前のステップで「リクエスト」または「電子メールの検証」を選択した場合は、「開発サービスURL」にURLを入力します(オプション)。

    入力した値は、リクエスト承認時の電子メールで使用されます。この設定によって、サービスのURLが定義されます。この設定を行わなかった場合、このURLはご使用の環境から導出されます。

  6. 「変更の適用」をクリックします。


注意:

ログイン・ページのリンクを使用してユーザーが作業領域をリクエストできるようにするには、インスタンス管理者は、前のステップで説明した「リクエスト」または「電子メールの検証」の割当てステータスを選択する必要があります。割当てステータスが「手動」に設定されている場合、ログイン・ページにリンクが表示されません。

電子メール割当ての無効化

「電子メール・プロビジョニング」を使用すると、電子メールの検証で割当てを行う場合に、作業領域の割当てが無効になります。電子メール割当てを無効にした理由を示すメッセージをユーザーに表示するには、「メッセージ」フィールドを使用します。

電子メール割当てを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「電子メール・プロビジョニング」から、「無効」を選択します。

    「無効」を選択すると、電子メールの検証で割当てを行う場合に、作業領域の割当てが完全に無効になります。

  5. 「メッセージ」に、電子メール割当てを無効にした理由を示すメッセージを入力します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

記憶域設定の構成

インスタンス管理者は、ユーザーが新しい作業領域または自動拡張表領域をリクエストした際に、新しいスキーマを要求できます。

新しいスキーマの要求

作業領域の作成時に新しいスキーマを要求するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「記憶域」までスクロールします。

  5. 「新しいスキーマが必要」から、次のいずれかを選択します。

    • はい: ユーザーは新しい作業領域をリクエストするときに、新しいスキーマをリクエストする必要があります。

    • いいえ: ユーザーは新しい作業領域をリクエストするときに、既存のスキーマを選択できます。

  6. 「自動拡張表領域」で、「はい」または「いいえ」を選択します。

  7. 「変更の適用」をクリックします。

「自動拡張表領域」の有効化

「自動拡張表領域」を有効にすると、Oracle Application Expressで割り当てられる表領域は、リクエストされたサイズの1/10のサイズのデータ・ファイルで作成されます。データ・ファイルは、リクエストされたサイズまで自動的に拡張します。たとえば、ユーザーが100MBの作業領域をリクエストすると、データ・ファイルの初期サイズは10MBとなり、100MBの最大サイズまで自動的に拡張します。

「自動拡張表領域」を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「記憶域」までスクロールします。

  5. 「自動拡張表領域」を有効にするには、「はい」を選択します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

電子メールの構成

Oracle Application Expressでメールを送信できるようにするには、インスタンス管理者が電子メール設定を構成する必要があります。

さらに、Oracle Database 11gリリース1(11.1)でOracle Application Expressを実行している場合、外部へのメールを有効化する必要があります。Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、ネットワーク・サービスと通信する機能はデフォルトで無効になっています。詳細は、Oracle Application Expressインストレーション・ガイドのご使用の構成の「Oracle Database 11gのネットワーク・サービスの有効化」を参照してください。


ヒント:

新しい作業領域リクエストが承認されたときにユーザーにログイン資格証明が電子メールで自動的に送信されるように、Oracle Application Expressを構成できます。詳細は、「割当てモードの指定」を参照してください。

トピック:


参照:

「メール・キューの管理」および『Oracle Application Express APIリファレンス』のAPEX_MAILに関するセクション

完全開発環境での電子メールの構成

完全開発環境でメールを送信するようにOracle Application Expressを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「電子メール」で、次の入力を行います。

    1. SMTPホスト・アドレス: SMTPサーバーのサーバー・アドレスを定義します。これは、インストール時のデフォルトではlocalhostに設定されます。別のサーバーをSMTPリレーとして使用する場合は、このパラメータをそのサーバーのアドレスに変更します。

    2. SMTPホスト・ポート: メール・リクエスト用にSMTPサーバーが待機するポートを定義します。デフォルトの設定では25です。

    3. 管理電子メール・アドレス: 割当てリクエストの承認や、パスワードのリセットなど、電子メールを作成する管理タスクに対する送信元アドレスを定義します。

    4. 通知の電子メール・アドレス: 新しい作業領域リクエストと作業領域変更リクエストについて、通知の電子メール・メッセージを受信する電子メール・アドレスを入力します。指定しない場合、作業領域リクエストを通知する電子メール・メッセージは送信されません。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

