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Oracle® Enterprise Managerライセンス情報ユーザー・マニュアル
12c リリース5 (12.1.0.5)
B66197-15
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8 パッケージ・アプリケーション管理

この章では、Oracle Enterprise Managerで使用できる次のアプリケーション製品について、それらのライセンスに含まれる機能と、そのアクセス・ポイントを示します。次の管理パックが含まれています。

8.1 Application Management Suite for Siebel

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、Siebel Enterprise環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Suite for Siebelは、次の物理コンポーネントで構成されます。

  • Siebel Plug-in (Enterprise Manager Cloud Control 12cの組込み機能)

  • Oracle Real User Experience Insight (RUEI)

この管理スイートには、コアSiebelアプリケーションに対して使用するためのRUEIの使用制限付きライセンスが含まれています。また、統合トランザクション監視スクリプトを実行するためのSiebel Test Automation (STA)の使用制限付きライセンスも含まれています。STAライセンスでは、Siebelアプリケーションに対して機能テストや負荷テストを実行するためのテスト自動化ツールの使用はサポートされていません。

Siebel Diagnostic Tool (Siebel 8.0以降のSiebel Media Packに含まれるスタンドアロン・ユーティリティ)は、Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスに含まれています。このツールのすべての機能には、Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要です。

次の各項では、Application Management Suite for Siebelと、この製品に含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。

8.1.1 Application Management Suite for Siebelの機能

Application Management Suite for Siebelには次の機能が含まれています。

機能 説明
自動検出 Siebelコンポーネントを検出します。関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムおよびサービスのターゲットを作成します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
構成管理 構成パラメータを追跡し、構成スナップショットを取得して、構成を比較します。
イベント・ログ分析 関連するログ・ファイルを検索して、問題を迅速にトラブルシューティングします。
管理コネクタ ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視および診断 リアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラートを受信します。ログ・ファイルを調査し、SARMデータを分析します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
Oracle HTTP Server Oracle HTTP Serverの状態を監視します。
Real Userの監視 エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。
サービス・レベルの管理 ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、Siebelアプリケーションを監視します。
ワークフロー・プロセスおよびポリシーの監視 業務処理への大きな支障となる前に、問題の最初の兆候を特定します。

8.1.2 Application Management Suite for SiebelでのReal User Monitoringのサポート

Application Management Suite for SiebelのReal User Monitoringには、Siebelアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションが用意されており、Siebelアプリケーションの検出およびネットワーク・オブジェクトのビジネス機能への変換が自動的に行われます。このため、ビジネス・トランザクションのビューをクリックすることで、リアルユーザー・トランザクションの測定と監視が可能になります。

各ユーザー・アクションは正しい画面、アプレットまたはビューと自動的に照合され、コンテキスト分析が行えます。この最新の分析ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やSiebelアプリケーションの問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定できます。

第7章「エンド・ユーザーの監視」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for Siebelライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、Siebel Smart Client (HI - 高い双方向性)、標準の双方向性(SI)、またはSiebelセルフサービス・アプリケーション用のADFフレームワークを使用して開発されたSiebelアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • Siebelアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

8.1.3 Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要なリンクへのアクセス

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Siebelのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
Siebelシステム・ターゲット・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Siebel」の順にクリックします。「表示」ドロップダウン・リストから「エンタープライズ」を選択します。このページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。
「Siebel Enterpriseの追加」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Siebel」の順にクリックします。「表示」ドロップダウン・リストから「エンタープライズ」を選択します。Siebelシステム・ターゲット・ページで、「Siebel Enterpriseの追加」をクリックします。このページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Siebel Enterpriseのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Siebel」の順にクリックします。「表示」ドロップダウン・リストから「エンタープライズ」を選択します。Siebelシステム・ターゲット・ページで、Siebel Enterpriseのリンクを選択します。このページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Siebel Serverのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Siebel」の順にクリックします。「表示」ドロップダウン・リストから「エンタープライズ」を選択します。Siebelシステム・ターゲット・ページで、Siebel Serverのリンクを選択します。このページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Siebel Enterpriseのリンク先ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページの「名前」列で、「Siebel Enterprise」タイプのシステムのリンクをクリックします。リンク先ページのコンテンツは、ライセンスを必要とします。
Siebelゲートウェイ・サーバーのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「アプリケーション」の下にある「Siebelゲートウェイ・サーバー」をクリックします。リンク先ページのコンテンツは、ライセンスを必要とします。
「Siebelコンポーネント」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「アプリケーション」の下にある「Siebelコンポーネント」をクリックします。リンク先ページのコンテンツは、ライセンスを必要とします。
「Siebelデータベース・リポジトリ」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「すべてのターゲット」の順にクリックします。「すべてのターゲット」ページで、「アプリケーション」の下にある「Siebelデータベース・リポジトリ 」をクリックします。リンク先ページのコンテンツは、ライセンスを必要とします。

8.1.4 Application Management Suite for Siebelでのサービス・レベル管理のサポート

Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスには、Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM)に関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、Siebelアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。Siebelに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。

8.1.4.1 ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLIは、使用するのにApplication Management Suite for Siebelのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

8.1.5 Application Management Suite for Siebelでの構成管理のサポート

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理する構成プロセスを自動化します。Oracle Application Management Suite for Siebelのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびSiebel固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Siebel Enterprise
  • Siebel Server

  • Siebel Component Group

  • Siebel Component

  • Siebel Required Component Group

  • Siebel Functional Component Group
  • Siebel Database Repository

  • Siebel Gateway Server

  • Siebel Application Service (HI)

  • Siebel Application Service (SI)


Application Management Suite for Siebelの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

次の各項で、Application Management Suite for Siebelで提供される構成管理のサポートについて説明します。

8.1.5.1 ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for Siebelは、前述したとおりオペレーティング・システム・ターゲットとSiebelアプリケーション・ターゲットの包括的な構成管理機能を提供します。

8.1.5.2 Siebel固有のライセンスが必要なリンクへのアクセス

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこの製品のライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、Siebel固有のターゲットに適用されます。つまり、該当するターゲットは、Siebel Enterprise、Siebel Server、Siebel Component Group、Siebel Component、Siebel Required Component Group、Siebel Functional Component Group、Siebel Database Repository、Siebel Gateway Server、Siebel Application Service (HI)およびSiebel Application Service (SI)です。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「すべてのターゲットのポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページの「すべてのターゲットのポリシー違反」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
ハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報 「エンタープライズ・サマリー」ページの「デプロイ・サマリー 」セクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「セキュリティ・ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページの「セキュリティ・ポリシー違反」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクションのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページの「構成」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「クライアント構成」セクションのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページの「クライアント構成」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」ページのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「ポリシー」の順にクリックします。「ポリシー違反」ページでは、Cloud Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在する、ホストの情報に関するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、ライセンスを必要とします。
「セキュリティ一覧」ホスト・リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「セキュリティ一覧」の順にクリックします。「セキュリティ一覧」ページにあるホストの情報に関するすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンクと「コンプライアンス・スコア(%) 」 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページにあるこれらのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクションのリンク、「ポリシー違反」セクションのリンク、「セキュリティ」セクションのリンク、「デプロイ」リンク、「メトリックとポリシー設定」リンク(関連リンク) 「ホスト」ページで、特定のホストをクリックして、そのホストのホームページを表示します。これらのリンクはライセンスを必要とします。
「構成」ページ 「ホスト」ページで、「構成」タブをクリックします。このページにあるすべての機能、リンクおよび情報は、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「構成の変更」、「ポリシー違反」、「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループを選択します。グループのホームページのこれらのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
ホストおよびオペレーティング・システムの「構成の検索」 グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。この機能はライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」列 グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。この列にあるすべてのリンクと情報は、ライセンスを必要とします。

8.1.5.3 Application Management Suite for Siebel構成管理のライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで「レポート」メニューをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

8.1.5.4 Application Management Suite for Siebel構成管理のライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Suite for Siebelの構成管理機能のライセンスが必要です。

