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Oracle Application Management Pack for Oracle E-Business Suiteガイド
リリース12.1.0.2.0
部品番号E52969-01
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Oracle E-Business Suiteの監視

ナビゲーションおよび概要

検出されると、Oracle E-Business Suiteインスタンスは、「システム管理」ページのOracle E-Business Suiteインスタンス・セクションに表示されます。インスタンスの名前をクリックすると、そのインスタンスのホームページに移動できます。

Oracle E-Business Suiteシステム

Oracle E-Business Suiteは、システムとして検出されます。システムのメンバーには、各ノードで実行されるすべてのノードとターゲットが含まれます。メンバーを確認するには、「ターゲット」メニューから「メンバー」、「すべて表示」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

Oracle E-Business Suiteのトポロジ

構成トポロジ・ビューアでは、Oracle E-Business Suiteが子ターゲットとともにビジュアルなレイアウトで示されます。構成トポロジ・ビューアにアクセスするには、「ターゲット」メニューから、「メンバー」、「トポロジ」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

サービスで障害が発生すると、根本原因分析によって示される障害の原因の可能性がある部分が、トポロジ・ビューでハイライトされます。「トポロジ」タブでは、サービスとシステム間の依存関係を参照できます。

このビューアで、次の操作が可能です。

メトリック

検出されると、メトリックはOracle E-Business Suiteシステムとその個々のメンバーに対して収集されます。すべてのターゲットに対して収集されたメトリックを確認するには、「ターゲット」メニューから、「監視」→「すべてのメトリック」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

メトリックのしきい値の設定

収集されたメトリックは事前定義の値と比較することで、クリティカルなしきい値または警告のしきい値を超えているかどうかを確認できます。しきい値を超えると、インシデントが生成されます。すべてのターゲットに対して定義されたしきい値を確認するには、「ターゲット」メニューから、「監視」、「メトリックと収集設定」の順に選択します。ここで、クリティカルまたは警告のしきい値を設定して、インシデントの生成に使用できます。メトリックの収集スケジュールの変更もできます。

インシデントの詳細は、「Oracle E-Business Suiteターゲットのインシデント」を参照してください。

図の説明は本文にあります。

Oracle E-Business Suiteシステムのホームページ

「一般」セクション

「一般」セクションでは、Oracle E-Business Suiteインスタンスに関する次の基本的な詳細が表示されます。

ステータス

可用性計算を構成するメンバー・ターゲットの可用性に基づいて計算されたOracle E-Business Suiteシステムのステータス。詳細は、「可用性計算の変更」を参照してください。

構成済コンポーネント

「稼働中」、「停止中」または「その他」の各ステータスのカテゴリに分類されたメンバー・ターゲットの数。ステータス・カテゴリをドリルダウンすると、現在そのカテゴリに分類されているターゲットを表示できます。

システム名

Oracle E-Business Suiteインスタンスの名前。

バージョン

Oracle E-Business Suiteインスタンスのバージョン。

インストールされた製品

Oracle E-Business Suiteシステムにインストールされた製品の数。Oracle Applications Managerをドリルダウンして詳細を表示できます。

新規内部システム・アラート

Oracle E-Business Suiteインスタンスで生成された新しいシステム・アラートの数。この数値をドリルダウンして、Oracle Applications Managerで詳細を表示できます。これらのシステム・アラートは、Oracle E-Business Suiteのアラート・インフラストラクチャで生成されることに注意してください。これらは、Oracle Enterprise Managerインシデントを補完するものです。

パッチ適用

過去24時間にシステムに適用されたパッチの数。ドリルダウンして、Oracle Applications Managerでパッチを表示できます。

変更されたサイト・レベル・プロファイル・オプション

過去24時間にシステムで変更されたサイト・レベル・プロファイル・オプションの数。ドリルダウンして、Oracle Applications Managerでサイト・レベル・プロファイル・オプションを表示できます。

編集されたコンテキスト・ファイル

過去24時間にシステムで変更されたAutoConfigコンテキスト・ファイルの数。ドリルダウンして、Oracle Applications Managerでコンテキスト・ファイルを表示できます。

監視ホスト

Oracle E-Business Suiteシステムを監視しているエージェントのホスト。これはデータベースを実行しているホストになります。

注意: 新規内部システム・アラート、パッチ・マネージャ、変更されたサイト・レベル・プロファイル・オプションおよび編集されたコンテキスト・ファイルの各メトリックは、Oracle Applications Managerダッシュボード収集コンカレント・プログラムによってOracle E-Business Suiteデータベースに定期的に集約される情報に基づいています。このプログラムは、Oracle Applications Managerの「プリファレンス」グローバル・リンクを通じて制御します。このプログラムがなんらかの理由でOracle E-Business Suiteシステムで無効になっている場合、これらのメトリックは更新されません。

可用性ステータス・グラフ

このセクションには、次の3つのグラフがあります。

図の説明は本文にあります。

サービス

Oracle E-Business Suiteおよびそのメンバー・ターゲットは、ユーザーに主な4つのサービスを提供します。これらには、次のものがあります。

これらのすべてのサービスは、Oracle E-Business Suiteターゲットの検出が正常に完了すると、Cloud Controlに登録されます。Oracle E-Business Suiteインスタンスのホームページの「サービス」セクションに、各サービスの詳細があります。各サービスには、クリティカル・コンポーネントのセットがあり、それがなければサービスは提供できません。次の表に各サービスのクリティカル・コンポーネントを示します。

