Oracle® Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのためのインストレーション・ガイド リリース7.9.6.3 B66690-01 |
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この項では、Oracle BI Applicationsコンポーネントをインストールして設定する方法について説明します。主な内容は次のとおりです。
サポートされるWindowsバージョンについては、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterは、様々なプラットフォームおよびプラットフォームの組合せで構成される幅広いトポロジにわたって柔軟に配置できます。
この項では、図4-1に示すような、Oracle BI Applicationsの配置の一般的なトポロジについて説明します。
図4-1では、次の点に注意してください。
インストール
マシンA(Windowsのみ)
マシンAは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionがインストールされているマシンであり、このマシンでOracle BI Applicationsインストーラを実行してOracle BI Applicationsファイルをインストールします。
注意: Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのインスタンスは、ライブ・システムでのダッシュボードのデプロイに使用する実用バージョンのOracle Business Intelligence Enterprise Editionである必要はありません。このインスタンスは、Oracle BI ApplicationsファイルをマシンにインストールするOracle BI Applicationsインストーラを有効化するためにのみ必要です。
Oracle BI ApplicationsファイルがマシンAにインストールされた後、DACクライアントがマシンBにインストールされ、DACサーバーがマシンCにインストールされます。
さらに、次のファイルがインストール・マシン(マシンA)からBusiness Intelligenceデプロイメント層(マシン・グループF)にコピーされます。
- OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルが、マシンAから、マシン・グループF内でBIサーバーを実行するマシンにコピーされます。
BIサーバーへのRPDファイルのコピーの詳細は、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
- EnterpriseBusinessAnalytics.zip内のプレゼンテーション・カタログ・ファイルが、マシンAから、マシン・グループF内でプレゼンテーション・カタログを実行するマシンにコピーされます。
プレゼンテーション・カタログのデプロイの詳細は、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
ETL層(実用)
マシンB(Windowsのみ)
DACクライアントおよびInformatica PowerCenterクライアント・ツールを実行します。
マシンC(Windows、UNIX、Linux)
DACサーバーおよびInformatica PowerCenter Servicesを実行します。
マシンD(Windows、UNIX、Linux)
トランザクション(OLTP)データベースをホストします。
マシンE(Windows、UNIX、Linux)
Oracle Business Analytics Warehouseデータベースをホストします。
BIデプロイメント層(実用)
BIデプロイメント層は、ビジネス・インテリジェンス・ダッシュボードのデプロイに使用されます。
マシン・グループF(Windows、UNIX、Linux)
マシン・グループFは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionコンポーネントを実行するマシンのグループです。たとえば、あるマシンがBIサーバーを実行し、別のマシンがBIプレゼンテーション・サービスを実行するといったことが可能です。
RPDファイルとプレゼンテーション・カタログ・サービスを適切なOracle BI EEマシンにコピーする手順の詳細は、第4.2項「インストールおよび設定タスクの概要」の手順3を参照してください。
次の表では、Oracle BI Applicationsの配置におけるコンポーネントのOracleホームの場所を示します。
表4-1 ホームの場所の概要
Oracleホーム・ディレクトリ | 説明 |
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DACサーバー・インストールの場所(たとえば、\orahome\10gR3_1\bifoundation\)。 |
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Oracle BIドメインの場所(たとえば、\MW_HOME\user_projects\domains\bifoundation_domain)。 |
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Informatica PowerCenter Servicesをホストするマシン上の、ユーザー指定のInformaticaインストール・ディレクトリの場所(たとえば、\informatica\9.0.1\)。 |
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ユーザー指定のOracle Fusion Middlewareホームの場所(たとえば、\FM1_11g\)。 |
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Oracle BI EE Infrastructureホームの場所(たとえば、MW_HOME\Oracle_BI1\)。 注意: Oracle BI Applicationsインストーラは、ORACLE_HOME\biappsにインストールします。 |
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Oracleインスタンス・ホームの場所(たとえば、MW_HOME\instances\instance1)。 |
この項では、Oracle BI Applicationsをインストールして設定するために完了する必要のあるタスクの概要を示します。
注意: 次に示す手順は、第2.4項「Oracle BI Applicationsをインストールおよび構成するためのロードマップ」の手順2になります。
これらの各タスクは、次の順序で実行する必要があります。
始める前に、次の手順を実行します。
第3章「Oracle BI Applicationsのインストール前要件と配置要件」に示されている適切なインストール前の手順を実行します。
インストール対象マシンで、有効なOracle BI EE Infrastructureホーム(ORACLE_HOME)を含む有効なOracle Middlewareホーム(MW_HOME)があることを確認します。ホームの場所の詳細は、第4.1.1項「このガイドで使用されるOracleホームの場所の概要」を参照してください。
次のことを確認する必要があります。
- BI EEシステムが、Oracle BI EEインストールからシンプルまたはエンタープライズのインストール・タイプを使用してインストールされ、構成されていること。
- WebLogic管理サーバーおよびNodeManagerを実行する必要があること。Oracle BI Applicationsインストーラの検証では、WebLogic管理サーバーおよびNodeManagerが実行されているかどうかがチェックされます。これら2つのプロセスが実行されていない場合、Oracle BI Applicationsのインストールは続行されません。
第4.3.2項「Informatica PowerCenterの要件」で指定されているInformatica PowerCenterの要件を満たしていることを確認します。
第4.3.3項「コード・ページおよびデータ移動の要件」で指定されているコード・ページの要件を満たしていることを確認します。
第4.4項「インストール前のタスク」で指定されている必須のインストール前タスクを実行したことを確認します。インストール前のタスクは次のとおりです。
- 第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」
有効なOracle BI EE Infrastructureホーム(ORACLE_HOME)を含むWindowsマシン上でOracle BI Applications 7.9.6.3インストーラを実行します。詳細は、第4.5項「Oracle BI Applicationsファイルのインストール」を参照してください。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionが、Oracle BI Applicationsのインストール先となるマシンに完全にインストールされていることを確認します。詳細は、第4.3.1項「Oracle BI ApplicationsインストーラのためのOracle Business Intelligenceインフラストラクチャの要件」を参照してください。
注意: Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのこのインスタンスは、ライブ・システムでのダッシュボードのデプロイに使用する実用バージョンである必要はありません。このインスタンスは、Oracle BI ApplicationsファイルをマシンにインストールするOracle BI Applicationsインストーラを有効化するためにのみ必要です。
Informatica PowerCenter ServicesおよびClient Version 9.0.1 Hotfix 2ソフトウェアをインストールし、Oracle BI Applicationsで使用するInformaticaコンポーネントを設定します。詳細は、第4.6項「Informatica PowerCenterのインストールと設定」を参照してください。
注意: Informatica PowerCenter Clientは、DACクライアントと同じマシンに存在している必要があります。Informatica PowerCenter Serverは、DACサーバーと同じマシンに存在している必要があります。 |
注意: Informaticaの現在のバージョンをサポートするために必要となる可能性のある追加のホット・フィックスや緊急不具合修正については、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。 |
第4.6.1項「Informatica PowerCenterクライアント・ツールのインストール(Windows)」の説明に従って、Informatica PowerCenter Clientをインストールします。
第4.6.2項「Informatica PowerCenter Servicesのインストール」の説明に従って、Informatica PowerCenter Servicesをインストールします。
インストール時、適切なデータベース・アカウントを使用してInformaticaドメインを作成するように求められます。適切なデータベース・アカウントの作成については、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照してください。
第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」の説明に従って、Informaticaリポジトリ・サービスを作成します。
第4.6.4項「Informatica統合サービスの作成」の説明に従って、Informatica統合サービスを作成します。
第4.6.5項「ビルトインInformaticaリポジトリのリストア」の説明に従って、ビルトインInformaticaリポジトリをリストアします。
第4.6.6項「Informatica PowerCenterコンポーネントの構成」の説明に従って、Informatica PowerCenterコンポーネントを構成します。
Oracle BI Applicationsとともに提供されるビルトインInformaticaリポジトリ・ファイルをリストアします。このファイルには、マッピング、セッション、ワークフローなどのETLリポジトリ・オブジェクトが含まれています。詳細は、第4.6.5項「ビルトインInformaticaリポジトリのリストア」を参照してください。
DACクライアントおよびサーバー・プラットフォームをインストールします。DACプラットフォームは、Oracleデータ・ウェアハウス管理コンソール(DAC)のインストーラによってインストールされます。詳細は、第4.7項「DACプラットフォームのインストールと設定」を参照してください。
注意: Informatica PowerCenter Clientは、DACクライアントと同じマシンに存在している必要があります。Informatica PowerCenter Serverは、DACサーバーと同じマシンに存在している必要があります。 |
(Windowsの場合) 第4.7.1項「DACインストーラを使用したDACのインストール」の説明に従って、DACをインストールします。
(UNIXの場合) 第4.7.2項「UNIXへのDACサーバーのインストール」の説明に従って、DACをインストールします。
第4.7.3項「DACデータベース接続用JDBCドライバのインストール」の説明に従って、DAC用のJDBCドライバをインストールします。
第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」の説明に従って、DAC用のODBC接続を作成します。
第4.7.5項「Informatica PowerCenterとDAC間の通信を可能にするためのpmcmdおよびpmrepのインストール」の説明に従って、Informatica pmcmdおよびpmrepをインストールします。
第4.7.6項「DACメタデータ・ファイルのインストール」の説明に従って、DACメタデータ・ファイルをインストールします。
DACにログインし、DACリポジトリにメタデータをインポートします。詳細は、第4.8項「DACへの初回ログインとDACリポジトリへのメタデータのインポート」を参照してください。
Oracle Business Analytics Warehouseテーブルを作成します。詳細は、第4.9項「Oracle Business Analytics Warehouseテーブルの作成」を参照してください。
DACサーバーを構成します。詳細は、第4.10項「DACサーバーの構成」を参照してください。
DAC統合設定を構成します。詳細は、第4.11項「DAC統合設定の構成」を参照してください。
第4.12項「Informatica Workflow Managerでの関係接続およびアプリケーション接続の構成」の説明に従って、Informatica Workflow Managerで関係接続を作成します。
第4.15項「Oracle BIリポジトリの接続の構成」の説明に従って、Oracle BIリポジトリの接続を構成します。
Oracle BI Applications RPDおよびプレゼンテーション・カタログを適切なOracle BI EEマシンにコピーし、それらをデプロイします。詳細は、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
第4.13項「SiebelUnicodeDBカスタム・プロパティの構成」の説明に従って、SiebelUnicodeDBカスタム・プロパティを構成します。
電子メール通知を受信するようにDACを設定します。詳細は、第4.14項「電子メール通知を受信するためのDACの設定」を参照してください。
Oracle BI ApplicationsとともにデプロイされたBI EEシステムが、Oracle BI Applicationsのインストールに使用されたBI EEシステムと異なる場合は、第4.17項「BIドメインへのOracle BI Applicationsセキュリティ・ポリシーの適用」の手順に従って、デプロイ済のBI EEシステム上のBIドメインにセキュリティ・ポリシーを適用する必要があります。
Oracle BI ApplicationsとともにデプロイされたBI EEシステムが、Oracle BI Applicationsのインストールに使用されたBI EEシステムと同じ場合は、Oracle BI Applicationsインストーラによってこの構成が自動的に行われます。
次のように、デプロイメントに固有の必須のインストール後タスクを実行します。
詳細は、第4.18項「追加の構成タスク」を参照してください。
注意: 上に示した手順を完了し、Oracle Business Intelligence Applications構成ガイドで説明されている必須の構成手順とカスタマイズをすべて完了したら、OLTPデータの完全ロードを実行するための準備が整ったことになります。OLTPデータの完全ロードの実行例については、第4.19項「完全ロードETLの実行について」を参照してください。DACを使用したETLプロセスの実行の詳細は、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 Oracle Business Intelligence Applicationsをインストールしたら、Fusion Middleware Controlを使用して適切なプレゼンテーション・サービス設定を行う必要があります。デプロイメントの拡張およびスケーリングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』を参照してください。 |
この項では、Oracle BI Applicationsをデプロイする前に満たす必要のある必須要件について説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
Oracle BI ApplicationsインストーラはWindows上で動作しており、Oracle Business Intelligenceインフラストラクチャ(ORACLE_HOME)がOracle Fusion Middlewareホーム・ディレクトリ(MW_HOME)にインストールされていることを必要とします。Oracleホームの場所の詳細は、第4.1.1項「このガイドで使用されるOracleホームの場所の概要」を参照してください。
注意: Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのこのインスタンスは、ライブ・システムでのレポートおよびダッシュボードのデプロイに使用する実用バージョンである必要はありません。このインスタンスは、Oracle BI ApplicationsファイルをマシンにインストールするOracle BI Applicationsインストーラを有効化するためにのみ必要です。BI EEの実用バージョンは、BI EEでサポートされているどのOSにもインストールできます(つまり、Windowsに限定されているわけではありません)。
Oracle BI ApplicationsのこのリリースでサポートされているOracle Business Intelligence Enterprise Editionの最小バージョンを確認するには、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Oracle BI Applications リリース7.9.6.3は、Informatica PowerCenter V9.0.1およびHotfix 2を必要とします。Informatica PowerCenterがOracle BI Applicationsとともにライセンスされている場合、eDeliveryのBIメディア・パック内のInformatica PowerCenterソフトウェアにアクセスします。
Informatica PowerCenterが別途ライセンスされ、Informatica PowerCenter V9.0.1およびHotfix 2がない場合は、Oracle BI Applicationsをデプロイする前に、Informatica PowerCenterライセンスをV9.0.1およびHotfix 2にアップグレードする必要があります。
注意: Informaticaの現在のバージョンをサポートするために必要となる可能性のある追加のホット・フィックスや緊急不具合修正については、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Oracle BI Applicationsをインストールする前に、次のことをお薦めします。
Informatica PowerCenterのドキュメントを読んで、新しいアーキテクチャ、コンポーネントおよび機能についてよく理解しておきます。
Informatica PowerCenter Servicesをインストールする前に、トポロジを慎重に計画します。
さらに、InformaticaおよびDACの要件について、次の点に注意してください。
Informatica PowerCenterクライアント・ツールとDACクライアントは、同じマシンに存在している必要があります。
PowerCenter ServicesとDACサーバーは、同じマシンに存在している必要があります。
Informatica PowerCenter Servicesは、32ビットまたは64ビットのプラットフォーム上で動作します。これら2つのプラットフォームの詳細は、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Informaticaの用語の変更について
Informatica 7.xバージョンをInformatica PowerCenter V9.0.1にアップグレードする場合は、この項を確認してください。
表4-2 Informaticaの用語の変更
Informatica PowerCenterの7.1.xバージョンで使用されている用語 | Informatica PowerCenterの9.xバージョンで使用されている用語 |
---|---|
Informaticaリポジトリ |
Informaticaリポジトリ Informaticaリポジトリは、リポジトリ・サービスによって管理されます。 |
Informaticaリポジトリ・サーバー |
該当するものはありません。このコンポーネントは、Informatica PowerCenter 9.0.1には存在しません。 Informaticaリポジトリは、リポジトリ・サービスによって管理されます。 |
Informaticaサーバー |
統合サービス |
該当するものはありません。 |
リポジトリ・サービス |
Oracle Business Analytics Warehouseは、様々なコード・ページ環境に配置でき、グローバルな配置をサポートしています。次のソース・データベースおよびデータ・ウェアハウス構成モードでのデータ移動がサポートされています。
UnicodeからUnicode
コード・ページ(マルチバイトまたはシングルバイト)からUnicode
コード・ページからコード・ページ(コード・ページが同じである場合)
Oracle BI Applicationsは、Informatica PowerCenterを使用して、ソース・データベース(複数可)からOracle Business Analytics Warehouseにデータを移動するルーチンの抽出、変換およびロードを実行します。
この章で説明するインストールおよび構成手順では、正確なデータ移動を可能にするための様々な設定を行います。次に示すガイドラインおよび参照項目を使用して、それらの設定の、環境に適した値を判断してください。
ソースからターゲットへの構成モードの決定。データベース管理者に問い合せて、ソースOLTPデータベースで使用されているコード・ページを特定します。1つ以上のソース・データベースからOracle Business Analytics Warehouseに移動されるデータの型に基づいて、Oracle Business Analytics Warehouseデータベースでどのコード・ページを使用する必要があるかを決定します。Oracle Business Analytics Warehouseで使用するコード・ページを決定するときは、データの格納に関する将来の要件を考慮してください。
ソース・データベースからターゲットへの正確なデータ移動のためには、Oracle Business Analytics Warehouse(ターゲット)のコード・ページは、ソース・データベースのコード・ページのスーパーセットである必要があります。Informaticaでは、コード・ページが他のコード・ページでエンコードされているすべての文字および他のコード・ページでエンコードされていない追加の文字を含む場合、そのコード・ページは別のコード・ページのスーパーセットであるとみなされます。
注意: ソース(複数可)からOracle Business Analytics Warehouseへのデータ移動を可能にするには、統合サービスのための弛緩コード・ページ検証を設定します。正確なデータ移動のためには、ターゲット・コード・ページがソース・コード・ページのスーパーセットであることが必要です。
SiebelUnicodeDBプロパティの設定。データ移動のためのソースからターゲットへの構成モードがUnicodeからUnicodeである場合、統合サービス上でSiebelUnicodeDBというカスタム・プロパティを設定します。構成モードがコード・ページからUnicodeまたはコード・ページからコード・ページである場合は、このプロパティを設定する必要はありません。
データ移動モードの決定。Oracle BI Applicationsをデプロイする前に、PowerCenter統合サービスで使用するデータ移動モード(ASCIIまたはUnicode)を決定する必要があります。文字データ移動モードは、Informatica PowerCenter統合サービスのオプションであり、移動するデータがシングルバイトかマルチバイトかに基づいて選択します。
非ASCII文字を移動する必要がある場合は、Unicodeを選択します。それ以外の場合は、ASCIIを選択します。データ移動モード・オプションは、構成可能であり、インストール後にリセットすることができます。
データ移動モードを設定するには、Informatica Administratorにログインし、「Integration Service」を選択して、「Properties」タブをクリックし、「General Properties」タブを表示して、DataMovementMode値を設定します。
Informatica PowerCenterコンポーネントのコード・ページの決定。ソースおよびターゲットのコード・ページに加えて、Informatica PowerCenterは、PowerCenter Client、統合サービス、InformaticaリポジトリおよびPowerCenterコマンドライン・プログラム(PowerCenter Servicesと通信するためにDACによって使用されるpmcmdおよびpmrep)のコード・ページを使用します。
環境でデータ移動モードをUNICODEに設定する必要がある場合は特に、『Informatica PowerCenter Administrator Guide』の「Understanding Globalization」の項(ドキュメント版では第22章)を注意深く確認してください。この項では、コード・ページの互換性およびInformaticaコンポーネントのコード・ページ要件について説明します。
環境変数の設定。UNIX環境では、適切な環境変数を手動で設定する必要があります。さらに、Informaticaインストーラは、UNIXマシン上で適切なロケールが設定されていることを必要とします。UNIXコード・ページを設定するには、LANG、LC_CTYPEまたはLC_ALLを使用します。詳細は、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』の「Chapter 2: Before You Install」の「Configuring Environment Variables」というトピックを参照してください。
環境でOracleデータベースまたはDB2データベースを使用している場合は、環境変数をNLS_LANGまたはDB2CODEPAGEに設定する必要があります。これらの環境変数の設定方法については、第4.4.2.1項「Oracleデータベースに対するNLS_LANG環境変数の設定方法」および第4.4.2.2項「DB2データベースに対するDB2CODEPAGE環境変数の設定方法」を参照してください。
