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デバイスドライバの記述 Oracle Solaris 10 8/11 Information Library (日本語) |
パート I Solaris プラットフォーム用デバイスドライバの設計
21. ドライバのコンパイル、ロード、パッケージ化、およびテスト
SPARC プラットフォームでの代替カーネルを使用した kmdb のブート
この章では、デバイスドライバのテスト、デバッグ、およびチューニングを支援するために提供されている各種ツールの概要を説明します。この章では、次の内容について説明します。
「ドライバのテスト」 – ドライバをテストすると、システムの機能が損なわれる可能性があります。シリアル接続と代替カーネルの両方を使用すると、クラッシュからの復旧が容易になります。
「デバッグツール」 – 組み込みのデバッグ機能を使用すると、独立したデバッガを実行しなくても、ドライバ機能の動作テストの実行や監視を容易に行えます。
「ドライバのチューニング」 – Solaris OS には、デバイスドライバのパフォーマンスを測定する機能が用意されています。デバイスのカーネル統計構造体を記述すると、デバイスの動作中に連続的な統計情報がエクスポートされます。パフォーマンス改善の対象領域を判定した場合、DTrace 動的計測ツールを使用すると、どのような問題もより厳密に特定しやすくなります。