ポリシー定義ビュー ポリシー関連付けビュー
mgmt$policies
mgmt$policy_parameters
mgmt$policy_violation_ctxt
mgmt$policy_viol_annotations
mgmt$policy_viol_notif_log
mgmt$target_policies
mgmt$target_policy_settings
mgmt$target_policy_eval_sum
mgmt$target_compliance_score

ポリシー違反ビュー 構成ビュー
mgmt$policy_violation_current
mgmt$policy_violation_history
mgmt$policy_violation_context
mgmt$db_tablespaces
mgmt$db_datafiles
mgmt$db_controlfiles

Oracleホーム・パッチ適用
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO
MGMT$CPF_HOMES_INFO
MGMT$CPF_PATCH_INFO
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM
MGMT$HOMES_AFFECTED
MGMT$PATCH_ADVISORIES
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET
MGMT$APPLIED_PATCHES
MGMT$APPLIED_PATCHSETS

Linuxパッチ適用
MGMT$HOSTPATCH_HOSTS
MGMT$HOSTPATCH_GROUPS
MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST
MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

セキュリティ・ビュー
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

クライアント構成ビュー
MGMT$CSA_COLLECTIONS
MGMT$CSA_FAILED
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS
MGMT$CSA_HOST_SW
MGMT$CSA_HOST_COOKIES
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM
MGMT$CSA_HOST_RULES
MGMT$CSA_HOST_CPUS
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS
MGMT$CSA_HOST_NICS
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6
MGMT$HW_NIC
MGMT$OS_COMPONENTS
MGMT$OS_FS_MOUNT
MGMT$OS_HW_SUMMARY
MGMT$OS_PATCHES
MGMT$OS_SUMMARY
MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET
MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF
MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS
MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES
MGMT$SOFTWARE_HOMES
MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES
MGMT$SOFTWARE_OTHERS
MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES
MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

8.1.6 Application Management Suite for SiebelでのOracle HTTP Serverのサポート

次のページは、Siebelアプリケーションのフロント・エンドであるOracle HTTP Serverに対してのみ使用できます。他の用途で使用されるOracle HTTP Serverを管理するには、Oracle Middleware Management Packのフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

  • Oracle HTTP Serverのホームページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、Application Management Suite for Siebelのライセンスを必要とします。

8.2 Application Management Pack for Fusion Applications

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、Fusion Application環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Pack for Fusion Applicationsの機能は、次の4つのカテゴリに分類されます。

  • 検出と監視

  • アプリケーション・パフォーマンス管理

  • ミドルウェア管理

  • 技術構成管理

  • ライフ・サイクルの自動化

Fusion Applications Control (Fusion Applicationsに含まれるスタンドアロン・ユーティリティ)は、Oracle Application Management Pack for Fusion Applicationsのライセンスに含まれています。このツールのすべての機能には、Oracle Application Management Pack for Fusion Applicationsのライセンスが必要です。

次の各項では、Application Management Pack for Fusion Applicationsと、この製品に含まれるサービス・レベル管理によって提供される機能およびリンクについて説明します。

8.2.1 Application Management Pack for Fusion Applicationsの機能

Application Management Pack for Fusion Applicationsには次の機能が含まれています。

機能 説明
自動検出 Fusionアプリケーションおよびその基礎となるFusion Middlewareトポロジを検出します。関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムおよびサービスのターゲットを作成します。
バックアップとリカバリ Fusionアプリケーションと関連するデータベース構成のバックアップを作成します。バックアップから構成をリストアします。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
変更アクティビティ計画 データ・センター全体での変更アクティビティを計画し、リアルタイムに追跡し、実行する機能を提供します。アクティビティには、PSUパッチのロールアウト、データベースのExadataへの統合などがあります。
構成管理 構成パラメータを追跡し、構成スナップショットを取得して、構成を比較します。
Java診断 JVMレベルにおけるJavaの問題の包括的な診断。
ログ分析 関連するログ・ファイルを検索して、問題を迅速にトラブルシューティングします。
管理コネクタ ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視 Fusion ApplicationとFusion Middlewareターゲットについてリアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラートを受信します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
問題のフロー分析 Fusionアプリケーションのインシデントの根本原因を診断して特定します。
スケール・アウト 既存のインスタンスからFusion Applicationsインスタンスを作成し、既存のWebLogicクラスタにWebLogicサーバーを追加します。
サービス・レベルの管理 ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、Fusionアプリケーションを監視します。
サポート・ワークベンチ Fusionアプリケーション固有の診断インシデントを監視して分析し、その分析情報をMy Oracle Support (MOS)の統合を利用してOracleサポートに送信します。
トポロジ・ビューア 構成およびランタイム・ルーティングの観点から、Fusionアプリケーションのデプロイメントをグラフィックで表示します。様々なFusionアプリケーション・ターゲットの状態に関する概要情報も表示されます。

8.2.2 Application Management Pack for Oracle Fusion Applicationsのライセンスが必要なリンクへのアクセス

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Pack for Oracle Fusion Applicationsのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「Fusionインスタンス」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Fusion Applications」の順にクリックします。このページおよびこのページにあるすべての関連リンクは、ライセンスを必要とします。
「Fusionインスタンスの追加」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Fusion Applications」の順にクリックします。「Fusionインスタンス」ページで、「Fusionインスタンスの追加」をクリックします。このページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Fusionインスタンスのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Fusion Applications」の順にクリックします。「Fusionインスタンス」ページで、Fusionインスタンスのリンクをクリックします。このページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Fusion製品ファミリのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Fusion Applications」の順にクリックします。「Fusionインスタンス」ページで、任意のFusionインスタンスを展開し、Fusion製品ファミリのいずれかのリンクをクリックします。このページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Fusion製品ホーム 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Fusion Applications」の順にクリックします。「Fusionインスタンス」ページで、任意のFusionインスタンスを展開し、Fusion製品のいずれかのリンクをクリックします。このページおよびホームページからアクセスできるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
変更アクティビティ計画 Enterprise Managerのホームページで、「Enterprise」メニュー、「構成」の順にクリックします。「変更アクティビティ計画」「マイ・タスク」の項目は、Application Management Pack for Fusion Applicationsのライセンスを必要とします。
ミドルウェア 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ミドルウェア」の順にクリックします。Fusionアプリケーションのデプロイメントに関連するすべてのOracle Fusion Middlewareリンクは、Application Management Pack for Fusion Applicationsのライセンスを必要とします。

8.2.3 Application Management Pack for Fusion Applicationsでのサービス・レベル管理のサポート

Oracle Application Management Pack for Fusion Applicationsのライセンスには、Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM)に関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、Fusionアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。

SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。

8.2.3.1 ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLI動詞は、使用するのにApplication Management Pack for Fusion Applicationsのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

emcli apply_template_tests
emcli create_service
emcli add_target

8.2.4 Application Management Pack for Fusion Applicationsでのミドルウェア管理のサポート

Application Management Pack for Fusion Applicationsには、第3章「Oracle Middleware Enterprise Management」に記載されているWebLogic Server Management Pack Enterprise EditionおよびSOA Management Pack Enterprise Editionの機能の多くが含まれています。

WebLogic Management Pack Enterprise EditionおよびSOA Management Pack Enterprise Editionのコンポーネントであるビジネス・トランザクションの監視(BTM)機能のライセンスは、このライセンスには含まれていません。Fusion Applicationsの管理にBTMを使用する場合、「Application Management Suite for Fusion Applications」を参照してください。

WebLogic Management Pack Enterprise EditionおよびSOA Management Pack Enterprise Editionの使用は、Fusion ApplicationsとFusion Applicationコンポーネントをホストまたは実行するターゲットの管理と監視に限られています。いずれかのパックを使用してその他のアプリケーションを監視する場合、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能とライセンスが必要なリンクの詳細は、第3章「Oracle Middleware Enterprise Management」を参照してください。