関係接続の構成。Workflow Managerで関係接続を構成するとき、データベース・クライアントのコード・ページと互換性のあるコード・ページを選択します。データベース環境変数を設定してデータベースの言語を指定する場合は、接続のコード・ページが、変数で設定される言語と互換性があるようにしてください。たとえば、Oracleデータベースに対してNLS_LANG環境変数を設定する場合は、Oracle接続のコード・ページが、NLS_LANG変数で設定された値と同一になるようにします。
データ移動モードの詳細は、Informatica PowerCenterのドキュメントを参照してください。
この項では、Oracle BI Applicationsの配置で実行する必要のある必須のインストール前タスクについて説明します。内容は次のとおりです。
Oracle BI Applications、データ・ウェアハウス管理コンソール(DAC)およびInformatica PowerCenterをインストールする前に、ターゲット・データベース・ツールを使用して、次のものを保持するデータベース・インスタンスを作成します。
DACリポジトリ
Informaticaドメイン
Informaticaリポジトリ
Oracle Business Analytics Warehouse
次の点に注意してください。
DACに登録されているトランザクション(OLTP)データベース・ユーザーは、データベース・テーブルの所有者である必要があります。または、DACに登録されているユーザーは、少なくとも、すべてのテーブルおよびエイリアスのトランザクション・データベースの読取り権限を持っている必要があります。
Siebel CRMデータベースの場合、OLTPデータベース・ユーザーは、すべてのテーブルおよびエイリアスでトリガーとビューを作成する権限を必要とします。
注意: 削除トリガーは、Siebel CRMデータベースでのみ使用されます。 |
効率的なETLのために、DACおよびInformaticaコンポーネントは、Oracle Business Analytics Warehouseへの複数の接続を使用します。Oracle Business Analytics Warehouseデータベースは、DACおよびInformaticaによる接続を、少なくとも100個可能にする必要があります。さらに、それらの接続がタイムアウトしないようにすることも必要です。これらの要件を確保する方法については、ネットワーク管理者およびDBAに問い合せてください。
Oracle Business Analytics WarehouseインスタンスにSSE_ROLEが付与されていることを確認します。詳細は、第4.4.1.1項「SSEロールの作成方法」を参照してください。
DACリポジトリとOracle Business Analytics Warehouseは、別のデータベースに格納することも、同じデータベースに格納することもできます。
DACおよびInformaticaリポジトリは、すべてのデータベース・プラットフォーム上でサポートされているわけではありません。どのデータベース・プラットフォームがサポートされているかについては、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Informatica PowerCenterコンポーネントのデータベース要件については、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』の「Chapter 2: Before You Install」の「Verifying Prerequisites」というトピックを参照してください。
PowerCenterインストーラを実行する前に、Informatica PowerCenterドメイン構成データベースを作成する必要があります。詳細は、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』の「Chapter 2: Before You Install」の「Creating the Domain Configuration Database」というトピックを参照してください。
次の手順に従って、Oracle Business Analytics WarehouseデータベースのSSEロールを作成します。
注意: DACに登録されているトランザクション(OLTP)データベース・ユーザーは、データベース・テーブルの所有者である必要があります。または、DACに登録されているユーザーは、少なくとも、すべてのテーブルおよびエイリアスのトランザクション・データベースの読取り権限を持っている必要があります。
Siebel CRMデータベースの場合、OLTPデータベース・ユーザーは、すべてのテーブルおよびエイリアスでトリガーとビューを作成する権限を必要とします。
注意: 削除トリガーは、Siebel CRMデータベースでのみ使用されます。 |
SSEロールを作成するには:
SSE_ROLEという名前のデータベース・ロールを作成します(DB2/390データベース用SSEROLE)。このロールを、ターゲット・データベースで使用するデータベース・ユーザーに割り当てます。たとえば、Oracleデータベースでは、次のコマンドを使用して、ロールを作成し、その新しいロールにDBA権限を割り当て、OLAPという名前のデータベース・ユーザーにSSE_ROLEロールを割り当てることができます。
CREATE ROLE SSE_ROLE; GRANT DBA TO SSE_ROLE; GRANT SSE_ROLE TO olap;
ロールの作成方法については、データベースに付属のドキュメントを参照してください。
次の点に注意してください。
Oracleデータベースの場合、SSE_ROLEロールを作成するときに、次の権限を付与する必要があります。
CONNECT
RESOURCE
Oracleデータベースで、DACリポジトリとInformaticaリポジトリがデータ・ウェアハウス・データベースとは異なるデータベースに格納されている場合、SSE_ROLEにさらに次の権限を付与する必要があります。
SELECT
INSERT
UPDATE
DELETE
GRANT
Teradataデータベースを使用している場合、SSEロールを作成する必要はありません。
DB2/390データベースを使用している場合、必要に応じて別のSSEロール名(SSEROLE)を使用できます。別のロール名を指定するには、ORACLE_HOME\biapps\dwrep\createwtables.batファイルでset GRANTEE="SSEROLE"の行を変更します。
Informatica PowerCenter Services、DACサーバーおよびDACクライアントをホストするマシンに適切なデータベース接続ソフトウェアをインストールし、構成する必要があります。
PowerCenter統合サービスをホストするマシンでは、Oracle Business Analytics Warehouse(ターゲット)データベースおよびトランザクション(ソース)データベース(複数可)への接続が必要です。統合サービスのためのネイティブの接続ソフトウェアのインストールと構成については、『Informatica PowerCenter Administrator Guide』を参照してください。さらに、Oracle Business Analytics Warehouseに接続するために統合サービスによって使用される、動作保証済のデータベース接続ソフトウェアについては、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
PowerCenterリポジトリ・サービスをホストするマシンでは、Informaticaリポジトリ・データベースと通信するためのネイティブの接続が必要です。必要なソフトウェアのインストールと構成については、『Informatica PowerCenter Administrator Guide』の「PowerCenter Repository Service」の項を参照してください。
統合サービスおよびリポジトリ・サービスのためのデータベース接続の詳細は、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』を参照してください。
DACクライアントおよびDACサーバーをホストするマシンでは、Oracle Business Analytics Warehouse(ターゲット)データベース、トランザクション(ソース)データベース(複数可)およびDACリポジトリ・データベースへの接続が必要です。DAC用の接続を構成する手順については、第4.7.3項「DACデータベース接続用JDBCドライバのインストール」および第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」を参照してください。
備考
Oracleデータベースの場合、第4.4.2.1項「Oracleデータベースに対するNLS_LANG環境変数の設定方法」の説明に従って、OracleクライアントがインストールされているマシンでNLS_LANG環境変数を設定します。
DB2データベースの場合、第4.4.2.2項「DB2データベースに対するDB2CODEPAGE環境変数の設定方法」の説明に従って、DB2クライアントがインストールされているマシンでDB2CODEPAGE環境変数を設定します。
次の手順に従って、Oracleデータベースに対してNLS_LANG環境変数を設定します。
注意: Oracleクライアントがインストールされている各マシンでNLS_LANG環境変数を設定する必要があります。 |
Oracleデータベースに対してNLS_LANG環境変数を設定するには:
NLS_LANGの値を決定します。
データ・ウェアハウス・データベースで、次のコマンドを実行します。
SELECT * FROM V$NLS_PARAMETERS
NLS_LANG値(形式は[NLS_LANGUAGE]_[NLS_TERRITORY].[NLS_CHARACTERSET])を書き留めます。
例: American_America.UTF8
Windowsの場合、次のように設定します。
「コントロール パネル」→「システム」に移動し、「詳細設定」タブをクリックします。「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」セクションで「新規」をクリックします。
「変数名」フィールドに「NLS_LANG
」と入力します。
「変数値」フィールドに、手順1で返されたNLS_LANG値を入力します。
NLS_LANG値の形式は、[NLS_LANGUAGE]_[NLS_TERRITORY].[NLS_CHARACTERSET]にしてください。
例: American_America.UTF8
注意: NLS_LANGのキャラクタ・セットには、クライアントのオペレーティング・システムのキャラクタ・セットの設定を反映させる必要があります。たとえば、データベース・キャラクタ・セットがAL32UTF8で、クライアントのオペレーティング・システムがWindowsの場合は、UTF8 WIN32クライアントが存在しないので、NLS_LANGパラメータではクライアント・キャラクタ・セットとしてAL32UTF8を設定しないでください。かわりに、NLS_LANGの設定にクライアントのコード・ページを反映させる必要があります。たとえば、英語版Windowsクライアントでのコード・ページは1252です。NLS_LANGの適切な設定は、AMERICAN_AMERICA.WE8MSWIN1252です。NLS_LANGを適切に設定すると、クライアント・オペレーティング・システムのキャラクタ・セットからデータベース・キャラクタ・セットへと正しく変換できます。これらの設定が同じであると、送受信されるデータはデータベース・キャラクタ・セットと同一のキャラクタ・セットでエンコードされていると見なされるため、キャラクタ・セットの検証や変換が行われない場合があります。このため、クライアントのコード・ページとデータベース・キャラクタ・セットが異なっていて変換が必要な場合に、データが破損する恐れがあります。 |
UNIXおよびLinuxの場合は、変数を次のように設定します。
setenv NLS_LANG <NLS_LANG>
例: setenv NLS_LANG
American_America.UTF8
データが7ビットまたは8ビットのASCIIであり、統合サービスがUNIXまたはLinux上で実行されている場合は、NLS_LANG <NLS_LANGUAGE>_<NLS_TERRITORY>.WE8ISO8859P1
と設定します。
注意: NLS_LANG変数は、ここに記載された手順に従って適切に設定してください。そうでない場合には、データが正しく表示されません。 |
次の手順に従って、DB2クライアントがインストールされているマシンで、DB2データベースに対してDB2CODEPAGE環境変数を設定します。
DB2データベースに対してDB2CODEPAGE環境変数を設定するには:
DB2CODEPAGEの値を決定します。
次のコマンドを使用して、ソース・データベースに接続します。
SELECT CODEPAGE FROM SYSCAT.DATATYPES WHERE TYPENAME = 'VARCHAR'
結果を書き留めます。
例: 1208
Windowsの場合、次のように設定します。
「コントロール パネル」→「システム」に移動し、「詳細設定」タブをクリックします。「環境変数」をクリックします。
「システム環境変数」セクションで「新規」をクリックします。
「変数名」フィールドに「DB2CODEPAGE
」と入力します。
「変数値」フィールドに、手順1で返された値を入力します。
UNIXおよびLinuxの場合は、変数を次のように設定します。
setenv DB2CODEPAGE <DB2CODEPAGE value>
例: setenv 1208
Informatica PowerCenterインストーラを実行する前に、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』の「Before You Install」の章で説明されている前提条件を実行する必要があります。
この項では、Oracle BI Applicationsインストーラを使用してOracle BI Applicationsファイルをインストールする方法について説明します。
Oracle BI Applicationsインストーラを実行すると、Oracle BI Applicationsファイルが、biappsという名前のディレクトリ内のORACLE_HOMEにインストールされます。ホームの場所の詳細は、第4.1.1項「このガイドで使用されるOracleホームの場所の概要」を参照してください。
Oracle BI ApplicationsをWindowsにインストールするには:
setup.exeプログラムを実行して、「ようこそ」ページを表示します。
注意: インストーラをコンソール(またはテキスト)モードで実行するには、コマンド「setup.exe -console」を実行します。コンソール・インストール・モードでは、以降の画面は表示されません。かわりに、端末のウィンドウのプロンプトにプレーン・テキストで入力します。 |
「次へ」をクリックして、「インストール場所の指定」画面を表示します。
この画面を使用して、ローカル・ドライブ上のOracle BI EEインストールの詳細を指定します。注意: Oracle BI EEは、ローカル・ドライブにインストールする必要があります。ローカル・ドライブは、別のマシンにマップされるWindowsマップ・ドライブであってはいけません。
BI Oracleホームの場所を入力してくださいフィールドで、ローカル・ドライブ上のOracle BI EE Infrastructureホームの場所(ORACLE_HOME)を指定します。たとえば、C:\ORACLEBIEE11G\Oracle_BI1\。
BIインスタンスの場所を入力してくださいフィールドで、ローカル・ドライブ上のOracle BI EEインスタンスのホームの場所(ORACLE_INSTANCE)を指定します。たとえば、C:\ORACLEBIEE11G\instances\instance1。
ドメイン・ホームの場所を入力してくださいフィールドで、ローカル・ドライブ上のBIドメイン・ホームの場所を指定します。たとえば、C:\ORACLEBIEE11G\user_projects\domains\bifoundation_domain。
ホームの場所の詳細は、第4.1.1項「このガイドで使用されるOracleホームの場所の概要」を参照してください。
「次へ」をクリックして、WebLogic管理サーバーの詳細画面を表示します。
この画面を使用して、WebLogic管理サーバーの詳細を指定します。
ポート番号を入力してくださいフィールドで、WebLogic Serverのポート番号を指定します。たとえば、デフォルトのポート番号は7001です。
ユーザー名を入力してくださいフィールドで、WebLogic管理者アカウントの名前を指定します。たとえば、デフォルトのアカウント名はweblogicです。
「パスワードを入力します。」フィールドで、WebLogic管理者アカウントのパスワードを指定します。このパスワードは、Oracle BI EEインストーラの実行時にユーザーによって指定されるものです。
「次へ」をクリックして、Oracle Business Intelligence Applications...画面を表示します。
インストールするOracle BI Applicationsを選択します。
購入済のOracle BI Applicationsライセンスでインストールする必要のあるアプリケーションを特定するには、Oracle Business Intelligence Applicationsライセンスおよびパッケージ・ガイドを参照してください。このガイドは、Oracle Business Intelligenceメディア・パックの一部です。
注: アプリケーションをインストールしたら、後の手順でDACリポジトリを作成するときに、それらを1つ以上のソース・システムに選択的にデプロイできます。詳細は、第4.8.2項「DACリポジトリへのメタデータのインポート」を参照してください。
「次へ」をクリックして、サマリー画面を表示します。
サマリー画面でサマリー情報を確認し、「次へ」をクリックしてインストールを開始します。
インストーラにより、Oracle Business Intelligenceインフラストラクチャのインストールに、Oracle BI Applicationsのディレクトリおよびファイルがインストールされます。
注意: インストーラのプログレス・バーで100%完了の表示があっても、「終了」ボタンが表示されるまで待つ必要があります。 |
「終了」をクリックします。
ヒント: ORACLE_HOME\biapps\version_apps.txtファイルを調べて、Oracle BI Applicationsの適切なバージョンがインストールされているかどうかをチェックします。 |
インストールが完了すると、次のディレクトリとファイルが表示されます。
表4-3 インストール・ファイルの検証
ファイルの場所 | ファイル名 |
---|---|
ORACLE_HOME\biapps\repository |
OracleBIAnalyticsApps.rpd。このファイルをOracle BI EEマシンの\OracleBIServerComponent\ディレクトリにコピーする必要があります。詳細は、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。 注意: EnterprisebusinessAnalytics.rpdファイルは、すべてのアプリケーションのメタデータを含むマスター・ファイルです。OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルには、インストール時に(インストールするOracle Business Intelligence Applications 7.9.6.3の選択画面で)選択したアプリケーションのメタデータのみが含まれます。 |
ORACLE_HOME\biapps\catalog |
プレゼンテーション・カタログは、EnterpriseBusinessAnalytics.zipという名前のzipファイルとして提供されます。このファイルを使用するには、その前に解凍する必要があります。プレゼンテーション・カタログの解凍の詳細は、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。 |
ORACLE_HOME\biapps\upgrade |
RPDファイルおよびMAPファイル。 以前のバージョンのOracle BI ApplicationおよびSiebel Analytics Applicationリリースのリポジトリ・ファイル。これらのリポジトリは、以前のバージョンのOracle BI Applicationsからのアップグレードに使用されます。 |
ORACLE_HOME\biapps\dwrep |
サブディレクトリ。 データ・ウェアハウスのリポジトリ・ファイルおよびスクリプト。 |
備考
Oracle BIリポジトリの構成については、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドを参照してください。
Oracle BIリポジトリおよびプレゼンテーション・カタログの使用の詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionのドキュメントを参照してください。
この項では、Informatica PowerCenterのインストールおよび設定方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
備考
Informatica PowerCenter V9.0.1 HF2をサポートするために必要となる可能性のある追加のホット・フィックスや緊急不具合修正については、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
Informatica PowerCenterインストール・ファイルは、BIメディア・パックのeDeliveryで入手できます。
JD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards Worldソース・システムでOracle BI Applicationsをデプロイする場合は、次のとおり、Informatica PowerCenterをインストールする適切なオペレーティング・システムを選択します。
JDE Worldを使用している場合、またはJDE Worldからアップグレードした後にデータベース構造をまったく変更することなくDB2 for IBMi上でJDE EnterpriseOneを使用している場合は、InformaticaをWindows OSプラットフォーム上で実行し、ODBCを使用してDB2 on IBMiソース・データベースに接続する必要があります。
EnterpriseOneを使用してデータベースを作成(SQLで構築)した後に、DB2 for IBMi上でEnterpriseOneを使用している場合は、Informaticaを任意のLUW OSプラットフォーム上で実行でき、ODBC(Windows)またはDB2 Connect(Unix/Aix/Linux)を使用してDB2 on IBMiソース・データベースに接続できます。
このガイドでは、INFA_HOMEは、Informatica PowerCenter Servicesをホストするマシン上の、ユーザー指定のInformaticaインストール・ディレクトリを指します。たとえば、Informatica PowerCenter Servicesを\informatica\9.0.1\という名前のディレクトリにインストールした場合、INFA_HOMEは\informatica\9.0.1\になります。ホームの場所の詳細は、第4.1.1項「このガイドで使用されるOracleホームの場所の概要」を参照してください。
Informatica PowerCenterクライアント・ツールおよびInformatica PowerCenter Servicesをホストするマシンを決定する必要があります。PowerCenter Servicesは、UNIXまたはWindowsにインストールできます。PowerCenterクライアント・ツールは、Windowsにインストールする必要があります。
DACクライアントは、Informatica PowerCenterクライアント・ツールと同じマシンに存在している必要があります。
DACサーバーは、Informatica PowerCenter Servicesと同じマシンに存在している必要があります。
DACは、Informaticaによって使用されるパラメータ・ファイルを生成します。DACで実行プランが失敗し、Informaticaから直接実行することでワークフローをデバッグする場合は、DACによって生成されたパラメータ・ファイルがInformaticaから認識できる必要があります。これが、前述の、DACおよびInformaticaコンポーネントが同じマシンに存在している必要があるという要件の理由の1つです。
第4.3項「必須要件」で説明されている要件をすべて満たし、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』の「Before You Install」の章で説明されているインストール前のタスクを完了する必要があります。
PowerCenter Servicesおよびクライアント・ツールのバージョン9.0.1およびHotfix 2をインストールする場合は、次の各項で説明する手順とあわせて、Informatica PowerCenterのインストレーション・ドキュメントも参照してください。このガイドでは、手順の概要を示し、PowerCenter Servicesコンポーネントのシングルマシン・インストールを想定しています。
注意: Oracle BI Applicationsとは別にライセンスされたInformatica PowerCenterがある場合は、この項をスキップし、第4.6.5項「ビルトインInformaticaリポジトリのリストア」に進んでください。必要なバージョンのInformatica PowerCenterがインストールされていることを確認します(詳細は、第4.3.2項「Informatica PowerCenterの要件」を参照)。 |
Windows Vistaオペレーティング・システムを使用している場合は、次の点に注意してください。
DACクライアントは、Informatica PowerCenterとの通信時にInformaticaのpmrepとpmcmdというコマンドライン・プログラムを使用します。PowerCenterクライアント・ツールをインストールすることで、pmrepの実行可能ファイルが提供されます。PowerCenter Servicesをインストールすることで、pmcmdの実行可能ファイルが提供されます。DACインストーラは、pmrepおよびpmcmdの実行可能ファイルに関連するインストール後の構成タスクを実行します。したがって、DACクライアントをインストールするWindows VistaマシンでPowerCenter Servicesインストーラを実行する必要があります。InformaticaはWindows Vista上でPowerCenter Servicesをサポートしていないため、このInformatica PowerCenter Servicesのインストールは単なる形式的なインストールです。
PowerCenter ServicesをWindows Vistaにインストールすると、次のようなエラー・メッセージを受け取ることがあります。これらのエラー・メッセージは、いずれも無視できます。
次のエラーと、現在のマシン上のserver/tomcat/logsディレクトリ内のcatalina.outおよびnode.logを使用して、詳細を把握してください。EXITCODE: S" インストールを続行するには、再試行を選択します。
この項では、Oracle BI Applicationsの配置でInformatica PowerCenterクライアント・ツール9.0.1 Hotfix 2をインストールする方法について説明します。Informatica 9.0.1のインストールに関する一般的な詳細は、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』と関連ドキュメントを参照してください。
WindowsにInformatica PowerCenterクライアント・ツールをインストールするには:
901HF2_Client_Installer_win32-x86.zipファイルを適切な場所に解凍し、setup.exeプログラムを使用してインストールを開始します。
Informatica PowerCenterインストール・ファイルは、BIメディア・パックのeDeliveryで入手できます。
Informatica PowerCenter Client 9.0.1 HF2のインストール・ウィザードの指示に従います。
注意: 新規インストールか、アップグレードかを選択するように求められたら、新規インストールのオプションを選択します。Oracle BI Applicationsのアップグレードについては、Oracle Business Intelligence Applicationsアップグレード・ガイドを参照してください。「開発者」オプションと「クライアント」オプションのいずれかを選択するように求められたら、「クライアント」オプションを選択します。