サービスのクリティカル・コンポーネント
サービス クリティカル・コンポーネント
同時処理
  • 内部コンカレント・マネージャ

  • コンカレント・マネージャ

  • データベース

  • APPSリスナー

ワークフロー・サービス
  • 同時処理サービス

  • Oracle Workflowバックグラウンド・エンジン

  • Oracle Workflowエージェント・リスナー

  • Oracle Workflow通知メーラー

Formsアプリケーション・サービス
  • Formsサーバー(OC4J/WLS)

  • HTTPサーバー

  • データベース

セルフサービス・アプリケーション・サービス
  • OACOREサーバー(OC4J/WLS)

  • HTTPサーバー

  • データベース

サービスのパフォーマンス

サービスのクリティカル・コンポーネントから収集されたメトリックは、各サービスのパフォーマンスを評価するために使用されます。次の表に各サービスのパフォーマンス・メトリックを示します。

サービスのパフォーマンス・メトリック
サービス メトリック 説明
同時処理サービス 同時リクエスト成功率 正常に完了したリクエスト/時間
同時処理サービス 同時リクエスト・エラー率 失敗したリクエスト/時間
Formsサービス Formsレスポンス時間 Formsに対する平均レスポンス時間(ミリ秒単位)
Formsサービス Formsリクエスト/秒 Formsサーバーで処理されたリクエストの平均数/秒
Formsサービス HTTPサーバー・リクエスト・スループット HTTPサーバーで処理されたリクエストの平均数/秒
ワークフロー・サービス 保留中のエージェント・リスナー・イベント 保留中のエージェント・リスナー・イベントの数
ワークフロー・サービス 保留中のメーラー通知イベント 保留中のメーラー通知イベントの数
ワークフロー・サービス 保留中のメーラー通知 保留中のメーラー通知の数
セルフサービス・アプリケーション・サービス OACoreリクエスト/秒 OACOREサーバーで処理されたリクエストの平均数/秒
セルフサービス・アプリケーション・サービス HTTPサーバー・リクエスト・スループット HTTPサーバーで処理されたリクエストの平均数/秒

サービス別の使用状況

サービスのクリティカル・コンポーネントから収集されたメトリックは、各サービスで使用するリソースを評価するために使用されます。次の表に各サービスの使用状況メトリックを示します。

サービスの使用状況メトリック
サービス メトリック 説明
同時処理サービス 実行リクエスト/時間 実行したリクエスト数/時間
同時処理サービス アクティブ・サービス・プロセス 実行したアクティブ・サービス数/時間
Formsサービス FormsサーバーCPU使用率 Formsサーバーで使用されたCPUの割合
Formsサービス HTTPサーバーCPU使用率 HTTPサーバーで使用されたCPUの割合
Formsサービス(ソケット・モード) 合計メモリー使用量 Formsプロセスで使用された合計メモリーの割合
Formsサービス(ソケット・モード) 合計CPU使用量 Formsプロセスで使用されたCPUの割合
Formsサービス(ソケット・モード) Formsプロセス数 実行されているFormsプロセスの合計数
ワークフロー・サービス バックグラウンド・エンジンの遅延項目 バックグラウンド・エンジンで処理されていない遅延項目の数
セルフサービス・アプリケーション・サービス OACore CPU使用量 OACOREサーバーで使用されたCPUの割合
セルフサービス・アプリケーション・サービス HTTPサーバーCPU使用率 HTTPサーバーで使用されたCPUの割合

サービスのグラフ

前述のパフォーマンス・メトリックおよび使用状況メトリックに基づいたグラフを表示できます。各サービスのホームページに移動して、「グラフ」タブをクリックします。

図の説明は本文にあります。

サービスのインシデント

サービスのパフォーマンス・メトリックおよび使用状況を追跡するしきい値を設定できます。メトリックがしきい値を超えるとインシデントが生成されます。しきい値を設定するには、各サービスのホームページに移動して、「監視構成」タブをクリックします。リンク「パフォーマンス・メトリック」または「使用状況メトリック」をクリックします。各ページでパフォーマンス・メトリックおよび使用状況メトリックに対して警告およびクリティカルのしきい値を設定できます。

図の説明は本文にあります。

Oracle E-Business Suiteホームページの「サービス」セクションに、次の表に示す詳細が表示されます。

ホームページのサービス・ステータス情報
ステータス ステータスが稼働中か停止中かどうか
システム このサービスを提供しているOracle E-Business Suiteシステムのメンバー。
パフォーマンス・インシデント クリティカルまたは警告のパフォーマンス・インシデントの数。ドリルダウンして、インシデントの詳細を表示できます。
使用状況インシデント クリティカルまたは警告のパフォーマンス・インシデントの数。ドリルダウンして、インシデントの詳細を表示できます。
キー・コンポーネント・ステータス キー・コンポーネントのステータス。いずれかのキー・コンポーネントが停止中の場合、サービスは停止します。ここからドリルダウンできます。
キー・コンポーネント・インシデント サービスのキー・コンポーネントに対して生成されたインシデント(クリティカルおよび警告)。ここからドリルダウンできます。

サービス・ダッシュボード

Cloud Controlで提供されるサービス・ダッシュボード機能を拡張して、Oracle E-Business Suiteにすべてのサービス関連情報の概要を提供するサービス・ダッシュボードを設定できます。サービス・ダッシュボードには、「ターゲット」メニューからサービス・レベル・レポート→Oracle Applicationサービスの順に選択してアクセスできます。