ランタイム環境での電子メールの構成

ランタイム環境でメールを送信するようにOracle Application Expressを構成するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    BEGIN
       APEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETER(PARAMETER_NAME, PARAMETER_VALUE);
    END;
    

    電子メールのパラメータについては、表2-3を参照してください。

    表2-3 電子メールのパラメータ

    パラメータ名 説明

    SMTP_FROM

    割当てリクエストの承認や、パスワードのリセットなど、電子メールを作成する管理タスクに対する送信元アドレスを定義します。

    有効な電子メール・アドレスを入力します。次に例を示します。

    someone@somewhere.com

    SMTP_HOST_ADDRESS

    SMTPサーバーのサーバー・アドレスを定義します。別のサーバーをSMTPリレーとして使用する場合は、このパラメータをそのサーバーのアドレスに変更します。

    デフォルト設定:

    localhost
    

    SMTP_HOST_PORT

    メール・リクエスト用にSMTPサーバーが待機するポートを定義します。

    デフォルト設定:

    25
    


参照:

『Oracle Application Express APIリファレンス』のSET_PARAMETERプロシージャに関するセクション

ランタイム環境での電子メール設定の決定

ランタイム環境での電子メール設定を決定するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    SELECT 
    APEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETER(PARAMETER_NAME)
    FROM DUAL;
    

    電子メールのパラメータについては、表2-3を参照してください。


参照:

『Oracle Application Express APIリファレンス』のGET_PARAMETERファンクションに関するセクション

ウォレット情報の構成

Secure Sockets Layer(SSL)は、RSA公開鍵による暗号化と対称鍵による暗号化を組み合せて、認証、暗号化およびデータの整合性を実現する業界標準プロトコルです。SSLの有効時は、URLにhttpsと表示されます。

SSL有効URL(Webサービスの起動など)をコールする場合、またはSSL有効URLタイプのリージョンを作成する場合、ウォレットを作成する必要があります。ウォレットは、SSLに必要な認証および署名された資格証明(秘密鍵、証明書および信頼できる証明書)の格納に使用されるパスワード保護されたコンテナです。

トピック:

ウォレットの作成

ウォレットを作成するには、次のステップを実行します。

  1. データベース管理者はOracle Application Expressデータベース・インスタンスでウォレットを作成する必要があります。Oracle Database Advanced Security管理者ガイドのOracle Wallet Managerの使用に関するセクションを参照してください。

  2. インスタンス管理者は、インスタンスの設定ページの「ウォレット」セクションを構成して、ウォレットへのファイル・システム・パスおよび(必要に応じて)ウォレット・パスワードを指定します。


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「SSL有効Webサービスでの作業」およびOracle Database Advanced Security管理者ガイドのOracle Wallet Managerの使用に関するセクション

完全開発環境でのウォレットの構成

完全開発環境でウォレット設定を指定するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「ウォレット」までスクロールします。

  5. 「ウォレット」で、次の形式でウォレットが格納されているファイルシステムでのパスを入力します。

    file:directory-path
    
  6. ウォレットをオープンにするためにパスワードが必要な場合、次のステップを実行します。

    1. 「ウォレット・パスワード」フィールドにパスワードを入力します。

    2. 「ウォレット・パスワードを変更するかどうかを確認する場合は選択」を選択します。

  7. 「変更の適用」をクリックします。

ランタイム環境でのウォレットの構成

ランタイム環境でウォレット設定を指定するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    BEGIN 
        APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETER(PARAMETER_NAME, PARAMETER_VALUE);
    END;
    

    ウォレットのパラメータについては、表2-4を参照してください。

    表2-4 ウォレットのパラメータ

    パラメータ名 説明

    WALLET_PATH

    ファイル・システムでのウォレットへのパス。次に例を示します。

    file:/home/<username>/wallets
    

    WALLET_PWD

    ウォレットに関連付けられているパスワード。



参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「SET_PARAMETERプロシージャ」

ランタイム環境でのウォレット設定の決定

ランタイム環境でのウォレット設定を決定するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    SELECT 
    APEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETER(PARAMETER_NAME) 
    FROM DUAL;
    

