Oracle System Assistant によるサーバーの設定
サーバー構成のための Oracle System Assistant の使用
Oracle System Assistant の管理タスク
BIOS の LSI MegaRAID Configuration Utility の画面リファレンス
Legacy BIOS ブートモードでは、レガシーオプション ROM 割り当ては PC アーキテクチャーの制約を受けます。一般的に UEFI ドライバと呼ばれる UEFI オプション ROM はこの制約を受けません。
システム BIOS は、128K バイトのアドレス空間をオプション ROM に割り当てます。このアドレス空間は、オンボードデバイスと PCIe プラグインカードが共有します。この固定アドレス空間の制約は、PC のアーキテクチャーによるものであり、BIOS 自体によるものではありません。PCIe プラグインカードを取り付けると、使用可能なアドレス空間が不足する可能性があります。アドレス空間が不足すると、BIOS は「Option ROM Space Exhausted」というメッセージを表示し、1 つ以上のデバイスでオプション ROM を読み込めないことを通知します。
たとえば、SCSI PCIe カードを取り付けると、Oracle ILOM のイベントログに次のメッセージが記録される場合があります:
Option ROM Space Exhausted - Device XXX Disabled
デフォルトでは、すべてのオンボードのオプション ROM が BIOS で有効にされています。ただし、関連付けられているデバイスからのブートをサポートするため、またはほかの一部のブート時間機能を提供するために必要にならないかぎり、これらのオプション ROM のほとんどは無効にできます。たとえば、1 つ以上のネットワークポートからブートする (その場合でも、残りのポートのオプション ROM は無効にできます) ことがないかぎり、オンボードのネットワークポート用にオプション ROM を読み込む必要はありません。
サーバーのブート時間を最小化し、利用可能なオプション ROM アドレス空間不足の可能性を少なくするには、ブートしないすべてのデバイスのオプション ROM を無効にします。ブートするデバイスのオプション ROM のみを有効にしてください。
ブートしないすべてのデバイスを無効にしたあともオプション ROM 空間不足の状況が発生した場合は、さらにオプション ROM を無効にします。状況によっては、プライマリブートデバイスを除くすべてのデバイスのオプション ROM を無効にすることが必要になる場合があります。
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