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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
SAM-QFS 環境では、さまざまなテープストレージデバイスおよび光磁気デバイスがサポートされています。SAM-QFS がサポートする自動ライブラリは、環境への接続方法に従って、次のグループに分割できます。
直接接続 — 直接接続ライブラリは、Small Computer System Interface (SCSI) を使用してホストシステムに直接接続されます。この接続は、直接接続とファイバチャネル接続のいずれかになります。たとえば、Oracle の StorageTek ライブラリでは直接接続が使用されます。SAM-QFS システムは、自動ライブラリ用の SCSI 規格を使用してこれらのライブラリを直接制御します。
ネットワーク接続 — SAM-QFS ソフトウェアは、ライブラリのホストシステムのクライアントとして構成できます。ネットワーク接続ライブラリとしては、一部の StorageTek、ADIC/Grau、IBM、および Sony のライブラリがあります。これらのライブラリは、ベンダーによって提供されるソフトウェアパッケージを使用します。この場合、SAM-QFS ソフトウェアは自動ライブラリ用に設計されたデーモンを使用してベンダーソフトウェアと連携します。
SAM-QFS 環境で管理されるデバイス間の関係は、マスター構成ファイル (/etc/opt/SUNWsamfs/mcf) で定義します。mcf ファイルでは、SAM-QFS 環境に含まれるリムーバブルメディアデバイス、ライブラリ、およびファイルシステムを指定します。各装置には、mcf ファイルにおいて一意の装置識別子が割り当てられます。mcf ファイルのエントリは、手動でマウントされたアーカイブ装置および自動ライブラリカタログファイルも定義します。
可能な場合、システムは標準の Oracle Solaris ディスクおよびテープデバイスドライバを使用します。一部のライブラリや光ディスクデバイスなど、Oracle Solaris OS で直接サポートされていないデバイスについては、SAM-QFS ソフトウェアパッケージに専用のデバイスドライバが含まれています。
サポートされているストレージデバイスの一覧については、ご購入先にお問い合わせください。ストレージデバイスの構成については、第 2 章アーカイブ用のストレージデバイスの構成を参照してください。