8.2.5 Application Management Pack for Fusion Applicationsでの構成管理のサポート

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理する構成プロセスを自動化します。Application Management Pack for Fusion Applicationsでは、技術関連の構成管理機能のみをサポートします。このライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびFusion固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Oracle Fusionインスタンス
  • Oracle Fusion製品ファミリ

  • Oracle Fusion製品

  • Oracle Fusion Cluster J2EEアプリケーション

  • Oracle Fusion J2EEアプリケーション

  • Oracle WebLogicクラスタ

  • Oracle WebLogic Server
  • Oracle HTTP Server

  • クラスタJ2EEアプリケーション

  • J2EEアプリケーション

  • Fusionデータベース・リポジトリ

  • Java仮想マシン


Application Management Pack for Fusion Applicationの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

次の各項で、Application Management Pack for Fusion Applicationsで提供される構成管理のサポートについて説明します。

8.2.5.1 ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Pack for Fusion Applicationsは、前述したとおりオペレーティング・システム・ターゲットとFusionアプリケーション・ターゲットの包括的な構成管理機能を提供します。

8.2.5.2 Fusion固有のライセンスが必要なリンクへのアクセス

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこの製品のライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、Fusion固有のターゲットに適用されます。つまり、該当するターゲットは、Fusionインスタンス、Fusion製品ファミリ、Fusion製品、FusionクラスタJ2EEアプリケーション、Fusion J2EEアプリケーション、Fusionデータベース・リポジトリ、WebLogicクラスタ、WebLogicサーバー、Java仮想マシン、クラスタJ2EEアプリケーションおよびJ2EEアプリケーションです。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「すべてのターゲットのポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページの「すべてのターゲットのポリシー違反」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
ハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報 「エンタープライズ・サマリー」ページの「デプロイ・サマリー 」セクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページの「デプロイ・サマリー 」セクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。「デプロイ・サマリー」セクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「セキュリティ・ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページの「セキュリティ・ポリシー違反」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクションのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページの「構成」にあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「クライアント構成」セクションのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページの「クライアント構成」セクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクションのリンク、「ポリシー違反」セクションのリンク、「セキュリティ」セクションのリンク、「デプロイ」リンク、「メトリックとポリシー設定」リンク(関連リンク) 「ホスト」ページで、特定のホストをクリックしてそのホストのホームページを表示します。これらのリンクはライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「セキュリティ一覧」ホスト・リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「セキュリティ一覧」の順にクリックします。「セキュリティ一覧」ページにあるホストの情報に関するすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンクと「コンプライアンス・スコア(%) 」 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページにあるこれらのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」ページ 「ホスト」ページで、「構成」タブをクリックします。このページにあるすべての機能、リンクおよび情報は、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」ページのリンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「ポリシー」の順にクリックします。「ポリシー違反」ページでは、Cloud Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在する、ホストの情報に関するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、ライセンスを必要とします。
「構成の変更」、「ポリシー違反」、「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループを選択します。グループのホームページのこれらのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
ホストおよびオペレーティング・システムの「構成の検索」 グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。この機能はライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」列 グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。この列にあるすべてのリンクと情報は、ライセンスを必要とします。

8.2.5.3 Application Management Pack for Fusion Applications構成管理のライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Pack for Fusion Applicationsの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Fusion Applicationsの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで「レポート」メニューをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

8.2.5.4 Application Management Pack for Fusion Applications構成管理のライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Pack for Fusion Applicationsの構成管理機能のライセンスが必要です。

ポリシー定義ビュー ポリシー関連付けビュー
mgmt$policies
mgmt$policy_parameters
mgmt$policy_violation_ctxt
mgmt$policy_viol_annotations
mgmt$policy_viol_notif_log
mgmt$target_policies
mgmt$target_policy_settings
mgmt$target_policy_eval_sum
mgmt$target_compliance_score

ポリシー違反ビュー 構成ビュー
mgmt$policy_violation_current
mgmt$policy_violation_history
mgmt$policy_violation_context
mgmt$db_tablespaces
mgmt$db_datafiles
mgmt$db_controlfiles

Oracleホーム・パッチ適用
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO
MGMT$CPF_HOMES_INFO
MGMT$CPF_PATCH_INFO
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM
MGMT$HOMES_AFFECTED
MGMT$PATCH_ADVISORIES
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET
MGMT$APPLIED_PATCHES
MGMT$APPLIED_PATCHSETS

Linuxパッチ適用
MGMT$HOSTPATCH_HOSTS
MGMT$HOSTPATCH_GROUPS
MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST
MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

セキュリティ・ビュー
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

クライアント構成ビュー
MGMT$CSA_COLLECTIONS
MGMT$CSA_FAILED
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS
MGMT$CSA_HOST_SW
MGMT$CSA_HOST_COOKIES
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM
MGMT$CSA_HOST_RULES
MGMT$CSA_HOST_CPUS
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS
MGMT$CSA_HOST_NICS
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6
MGMT$HW_NIC
MGMT$OS_COMPONENTS
MGMT$OS_FS_MOUNT
MGMT$OS_HW_SUMMARY
MGMT$OS_PATCHES
MGMT$OS_SUMMARY
MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET
MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF
MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS
MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES
MGMT$SOFTWARE_HOMES
MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES
MGMT$SOFTWARE_OTHERS
MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES
MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

8.3 Application Management Suite for Fusion Applications

Application Management Suite for Fusion Applications (Suite)は、高度なアプリケーション管理機能を提供するもので、Fusion Application環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Suite for Fusion Applicationsには次の機能があり、Oracle Fusion Applications環境でのみ使用できます。

  • Real User Experience Insight (RUEI)とOracle Fusionアプリケーション・アクセラレータ。

  • ビジネス・トランザクション管理。

  • 機能の構成管理。

8.3.1 Application Management Suite for Fusion ApplicationsでのReal User Experience Insightのサポート

Application Management Suite for Fusion ApplicationのReal User Monitoringには、Fusionアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションが用意されており、Fusionアプリケーションの検出およびネットワーク・オブジェクトのビジネス機能への変換が自動的に行われます。このため、ビジネス・トランザクションのビューをクリックすることで、リアルユーザー・トランザクションの測定と監視が可能になります。

各ユーザー・アクションは正しい画面、アプレットまたはビューと自動的に照合され、コンテキスト分析が行えます。この最新の分析ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やFusionアプリケーションの問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定できます。

第7章「エンド・ユーザーの監視」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for Fusion Applications licenseライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、Fusionアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

8.3.1.1 機能

  • Fusionアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

8.3.2 Application Management Suite for Fusion Applicationsでのビジネス・トランザクション監視のサポート

ビジネス・トランザクションの監視(BTM)機能を使用すれば、組織内のミッション・クリティカルなトランザクション・フローを監視、トラブルシューティング、レポートおよび管理できます。

ビジネス・アプリケーションの所有者および運用スタッフは、詳細なモデル化とコンポーネント・レベルでのパフォーマンス・メトリックへの直接ドリルダウンを通じて、SOAコンポジット、コンポーネント、サービスおよびバックエンドのJava EE実装を自動的に検出し、関連付けることができます。ビジネス・トランザクションとサービスの依存関係が自動的に検出され、メッセージ・フローがマッピングされます。個別および集約されたトランザクション実行の詳細を検索して表示できます。

ビジネス・コンテキストを提供して維持したまま組織のアプリケーション・インフラストラクチャを横断することで、開発者や運用スタッフは、Oracle Enterprise Managerを活用して、ビジネス成果の最大化に必要な高可用性と最大パフォーマンスの基準を満たすことができます。

