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Oracle Server CLI ツール ユーザーズガイド
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Document Information

このドキュメントの使用法

Oracle Server CLI ツールの概要

CLI ツールのコマンド構文および表記規則

biosconfig ツールの使用

ubiosconfig ツールの使用

fwupdate ツールの使用

fwupdate の概要

fwupdate コマンドの前提条件

ファームウェアのファイルのダウンロード

自動および手動の更新モード

ホストと ILOM の相互接続

fwupdate コマンドの概要

fwupdate コマンド行インタフェース

自動モードの fwupdate コマンド行インタフェース

手動モードの fwupdate コマンド行インタフェース

list サブコマンド

update サブコマンド

自動モードの update サブコマンド

手動モードの update サブコマンド

reset サブコマンド

fwupdate ネットワークベースのサービスプロセッサのオプション

fwupdate を使用して Oracle ILOM サービスプロセッサを更新する方法

実行のサマリー

raidconfig ツールの使用

ilomconfig ツールの使用

hwmgmtcli ツールの使用

zoningcli ツールの使用

Windows での ipmitool の使用

CLI ツールのエラーコード

索引

fwupdate を使用して Oracle ILOM サービスプロセッサを更新する方法

次の例では、fwupdate を使用して Oracle ILOM サービスプロセッサおよび新しいファームウェアがインストールされたシステム BIOS や OBP を更新する方法を示します。fwupdate を使用すると、ローカルのサービスプロセッサまたはリモートのサービスプロセッサを更新できます。ローカルの更新を使用する場合、fwupdate では使用可能な最速のローカルインタフェースが使用されます。ホストと ILOM の接続が使用可能な場合は、この最速の接続が使用され、それ以外の場合は KCS インタフェースが使用されます。


Caution - サーバーの機能が失われます。サービスプロセッサのファームウェアを正しく更新しなければ、サービスプロセッサが損傷する可能性があります。


Before You Begin

  1. サービスプロセッサおよびシステム BIOS ファームウェアに関する情報を表示するには、次のいずれかを実行します。
    • ローカルの Oracle ILOM サービスプロセッサおよびシステム BIOS ファームウェアに関する情報を表示するには、次のコマンドを入力します。

      fwupdate list sp_bios

    • ネットワーク接続を使用した Oracle ILOM サービスプロセッサおよびシステム BIOS ファームウェアに関する情報を表示するには、次のコマンドを入力します。

      fwupdate list sp_bios -H remote_ip -U ilom_user

      ここで、remote_ip はサービスプロセッサの IP アドレス、ilom_user はサービスプロセッサにログインする際のユーザー名です。

      プロンプトが表示されたら、Oracle ILOM のパスワードを入力します。

    ターゲットに関連する出力が表示されます。たとえば、上記のコマンドからの出力は次のようになります。

    ================================================
    SP + BIOS
    ==================================================
    ID      Product Name           ILOM Version     BIOS/OBP Version  XML Support
    -----------------------------------------------------------------------------
    sp_bios SUN FIRE X4270 SERVER  v3.0.12.0 r64525 07060223          N/A

    Note - SPARC システムで ILOM および OBP が更新されると、ホストが自動的にリブートします。silent-no-reboot オプションを付けると、シャットダウンを無効にすることができません。
  2. Oracle ILOM サービスプロセッサを更新するには、ローカルまたはリモートのオプションを選択します。
    • ローカル: ローカルの Oracle ILOM サービスプロセッサを更新するには、次の手順のいずれかを選択します。
      • metadata.xml ファイルが使用可能な場合は、このコマンドを入力して自動モードを使用します。

        fwupdate update sp_bios -x metadata.xml

        ここで、metadata.xml はメタデータファイルへのパスです。


        Note - x86 システムの場合、.xml ファイルのあとに –-silent-reboot コマンドを使用するとファームウェアの更新後にサーバーが自動的にリブートし、–-silent-no-reboot コマンドを使用するとサーバーがリブートしないようにすることもできます。
      • metadata.xml ファイルが使用できない場合は、このコマンドを入力して手動モードを使用します。

        fwupdate update sp-bios-firmware -n sp_bios -f sp-bios-fimware-package-file.pkg

        ここで、sp-bios-fimware-package-file.pkg はサーバーの Oracle ILOM サービスプロセッサに対応したファームウェアファイルへのパスです。

    • リモート: ネットワーク接続を使用して Oracle ILOM サービスプロセッサを更新するには、次のいずれかを実行します。
      • metadata.xml ファイルが使用可能な場合は、このコマンドを入力して自動モードを使用します。

        fwupdate update sp_bios -x metadata.xml -H remote_ip -U ilom_user

        ここで、metadata.xml はサーバーの Oracle ILOM サービスプロセッサに対応したメタデータファイルへのパスです。


        Note - x86 システムの場合、.xml ファイルのあとに –-silent-reboot コマンドを使用するとファームウェアの更新後にサーバーが自動的にリブートし、–-silent-no-reboot コマンドを使用するとサーバーがリブートしないようにすることもできます。
      • metadata.xml ファイルが使用できない場合は、このコマンドを入力して手動モードを使用します。

        fwupdate update sp-bios-firmware -n sp_bios -f sp-bios-fimware-package-file.pkg -H remote_ip -U ilom_user

        ここで、sp-bios-fimware-package-file.pkg はサーバーの Oracle ILOM サービスプロセッサに対応したファームウェアファイルへのパスです。

    Oracle ILOM サービスプロセッサが更新されます。

  3. ホストサーバーをリブートして、BIOS の更新を初期化します。
    • SPARC システムの場合: ホストが自動的にリブートします。
    • x86 システムの場合:
      • メタデータファイルが使用可能で、fwupdate コマンドで –-silent-reboot を使用した場合は、システムが自動的にリブートします。
      • メタデータファイルが使用可能で、システムが自動的にリブートしない場合は、次のプロンプトで y を入力します。

        Do you wish to automatically reboot now? [y/n]?

      • metadata.xml ファイルが使用できないか、メタデータファイルにリブート指示が含まれていない場合は、ホストサーバーを手動でリブートします。

See Also