ZFS メタデータの圧縮

zfs_mdcomp_disable

説明

このパラメータは ZFS メタデータの圧縮を制御します (間接ブロックのみ)。ZFS データブロック圧縮は、ファイルシステムごとに設定できる ZFS compression プロパティーによって制御されます。

データ型

ブール型

デフォルト

0

範囲

0 (有効) または 1 (無効)

動的か

はい

検証

いいえ

どのような場合に変更するか

一般的に、メタデータ圧縮は有効にするようにしてください。メタデータを扱うことの多い負荷の場合、このデフォルトによって、CPU によるわずかな追加計算と引き換えに、いくらかの容量 (数パーセント) が得られることが期待されます。しかし、メタデータの圧縮をオンにするための、より大きな動機づけが存在します。数百万個ものオブジェクトに拡大したあと、わずか数個に縮小するディレクトリの場合、メタデータ圧縮によって大量の容量 (10 倍を超える) が節約されます。

フラッシュストレージデバイスに対する入出力は 4K バイトの境界に合わせられています。メタデータ圧縮が有効になると、フラッシュストレージデバイスに対する入出力の位置が合わなくなることがあります。フラッシュデバイスをプライマリストレージ用に使用している場合、入出力の位置合わせの問題を解決するためにメタデータ圧縮を無効にすることを検討することができます。フラッシュデバイスに別個のログデバイスを使用することは、位置合わせの問題による影響を受けません。

コミットレベル

変更の可能性あり