Oracle RAC ソフトウェアのインストール

この節には次の情報が含まれます。

• 「共有ファイルシステム上のバイナリファイルと構成ファイルのインストール」

• 「Oracle 10g または 11g Oracle Clusterware のネットワークデフォルト設定の上書き」

• 「 Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットへの Oracle Clusterware のインストール」

• 「次のステップ」

Oracle RAC をインストールする手順の詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。

共有ファイルシステム上のバイナリファイルと構成ファイルのインストール

Oracle インストールの保守を簡単にするために、Oracle バイナリファイルと Oracle 構成ファイルを共有ファイルシステムにインストールできます。 次の共有ファイルシステムがサポートされています。

• Sun QFS 共有ファイルシステム

• クラスタファイルシステム

• 認定された NAS デバイス上のファイルシステム

Oracle バイナリファイルおよび Oracle 構成ファイルを共有ファイルシステムにインストールしている場合は、ファイルシステムへの絶対パスを、Oracle インストールツールによって要求されたときに指定します。 ターゲットが共有ファイルシステムであるシンボリックリンクは使用しないでください。

Oracle 10g または 11g Oracle Clusterware のネットワークデフォルト設定の上書き

デフォルトでは、Oracle 10g または 11g Universal Installer のネットワークインタフェースパネルに、すべてのインタフェースがプライベートとして表示されます。 Oracle 10g または 11g RAC を Oracle Solaris Cluster ソフトウェアで使用するためにインストールしている場合は、これらのデフォルト値を次のように上書きします。

• clprivnet0 を唯一のプライベートインタフェースにします。

• パブリックネットワークインタフェースをパブリックに設定します。

• 他のすべてのインタフェースが使用されないようにします。 これらのインタフェースは、クラスタインターコネクトのベースとなるネットワークインタフェースを表します。

Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットへの Oracle Clusterware のインストール

デフォルトでは、Oracle インストーラにより、クラスタ内のすべてのノードに Oracle Clusterware がインストールされます。 Oracle Solaris Cluster ノードのサブセットに Oracle Clusterware をインストールする手順は、Oracle MetaLink の Web サイトにあります。 Oracle MetaLink メモ 280589.1 の「1 つ以上のノードが CRS を実行するように構成されないクラスタに Oracle 10g CRS をインストールする」を参照してください。

次のステップ

次の手順は、Oracle バイナリファイルおよび Oracle 構成ファイルの場所によって異なります。 次の表を参照してください。