    ウォレットのパラメータについては、表2-4を参照してください。


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「GET_PARAMETERファンクション」

レポート出力の構成

Oracle Application Expressにより、エンド・ユーザーがPDFを含む様々な形式でレポートをダウンロードおよび出力できる機能が提供されます。この機能を設定するには、各ユーザーは次の出力設定を構成する必要があります。

  1. サイト・レベル: インスタンス管理者はこのセクションで説明するように、Oracle Application Expressインスタンス全体に対して機能のレベル(標準または拡張)を指定する必要があります。

  2. アプリケーション・レベル: 作業領域管理者および開発者は「レポート問合せ」と「レポート・レイアウト」を定義できます。「レポート問合せ」と「レポート・レイアウト」は「共有コンポーネント」に格納され、特定のページには関連がありません。

  3. ページ/リージョン・レベル: 開発者は特定のページの「レポート」リージョンを編集し、レポート出力を有効化できます。つまり、エンド・ユーザーが様々な書式でリージョンを出力できるようになります。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「クラシック・レポート・リージョンの出力属性の構成」を参照してください。


ヒント:

Oracle Application ExpressをOracle Database 11gリリース1(11.1)以上で実行している場合は、レポート出力を使用するためにネットワークを有効にする必要があります。Oracle Application Expressインストレーション・ガイドのご使用の構成の「Oracle Database 11gのネットワーク・サービスの有効化」を参照してください。

トピック:

完全開発環境でのレポート出力の構成

完全開発環境でレポートの出力を構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「レポート出力」までスクロールします。

  5. 「プリンタ・サーバー」で次のようにします。

    • 標準: デフォルトの設定です。「標準サポート」では、Oracle Application Expressに付属する組込みテンプレートを使用するか、その他のXSL-FO互換形式を指定して、レポート・リージョンおよびレポート問合せを出力できます。この設定では、RTF(リッチ・テキスト・フォーマット)はサポートされません。

      「標準」は、レポート・リージョンおよびレポート問合せの宣言型書式設定に、ページ属性(印刷方向、サイズ、列のヘッダー形式、ページのヘッダーおよびフッターなど)全体の基本的な制御を指定します。

    • 拡張(Oracle BI Publisherが必要): Oracle BI Publisher(Oracle XML Publisherとも呼ばれる)の使用許諾が必要です。拡張サポートでは、標準設定の全機能に加え、BI PublisherのWord Template Builderを使用して開発されたRTFベースのレポート・レイアウトを定義する機能が提供されます。


      参照:

      Oracle BI Publisherのインストールおよび構成の詳細は、「PDF Printing in Application Express」を参照してください。次のWebサイトにアクセスしてください。
      http://www.oracle.com/technology/products/database/application_express/html/configure_printing.html
      

  6. 「プリント・サーバーのプロトコル」で、プリント・サーバーが使用するプロトコルを選択します。

  7. 「プリント・サーバーのホスト・アドレス」で、プリント・サーバー・エンジンのホスト・アドレスを指定します。

  8. 「プリント・サーバー・ポート」で、プリント・サーバー・エンジンのポートを定義します。デフォルトでは、レポート・サーバーのインストール時に8888に設定されています。

  9. 「プリント・サーバー・スクリプト」で、プリント・サーバー・エンジンのスクリプトを定義します。デフォルトの設定は次のとおりです。

    /xmlpserver/convert
    
  10. 「変更の適用」をクリックします。

ランタイム環境でのレポート出力設定の構成

ランタイム環境でレポート出力の設定を構成するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    BEGIN
        APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETER(PARAMETER_NAME, PARAMETER_VALUE);
    END;
    

    使用可能なパラメータについては、表2-5を参照してください。

    表2-5 ランタイム環境でのレポート出力のパラメータ

    パラメータ名 説明

    PRINT_BIB_LICENSED

    標準サポートまたは拡張サポートのいずれかを指定します。拡張サポートの場合は、Oracle BI Publisherの使用許諾が必要です。有効な値は、次のとおりです。

    • STANDARD

    • ADVANCED

    PRINT_SVR_PROTOCOL

    有効な値は、次のとおりです。

    • http

    • https

    PRINT_SVR_HOST

    プリント・サーバー変換エンジンのホスト・アドレス(localhostなど)を指定します。プリント・サーバーが別の場所にインストールされている場合は、対応するホスト・アドレスを入力します。

