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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
tpverify コマンドは、StorageTek T10000C テープドライブの DIV/DADP 機能とともに SCSI Verify コマンドを使用して、メディアを検証します。
tpverify コマンドは、指定されたボリュームをテープドライブにロードして、それを検証します。デバイスが指定されていない場合は、メディアチェンジャーの使用可能なドライブにボリュームがロードされます。SAM-QFS ファイルシステムは、ボリュームがロードされるドライブを選択します。リソースが必要な場合は、検証操作をキャンセルできます。tpverify コマンドがキャンセルされると、最後に検証された位置 (LVPos) が次回の検証操作の開始位置としてカタログに保存されます。
注 - リソースが必要な場合は、SAM-QFS アーカイバまたはステージャーによって、「on」状態のテープドライブでの検証操作をキャンセルできます。検証操作が SAM-QFS によってキャンセルされないようにするには、「unavail」状態のドライブを使用します。
DIV 以外のテープドライブでは、ブロック数が 0x1000、0x100、0xff のいずれかの固定ブロックで SCSI Verify コマンドをサポートしている場合は、そのテープドライブで tpverify コマンドを使用できます。たとえば、HP LTO-4 テープドライブは、SCSI Verify コマンドとブロック数 0xff をサポートします。DIV 以外のテープドライブの SCSI Verify エラーは、tpverify コマンドが不良メディアをセットして検証の実行を終了するという点で、DIV メディアエラーと同様に処理されます。/var/opt/SUNWsamfs/devlog/eqord ファイルで失敗の詳細を確認します。
次の表は、tpverify コマンドで使用できるオプションを示しています。
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テープ検証コマンドの詳細については、tpverify(1M) マニュアルページを参照してください。
次の表で、tpverify コマンドの戻り値を示します。
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例 13-4 tpverify コマンドを使用する例
次の例は、tpverify コマンドを適用する方法を示しています。
使用可能なドライブに VSN CET050 をロードするには:
# tpverify ti.CET050
ドライブ 31 に VSN CET048 をロードして、結果を待つには:
# tpverify -w -a ti.CET048 31; echo $?
VSN CET048 で検証の実行をキャンセルして、結果を待つには:
# tpverify -w -c ti.CET048 31; echo $?