Oracle Enterprise Managerを利用すると、アプリケーション開発チームとサポート・チームは次のことができます。

  • コンポーネント、トランザクション・フロー、サービスの依存性および関係を継続的に検出します。

  • 複数の層にわたるビジネス・トランザクションを監視します。

  • アプリケーション固有の知識やプログラミング経験に関係なく、最小限の手動作業でOracle SOA Suiteアプリケーションを管理します。

  • 依存関係を集約して表示するか、メソッド・レベルの相互作用までドリルダウンします。

  • 統合サービス・テストとコンポーネント実装の深い可視性を両方利用して、エンドポイント・パフォーマンスを監視します。

  • パフォーマンスの低い、または障害の発生したインスタンスに対してレポートを生成する組込み機能を使用して、単一インスタンスのトランザクション・パフォーマンスを検索および分析します。

  • SOA Suite固有の知識を利用して、関連する診断およびデータベース・メトリックにリンクします。

  • QA、ステージング、本番の各環境におけるSOAアプリケーション・パフォーマンスの問題の根本原因を迅速に分離して診断します。


注意:

このライセンス契約では、ビジネス・トランザクションの監視機能の使用制限付きライセンスが提供され、Fusionアプリケーションを監視する場合にのみ、BTMを使用できます。BTMを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

8.3.2.1 ビジネス・トランザクション管理のライセンス

SOA Management Pack Enterprise Editionには、次に示すビジネス・トランザクション管理機能が含まれ、これらはOracle Service BusおよびOracle SOA Suiteでのみ使用できます。

機能 説明
コンテキストで表示 SOAおよびOSBメトリックをドリルダウン・コンテキストで表示します。
例外管理 トランザクションのアラートおよび検索機能を提供し、複数のアプリケーション・コンポーネント全体にわたるトランザクション内の例外およびエラーを特定します。
トランザクション検出 複数のJVM、コンテナおよびプラットフォームにわたるコンポーネント全体を移動するトランザクションの検出、記録および関連付けを行います。
トランザクション・レベル合意 複数の相互作用コンポーネント全体にわたるトランザクション・レベル目標値(TLO)を提供します。

8.3.2.2 ビジネス・トランザクション管理の使用制限付きライセンス

Oracle Enterprise Managerのビジネス・トランザクション管理には、エンドポイントの監視という明確な用途で、Oracle Service Busとそのサブコンポーネントの使用制限付きライセンスが含まれ、プロキシ・サービスとビジネス・サービスをパススルー・モードでのみ作成できます。Oracle Service Busでは、ビジネス・トランザクション管理のオブザーバ・エージェントが単一インスタンスで構成され、プロキシ・フェイルオーバー用には別のOracle Service Busインスタンスが構成される場合があります。

8.3.3 Application Management Suite for Fusion Applicationsでの機能構成管理のサポート

機能構成管理では、Fusionアプリケーションの機能構成/設定データを取得してレポートするプロセスを自動化します。

Application Management Suite for Fusion Applicationの機能構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析。

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析。

  • 構成の検索。

  • 機能構成データのアドホックまたは定期的な取得とスナップショットの作成。

  • インスタンス間または一定期間のいずれかを対象とした複雑な比較操作の実行。

  • 構成設定のバージョニング。

  • サポータビリティと監査を目的とするコンプライアンス・チェックおよびヘルス・チェック機能。

  • ポリシー通知を含め、ポリシーを管理します。

  • 構成レポートの提供。

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供。

このライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびFusion固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Oracle Fusionインスタンス。

  • Oracle Fusion製品ファミリ。

  • Oracle Fusion製品。

  • Oracle Fusion Cluster J2EEアプリケーション。

  • Oracle Fusion J2EEアプリケーション。

8.3.3.1 ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for Fusion Applicationsは、前述したとおりオペレーティング・システム・ターゲットとFusionアプリケーション・ターゲットに対して包括的な構成管理機能を提供します。

8.3.4 Application Management Suite for Fusion Applicationsのライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for Fusion Applicationsの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Fusion Applicationsの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで「レポート」メニューをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

  • セキュリティ・ポリシー概要

8.4 Application Management Suite for Oracle E-Business Suite

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、Oracle E-Business Suite環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。

また、Change Management機能には、複数のOracle E-Business Suiteシステムにわたる変更を監視および編成する一元的なビューがあります。Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteには、実装またはメンテナンスの際にカスタマイズやパッチによって生じた変更を管理する機能があります。

次の各項では、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteと、この製品に含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要となるリンクの説明が含まれます。

8.4.1 Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの機能

Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteには次の機能が含まれています。

機能 説明
自動検出 複数のOracle E-Business Suiteコンポーネントを検出します。関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムを作成します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
変更承認のフレームワーク 変更管理要求と履歴データについて追跡と監査を行います。変更管理のメカニズムでは、Oracle E-Business Suiteインスタンスの構成またはコード変更につながる変更があった場合に、それに対する階層的な承認プロセスが行われます。
変更管理ダッシュボード Change Managementで多用される機能と、最近のアクティビティに関するサマリーに迅速にアクセスできます。
クローニング 単一のユーザー・インタフェースでクローニングを自動化することでデータベースやアプリケーションのクローニングを容易にし、クローニングしたイメージを作成および管理します。
同時処理ダッシュボード 現在のアクティビティも使用統計も含めて、システムにおける同時処理を完全に把握できます。関連するアクティビティで、同時マネージャと同時プログラムも監視します。
構成管理 構成パラメータを追跡し、構成スナップショットを取得して、構成を比較します。NLSパッチを検索し、比較します。
カスタマイズ・マネージャ パッケージ化、公開、デプロイ、単一のOracle E-Business Suiteインスタンスまたは複数のOracle E-Business Suiteインスタンスへのカスタマイズの移行を自動化します。
カスタマイズの検出とレポート 特定のOracle E-Business Suite環境内のカスタマイズのインベントリを表示し、それに関するレポートを生成します。カスタマイズは、特定のOracle E-Business Suiteモジュール別、およびカスタマイズ・タイプ別に編成されます。カスタマイズのこのインベントリは、Oracle E-Business Suiteのアップグレードの計画プロセスで役立ちます。
インスタンス管理 簡易的なユーザー・インタフェースを使用して、アプリケーション・サービス、アプリケーション・ノードおよび管理対象サーバーを追加または削除(スケール・インまたはスケール・アウト)します。
監視および診断 リアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラート通知を受信します。JVMの統計にアクセスします。Oracle Applications Manager統合を通じてE-Business Suiteの診断を実行します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視 Fusion ApplicationとFusion Middlewareターゲットについてリアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラートを受信します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
パッチ・マネージャ 単一または複数のOracle E-Business Suiteインスタンスに、単一のコンソールからパッチを手動または自動でダウンロードし、デプロイします。
Real Userの監視 エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。
サービス・レベルの管理 ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、Oracle E-Business Suiteアプリケーションを監視します。
ユーザー監視 同時プログラムの要求、Formsセッション、およびOracle Application Frameworkについてデータベース・セッションでパフォーマンス問題を監視します。

8.4.2 Application Management Suite for Oracle E-Business SuiteでのReal User Monitoringのサポート

Application Management Suite for Oracle E-Business SuiteのReal User監視は、サポートされている各Oracleアーキテクチャで使用できるオプションのパッケージです。インストールすると、Oracle Real User Experience Insightが自動的にすべての「E-Business Suite」ページを認識します。Oracle Real User Experience Insightの自己検出機能によって、カスタマイズのレベルやインストールされているコンポーネント、サイズにかかわらず、アプリケーションの監視が可能になります。また、Oracle Real User Experience InsightはE-Business Suite固有のテンプレートを使用して選択的に重要なユーザー・イベントを記録しており、そこから対応可能な洞察が得られ、レポートの監視品質が最大限になります。

第7章「エンド・ユーザーの監視」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、Oracle FormsまたはOA Frameworkを使用して開発されたOracle E-Business Suiteアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • OAおよびJTTフレームワークと、Oracle Formsアプリケーションで実行されているOracle E-Business Suiteモジュールを自動的に検出します。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション・マネージャがクリティカルなパッケージ・アプリケーションにキー・パフォーマンス・インジケータ(KPI)を設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

