インターネット・コンピューティング・テクノロジでは、少なくとも2つの変革を経験しました。最初に来た技術面での波によって、企業内外の顧客に対し、製品やサービスに関する情報を公開できるようになりました。Webサイトが誕生し、世界中で急激に増加しました。現在のテクノロジは、Web 2.0と呼ばれる2つ目の変革により進歩しています。サービス指向アーキテクチャ(SOA)の普及に伴い、柔軟性が低いモノリシック・アプリケーションから、組織において急激に変化する要求に伴って急速に進歩する複合的なビジネス主導型ソリューションに変わりつつあります。Web 2.0テクノロジは、複数のアプリケーションにアクセスする必要性、およびビジネス・タスクのコンテキストでコンテンツやその他のリソースをこれらのアプリケーションに統合する必要性に対応しています。これは、アプリケーション開発とポータル・アーキテクチャの集中を表します。wiki、ブログ、タグ付け、リンク作成、ディスカッション、RSSといった動的なWebテクノロジにより、複雑な問題を解決するための共同作業のあり方が劇的に向上しました。

現在では、個々のWeb 2.0テクノロジの利点を作業環境に導入するこということは、一般的にユーザーが多くのアプリケーションやツールを巧みに使いこなして、仕事を完了する必要があることを意味します。これらのサービス間に何もつながりがない場合、ユーザーはそれらすべてがどのように関連しているかを覚える必要があります。ユーザーは、すべてを1つの環境にまとめ、仕事の方法を合理化し、簡素化する必要があります。一元化されたサービスのセットを管理し、それらを要求するすべてのチームに例外なく利用できるようにする簡単な方法がIT部門には必要です。今日では、各部門が独自のwikiサーバーまたは独自のブログ・エンジンをインストールし、コンプライアンス、アーカイブ、古くなった情報、異なるツール間での統合検索に関連するすべての問題の管理は、IT部門に委ねられます。これらのバーチャル・アイランドからの貴重な情報すべてを、企業アプリケーションのプロセスとの統合に利用しようという試みは大規模な仕事です。