fwupdate を使用すると、次のターゲットのファームウェアファイルを操作できます。
ディスクドライブ (回転式メディアおよびフラッシュドライブ)
Oracle ILOM サービスプロセッサおよび BIOS
HBA および組み込みストレージコントローラ、SAS1 および SAS2
LSI SAS エクスパンダデバイス、SAS1 および SAS2
Emulex および QLogic ファイバチャネルコントローラ
Mellanox InfiniBand コントローラ
fwupdate を使用すると、次を実行できます。
サーバーのデバイスに関するファームウェア情報を確認する
ファームウェアファイルの互換性をチェックする
自動 XML メタデータファイルを使用してデバイスのファームウェアを更新する
Raw ファームウェアファイルを使用してファームウェアを手動で更新する
ファームウェアの更新後にデバイスをリセットする方法を制御する
fwupdate コマンドを使用してデバイスのファームウェアを更新する前に、デバイスを休止する必要があります。
| Caution - システムがハングアップしたり、データが損失したりします。デバイスのファームウェアを更新する前に、デバイスが休止していることを確認してください。 | 
たとえば、ハードドライブ上のファームウェアを更新する場合は、次の操作を行います。
オペレーティングシステムがディスク (システムブートディスクなど) にアクセスしていないことを確認します。
アプリケーションがディスク (データベースアプリケーションなど) にアクセスしていないことを確認します。
システムでハードウェア RAID が使用されている場合は、RAID コントローラがディスク (アレイを再構築する場合や低下した状態である場合など) にアクセスしていないことを確認します。raidconfig を使用すると、アレイの状態をチェックできます。
http://support.oracle.com からファームウェアファイルをダウンロードします。
その製品で入手可能な最新のファームウェアパッケージを更新およびダウンロードする製品を検索します。
Oracle Hardware Management Pack 2.1 以降では、fwupdate ツールは自動モードと手動モードをサポートしています。
自動モードでは、プラットフォームファームウェアダウンロードにパッケージングされている XML メタデータファイルの情報を使用して、デバイスのファームウェアが更新されます。これは最適な方法です。
手動モードでは、ファームウェアを直接更新できます。このモードは、更新対象のデバイス用の XML メタデータファイルがない場合にのみ使用してください。
製品のドキュメントとリリースノートを参照して、XML メタデータファイルが提供されているかどうかを確認してください。製品のリリースノートには、アップグレードするデバイスに固有のアップグレード情報も記載されています。
Oracle Hardware Management Pack 2.2 以降では、fwupdate はホストと ILOM の相互接続をサポートしています。これにより、ファームウェア更新プロセスの時間を大幅に短縮できます。詳細は、Oracle Hardware Management Pack インストールガイド のホストと ILOM の相互接続の有効化を参照してください。