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Oracle Solaris の管理: IP サービス Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
13. DHCP コマンドと DHCP ファイル (リファレンス)
16. IP セキュリティーアーキテクチャー (リファレンス)
20. Oracle Solaris の IP フィルタ (概要)
DSR トポロジを使用して高可用性を実現するための ILB の構成方法
ハーフ NAT トポロジを使用して高可用性を実現するための ILB の構成方法
show-statistics サブコマンドを使用した統計情報の取得
ilbadm を使用して、サーバーグループ内の 1 つ以上のバックエンドサーバーを追加、削除、有効化、および無効化できます。定義の一覧については、「ILB の用語」を参照してください。
サーバー指定にはホスト名または IP アドレスを含める必要があり、任意でポートまたはポート範囲を含めることもできます。同一の IP アドレスを持つサーバーエントリは、1 つのサーバーグループ内で許可されません。
# ilbadm add-server -e -s server=192.168.89.1,192.168.89.2 ftpgroup # ilbadm add-server -e -s server=[2001:7::feed:6]:8080 sgrp
-e オプションによって、サーバーをグループに追加するだけでなくサーバーが有効になります。
注 - IPv6 アドレスは角括弧で囲まれている必要があります。
例 23-3 バックエンドサーバーをサーバーグループに追加する
次の例は、サーバーグループ ftpgroup および sgrp にサーバーを追加し、サーバーを有効にします。
# ilbadm add-server -e -s \ server=192.168.89.1,192.168.89.2 ftpgroup # ilbadm add-server -e -s server=[2001:7::feed:6]:8080 sgrp
# ilbadm remove-server -s server=_specgroup.0 specgroup
例 23-4 バックエンドサーバーをサーバーグループから削除する
次の例は、サーバー ID 10.1.1.2 を持つサーバーをサーバーグループ websg から削除します。
# ilbadm remove-server -s server=_specgroup.0 specgroup
次の事項に注意してください。
サーバーが NAT またはハーフ NAT 規則によって使用されている場合、サーバーを削除する前に disable-server サブコマンドを使用してサーバーを無効にしてください。サーバーが無効になると、サーバーは接続排出状態に入ります。すべての接続が排出されると、サーバーは remove-server サブコマンドを使用して削除できます。disable-server コマンドを発行したあと、NAT テーブルを定期的に確認して (show-nat コマンドを使用)、問題のサーバーにまだ接続が存在するかどうかを調べてください。すべての接続が排出されたら (サーバーが show-nat コマンド出力に表示されない)、サーバーは remove-server コマンドを使用して削除できます。
conn-drain タイムアウト値が設定されている場合、接続排出状態はタイムアウト期間が終了した時点で完了します。conn-drain タイムアウトのデフォルト値は 0 で、つまり接続が安全にシャットダウンされるまで待機し続けることを意味します。
注 - サーバーは複数のサーバーグループに属する場合、複数のサーバー ID を持つことができます。
# ilbadm enable-server server # ilbadm disable-server server
例 23-5 バックエンドサーバーを再有効化または無効化する
次の例で、サーバー ID websg.1 のサーバーは有効化され、その後無効化されます。
# ilbadm enable-server websg.1 # ilbadm disable-server websg.1