図の説明は本文にあります。

ノードで実行しているターゲット

このセクションには、Oracle E-Business Suiteがデプロイされた各ノードで実行しているターゲットが表示されます。データはホストを最上位の親として、階層的に表示されます。ホストで実行しているノードは直接的な子として表示されます。各ノードで実行している個々のターゲットは各ノードの子として表示されます。Oracle E-Business Suiteインスタンスがオンライン・パッチ機能を提供している場合、実行エディション・ターゲットのみが表示されます。

図の説明は本文にあります。

Oracle E-Business Suiteの管理

サービスの開始と停止

「管理」メニューを使用して、各ノードで実行しているコンポーネントを開始または停止できます。「ターゲット」メニューから、「管理」→サービスの開始および停止の順に選択します。すべてのアプリケーション・ノードが、それらのノードで実行しているターゲットとともに表示されます。個々のターゲットまたはノードを選択して(つまり、そのノードで実行しているすべてのターゲットを選択して)、開始または停止できます。有効な任意のノードからICMを開始および停止できるため、ICMは特定のノードには表示されません。Oracle E-Business Suiteインスタンスがオンライン・パッチ機能を提供している場合、実行エディション・ターゲットのみが表示されます。

ジョブが送信され、サービスが開始または停止します。これらのジョブの詳細およびステータスは、Enterprise Managerの標準の「ジョブ」画面を通じて追跡できます。

図の説明は本文にあります。

サービスを開始および停止するために必要な権限

管理者は、ジョブを実行してコンポーネントを起動および停止するためのEM_ALL_ADMINISTRATORロールを持っている必要があります。また、管理者は、サービスを開始および停止するためのサービスの開始および停止権限を持っている必要があります。

これらの権限およびロールの詳細は、「Oracle E-Business Suiteを管理するための権限およびロール」を参照してください。

サービスを開始および停止するために設定する必要のある資格証明

優先資格証明の詳細は、「Oracle E-Business Suite優先資格証明の設定」を参照してください。

Oracle E-Business Suiteの構成

Oracle E-Business Suiteターゲットに対して収集された構成メトリックを確認して、Oracle E-Business Suiteインスタンスの構成に関する詳細を取得できます。「ターゲット」メニューから、「構成の選択」→「最新収集」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

すべてのメンバーの構成

Oracle E-Business Suiteの各メンバー・ターゲットの構成を確認するには、各ターゲットのホームページに移動して、前述のナビゲーション・パスに従います。この手順を実行しやすくするために、すべてのメンバーの構成ページでは手順が簡素化されています。1つの場所ですべてのメンバーの構成を確認するリンクがあります。Oracle E-Business Suiteの「ターゲット」メニューから、すべてのメンバーの構成を選択します。

図の説明は本文にあります。

このページで、ノード、ホスト、サービスなどにグループ化されたすべてのメンバー・ターゲットの最新の収集構成を確認するリンクを表示できます。コンテキスト変数の検索ボタンをクリックして、任意のコンテキスト変数を検索できます。また、適用済のパッチおよびパッチ・セット情報も検索できます。

構成の比較

Oracle E-Business Suiteターゲットの管理において、構成を比較することは非常に重要です。これには次の利点があります。

1つのOracle E-Business Suiteインスタンスの構成と別のインスタンスの構成、または異なる時刻に収集された同じOracle E-Business Suiteインスタンスの構成を比較できます。同様のことが、Oracle E-Business Suiteのすべてのメンバー・ターゲットにも適用されます。構成を比較するには、「ターゲット」メニューから「構成」→「比較」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

Oracle E-Business Suiteターゲットのインシデント

Oracle E-Business Suiteシステムのいずれかのメンバーが停止した場合、またはすべてのメトリックがそのしきい値を超えた場合、インシデントが生成されます。Oracle E-Business Suiteインスタンスのホームページの「インシデント」リージョンには、インスタンスに対して生成されたインシデントの概要が表示されます。重要度によってグループ化されたインシデント数を取得できます。また、可用性、パフォーマンス、セキュリティなどインシデントのタイプに基づいてインシデントをフィルタリングできます。インシデント・マネージャに移動する「サマリー」列をクリックして各インシデントの詳細にドリルダウンできます。ここで、イベントの詳細を確認できます。また、インシデントを追跡し管理することもできます。

Oracle E-Business Suiteのコンプライアンス標準

Oracle Enterprise Manager Compliance Managementソリューションには、コンプライアンス・フレームワークおよびコンプライアンス標準を定義、カスタマイズおよび管理する機能が用意されています。また、構成、セキュリティ、記憶域などの観点から企業のベスト・プラクティスに準拠するために、ターゲットおよびシステムを評価するツールもあります。

コンプライアンス評価によって、ターゲットがどの程度標準に準拠しているかなどを示すターゲットのスコアが生成されます。標準に対する違反は、クリティカル、警告またはマイナー警告として分類されます。

管理パックには、Oracle E-Business Suiteセキュリティのためのコンプライアンス標準のセットが含まれています。これは検出されるとすべてのOracle E-Business Suiteインスタンスに関連付けられます。評価は定期的に実行され、Oracle E-Business Suiteが安全な方法で構成されていることを確認します。