この項では、Oracle BI Applicationsの配置でInformatica PowerCenter Services 9.0.1およびHotfix 2をインストールする方法について説明します。Informatica 9.0.1のインストールに関する一般的な詳細は、『PowerCenter Installation and Configuration Guide』と関連ドキュメントを参照してください。
備考
始める前に、Informaticaドメインのデータベース・アカウント(たとえば、infadomain/infadomain)を作成する必要があります。Informatica PowerCenter Servicesのインストール時に、このデータベース・アカウントの接続詳細を指定します。
OracleからInformatica OEM PowerCenter ETL Server and PowerConnect Adaptersのライセンスを購入した場合は、Oracle_All_OS_Prod.keyライセンス・キー・ファイルを使用してください。
Windowsでは、ディレクトリ名に空白が含まれるディレクトリにInformaticaをインストールしないでください。たとえば、D:\Program Files\INFAにはインストールしないでください。名前に空白が含まれるディレクトリにインストールすると、DACでエラーが発生します。
Informatica PowerCenter Services 9.0.1およびHotfix 2をインストールするには:
使用するプラットフォームに応じて適切なZIPファイルまたはJARファイルを解凍し、適切なインストーラ・ファイルを使用してインストーラを起動します。
たとえば、Windowsではsetup.exeファイル、UNIXまたはLinuxのシェル・コマンドラインではinstall.shファイルです。
Informatica PowerCenterインストール・ファイルは、BIメディア・パックのeDeliveryで入手できます。
新規インストールとアップグレードのいずれかを選択するように求められたら、新規インストールのオプションを選択します。Oracle BI Applicationsのアップグレードについては、Oracle Business Intelligence Applicationsアップグレード・ガイドを参照してください。
Informatica PowerCenter Servicesのインストール・ウィザードの指示に従います。
「Domain Creation」ページが表示されたら、次の操作を実行します。
「Domain Creation」ページで、「Create a Domain」オプションを選択し、「Next」をクリックします。
次のページで、Informaticaドメイン・データベース(たとえば、infadomain/infadomain)の接続詳細を指定します。必要なデータベース・アカウントの詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照してください。
「Configuration database」ページで、作成するドメインの詳細を指定します。
「Post Installation Summary」画面が表示されるまで、インストール・ウィザードを実行し、「Done」をクリックします。
次の手順に従って、Informaticaリポジトリ・サービスを作成します。
リポジトリ・サービスの作成の詳細は、Informaticaのドキュメントを参照してください。
Informaticaリポジトリ・サービスを作成するには:
注意: Informatica Administratorにログインする前に、Informaticaサービスが実行されていることを確認してください。Informaticaサービスを起動するには、Informaticaサービスの起動プログラムを使用します。Windowsでは、Windowsの「サービス」ダイアログを使用して、Informatica 9.0.1サービスを起動することもできます。UNIXでは、infaservice [startup | shutdown]コマンドを使用します。 |
Informatica Administratorを開きます。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
Domain Navigatorで、ルート・ドメインを選択し、「Actions」→「New」→「PowerCenter Repository Service」をクリックして、「New PowerCenter Repository Service」ウィザードを表示します。
「Specify the properties for this new PowerCenter Repository Service」ダイアログを使用して、名前(たとえば、BIA_RS)、場所、ライセンスおよびノードを指定し、「Next」をクリックします。
「Specify the database properties for this new PowerCenter Repository Service」ダイアログを使用して、データベース・タイプ、ユーザー名、パスワード、接続文字列およびコード・ページを指定します。
注意:
このユーザー名およびパスワードは、Informaticaリポジトリに対して作成したデータベース・アカウントのユーザー名とパスワードです(第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照)。
ここで間違ったコード・ページを指定した場合、後でそれを修正することはできません。コード・ページが正しくない場合、新しいリポジトリ・サービスを作成する必要があります。
「Specify the creation options for the new PowerCenter Repository Service」領域で、No content exists under specified connection string.Create new content.」ラジオ・ボタンを選択します。
リポジトリ・サービスの作成の詳細は、Informaticaのドキュメントを参照してください。
「終了」をクリックします。
次のサンプル・スクリーン・ショットでは、Domain_79456に、BIA_RSという名前のPowerCenterリポジトリ・サービスが含まれています。
次の手順に従って、Informatica統合サービスを作成します。
統合サービスの作成の詳細は、Informaticaのドキュメントを参照してください。
始める前に、前の手順で作成したリポジトリ・サービスのリポジトリ・プロパティ\オペレーティング・モードをNormalに変更します。
Informatica統合サービスを作成するには:
Informatica Administratorを開きます。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
Domain Navigatorで、ルート・ドメインを選択し、「Actions」→「New」→「PowerCenter Integration Service」をクリックして、「New PowerCenter Integration Service」ウィザードを表示します。
「Specify the properties for this new PowerCenter Integration Service」ダイアログを使用して、名前(たとえば、BIA_IS)、場所、ライセンスおよびノードを指定し、「Next」をクリックします。
「Specify the PowerCenter Integration Service and its login credentials」ダイアログを使用して、前の手順で作成したリポジトリ・サービスを選択し、リポジトリのユーザー名とパスワード(たとえば、Administrator\Administrator)を指定します。
「Select the data movement mode」領域で、「Data Movement Mode」ドロップダウン・リストから適切なコード・ページ設定を選択します。
「終了」をクリックします。
ヒント: 統合サービスは、オペレーティング・モードがNormalに設定された状態でリポジトリ・サービスが動作している場合にのみ起動されます。 |
次のサンプル・スクリーン・ショットでは、Domain_79456に、BIA_ISという名前のPowerCenter統合サービスが含まれています。
Oracle BI Applicationsのインストール時、Oracle_BI_DW_Base.rep(Teradataデプロイメントの場合はOracle_BI_DW_Teradata.rep)という名前のInformatica Repositoryファイルが、ORACLE_HOME\biapps\dwrep\Informatica\Repositoryディレクトリにインストールされます。このREPファイルの内容をInformaticaリポジトリにロードする必要があります。
備考
Informaticaリポジトリを再ロードする場合は、まずこのリポジトリの内容を削除する必要があります。リストア・オプションは、リポジトリが空の場合のみ使用できます。
内容の削除とリストアを行えるのは、リポジトリ・サービスのオペレーティング・モードがExclusiveである場合のみです。リポジトリがロードされたら、リポジトリ・サービスのオペレーティング・モードをExclusiveからNormalに変更する必要があります。
リポジトリ・サービスのオペレーティング・モードがExclusiveに設定されているときに統合サービスが失敗した場合は、リポジトリ・サービスのオペレーティング・モードをNormalに設定して統合サービスを再起動する必要があります。
以降の各項に記述されている該当タスクに従います。
英語環境の場合は、第4.6.5.1項「英語環境のためのビルトインInformaticaリポジトリのリストア」の手順に従います。
英語以外の環境の場合は、第4.6.5.2項「英語以外のオペレーティング・システムでのビルトインInformaticaリポジトリのリストア」の手順に従います。
Informatica Administratorでリストア・オプションを使用して、ビルトインOracle_BI_DW_Baseリポジトリ(Teradata環境ではOracle_BI_DW_Teradataリポジトリ)をロードします。
ビルトインOracle_BI_DW_Base.repまたはOracle_BI_DW_Teradata.repリポジトリをInformaticaにロードするには:
Oracle_BI_DW_Base.rep(Oracle Business Analytics WarehouseがTeradata上にある場合はOracle_BI_DW_Teradata.rep)ファイルを、次の場所からコピーします。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\Informatica\Repository
次のようにします。
INFA_HOME\server\infa_shared\Backup
Informatica Administratorで、第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」の手順で作成されたリポジトリ・サービスを選択します。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Properties」タブの「General Properties」領域で、OperatingMode値がExclusiveになっていることを確認してください。
OperatingMode値を変更するには、「Edit」をクリックし、ドロップダウン・リストから新しい値を選択します。「OK」をクリックして、編集モードを終了します。
右上の「Actions」メニューで、「Actions」→「Repository Contents」→「Delete Contents」を選択します。
「Delete Contents for <repository name>」ダイアログ・ボックスで、リポジトリのユーザー名とパスワード(たとえば、Administrator\Administrator)を入力し、「OK」をクリックします。
右上の「Actions」メニューで、「Actions」→「Repository Contents」→「Restore」を選択します。
「Restor Contents for <repository name>」ダイアログで、リポジトリのユーザー名とパスワード(たとえば、Administrator\Administrator)を入力し、「OK」をクリックします。
「Actions」→「Restore Contents」を選択します。
「Restore Contents」ダイアログで、「Select Backup File」ドロップダウン・リストからOracle_BI_DW_Base.rep(Teradataインストールの場合はOracle_BI_DW_Teradata.rep)を選択します。
「Restore as New」チェック・ボックスを選択します。
「OK」をクリックして、リストア・プロセスを開始します。
リストア・プロセスが完了したら、「Close」をクリックします(または、まず「Save」をクリックして、ロギング情報を保存します)。
リストアが完了すると(このプロセスには通常、10~20分ほどかかります)、成功を示すメッセージが表示されます。
リストアされたリポジトリは、スタンドアロン・リポジトリになります。リポジトリをリストアした後、それをグローバル・リポジトリにプロモートする必要があります。
手順については、『Informatica PowerCenter Administrator Guide』の「Chapter 8: Managing the Repository」の「Promoting a Local Repository to a Global Repository」というトピックを参照してください。
OperatingMode値をNormalに変更します。
「Properties」タブに移動します。
「General Properties」領域で、「Edit」をクリックします。
OperatingModeドロップダウン・リストをクリックし、Normalを選択します。
注意: オペレーティング・モードをNormalに設定しないと、統合サービスは再起動されません。
プロンプトが表示されたら、リポジトリのユーザー名とパスワードを入力します。
注意: ビルトインOracle_BI_DW_BaseおよびOracle_BI_DW_Teradataリポジトリ・ファイルは、Oracle BI Applications リリース7.9.3以上でバージョン管理されます。バージョン管理されたリポジトリの詳細は、付録F「バージョン管理されたInformatica Repositoryについて」を参照してください。 |
Informatica PowerCenter Servicesが英語以外のバージョンのオペレーティング・システムにインストールされている場合、コマンドラインを使用して、Oracle BI Applicationsとともに提供されるビルトインInformaticaリポジトリをリストアします。
英語以外のオペレーティング・システムでビルトインInformaticaリポジトリをリストアするには:
コマンド・ウィンドウを開きます。
次のコマンドを入力して、リポジトリに接続します。
Pmrep connect -r <RepositoryName> -d <Domain>
次のコマンドを入力して、リポジトリをリストアします。
PmRep restore -u <domain_user_name> -p <domain_user_password> -i <input_file_name> -n
ここで、input_file_name
は、ビルトイン・リポジトリ・ファイルの名前です。
この項では、Oracle BI Applicationsで使用するためにInformatica PowerCenter Servicesを構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
Informatica PowerCenterのどのクライアント・ツール(Designer、Workflow Managerなど)の場合も、初めてログインするときは、Informatica PowerCenter Serverのインストール時に作成したInformaticaドメインを指定する必要があります。たとえば、Informatica PowerCenter Designerにログインして、Oracle BI Applicationsリポジトリが正常にロードされたかどうかをチェックすることができます。
次の各タスクでは、Informatica PowerCenter Designerを使用してInformaticaドメインおよびInformaticaリポジトリを指定する方法について説明しますが、Informatica PowerCenterのどのクライアント・ツールでも使用することができます。
ドメインを設定する手順は次のとおりです。
Informatica PowerCenter Designerを起動します。
「Repository」→「Configure Domain」を選択して、「Configure Domains」ダイアログを表示します。
「Add a new Domain」アイコンをクリックして、「Add Domain」ダイアログを表示します。
「Add Domain」ダイアログを使用して、次のものを指定します。
表4-4 「Add Domain」ダイアログのフィールド
フィールド名 | 入力するもの |
---|---|
Domain Name |
第4.6.2項「Informatica PowerCenter Servicesのインストール」の説明に従ってInformatica PowerCenter Serverをインストールしたときに作成したドメインの名前を指定します。 |
Gateway Host |
PowerCenter Servicesのインストール時に指定されたゲートウェイ・ホストのホスト名またはIPアドレスを指定します(たとえば、machineA)。 |
Gateway Port |
(デフォルトのゲートウェイ・ホスト・ポートを変更していないかぎり)6005を指定します。 |
「OK」をクリックします。
一連の有効なドメイン詳細を指定すると、新しいドメインがドメイン・リストに表示され、使用可能なリポジトリがリポジトリ・リストに表示されます。
リポジトリ・リストで、使用するリポジトリのチェック・ボックスを選択します(たとえば、第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」で作成したInformaticaリポジトリを選択します)。
リポジトリを設定する手順は次のとおりです。
Informatica PowerCenter Designerを起動します。
「Repository」→「Add」を選択して、「Add Repository」ダイアログを表示します。
「Repository」フィールドに、第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」で作成したInformaticaリポジトリの名前を入力します。
たとえば、リポジトリにBIA_RSという名前を付けたとします。
「Username」フィールドで、「Administrator」と指定します。
「OK」をクリックして、詳細を保存し、開始ページに戻ります。
リポジトリ・ツリーで、前の手順で指定したリポジトリ(たとえば、BIA_RS)をダブルクリックします。
「Connect to Repository」ダイアログの「Connection Settings」部分で、「Domain」フィールドに、前のタスクで指定したドメインが表示されていることを確認します。
ユーザー名とパスワード(たとえば、Administrator\Administrator)を指定し、「Connect」をクリックします。
これで、リポジトリ・リストのリポジトリを開いて、コンテンツを表示できるようになります。
ソース・ファイルとルックアップ・ファイルは、Oracle BI Applicationsインストール・ディレクトリからInformatica PowerCenter Servicesマシン上のInformaticaディレクトリにコピーする必要があります。
注意: 次の手順では、ソース・ファイルとルックアップ・ファイルに対してデフォルトのInformaticaディレクトリの場所を想定しています。
ソース・ファイルのデフォルトのInformaticaディレクトリは、INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFilesです。使用環境のソース・ファイル・ディレクトリを確認するには、PowerCenter Administratorで、「Integration Service」を選択し、「Processes」タブの「General Properties」領域に移動して、$PMSourceFileDirの値を確かめます。
ルックアップ・ファイルのデフォルトのInformaticaディレクトリは、INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFilesです。使用環境のソース・ファイル・ディレクトリを確認するには、PowerCenter Administratorで、「Integration Service」を選択し、「Processes」タブの「General Properties」領域に移動して、$PMLookupFileDirの値を確かめます。
Windowsで、ソース・ファイルとルックアップ・ファイルをInformatica PowerCenter Servicesにコピーするには:
次のようにソース・ファイルをコピーします。
コピー元:
Oracle BI Applicationsインストーラが実行されたマシン上のORACLE_HOME\biapps\dwrep\Informatica\SrcFiles
コピー先:
INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFiles
次のようにルックアップ・ファイルをコピーします。
コピー元:
Oracle BI Applicationsインストーラが実行されたマシン上のORACLE_HOME\biapps\dwrep\Informatica\LkpFiles
コピー先:
INFA_HOME\server\infa_shared\LkpFiles
注意: Informatica PowerCenter ServicesがUNIXまたはLinuxマシンにインストールされている場合は、前述のターゲット・パスをWindowsからUNIX/Linuxに変換します。たとえば、Windowsのターゲット・パスを次のように変換します。コピー元: INFA_HOME\server\infa_shared\SrcFiles コピー先: INFA_HOME/server/infa_shared/SrcFiles |
Oracle BI Applications向けのPowerCenter Integration Servicesは、弛緩コード・ページ検証用に構成する必要があります。
PowerCenter統合サービスを弛緩コード・ページ検証用に構成するには:
Informatica Administratorにログインします。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Integration Service」を選択します。
「Properties」タブを選択します。
「Configuration Properties」領域で、「Edit」をクリックします。
「ValidateDataCodePages」チェック・ボックスの選択を解除します。
次の手順に従って、PowerCenter統合サービスのカスタム・プロパティを設定します。
Informatica PowerCenter統合サービスのカスタム・プロパティを設定するには:
Informatica Administratorで、「Integration Service」を選択します。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Properties」タブをクリックします。
「Custom Properties」領域で、「Edit」をクリックします。
「New」オプションを使用して「New Custom Property」ダイアログを表示し、次のカスタム・プロパティを追加します。
「OK」をクリックしてこれらの詳細を保存します。
Informatica PowerCenterのインストール時に作成した統合サービスとリポジトリ・サービスが実行されていることを確認します。
DACがInformaticaにアクセスし、pmcmdおよびpmrepコマンドライン・プログラムでタスクを実行できるようにするために、DACは、Informaticaリポジトリ管理者ユーザーとしてInformaticaにログインする必要があります。このユーザーは、ネイティブ・セキュリティ・ドメイン内で構成する必要があります。
そのようなリポジトリ管理者ユーザーを作成する必要があります。または、セキュリティ・ポリシーで許可される場合は、InformaticaへのDAC接続でデフォルトの管理者ユーザー(このユーザーの権限には、リポジトリ管理権限が含まれます)を使用することができます。
ユーザーおよびInformaticaセキュリティ・ドメインの作成に関する詳細は、『Informatica PowerCenter Administrator Guide』の「Users and Groups」の項を参照してください。
ネイティブ・セキュリティ・ドメインでデフォルトの管理者ユーザーを使用するには:
PowerCenter Administration ConsoleにAdministratorとしてログインします。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Informatica Administrator」作業領域の右上にある「Configure Security」アイコンをクリックして、「Security」タブを表示します。
「Users」領域で、「Native」ディレクトリを開き、「Administrator」を選択します。
注意: LDAPドメインの既存のユーザーを選択しないでください。
「Privileges」タブを表示し、適切なドメインおよびリポジトリ・サービスが選択されていること確認します。
「OK」をクリックします。
ネイティブ・セキュリティ・ドメインで定義された新しいリポジトリ管理者を作成するには:
PowerCenter Administration ConsoleにAdministratorとしてログインします。
Informatica Administratorへのログインの詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Informatica Administrator」作業領域の右上にある「Configure Security」アイコンをクリックして、「Security」タブを表示します。
「Users」領域で、「Actions」→「Create User」をクリックして、「Create User」ダイアログを表示します。
注意: このユーザーをLDAPドメイン内に作成しないでください。
「Create User」ダイアログを使用して、ユーザーの詳細を指定し、「OK」をクリックします。
「Users」領域で、新しいユーザーを選択し、「Privileges」タブを表示し、「Edit」をクリックして、「Edit Roles and Privileges」ダイアログを表示します。
「Roles」タブと「Privileges」タブを使用して、適切なドメインおよびリポジトリ・サービスを選択します。
「OK」をクリックします。
この項では、DACクライアントおよびサーバーをインストールする手順、および必要なデータベース接続をインストールして作成する手順について説明します。Oracle BI ApplicationsでサポートされているDACプラットフォームのバージョンについては、『Oracle Business Intelligence Applicationsシステム要件およびサポートされるプラットフォーム』を参照してください。
DACインストーラは、WindowsにDACクライアントおよびDACサーバーをインストールします。DACクライアントは、Windows上でのみ動作します。DACサーバーは、Windows、UNIXおよびLinux上で動作します。
DACサーバーは、Linux上で実行できますが、まずWindowsマシンにインストールし、その後Linuxマシンにコピーする必要があります。UNIXでのDACのインストーラは提供されていません。UNIXでDACサーバーを設定する手順については、第4.7.2項「UNIXへのDACサーバーのインストール」を参照してください。
DACプラットフォームをインストールした後、DACデータベース接続用のJDBCドライバをインストールし、DACクライアント用のODBCデータベース接続を作成する必要があります。
この項には次のトピックが含まれます:
この項では、DACインストーラを使用して、Oracle Business Intelligence Applications環境に対してDACクライアントおよびDACサーバーをインストールする方法について説明します。
