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Sun Storage Archive Manager 5.3 構成および管理ガイド Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Information Library (日本語) |
4. ネットワーク接続自動ライブラリのパラメータファイルの作成
StorageTek ACSLS 接続自動ライブラリ: 一般的な問題とエラーメッセージ
カタログに含めるボリュームの数によって、ライブラリのカタログを生成するために使用する適切な方法は異なります。
この手順は StorageTek ACSLS 接続、ADIC/Grau、Sony ネットワーク接続、および IBM 3494 自動ライブラリで使用します。
入力ファイルを作成するときは、次のことに注意します。
ファイルの各行には、4 つのフィールドがあります。各行は、ボリュームを識別します。ボリュームごとに、スロット番号、VSN、バーコード、メディアタイプを指定します。
注 - ネットワーク接続自動ライブラリ内のテープのスロット位置と、Sun Storage Archive Manager (SAM-QFS) ライブラリカタログ内のボリュームのスロット番号との間には、まったく関連性がありません。
このファイルのフィールドは、空白文字またはタブ文字を使用して区切ります。
1 つまたは複数の空白文字が含まれている VSN 名は、引用符 ("") で囲む必要があります。
次の例は、サンプルファイル input_vsns を示しています。
0 TAPE01 "TAPE 01" lt 1 TAPE02 TAPE02 lt 2 TAPE03 TAPE03 lt
# build_cat input-file catalog-file
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たとえば、次の build_cat コマンドを指定する場合があります。
# build_cat input_vsns /var/opt/SUNWsamfs/catalog/grau50
この手順は ADIC/Grau、Sony ネットワーク接続、StorageTek ACSLS 接続、および IBM 3494 自動ライブラリで使用します。
カタログに含める各カートリッジに対して、この手順を実行します。自動ライブラリにカートリッジが物理的に存在している必要があります。カートリッジが存在しない場合、エントリはヒストリアンに記録されます。ヒストリアンは、自動ライブラリまたは手動マウントされたデバイスからエクスポートされたカートリッジを追跡します。ヒストリアンの詳細については、「エクスポート済みメディアの追跡 (ヒストリアン)」を参照してください。
# samimport -v VSN eq
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次に例を示します。
# samimport -v TAPE01 50
この手順を使用するのは、IBM 3494 ライブラリを、mcf ファイルで access=private が指定されている 1 つの物理ライブラリとして使用する場合だけです。ライブラリを複数の論理ライブラリに分割する場合は、この手順を使用しないでください。
注 - IBM 3494 ライブラリが、IBM 3494 パラメータファイルで access=shared が指定されている複数の論理ライブラリに分割されている場合は、前のカタログの生成方法 (「多くのボリュームがある自動ライブラリを生成する方法」または「少数のボリュームがある自動ライブラリを生成する方法」) のいずれかを使用してください。
ライブラリは、メディアカートリッジを含むカタログを自動的に構築します。
この手順は、「多くのボリュームがある自動ライブラリを生成する方法」または「少数のボリュームがある自動ライブラリを生成する方法」で説明した方法よりも速いライブラリカタログ生成方法です。
詳細は、『Sun QFS and Sun Storage Archive Manager 5.3 Reference Manual』の「samimport(1M)」を参照してください。