次の表に、コンプライアンス標準に関連付けられたコンプライアンス・ルールに同梱されたコンプライアンス標準の詳細を示します。

コンプライアンス標準
コンプライアンス標準 コンプライアンス標準にマッピングされたルール 重大度
プロファイルの設定 すべてのクリティカル・プロファイルが正しく設定されていることを確認します。 クリティカル
プロファイルの設定 他のプロファイルが正しく設定されているかを確認します。 警告
プロファイルの設定 欠落したプロファイルがないかを確認します。 クリティカル
デフォルト・パスワードの変更 デフォルト・パスワードを持つデータベース・ユーザーが存在しないか確認します。 クリティカル
デフォルト・パスワードの変更 デフォルト・パスワードを持つアプリケーション・ユーザーが存在しないか確認します。 クリティカル
セキュアなAPPLSYSPUB APPLSYSPUBアカウントに不要な権限がないか確認します。 警告
DBCファイルにセキュアなフラグを使用 サーバー・セキュリティが有効か確認します。 警告
パスワード・ハッシュに移行 ハッシュ・パスワードの設定が有効か確認します。 警告
アプリケーション層Secure Socket Layer (SSL)の有効化 Oracle E-Business SuiteがHTTPSに対して構成されているかを確認します。 警告
ModSecurityの実行 ModSecurityが有効か確認します。 警告
クレジット・カードの暗号化 クレジット・カード・データの暗号化を確認します。 警告
クレジット・カードの暗号化 補足的なクレジット・カード・データが暗号化されているか確認します。 警告
クレジット・カードの暗号化 強化ハッシングが有効かどうかを確認します。 警告

Oracle E-Business Suiteインスタンスのホームページの「コンプライアンス標準」リージョンに、インスタンスで実行した評価と違反数に関する詳細が表示されます。各標準をクリックして、ルールごとのより詳細な評価を確認できます。各標準には、その標準の違反に関する推奨される修正方法が表示されます。

注意: コンプライアンス標準は、管理パックの以前のリリースを使用して検出されたOracle E-Business Suiteインスタンスには設定されません。コンプライアンス標準を設定するには、インスタンスを再検出する必要があります。

現在のアクティビティの監視

アクティビティ・メトリックがOracle E-Business Suiteに対して収集されます。これらのメトリックは、Oracle E-Business Suiteインスタンスで実行している現在のアクティビティの詳細を提供します。「ターゲット」メニューから、「監視」、「すべてのメトリック」の順に選択します。「アクティビティ」のメトリックを展開します。サービス・プロセス、同時処理およびFormsの傾向を確認できます。

図の説明は本文にあります。

ユーザー・セッションの監視

ユーザーがOracle E-Business Suiteにログインすると、システムは一意のセッションIDまたはSIDで識別されるデータベースにセッションを作成します。これらすべてのユーザー・セッションは、APPSスキーマ資格証明を使用して作成されます。各データベース・セッションは、Oracle E-Business Suiteアプリケーション・ユーザーに関連付けられます。この機能により、監視およびトラブルシューティングを実行するためにデータベース・セッションと対応するアプリケーション・ユーザーをリンクさせることができます。Oracle E-Business Suiteユーザーがどのようにデータベース・セッションを開き、それが同時処理、Formsまたはセルフサービス・アプリケーションかどうかを特定できます。

この機能の診断テストの詳細は、「ユーザー監視の診断テスト」を参照してください。

必須の設定

次の設定は必須です。

OMSの設定

資格証明セットAppsUserCredsSetに「Oracle E-Business Suite」ターゲット・タイプの優先資格証明を設定します。Oracle E-Business Suiteユーザーのログイン資格証明を提供する必要があります。

優先資格証明の設定の詳細は、「Oracle E-Business Suite優先資格証明の設定」を参照してください。

Oracle E-Business Suiteの設定

上位セッション

このページには、APPSデータベース・ユーザーが起動するデータベース・セッションの4つの棒グラフが表示されます。

棒グラフに表示される詳細のレベルは、「プリファレンス」ページで設定されたプロパティによって制御されます。「プリファレンスの設定」を参照してください。

凡例からドリルダウンしてセッションの詳細を参照できます。Oracle E-Business Suiteのユーザー情報を使用できる場合、Oracle E-Business Suiteセッションの詳細が表示され、データベース・セッションの詳細にさらにドリルダウンできます。Oracle E-Business Suiteユーザー情報が使用できない場合(つまり、データベース・セッションがユーザーではなくバックグラウンド・プロセスで起動された場合)、データベース・セッションの詳細に直接ドリルダウンできます。

「上位セッション」ページにナビゲートするには、Oracle E-Business Suiteターゲットの「ターゲット」メニューから、ユーザー監視→「上位セッション」の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

ユーザー・セッションの検索

Oracle E-Business Suiteのユーザー・セッションを次の要素を使用して検索できます。

データベース・セッションID: データベース・セッションIDを指定して、コンカレント・プログラム、FormsまたはOracle Application Frameworkページで一致が検出された場合、データベース・セッションの詳細へのドリルダウン機能付きで詳細が表示されます。

Oracle E-Business Suiteユーザー名: この検索によって、ユーザーがアクセスしたアクティブなすべてのコンカレント・プログラム、FormsおよびOracle Application Frameworkページが表示されます。また、ドリルダウン機能付きで関連するデータベース・セッションIDも表示されます。

ユーザー・セッション検索にナビゲートするには、Oracle E-Business Suiteターゲットの「ターゲット」メニューから、ユーザー監視→E-Business Suiteユーザーの検索の順に選択します。

図の説明は本文にあります。

JVM使用率の監視

注意: この機能は、このリリースのOracle E-Business Suiteリリース12.2でサポートされません。

Oracle E-Business Suiteに固有のJVM使用率パラメータを監視できます。指定したOracle E-Business Suiteインスタンスがデプロイされた各OACore J2EEコンテナに関する次のパラメータを確認できます。

