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マニュアルページセクション 1M: システム管理コマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- ディスクパーティションへのブートブロックのインストール
installboot [-F zfs|ufs|hsfs] bootblk raw-disk-device
boot(1M) プログラム ufsboot は、ディスクパーティションのブート領域に置かれているブートブロックプログラムによってディスクから読み込まれます。このプログラムはファイルシステムに固有で、ブートするディスク上のファイルシステムのタイプと一致している必要があります。
ブートオブジェクトはプラットフォームに依存し、/usr/platform/platform-name/lib/fs/file-system ディレクトリに置かれています。プラットフォーム名を調べるには、uname(1) の -i オプションを使用します。ファイルシステムタイプを調べるには、次を使用します。
% fstyp raw-disk-device
fstyp(1M) を参照してください。
installboot ユーティリティーは SPARC 専用のプログラムです。x86 アーキテクチャーではサポートされていません。x86 ユーザーは代わりに installgrub(1M) を使用してください。
次のオプションがサポートされています。
インストールするブートブロックのファイルシステムタイプを指定します。zfs または hsfs を指定する場合には必須です。デフォルトは ufs です。
ブートブロックコードの名前。
ブートブロックコードをインストールするディスクデバイスの名前。これは、読み書き可能な文字デバイスである必要があります。命名規約は、SCSI または IPI ドライブの場合は c?t ?d?s?、IDE ドライブの場合は c?d?s? です。
例 1 UFS ブートブロックのインストール
コマンドを実行するプラットフォームのコントローラ 1 のターゲット 0 のスライス 0 に ufs ブートブロックをインストールするには、次を使用します。
# installboot /usr/platform/`uname -i`/lib/fs/ufs/bootblk \ /dev/rdsk/c1t0d0s0
例 2 ZFS ブートブロックのインストール
コマンドを実行するプラットフォームのコントローラ 1 のターゲット 0 のスライス 0 に ZFS ブートブロックをインストールするには、次のような構文を使用します。
# installboot -F zfs /usr/platform/`uname -i`/lib/fs/zfs/bootblk \ /dev/rdsk/c1t1d0s0
ブートオブジェクトが置かれているディレクトリ。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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kmdb(1), od(1), uname(1), boot(1M), fstyp(1M), init(1M), kernel(1M), monitor(1M), reboot(1M), rpc.bootparamd(1M), init.d(4), attributes(5)
『Oracle Solaris 11 システムのインストール』
bootblk ファイルまたは openfirmware ファイルが存在しない場合、あるいは raw ディスクデバイスが文字デバイスでない場合、installboot ユーティリティーは失敗します。