8.4.3 Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要なリンクへのアクセス

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
Oracle E-Business Suiteの全システム・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Oracle E-Business Suite」の順にクリックします。このページはライセンスを必要とします。
すべてのOracle E-Business Suiteターゲット・ページを追加 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Oracle E-Business Suite」の順にクリックします。Oracle E-Business Suiteの全システム・ページで、「追加」をクリックします。このページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
Oracle E-Business Suiteのホームページ、「モニタリング」ページ、「トポロジ」ページ、「Oracle Application Manager」、「ユーザー監視」、「サービスの起動と停止」、「サービス・レベル・レポート」、「E-Business Suiteダッシュボード」、「構成」および「コンプライアンス」 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Oracle E-Business Suite」の順にクリックします。Oracle E-Business Suiteの全システム・ページで、Oracle E-Business Suiteシステムのリンクを選択し、Oracle E-Business Suite Systemシステムのホームページにドリルダウンします。これらのページおよびE-Business Suiteシステムを構成するターゲットをドリルダウンして表示されるすべてのページは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページの「名前」列で、「Oracle E-Business Suiteシステム」タイプのシステムのリンクをクリックします。これらのページおよびE-Business Suiteシステムを構成するターゲットをドリルダウンして表示されるすべてのページは、ライセンスを必要とします。

変更承認要求、パッチ・マネージャ、カスタマイズ・マネージャ Oracle E-Business Systemのページで、「変更の管理」のリンクをクリックします。「変更の管理」ページで、これらの項目へのサマリーとリンクはライセンスを必要とします。
Oracle E-Business Suiteノード・システムの「ホーム」、「グラフ」、「管理」、「コンポーネント」および「トポロジ」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページで、Oracle E-Business Suiteノード・システム・タイプのシステムの「名前」列をクリックします。これらのページはライセンスを必要とします。
Oracle E-Business Suiteシステムの「ホーム」、「グラフ」、「管理」、「コンポーネント」および「トポロジ」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページで、「Oracle E-Business Suiteシステム」タイプのシステムの「名前」列をクリックします。これらのページはライセンスを必要とします。

8.4.4 Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteでのサービス・レベル管理のサポート

Oracle Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスには、Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management (SLM)に関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、Oracle E-Business Suiteアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。Oracle E-Business Suiteに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。

8.4.4.1 コマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLIは、使用するのにApplication Management Suite for Oracle E-Business Suiteのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

8.4.5 Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteでの構成管理のサポート

構成管理機能は、ソフトウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびE-Business Suite固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • Oracle Concurrent Manager
  • Oracle E-Business Suite

  • Oracle E-Business Suiteのカスタム・オブジェクト定義

  • Oracle E-Business Suiteシステム
  • Oracle E-Business Suiteのパッチ情報構成

  • Oracle E-Business Suiteワークフロー


Application Management Suite for E-Business Suiteの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

  • ターゲットに対する構成変更のリストを表示する履歴

  • 構成データを手動でリフレッシュするリフレッシュ・オプション

8.4.5.1 ライセンスが必要なその他の構成管理機能

Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteには、Application Configuration Console (ACC)とConfiguration Change Console (CCC)の制限付きライセンスが含まれています。この2つのツールは、Oracle E-Business Suiteアプリケーションとオペレーティング・システムをターゲットとして、前述のような使用方法が可能です。ACCとCCCのライセンス情報は、第5章「その他のインフラストラクチャ管理」で、「Configuration Management Pack for Applications」「ライセンスが必要なその他の機能」項を参照してください。

8.4.5.2 E-Business Suite固有のライセンスが必要なリンクへのアクセス

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこのパックのライセンスが必要です。これらのページおよびリンクは、Enterprise Manager内の、Oracle E-Business Suite固有のソフトウェア・コンポーネントに適用されます。これらのコンポーネントには、前述のものが含まれています。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「すべてのターゲットのポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
Oracle E-Business Suiteの全ターゲット・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「Oracle Applications」の順にクリックします。Oracle E-Business Suiteの全システム・ページで、「追加」をクリックします。このページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
「デプロイ・サマリー」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページで、「管理」タブをクリックします。このセクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページのこのセクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

「クライアント構成」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「ポリシー」の順にクリックします。このページに関連付けられているリンクは、「違反」サブタブにグループ化されています。Cloud Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在する、ホストの情報に関するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。

セキュリティ一覧 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「コンプライアンス」メニュー、「セキュリティ一覧」の順にクリックします。ホストの情報に関連するすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンクと「コンプライアンス・スコア(%) 」 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページにあるこれらのリンクは、ライセンスを必要とします。
「セキュリティ」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「デプロイ」リンク、「メトリックとポリシー設定」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページの「関連リンク」の下にあるこれらのリンクは、ライセンスが必要です。
「構成」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「構成」メニューをクリックします。このページにあるすべての機能、リンクおよび情報は、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「構成の変更」、「ポリシー違反」、「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページのこれらのセクションは、ライセンスを必要とします。
構成の検索 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページで、「管理」タブをクリックします。この機能はライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」列 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページで、「メンバー」タブをクリックします。この列のすべてのリンクと情報は、ライセンスを必要とします。


注意:

「パッチ適用」と「クローニング」のセクションにある機能は、Provisioning and Patch Automation Packのライセンスを必要とします。エージェントのインストールにライセンスは必要ありません。セキュリティ・リンクは、Provisioning and Patch Automation Pack、Database Configuration Pack、Configuration Management Pack for Non-Oracle Systems、Applications Management Pack for Siebel、Application Management Suite for Oracle E-Business Suite、およびConfiguration Pack for Oracle Middlewareによって共有されます。

8.4.5.3 ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの構成管理機能の一部です。これらの各セクションにあるレポートはすべて、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの構成管理機能のライセンスを必要とします。「レポート定義」ページを表示するには、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで「レポート」タブをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

8.4.5.4 ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Suite for Oracle E-Business Suiteの構成管理機能のライセンスが必要です。

ポリシー定義ビュー ポリシー関連付けビュー
mgmt$policies
mgmt$policy_parameters
mgmt$policy_violation_ctxt
mgmt$policy_viol_annotations
mgmt$policy_viol_notif_log
mgmt$target_policies
mgmt$target_policy_settings
mgmt$target_policy_eval_sum
mgmt$target_compliance_score

ポリシー違反ビュー 構成ビュー
mgmt$policy_violation_current
mgmt$policy_violation_history
mgmt$policy_violation_context
mgmt$db_tablespaces
mgmt$db_datafiles
mgmt$db_controlfiles

Oracleホーム・パッチ適用
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO
MGMT$CPF_HOMES_INFO
MGMT$CPF_PATCH_INFO
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM
MGMT$HOMES_AFFECTED
MGMT$PATCH_ADVISORIES
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET
MGMT$APPLIED_PATCHES
MGMT$APPLIED_PATCHSETS

Linuxパッチ適用
MGMT$HOSTPATCH_HOSTS
MGMT$HOSTPATCH_GROUPS
MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST
MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

セキュリティ・ビュー
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

クライアント構成ビュー
MGMT$CSA_COLLECTIONS
MGMT$CSA_FAILED
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS
MGMT$CSA_HOST_SW
MGMT$CSA_HOST_COOKIES
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM
MGMT$CSA_HOST_RULES
MGMT$CSA_HOST_CPUS
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS
MGMT$CSA_HOST_NICS
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6
MGMT$HW_NIC
MGMT$OS_COMPONENTS
MGMT$OS_FS_MOUNT
MGMT$OS_HW_SUMMARY
MGMT$OS_PATCHES
MGMT$OS_SUMMARY
MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET
MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF
MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS
MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES
MGMT$SOFTWARE_HOMES
MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES
MGMT$SOFTWARE_OTHERS
MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES
MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

8.5 Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOne

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、JD Edwards EnterpriseOne環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneは、次の物理コンポーネントで構成されます。