設定手順

リリース12システムの場合、各OACore OC4Jターゲットに対して監視構成を次のように設定していることを確認してください。

  1. Oracle E-Business Suiteインスタンスのホームページのノードで実行しているターゲット・セクションで、OACore OC4Jターゲットをクリックします。これにより、ターゲットのホームページに移動します。

  2. OACore OC4Jターゲットのホームページで、「ターゲット」メニューのターゲット設定の選択→「監視構成」の順に選択します。

  3. OACore OC4JのOC4J管理者のユーザー名とパスワードをそれぞれ「Basic認証用ユーザー名」および「Basic認証用パスワード」フィールドに入力します。

    注意: OC4J管理者のデフォルトのユーザー名はoc4jadminで、$INST_TOP/ora/10.1.3/j2ee/oacore/configディレクトリのsystem-jazn-data.xmlファイルで指定されています。oc4jadminのデフォルトのパスワードは、インストール中にランダム化された値に設定されており、次の例のようにリセットする必要があります。

    $INST_TOP/ora/10.1.3/j2ee/oacore/config/system-jazn-data.xmlファイルで、oc4jadminユーザーのcredentials要素の値を、!文字で始まる選択したパスワードに設定します。次に例を示します。

    <user>
    <name>oc4jadmin</name>
    <display-name>OC4J Administrator</display-name>
    <description>OC4J Administrator</description>
    <credentials>[new password]</credentials>
    </user>

    system-jazn-data.xmlを保存した後、OACore OC4Jを再起動します。この手順により、system-jazn-data.xmlの更新パスワードが暗号化されます。

  4. 「OK」をクリックして、情報を保存します。

リリース11iとリリース12の両方で、アプリケーション・サーバーのパスワードも設定されていることを確認します(Oracle Enterprise Managerでは、JVMターゲットのメトリック収集のためにこれらのパスワードが設定されている必要があるため)。

注意: 検出後にJVM使用率の監視を設定していない場合、メトリック収集エラーがターゲット・タイプoracle_apps_jvmに報告されます。前述の説明のように監視を設定するか、Applications JVM使用率を監視しない場合は、メトリック収集を無効にします。

メトリック収集を無効にするには、次のコマンドを実行します。

emcli modify_collection_schedule -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="LockedAOLJConn"
-collectionStatus="Disabled" -preview=N
emcli modify_collection_schedule -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="AMPoolCount"
-collectionStatus="Disabled" -preview=N
emcli modify_collection_schedule -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="CachedObjects"
-collectionStatus="Disabled" -preview=N

Oracle E-Business Suiteに関連付けられたoracle_apps_jvmターゲット名を見付けるには、「すべてのターゲット」ページに移動して、<ebs_instance_name>%oacore_jvm_1_appsを検索します。

メトリック収集を再度有効にする場合は、次のコマンドを実行します。

./emcli modify_collection_schedule -force -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="LockedAOLJConn"
-collectionStatus="Enabled" -preview=N -freqType="Minute" -freqValue="1"
./emcli modify_collection_schedule -force -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="AMPoolCount"
-collectionStatus="Enabled" -preview=N -freqType="Minute" -freqValue="1"
./emcli modify_collection_schedule -force -targetType="oracle_apps_jvm"
-targetNames="<targetName1>,<targetName2>" -collectionName="CachedObjects"
-collectionStatus="Enabled" -preview=N -freqType="Minute" -freqValue="1"

HTTPS/SSLターゲットの監視の構成

SSLで実行されているOracle E-Business Suite中間層を監視するようにCloud Controlを構成するには、各管理エージェントが認証局(CA)に対して中間層のSSL証明書を認証できる必要があります。

仮定される前提条件

Oracle E-Business Suiteに付属のHTTPサーバーがすでに構成され、SSLモードでの実行が確認されていること。

SSL証明書とその構成の基礎知識。

CA証明書の取得

  1. Microsoft Internet Explorerで、監視するWebサイトのHTTPS URLに接続します。

  2. セキュアなWebサイトに接続していることを示す、ブラウザ画面の下部にあるロック・アイコンをダブルクリックします。ブラウザには「証明書」ダイアログ・ボックスが表示され、このボックスには該当のWebサイトに使用される証明書が記述されます。他のブラウザでも、同様のメカニズムでWebサイトの証明書の詳細を表示できます。

  3. 「証明のパス」タブをクリックして、証明書のリストの最初のエントリを選択します。

  4. 「証明書の表示」をクリックして別の「証明書」ダイアログ・ボックスを表示します。

  5. 「証明書」ウィンドウで「詳細」タブをクリックします。

  6. 「ファイルへコピー」をクリックして、証明書マネージャ・エクスポート・ウィザードを表示します。

  7. 証明書マネージャ・エクスポート・ウィザードで、エクスポートする形式として「Base64 encoded X.509 (.CER)」を選択し、beacon_certificate.cerなどの簡単に認識できる名前で証明書をテキスト・ファイルに保存します。

  8. テキスト・エディタを使用して証明書ファイルを開きます。

管理エージェントへの証明書の追加

Oracle E-Business Suite中間層を監視する各管理エージェントには、次のようにCA証明書を追加する必要があります。

  1. ビーコン・ホストのエージェント・ホームの$AGENT_ORACLE_HOME/sysman/configディレクトリにあるb64InternetCertificate.txtファイルを見つけます(このファイルにはBase64証明書のリストが含まれます)。

  2. b64InternetCertificate.txtファイルを編集して、前述の手順でエクスポートした証明書ファイルの内容をファイルの末尾に追加します。このとき、BEGIN行とEND行を含む証明書のBase64テキストをすべて含めるように注意してください。