    PRINT_SVR_PORT

    プリント・サーバー・エンジンのポート(8888など)を定義します。値は、正の整数である必要があります。

    PRINT_SVR_SCRIPT

    プリント・サーバー・エンジンのスクリプトを定義します。次に例を示します。

    /xmlpserver/convert
    


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「SET_PARAMETERプロシージャ」

ランタイム環境でのレポート出力設定の決定

ランタイム環境でのレポート出力設定を決定するには、次のステップを実行します。

  1. SQL*Plusを起動して、SYSとしてOracle Application Expressがインストールされているデータベースに接続します。次に例を示します。

    • Windowsの場合:

      SYSTEM_DRIVE:\ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      
    • UNIXおよびLinuxの場合:

      $ sqlplus /nolog
      connect sys as sysdba
      

    プロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力します。

  2. 次の文を実行します。

    ALTER SESSION SET CURRENT_SCHEMA = APEX_040000
    
  3. 次の文を実行します。

    SELECT 
    APEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETER(PARAMETER_NAME)
    FROM DUAL;
    

    使用可能なパラメータについては、表2-5を参照してください。


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「GET_PARAMETERファンクション」

リクエストの作業領域サイズ・オプションの構成

インスタンス管理者は、ユーザーが次をリクエストする際に使用可能な作業領域サイズを構成できます。

  • 新規作業領域およびスキーマ

  • 既存の作業領域に対する追加領域

作業領域サイズ・オプションを構成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「インスタンスの設定」をクリックします。

  4. 「新規ワークスペース・リクエスト・サイズ」および「ワークスペース変更リクエスト・サイズ」までスクロールします。次を指定します。

    • サイズ: サイズ・オプションを変更するデフォルト数を編集します。

    • 表示: 作業領域サイズの選択リストにすべてのサイズ・オプションを表示するために、「はい」を選択します。

    • デフォルト: 作業領域の「記憶域」フィールドに表示するデフォルト値を選択して、リクエストを変更します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

アクティブではない作業領域の消去

アクティブでない作業領域は、貴重な記憶領域を消費して、システム・パフォーマンスを低下させます。「ワークスペースの消去設定」を有効にすることによって、アクティブでない作業領域を消去するようにOracle Application Expressを構成できます。

作業領域がアクティブでないとみなされると、通知電子メールが各作業領域管理者に送信され、特定の日数が経過すると作業領域が消去されることが示されます。作業領域管理者は、組み込まれているリンクにアクセスし、オンラインでの指示に従うことによって、作業領域が消去されないようにすることができます。


参照:

「電子メールの構成」「メール・ログ・エントリの削除」『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のアプリケーションからの電子メールの送信に関するセクション

作業領域の消去設定の構成

アクティブではない作業領域を消去するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「インスタンスの設定」で、「ワークスペースの消去設定」をクリックします。

    ワークスペースの消去設定ページが表示されます。

  4. 「有効」で、「はい」を選択すると、作業領域の消去プロセスが有効になります。「いいえ」を選択すると、作業領域の消去プロセスが無効になります。

  5. 「言語」から、アクティブでない作業領域の作業領域管理者に送信される電子メール・テキストの言語を選択します。各インスタンスで選択できる言語は1つのみであることに注意してください。

  6. Application Expressの「インスタンスURL」で、Oracle Application ExpressインスタンスへのURLをDADと後続のスラッシュを含めて入力します。

  7. Application Expressの「イメージURL」で、Oracle Application Expressイメージ・ディレクトリへのURLを後続のスラッシュを含めて入力します。

  8. 「管理電子メール・アドレスの消去」で、作業領域管理者への電子メールの送信元となる電子メール・アドレス(「送信元」アドレス)を入力します。

  9. 「サマリーの電子メールを次に送信」で、カンマで区切った電子メール・アドレスのリストを入力します。受信者は、消去プロセスの日次電子メール・サマリーを受信します。

  10. 「消去までの日数」で、作業領域が物理的に消去されるまでの日数を入力します。たとえば、10を入力すると、作業領域は非アクティブ・リストに追加されてから10日後に消去されます。

  11. 「何日前にリマインダするか」で、消去日の何日前にリマインダの電子メールを作業領域管理者に送信するかを入力します。リマインダの電子メールの基準は、次のとおりです。