  • JD Edwards EnterpriseOne Plug-in (Enterprise Manager Cloud Control 12cの組込み機能)。

  • Real User Experience Insight (RUEI)。

この管理スイートには、コアJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションに対して使用するためのRUEIの使用制限付きライセンスが含まれています。

次の各項では、Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneと、この製品に含まれるサービス・レベル管理によって提供される機能およびリンクについて説明します。

8.5.1 Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneの機能

Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneには次の機能が含まれています。

機能 説明
自動検出 JD Edwards EnterpriseOneコンポーネントを検出します。関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムおよびサービスのターゲットを作成します。
ブラックアウト ターゲットの監視を一時停止して、スケジュールされたメンテナンス期間に対応します。
構成管理 構成パラメータを追跡し、構成スナップショットを取得して、構成を比較します。
管理コネクタ ヘルプデスク(チケット)コネクタでは、Enterprise Managerで発生したインシデントに対してヘルプデスク・チケットを発行します。イベント・コネクタでは、イベント情報を他の管理システムと共有します。
メトリックおよびアラート/イベント履歴 メトリックとアラート/イベントの履歴、それに関連する詳細を表示します。
メトリック拡張 新しいメトリックを作成して、ユーザー環境に固有の状況を監視します。
監視および診断 リアルタイム・メトリック、履歴データおよびアラート通知を受信します。問題の根本原因の特定に関連する情報がないかログ・ファイルを調査します。
監視テンプレートとテンプレート・コレクション 監視テンプレートでは、ターゲットの監視設定をカプセル化し、後で複数のターゲットに適用できます。管理グループでテンプレート・コレクションを使用すれば、ターゲットをグループに追加する際、管理設定が自動的にデプロイされます。
通知 様々な通知メソッド(電子メール、カスタムOSスクリプトの実行、PL/SQLプロシージャ、SNMPトラップなど)、繰返し通知、インシデント・ルール・セットを使用した通知関連のアクション、管理者の通知スケジュールを定義および使用します。
Real Userの監視 エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。
サービス・レベルの管理 ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションを監視します。

8.5.2 Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneでのReal User Monitoringのサポート

Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneのReal User Monitoringには、JD Edwards EnterpriseOneに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションが自動的に検出され、ネットワーク・オブジェクトが管理可能なビジネス・サービスと機能に自動的に変換されます。

このアクセラレータでは、JD Edwards EnterpriseOneアプリケーション・コンポーネントのリアルユーザー監視がサポートされます。各ユーザー・アクションは、関連するJD Edwards EnterpriseOneノード、サイトまたはビューと自動的に照合され、詳細なコンテキスト分析が行えます。この監視ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションに固有の問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定し、使用状況を完全に把握したり、KPIイベントが発生した場合に自動的にアラートを受けたりできます。

第7章「ユーザー・エクスペリエンス管理」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneライセンスの一部として使用できます。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、JD Edwards EnterpriseOneのツール・セットを使用して開発されたJD Edwards EnterpriseOneアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

8.5.2.1 機能

  • JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

8.5.2.2 JD Edwards EnterpriseOneのライセンスが必要なリンクへのアクセス

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
すべてのJD Edwards EnterpriseOneシステム・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「JD Edwards EnterpriseOne」の順にクリックします。このページはライセンスを必要とします。
すべてのJD Edwards EnterpriseOneターゲットを追加・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「JD Edwards EnterpriseOne」の順にクリックします。「すべてのJD Edwards EnterpriseOneを追加」ページで、「追加」をクリックします。このページおよびその過程でそこから移動できるすべてのページは、ライセンスを必要とします。
JD Edwards EnterpriseOneシステムの「ホーム」、「パフォーマンス」、「管理」、「メンテナンス」、「診断」、「ユーザーの監視」および「トポロジ」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「JD Edwards EnterpriseOne」の順にクリックします。「すべてのJD Edwards EnterpriseOneシステム」ページで、JD Edwards EnterpriseOneシステムのリンクを選択し、JD Edwards EnterpriseOneシステムのホームページにドリルダウンします。これらのページおよびJD Edwards EnterpriseOneシステムを構成するターゲットをドリルダウンして表示されるすべてのページは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページの「名前」列で、「Oracle E-Business Suiteシステム」タイプのシステムのリンクをクリックします。これらのページおよびJD Edwards EnterpriseOneシステムを構成するターゲットをドリルダウンして表示されるすべてのページは、ライセンスを必要とします。

JD Edwards EnterpriseOneノード・システムの「ホーム」、「グラフ」、「管理」、「コンポーネント」および「トポロジ」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページの「名前」列で、Edwards EnterpriseOneノード・システム・タイプのシステムをクリックします。これらのページはライセンスを必要とします。
JD Edwards EnterpriseOneシステムの「ホーム」、「グラフ」、「管理」、「コンポーネント」、「トポロジ」および「レポート」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページの「名前」列で、JD Edwards EnterpriseOneシステム・タイプのシステムをクリックします。これらのページはライセンスを必要とします。

8.5.3 Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneでのサービス・レベル管理のサポート

Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneのライセンスには、Service Level Management (SLM) for JD Edwards EnterpriseOneに関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、JD Edwards EnterpriseOneアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。JD Edwards EnterpriseOneに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、包括的なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。

8.5.3.1 ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLIは、使用するのにApplication Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

emcli apply_template_tests
emcli create_service
emcli add_target

8.5.4 Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneでの構成管理のサポート

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびJD Edwards EnterpriseOne固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • JD Edwards EnterpriseOne HTMLサーバー

  • JD Edwards EnterpriseOneエンタープライズ・サーバー

  • JD Edwards EnterpriseOneビジネス・サービス・サーバー

  • JD Edwards EnterpriseOneサーバー・マネージャ

Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

8.5.4.1 JD Edwards EnterpriseOne固有のライセンスが必要なリンクへのアクセス

次に示すページおよびリンクは、使用するのにこのパックのライセンスが必要です。この制限は、Enterprise Manager内の、JD Edwards EnterpriseOne固有のターゲットに適用されます。つまり、該当するターゲットは、JD Edwards EnterpriseOne HTMLサーバー、JD Edwards EnterpriseOneエンタープライズ・サーバー、JD Edwards EnterpriseOneビジネス・サービス・サーバーおよびJD Edwards EnterpriseOneサーバー・マネージャです。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「すべてのターゲットのポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「デプロイ・サマリー」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページのこのセクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。このセクションのハードウェアおよびオペレーティング・システム関連の情報は、ライセンスを必要とします。

「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「構成」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「クライアント構成」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「デプロイ」メニューをクリックします。「デプロイ」ページのこのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「違反」サブタブ・ページ 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「コンプライアンス」メニュー、「ポリシー」の順にクリックします。「ポリシー違反」ページでは、Cloud Controlの「ポリシー違反」ページに存在する、またはこのページのリンク先に存在する、ホストの情報に関するすべてのリンク、ナビゲーションのサブタブおよび機能は、ライセンスを必要とします。
「セキュリティ一覧」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「コンプライアンス」メニュー、「セキュリティ一覧」の順にクリックします。ホストの情報に関連するすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンクと「コンプライアンス・スコア(%) 」 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページにあるこれらの項目は、ライセンスが必要です。
「構成」、「ポリシー違反」、「セキュリティ」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページのこれらのセクションにあるリンクは、ライセンスが必要です。
「デプロイ」リンク、「メトリックとポリシー設定」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページの「関連リンク」の下にあるこれらのリンクは、ライセンスが必要です。
「構成」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「ホスト」の順にクリックします。「ホスト」ページで、「構成」をクリックします。このページにあるすべての機能、リンクおよび情報は、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」リンク 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「システム」の順にクリックします。「システム」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。「グループ」ページのこのリンクは、ライセンスを必要とします。

