インストレーション・ガイド

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Oracle TSAMのコンソール・モード・インストール

次の項では、コンソール・モード・インストールを使用してOracle TSAMをインストールする方法について説明します。

 


コンソール・モード・インストールとは

コンソール・モード・インストールとは、Oracleインストール・プログラムをテキスト形式で実行する方法のことです。これはUNIXシステム上でのみ実行可能な方法で、非グラフィック・コンソールを持つUNIXシステム用です。コンソール・モード・インストールの機能は、グラフィック・ベースのインストールと同じです。

 


UNIXプラットフォームにおけるコンソール・モード・インストール

認定されたUNIXプラットフォーム上にコンソール・モードでTSAMマネージャおよびエージェントをインストールするには、次のステップを実行します:

  1. プラットフォームに適切なインストール・ファイルを選択し、文字列ベース・モードでインストール・プログラムを実行します。
  2. # sh <installer_name> -i console

    このコマンドを使用すると、インストール・スクリプトが開始され、次のメッセージが表示されます。

    Preparing to install...
    Extracting the JRE from the installer archive...
    Unpacking the JRE...
    Extracting the installation resources from the installer archive...
    Configuring the installer for this system's environment...
  3. [Enter]キーを押して処理を続行します。Oracle TSAM 11g リリース1 (11.1.1.2.0)インストーラをインストールしている場合、次のメッセージが表示されます。
  4. 	=======================================================================
    Introduction
    ------------

    InstallAnywhere will guide you through the installation of
    Oracle TSAM 11gR1.

    This is the Oracle TSAM 11gR1 installer.
    It is strongly recommended that you quit all programs before continuing with this installation.

    Respond to each prompt to proceed to the next step in the installation. If you want to change something on a previous step, type 'back'.

    You may cancel this installation by typing 'quit'.

    =======================================================================
  5. 次の画面では、TSAM 11g リリース1 (11.1.1.2.0)インストール・セットを選択するように要求されます。
  6. 	===============================================================
    Choose Install Set
    ------------------
    Please Choose the Install Set to be installed by this installer.
    ->1- Full Install
    2- Agent Install
    3- Manager Install
    	ENTER THE NUMBER FOR THE INSTALL SET OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT (Full Install):
  7. Oracleホーム・ディレクトリ
  8. Oracle Home Directory Selection
    	-------------------------
    		    1- Choose existing Oracle Home directory
    	    2- Specify Oracle Home directory

    2を選択すると、Oracleホーム・ディレクトリを指定する必要があります。このディレクトリのパスには、書込み権限を持つ既存の絶対パス名を指定する必要があります。そうしないと、次のメッセージが表示されます。

    Error: The specified directory doesn't exist or is not writable.
    注意: Oracle TSAMエージェントを選択した場合、インストーラは現在のOracle Tuxedoのバージョンが11gR1であることを確認する必要があります。Oracleホーム配下のregistry.xml ファイルがチェックされます。デフォルトのOracleホーム・フォルダにこのファイルがない場合、オプション1は表示されません。次のメッセージが表示されます。エラー: 指定したディレクトリにOracle Tuxedoがありません.
    注意: このファイルが存在する場合、インストーラはOracle Tuxedoのバージョン、Oracle Tuxedoのコンポーネント・リストおよびOracle Tuxedoのインストール・ディレクトリを検証できます。サポートされていないOracle Tuxedoバージョンの場合、次のメッセージが表示されます。エラー: 登録されたOracle Tuxedoバージョン11gR1が指定のディレクトリにありません。
    注意: 選択したOracle Tuxedoインストール・セットが「完全」または「サーバー」でない場合、次のメッセージが表示されます: エラー: 登録されたOracle Tuxedoバージョンにインストールされたサーバー・コンポーネントがありません。.
    注意: Oracle Tuxedoインストール・ディレクトリが存在しない場合、次のメッセージが表示されます。エラー: 登録されたOracle Tuxedoインストールディレクトリが見つかりません。.
    注意: Oracle Tuxedoインストール・ディレクトリが書き込み可能でない場合、次のメッセージが表示されます。エラー: 登録されたOracle Tuxedoインストール・ディレクトリに書込みできません。.
    注意: すでにインストール済みである場合、「上書き」画面が表示されます。
    注意: -------------------------------------------------
    注意: 機能を上書きしますか?
    注意: 次のTSAM 11gR1機能が次の場所にありません。
    注意: /apps/OracleHomes/tsam11gR1
    注意: ...
    注意: 上書きしますか。
    注意: 1- いいえ
    注意: 2- はい
    注意: -------------------------------------------------
    注意: 上書きするかどうかを選択できます。
    注意: バックアップ構成ファイルが選択したインストール・フォルダにある場合、次のメッセージが表示されます。
    注意: ---------------------------------------------------------------------
    注意: TSAM構成ファイルは、以下のディレクトリにあります:
    注意: /apps/OracleHomes/tsam11gR1。それらをインポートしますか。いいえ/はい
    注意: ---------------------------------------------------------------------
    注意: 「はい」を選択すると、これらのファイルがインポートされます。
  9. デフォルトのOracle TSAMマネージャ・インストール・フォルダの修正または変更
  10. =======================================================================