注意:
DACクライアントは、Windows上でのみインストールおよび動作可能です。
DACクライアントは、Informatica PowerCenterクライアント・ツールがインストールされているマシンにインストールする必要があります。
DACサーバーは、Informatica PowerCenter Servicesがインストールされているマシンにインストールする必要があります。
DACをインストールする前に、Informatica PowerCenter Servicesをインストールする必要があります。
DACインストーラによって、JDKの適切なバージョンがインストールされます。
DACインストーラは、DAC_HOME\bifoundation\dacディレクトリにDACをインストールします。
DACインストーラを使用してDACをインストールするには:
setup.exeファイルをダブルクリックして、DACインストーラを起動します。
次の表に示されているとおり、インストール・ウィザードの指示に従います。
ページ | ユーザーのアクション | 備考 |
---|---|---|
Welcome | 続行するには、「Next」をクリックします。 | ありません。 |
Specify Installation Location | DACのインストール先の場所の絶対パスを入力するか、「Browse」ボタンを使用して既存の場所を選択します。
「Next」をクリックします。 |
インストール・ディレクトリのパスには、英数字、アンダースコア(_)、ハイフン(-)またはドット(.)を含めることができます。ただし、最初の文字は英数字にする必要があります。
DACのインストール先ディレクトリをOracleホームの場所といいます。 |
Install Component | 「Next」をクリックします。 | この画面は、読取り専用です。
Windowsでインストーラを実行すると、DACクライアントおよびサーバーがインストールされます。 Linuxでインストーラを実行すると、DACサーバーがインストールされます。 |
Specify Informatica Version | Informatica version 8.xを選択し、「Next」をクリックします。 | 8.xオプションを選択すると、DACが、Informatica PowerCenter V9.0.1およびHotfix 2とともにインストールされます。 |
Specify Informatica Location | 次の場所を入力または参照します。
|
DACサーバーとInformatica PowerCenter Servicesは、同じマシンに存在している必要があります。そのため、Informatica PowerCenter Servicesは、ローカル・ドライブに存在している必要があります。 |
Pre-requisite Checks | すべてのチェックで問題がない場合、「Next」をクリックしてインストールを続行します。 | DACインストーラでは、システムで前提条件チェックが自動的に実行されます。「Pre-requisite Checks」画面には、チェックの進行状況が示されます。
チェックが失敗した場合、「Retry」をクリックすると再度チェックを実行できます。また、「Continue」をクリックするとインストールが続行されます。 |
Installation Summary | 「Install」をクリックしてインストールを開始します。 | ありません。 |
Installation Progress | 「Next」をクリックします。 | ありません。 |
Installation Completed | 「終了」をクリックします。 | ありません。 |
DACインストーラによって処理されるDAC構成
DACインストーラは、次の構成を処理します。
config.batファイルで、DACインストーラは、JAVA_HOMEおよびDAC_HOME変数を構成します。
dac_env.batファイルで、DACインストーラは、INFA_DOMAINS_FILEという名前の環境変数を作成し、その値をdomans.infaファイルのディレクトリ・パスに設定します。
DACインストーラは、Informatica PowerCenterバイナリへのディレクトリ・パスをPATH環境変数に追加します。
注意: DACを再インストールせずにInformatica PowerCenterを再インストールまたはアップグレードする場合は、これらの環境変数を手動で設定する必要があります。 |
DACサーバーは、Linux上で実行できますが、次の手順に従って、まずWindowsマシンにインストールし、その後Linuxマシンにコピーする必要があります。UNIXでのDACのインストーラは提供されていません。
注意: この手順を使用してLinuxにDACサーバーをインストールすることも可能です。 |
DACサーバーをインストールする際は、次の前提条件に注意してください。
UNIXマシンで、次のものがインストールされていることを確認します。
JDKバージョン1.6.0以上
zipおよびunzipユーティリティ
Informatica PowerCenter Servicesが、DACサーバーをホストするマシンに存在することを確認します。詳細は、第4.6項「Informatica PowerCenterのインストールと設定」を参照してください。
第4.6.6項「Informatica PowerCenterコンポーネントの構成」の手順に従ってInformaticaが構成されていることを確認します。
UNIXマシンにDACサーバーをインストールするには:
DACクライアントがインストールされているWindowsマシンで、一時ディレクトリ(たとえば、\OracleBI_UNIX\という名前のディレクトリ)を作成します。
この一時ディレクトリを使用して、UNIXまたはLinuxデプロイメント用zipファイルを作成します。
DACクライアントがインストールされているマシンで、\dacディレクトリ(つまり、\orahome\10g\bifoundation内の、DACインストーラによってインストールされたディレクトリ)を一時ディレクトリ(たとえば、\OracleBI_UNIX\)にコピーします。
一時ディレクトリの\dacディレクトリから、\exportおよび\iconsサブディレクトリを削除します。
これらのディレクトリは、DACサーバーをホストしているマシンにコピーする必要はありません。
一時ディレクトリをzip圧縮します(たとえば、\OracleBI_UNIX\)。
zipファイルをインストール先UNIXマシンにコピーします。
注意: FTPを使用してzipファイルをコピーする場合、バイナリ・モードを使用してください。
インストール先UNIXマシンで、DACサーバーのインストール先ディレクトリにzipファイルを配置します。
インストール先マシンで、zipファイルを解凍します。
シェル・スクリプトは、DAC_HOME/dacディレクトリにあります。これらのファイルをUNIXマシンにコピーした後で、ファイルを実際に使用する前に、MS-DOS形式からUNIX形式に変換するツールを使用して、シェル・スクリプトのファイルをUNIX形式に変換(改行文字を削除)する必要があります。あるいは、スクリプト・ファイルから改行と改行文字を手動で削除できます。詳細は、第A.7項「DACサーバーのシェル・スクリプトについて」を参照してください。
DAC_HOME/dac/unix_script_bkpディレクトリの内容を/dacディレクトリにコピーします。
DAC_HOME/dacディレクトリにあるconfig.shファイルを編集します。編集では、適切なバージョンのJDKを示すように、JAVA_HOME環境変数を設定します。
DACでは、データベース接続用のJDBCドライバが必要です。使用するJDBCドライバは、サポートされているデータベース用である必要があります。JDBCドライバにはデータベースのバージョンごとに差異があるため、該当するデータベースに付属していたドライバを使用するか、該当するデータベース・バージョン用として動作保証されていることがわかっているドライバをデータベース・ベンダー・サイトからダウンロードして使用する必要があります。現在、データベース用のサード・パーティ製JDBCドライバはサポートされていません。
DACデータベース接続を有効にするには、DACクライアントおよびサーバーのインストール先マシンのDAC_HOME\dac\libディレクトリに適切なJDBCドライバをインストールする必要があります。
注意: この項の内容は、Windows、UNIXおよびLinuxに適用されます。この項の手順では、Windowsディレクトリ・パス形式が使用されます。 |
JDBCドライバを\dac\libディレクトリにインストールするには:
Oracle
Oracle Database 11gを使用している場合は、Oracleのインストール先ディレクトリを探します。jdbc\libディレクトリ内のojdbc6.jarというファイルをDAC_HOME\dac\libディレクトリ(たとえば、c:\orahome\10gR3_2\bifoundation\dac\lib)にコピーします。
Oracle Database 9.xまたは10.xを使用している場合は、Oracleのインストール先ディレクトリを探します。jdbc\libディレクトリ内のojdbc14.jarというファイルをDAC_HOME\dac\libディレクトリ(たとえば、c:\orahome\10gR3_2\bifoundation\dac\lib)にコピーします。
Oracle Database 8.xを使用している場合は、classes12.zipという名前のファイルをコピーし、DAC_HOMEdac\libディレクトリ(たとえば、c:\orahome\10gR3_2\bifoundation\dac\lib)に貼り付けます。また、次のようにconfig.batファイルのORACLELIB設定を編集します。
set ORACLELIB=%DAC_HOME%\lib\classes12.zip
DB2
DB2データベースを使用している場合、DB2がインストールされているディレクトリを検索します。Javaサブディレクトリにあるdb2java.zipという名前のファイルをコピーし、\dac\libディレクトリに貼り付けます。
注意: ソース・データベースまたはターゲット・データベースがDB2-UDBである場合、ETLプロセスで使用するDB2-UDBストアド・プロシージャを作成する必要があります。手順については、第4.18.3項「DB2-UDBのストアド・プロシージャの作成」を参照してください。 |
MSSQL
DACは、Microsoft SQL Server 2005 JDBCドライバ用に構成されます。Microsoft SQL Serverデータベースを使用している場合は、Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driverファイルsqljdbc.jarをダウンロードし、それをDAC_HOME\dac\libディレクトリにコピーします。
Microsoft SQL Server 2000 JDBCドライバ・ファイルを使用するには、\conf\connection_templates.xmlファイルを編集して、<!-- THIS SECTION IS FOR SQL SERVER 2000.Comment this section while using SQL Server 2005.-->で始まるセクションのコメントを外します。
Microsoft SQL Server 2000用のSQL Server JDBCドライバをMicrosoft社のWebサイトからダウンロードします。適切な.JARファイルをDAC_HOME\dac\libディレクトリにコピーします。
注意: Microsoft SQL Server 2000またはMicrosoft SQL Server 2005には、Microsoft SQL Server 2005 JDBC Driver 1.1が必要です。 |
Teradata
Teradataデータベースを使用している場合は、tdgssconfig.jar、TdgssUserConfigFile.xml、terajdbc4.jar、log4j.jar、tdgssjava.jarの各ファイルを、Teradataインストール・ディレクトリからDAC_HOME\dac\libディレクトリにコピーします。Teradata JDBCのバージョンによっては、前述のファイルのいくつかは必要ない場合があります。
DACクライアントは、ODBC接続を使用して、Oracle Business Analytics Warehouseでテーブルを作成および変更します。次のように、DACクライアントをホストするマシンでOracle Business Analytics WarehouseデータベースへのODBC接続を作成します。
さらに、ソース・システムがSiebel CRMである場合は、Oracle BI ApplicationsソフトウェアをインストールするマシンでOLTP(ソース)データベースへのODBC接続を作成する必要があります。このODBC接続は、DDLIMPユーティリティによって使用されます。
OracleデータベースへのODBC接続の場合は、DACプラットフォームのインストールでインストールされるOracle Merant ODBC Driverを使用する必要があります。その他のデータベースの場合はすべてデータベース・ベンダーが提供するODBCドライバを使用する必要があります。
注意: Windows Vistaでは、Oracle Merant DriverはDACインストーラによって正常にインストールされません。Microsoft ODBC Administratorを使用して、かわりにネイティブODBCドライバを使用したODBC接続を構成してください。DACクライアントを使用してOracle Business Analytics Warehouseでテーブルを作成する際は、このODBCを使用します。 |
データベース・タイプに応じて適切な手順を参照してください。
WindowsでOracleデータベース用のODBC接続を作成するには、次の手順に従います。UNIXまたはLinuxでOracleデータベース用のODBC接続を作成する手順については、データベースに付属のドキュメントを参照してください。
注意: ODBC接続を作成するには、Oracle Merant ODBC Driverを使用する必要があります。Oracle Merant ODBC Driverは、Oracle BI Applicationsインストーラによってインストールされます。そのため、Oracle BI Applicationsインストーラを実行し、DACクライアントをインストールした後で、ODBC接続を作成する必要があります。
Oracleデータベース用のODBC接続を作成するには:
DACクライアントをホストするWindowsマシンで、ODBCデータソース・アドミニストレータに移動します。
「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで、Oracle BI Applicationsが提供するOracle Merant ODBC Driverを使用してOracle Business Analytics WarehouseデータベースへのODBC接続を作成します。
たとえば、Connect_to_OLAPというデータベース接続を作成できます。
「システムDSN」タブをクリックします。
「Add」をクリックします。
ドライバのリストで、DACとともにインストールされているOracle Merant ODBC Driver(たとえば、Oracle Merant ODBC Driver in DAC 10g_Oracle - OH1)を選択します。
「ODBC Oracle Driver セットアップ」ダイアログで、次のものを入力または選択します。
フィールド | 説明 |
---|---|
データソース名 | 意味のわかる名前を入力します。 |
サーバー名 | データベースのtnsnameを入力します。 |
クライアントのバージョン | 10gまたは11gデータベースの場合は、10gR1を選択します。 |
「接続のテスト」をクリックして、接続が機能することを確認します。
(ソース・システムがSiebel CRMである場合)Windowsでは、「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで、Oracle Merant Closedドライバを使用してSiebelトランザクション・データベースへのODBC接続を作成します。
WindowsでDB2データベース用のODBC接続を作成するには、次の手順に従います。UNIXまたはLinuxでDB2データベース用のODBC接続を作成する手順については、データベースに付属のドキュメントを参照してください。
DB2データベース用のODBC接続を作成するには:
DB2 Client Configuration Assistantを使用して、DACクライアントをホストするマシンでOracle Business Analytics Warehouseデータベースへのデータベース接続を作成します。ソース・システムがSiebel CRMである場合は、Oracle BI Applicationsインストーラを実行するマシンでトランザクション・データベースへのODBC接続も作成します。
注意: DB2 Client Configuration Assistantを使用してデータベース接続を作成する場合、DB2 Client Configuration Assistantが(デフォルトの動作では)自動的にシステムDSNを作成するため、手順2を省略できます。
Windowsでは、必要に応じて「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで、ODBCドライバを使用してOracle Business Analytics Warehouse(および、ソース・システムがSiebel CRMである場合はトランザクション・データベース)へのODBC接続を作成します。
接続をテストして、それが機能するか確認します。
WindowsでSQL Serverデータベース用のODBC接続を作成するには、次の手順に従います。
SQL Serverデータベース用のODBC接続を作成するには:
Windowsでは、「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで、次の接続を作成します。
DACクライアントをホストするマシンでのOracle Business Analytics WarehouseデータベースへのODBC接続。
(ソース・システムがSiebel CRMである場合)Oracle BI Applicationsインストーラを実行するマシンでのトランザクション・データベースへのODBC接続。
注意: ODBCドライバとしてSQL Serverを選択します。
接続をテストして、それが機能するか確認します。
注意: 「ODBC データ ソース アドミニストレータ」を使用してデータベース接続を作成するときには、ユーザーが入力するログインIDとパスワードを使用して、SQL Server認証オプションが選択されていることを確認します。
Teradataデータベース用のODBC接続を作成するには、次の手順に従います。
WindowsでTeradataデータベース用のODBC接続を作成するには:
DACクライアントをホストするWindowsマシンの「ODBC データ ソース アドミニストレータ」の「システム DSN」タブで、Oracle Business Analytics Warehouse TeradataデータベースへのODBC接続を作成します。
次のパラメータを設定します。
Field=Enter
DateFormat=AAA
SessionMode=ANSI
NoScan=Yes
Unicode環境では、「Teradata ODBC Driver Advanced Options」ダイアログで文字セット・パラメータをUTF8に設定します。
UNIXでTeradataデータベース用のODBC接続を作成するには:
Teradata ODBCドライバを使用して、Teradataデータベース用のODBC接続を作成します。
次の変数をODBC.INIファイルに設定します。
DateFormat=AAA
SessionMode=ANSI
NoScan=Yes
Unicode環境では、「Teradata ODBC Driver Advanced Options」ダイアログで次の項目を追加します。
CharacterSet=UTF8
DACは、Informatica pmrepおよびpmcmdコマンドライン・プログラムを使用して、次の方法でInformatica PowerCenterと通信します。
DACサーバーでは、次のものが使用されます。
PowerCenterリポジトリ・サービスと通信するためのpmrep
PowerCenter統合サービスと通信してInformaticaワークフローを実行するためのpmcmd
DACクライアントでは、次のものが使用されます。
Informaticaワークフローとタスクを同期化し、DACタスク・ソースおよびターゲット・テーブルの情報を最新に保つためのpmrep
pmrepプログラムは、PowerCenter ClientおよびPowerCenter Servicesのbinディレクトリ(たとえば、INFA_HOME\client\binおよびINFA_HOME\server\bin)にインストールされます。DACクライアントはPowerCenter Clientと同じマシンに存在している必要があるという要件があるので、DACクライアントは、そのマシンでpmrepプログラムを使用できます。
pmcmdプログラムは、PowerCenter Servicesのbinディレクトリにインストールされます。DACがpmcmdにアクセスするために、pmcmdは、DACクライアントがインストールされている同じマシンのPowerCenter Clientのbinディレクトリにも存在している必要があります。PowerCenter ServicesのbinディレクトリからPowerCenter Clientのbinディレクトリへのpmcmd実行可能ファイルのコピーは、手動のプロセスです。
pmcmdをPowerCenter Client 9.0.1のbinディレクトリにインストールするには:
次のいずれか1つを実行します。
PowerCenter Services 9.0.1がDACクライアントおよびPowerCenter Client 9.0.1と同じマシンにインストールされている場合は、pmcmd.exeおよびpmrep.exeをINFA_HOME\server\binディレクトリからINFA_HOME\clients\PowerCenterClient\client\binディレクトリにコピーします。
Informatica PowerCenter Services 9.0.1がDACクライアントをホストしているマシン以外のWindowsマシンにインストールされている場合は、pmcmd.exeファイルを、PowerCenter ServicesがインストールされているマシンのINFA_HOME\server\binディレクトリからDACクライアント・マシンのINFA_HOME\clients\PowerCenterClient\client\ディレクトリにコピーします。
Informatica PowerCenter ServicesがUNIXまたはLinuxマシンにインストールされており、Windows上のインストールが使用可能でない場合は、次の手順に従って、DACクライアント・マシン(または他の任意のWindowsマシン)でInformatica PowerCenter Servicesインストーラを実行して統合サービスのみをインストールします。
第4.6.2項「Informatica PowerCenter Servicesのインストール」の説明に従って、Informatica PowerCenter Servicesインストーラを実行します。
INFA_HOME\server\binにあるpmcmd.exeファイルをINFA_HOME\clients\PowerCenterClient\client\binディレクトリにコピーします。
DACメタデータ・ファイルは、(第4.5項「Oracle BI Applicationsファイルのインストール」で説明されているように)Oracle BI Applicationsインストーラによってインストールされます。これらのファイルを、DACクライアントおよびサーバーをホストするマシンにコピーする必要があります。
表4-6では、DACクライアントをホストするマシンにコピーする必要のある、Oracle BI Applicationsインストール内のファイルまたはディレクトリ名の場所について説明します。
表4-7では、DACサーバーをホストするマシンにコピーする必要のある、Oracle BI Applicationsインストール内のファイル名の場所について説明します。
表4-6 DACクライアント・マシンにコピーする必要のあるDACメタデータ・ファイル
ファイル/ディレクトリ名 | Oracle BI Applicationsインストールにおけるファイル/ディレクトリの場所 | 次の場所にコピーする必要のあるファイル/ディレクトリ |
---|---|---|
exportディレクトリ |
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\dac_metadata\dac_client\export |
exportディレクトリの内容を、DACクライアントをホストするマシンのDAC_HOME\dac\exportディレクトリにコピーします。 |
DeleteTriggers.list |
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\dac_metadata\dac_client |
このファイルをDACクライアント・マシンのDAC_HOME\dac\confディレクトリにコピーします。 |
表4-7 DACサーバー・マシンにコピーする必要のあるDACメタデータ・ファイル
ファイル/ディレクトリ名 | Oracle BI Applicationsインストールにおけるファイル/ディレクトリの場所 | 次の場所にコピーする必要のあるファイル |
---|---|---|
parameterfileOLTP.txt |
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\dac_metadata\dac_server |
このファイルをDACサーバー・マシンのDAC_HOME\dac\Informatica\parameters\inputディレクトリにコピーします。 |
parameterfileDW.txt |
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\dac_metadata\dac_server |
このファイルをDACサーバー・マシンのDAC_HOME\dac\Informatica\parameters\inputディレクトリにコピーします。 |
DACに初めてログインするとき、格納されるログイン情報のセットを作成します。また、初回ログイン・プロセスの一部として、DACは、DACリポジトリ・スキーマの作成を求めます。スキーマが作成されたら、DACリポジトリにメタデータをインポートできます。
この項には次のトピックが含まれます:
最初にDACにログインするときは、まずDACリポジトリに接続するための接続を構成する必要があります。この接続情報はDACに格納され、次回以降のログインに使用されます。
DACリポジトリの接続を構成してログインすると、そのリポジトリのスキーマをアップグレードするように求めるプロンプトが自動的に表示されます。
DACリポジトリ・データベース認証ファイル
DACリポジトリへの接続を構成する際、そのプロセスの一環として、新しい認証ファイルを作成するか、既存の認証ファイルを選択します。この認証ファイルによって、リポジトリが格納されているデータベースが認証されます。新しい認証ファイルを作成する場合、データベースのテーブル所有者とパスワードを指定します。
管理者ロールを持つユーザーは、指定したDACリポジトリへのアクセスが必要となるユーザー・アカウントに認証ファイルを配布する必要があります。ユーザー・アカウントの管理の詳細は、第A.2項「DACのユーザー・アカウント管理について」を参照してください。
初めてDACにログインしてリポジトリのスキーマをアップグレードするには:
DACクライアントを起動します。起動するには、DAC_HOME\dacディレクトリに移動して、startclient.batファイルをダブルクリックします。
「Login ...」ダイアログが表示されます。
「Configure」をクリックします。
「Configuring ...」ダイアログで、「Create Connection」を選択し、「Next」をクリックします。
適切な接続情報を入力します。
フィールド | 必要な値 |
---|---|
名前 | DACリポジトリ接続用に一意の接続名を入力します。 |
Connection type | DACリポジトリが格納されるデータベースのタイプを選択します。 |
「Connection String」、「Database name」、「TNS Name」または「Instance」 | DACリポジトリのデータベース名またはデータベース・アカウント名を選択します。