「構成の変更」、「ポリシー違反」、「セキュリティ・ポリシー違反」セクション 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループのホームページのこれらのセクションにあるすべてのリンクは、ライセンスを必要とします。
構成の検索 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループのホームページで、「管理」タブをクリックします。ホストおよびオペレーティング・システムに対してこの機能を使用する場合は、ライセンスを必要とします。
「ポリシー違反」列 「エンタープライズ・サマリー」ページで、「ターゲット」メニュー、「グループ」の順にクリックします。グループのホームページで、「メンバー」タブをクリックします。この列のすべてのリンクと情報は、ライセンスを必要とします。

8.5.4.2 ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、使用するのにApplication Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneの構成管理機能のライセンスが必要です。これらの各セクションにあるすべてのレポートは、Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneの構成管理の機能です。「レポート定義」ページを表示するには、Cloud Controlホームページの「レポート」タブをクリックします。

  • 「デプロイおよび構成」のすべてのレポート

  • 監視レポート

    • アラートおよびポリシー違反

    • 無効化されたポリシー

  • セキュリティ・レポート

    • セキュリティ・ポリシー概要

8.5.4.3 ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューは、使用するのに、Application Management Suite for JD Edwards EnterpriseOneの構成管理機能のライセンスが必要です。

ポリシー定義ビュー ポリシー関連付けビュー
mgmt$policies
mgmt$policy_parameters
mgmt$policy_violation_ctxt
mgmt$policy_viol_annotations
mgmt$policy_viol_notif_log
mgmt$target_policies
mgmt$target_policy_settings
mgmt$target_policy_eval_sum
mgmt$target_compliance_score

ポリシー違反ビュー 構成ビュー
mgmt$policy_violation_current
mgmt$policy_violation_history
mgmt$policy_violation_context
mgmt$db_tablespaces
mgmt$db_datafiles
mgmt$db_controlfiles

Oracleホーム・パッチ適用
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO
MGMT$CPF_HOMES_INFO
MGMT$CPF_PATCH_INFO
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM
MGMT$HOMES_AFFECTED
MGMT$PATCH_ADVISORIES
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET
MGMT$APPLIED_PATCHES
MGMT$APPLIED_PATCHSETS

Linuxパッチ適用
MGMT$HOSTPATCH_HOSTS
MGMT$HOSTPATCH_GROUPS
MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST
MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

セキュリティ・ビュー
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

クライアント構成ビュー
MGMT$CSA_COLLECTIONS
MGMT$CSA_FAILED
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS
MGMT$CSA_HOST_SW
MGMT$CSA_HOST_COOKIES
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM
MGMT$CSA_HOST_RULES
MGMT$CSA_HOST_CPUS
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS
MGMT$CSA_HOST_NICS
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6
MGMT$HW_NIC
MGMT$OS_COMPONENTS
MGMT$OS_FS_MOUNT
MGMT$OS_HW_SUMMARY
MGMT$OS_PATCHES
MGMT$OS_SUMMARY
MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET
MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF
MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS
MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES
MGMT$SOFTWARE_HOMES
MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES
MGMT$SOFTWARE_OTHERS
MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES
MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

8.6 Application Management Suite for PeopleSoft Enterprise

この製品は、包括的なアプリケーション管理機能を提供するもので、PeopleSoft Enterprise環境の管理および監視を簡略化するために役立ちます。Application Management Suite for PeopleSoftは、Oracleの高機能で包括的な管理ソリューション上にPeopleSoft Enterpriseの管理および監視を構築することで、PeopleSoft Enterprise環境の管理コストと複雑さを大幅に軽減します。

Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseは、4つの物理コンポーネントで構成されます。

  • PeopleSoft Plug-in (Enterprise Manager 12c Cloud Controlの組込み機能)

  • Real User Experience Insight (RUEI)

この管理スイートには、コアPeopleSoftアプリケーションに対して使用するためのRUEIの使用制限付きライセンスが含まれています。

次の各項では、Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseと、このパックに含まれるサービス・レベル管理および構成管理の各ライセンスによって提供される機能およびリンクについて説明します。

8.6.1 Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseの機能

Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseには次の機能が含まれています。

機能 説明
自動検出
  • PeopleSoft Enterpriseコンポーネントを検出します。
  • 関連するすべてのインフラストラクチャ・コンポーネントを使用してシステムを作成します。

監視および診断
  • リアルタイム・メトリック、Tuxedoキュー、履歴データおよびアラート通知を受信します。
  • 問題の根本原因の特定に関連する情報がないかログ・ファイルを調査します。

構成管理 次の機能があります。
  • 構成パラメータの追跡。

  • 構成スナップショットの取得。

  • 構成の比較。

サービス・レベルの管理 ビーコン・トランザクションおよびサービス・ダッシュボードを使用して、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションを監視します。
管理
  • PeopleSoftコンポーネントを起動および停止します。
  • PeopleSoftドメインを定義します。

  • キャッシュをクリアします。

Real Userの監視 エンドユーザーがアプリケーションを使用する状況や実際のエクスペリエンスに関する、包括的な洞察を取得します。

8.6.2 Application Management Suite for PeopleSoft EnterpriseでのReal User Monitoringのサポート

Application Management Suite for PeopleSoft EnterpriseのReal User Monitoringには、PeopleSoftに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。PeopleSoftアプリケーションが自動的に検出され、ネットワーク・オブジェクトが管理可能なビジネス・サービスと機能に自動的に変換されます。これによって、すべてのビジネス・レベルのITオペレータおよびマネージャに、ビジネス・トランザクションのビューをクリックすることで、リアルユーザー・トランザクションを簡単に測定し監視できる手段を提供します。

このアクセラレータでは、PeopleSoftアプリケーション・コンポーネントのリアルユーザー監視がサポートされます。各ユーザー・アクションは、関連するPeopleSoftノード、サイトまたはビューと自動的に照合され、詳細なコンテキスト分析が行えます。この最新の分析ソリューションはすべての機能エラーを捕捉およびレポートし、エンドユーザーのパフォーマンスの問題やPeopleSoftアプリケーションの問題を検出します。アプリケーション管理者は、クリティカルなパッケージ・アプリケーションに主要業績評価指標(KPI)およびレポート・ビューを設定し、使用状況を完全に把握したり、KPIイベントが発生した場合に自動的にアラートを受けたりできます。

第7章「エンド・ユーザーの監視」に記述されているOracle Real User Experience Insightの機能はすべて、Application Management Suite for PeopleSoftライセンスを必要とします。ただし、Real User Experience Insightの制限付きライセンスでは、PeopleSoft Internet Architectureを使用して開発されたPeopleSoftアプリケーションを監視する場合のみ、RUEIを使用できます。Real User Experience Insightを使用してその他のアプリケーションを監視するユーザーは、製品のフルユース・ライセンスを取得する必要があります。

機能

  • PeopleSoftアプリケーションに対するリアルユーザー監視ソリューションがあらかじめ用意されています。

  • あらかじめ用意されているエラー・メッセージの翻訳とレポートをユーザーのウィンドウに表示します。

  • アプリケーション管理者がクリティカルなパッケージ・アプリケーションにKPIを設定できるようにします。

  • リアルユーザー・ビジネス・トランザクションの特定と監視を可能にします。

8.6.3 Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseのライセンスが必要なリンクへのアクセス

この項では、Enterprise Managerに含まれるリンクのうち、Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseのライセンスが必要となるリンクについて説明します。

ライセンスが必要なページ/リンク アクセス方法
「すべてのPeopleSoftターゲット」ページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。この「すべてのPeopleSoftターゲット」ページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
PeopleSoftターゲットのホームページ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「名前」列からPeopleSoftターゲットを選択します。

PeopleSoftターゲットのホームページで使用できる、またはこのページからリンクされたリンク、レポートおよび機能はすべて、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

監視
  • チャート

  • すべてのメトリック

  • メトリックと収集設定

  • メトリック収集エラー

  • ステータス履歴

  • インシデント・マネージャ

  • アラート履歴

  • ブラックアウト

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「監視」を選択します。ここにリストされたすべてのサブメニュー項目は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
ブラックアウトの作成/終了 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「制御」を選択し、次を選択します。
  • 「ブラックアウトの作成」。ブラックアウトの作成ウィザードは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