    • 作業領域が非アクティブ・リストに存在する

    • 作業領域にアクティビティが存在しない

    • 作業領域管理者が、電子メール内のリンクにアクセスして作業領域が消去されないようにしていない

  12. 「非アクティブ日」で、作業領域がアクティブでないと分類されるまでの非アクティブな状態の日数を入力します。非アクティブな状態には、作業領域へのログインがないこと、作業領域でアプリケーションのランタイム・アクティビティがないことが含まれます。

  13. 「猶予期間(日数)」で、猶予期間の日数を入力します。猶予期間が開始されるのは、作業領域管理者が自身の作業領域が消去されないように電子メールのリンクをクリックした後です。猶予期間中にアクティビティが存在しないと、作業領域は非アクティブな作業領域のリストに再び追加されます。

  14. 「最大実行時間(時間)」で、消去プロセスが1回の作業領域消去ジョブで実行できる時間を制限する時間数を入力します。

  15. 「ワークスペースの最大数」で、1回の作業領域消去ジョブで消去される作業領域の最大数を入力します。

  16. 「電子メールの最大数」で、作業領域消去ジョブの実行ごとに送信されるリマインダの電子メールと作業領域の非アクティブ電子メールの最大数を入力します。

  17. 「変更の適用」をクリックします。

パブリック・テーマの管理

Oracle Application Expressインスタンス全体のテーマ・リポジトリは、インスタンス管理者が管理します。リポジトリに対してテーマを追加または削除できるのは、インスタンス管理者のみです。

作成したパブリック・テーマは、テーマ・リポジトリに追加します。パブリック・テーマは、アプリケーションを作成するとき、または既存のアプリケーションのテーマを作成するときに使用できます。

トピック:


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「作業領域テーマの管理」

テーマ・リポジトリへのパブリック・テーマの追加

テーマをテーマ・リポジトリに追加するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「パブリック・テーマ」をクリックします。

    パブリック・テーマ・ページが表示されます。

  4. 「作成」を選択します。

  5. 「作業領域」で、作業領域を選択し、「次へ」をクリックします。

  6. 「アプリケーション」で、アプリケーションを選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「テーマ」で、テーマを選択し、「次へ」をクリックします。

  8. 「名前」で、次の内容を指定します。

    1. テーマ番号: 作業領域内のテーマを一意に識別する番号を入力します。

    2. テーマ名: 作業領域テーマの名前を入力します。

    3. 説明: 説明を入力します。

    4. 「次へ」をクリックします。

  9. 「パブリック・テーマの作成」をクリックします。

パブリック・テーマの削除

パブリック・テーマを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「共有コンポーネントの管理」で、「パブリック・テーマ」をクリックします。

    パブリック・テーマ・ページが表示されます。

  4. 削除するテーマを選択します。

  5. 「削除」をクリックします。

パブリック・テーマの変更

パブリック・テーマを直接編集することはできません。パブリック・テーマを編集するには、そのテーマを使用して新しいアプリケーションを作成し、それを変更して、テーマ・リポジトリに手動で追加します。

パブリック・テーマを変更するには、次のステップを実行します。

  1. 変更するテーマを使用して、アプリケーションを作成します。『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の「アプリケーションの作成」を参照してください。

  2. テーマを変更します。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「テーマの編集」を参照してください。

  3. 既存のパブリック・テーマを削除します。「パブリック・テーマの削除」を参照してください。

  4. テーマ・リポジトリに変更したテーマを追加します。詳細は、「テーマ・リポジトリへのパブリック・テーマの追加」を参照してください。

パブリック・テーマのエクスポートについて

テーマのエクスポートは、関連するアプリケーション・ファイルのエクスポートと同様の方法で行います。パブリック・テーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。

  1. テーマを使用して、アプリケーションを作成します。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションの作成」を参照してください。

  2. アプリケーションをエクスポートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションのエクスポート」を参照してください。

  3. エクスポートされたファイルをターゲットのOracle Application Expressインスタンスにインポートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションまたはページのインポート」を参照してください。

  4. エクスポートされたファイルをエクスポート・リポジトリからインストールします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「エクスポート・ファイルのインストール」を参照してください。

セッション・ステートの管理

セッションは、ページ・ビュー間で永続性(またはステートフルな動作)を確立するために使用される論理的な構成体です。各セッションには、一意のIDが割り当てられ、Application Expressエンジンは、このセッションIDを使用して、各ページ・ビューの前後に、アプリケーションで作業中のデータ・セット(セッション・ステート)を格納および取得します。自動プロセスによって、8時間ごとに、経過時間が24時間を超えたセッションがクリアされます。インスタンス管理者は、セッションを手動で消去することもできます。