次のように使用します。
|
Database Host | DACリポジトリが配置されるマシンの名前を入力します。 |
Database Port | データベースがリスニングするポート番号を入力します。たとえば、Oracleデータベースの場合デフォルト・ポートは1521で、SQL Serverデータベースの場合デフォルト・ポートは1433です。 |
Optional URL | この接続の標準URLを上書きする場合に使用できます。 |
Optional Driver | この接続の標準ドライバを上書きする場合に使用できます。 |
Authentication File | このフィールドをクリックして、次のいずれかを実行します。
次の詳細手順に進みます。 |
既存の認証ファイルを選択するには、次の手順を実行します。
「Configuring...」ダイアログの「Authentication File」フィールドをクリックします。
「Authentication File」ダイアログで、「Choose existing authentication file」を選択します。
適切なディレクトリに移動し、認証ファイルを選択します。「OK」をクリックします。
「Configuring...」ダイアログで、「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
「Apply」をクリックしてから「Finish」をクリックします。
注意: このDACリポジトリにアクセスする必要があるすべてのユーザー・アカウントにこの認証ファイルを配布する必要があります。 |
新しい認証ファイルを作成するには、次の手順を実行します。
「Configuring...」ダイアログの「Authentication File」フィールドをクリックします。
「Authentication File」ダイアログで、「Create authentication file」を選択します。
新しい認証ファイルを保存するディレクトリに移動し、「OK」をクリックします。
「Create Authentication File」ダイアログで、認証ファイルの一意の名前を入力し、「OK」をクリックします。
リポジトリが配置されるデータベースのテーブルの所有者名とパスワードを入力します。
「Configuring...」ダイアログで、「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
「Apply」をクリックしてから「Finish」をクリックします。
注意: このDACリポジトリにアクセスする必要があるすべてのユーザー・アカウントにこの認証ファイルを配布する必要があります。 |
「Login...」ダイアログで、次の手順を実行します。
ドロップダウン・リストから適切な接続を選択します。
ユーザー名を入力します(たとえば、Administrator)。
パスワードを入力します(たとえば、Administrator)。
「Login」をクリックします。
リポジトリの作成を求められたら、「Yes」をクリックします。
このプロセスでは、DACリポジトリ・テーブルが作成されます。
データベース・タイプによっては、表領域を指定するオプションがある場合があります。
SQL ServerまたはDB2データベース上のリポジトリの場合は、「Unicode」チェック・ボックスが使用できます。デプロイメントでUnicodeスキーマを作成する必要がある場合は、「Unicode」チェック・ボックスを選択します。
この項では、DACリポジトリにメタデータをインポートする方法について説明します。
注意: DACクライアントでは、一度に1つのDACリポジトリにのみ接続できます。 |
DACリポジトリにメタデータをインポートするには:
DACで、「Tools」→「DAC Repository Management」→「Import」を選択して、「Import」ダイアログを表示します。
ダイアログの上部に適切なDAC_HOME\dac\export\ディレクトリが表示されていることを確認します。必要に応じて、「Change import/export directory」ボタンを使用して、\dac\export\ディレクトリを選択します。間違ったディレクトリが選択されると、アプリケーションのリストは空になります。
「Categories」領域で、「Logical」チェック・ボックス→「System」チェック・ボックスを選択します。
これらのオプションによってインポートされる情報は次のとおりです。
「Categories」のオプション | 説明 |
---|---|
Logical | 「DAC Design」ビューに含まれる情報と「DAC Execute」ビューの実行プラン情報をすべてインポートします。 |
System | 「DAC Setup」ビューに含まれている情報をすべてインポートします。ただし、サーバー用パスワードとデータベース接続用パスワードを除きます。 |
「Applications List」表で、「Selected」列のチェック・ボックスを使用して、ETLメタデータをインポートするソース・システム・アプリケーションを指定します。手順は次のとおりです。
「Universal」の横のチェック・ボックスを選択します。
他のアプリケーションで起こりうるETLエラー(タスクが見つからないなど)を回避するには、「Universal」アプリケーションをインポートする必要があります。
デプロイする他の任意のビジネス・アプリケーションのチェック・ボックスを選択します。
注意: 「Data Warehouse」オプションは、Oracleから特に指示されないかぎり選択しないでください。このコンテナは、特殊な目的のために予約されています。 |
ヒント: 選択したアプリケーション名を控えておきます。後の構成手順でデータ・ウェアハウス・テーブルを作成するときに、ここで表示されているとおりに名前を正確に入力する必要があります(詳細は、第4.9.1項「データ・ウェアハウス・テーブルの作成」を参照してください)。 |
「Truncate Repository Tables」チェック・ボックスを選択します。
注意: DACメタデータを初めてインポートする場合は、「Truncate Repository Tables」チェック・ボックスを選択する必要があります。DACメタデータを、すでにメタデータのあるリポジトリにインポートする場合は、次の手順に従います。
|
「Enable Batch Mode」チェック・ボックスを選択します。
注意: Oracle 9iリリース2データベースを使用している場合は、Oracle 9iのJDBCドライバでは配列挿入やバルク挿入が処理されないため、バッチ・モードを使用できません。 |
「OK」をクリックして、「Importing tables」ダイアログを表示します。
選択したシード・データのインポートを確定するには、テキスト・ボックスにテキストを再入力して、「Yes」をクリックします。
インポートを続行することの確認を求められたら、「Yes」をクリックします。
プロセスが完了すると、成功または失敗のメッセージを示すステータス・ボックスが表示されます。プロセスが失敗した場合は、DAC_HOME\dac\log\import.logファイルを使用してエラーを診断します。
注意: インポート・プロセスには通常、DACリポジトリの格納先データベースの場所、ネットワークの速度、および「Import」ダイアログの「Applications」リストで選択されたアプリケーションの数によって、1~5時間かかります。 |
「OK」をクリックします。
ソース・データベースまたはターゲット・データベースがDB2/390データベースの場合は、シード・データをインポートした直後にDACリポジトリが存在するデータベースに接続してDAC_DB2390_Source.sqlまたはDAC_DB2390_Target.sqlを実行します。これらのファイルは、DAC_HOME\dacディレクトリに格納されています。
この項では、Oracle Business Analytics Warehouseデータベースにテーブルを作成する方法について説明します。
注意: この手順を開始する前に、Oracle Business Analytics Warehouse用のデータベースを作成する必要があります。詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照してください。
Oracle Business Analytics Warehouseテーブルは、DACクライアントによって作成されます。この手順で、DACクライアントは、Oracle Business Analytics WarehouseデータベースへのODBC接続を使用します。第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」の説明に従ってOracle Business Analytics WarehouseデータベースへのODBC接続を作成したことを確認します。
Oracle Business Analytics WarehouseデータベースがOracleである場合は、Oracle Merant ODBC Driverを使用してODBC接続を作成する必要があります。このドライバは、Oracle BI Applicationsによってインストールされます。ドライバがこのマシンにインストールされるように、DACクライアントは、Oracle BI Applicationsインストーラを実行することでインストールする必要があります。第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」の説明に従って、Oracle Business Analytics WarehouseODBC DSNを作成します。
この項で説明する手順を実行する前に、Oracle Business Analytics WarehouseにSSEロールが作成されており、データベース・ユーザーがそのロールに割り当てられていることを確認します(詳細は、第4.4.1.1項「SSEロールの作成方法」を参照)。
Oracle Business Analytics WarehouseデータベースがTeradataでない場合は、第4.9.1項「データ・ウェアハウス・テーブルの作成」を参照してデータ・ウェアハウス・テーブルを作成します。
Oracle Business AnalyticsデータベースとしてTeradataデータベースを使用している場合は、テーブルそのものではなく、スキーマ・テーブルを作成するSQLファイルが作成されます。第4.9.2項「Teradataデータベースでのデータ・ウェアハウス・テーブルの作成」の手順に従ってください。
注意: パフォーマンスまたは管理上の理由によりデータ・ウェアハウス・テーブルを別の表領域に移動する必要がある場合、データベース管理者による追加作業が必要になります。
次の手順に従って、データ・ウェアハウス・テーブルを作成します。
Oracle Business Analytics WarehouseデータベースがTeradataである場合は、第4.9.2項「Teradataデータベースでのデータ・ウェアハウス・テーブルの作成」の手順に従います。
データ・ウェアハウス・テーブルを作成するには:
DACで、「Tools」→「ETL Management」→「Configure」を選択します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
「Sources」ダイアログで、ターゲット・データ・ウェアハウスとソース・トランザクション・データベースのデータベース・プラットフォームを選択します。
「OK」をクリックして、Data Warehouse Configuration Wizardを表示します。
「Create Data Warehouse Tables」チェック・ボックスを選択して、「Next」をクリックします。
「Data Warehouse」タブがアクティブになります。
データ・ウェアハウスを格納するデータベースの詳細を入力します。
入力が必要な情報は、データ・ウェアハウスの格納に使用するターゲット・データベースのタイプにより異なります。
フィールド | 説明 |
---|---|
Database Type | (読取り専用)「Sources」ダイアログの「Target data warehouse database platform」フィールドで指定されたデータベースのタイプ(手順2を参照)。
データベース・タイプがDB2/390の場合、「390 Database」チェック・ボックスを選択します。 |
Container | データ・ウェアハウス・テーブルを作成するソース・ビジネス・アプリケーションの名前。
注意: Oracleサポートから値を指定するように指示されないかぎり、このフィールドは空白のままにする必要があります。 「Container」フィールドを空白のままにすると、デフォルトでは次のすべてに対してコンテナが作成されます。
これらのコンテナに共通のテーブルがある場合、1つのテーブルのみが作成されます。たとえば、Oracle 11.5.9とOracle 11.5.10にW_ORG_Dというテーブルがある場合、W_ORG_Dテーブルは1つのみ作成されます。コンテナ間の同じテーブルでカラムが異なる場合、すべてのカラムが含まれるようにそのテーブルが作成されます。 前にシード・データをインポートしたソース・ビジネス・アプリケーションの一部分のみを配置する場合、このフィールドを使用してコンテナ名を指定します。コンテナ名を指定する場合、シード・データの「Import」ダイアログで表示されているとおりにアプリケーションの名前を入力する必要があります。 次に例を示します。
コンテナの詳細は、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 |
Table Owner | データ・ウェアハウスを保持するために設定した有効なデータベース所有者、ユーザー名またはアカウント(詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照)。 |
Password | 「Table Owner」フィールドで指定したデータベース所有者、ユーザー名またはアカウントの有効なデータベース・ユーザー・パスワード(詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照)。 |
ODBC Data Source | Oracle Business Analytics Warehouseのデータソース名(DSN)。
データ・ウェアハウス用に作成したODBC接続の名前(たとえば、Connect_to_OLAP)を指定する必要があります。詳細は、第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」を参照してください。 |
Data Area | (オプション)データ・ウェアハウス・テーブルが作成される表領域。 |
Index Area | (オプション)データ・ウェアハウス・インデックスが作成されるインデックス領域(OracleおよびDB2データベースのみに適用されます)。 |
Is Unicode | データ・ウェアハウス・データベースがUnicodeかどうかを指定します。データベースは、Unicodeスキーマの作成をサポートするように設定する必要があります。詳細は、第4.3.3項「コード・ページおよびデータ移動の要件」を参照してください。 |
「Start」をクリックします。
「Run Status」タブには、プロセスに関する次の情報が表示されます。
「Success」メッセージが表示されたら、データ・ウェアハウス・テーブルの作成は完了です。プロセスに関するログ情報を確認する場合、次のログ・ファイルを使用します。
DAC_HOME\dac\log\config\generate_ctl.log - コンテナ間のすべての競合の詳細を含む、スキーマ定義プロセスのログ
DAC_HOME\dac\log\config\createwtables.log, createwtables.log.out, and createwtables.log.err - DDLIMPプロセスのログ
「Failure」メッセージが表示されたら、データ・ウェアハウス・テーブルはまだ作成されていません。generate_ctl.logのログ情報を使用して、エラーを診断します。createtables.logは生成されません。
この項では、Teradataデータベースでデータ・ウェアハウス・テーブルを作成および削除する方法について説明します。開始する前に、Teradata ODBC構成で作成するテーブルの大文字と小文字が区別されるようにセッション・モードをANSIに設定します(詳細は、第3.5項「Oracle Business Analytics WarehouseのTeradata固有のデータベースのガイドライン」を参照)。
注意: Unicode環境の場合、デフォルトのキャラクタ・セットがUTF-8のログインを使用して、次の手順を実行します。 |
Teradataデータベースにデータ・ウェアハウス・テーブルを作成するには:
DACで、「Tools」→「ETL Management」→「Configure」を選択します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
「Sources」ダイアログで、ソース・データ・ウェアハウスのデータベース・プラットフォームとして「Teradata」を選択し、ターゲット・トランザクション・データベースに対する適切なデータベース・タイプを選択します。
「OK」をクリックして、Data Warehouse Configuration Wizardを表示します。
「Generate create statements for Data Warehouse Tables」チェック・ボックスを選択し、「Next」をクリックして「Data Warehouse SQL」タブを表示します。
「Container」フィールドを使用して個々のコンテナを指定するか、空白のままにしてすべてのコンテナを配置します。
「Start」をクリックします。
「Run Status」タブには、プロセスに関する次の情報が表示されます。
「Success」メッセージが表示されたら、データ・ウェアハウス・テーブルの作成は完了です。プロセスに関するログ情報を確認する場合、次のログ・ファイルを使用します。
\DAC_HOME\dac\config\generate_ctl.log - コンテナ間のすべての競合の詳細を含む、スキーマ定義プロセスのログ
DAC_HOME\dac\config\createtables.log - ddlimpプロセスのログ
「Failure」メッセージが表示されたら、データ・ウェアハウス・テーブルはまだ作成されていません。DAC_HOME\dac\log\config\generate_ctl.logのログ情報を使用して、エラーを診断します。createtables.logは生成されません。
手順6で作成したSQLファイルを\conf\sqlgen\sql\TeradataからSQL Assistantにコピーして、SQLを実行します。
この項では、DACサーバーの構成手順について説明します。内容は次のとおりです。
DACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成する必要があります。
Windowsでは、DACクライアントを使用して、同じDAC_HOME\dac\ディレクトリで実行されるDACサーバーを構成できます。必要に応じて、別のディレクトリにインストールされたDACサーバーや別のWindowsマシンにインストールされたDACサーバーを構成する場合、serverSetupPrompt.batファイルを使用してリポジトリの接続を構成します。
UNIXまたはLinuxでは、次のようにserverSetupPrompt.shスクリプトを使用して、DACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成します。
DACクライアントを使用してDACサーバーのリポジトリの接続を構成するには、第4.10.1.1項「DACクライアントを使用してDACサーバーのリポジトリの接続を構成する方法(Windows)」を参照してください。
serverSetupPromptスクリプトを使用してDACサーバーのリポジトリの接続を構成するには、第4.10.1.2項「serverSetupPromptスクリプトを使用してDACサーバー・リポジトリの接続を構成する方法(Windows、UNIXまたはLinux)」を参照してください。
構成されたDACクライアントと同じDAC_HOME\dac\ディレクトリにDACサーバーが存在する場合、次のようにDACクライアントを使用してDACサーバーとDACリポジトリ間の接続を設定できます。
DACクライアントを使用して、DACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成するには:
DACで、「Tools」→「DAC Server Management」→「DAC Server Setup」を選択します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
注意: DACクライアントを使用して接続するDACリポジトリは、この手順で指定するDACサーバー・リポジトリ接続情報の保存先DACリポジトリになります。
確認ダイアログで、DACリポジトリの接続を構成するかどうか確認されます。
「Yes」をクリックすると「Server Configuration」ダイアログが表示されます。
次の表に示すように、「Repository Connection Information」タブで、適切な情報を入力します。
ヒント: DACサーバーがDACクライアントと同じマシンで稼働している場合、「Populate from preconfigured client connection」をクリックすると、DACクライアントから接続の詳細がフィールドに移入されます。 |
フィールド | 説明 |
---|---|
Connection type | DACメタデータ・リポジトリを格納するために使用しているデータベースのタイプを選択します。次に示す接続詳細は、選択したタイプによって異なります(次の「Connection」フィールドを参照)。 |
「Connection」フィールド(たとえば、インスタンス、TNS名、接続文字列/データベース名など) | DACメタデータ・リポジトリを格納するデータベースの接続詳細を指定します。
|
Table owner name | DACリポジトリを格納するために作成したデータベース・テーブル名またはインスタンス(たとえば、DAC) (詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照)。 |
Password | データベースまたはインスタンスのパスワード(たとえば、DAC)。 |
注意: ここで指定するDACリポジトリ詳細は、次の作業で指定したDACリポジトリ詳細と一致する必要があります。- DACリポジトリを格納するためのデータベースの作成時(詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照)。 - DAC接続の作成時(詳細は、第4.8.1項「DACへのログインとDACリポジトリへの接続の作成」を参照)。 |
「Test Connection」をクリックして、DACリポジトリの接続が機能することを確認します。
「Save」をクリックします。
UNIXまたはLinuxにDACサーバーをインストールする場合、serverSetupPrompt.shを使用して、次のようにDACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成します。DACサーバーのスクリプトの詳細は、第A.7項「DACサーバーのシェル・スクリプトについて」を参照してください。
WindowsにDACサーバーをインストールする場合、serverSetupPrompt.batファイルを使用して、次のようにDACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成します。
serverSetupPromptファイルを使用して、DACサーバーとDACリポジトリ間の接続を構成する手順は次のとおりです。
次のようにserverSetupPromptスクリプトを実行します。
Windowsでは、DAC_HOME\dacディレクトリにあるserverSetupPrompt.batをダブルクリックします。
UNIXまたはLinuxでは、DAC_HOME/dacディレクトリにあるserverSetupPrompt.shを実行します。
「Please make your selection」のプロンプトに対して1を入力し、リポジトリ接続情報を入力します。
接続タイプの選択肢リストから、DACリポジトリを格納するデータベースのタイプの番号を入力します。
第4.10.1.1項「DACクライアントを使用してDACサーバーのリポジトリの接続を構成する方法(Windows)」の接続情報の表に示されているように、接続情報を入力します。
2を入力して、DACリポジトリの接続をテストします。
5を入力して、内容を保存します。
「6」を入力して終了します。
UNIXにDACサーバーをインストールする場合は、Informaticaドメイン・ファイルのパスを定義し、環境変数を手動で設定する必要があります。手順については、第A.6.2項「DACサーバー通信用環境変数をUNIXで設定する方法」を参照してください。
Windowsでは、DAC_HOME\dac\startserver.batスクリプトをダブルクリックして、DACサーバーを起動します。
UNIXまたはLinuxでは、startserver.shを実行して、DACサーバーを起動します。
Windows、UNIXまたはLinuxでのDACサーバーの起動と停止の詳細は、第A.4項「DACの起動と停止を行う方法」を参照してください。
Teradataデータベースでは、結合インデックスを作成および削除するための事前構成タスクはアクティブではありません。
Teradataデータベースの結合インデックスをアクティブにするには:
DACで、抽出するサブジェクトエリアのリストを含む新しい実行プランを作成します。
名前が「Teradata Drop」で始まるすべてのタスクをクエリーして、それらを先行タスクとして追加します。
名前が「Teradata Create」で始まるすべてのタスクをクエリーして、それらを後続タスクとして追加します。
「Parameters」タブで実行プランのパラメータをアセンブルして、それらのパラメータを構成します。
実行プランを再設計します。
この項では、DAC統合設定を構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。
次に示す手順の特定のステップを実行するには、DACサーバーを起動する必要があります。DACサーバーの起動方法については、第A.4項「DACの起動と停止を行う方法」を参照してください。
この項では、DACクライアント、DACサーバー、およびInformatica間で適切な統合が行われるようにするためのDACシステム・プロパティの設定について説明します。
DACシステム・プロパティを設定するには
DACで、「Views」メニューに移動し、「Setup」→「DAC System Properties」を選択します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
次のプロパティの値を設定します。
プロパティ | 必須の値 |
---|---|
DAC Server Host | DACサーバーをホストするマシンの名前またはIPアドレスを入力します。 |
DAC Server OS | DACサーバーをホストするマシンのオペレーティング・システムを入力します。可能な値は、Windows、AIX、Solaris、HP-UX、Linuxです(大/小文字区別)。 |
InformaticaParameterFileLocation | Informaticaソース・ファイル・ディレクトリへのパスを入力します(たとえば、INFA_HOME\ server\infa_shared\SrcFiles)。
使用環境のソース・ファイル・ディレクトリを確認するには、Informatica Administratorを起動し、「Processes」タブの「General Properties」領域に移動します。 |
Repository Name | Informatica PowerCenterリポジトリの名前を指定します。たとえば、BIA_RS。 |
注意: すべてのDACシステム・プロパティの説明については、第A.3項「DACシステム・プロパティを設定する方法」を参照してください。
この項では、DACでInformatica PowerCenter統合サービスおよびInformatica PowerCenterリポジトリ・サービスを登録する方法について説明します。
DACでInformaticaサービスを登録する場合は、次の点に注意してください。
統合サービスを1つ以上登録する必要があります。
リポジトリ・サービスを1つ登録する必要があります。
ヒント
この手順で指定したInformaticaサービスの詳細を確認するには、Informatica Administratorにログインし、適切なドメインを選択して、リポジトリ・サービスおよび統合サービスを表示します。