    	Choose Install Folder
    ------------------------
    1- Modify Current Selection (/apps/OracleHomes/tsam11gR1)
    2- Use Current Selection (/apps/OracleHomes/tsam11gR1)
    	ENTER AN ABSOLUTE PATH, OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT:

    =======================================================================

  11. 認証タイプを選択します。
  12. 完全またはマネージャインストール・セットを選択した場合、認証タイプの選択画面が表示されます。

    =======================================================================

    Choose Authentication Type
    -------------------------- 
    User information can be stored in the Oracle TSAM database or an existing LDAP server.
    The authentication type "Local first" supports both.
    "LDAP only" exclusively supports LDAP authentication.
         ->1- Local first
           2- LDAP only
    ENTER THE NUMBER FOR YOUR CHOICE, OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT:

    =======================================================================

    「ローカル優先」を選択すると、インストーラが次のように尋ねてきます。

    -------------------------- 
    Do you want to specify an LDAP configuration file now?
        ->1- No
           2- Yes

    「いいえ」を選択した場合は、インストール後、LDAPデプロイメント・ユーティリティLDAPDeployerを実行することによって、LDAP構成ファイルを指定することができます。

    注意: このプロセスで「いいえ」を選択すると、ファイルがデプロイしたLDAP構成は存在しません。LDAP認証を有効化する場合は、LDAPデプロイメント・ユーティリティ(LDAPDeployer.shまたはLDAPDeployer.cmd)を使用して、インストール後に手動でLDAP構成ファイルをデプロイする必要があります。詳細は、Oracle TSAMデプロイメント・ガイドで、Oracle TSAMマネージャのデプロイメントに関する項を参照してください。

    認証タイプとしてLDAPのみまたは「はい」を選択した場合は、LDAP構成ファイルのパスを入力する必要があります。

    -------------------------- 
    Enter an existing LDAP configuration file:
  13. データベースのタイプを指定します。
  14. 「完全」または「マネージャ」インストール・セットを選択した場合、データベース・タイプの選択画面が表示されます。

    Choose the TSAM Manager database type you want to install:

    -------------------------

    1- バンドルされているDerbyデータベース

    2- 既存のDerbyデータベース

    3- 既存のOracleデータベース

    4- スキップして、インストール後にTSAM 11gR1を既存のデータベース・サーバーにデプロイします。

    Oracle TSAMマネージャのインストールの前に、既存のDerbyデータベースまたはOracleデータベースが設定および実行されているはずです。バンドルされているDerbyの場合、既存のWebLogicサーバーにOracle TSAMマネージャをデプロイすると、バンドルされているDerbyデータベースは、インストール後もまだ動作しています。そうでない場合、バンドルされているDerbyデータベースは停止します(アプリケーション・サーバーがTomcatの場合)。

    注意: 4を選択するとインストール時にTSAMデータベースが作成されません。データベース・デプロイメント・ユーティリティ(DatabaseDeployer.shまたはDatabaseDeployer.cmd)を使用して、インストール後に手動でTSAMデータベースを追加する必要があります。詳細は、 Oracle TSAMデプロイメント・ガイドの「Oracle TSAMマネージャのデプロイ」を参照してください。
  15. データベース接続を指定します。
  16. 既存のDerbyまたはOracleデータベースに接続することを選択すると、「データベース接続の指定」画面が表示されます。

    • ホスト名の指定:
    • ポートの指定:
    • データベース名の指定:
    • ユーザー名の指定:
    • パスワードの指定:
    • 指定されたデータベースがOS認証を使用する場合、ユーザー名とパスワードはNULLでなければなりません。Oracleデータベースの場合、ユーザー名は「tsam」である必要があります。

      指定したデータベースに接続できない場合、エラー・メッセージが表示されるので、データベース接続を再指定してください。

      以前のデータベース・インストールが検出された場合、インストーラが次のように尋ねてきます。

      既存のTSAMマネージャ・データベースを上書きしますか?

      	------------------------

      TSAMマネージャ・データベースが「XXX」に見つかりました。

      上書きしますか。

      	->1- No 
      	2- Yes

      上書きする場合は「はい」、そのまま残す場合は「いいえ」を選択します。

      注意: バンドルされているDerbyデータベースを選択すると、既存のデータベースは直接上書きされます。
  17. 新しいデータベースを作成することを選択すると、Oracle TSAM 11gR1により、「admin」という名前のユーザーが作成されます。それに応じて、パスワードを指定し、確認するよう求められます。
  18. 管理者グループIDの入力(デフォルト: 0):

    ビューア・グループIDの入力(DEFAULT: 1):

    Oracle TSAM 11gR1が「admin」という名前のユーザーを作成します。パスワードを指定し、確認します。

  19. 「完全インストール」または「マネージャ・インストール」インストール・モードを選択した場合は、アプリケーション・サーバーを選択するよう求められます。
  20. アプリケーション・サーバーを選択してください

