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マニュアルページセクション 1M: システム管理コマンド Oracle Solaris 11 Information Library (日本語) |
- ディスクパーティションへの GRUB のインストール
/usr/sbin/installgrub [-fm] stage1 stage2 raw-device
installgrub コマンドは x86 専用のプログラムです。GRUB は GRand Unified Bootloader を表します。
installgrub は、GRUB のステージ 1 ファイルとステージ 2 ファイルを、特定のディスクパーティションのブート領域にインストールします。-m オプションが指定された場合、installgrub は、ステージ 1 ファイルをディスクのマスターブートセクターにインストールします。
installgrub コマンドで使用できるオプションは、次のとおりです。
マスターブートセクターの上書き時に対話を抑制します。
GRUB の stage1 を、マスターブートセクター上に対話的にインストールします。Solaris が拡張パーティションにインストールされている場合は、このオプションを使用する必要があります。
installgrub コマンドで使用できるオペランドは、次のとおりです。
GRUB のステージ 1 ファイルの名前。
GRUB のステージ 2 ファイルの名前。
GRUB コードのインストール先となるデバイスの名前。これは、読み書き可能な文字デバイスである必要があります。ディスクデバイスの場合、GRUB メニューファイルの格納先となるスライスを指定します。(Solaris の場合、これはルートスライスになる)。
例 1 ハードディスクスライスへの GRUB のインストール
次のコマンドは、ルートスライスが c0d0s0 であるようなシステム上に、GRUB をインストールします。
example# /usr/sbin/installgrub /boot/grub/stage1 \ /boot/grub/stage2 /dev/rdsk/c0d0s0
GRUB ファイルが存在しているディレクトリ。
属性についての詳細は、attributes(5) を参照してください。
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boot(1M), fdisk(1M), fmthard(1M), kernel(1M), attributes(5)
マスターブートセクター上に GRUB をインストールする (-m オプション) と、マシン上に現在インストールされているブートマネージャーが上書きされます。どの fdisk パーティションがアクティブになっているかにかかわらず、システムは常に Solaris パーティション内の GRUB をブートするようになります。