インスタンス管理者は、セッション・ステート・ページでセッション・ステートの統計を表示し、セッション・ステートを消去することができます。

トピック:


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「セッション・ステートの管理」

消去前のセッションの詳細の表示

インスタンス管理者は、セッションを消去する前に、最近のセッション・ページを使用して最近のセッションのリストを表示してから、セッションの詳細にドリルダウンすることができます。

経過時間別にセッションを消去するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「最近のセッション(ドリルダウンで詳細を表示)」をクリックします。

  5. 最近のセッション・ページでは、次の操作を実行できます。

    • セッション番号をクリックして、追加の詳細情報を表示します。

    • 「セッションの消去」をクリックして、表示されているセッションを削除します。

経過時間によるセッションの消去

インスタンス管理者は、セッションの消去ページを使用して、経過時間別にセッションを消去できます。

特定のセッションの詳細を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「経過時間別にセッションを消去」をクリックします。

  5. セッションの消去ページで、次の項目を指定します。

    • 消去するセッションの最大数

    • 消去するセッションの経過時間

  6. セッション統計のレポートを表示するには、「セッションをカウント」をクリックします。

  7. 選択したセッションを消去するには、「セッションの消去」をクリックします。

消去前のセッション統計の表示

セッション・ステートの統計ページで、インスタンス管理者は消去前にカレント・セッションの統計を表示できます。

セッション・ステートの統計を表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メタデータの管理」で、「セッション・ステート」をクリックします。

    セッション・ステート・ページが表示されます。

  4. 「セッション・ステートの統計」を選択します。

  5. 「セッションの消去」をクリックして、カレント・セッションを削除します。

メール・キューの管理

インスタンス管理者は、メール・キュー内の電子メール・メッセージ、およびメール・ログを監視することで、アプリケーションから送信された電子メールを管理できます。

メール・キュー内のメッセージを監視するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メタデータの管理」で、「メール・キュー」をクリックします。

    メール・キュー・ページが表示されます。

  4. 電子メール・メッセージを送信するには、「すべてのメールを送信」をクリックします。

  5. 電子メール・メッセージを削除するには、削除するメッセージを選択して「削除」をクリックします。


参照:

「電子メールの構成」「メール・ログ・エントリの削除」『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のアプリケーションからの電子メールの送信に関するセクション

ログの管理

インスタンス管理者は、ログ・エントリを削除できます。

トピック:

SQLワークショップ・ログの削除

SQLワークショップ・ログには、SQLコマンドで最近実行されたコマンドおよびスクリプトの履歴が保存されます。

ログ・ファイルのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「SQLワークショップ・ログ」をクリックします。

  4. 次のいずれかをクリックします。

    • スクリプト・ファイルの実行ログ・エントリ

    • SQLコマンド・プロセッサの履歴エントリ

  5. ログをクリーンアップ・ページで、次の操作を実行します。

    • 経過時間ごとにエントリを削除するには、削除するエントリの経過時間を指定して「エントリの削除」をクリックします。

    • すべてのエントリを削除するには、「ログを切捨て」をクリックします。


参照:

『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のコマンド履歴からのコマンドへのアクセスに関するセクション

ページ・ビュー・アクティビティ・ログのエントリの削除

ページ・ビュー・アクティビティ・ログは、アプリケーションでのユーザー・アクティビティを追跡します。開発者は、アプリケーション定義の編集ページの「ロギング」属性を使用してアプリケーション内のロギングを有効にできます。


参照:

『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のアプリケーション定義の編集に関するセクション

Application Expressエンジンは、2つのログを使用してユーザー・アクティビティを追跡します。いずれの時点でも、いずれかのログがカレントとして指定されています。レンダリングされたページ・ビューごとに、Application Expressエンジンによってログ・ファイルに1つの行が挿入されます。ログの切替えは、ページ・ビュー・アクティビティ・ログ・ページに示された間隔で実行されます。その時点で、Application Expressエンジンによって非カレントのログのすべてのエントリが削除され、そのログがカレントに指定されます。

アクティビティ・ログを手動で切り捨てるには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「ページ・ビュー・アクティビティ・ログ(切捨てオプションを指定)」をクリックします。