  3. 管理エージェントごとに繰り返します。

各管理エージェントの再起動

各管理エージェントを再起動する必要があります。

> $AGENT_ORACLE_HOME/bin/emctl stop agent
> $AGENT_ORACLE_HOME/bin/emctl start agent

Cloud Controlでは、即座に変更を取得できない場合があります。エージェントがメトリック収集を実行してそれらをOracle Management Server (OMS)にアップロードするまでに数分かかることがあります。Cloud Controlコンソールで、Oracle E-Business Suiteのホームページの右上にある(「ページ・リフレッシュ」タイムスタンプの近くの)「リフレッシュ」アイコンをクリックすると、更新された情報を取得できます。

Oracle E-Business Suite SSL証明書のOMSへのインポート

Oracle Application Management Pack for Oracle E-Business Suiteは、java.net.HttpURLConnectionを使用して、Oracle E-Business SuiteにデプロイされたRESTサービスを起動します。ユーザー監視および診断機能では、RESTサービスを使用します。Oracle E-Business SuiteインスタンスがSSL対応の場合、SSL証明書をOracle E-Business Suiteからエクスポートし、OMSを実行しているOracle WebLogic Server (WLS)の信頼キーストアにインポートする必要があります。この操作を行うには、次の手順を実行します。

  1. WebLogic Serverの信頼キーストアを見つけます。

  2. 次の手順を使用してWebLogic Server管理コンソールを開きます。

    1. Enterprise Manager Grid Controlの「すべてのターゲット」ページに移動します。

    2. ターゲット・タイプとして「Oracle WebLogic Server」を選択します。

    3. OMSを実行しているWebLogic Serverインスタンスを選択します。

    4. ターゲットのホームページに管理コンソールを開くためのリンクが表示されます。

  3. 管理コンソールで、「サーバー」を選択します。

  4. OMSを実行しているサーバーを選択します。

  5. 「構成」の下にある「キーストア」サブタブをクリックします。

  6. キーストアの場所を指し示すJava標準信頼キーストアを見つけます。

  7. keytoolユーティリティを使用して証明書をインポートするコマンドを実行します。WebLogic Serverに付属のJDKを使用します。

    JDK_HOME/bin/keytool -importcert -alias oracle_ebs_<ebs instance name> -trustcacerts -file <location of EBS SSL certificate> -keystore <location of key store> 

    パスワードの情報は、コマンドkeytoolに関するJava SEのドキュメントを参照してください。

  8. OMSを再起動します。

WebLogic ServerのIDおよび信頼を構成する方法の詳細は、Oracle Fusion MiddlewareマニュアルのOracle WebLogic Serverの保護を参照してください。

Oracle Forms 6iの注意事項

Oracle Forms構成がSSLで実行される場合でも、Cloud ControlでFormsを監視する追加構成は必要ありません。その理由は、サーバーとのSSL通信を必要としない、Formsサーバー・ステータスを決定するための別の方法が使用されるためです。

Oracle E-Business SuiteのためのSSLの再構成

Cloud ControlでOracle E-Business Suiteインスタンスの最初の検出後にSSLを実装したか、SSLを非アクティブ化した場合、新しいプロトコルで新しいURLを監視するようにCloud Controlを再構成する必要があります。これを行うには、次の2つの方法があります。

リリース11iのApacheターゲットの再構成

  1. Oracle Applicationsのターゲット・タブでリリース11iインスタンスを選択します。

  2. アプリケーション・ノード・ステータスで、SSL中間層に対応する「コンテキスト」リンクを展開します。

  3. Apacheターゲットを選択します(説明: Oracle Applications 11i用HTTPサーバー)。

  4. 「ターゲット」メニューから、「ターゲット設定」を選択し、次に「監視構成」を選択します。

  5. 必要に応じてプロトコルとポートを編集します。

  6. 「OK」をクリックします。

リリース12のアプリケーション・サーバーの再構成

  1. Oracle Applicationsのターゲット・タブでリリース12インスタンスを選択します。

  2. アプリケーション・ノード・ステータスで、SSL中間層に対応する「コンテキスト」リンクを展開します。

  3. 「Oracle Application Server」という説明のあるターゲットを選択します。

  4. (「アプリケーション・サーバー」というラベルのある)「ターゲット」メニューに移動し、「アプリケーションURLの変更」を選択します。

  5. 必要に応じて「アプリケーション・レスポンスを測定するためのURL」を編集します。

  6. 「OK」をクリックします。

参照

Oracle Applications Managerへのドリルダウン

Oracle E-Business Suiteプラグインから、各Oracle E-Business SuiteインスタンスのOracle Application Managerにドリルダウンできます。「ターゲット」メニューから、Oracle Applications Managerを選択します。

図の説明は本文にあります。

Oracle Applications Managerの次のセクションおよびサブセクションに移動できます。

同時処理ダッシュボード

同時処理ダッシュボードには、Oracle E-Business Suiteシステムの同時処理の詳細が表示されます。ダッシュボードには、システムの同時処理の全体図(現在のアクティビティと使用状況統計の両方)が含まれます。

同時処理ダッシュボードにナビゲートするには、Oracle E-Business Suiteターゲットの「ターゲット」メニューから、E-Businessダッシュボード→CPダッシュボードの順に選択します。

図の説明は本文にあります。

ユーザー定義のコンカレント・プログラムをOracle E-Business Suiteコンポジット・ターゲットにターゲットとして追加できます。その後、独自に指定したしきい値で、登録された個々のコンカレント・プログラムの関連アクティビティを監視できます。

