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Oracle Solaris Cluster 4.0 リリースノート Oracle Solaris Cluster 4.0 (日本語) |
Oracle Solaris Cluster 4.0 リリースノート
Oracle Solaris ZFS のデフォルトルートファイルシステム
HA for Oracle with Oracle Data Guard Replication
Oracle Solaris Cluster 4.0 ソフトウェアに含まれないもの
Oracle Clusterware が ora.asm リソースのすべての SID の作成に失敗する (12680224)
失敗した IP インタフェースの IP アドレスをローカルで使用できなくなる (7099852)
pkg:/system/resource-mgmt/resource-cap がインストールされておらず、capped-memory が構成されている場合に、ゾーンがブートしない (7087700)
Solaris ゾーンへの DID ディスクの追加で、ワイルドカード *dsk が受け入れられない (7081090)
Oracle Solaris Cluster Geographic Edition ソフトウェアの要件
x86: clzonecluster export コマンドが失敗する (7066586)
PxFS セカンダリサーバーの非大域ゾーンで chmod を使用して setuid を行うとエラーが返される (7020380)
チューニング不可の拡張プロパティーがある構成ファイルからリソースを作成できない (6971632)
Cluster.CCR: libpnm システムエラー: pnm プロキシ pnm_server.2.zonename を解決できませんでした (6942090)
/dev/rmt が指定されていないことが原因で、ポリシーが pathcount のときに誤った予約が使用される (6920996)
クラスタに負荷がかかっているときにデバイスフェンシングを無効にすると、予約の競合が発生する (6908466)
クラスタ構成からノードを削除すると、ノードパニックが発生することがある (6735924)
共通パターンで開始された UFS および ZFS の組み合わせにおいて、共有マウントポイントのマッチングが誤っている (7093237)
パッチ 145333-09 を適用したあとに「Oracle CRS のバージョンを判定できません」エラーが発生する (7090390)
スケーラブルなアプリケーションがゾーンクラスタ間で切り離されない (6911363)
clnas add コマンドまたは clnas remove コマンドを複数のノードで同時に実行すると問題が発生する可能性がある (6791618)
ノードがクラスタに構成される前に、cluster check が cacaoadm で Insufficient Data により失敗する (7104375)
以前にクラスタソフトウェアがインストールされていたブート環境にクラスタを構成したあとに、いくつかのクラスタサービスが欠落していることがある (7103721)
scinstall が IPMP グループをスタンバイインタフェースに作成しようとする (7095759)
コマンド clnode remove -F nodename が Solaris ボリュームマネージャーのデバイスグループからノード nodename を削除することに失敗する (6471834)
自動検出は各アダプタに対してインターコネクトパスを 1 つだけ検出するべきである (6299097)
Oracle Solaris Cluster 4.0 のドキュメントセット
HA for Zones Procedure をデータサービスドキュメントに移動
リリースの時点で、次の既知の問題およびバグが Oracle Solaris Cluster および Oracle Solaris Cluster Geographic Edition 4.0 ソフトウェアの動作に影響します。バグおよび問題は次のカテゴリに分類しています。
コードの修正が利用できるかどうかを確認するには、Oracle サポートサービスにお問い合わせください。
問題のサマリー: x86 マシンで次のコマンドが失敗することがあります。
# clzonecluster export zonename usage: export [-f output-file]
回避方法: 代わりに、次のコマンドを使用します。
# zonecfg -z zone-cluster-name export
問題のサマリー: 非大域ゾーンから実行された chmod コマンドが、クラスタファイルシステムで失敗することがあります。PxFS プライマリが配置されているノードの非大域ゾーンからの chmod 操作は成功しますが、PxFS セカンダリが配置されているノードの非大域ゾーンからは失敗します。例:
# chmod 4755 /global/oracle/test-file
回避方法: 次のいずれかを実行します。
クラスタファイルシステムにアクセスするすべてのグローバルクラスタノードで操作を行います。
クラスタファイルシステムへのループバックマウントがある PxFS プライマリノードで実行されるすべての非大域ゾーンで操作を行います。
エラーが発生した非大域ゾーンが実行されているグローバルクラスタノードに PxFS プライマリを切り替えます。
問題のサマリー: XML 構成ファイルを使用してリソースを作成する場合に、リソースにチューニング不可の拡張プロパティー (つまり、Tunable リソースプロパティー属性が None に設定されている) があると、コマンドがリソースの作成に失敗します。
回避方法: XML 構成ファイルを編集して、チューニング不可の拡張プロパティーをリソースから削除します。
問題のサマリー: solaris10 ブランド非大域ゾーンを Oracle Solaris Cluster ホストの排他的 IP と使用する場合、clnode status コマンドに -m または -v オプションを指定すると、/var/adm/messages ファイルに次のようなエラーが報告されます。
Cluster.CCR: [ID 544775 daemon.error] libpnm system error: Failed to resolve pnm proxy zonename
