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Sun QFS File System 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
-o wr_throttle=n オプションは、1 つのファイルに対する未処理の書き込みデータのキロバイト数を n に制限します。デフォルトでは、Sun QFS ファイルシステムは wr_throttle を 16M バイトに設定します。
ファイルに n K バイトの未処理の書き込みデータが存在する場合は、十分なバイト数が入出力を完了してアプリケーションを再開できるようになるまで、システムはそのファイルに書き込もうとするアプリケーションを中断します。
サイトに数千のストリームが存在する場合 (NFS で共有された数千のワークステーションがファイルシステムにアクセスしている場合など) は、過剰な量のメモリーが一度にディスクにフラッシュされないようにするために -o wr_throttle=n オプションを調整できます。一般には、次の式に示すように、ストリームの数に -o wr_throttle=n オプションの n 引数× 1024 を掛けた値が、ホストシステムのメモリーの合計サイズから Oracle Solaris OS に必要なメモリーを引いた値より小さくなるようにしてください:
ストリーム数 × n × 1024 < 合計メモリー - Solaris OS に必要なメモリー
既製アプリケーションの場合は、メモリー内により多くのページを保持するために、デフォルトの 16,384K バイトより大きいサイズの使用が必要になることがあります。