次のサンプル・スクリーン・ショットでは、Domain_79456に、BIA_RSという名前のPowerCenterリポジトリ・サービスおよびBIA_ISという名前のPowerCenter統合サービスが含まれています。
この例では、次の手順2を実行して、次のスクリーン・ショットのようにPowerCenter統合サービスBIA_ISを登録します。
そして、次の手順3を実行して、次のスクリーン・ショットのようにPowerCenterリポジトリ・サービスBIA_RSを登録します。
詳細は、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
DACでInformaticaサービスを登録するには:
DACで、「Setup」ビューに移動し、「Informatica Servers」タブを表示します。
DACにログインする方法の詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
登録するInformatica統合サービスについて、次の手順を実行します。
「Edit」サブタブで次の情報を入力して、Name = INFORMATICA_DW_SERVERのレコードを変更します(または、新しいレコードを作成します)。
フィールド | 入力または選択 |
---|---|
名前 | DACでPowerCenter統合サービスを識別するための名前。たとえば、「INFORMATICA_DW_SERVER」を使用したり、名前を「BIA_IS」に変更したりすることができます。 |
タイプ | Informatica |
サービス | 使用されているPowerCenter統合サービスの名前。たとえば、BIA_IS。
ここで指定する値は、第4.6.4項「Informatica統合サービスの作成」で指定されたPowerCenterリポジトリ統合の名前と一致している必要があります。 |
Domain | Informaticaドメイン名。たとえば、Domain_machinename。 |
Login | 適切なワークフローの実行権限を持つInformaticaリポジトリ・ユーザー名(たとえば、Administrator)。
注意: DACでは、ネイティブ・セキュリティ・ドメイン内で構成されているInformaticaリポジトリ管理者としてInformaticaにログインする必要があります。そのようなユーザーの作成方法については、第4.6.6.5項「ネイティブ・セキュリティ・ドメインにおけるリポジトリ管理者ユーザーの作成」を参照してください。 Informaticaセキュリティ・ドメインの詳細は、『PowerCenter Administrator Guide』の「Chapter4: Managing Users and Groups」を参照してください。 |
Password | Informaticaリポジトリのユーザー・パスワード(たとえば、Administrator)。 |
Maximum Sessions | Informatica PowerCenter統合サービスでパラレルに実行できるワークフローの最大数。セッションの数が0に指定されているか、または何も指定されていない場合は、DACサーバーではデフォルト値として10が割り当てられます。 |
Repository Name | PowerCenterリポジトリ・サービスの名前(たとえば、BIA_RS)。
ここで指定する値は、第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」で指定されたPowerCenterリポジトリ・サービスの名前と一致している必要があります。 |
Inactive | PowerCenter統合サービスがETLプロセスに参加するかどうかを示します。 |
「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
注意: 統合サービスが実行されている必要があります。
「Save」をクリックして詳細を保存します。
登録するInformaticaリポジトリ・サービスについて、次の手順を実行します。
「Edit」サブタブで次の情報を入力して、Name = INFORMATICA_REP_SERVERのレコードを変更します(または、新しいレコードを作成します)。
フィールド | 入力 |
---|---|
名前 | DACでPowerCenterリポジトリ・サービスを識別するための名前。たとえば、「INFORMATICA_REP_SERVER」を使用したり、名前を「BIA_RS」に変更したりすることができます。 |
タイプ | Repository |
Hostname | Informatica Serverを実行するマシンのホスト名またはIPアドレス。 |
Server Port | Informatica PowerCenterドメインで使用されているゲートウェイ・ノードのポート番号(たとえば、6005)。
リポジトリ・サービスの名前を取得する必要がある場合は、Informatica Administratorにログインし、「Domain」を開き、「Node」を表示して、「Properties」タブを表示し、「General Properties\Port」の値を表示します。 注意: 「General Properties\Gateway Node」の値が「Yes」に設定されているノードを使用する必要があります。 |
Domain | (読取り専用) 手順2で、「Domain」フィールドに指定したドメイン名。 |
Login | 適切なワークフローの実行権限を持つInformaticaリポジトリ・ユーザー名(たとえば、Administrator)。 |
Password | Informaticaリポジトリのユーザー・パスワード(たとえば、Administrator)。 |
Maximum Sessions | Informatica PowerCenter統合サービスでパラレルに実行できるワークフローの最大数。セッションの数が0に指定されているか、または何も指定されていない場合は、DACサーバーではデフォルト値として10が割り当てられます。 |
Repository Name | PowerCenterリポジトリ・サービスの名前(たとえば、BIA_RS)。
ここで指定する値は、第4.6.3項「Informaticaリポジトリ・サービスの作成」で指定されたPowerCenterリポジトリ・サービスの名前と一致している必要があります。 |
Inactive | リポジトリ・サービスがETLプロセスに参加するかどうかを示します。 |
「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
注意: リポジトリ・サービスが実行されている必要があります。
「Save」をクリックして詳細を保存します。
次の手順に従って、DACでトランザクション・データソースおよびデータ・ウェアハウス・データソースを指定します。
注意: iSeries DB2データベース上でホストされているJD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards Worldソース・システムがある場合は、第4.11.3.1項「DB2データベース上でホストされているJD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards World用のデータソース接続の指定」を参照してください。 |
トランザクション・データソースおよびデータ・ウェアハウス・データソースを指定するには:
DACにログインします。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
「Views」メニューで、「Setup」→「Physical Data Sources」を選択します。
「Physical Data Sources」タブに、DataWarehouseという名前のデータ・ウェアハウスの事前作成済レコードと、OLTPソースの1つ以上のレコードが表示されます。DACによってOLTPソース用に作成されるレコードは、DACメタデータのインポート時に選択したビジネス・アプリケーション・ソース・システムによって異なります。詳細は、第4.8.2項「DACリポジトリへのメタデータのインポート」を参照してください。
各レコードについて、「Edit」サブタブに次の情報を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名前 | OLAPまたはOLTPデータベース接続の論理名。デフォルト値は変更しないでください。たとえば、OLAPデータソースの名前としてはDataWarehouseを指定する必要があります。
注意: ETLを実行するための実行プランを作成する場合は、実行プランのパラメータDBConnection_OLTPおよびDBConnection_OLAPのパラメータ値として、ここで指定したOLAPおよびOLTPデータソース名を使用する必要があります。実行プランのパラメータ値の設定の詳細は、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照してください。 |
タイプ |
デフォルト値は変更しないでください。 |
Connection Type | データベースのタイプ。可能な値は次のとおりです。
|
「Instance」、「TNS Name」、「Connection String 」、「Database Name」(注意: フィールド名は「Connection Type」での選択内容によって変わります) | データベースに対する適切な値を入力します。
Oracleデータベース・インスタンスの場合、データベースSIDを入力します(つまり、\network\admin\のtnsnames.oraファイルにあるSERVICE_NAME =の値)。 Oracle TNS名の場合、\network\admin\にあるtnsnames.oraファイルで指定されているTNSエントリ名を入力します。 |
Table Owner | 有効なデータベース・ユーザー。
注意: 登録するトランザクション(OLTP)データベース・ユーザーは、データベース・テーブル所有者である必要があります。または、ユーザーは、少なくとも、すべてのテーブルおよびエイリアスのトランザクション・データベースの読取り権限を持っている必要があります。Siebel CRMデータベースの場合、OLTPデータベース・ユーザーは、すべてのテーブルおよびエイリアスでトリガーとビューを作成する権限を必要とします。詳細は、第4.4.1項「Oracle BI ApplicationsおよびInformatica PowerCenterコンポーネント用のデータベースの作成」を参照してください。 |
Table Owner Password | 有効なデータベース・ユーザーのパスワード。 |
Max Num Connections | この接続プールに含めることのできるデータベース接続の最大数。 |
DB Host | データベースが存在するマシン名またはインスタンス。たとえば、databasename.us.company.comなど。 |
Port | データベースでリスニングするポート番号(たとえば、Oracleデータベースのデフォルトである1521など)。 |
Dependency Priority | 実行プランを設計するときに依存性の生成に使用する数。 |
Data Source Number | データ・ウェアハウスでデータを識別できるようにデータソース・カテゴリーに割り当てられる一意の番号。たとえば、Siebelデータソースには値「1」が使用されます。
データソース・タイプのデータソース・テンプレートを編集する場合、デフォルト値を変更しないことをお薦めします。事前定義のテンプレートを使用しないでデータソースを指定する場合は、そのデータソース・カテゴリーに適切な値を使用する必要があります。たとえば、Oracle EBS R12データソースを指定する場合、DATASOURCE_NUM_IDの値を「9」に指定する必要があります。サポートされているデータソースおよびDATASOURCE_NUM_ID値の詳細なリストについては、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドのデータソース番号IDの構成方法に関する項を参照してください。 この値は、パラメータとしてInformaticaワークフローに渡されます。複数のソースを使用している場合、各ソースに一意の番号が割り当てられます。一般的に、すべてのソースに依存する抽出は、このパラメータを使用してDATASOURCE_NUM_IDカラムにポピュレートし、ソースに依存しないワークフローでは最終次元および要素テーブルにこれらの値を入力します。 |
Default Index Space | (Oracle固有)DACにより、このデータベース接続に対してインデックスを削除および作成する表領域を指定します。
デフォルトの表領域を使用するには、このフィールドを空白のままにします。 |
「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
「Save」をクリックします。
iSeries DB2データベース上でホストされているJD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards Worldソース・システムがある場合は、この項の手順に従って、DACでOLTP接続を指定します。
IBMサイトから、ご使用のiSeries DB2データベースのバージョンに基づいて、適切なドライバを選択してダウンロードします。
ドライバをクラスパスに含めます。たとえば、iSeries V5R4M0上のIBM DB2の場合は、iSeriesサーバーからコピーされたjt400.jarのみをダウンロードします。
DACサーバーおよびiSeries用の適切なドライブ・クライアント・アクセスをホストするマシンで、ソースDB2データベースに接続するデータソース名(DSN)を(ODBC接続を使用して)作成します。
DACにログインします。
「Views」メニューで、「Setup」→「Physical Data Sources」を選択します。
JD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards Worldソースのレコードを選択します。
「Edit」タブで、次のフィールドに値を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名前 | これは、データベース接続の論理名です。選択したOLTPレコード内の名前と一致している必要があります。このデフォルト値は変更しないでください。 |
タイプ | Sourceを入力します。 |
Connection Type | DB2を入力します。 |
Instance | または、接続文字列。手順3で作成したDSNを入力します。後で入力するJDBCドライバおよびURLがデータベースへの接続のオーバーライドに使用されるため、DSN(つまりホスト名)を入力します。 |
Table Owner | 有効なデータベース・ユーザー。 |
Table Owner Password | 有効なデータベース・ユーザーのパスワード。 |
Max Num Connections | この接続プールに含めることのできるデータベース接続の最大数。 |
JDBC Driver | ドライバの名前。ここで入力したドライバは、iSeriesデータベースに接続するドライバをオーバーライドします。JD Edwards EnterpriseOneまたはJD Edwards WorldがホストされているiSeriesのバージョンに適用可能なドライバを選択する必要があります。
たとえば、iSeries V5R4M0上のIBM DB2の場合は、次のドライバを入力します。
|
URL | ドライバのURL。ここで入力したURLは、iSeriesデータベースに接続するドライバURLをオーバーライドします。JDEソースがホストされているiSeriesのバージョンに適用可能なドライバURLを選択する必要があります。たとえば、iSeries V5R4M0上のIBM DB2の場合は、次のURLを入力します。
|
「Test Connection」をクリックして、接続が機能することを確認します。
「Save」をクリックします。
この項では、Informatica PowerCenter Workflow Managerにログインし、関係接続およびアプリケーション接続を定義する方法について説明します。内容は次のとおりです。
注意: Workflow Managerにログインする前に、Informaticaサービスを起動してください。
Informatica Workflow Managerにログインするには:
Informatica PowerCenter Clientマシンで、Informatica PowerCenter Workflow Managerを起動します。
「Repository」→「Connect」を選択して、「Connect to Repository」ダイアログを表示します。
「Connect to Repository」ダイアログで、次の手順を実行します。
「Password」フィールドで、Administratorのパスワードを指定します(たとえば、Administrator)。
「Connection Settings」領域が表示されていない場合は、「More」をクリックします。
「Domain」ドロップダウン・リストの横の「Add」をクリックして「Add Domain」ダイアログを表示します。
「Add Domain」ダイアログで、次の手順を実行します。
Informatica PowerCenter Servicesをインストールしたときに作成されたドメインの名前を指定します(たとえば、Domain_<hostname>)。
ゲートウェイ・ホストの完全修飾ホスト名を指定します(たとえば、mymachine@us.company.com)。
ゲートウェイ・ポートのポートを指定します(たとえば、6005)
「OK」をクリックして、詳細を保存し、「Add Domain」ダイアログを閉じます。
「Connect」をクリックします。
Informatica PowerCenter Workflow Managerを使用して、次のようにデプロイメントで必要な関係接続およびアプリケーション接続を構成します。
PeopleSoft OLTPデータソースを除くすべてのデータソースの場合は、第4.12.2.1項「関係接続の構成方法」の手順に従って、OLTPデータソースとOLAPデータソースの両方のためのリレーショナル・データベース接続を構成します。
PeopleSoft OLTPデータソースの場合は、第4.12.2.2項「PeopleSoft OLTPデータソース用のアプリケーション接続の構成方法」の手順に従って、アプリケーション接続を構成します。
Teradataデータベースの場合は、第4.12.2.3項「(Teradata固有)Teradata外部ローダー接続用Informaticaリポジトリの構成方法」の追加手順に従います。
注意: これらのタスクを実行するには、Informaticaサービスが実行されている必要があります。
次の手順に従って、関係接続を構成します。
Informatica PowerCenter Workflow Managerで、「Connections」→「Relational」を選択して「Relational Connection Browser」を表示します。
各トランザクション(OLTP)データベースの接続およびOracle Business Analytics Warehouse (OLAP)データベースの接続を作成する必要があります。
作成する必要がある各データベース接続について、次の手順を実行します。
「New」をクリックして「Select Subtype」ダイアログを表示し、適切なデータベース・タイプ(たとえば、Oracle)を選択し、「OK」をクリックして「Connection Object Definition」ダイアログを表示します。
「Connection Object Definition」ダイアログを使用して、関係接続を定義します。
「OK」をクリックしてこれらの詳細を保存します。
注意:
ターゲット・データベースがOracleまたはDB2である場合は、次の設定を使用してください。
「New」をクリックし、適切なデータベース・タイプを選択して、「OK」をクリックします。
Name: Oracle Business Analytics Warehouseへの接続の場合は、DataWarehouse。
DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに「DataWarehouse」と指定する必要があります。OLTPへの接続の場合は、DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに名前を指定する必要があります。たとえば、ソース・システムがSiebelリリース7.8.xである場合は、この接続にSEBL_78という名前を付けます。詳細は、第4.11.3項「物理データソースの設定」を参照してください。
User Name: データベースにアクセスするための適切なデータベース読取りおよび書込み権限を持つデータベース・ユーザー名。
Password: ユーザー名のパスワード。
Connect string: データベースとの通信に使用される接続文字列(この値の指定については、Informaticaのヘルプを参照)。
Code Page: データベース・クライアントのコード・ページと互換性のあるコード・ページ。NLS_LANG(Oracleデータベース)またはDB2CODPAGE(DB2データベース)が設定されている場合、「Code Page」の値は、これらの変数によって設定された言語と互換性のあるコード・ページである必要があります。詳細は、第4.3.3項「コード・ページおよびデータ移動の要件」を参照してください。
ターゲット・データベースがSQL Serverである場合は、次の設定を使用してください。
「New」をクリックして、タイプに「ODBC」を選択し、「OK」をクリックします。
Name: Oracle Business Analytics Warehouseへの接続の場合は、DataWarehouse。DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに「DataWarehouse」と指定する必要があります。OLTPへの接続の場合は、DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに名前を指定する必要があります(たとえば、ソース・システムがSiebelバージョン7.8.xである場合は、この接続にSEBL_78という名前を付けます)。詳細は、第4.11.3項「物理データソースの設定」を参照してください。
User Name: データベースにアクセスするための適切なデータベース読取りおよび書込み権限を持つデータベース・ユーザー名。
Password: ユーザー名のパスワード。
Code Page: データベース・クライアントのコード・ページと互換性のあるコード・ページ。
Database name: データベースの名前。
Server name: データベース・サーバー名。
Domain name: ドメインの名前。
ターゲット・データベースがTeradataである場合は、次の設定を使用してください。
「New」をクリックして、タイプに「Teradata」を選択し、「OK」をクリックします。
Name: Oracle Business Analytics Warehouseへの接続の場合は、DataWarehouse。DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに「DataWarehouse」と指定する必要があります。OLTPへの接続の場合は、DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに名前を指定する必要があります(たとえば、ソース・システムがSiebelバージョン7.8.xである場合は、この接続にSEBL_78という名前を付けます)。詳細は、第4.11.3項「物理データソースの設定」を参照してください。
User Name: データベースにアクセスするための適切なデータベース読取りおよび書込み権限を持つデータベース・ユーザー名。
Use Parameter in Password: データベース・ユーザー名のパスワードがセッション・パラメータ$ParamNameであることを示します。ワークフローまたはセッション・パラメータ・ファイル内でパスワードを定義し、pmpasswd CRYPT_DATAオプションを使用してそれを暗号化します。
Password: データベース・ユーザー名のパスワード。Teradata接続の場合、これは、ODBCエントリ内のデータベース・パスワードをオーバーライドします。パスワードは、7ビットASCIIである必要があります。
Code Page: データベース・クライアントのコード・ページと互換性のあるコード・ページ。
Database name: データベースの名前。Teradata接続の場合、これは、ODBCエントリ内のデフォルトのデータベース名をオーバーライドします。Teradata接続用のデータベース名を入力しない場合、統合サービスでは、ODBCエントリ内のデフォルトのデータベース名が使用されます。
Data Source name: Teradata ODBCデータソースの名前。
Domain name: ドメインの名前。
PeopleSoft OLTPデータソースは、InformaticaのPowerConnect for PeopleSoftを実装するアプリケーション接続を使用します。PeopleSoft OLTPデータソースは、関係接続を使用しません。そのため、Informatica Workflow Managerを使用して、次のようにPeopleSoft OLTPデータソース用のアプリケーション接続を定義する必要があります。
注意: PeopleSoftアダプタとの、OLAPデータベース用の関係接続を構成する必要があります(詳細は、第4.12.2.1項「関係接続の構成方法」を参照)。
PeopleSoft OLTPデータソース用のアプリケーション接続を構成する手順は次のとおりです。
Informatica PowerCenter Workflow Managerで、「Connections」→「Application」を選択して、「Application Connection Browser」ダイアログを表示します。
各PeopleSoftトランザクション(OLTP)データソース用のアプリケーション接続を作成する必要があります。
作成する必要がある各アプリケーション接続について、次の手順を実行します。
「New」をクリックして「Select Subtype」ダイアログを表示し、適切なデータベース・タイプ(たとえば、PeopleSoft Oracle)を選択し、「OK」をクリックして「Connection Object Definition」ダイアログを表示します。
「Connection Object Definition」ダイアログを使用して、アプリケーション接続を定義します(接続の名前の例: PSFT_9_0_HCM)。
「OK」をクリックしてこれらの詳細を保存します。
注意:
DACの「Setup」ビューの「Physical Data Sources」タブに表示されるとおりに「Name」の値を指定する必要があります。たとえば、DACでのソース・システムの名前がPSFT_9_0_HCMである場合は、この接続にPSFT_9_0_HCMという名前を付ける必要があります。詳細は、第4.11.3項「物理データソースの設定」を参照してください。
Connect string: データベース用の接続文字列(この値の指定については、Informaticaのヘルプを参照)。
Teradata用のInformaticリポジトリを構成するには、次の手順を実行する必要があります。
Teradata用のローダー接続を指定します(詳細は、第4.12.2.3.1項「Teradata用のローダー接続の指定方法」を参照)。
各ワークフローについて、ローダー接続の詳細をセッション・レベルで指定します(詳細は、第4.12.2.3.2項「ワークフロー・レベルでのTeradata詳細の指定方法」を参照)。
Informatica PowerCenter Workflow ManagerでTeradata外部ローダー接続用にInformaticaリポジトリを構成するには、次の手順に従います。
Informatica PowerCenter Workflow Managerで、「Connections」→「Loader」を選択して「Loader Connection Browser」を表示します。
「Objects」リストで、「Teradata_Tpump_Upsert」を選択し、「Edit」をクリックして「Connection Object Definition」ダイアログを表示します。
必要に応じて、「User Name」、「Password」、「TDPID」、「Database Name」、「Error Database」、「Log Table Database」、およびその他の属性を編集します。「Error Database」および「Log Table Database」に値を入力しないと、「Tables Database」と同じ値がデフォルトとして使用されます。
次のオブジェクトについて、この手順を繰り返します。
Teradata_Tpump_Update