このエラーは、非大域ゾーンまたはクラスタの実行に影響しません。solaris10 ブランドゾーンがクラスタの制御下になくても、エラーは発生します。
この問題は、排他的 IP を持つ solaris10 ブランドゾーンのみで発生します。次の条件を満たしている場合、この問題は発生しません。
ゾーンが solaris ブランドで、排他的 IP を使用している。
ゾーンが solaris10 ブランドで、共有 IP を使用している。
ゾーンが solaris ブランドで、共有 IP を使用している。
回避方法: 回避方法はありません。このエラーメッセージは、非大域ゾーンまたはグローバルクラスタの実行に影響しません。
問題のサマリー: 新しいストレージデバイスをクラスタに追加し、3 つ以上の DID パスで構成した場合、cldevice populate コマンドを実行するノードがその PGR キーをデバイスに登録できないことがあります。
回避方法: すべてのクラスタノードで cldevice populate コマンドを実行するか、同じノードから cldevice populate コマンドを 2 回実行します。
一般的なサマリー: アクティブな入出力負荷がかかっている共有デバイスのフェンシングをオフにすると、そのデバイスに接続されているいずれかのノードで予約競合のパニックが発生することがあります。
回避方法: デバイスのフェンシングをオフにする前に、デバイスへの入出力を休止します。
問題のサマリー: クラスタ構成を 3 ノードクラスタから 2 ノードクラスタに変更した場合に、残りのノードの 1 つがクラスタを離れるか、クラスタ構成から削除されると、クラスタが完全に失われることがあります。
回避方法: 3 ノードクラスタ構成からノードを削除した直後に、残りのクラスタノードの 1 つで cldevice clear コマンドを実行します。
問題のサマリー: ZFS マウントポイントに対して NFS リソースが作成され、このマウントポイントのプレフィックスが vfstab ファイルの UFS ファイルシステムエントリと一致する場合、UFS ファイルシステムがそのノードにマウントされていないと、HA for NFS データサービスが検証に失敗します。
回避方法: ZFS ファイルシステムに関係する HAStoragePlus リソースがオンラインであるノードに UFS ファイルシステムをマウントします。これを行う必要があるのは、リソースを作成または更新している場合のみです。それ以外の場合は、リソースグループをオフラインまたはオンラインにする前に UFS ファイルシステムをマウントする必要があるという制約はなく、リソースグループを任意のノードに切り替えることができます。
問題のサマリー: su ユーザーが csh シェルを使用している場合、Oracle Solaris Cluster コードは Oracle CRS のバージョンを判別できません。
回避方法: ${CRS_HOME}/bin/srvctl を所有しているユーザーは、csh シェルを使用してはいけません。
問題のサマリー: HA for Oracle VM Server for SPARC データサービスの STOP_TIMEOUT 値が、ゲストドメインの移行を完了するためには低すぎます。
回避方法: STOP_TIMEOUT のデフォルト値を少なくとも 900 に増やすか、予期される移行時間間隔に 4 を掛けた値に増やします。
問題のサマリー: 異なるゾーンクラスタ内で実行されるように構成されたスケーラブルなアプリケーションが INADDR_ANY にバインドし、同じポートを使用する場合、異なるゾーンクラスタ内で実行されるこれらのアプリケーションのインスタンスをスケーラブルなサービスで識別することはできません。
回避方法: スケーラブルなアプリケーションは、ローカル IP アドレスとして INADDR_ANY にバインドするように構成しないでください。スケーラブルなアプリケーションは、別のスケーラブルなアプリケーションと競合しないポートにバインドするように構成します。
問題のサマリー: NAS デバイスを追加または削除するときに、clnas add コマンドまたは clnas remove コマンドを複数のノードで同時に実行すると、NAS 構成ファイルが破損する可能性があります。
回避方法: clnas add コマンドまたは clnas remove コマンドを実行するときは、一度に 1 つのノードで実行します。
問題のサマリー: cluster check コマンドは、ノード間の通信に共通エージェントコンテナ (CAC) サービスを使用するため、CAC が実行されている必要があります。ノードがクラスタのメンバーではなく、CAC サービスが実行されていない場合に、管理者がチェック S6979686 を実行すると、次のメッセージが表示されます。
Insufficient Data: 1; /usr/sbin/cacaoadm status: Unable to check SMF status
回避方法: このエラーは無視してもかまいません。オプション ignore the error and continue を選択して続行し、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをインストールします。
問題のサマリー: Oracle Solaris Cluster をアンインストールしてから再インストールし、同じブート環境で構成すると、クラスタは正常にブートされても、いくつかのクラスタサービスが欠落していることがあります。svcs -x コマンドを実行し、svc:/system/cluster で始まるサービスを確認します。
# svcs -x svc:/system/cluster/rgm-starter:default (Resource Group Manager Daemon) State: offline since Fri Oct 28 18:30:36 2011 Reason: Dependency svc:/system/cluster/rpc-fed:default is absent. See: http://sun.com/msg/SMF-8000-E2 Impact: 5 dependent services are not running. (Use -v for list.)