    ページ・ビュー・アクティビティ・ログ・ページが表示されます。

  4. 「ログを切捨て」をクリックします。

  5. 「ログ1を切捨て」または「ログ2を切捨て」をクリックします。

開発者アクティビティ・ログのエントリの削除

開発者アクティビティ・ログは、個々の作業領域内のアプリケーションに対する変更を追跡します。経過時間が1か月を超えるログ・エントリは自動的に削除されます。

開発者アクティビティ・ログのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「開発者アクティビティ・ログ(エントリの削除オプションを指定)」をクリックします。

    開発者アクティビティ・ログ・ページが表示されます。

  4. 開発者アクティビティ・ログ・ページで、「管理」をクリックします。

  5. 削除するエントリの経過時間を指定して、「エントリの削除」をクリックします。


参照:

開発者アクティビティ・ログについては、「開発者アクティビティ・ダッシュボードについて」を参照してください。

アクセス・カウント・ログのエントリの削除

外部アクセス・ログは、Oracle Application Expressアプリケーションから外部サイトへのアクセスを集計します。この機能は、APEX_UTIL.COUNT_CLICKプロシージャを使用して実装できます。

アクセス・カウント・ログのエントリを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「外部アクセス・カウント・ログ(切捨てオプションを指定)」をクリックします。

    外部アクセス・カウント・ログ・ページが表示されます。

  4. 外部アクセス・カウント・ログ・ページで、「管理」をクリックします。

  5. 削除するエントリの経過時間を指定して、「エントリの削除」をクリックします。


参照:

Oracle Application Express APIリファレンスの「COUNT_CLICKプロシージャ」

メール・ログ・エントリの削除

Oracle Application Expressのメール・ログには、メッセージのヘッダー情報、および送信日(メールが正常に送信された日付)が記録されます。

メール・ログを切り捨てるには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「メール・ログ」をクリックします。

    メール・ログ・ページが表示されます。

    このページは、対話モード・レポートとして表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』の対話モード・レポートのカスタマイズに関するセクションを参照してください。

  4. メール・ログ・ページで、「切捨て」をクリックします。

ログイン・アクセス・ログの削除

この表により、Oracle Application Express環境にアクセスする開発者および管理者と、開発者が利用できる組込みログインAPIを使用しているOracle Application Expressアプリケーションのエンド・ユーザーによる認証イベントが記録されます。古いログ・エントリは、定期的にログ表から削除されます。

ログイン・アクセス・ログを切り捨てるには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「ログとファイルの管理」で、「ログイン・アクセス・ログ」をクリックします。

    ログイン・アクセス・ログ・ページが表示されます。

  4. 「管理」をクリックします。

  5. ログイン・アクセス・ログの管理ページで、「エントリの削除」をクリックします。

インストール済の翻訳の表示

インスタンス管理者は、現行の開発インスタンス内にインストールされた翻訳言語を表示するページを表示できます。

インストール済の翻訳のリストを表示するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メタデータの管理」で、「インストール済の翻訳」をクリックします。

    インストール済の翻訳ページが表示されます。このページには、言語のリストが表示され、翻訳がロードされたかどうかが示されます。


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションのグローバリゼーションの管理」

ランタイム環境の管理

Oracle Application Expressのランタイム環境では本番アプリケーションを実行できますが、管理者はWebインタフェースを使用できません。ランタイム環境にはアプリケーションの実行に必要なパッケージのみしか含まれていないため、ランタイム環境は外部からの攻撃に対して強い環境になります。SQL*PlusおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN APIを使用して、Oracle Application Expressランタイム環境を管理できます。詳細は、『Oracle Application Express APIリファレンス』の「APEX_INSTANCE_ADMIN」を参照してください。


ヒント:

Webシートは、Oracle Application Expressランタイム環境ではサポートされていません。

エクスポートされたアプリケーションをランタイム環境にインストールするには、次のステップを実行する必要があります。

  1. 「作業領域のエクスポートおよびインポート」の説明に従って、アプリケーションが開発されたApplication Expressインスタンスから作業領域をエクスポートします。

  2. SQL*Plusを使用して、作業領域をランタイム環境にインポートします。

    • APEX_040000SYSSYSTEM、またはロールAPEX_ADMINISTRATOR_ROLEが付与されているスキーマとして接続します。

    • 作業領域のインポート・ファイルを実行します。

      作業領域のエクスポート・ファイルがOracle Application Express 3.2より前のバージョンで作成されている場合、APEX_040000として接続する必要があります。