    ------------------------

    1- バンドルされているTomcat Server

    2- 既存のTomcat Server

    3- 既存のWebLogic Server

    4- スキップして、インストール後にTSAM 11gR1を既存のアプリケーション・サーバーにデプロイします。

    1を選択すると、Oracle TSAMのstartup/shutdownスクリプトと、Oracle TSAMマネージャのwarパッケージがインストール・ディレクトリにコピーされます。

    2を選択すると、既存のTomcatフォルダを指定するよう求められます。既存のTomcatフォルダを入力します。

    3を選択すると、既存のWebLogic Serverディレクトリを指定するよう求められます。

    Oracle WebLogic Serverディレクトリ選択

    ------------------------

    1- 既存のWebLogic Serverディレクトリを選択

    2- 既存のWebLogic Serverディレクトリを指定

    注意: 12または3の場合、Oracle TSAMマネージャの.warパッケージは、指定したアプリケーション・サーバーにもデプロイされます。
    注意: 4を選択すると、Oracle TSAM Managerはインストール時にデプロイされません。アプリケーション・サーバー・ユーティリティ(AppServerDeployer.shまたはAppServerDeployer.cmd))を使用して、インストール後に手動で既存のアプリケーション・サーバー(WebLogicまたはTomcat)にデプロイする必要があります。詳細は、Oracle TSAMデプロイメント・ガイドの「Oracle TSAMマネージャのデプロイ」を参照してください。
  21. 既存のWeblogic Serverにデプロイすることを選択すると、次のWebLogic Server接続パラメータを入力するよう求められます。
    • Oracle WebLogic admin urlを入力:
    • Oracle WebLogicユーザー名を入力:
    • Oracle WebLogicパスワードを入力:
    • 既存のWebLogic Serverはローカル・インストール・マシン上にあることが予期されます。既存のWebLogicリモート・サーバーはサポートされません。

  22. インストール前に概要に関する情報を参照します。インストール前の概要には、次の詳細情報が含まれます。
  23. Pre-Installation Summary
    	------------------------
    		Please Review the Following Before Continuing:
    	Product Name:
    	    TSAM 11gR1
    	Install Folder:
    	 /apps/OracleHomes/tsam11gR1
    Database host name
        localhost
    Database port
        1527
    Database name
        TSAM
    Database user name
    administrator group ID
         0
    viewer group ID
         1
    Application server type
        bundled Tomcat server
    Application server folder
        /apps/OracleHomes/bea/tsam11gR1/apache-tomcat
    	Disk Space Information (for Installation Target): 
    	    Required:  71,850,401 bytes
    	    Available: 19,094,890,496 bytes
    	PRESS <ENTER> TO CONTINUE:
  24. 情報を参照し、[Enter]を押してインストールを開始します。いったんインストールが終了されると、次のメッセージが表示されます。
  25. Installation Complete
    ---------------------
    Congratulations. TSAM 11gR1 has been successfully installed to:
    /apps/OracleHomes/tsam11gR1
    PRESS <ENTER> TO EXIT THE INSTALLER:

 


Oracle TSAMのUNIXプラットフォームからのコンソール・モード・アンインストール

UNIXプラットフォームからOracle TSAMをアンインストールするには:

  1. 次のコマンドを使ってアンインストール・ディレクトリに移動します。
  2. > cd /apps/OracleHomes/tsam11gR1/uninstall_tsam11gR1/
  3. 次のコマンドを使ってアンインストール・プログラムを起動します。
  4. ./uninstall_tsam11gR1

    リスト3-1には、Oracle TSAM Oracleアンインストールが表示されます。

    リスト3-1 UNIXのアンインストールの例
    Uninstall TSAM 11gR1
    ----------------
    About to uninstall...
    TSAM 11gR1
    This will remove features installed by InstallAnywhere. It will not remove files and folders created after the installation.
    PRESS <ENTER> TO CONTINUE:
    ENTER THE NUMBER FOR YOUR CHOICE, OR PRESS <ENTER> TO ACCEPT THE DEFAULT:
           ->1- Completely remove all features and components.
           2- Choose specific features that were installed by InstallAnywhere.
    Please choose one of the following options:
    Choose Product Features
    -----------------------
    ENTER A COMMA_SEPARATED LIST OF NUMBERS REPRESENTING THE FEATURES YOU WOULD
    LIKE TO SELECT, OR DESELECT. TO VIEW A FEATURE'S DESCRIPTION, ENTER
    '?<NUMBER>'. PRESS <RETURN> WHEN YOU ARE DONE:

                  1- [X] TSAM Agent
                  2- [X] TSAM Manager

    Uncheck the features that you want to uninstall. Checked features will remain installed.
  5. アンインストール・プログラムが終了されると、アンインストールの終了画面が表示されます。
  6. Uninstall Complete
    ------------------

    All items were successfully uninstalled.

 


関連項目


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