回避方法: 次のコマンドを使用して、欠落しているサービスを追加します。svc:/system/cluster/rpc-fed:default サービスの追加の例を次に示します。
# service=svc:/system/cluster/rpc-fed:default # svccfg -s ${service%:*} add ${service##*:} # svccfg -s ${service} addpg general framework # svccfg -s ${service} delcust -M # svcadm enable ${service}
その後、svcs -x コマンドを再実行して、欠落しているクラスタサービスがほかにないかどうかを確認します。
問題のサマリー: Oracle Solaris Cluster 構成を行う前に、クラスタノードにアクティブ-スタンバイ構成で作成された IPMP グループがある場合、Oracle Solaris Cluster の構成中に、scinstall コマンドが次のエラーメッセージで失敗します。
Configuring IP multipathing groups ...failed scinstall: Failed to retrieve the broadcast value for this adapter
スタンバイアダプタにブロードキャスト値がない場合、scinstall コマンドによって上記のエラーメッセージが出力され、グループの作成は先に進みません。ただし、scinstall コマンドは問題なく続行されます。
回避方法: 回避方法は不要であり、このメッセージは無視してもかまいません。
問題のサマリー: コマンド clnode remove -F nodename を使用してクラスタからノードを削除するときに、削除されるノードの無効なエントリが Solaris ボリュームマネージャーのデバイスグループに残ることがあります。
回避方法: clnode remove -F nodename コマンドを実行する前に、metaset コマンドを使用して、Solaris ボリュームマネージャーのデバイスグループからそのノードを削除します。
Solaris ボリュームマネージャーのデバイスグループからノードを削除する前に、clnode remove -F nodename コマンドを実行した場合は、アクティブなクラスタノードから metaset コマンドを実行して、Solaris ボリュームマネージャーのデバイスグループから無効なノードエントリを削除します。その後、clnode clear -F nodename コマンドを実行して、クラスタからそのノードのすべての痕跡を完全に削除します。
問題のサマリー: インターコネクトアダプタ間のネットワークハードウェアに冗長パスがある場合、scinstall ユーティリティーが、それらの間のインターコネクトパスの構成に失敗することがあります。
回避方法: 自動検出によって複数のインターコネクトパスが検出された場合は、各パスのアダプタのペアを手動で指定します。
問題のサマリー: netmasks ネームサービスで nis が有効になっている場合、論理ホスト名のフェイルオーバーのために、ネットワークからネットマスクを取得する必要があります。この getnetmaskbyaddr() への呼び出しは、CR 7051511 が原因でしばらくの間ハングアップしますが、リソースグループマネージャー (RGM) によってそのリソースが FAILED 状態にされるくらいに長い間ハングアップすることがあります。これは、正しいネットマスクエントリが /etc/netmasks ローカルファイルにあっても発生します。この問題は、マルチホームのクラスタ (複数のサブネットにあるクラスタノードなど) にのみ影響します。
回避方法: SMF サービスによって処理される /etc/nsswitch.conf ファイルを構成して、netmasks の検索に files のみを使用するようにします。
# /usr/sbin/svccfg -s svc:/system/name-service/switch setprop config/netmask = astring:\"files\" # /usr/sbin/svcadm refresh svc:/system/name-service/switch
問題のサマリー: 共有アドレスリソースによって使用されないサブセット上の IPMP グループに障害が発生したために、SUNW.SharedAddress リソースに依存するスケーラブルなリソースがオンラインになりません。クラスタノードの syslog に次のようなメッセージが出力されます。
Mar 22 12:37:51 schost1 SC SUNW.gds:5,Traffic_voip373,Scal_service_voip373,SSM_START: ID 639855 daemon.error IPMP group sc_ipmp1 has status DOWN. Assuming this node cannot respond to client requests.
回避方法: 障害が発生した IPMP グループを修復し、障害が発生したスケーラブルなリソースを再起動します。