Teradata_Tpump_Insert
Teradata_Tpump_Delete
Teradata_Tpump_Upsert
Unicode環境では、各外部ローダーの「External Loader Executable」属性の値に「-c UTF8」を追加します。
次に例を示します。
tpump -c UTF8
「Close」をクリックして「Loader Connection Browser」を閉じます。
各セッションについて、次のようにTeradata詳細を指定する必要があります。
Informatica PowerCenter Workflow Managerで、ワークフローに移動し、「Task Developer」ペインでセッションを開きます。
セッションをダブルクリックして「Edit Tasks」ダイアログを表示します。
「Mapping」タブを表示します。
左のナビゲータ・パネルの「Targets」ノードで、Teradataテーブル名を選択します。
「Writers」領域で、ターゲット・テーブルの「Writers」ドロップダウン・リストから「File Writer」を選択します。
「Connections」領域で、「Teradata_Tpump_Upsert」または他の「Teradata_Tpump_XXX」をローダーとして選択します。
「Connections - Value」フィールドの横の編集アイコン(鉛筆のアイコン)をクリックして、「Connection Object Definition」ダイアログを表示します。
Teradataデータベースにログインするためのユーザー名とパスワードを入力します。
注意: 「Attributes」リストで、次の属性が指定されていることを確認します。
TDPID
Database name
Error Database
Log Table Database
これらの属性値が、接続レベルで定義された属性から継承されていない場合、それらを指定する必要があります。
「Attributes」リストで、「Error Table」および「Log Table」の値を指定します。
注意: この手順は、Siebelソース・システムに固有のものでありません。すべてのタイプのソース・システムで実行する必要があります。 |
ソースからターゲットへのデータ移動構成がUnicodeからUnicodeである場合、統合サービス上でSiebelUnicodeDBというカスタム・プロパティを作成する必要があります。ソースからターゲットへのデータ移動構成が、Code PageからCode PageとCode PageからUnicodeのいずれかである場合は、このプロパティを作成する必要はありません。サポートされているソースからターゲットへの構成モードの詳細、および使用環境でのソースからターゲットへの構成を特定する方法については、第4.3.3項「コード・ページおよびデータ移動の要件」を参照してください。
統合サービスでSiebelUnicodeDBカスタム・プロパティを作成および設定するには:
Informatica Administratorにログインします。Informatica Administratorへのログイン方法については、第A.8項「Informatica Administratorにログインする方法」を参照してください。
「Integration Service」を選択します。
「Properties」タブで、「Custom Properties」領域にスクロールし、「Edit」をクリックします。
「Name」フィールドに、次のとおり入力します。
SiebelUnicodeDB
「Value」フィールドに、次のとおり入力します。
[user_OLTP]@[connectString_OLTP] [user_OLAP]@[ConnectString_OLAP]
各項目の意味は次のとおりです。
[user_OLTP]は、OLTPソース・データベースのデータベース・ユーザーです。これは、Informatica Workflow ManagerでOLTP用の関係接続を作成したときに「User Name」フィールドに入力した値と一致している必要があります。
[ConnectString_OLTP]は、OLTP用の接続文字列です。 これは、Informatica Workflow ManagerでOLTP用の関係接続を作成したときに「Connect String」フィールドに入力した値と一致している必要があります。
[user_OLAP]は、Oracle Business Analytics Warehouseデータベースのデータベース・ユーザーです。これは、Informatica Workflow Managerでデータ・ウェアハウス用の関係接続を作成したときに「User Name」フィールドに入力した値と一致している必要があります。
[ConnectString_OLAP]は、データ・ウェアハウスの接続文字列です。これは、Informatica Workflow Managerでデータ・ウェアハウス用の関係接続を作成したときに「Connect String」フィールドに入力した値と一致している必要があります。
たとえば、oltp@db204007.host.com olap@db204008.host.com
です。
注意: OLTPの文字列とOLAPの文字列の間には、必ず空白を入れてください。入力するユーザー名と接続文字列は、Informatica Workflow Managerで関係接続に使用した値と大/小文字の区別も一致している必要があります。
関係接続の詳細は、第4.12.2項「Informatica PowerCenter Workflow Managerでの接続の構成」を参照してください。
この項では、電子メール通知を受信するためのDACの設定方法について説明します。内容は次のとおりです。
次の手順に従って、電子メール受信者を構成します。
DACで電子メール受信者を構成するには:
DACで、「Setup」ビューに移動します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
「Email Recipients」タブをクリックします。
「New」をクリックします。
下の「Edit」タブで、次の情報を入力します。
フィールド | 説明 |
---|---|
名前 | 通知先ユーザーの論理名。 |
Email Address | 通知の送信先電子メール・アドレス。 |
Notification Level | 通知レベルは次のとおりです。
|
Inactive | 選択された電子メールのアクティブ化が、有効か無効かを示します。 |
Needs Authentication | 企業電子メール・サーバーに認証が必要かどうかを示す読取り専用の値(この値は、「Tools」→「DAC Server Setup」を選択して設定します)。 |
DACで電子メール管理者アカウントを構成するには、次の手順に従います。この手順により、受信者は、ETLステータスの更新を自動的に受信できるようになります。たとえば、データ・ウェアハウス管理者が、ETLルーチンの完了時に、その通知を受け取ることなどが考えられます。
DACサーバーには、任意のSMTPログイン認証サーバーに接続する、ログイン認証ベースの組込み電子メール(SMTP)クライアントがあります。
注意: 電子メール機能を動作させるには、SMTP認証モード・ログインが有効化されたSMTPサーバーを使用している必要があります。たとえば、Microsoft Exchange Serverを使用している場合、SMTPモジュールを有効化し、認証を基本モードで有効化する必要があります。DACサーバーによる電子メールの送信を可能にするには、SMTPサーバー・アウトバウンド電子メール認証を有効化する必要があります。 |
DACサーバーの電子メール管理者アカウントを構成するには:
DACのメニュー・バーで、「Tools」→「DAC Server Management」→「DAC Server Setup」を選択します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
確認ダイアログで、DACリポジトリの接続を構成するかどうか確認されます。
「Yes」をクリックします。
「Server Configuration」ダイアログが表示されます。
「Email Configuration」タブを表示し、DACサーバー情報の電子メールを送信する電子メール・アドレスの電子メール詳細を入力します。
「Save」をクリックします。
構成が完了したら、DACサーバーを起動できます。
初めてOracle Business Intelligence Applicationsをインストールして設定するときは、RPDファイルに事前定義されたリポジトリの接続および変数を構成する必要があります。この項では、事前定義された接続プールと変数、およびOracle BI Administration Toolを使用してそれらを構成する方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
Oracle BIリポジトリには、次の事前定義されたデータベースが含まれています。
Oracle Data Warehouse
Oracle EBS OLTP
PeopleSoft OLTP
Siebel OLTP
Loyalty Input Data Source
Oracle BI Administration Toolの物理レイヤーでデータベースの接続プールを構成します。
Oracle Data Warehouseの物理データベースには、次の2つの接続プールが事前に定義されています。
Oracle Data Warehouse Connection Pool。Oracle Business Analytics Warehouse Connection Poolは、Oracle BI リポジトリのメインの接続プールです。物理データ・ウェアハウスに接続するには、この接続プールを構成する必要があります。この接続は、セッションの初期化ブロックによって使用されます。この接続プールを使用して、動的データソース名を設定できます。
Oracle Data Warehouse Repository Initblocks Connection Pool。使用する物理データ・ウェアハウスに接続するには、Oracle Data Warehouse Repository Initblocks Connection Poolを構成する必要があります。この接続は、リポジトリ・レベルの初期化ブロックによって使用されます。リポジトリ・レベルの初期化ブロックで、動的データソース名の使用を構成することはできません。
構成プールの構成については、第4.15.2項「Oracle BIリポジトリの接続の構成方法」を参照してください。
動的データソース名を設定することで、管理者がAnalyticsサーバーのインスタンスを1つ設定して、ユーザーに応じて異なるデータ・ウェアハウスに接続できるようになります。動的データソース名の設定方法の詳細は、第4.15.4項「動的データソース名の構成方法」を参照してください。
次の静的変数も構成する必要があります。
OLAP_DSN。OLAP_DSN静的変数の値は、ウェアハウス・データベースのデータソース名に設定されます。
OLAP_USER。OLAP_USER静的変数の値は、ウェアハウス・データベースのデータベース・ユーザー名に設定されます。
OLAPTBO。OLAPTBO静的変数の値は、データ・ウェアハウス・データベースのデータベース・テーブル所有者に設定されます。
変数マネージャを使用して、Oracle BI Administration ToolでStatic変数を構成します(「Manage」→「Variables」を選択し、「Variables\Static」ノードを開きます)。Static変数の構成の詳細は、第4.15.3項「Oracle BIリポジトリの変数の構成方法」を参照してください。
PeopleSoft OLTP、Siebel OLTP、Oracle EBS OLTPの各データベースには、事前に接続プールが2つずつ定義されています。RPD内の実際のデータベースは、どのモジュールがライセンスされているかに応じて異なります。各データベース内の接続プールとその機能は次のとおりです。
Oracle EBS OLTP
Oracle EBS OLTP DBAuth Connection Pool。Oracle EBS OLTP DBAuth Connection Poolは、データベース認証が必要な場合に使用されます。
Oracle EBS OLTP Connection Pool。Oracle EBS OLTP Connection Poolは、Oracle EBS OLTPシステムへの接続に使用されます。
次の静的変数も構成する必要があります。
ORA_EBS_OLTP_DSN。ORA_EBS_OLTP_DSN静的変数の値は、Oracle EBS OLTPデータベースのデータソース名に設定されます。
ORA_EBS_OLTP_USER。ORA_EBS_OLTP_USER静的変数の値は、Oracle EBS OLTPデータベースのデータベース・ユーザー名に設定されます。
Siebel OLTP
Siebel OLTP DBAuth Connection Pool。Siebel OLTP DBAuth Connection Poolは、データベース認証が必要な場合に使用されます。
Siebel OLTP Connection Pool。Siebel OLTP Connection Poolは、Siebel OLTPシステムへの接続に使用されます。
次の静的変数も構成する必要があります。
OLTP_DSN。OLTP_DSN静的変数の値は、Siebel OLTPデータベースのデータソース名に設定されます。
OLTP_USER。OLTP_USER静的変数の値は、Siebel OLTPデータベースのデータベース・ユーザー名に設定されます。
PeopleSoft OLTP
PeopleSoft OLTP DBAuth Connection Pool。PeopleSoft OLTP DBAuth Connection Poolは、データベース認証が必要な場合に使用されます。
PeopleSoft OLTP Connection Pool。PeopleSoft OLTP Connection Poolは、PeopleSoft OLTPシステムへの接続に使用されます。
次の静的変数も構成する必要があります。
PSFT_OLTP_DSN。OLTP_DSN静的変数の値は、PeopleSoft OLTPデータベースのデータソース名に設定されます。
PSFT_OLTP_USER。OLTP_USER静的変数の値は、PeopleSoft OLTPデータベースのデータベース・ユーザー名に設定されます。
Loyalty Input Data Source
Loyalty Input Connection Pool。Loyalty Input Connection Poolは、Loyalty OLTPシステムへの接続に使用されます。
この項では、Oracle Business Intelligence Applicationsによって使用されるリポジトリ接続の構成方法について説明します。少なくとも、次のものを構成する必要があります。
Oracle Data Warehouseデータベース用の接続プール
デプロイする各OLTPデータソース(たとえば、Oracle EBS OLTP、PeopleSoft OLTP、Siebel OLTP)用の接続プール。
構成する各接続プールについて、次のことを実行する必要があります。
各接続プールのデータベース・タイプの指定(詳細は、第4.15.2.1項「接続プールのデータベース・タイプの指定方法」を参照)。
各接続プールの接続詳細の指定(詳細は、第4.15.2.1項「接続プールのデータベース・タイプの指定方法」を参照)。
注意: OracleのJD Edwards EnterpriseOneおよびJD Edwards Worldは両方とも、標準のOracle Data Warehouseの物理接続を使用するため、それらについては、追加の構成は必要ありません。 |
Oracle Data Warehouse接続プールのデータベース・タイプ、およびデプロイする各OLTPデータソース用の接続プールを指定する必要があります。
接続プールのデータベース・タイプを指定するには:
Oracle BI Administration Toolを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルの場所については、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
「Physical」ペインで、「Oracle Data Warehouse」オブジェクトをダブルクリックします。
「General」タブを表示します。
「Database」フィールドを使用して、データベース・タイプを指定します。
リポジトリを保存します。
「Check Global Consistency」に対して「はい」をクリックします。
デプロイする各OLTPデータソース(たとえば、Oracle EBS OLTP、PeopleSoft OLTP、Siebel OLTP)について、手順1~6を繰り返します。
「Warnings」が表示されたら、「OK」をクリックします。
Oracle Data Warehouse接続プールの接続詳細、およびデプロイする各OLTPデータソース用の接続プールを指定する必要があります。
Oracle BIリポジトリの接続プールを構成するには:
Oracle BI Administration Toolを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルの場所については、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
「Physical」ペインで、次の手順を実行します。
「Oracle Data Warehouse」ノードを開き、「Oracle Data Warehouse Connection Pool」をダブルクリックして「Connection Pool」ダイアログを表示します。
「Data source name」フィールドを使用して「VALUEOF(OLAP_DSN)」を指定します。
「User name」フィールドを使用して「VALUEOF(OLAP_USER)」を指定します。
「Password」フィールドを使用して、データベース・パスワードを指定します。
注意: VALUEOF関数で指定される変数値は、変数マネージャで指定されます。変数値の指定の詳細は、第4.15.3項「Oracle BIリポジトリの変数の構成方法」を参照してください。
前述の手順a~dを、デプロイする他の接続プールに対して繰り返します。
たとえば、Oracle EBS OLTPを構成するには、「Oracle EBS OLTP」オブジェクトを開き、「Oracle EBS OLTP Connection Pool」をダブルクリックして「Connection Pool」ダイアログを表示します。
リポジトリを保存します。
「Check Global Consistency」に対して「はい」をクリックします。
「Warnings」が表示されたら、「OK」をクリックします。
この項では、Oracle BIリポジトリの変数の構成方法について説明します。
注意: Oracle Financial Analyticsとともにマルチカレンダをデプロイする場合は、デフォルトでは無効になっている多数の初期化ブロックを有効にしておく必要があります。詳細は、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドの第3章を参照してください。
Oracle BIリポジトリの変数を構成するには:
Oracle BI Administration Toolを使用して、OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを開きます。
OracleBIAnalyticsApps.rpdファイルの場所については、第4.16項「メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログのデプロイ」を参照してください。
「Manage」メニューで、「Variables」をクリックして「Variable Manager」を表示します。
「Variables\Static」ノードを開きます。
次の変数を編集します。これらの変数は、すべてのデプロイメントに適用されます。
GLOBAL_CURRENCY1
GLOBAL_CURRENCY2
GLOBAL_CURRENCY3
OLAP_DSN
OLAP_USER
OLAPTBO
注意:
グローバル通貨の値は、DACの「Source System Parameter」の値と一致している必要があります。
SQL Serverデータベース環境では、Dim_W_ORDER_ITEM_F_Contact_First_and_Last_Order_Datesを使用するアプリケーション(たとえば、Siebel Marketing 8.1.1.1)をデプロイする場合、OLAPTBOセッション変数の値を「dbo」に設定する必要があります。この値を設定しないと、次のようなエラー・メッセージが表示されます。
[SQL Server]Invalid object name @ 'SIEBEL.W_ORDERITEM_F'.. [nQSError: 16002]
デプロイメントに固有の次の変数を編集します。
Oracle EBS OLTPデータソースの場合は、次の変数を編集します。
ORA_EBS_OLTP_DSN(Oracle EBS固有)
ORA_EBS_OLTP_USER(Oracle EBS固有)
PeopleSoft OLTPデータソースの場合は、次の変数を編集します。
PSFT_OLTP_DSN(PeopleSoft固有)
PSFT_OLTP_USER(PeopleSoft固有)
Siebel OLTPデータソースの場合は、次の変数を編集します。
OLTP_DSN(Siebel固有)
OLTP_USER(Siebel固有)
「Variables Manager」ダイアログを閉じます。
Oracle BIリポジトリのパスワードをリセットするには:
「Manage」メニューで、「Security」をクリックして「Security Manager」を表示します。
「Security Manager」ダイアログで、「Users」をクリックし、次の手順を実行します。
管理者ユーザーをダブルクリックして「User」ダイアログを表示します。
「Password」フィールドを使用して、パスワードを変更します。
SADMINユーザーについて、手順a~bを繰り返します。
「Security Manager」を保存して閉じます。
リポジトリを保存します。
「Check Global Consistency」に対して「はい」をクリックします。
「Warnings」が表示されたら、「OK」をクリックします。
この項では、動的データソース名の作成方法と構成方法について説明します。
動的データソース名を使用すると、管理者がAnalyticsサーバーのインスタンスを1つ設定して、ユーザーに応じて異なるデータ・ウェアハウスに接続できるようになります。この場合、外部システム(LDAPなど)に基づいたユーザー認証を設定し、使用するリポジトリに対して次の操作を行う必要があります。
新しいセッション変数Session_OLAP_DSNおよびSession_OLAP_USERを作成します。
Oracle Data Warehouse Repository Initblocks Connection Poolを使用してユーザー・ログインを基にこれらのセッション変数をポピュレートする、セッション初期化ブロックを作成します。
この初期化ブロックを、Authorization初期化ブロックの「Execution Precedence」リストに追加します。
Oracle Data Warehouse Connection Poolの「Source Name」フィールドと「User Name」フィールドの値を、それぞれVALUEOF(Session_OLAP_DSN)とVALUEOF(Session_OLAP_USER)に変更します。
接続プールの構成については、第4.15.2.2項「接続プールの接続詳細の指定方法」を参照してください。
このフィールドのパスワードを、「User Name」と同じ値で更新します。
Oracle BI Applicationsをインストールすると、メタデータ・リポジトリ・ファイル(RPD)とプレゼンテーション・カタログがインストール・マシンに配置されます。Fusion Middleware Controlを使用して、Oracle BI Applications RPDファイルおよびプレゼンテーション・カタログ・ファイルをデプロイして構成する必要があります。ターゲットのOracle BI EEマシンは、インストール・マシンでも別なマシンでもかまいません。
デプロイメントの拡張およびスケーリングの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』を参照してください。
メタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログをデプロイする手順は次のとおりです。
次のように、メタデータ・リポジトリとプレゼンテーション・カタログをターゲットのOracle BI EEマシンにコピーします。
表4-8 Oracle BI EEマシンへのOracle BI EEコンポーネントのコピー
コピーするファイル | コピー元 | コピー先 |
---|---|---|
OracleBIAnalyticsApps.rpd |
インストール・マシン: ORACLE_HOME |
ターゲットのOracle BI EEマシン:
|
インストール・マシン: ORACLE_HOME |
ターゲットのOracle BI EEマシン:
EnterpriseBusinessAnalytics.zipファイルを解凍し、その内容を\catalog\ディレクトリにコピーする必要があります。 |
注意: ターゲットのOracle BI EEマシンは、インストール・マシンでも別なマシンでもかまいません。
RPDファイルのコピー後、Oracle BI Administratorを使用してOracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを開いて、リポジトリを検証することができます。初めてRPDファイルを開くときは、パスワードとしてAdmin123を使用してリポジトリにアクセスします。そして、「File\Change Password」オプションを使用してパスワードを変更することをお薦めします。
Oracle Business Intelligence Administration Toolを使用してOracleBIAnalyticsApps.rpdファイルを開くには、Admin123というパスワードを使用します。
注意: デフォルトのパスワードを変更してください。それには、Oracle Business Intelligence Administration Toolを使用します。手順については、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。 |
Oracle Fusion Middleware Controlを使用して、次のようにメタデータ・リポジトリおよびプレゼンテーション・カタログをデプロイします。
Fusion Middleware Controlで、「Business Intelligence概要」ページに移動します。
たとえば、http://<hostname>:7001/emに接続し、「<Farm」→「Business Intelligence」→コア・アプリケーション→「概要」を選択します。
「デプロイメント」ページの「リポジトリ」タブが表示されます。
「リポジトリ」タブで、現在公開されているリポジトリ(「デフォルトRPD」と呼ばれます)の名前を表示できます。
「構成をロックして編集」をクリックして変更を行います。
共有モードでリポジトリを公開するには、「リポジトリの共有」を選択し、「共有場所」を指定します。
このオプションを選択しないと、このページでアップロードするリポジトリは、デフォルトで配信モードを使用して公開されます。
BIリポジトリ・サーバーのアップロード領域を使用して、OracleBIAnalytics.rpdファイルの場所およびリポジトリのパスワードを指定します。
「リポジトリ・ファイル」オプションおよび「リポジトリ・パスワード」オプションのページレベルのヘルプにアクセスするには、ページの「ヘルプ」ボタンをクリックします。
「BIプレゼンテーション・カタログ」領域を使用して、BIプレゼンテーション・カタログの場所を指定します。
「カタログの場所」オプションのページレベルのヘルプにアクセスするには、ページの「ヘルプ」ボタンをクリックします。
「適用」をクリックし、「変更のアクティブ化」をクリックします。
「Business Intelligence概要」ページに戻り、「再起動」をクリックします。
Oracle BI ApplicationsとともにデプロイされたBI EEシステムが、Oracle BI Applicationsのインストールに使用されたBI EEシステムと異なる場合は、次の手順に従って、デプロイ済のBI EEシステム上のBIドメインにセキュリティ・ポリシーを適用する必要があります。
Oracle BI ApplicationsとともにデプロイされたBI EEシステムが、Oracle BI Applicationsのインストールに使用されたBI EEシステムと同じ場合は、Oracle BI Applicationsインストーラによってこの構成が自動的に行われます。
