手動モードの update サブコマンド
  手動モードの update コマンドでは、ファームウェアのイメージファイルを使用して 1 つのデバイスを更新できます。このコマンドの 1 回の実行につき、ファームウェアイメージとコンポーネントをそれぞれ 1 つだけ指定できます。
手動モードの update サブコマンドは、次のターゲットをサポートしています。
Note - Oracle Solaris 11 または SUSE Linux Enterprise Server 11 が動作しているサーバーでは、fwupdate を使用して Emulex ファイバチャネルコードを更新できません。
Note - Flash Accelerator F40 PCIe カードでは直接ディスクを更新できません。Flash Accelerator F40 PCIe カードの SSD は、一般的なファームウェアパッケージが PCIe カードに適用されている場合に更新されます。Flash Accelerator F40 PCIe カードの SSD デバイスに直接更新を適用しようとすると、エラーが発生します。
手動モードの update サブコマンドのオプションを次の表に示します。
| |  |  |  | 
|---|
 | –n | –-device_name | 更新するデバイスの名前。この名前はマッピングされた名前であり、fwupdate list コマンドを使用して取得できます。このオプションは、単一コンポーネントモードで必須ですが、XML ファイルで使用される場合はオプションです。 |  | –f | –-filename=filename | 必須のオプションです。必須のパラメータを使用して、適用するファームウェアイメージのファイル名を指定します。 |  | –r | –-reset | 更新の完了後にコンポーネントをリセットします。  |  | –d | –-dry-run | オプション。すべての入力を確認し、ファームウェアおよびコンポーネントで使用可能な予行演習の check コマンドを実行しますが、永続的な変更は行われません。 |  | –o | –-output=filename | 指定されたファイルにすべてのアクションのログを記録します。 |  | –q | –-quiet | 情報メッセージを出力せずに、エラーコードのみを返します。 |  | 該当なし | –-force | どのような状況でも検証エラーを無視して、更新を続行します。危険性があるため、推奨されていません。 | 
 | 
手動モードの update コマンドの例を次に示します。
fwupdate update disk-firmware -n c1d1 -f diskfirmware.file
Note - fwupdate の 1 回の実行につき、デバイスを 1 つだけ指定できます。更新が必要なすべてのデバイスに対して、個別に fwupdate コマンドを実行する必要があります。 
関連項目: