解放処理について

この章では、解放処理とリリーサの操作について説明します。

「解放処理」は、リリーサがアーカイブ済みファイルを取り出し、そのディスクキャッシュコピーを解放することによって、ディスクキャッシュ空間を利用可能にするプロセスです。この動作の結果、ほかのファイルを作成したりアーカイブメディアから書き込みをしたりするための空間が作り出されます。リリーサが解放できるのは、アーカイブ済みファイルだけです。解放されたファイルのデータはディスクキャッシュに残りません。

サイト指定のディスクしきい値に達すると、Sun Storage Archive Manager (SAM) ソフトウェアは解放プロセスを呼び出します。別の方法として、release コマンドを使用して、ファイルのディスク領域をただちに解放したり、ファイルの解放パラメータを設定したりできます。

アーカイブ処理の直後にファイルを解放するように指定したり、ファイルが解放されないように指定したり、ファイルを部分的に解放するように指定したりすることもできます。