Oracle BI Applicationsセキュリティ・ポリシーをBIドメインに適用する手順は次のとおりです。
注意: マシンAは、インストール・マシンです。マシンBは、デプロイメント・マシンです。
BI EEシステムのすべてのプロセスを停止します。具体的には次のとおりです。
管理サーバー
(クラスタがある場合)bi_clusterクラスタ内のすべての管理対象サーバー
すべてのopmn管理対象プロセス
マシンBで、既存のDOMAIN_HOME/config/fmwconfig/system-jazn-data.xmlをバックアップし、名前を変更します。
たとえば、BI EEルート・フォルダがOracleBIEE11gという名前である場合、ドメイン・フォルダの場所(Windows)は、C:\OracleBIEE11g\user_projects\domains\bifoundation_domain\config\fmwconfig
となります。
マシンAのORACLE_HOME/biapps/admin/provisioning/system-jazn-data.xmlからマシンBのDOMAIN_HOME/config/fmwconfigにOracle BI Applications jaznファイルをコピーします。
Oracle BI Applicationsセキュリティ・ポリシーを有効にするために、BI EEシステム内のすべてのプロセスを起動します。具体的には次のとおりです。
管理サーバー
(クラスタがある場合)bi_clusterクラスタ内のすべての管理対象サーバー
すべてのopmn管理対象プロセス
この項では、特定の環境に応じて必要になる可能性のある構成手順について説明します。
Siebel固有の必須構成タスクについては、第4.18.4項「Siebel固有の構成タスク」を参照してください。
Teradata固有の必須構成タスクについては、第4.18.5項「Teradata固有の構成タスク」を参照してください。
注意: この項のタスクを完了した後、初めてETLロード・プロセスを実行する前に、使用環境に応じて追加の構成手順を実行する必要がある可能性があります。ソース・システム固有およびアプリケーション固有の必須構成タスクの詳細は、Oracle Business Intelligence Applications Informatica PowerCenterユーザーのための構成ガイドのOracle BI Applicationsの構成の概要に関する項を参照してください。 |
この項には次のトピックが含まれます:
特定のソース・システムで使用するために、Oracle BI Applicationsとともに提供されるセキュリティ関連の初期化ブロックを構成する必要がある場合があります。Oracle BI Applicationsのセキュリティ・モデルについては、Oracle Business Intelligence Applicationsセキュリティ・ガイドを参照してください。初期化ブロックの構成については、『Oracle Business Intelligence Server管理ガイド』を参照してください。
DACでソース・システム・パラメータ(DAC ETLプリファレンス)を設定して、ETLルーチンによるコンテナのデータの処理方法を指定します。たとえば、アメリカでは$$DLFT_COUNTRYをUSAに設定してデータを識別します。
注意: 次の設定は、コンテナ内のすべてのタスクに適用されます。複数のソースからデータを抽出する場合、これらの設定は関連付けられたそれぞれのコンテナに再度適用する必要があります。特定のタスクにパラメータを追加して値を割り当てることによって、タスク・レベルでそれらを上書きできます。 |
DACソース・システム・パラメータを設定するには:
DACで、「Design」ビューに移動します。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。
コンテナのドロップダウン・リストから適切なコンテナが選択されていることを確認します。事前に構成済のコンテナを編集することはできません。編集するには、既存のコンテナをコピーします。
「Source System Parameters」タブを表示します。
「Source System Parameters」のリストの下にある「Edit」タブを使用して、リストのパラメータの値を変更します。
「Save」をクリックします。
DACでは、ETLプロセスを実行するときにsiebstatおよびsiebtrunストアド・プロシージャが使用されます。一般的に、これらのストアド・プロシージャはトランザクション・データベースでは使用できますが、データ・ウェアハウス・データベースでは使用できない場合があります。
DB2ストアド・プロシージャを手動でインストールする必要があるときには、インストール・ディレクトリのORACLE_HOME\biapps\dwrep\siebproc\db2udb\にあるストアド・プロシージャを使用できます。プラットフォームごとにサブディレクトリがあります。たとえば、Windowsプラットフォーム用のストアド・プロシージャは、サブディレクトリORACLE_HOME\biapps\dwrep\siebproc\db2udb\win32\に格納されています。
各プラットフォーム固有のディレクトリには、次のサブディレクトリがあります。
\siebproc\(32ビットDB2環境用のストアド・プロシージャがあります)
\siebproc64\(64ビットDB2環境用ストアド・プロシージャがあります)
これらのディレクトリには、関数の作成に使用されるsiebproc.sqlファイルとsqlproc.kshファイルも含まれています。詳細は、第4.18.3.2項「DB2ストアド・プロシージャの作成方法」を参照してください。
この項では、ストアド・プロシージャの存在を確認する方法について説明します。
ストアド・プロシージャの存在を確認するには:
DB2コマンド・プロンプトまたはコントロール・センターから、次のSQLスクリプトを実行します。
db2 => create table test_siebproc(id int); DB20000I The SQL command completed successfully. db2 => insert into test_siebproc(id) values (1); DB20000I The SQL command completed successfully. db2 => call siebtrun('TEST_SIEBPROC'); SQL0805N Package "NULLID.SYSSH200" was not found. SQLSTATE=51002
注意: エラー・メッセージが出力される場合、必要なストアド・プロシージャがないことを意味します。 |
ストアド・プロシージャの作成は、データベース管理者が実行する必要があります(詳細は、第4.18.3.2項「DB2ストアド・プロシージャの作成方法」を参照)。
この項では、DB2ストアド・プロシージャを作成する方法について説明します。
DB2ストアド・プロシージャを作成するには:
DB2ストアド・プロシージャのディレクトリ(\siebproc\または\siebproc64\)を適切なプラットフォーム固有のディレクトリからDB2サーバー側のディレクトリにコピーします。
たとえば、Windowsプラットフォームの32ビットDB2環境では、ディレクトリORACLE_HOME\biapps\dwrep\siebproc\db2udb\win32\siebproc\をDB2サーバー側のディレクトリ\SQLLIB\function\にコピーします。
DB2サーバー側の64ビットDB2環境でストアド・プロシージャをコピーする場合、\siebproc64\ディレクトリの名前を\siebproc\に変更します。
たとえば、ストアド・プロシージャをd:\Program Files\SQLLIB\function\siebproc64\にコピーする場合、このディレクトリの名前をd:\Program Files\SQLLIB\function\siebproc\に変更します。
これらのストアド・プロシージャが作成されたら、それらが存在するかどうかを確認できます。テストが完了すると、テーブルTEST_SIEBPROCを削除できます。
この項では、ソース・システムがSiebelである場合に実行する必要があるタスクについて説明します。この項には次のトピックが含まれます:
注意: Siebelソース・システムを使用している場合は、この項の手順が必要になります。 |
この項では、Siebelトランザクション・データベースのスキーマ定義を更新する方法について説明します。この章には次の項目があります。
コマンドラインからDDLIMPユーティリティを使用してスキーマの定義を更新するときには、次の手順を参照してください。
コマンドラインからDDLIMPを実行するには、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\bin\DDLIMP /U <USER> /P <PASSWORD> /C <ODBC_DSN> /GSSE_ROLE [/W Y] [/Z Y] /F <ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.CTL> /L <ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.log>
注意: ここで、<ODBC_DSN>は、第4.7.4項「DACクライアント用ODBCデータベース接続の作成」の説明に従って作成されたODBC接続です。
さらに、次のコマンドを使用できます。
/W Y: OLTPデータベースでUnicodeを使用している場合に指定します。
/Z Y: OTTPデータベースがDB2で、Unicodeを使用している場合に指定します。
/B <TABLE_SPACE_NAME>: これらのテーブルを別の表領域に作成する場合に指定します。
/X <INDEX_TABLE_SPACE_NAME>: インデックスを別の表領域に作成する場合に指定します。
/Y: DB2/390用の記憶ファイルです。
コマンドラインでDDLIMPを実行して、DDLIMPパラメータの完全なリストを取得することができます。DDLIMPは、ORACLE_HOME\biapps\dwrep\binにあります。
OracleのSiebelアダプタのチェンジ・キャプチャを有効にするには、ddlimp制御ファイルを使用してSiebel CRMスキーマの変更を適用します。これによって、OLTPの必要なイメージ・テーブルが更新されます。
注意: 従来の製品リリースではSiebel ToolsでSIFファイルを使用していましたが、ddlimp制御ファイルを使用してスキーマの変更を適用するように変更されました。 |
Siebel CRMスキーマの変更をOracle、DB2/UDBおよびMSSQLデータベースに適用するには:
Oracle BI Applicationsがインストールされているマシンで、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\bin\DDLIMP /U <USER> /P <PASSWORD> /C <ODBC connect string> /G SSE_ROLE /F ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.CTL /L ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.log
注意: スキーマの変更をSiebel CRMリリース6.3に適用する場合、/FパラメータとしてDDL_OLTP.CTLでなくDDL_OLTP_63を指定します。 |
次に例を示します。
DDLIMP /U SADMIN /P SADMIN /C SIEBEL_OLTP /G SSE_ROLE /F ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.CTL /L ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.log
注意:
/P <PASSWORD>: OracleのCRM OLTPのパスワードです。
/C <ODBC connect string>: ODBC接続文字列の名前です。
Oracleデータベースの場合、(Oracle BI Applicationsとともにインストールされている)Oracle Merant ODBC Driverを使用します。
さらに、次のコマンドを使用できます。
/W Y: OLTPデータベースでUnicodeを使用している場合に指定します。
/Z Y: OTTPデータベースがDB2でUnicodeを使用している場合、またはOLTPデータベースがMS SQL ServerでUnicodeを使用している場合に指定します。
/B <TABLE_SPACE_NAME>: これらのテーブルを別の表領域に作成する場合に指定します。
/X <INDEX_TABLE_SPACE_NAME>: インデックスを別の表領域に作成する場合に指定します。
/Y: DB2/390用の記憶ファイルです。
すべてのサーバーを再起動します。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\STORAGE_DDL_OLTP.CTLにあるストレージ制御ファイルの次のパラメータを編集します。
%1: 2文字のデータベース名に置き換えます。
%indBufPool: これをインデックス・バッファ・プール名に置き換えます。
%4kBulfPool: これを4KのTBSバッファ・プール名に置き換えます。
%32kBufPool: これを32KのTBSバッファ・プール名に置き換えます。
Oracle BI Applicationsがインストールされているマシンで、次のコマンドを実行します。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\bin\DDLIMP /U <USER> /P <PASSWORD> /C <ODBC_CSN> /G SSE_ROLE /F ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP_DB290.CTL /L ORACLE_HOME\biapps\dwrep\DDL_OLTP.log /5 Y /A <SCHEMA_OWNER> /Y ORACLE_HOME\biapps\dwrep\STORAGE_DDL_OLTP.CTL
注意:
/P <PASSWORD>: OracleのCRM OLTPのパスワードです。
/C <ODBC connect string>: ODBC接続文字列の名前です。
Oracleデータベースの場合、Oracle Merant ODBC Driverを使用します。
さらに、次のコマンドを使用できます。
/W Y: OLTPデータベースでUnicodeを使用している場合に指定します。
/Z Y: OTTPデータベースがDB2でUnicodeを使用している場合、またはOLTPデータベースがMS SQL ServerでUnicodeを使用している場合に指定します。
/B <TABLE_SPACE_NAME>: これらのテーブルを別の表領域に作成する場合に指定します。
/X <INDEX_TABLE_SPACE_NAME>: インデックスを別の表領域に作成する場合に指定します。
/Y: DB2/390用の記憶ファイルです。
作成したテーブルのインデックスを作成するには、OLTPスキーマに接続されたDB2コマンドライン・ユーティリティから次のSQLスクリプトを実行します。
ORACLE_HOME\biapps\dwrep\Create_OLTP_Db2390_index.sql
DACで、「Design」→「Tables」を選択し、「Image Suffix」の値がNULLでないテーブルをクエリーします。
返されたテーブルを右クリックし、「Change Capture scripts」→「Generate image and trigger scripts」を選択して「Triggers And Image Tables」ダイアログを表示します。
「Triggers And Image Tables」ダイアログで、次の手順を実行します。
「All Tables In The List」ラジオ・ボタンを選択します。
「Generate Image Table Scripts」チェック・ボックスを選択します。
適切な「Database type」を選択します。
「OK」をクリックしてデータベース・スクリプトを生成します。
DACによって、ポップアップ・ページにスクリプトが生成されます。
OLTPデータベースでスクリプトを実行します。
注意: 削除トリガーは、Siebel CRMデータベースでのみ使用されます。 |
Siebel CRMソースの削除レコードは、データ・ウェアハウス・テーブルには伝播されません。ただし、次のような削除レコードを識別するメカニズムが用意されています。
DACでは、ソース・テーブルで削除トリガーを作成できます(Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照)。これらのトリガーは、対応するS_ETL_I_IMGテーブルで削除されたレコードの主キーにDのフラグを書き込みます。カスタムのSDE抽出を記述し、イメージ・テーブルからこれらの削除する主キーを取り出して、データ・ウェアハウス・テーブルで対応するアクションを実行する必要があります。
Siebel(CRM)およびOracle E-Business Suiteのスキーマの変更を適用したら、トランザクション・データベースに適切なテーブルが作成されていることを確認する必要があります。
SQLツールを使用して、トランザクション・データベースに次のテーブルが作成されていることを確認します。
S_ETL_R_IMG_xxx
S_ETL_I_IMG_xxx
S_ETL_D_IMG_xxx
S_ETL_PARAM
S_ETL_PRD_ATTR
S_ETL_PRD_REL
この項では、Oracle BI Applications環境でTeradataデータベースを使用している場合に実行する必要があるタスクについて説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
TeradataデータベースにUnicode環境がある場合、UTF8のコード・ページを使用するようにTeradata外部ローダーを使用するセッションのコード・ページ・ファイル・プロパティを設定する必要があります。次の手順に従って、Teradata外部ローダーを使用する各セッションのコード・ページ・ファイル・プロパティを設定する必要があります。
TeradataデータベースでUnicode環境のコード・ページ・ファイル・プロパティを設定するには:
Informatica PowerCenter Workflow Managerで、ワークフローを「Workflow Designer」ペインにドラッグします。
「Workflow Designer」ペインで、タスク(たとえば、SDE_PSFT_APTermsDimension)をダブルクリックして「Edit Tasks」ダイアログを表示します。
「Mappings」タブを表示します。
左ペインで「Target」を選択します。「Properties」セクションで、「Set File」リンクをクリックします。
「Flat Files - Targets」ダイアログの「File Properties」領域で「Advanced」をクリックします。
「Fixed Width Properties - Targets」ダイアログの「Code Page」領域で、UnicodeのUTF-8エンコーディングを選択します。
Teradataデータベースを使用している場合、Informatica PowerCenter統合サービスがインストールされているマシンで、HOSTSファイルのエントリを追加してTDPIDパラメータを設定する必要があります。
WindowsでTeradataインストール用のHOSTSファイルを設定するには:
Informatica PowerCenter統合サービスがインストールされているマシンで、\<SystemRoot>\system32\drivers\etcディレクトリに移動し、HOSTSファイルを開きます。
HOSTSファイルに、次のフォーマットで行を入力します。
<IP address of remote server> <remote server> <remote server>COP<n>
次に例を示します。
172.20.176.208 tdatsvr tdatsvrCOP1
ここで、tdatsvrCOP1
はリモート・サーバーのエイリアスです。エイリアスは、アルファベットの文字列で始まり、COP n
という接尾辞で終わっている必要があります。ここで、n
は、1からTeradata通信プロセッサに関連付けられているアプリケーションプロセッサの合計数までの数値です。
HOSTSファイルを保存します。
TDPIDパラメータ設定の詳細は、Teradataのドキュメントを参照してください。
Teradataデータベースを使用している場合、Informatica Serverがインストールされているマシンで、HOSTSファイルのエントリを追加してTDPIDパラメータを設定する必要があります。
UNIXでTeradataインストール用のHOSTSファイルを設定するには:
UNIXでのTeradataインストール用HOSTSファイルの設定方法。
HOSTSファイルに、次のフォーマットで行を入力します。
<リモート・サーバーのIPアドレス> <リモート・サーバー> <リモート・サーバー>COP<n>
次に例を示します。
172.20.176.208 tdatsvr tdatsvrCOP1
ここで、tdatsvrCOP1はリモート・サーバーのエイリアスです。エイリアスは、アルファベットの文字列で始まり、COP<n>という接尾辞で終わっている必要があります。ここで、<n>は、1からTeradata通信プロセッサに関連付けられているアプリケーションプロセッサの合計数までの数値です。
HOSTSファイルを保存します。
TDPIDパラメータ設定の詳細は、Teradataのドキュメントを参照してください。
表4-9は、Oracle BI Applicationsのインストールおよび構成プロセス時に実行するTeradata固有のインストールおよび構成手順を示しています。この一覧を確認し、必要なTeradata固有の手順をすべて実行していることを確かめてください。
表4-9 Windows用Teradata固有のインストールのチェックリスト
アクション | トピックへのリンク |
---|---|
Teradata固有のデータベースのガイドラインを確認します。 |
第3.5項「Oracle Business Analytics WarehouseのTeradata固有のデータベースのガイドライン」 |
データ・ウェアハウス・テーブルを作成または削除します。 |
第4.9.2項「Teradataデータベースでのデータ・ウェアハウス・テーブルの作成」 |
Informatica Repository Managerを使用してInformaticaリポジトリを作成または復元します。DACを使用してInformaticaリポジトリを作成または復元することはできません。Informatica Administratorを使用する必要があります。 |
第4.6.5項「ビルトインInformaticaリポジトリのリストア」 |
Informatica PowerCenter Workflow Managerでソースとデータ・ウェアハウス・データベースの関係接続を構成します。DACのData Warehouse Configuratorを使用して関係接続を構成することはできません。 |
第3.5項「Oracle Business Analytics WarehouseのTeradata固有のデータベースのガイドライン」 |
Unicode環境のコード・ページ・ファイル・プロパティを設定します。 |
第4.18.5.1項「TeradataデータベースでのUnicode環境用コード・ページ・ファイル・プロパティの設定」 |
HOSTSファイルを設定します。 |
第4.18.5.2項「WindowsでのTeradataインストール用HOSTSファイルの設定」 |
Oracle BI Applicationsをインストールして構成した時点では、Oracle Business Analytics Warehouse(OLAP)データベースは空です。完全ロードETLを実行して、Oracle Business Analytics Warehouseにデータをポピュレートする必要があります。
Oracle BI Applications用のETLプロセスは、DACで作成および管理されます。DACでのETLの実行の詳細は、Oracle Business Intelligenceデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
DACを使用して完全ロードETLを実行する例については、第4.19.1項「完全ロードETLの実行の例」を参照してください。
この項では、完全ロードETLを簡単に開始する方法を示す例を使用します。この例では、Oracle EBS OLTPデータベースとともにOracle Financial Analyticsをインストール済であり、次のように、サブジェクトエリアReceivablesのOLTPデータをロードする必要があるとします。
DACのメニュー・バーで、「File」→「New Source System Container」を選択して「New Source System Container」ダイアログを表示し、新しいコンテナの詳細を指定します。
注意: 事前構成されたコンテナに変更を加えることはできません。変更するには、コンテナをコピーする必要があります。
DACへのログインの詳細は、第A.1項「DACにログインする方法」を参照してください。DACにおけるソース・システム・コンテナ機能の詳細は、Oracleデータ・ウェアハウス管理コンソール・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
「Create as a Copy of Existing Container」ラジオ・ボタンを選択し、「Existing Containers」ドロップダウン・リストから適切なコンテナを選択して、「OK」をクリックします。
「Design」ビューで、「Source System Parameters」タブを表示し、パラメータを適切に設定します。
「Setup」ビューで、「DAC System Properties」タブを表示し、プロパティを適切に設定します。
「Execute」ビューを表示し、「Execution Plan」タブを表示します。
「New」をクリックして、「Edit」タブを表示し、「Name」フィールドを使用して、ETLプロセスの名前を指定します。
「Subject Areas」タブを表示し、「Add/Remove」をクリックして、「Choose Subject Areas」ダイアログを表示します。
「Choose Subject Areas」ダイアログの上部にあるコンテナのドロップダウン・リストから、手順4で作成した新しいコンテナを選択します。
「Financials - Receivables」を選択し、「Add」→「OK」をクリックします。
「Parameters」タブを表示し、「Generate」をクリックします。
「Parameters」タブで、次のようにパラメータを編集します。
DBConnection_OLAPの値を編集し、「Physical Data Source」ダイアログで指定したOLAPデータベースの名前と同じ値(たとえば、DataWarehouse)に設定します。
DBConnection_OLTPの値を編集し、「Physical Data Source」ダイアログで指定したOLTPデータベースの名前と同じ値(たとえば、ORA_11_5_8)に設定します。
FlatFileConnectionパラメータがある場合は、FlatFileConnectionの値を編集し、「Physical Data Source」ダイアログで指定したフラット・ファイル・データソースの名前と同じ値(たとえば、ORA_11_5_8_Flatfile)に設定します。
「Execution Plans」タブで、「Build」をクリックします。
「Execution Plans」タブで、「Run Now」をクリックします。
DACにより、「Financials - Receivables」の完全ロードが実行されます。
「Current Run」タブを使用して、ETL実行のステータスを確認します。
ETLが正常に実行された場合は、「Run Status」フィールドに「Success」が表示され、「End Timestamp」値がETL完了時の時刻と日付に設定されます。
ETLの実行が失敗した場合は、「Description」タブと「Audit Trail」タブの情報を使用して、失敗の原因となったエラーを診断します。
ヒント: ETLの実行が失敗した場合、失敗したETLが「Current Run」タブから消去されるまで、そのETLを再実行することはできません。「Current Run」タブからETLを消去するには、ETLを右クリックし、「Mark As Completed」を選択します。 |