また、ユーザー定義のコンカレント・マネージャをOracle E-Business Suiteコンポジット・ターゲットにターゲットとして追加できます。その後、独自に指定したしきい値で、登録された個々のコンカレント・マネージャの関連アクティビティを監視できます。

「概要」タブ

図の説明は本文にあります。

「一般」リージョンには、同時処理サービスのステータスがリストされます。

毎時完了済リクエスト・リージョンには、ステータス(「成功」、「警告」および「エラー」)別のリクエストの円グラフが表示されます。

「アクティビティ・サマリー」グラフには、次のステータスのアクティブ・リクエストが表示されます。

「コンポーネント」リージョンには、同時処理サービスのコンポーネントがリストされます。表には、コンポーネントごとに次の項目が表示されます。

「インシデント」リージョンには、最近起動されたインシデントのリストが、それぞれ次の情報付きでリストされます。

ダッシュボードの一番下には、「関連リンク」があります。

最初の3つのリンクは、リクエストおよびプロセスに関するメトリックを提供します。

最後の3つのリンクでは、Oracle E-Business SuiteインスタンスのOracle Applications Managerのページに移動できます。

「現在のアクティビティ」タブ

図の説明は本文にあります。

ステータス別の同時リクエスト・リージョンには、各ステータスのリクエストの数がリストされます。

ステータスの数をクリックすると、メトリックの傾向の詳細を確認できます。

毎時完了済リクエスト・リージョンには、過去1時間に完了した次のようなリクエストの統計がリストされます。

各統計の数をクリックすると、詳細を確認できます。

リクエスト別のコンカレント・マネージャには、指定したステータス(「実行中」または「保留中」)の状態にあるリクエストの数の順に、すべてのコンカレント・マネージャがリストされます。

「実行中」を選択すると、コンカレント・マネージャごとに次の項目が表示されます。

「保留中」を選択すると、コンカレント・マネージャごとに次の項目が表示されます。

上位同時リクエスト・リージョンには、「実行中」、「保留中」または「スケジュール済」の指定したステータスの上位10リクエストが表示されます。

上位アプリケーション・リージョンには、実行中のリクエストまたは保留中のリクエストの上位10アプリケーションが指定どおりにリストされます。

上位ユーザー・リージョンには、実行中のリクエストまたは保留中のリクエストの数に応じて上位10ユーザーが指定どおりにリストされます。

「使用状況」タブ

図の説明は本文にあります。

このタブには、一定期間におけるコンカレント・プログラムおよびマネージャの使用方法のサマリーが含まれます。

次のカテゴリに対応する上位10の同時リクエストがリストされます。

図の説明は本文にあります。

次のカテゴリの上位10アプリケーションがリストされます。

リクエスト数の降順で、リクエストの合計数別の上位10ユーザーもリストされます。

ユーザー定義ターゲット・タブ

図の説明は本文にあります。

監視するコンカレント・マネージャおよびプログラムをターゲットとして追加できます。このタブを使用してそれらのターゲットの詳細を取得し、別のカスタム・ターゲットを追加します。

コンカレント・プログラム

カスタム・コンカレント・プログラム・ターゲットに対して、次の列が表示されます。

「詳細」列の「表示」をクリックすると、特定のコンカレント・プログラム・ターゲットの次のメトリックが表示されます。(詳細は、「ターゲット」ホームページ→「すべてのメトリック」で参照できます。)

コンカレント・プログラムの下の「追加」ボタンを使用して、新しいプログラム・ターゲットを追加します。

コンカレント・マネージャ

コンカレント・マネージャ・ターゲットに対して、次の列が表示されます。

「詳細」列の「表示」をクリックすると、特定のコンカレント・マネージャ・ターゲットの次の項目が表示されます。

コンカレント・マネージャの下の「追加」ボタンを使用して、新しいマネージャ・ターゲットを追加します。

コンカレント・プログラム・ターゲットの追加

コンカレント・プログラムのアクティビティおよび使用状況に関するメトリックをシステムが収集できるように、コンカレント・プログラムのカスタム・ターゲットを追加できます。

注意: Internet Explorer 8を使用してカスタム・コンカレント・プログラム・ターゲットを追加することはできません。別のバージョンを使用するか、Mozilla Firefoxなどの別のブラウザを使用してください。

  1. コンカレント・プログラムのカスタム・ターゲットを追加するには、同時処理ダッシュボードのユーザー定義ターゲット・タブに移動し、コンカレント・プログラムの下の「追加」をクリックします。

    図の説明は本文にあります。

  2. 新しいターゲットに対して、次の項目を定義します。

    「基本プロパティ」リージョンには、次の項目の値がデフォルトで入力されています。これらの値は、メトリック収集のためにターゲットが資格証明として使用します。

  3. メトリック収集のため、複数のメトリックにしきい値を定義する必要があります。次のようにリクエストを分類するために使用するインスタンス・パラメータを定義します。

    リクエストは、「保留中」ステータスが長時間保留リクエストしきい値(分単位)より長い場合、長時間保留と呼ばれます。

    リクエストは、長時間実行リクエストしきい値(分単位)と、(1+0.1*長時間実行許容割合)*コンカレント・プログラムの平均実行時間を超えて実行された場合、長時間実行とみなされます。

  4. 終了したら、「追加」をクリックしてターゲットを追加します。

カスタム・コンカレント・プログラム・ターゲットのメトリック

カスタム・コンカレント・プログラム・ターゲットを追加したら、それを監視できます。これは、ユーザー定義ターゲット・タブにリストされます。名前のリンクをクリックすると、詳細を表示できます。