  • 「ブラックアウトの終了」。ブラックアウトの終了機能は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

ジョブ・アクティビティ 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「ジョブ・アクティビティ」を選択します。「ジョブ・アクティビティ」ページにあるすべての機能、リンクおよびレポートは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
メンバー
  • すべて表示

  • トポロジ

  • ダッシュボード

  • 操作

  • 履歴

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「メンバー」を選択します。ここにリストされたすべてのサブメニュー項目は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
Configuration
  • 最新収集

  • トポロジ

  • 検索

  • 比較

  • 比較ジョブ・アクティビティ

  • 履歴

  • 保存

  • 保存

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「構成」を選択します。ここにリストされたすべてのサブメニュー項目は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
コンプライアンス
  • 結果

  • 標準アソシエーション

  • リアルタイム監視

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「コンプライアンス」を選択します。ここにリストされたすべてのサブメニュー項目は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
ターゲット設定
  • 監視構成

  • 管理者アクセス

  • ターゲットの削除

  • グループに追加

  • プロパティ

「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「ターゲット設定」を選択します。ここにリストされたすべてのサブメニュー項目は、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。
ターゲット情報 「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「ターゲット情報」を選択します。「ターゲット情報」ポップアップは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

8.6.4 Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseでのサービス・レベル管理のサポート

Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスには、Service Level Management for PeopleSoft Enterpriseに関連付けられた機能も含まれています。これらのSLM機能は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションとともに使用され、かつCPUがライセンスを受けている場合にのみ使用を許可されます。PeopleSoft Enterpriseに適用する拡張機能からは使用できません。カスタム・フォーム、JSP、Java/J2EEコード、およびBPELを使用した統合は拡張機能に該当します。ただしこれらがすべてではありません。

SLMは、包括的なモニタリング・ソリューションであり、IT組織がビジネス・サービスにおいて高可用性と高パフォーマンスを確保し、最適化されたサービス・レベルを実現するために役立ちます。SLMは、エンドユーザー・ビジネス機能、アプリケーション、インフラストラクチャ・コンポーネントなどの各サービスについて、可用性とパフォーマンスをアクティブに監視し、それらをレポートします。リモート・ユーザーの場所(ビーコン)から実行されるサービス・テストや統合トランザクションを使用することにより、エンドユーザーの観点からサービスを監視したり、基礎となるITインフラストラクチャとの相関関係を監視できます。また、SLMでは、サービスの問題や障害がビジネスに対してどのような影響を与えるかを評価したり、サービス・レベルの目標が満たされているかどうかを確認することもできます。

詳細は、第7章「Enterprise Manager Cloud Control Service Level Management」を参照してください。

8.6.4.1 ライセンスが必要なコマンドライン・インタフェース(CLI)動詞

次のEnterprise Manager CLIには、使用するのにApplication Management Suite for PeopleSoftのサービス・レベル管理機能のライセンスが必要です。

  • emcli apply_template_tests

  • emcli create_service

  • emcli add_target

8.6.5 Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseでの構成管理のサポート

構成管理機能は、ホストのソフトウェアとハードウェアの構成やデプロイメントを管理するという、時間がかかるうえにエラーも発生しやすい構成プロセスを自動化します。Application Management Suite for PeopleSoft Enterpriseのライセンスに含まれる構成管理機能の具体的な機能としては、全システムに対する検索と比較、構成監視、ポリシー管理とコンプライアンス・サポート、セキュリティ構成スコアリングとダッシュボード、およびPeopleSoft固有のソフトウェア・コンポーネントを対象とした総合レポートなどがあります。レポートの対象コンポーネントは次のとおりです。

  • PeopleSoftシステム

  • PSアプリケーション・サーバー・データベース

  • PSアプリケーション・サーバー・ドメイン

  • PSプロセス・モニター

  • PSプロセス・スケジューラ・ドメイン

  • PS検索サーバー・ドメイン

  • PS Webサイト

  • PS PIA

Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能を使用して実行できることをまとめると次のようになります。

  • 構成の表示と分析

  • デプロイおよびインストール環境の表示と分析

  • 構成の検索

  • 構成の比較

  • ポリシーの管理(ポリシー通知など)

  • 構成レポートの提供

  • 構成データを格納または公開するリポジトリ表(ビュー)の提供

8.6.5.1 ライセンスが必要なレポート

次のレポートは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。「レポート」ページを表示するには、「エンタープライズ・サマリー」ホームページで、「ターゲット」メニュー、「PeopleSoft」の順にクリックします。「すべてのPeopleSoftターゲット」ページで、「名前」列からPeopleSoftターゲットを選択します。「PeopleSoft」のターゲット・メニューで、「情報パブリッシャ・レポート」を選択します。

  • 「機能およびLicense Packの使用状況」の下の「License Packの使用状況」

  • 監視レポート

    • 集約ターゲット

    • アラート

    • 可用性履歴

    • 可用性メトリック・レポート

8.6.5.2 ライセンスが必要なリポジトリ・ビュー

次のリポジトリ・ビューを使用するには、Application Management Suite for PeopleSoftの構成管理機能のライセンスが必要です。

ポリシー定義ビュー ポリシー関連付けビュー
mgmt$policies
mgmt$policy_parameters
mgmt$policy_violation_ctxt
mgmt$policy_viol_annotations
mgmt$policy_viol_notif_log
mgmt$target_policies
mgmt$target_policy_settings
mgmt$target_policy_eval_sum
mgmt$target_compliance_score

ポリシー違反ビュー 構成ビュー
mgmt$policy_violation_current
mgmt$policy_violation_history
mgmt$policy_violation_context
mgmt$db_tablespaces
mgmt$db_datafiles
mgmt$db_controlfiles

Oracleホーム・パッチ適用
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO
MGMT$CPF_HOMES_INFO
MGMT$CPF_PATCH_INFO
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM
MGMT$HOMES_AFFECTED
MGMT$PATCH_ADVISORIES
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET
MGMT$APPLIED_PATCHES
MGMT$APPLIED_PATCHSETS

Linuxパッチ適用
MGMT$HOSTPATCH_HOSTS
MGMT$HOSTPATCH_GROUPS
MGMT$HOSTPATCH_GRP_COMPL_HIST
MGMT$HOSTPATCH_HOST_COMPL

セキュリティ・ビュー
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT

クライアント構成ビュー
MGMT$CSA_COLLECTIONS
MGMT$CSA_FAILED
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS
MGMT$CSA_HOST_SW
MGMT$CSA_HOST_COOKIES
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM
MGMT$CSA_HOST_RULES
MGMT$CSA_HOST_CPUS
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS
MGMT$CSA_HOST_NICS
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY1
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY2
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY3
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY4
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY5
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY_KEY6
MGMT$HW_NIC
MGMT$OS_COMPONENTS
MGMT$OS_FS_MOUNT
MGMT$OS_HW_SUMMARY
MGMT$OS_PATCHES
MGMT$OS_SUMMARY
MGMT$SOFTWARE_COMP_PATCHSET
MGMT$SOFTWARE_COMPONENT_ONEOFF
MGMT$SOFTWARE_COMPONENTS
MGMT$SOFTWARE_DEPENDENCIES
MGMT$SOFTWARE_HOMES
MGMT$SOFTWARE_ONEOFF_PATCHES
MGMT$SOFTWARE_OTHERS
MGMT$SOFTWARE_PATCHES_IN_HOMES
MGMT$SOFTWARE_PATCHSETS

8.6.6 ライセンスが必要なJavaベースのPeopleSoftコンポーネント

PeopleSoft PIAベースのアプリケーションを実行するJavaベースのPeopleSoftサーバーに対しては、次に示すページのみを使用できます。ユーザーは、Oracle Middleware Management Packのフルユース・ライセンスを入手する必要があります。

  • Oracle JVM診断のすべてのページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。

  • WebLogic Serverのすべてのページは、Application Management Suite for PeopleSoftのライセンスを必要とします。