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Oracle Solaris チューニング可能パラメータリファレンスマニュアル Oracle Solaris 10 1/13 Information Library (日本語) |
1. Oracle Solaris システムのチューニングの概要
2. Oracle Solaris カーネルチューニング可能パラメータ
3. Oracle Solaris ZFS チューニング可能パラメータ
このセクションでは ZFS ARC の動作に関するパラメータについて説明します。
ZFS 適応型置換キャッシュ (ARC) の最小サイズを決定します。「zfs_arc_max」 も参照してください。
符号なし整数 (64 ビット)
物理メモリーの 1/32 または 64M バイトのどちらか大きい方の値
64M バイト
64M バイトから zfs_arc_max
バイト
いいえ
はい、範囲が検証されます。
システムのメモリー負荷要求が変動するとき、ZFS ARC は要求の少ない時期はデータをキャッシュし、要求の多い時期は縮小します。ただし、ZFS は zfs_arc_min の値を下回って縮小することはありません。一般には、デフォルト値を変更する必要はありません。
変更の可能性あり
詳細は、「zfs_arc_min」を参照してください。
ZFS 適応型置換キャッシュ (ARC) の最大サイズを決定します。「zfs_arc_min」 も参照してください。
符号なし整数 (64 ビット)
搭載メモリーが 4G バイト未満のシステムでは、メモリーの 75%
搭載メモリーが 4G バイトを超えるシステムでは、physmem から 1G バイトを引いた値
64M バイトから physmem
バイト
いいえ
はい、範囲が検証されます。
将来のメモリー要求が非常に大きく、十分に定義されている場合、ARC がメモリー要求と競合しないように、このパラメータの値を減らして ARC を制限することを検討できます。たとえば、将来の負荷がメモリーの 20% を要求することがわかっている場合、残りの 80% より多くのメモリーを消費しないように ARC を制限することは意味があります。
変更の可能性あり
詳細は、「zfs_arc_max 」を参照してください。