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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
アーカイブコピーのデータ検証を有効にできます。この機能では、2 次メディアや 3 次メディアにコピーされたすべてのデータでデータ破損がチェックされます。
データ検証プロセスでは、書き込み後の読み取り検証テストが行われ、そのファイルのメタデータ属性にデータの妥当性の確認が記録されます。このプロセスでは、ssum オプションを使用して、検証が必要なファイルおよびディレクトリにマークを付けます。テープまたはディスクアーカイブに書き込まれたコピーの検証には、通常のチェックサム方法が利用されます。
ファイルまたはディレクトリのデータ検証を設定するには、ssum -e コマンドを使用します。子ディレクトリは、その親のデータ検証属性を継承します。このコマンドによって、アーカイブおよび書き込み時に強制的にチェックサムが生成され、使用されます。また、すべてのアーカイブコピーが作成され、そのチェックサムが検証されるまで、ファイルは解放されません。ファイルまたはディレクトリにこの属性を設定できるのは、スーパーユーザーだけです。
注 - データ検証リクエストは通常の書き込みリクエストとともにステージャー待ち行列に入れられるため、データ検証によってステージャーのリソースに対する負荷が増加します。また、データ検証によってテープのマウント回数も増えるため、アーカイバとステージャーのパフォーマンスに影響があります。アーカイブコピーがすべて作成されるまでファイルを解放できないため、データ検証を使用するにはディスクキャッシュも余分に必要になる場合があります。