  3. SQL*Plusを使用して、アプリケーションをエクスポートし、ランタイム環境にインポートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションおよび関連ファイルのエクスポート」を参照してください。

メッセージの管理

インスタンス管理者は、ログイン・メッセージおよびシステム・メッセージを作成することで、Oracle Application Expressインスタンス内のすべてのユーザーに連絡できます。通常、管理者はログイン・メッセージとシステム・メッセージ(プライバシに関する通知やアクセス制限など)を併用して、すべてのシステム・ユーザーに連絡できます。

トピック:

ログイン・メッセージの定義

ログイン・メッセージは、Oracle Application Expressのログイン・ページに表示されます。インスタンス管理者は、メッセージ・ページの「ログイン・メッセージ」セクションを使用して、ログイン・メッセージを作成できます。

ログイン・メッセージを作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「ログイン・メッセージの定義」をクリックします。

  4. 「メッセージ」にメッセージを入力します。メッセージには任意のテキストおよびHTML形式(オプション)を含めることができます。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

ログイン・メッセージを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「ログイン・メッセージの定義」をクリックします。

  4. 「ログイン・メッセージ」で、「メッセージはありません」を選択します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

システム・メッセージの定義

システム・メッセージは、作業領域のホームページ、アプリケーション・ビルダーのホームページ、アプリケーションのホームページ、SQLワークショップのホームページおよびOracle Application Expressのユーティリティ・ページで表示されます。

インスタンス管理者は、メッセージ・ページの「システム・メッセージ」セクションを使用してシステム・メッセージを作成できます。


ヒント:

システム・メッセージの設定ページには、「インスタンス管理」ホームページで「システム・メッセージの編集」アイコンをクリックすることでもアクセスできます。

システム・メッセージの作成

システム・メッセージを作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「システム・メッセージの定義」をクリックします。

  4. 「システム・メッセージ」で「カスタム・メッセージ」を選択します。

  5. 「メッセージ」にメッセージを入力します。メッセージには任意のテキストおよびHTML形式(オプション)を含めることができます。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

システム・メッセージの無効化

システム・メッセージを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「システム・メッセージの定義」をクリックします。

  4. 「システム・メッセージ」で「メッセージはありません」を選択します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。

「サイト固有のタスク」リストの作成

「サイト固有のタスク」リストは作業領域のホームページまたはログイン・ページに表示されるリンクのリストです。リンクが定義されている場合、「サイト固有のタスク」リージョンが表示されます。サイト固有のタスクが定義されていない場合、このリージョンは表示されません。この機能を使用して、インスタンス管理者は開発インスタンス全体に対して、作業領域のホームページをカスタマイズできます。一般的に「サイト固有のタスク」リストは、トレーニング、ディスカッション・フォーラム、ユーザー・フィードバックなどに関するアプリケーションへのリンクに使用されます。

トピック:

新しいタスクの追加

「サイト固有のタスク」リストに新しいタスクを追加するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「サイト固有のタスク」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. 新しいリンクを作成するには、「作成」をクリックします。

  5. サイト固有のタスクの作成/編集ページでは、次を指定できます。

    1. 表示順序: リスト内でのこのタスクの相対順序を指定します。

    2. 表示位置: このタスクが表示されるページ(作業領域ログイン・ページまたは作業領域ホームページ)を指定します。

    3. タスク名: このタスクの名前を入力します。

    4. タスク・リンク: 相対URL(f?p構文の使用など)または絶対URL(http://otn.oracle.comなど)を使用して、このタスクのリンク・ターゲットを入力します。

    5. 表示: 「タスク・リンク」を表示するには、「はい」を選択します。

  6. 「作成」をクリックします。


参照:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「f?p構文を使用したページのリンク」

既存のタスクの編集

既存のタスクを編集するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「サイト固有のタスク」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. タスク名を選択します。

  5. サイト固有のタスクの作成/編集ページで、該当する属性を編集します。

  6. 「変更の適用」をクリックします。

タスクの削除

既存のタスクを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへログインします。「Oracle Application Express管理サービスへのログイン」を参照してください。

  2. 「インスタンスの管理」をクリックします。

  3. 「メッセージ」で、「サイト固有のタスク」をクリックします。

    「サイト固有のタスク」ページが表示されます。

  4. タスク名を選択します。

  5. 「削除」をクリックします。