図の説明は本文にあります。

リンクの「詳細」の下にある「表示」リンクをクリックすると、次の項目にドリルダウンできます。

この場所から、「ターゲット」メニュー→「監視」→「すべてのメトリック」の順にナビゲートして、このターゲットに対して収集されたメトリックにアクセスできます。収集されるメトリックは次のとおりです。

収集されるメトリック

次のメトリックが収集されます。

基本情報

このページには次のメトリックがリストされます。

ステータス別の同時リクエスト

各ステータスのリクエスト番号がリストされます。

毎時完了済リクエスト

長時間保留リクエスト

長時間実行リクエスト

保留中のリクエスト

エラー付きで完了したリクエスト

警告付きで完了したリクエスト

実行中のリクエスト

コンカレント・マネージャ・ターゲットの追加

コンカレント・マネージャによって実行されるリクエストのアクティビティおよび使用状況に関するメトリックをシステムが収集できるように、コンカレント・マネージャのカスタム・ターゲットを追加できます。

  1. コンカレント・マネージャのカスタム・ターゲットを追加するには、同時処理ダッシュボード→ユーザー定義ターゲット・タブに移動し、コンカレント・マネージャの下の「追加」をクリックします。

    図の説明は本文にあります。

  2. 新しいターゲットに対して、次の項目を定義します。

    「基本プロパティ」リージョンには、次の項目の値がデフォルトで入力されています。これらの値は、メトリック収集のためにターゲットが資格証明として使用します。

  3. メトリック収集のため、次のようにリクエストを分類するために使用する3つのインスタンス・プロパティに値を指定する必要があります。

    リクエストは、「保留中」ステータスが長時間保留リクエストしきい値(分単位)より長い場合、長時間保留と呼ばれます。

    リクエストは、長時間実行リクエストしきい値(分単位)と、(1+0.1*長時間実行許容割合)*コンカレント・プログラムの平均実行時間を超えて実行された場合、長時間実行とみなされます。

    「ターゲット」ホームページの「監視構成」リンクをクリックしてこれらのプロパティを変更することもできます。

  4. 終了したら、「追加」をクリックしてターゲットを追加します。

カスタム・コンカレント・マネージャ・ターゲットの監視

カスタム・コンカレント・マネージャ・ターゲットを追加したら、それを監視できます。これは、ユーザー定義ターゲット・タブにリストされます。名前のリンクをクリックすると、詳細を表示できます。

図の説明は本文にあります。

この場所から、「ターゲット」メニュー→「監視」→「すべてのメトリック」の順にナビゲートして、このターゲットのメトリックを監視することもできます。

アクティブ・プロセス

保留中のリクエスト

実行中のリクエスト

同時処理のメトリック

図の説明は本文にあります。

この項では、「すべてのメトリック」ページで参照できる同時処理のメトリックをリストします。「ターゲット」メニュー→「監視」→「すべてのメトリック」の順に選択して、「すべてのメトリック」ページに移動します。

次のメトリックのタイプごとに、各レコードに対してリストされた詳細が表示されます。

アプリケーション別のアクティブ同時リクエスト

エラーが発生した実行別のアプリケーション

実行別のアプリケーション

保留中のリクエスト別のアプリケーション

実行中のリクエスト別のアプリケーション

平均実行時間別のプログラム

エラーが発生した実行別のプログラム

実行別のプログラム

合計実行時間別のプログラム

上位保留中リクエスト

上位実行中リクエスト

上位スケジュール済リクエスト

上位ユーザー(送信されたリクエスト)

保留中のリクエスト別のユーザー

実行中のリクエスト別のユーザー

メトリックおよびインシデント用の長時間実行リクエストおよび長時間保留リクエスト・パラメータの設定

Oracle Application Management Pack for Oracle E-Business Suiteでは、長時間実行リクエストと長時間保留リクエストのパラメータを定義できます。これを行うには、次の手順を実行します。

  1. 同時処理ダッシュボードで、カスタム・コンカレント・プログラムまたはコンカレント・マネージャ・ターゲットを追加します。

  2. カスタム・ターゲットでは、次のフィールドに値を入力します。

    前述の3つのパラメータは、長時間実行または長時間保留としてリクエストを分類するためのインスタンス・パラメータです。

    リクエストは、長時間保留しきい値(分単位)の値を超えて保留された場合、長時間保留とみなされます。

    リクエストは、長時間実行リクエストしきい値(分単位)の値と、(1 + 0.01*[長時間実行許容割合]*[コンカレント・プログラムの平均実行時間])を超えて実行された場合、長時間実行とみなされます。

  3. これらのパラメータを設定した後、「すべてのメトリック」ページに移動して、リストされているこれらのカテゴリを参照できます。「ターゲット」メニュー→「監視」→「すべてのメトリック」の順に選択して、「すべてのメトリック」ページに移動します。

    長時間保留リクエストでは、ドリルダウンを通じて次の詳細を参照できます。

    長時間実行リクエストでは、ドリルダウンを通じて次の項目を参照できます。

    長時間実行および長時間保留リクエストでは、ドリルダウンしてそれぞれの数を取得できます。

  4. 同じ「すべてのメトリック」ページで、「メトリックとポリシー設定」をクリックして、長時間保留および長時間実行リクエストのインシデントしきい値を編集できます。「表示」ドロップダウン・リストから「すべてのメトリック」の表示を選択し、長時間保留リクエストと長時間実行リクエストのインシデント数を設定します。