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Oracle® Exalogic Elastic Cloudマシン・オーナーズ・ガイド
リリース2.0.6.4
B71906-08
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F.3 Solarisゾーンの作成

この項では、Solarisゾーンの作成方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。

F.3.1 前提条件

Solarisゾーンを作成する前に、次の作業を実行する必要があります。

F.3.1.1 iSCSIターゲットの作成

次のように実行することで、iSCSIターゲットを作成できます。

  1. rootユーザーとして、ストレージ・アプライアンスBUIにログインします。
  2. 「Configuration」タブをクリックします。
  3. 「SAN」をクリックします。
  4. 「iSCSI Targets」をクリックします。
  5. 新しいiSCSIターゲットを作成するには、「iSCSI Targets」の横にあるプラス・ボタンをクリックします。

    「New iSCSI Target」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  6. 「Target IQN」に対して、「Auto-assign」オプションを選択します。
  7. 「Alias」フィールドに、iSCSIターゲットの名前を入力します。
  8. 「Initiator authentication mode」に対して、計算ノードとストレージ・アプライアンスの間の通信に使用する認証モードを選択します。デフォルトでは、認証は使用されません。

    注意:

    計算ノードとストレージとの間におけるCHAP認証の設定の詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-unified-storage/documentation/iscsi-quickstart-v1-2-051512-1641594.pdfドキュメントでCHAP認証の設定に関するトピックを参照してください。

  9. 「Network interfaces」リストから、自身のInfiniBandパーティションに対応するインタフェースを選択します。ストレージ・アプライアンスにログインし、configuration net interfaces showを実行することでインタフェースを特定できます。パーティションが定義されていない場合、ラベルIB_Interfaceのインタフェースを特定します。
  10. 「OK」をクリックします。
  11. 右側にある「iSCSI Target Groups」パネルでiSCSIターゲットをiSCSIターゲット・グループにドラッグ・アンド・ドロップすることでそのターゲットをiSCSIターゲット・グループに追加できます。必要に応じて、右側にある「iSCSI Target Groups」パネルの最上部にターゲットをドラッグ・アンド・ドロップすることで、新しいiSCSIターゲット・グループを作成できます。

F.3.1.2 iSCSIイニシエータの作成

次のように実行することで、iSCSIイニシエータを作成できます。

  1. iSCSIイニシエータを作成する前に、イニシエータIQNを識別する必要があります。イニシエータIQNは、特定の計算ノードと関連付けられた一意の参照番号です。計算ノードのイニシエータIQNを見つけるには、次のように実行します。

    1. Exalogic計算ノードにログインします。

    2. 次のように、iscsiadm list initiator-nodeコマンドを実行します。

      # iscsiadm list initiator-node
      Initiator node name: iqn.1986-03.com.sun:01:e00000000000.51891a8b
      Initiator node alias: el01cn01
              Login Parameters (Default/Configured):
                      Header Digest: NONE/-
                      Data Digest: NONE/-
                      Max Connections: 65535/-
              Authentication Type: NONE
              RADIUS Server: NONE
              RADIUS Access: disabled
              Tunable Parameters (Default/Configured):
                      Session Login Response Time: 60/-
                      Maximum Connection Retry Time: 180/-
                      Login Retry Time Interval: 60/-
              Configured Sessions: 1
      

      この例では、イニシエータIQNは次のとおりです。

      iqn.1986-03.com.sun:01:e00000000000.51891a8b

  2. rootユーザーとして、ストレージ・アプライアンスBUIにログインします。

  3. 「Configuration」タブをクリックします。

  4. 「SAN」をクリックします。

  5. 「Initiators」をクリックします。

  6. 「iSCSI Initiators」をクリックします。

  7. 「iSCSI Initiators」の横にあるプラス・ボタンをクリックし、新しいiSCSIイニシエータを作成します。

  8. 「Initiator IQN」フィールドに、手順1で特定したイニシエータIQNを入力します。

  9. 「Alias」フィールドに、作成しているiSCSIイニシエータの名前を入力します。

  10. CHAP認証を使用している場合、「Use CHAP」チェック・ボックスを選択し、「Initiator CHAP name」および「Initiator CHAP secret」フィールドに、「iSCSIターゲットの作成」で行ったとおりに入力します。

    注意:

    計算ノードとストレージ・アプライアンスとの間におけるCHAP認証の設定の詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/sun-unified-storage/documentation/iscsi-quickstart-v1-2-051512-1641594.pdfドキュメントでCHAP認証の設定に関するトピックを参照してください。

  11. 「OK」をクリックします。

  12. iSCSIイニシエータをドラッグ・アンド・ドロップすることで、そのイニシエータをiSCSIイニシエータ・グループに追加します。

    必要に応じて、新しいiSCSIイニシエータ・グループを作成できます。

F.3.1.3 プロジェクトとLUNの作成

次のように実行することで、プロジェクトおよびLUNを作成できます。

  1. 「カスタム・プロジェクトの作成」の説明に従って、プロジェクトを作成します。

  2. 次のように実行することで、LUNを作成できます。

    1. 「Project」の横にある「Shares」をクリックします。

    2. 「LUNs」をクリックします。

      LUNのリストが表示されます。

    3. LUNの横にあるプラス・ボタンをクリックします。

    4. 「Project」フィールドで、手順1で作成したプロジェクトを選択します。

    5. 「Name」フィールドに、LUNの名前を入力します。

    6. GB単位でボリュームのサイズを入力します。

    7. 「Thin provisioned」を選択します。

    8. 「Volume block size」を32kに設定します。

    9. 「Target Group」フィールドで、「iSCSIターゲットの作成」で使用したターゲット・グループを選択します。

    10. 「Initiator Group」フィールドで、「iSCSIイニシエータの作成」で使用したイニシエータ・グループを選択します。

    11. 「Apply」をクリックします。

    12. LUNのリストで作成したLUNのGUIDを書き留めておきます。たとえば、g600144f09c96cca900005190bfc4000aです。

    注意:

    LUNを作成した後、「Write cache enabled」チェック・ボックスの選択が解除されていることを確認します。このチェック・ボックスは、LUNの「Protocols」タブにあります。

F.3.1.4 書込みキャッシュの無効化

次のように実行することで、LUN上の書込みキャッシュを永続的に無効化する必要があります。

  1. 「iSCSIイニシエータの作成」の説明に従って、イニシエータ・ノード名を特定した計算ノードにログインします。
  2. /kernel/drv/sd.confファイルを編集します。
  3. 次のものをsd.confファイルに追加します。
    sd-config-list="SUN     ZFS Storage 7120","write-cache-disable",
                   "SUN     ZFS Storage 7320","write-cache-disable",
                   "SUN     ZFS Storage 7420","write-cache-disable",
                   "SUN     ZFS Storage 7335","write-cache-disable";
    write-cache-disable=1,0x00008,0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0;
    
  4. rebootコマンドを実行することで、計算ノードを再起動します。

F.3.1.5 LUNのフォーマット

計算ノードでLUNを使用する前に、LUNをフォーマットする必要があります。次のように実行することで、LUNをフォーマットできます。

  1. rootユーザーとして計算ノードにログインします。

  2. iscsiadmコマンドを実行し、計算ノードからiSCSIターゲットを発見します。

    # iscsiadm add discovery-address IPoIB_address_of_the_storage_appliance
    # iscsiadm modify discovery -t enable
    

    この例では、IPoIB_address_of_the_storage_applianceは、IPoIBネットワーク上のストレージ・アプライアンスのIPアドレスです。

  3. 次のコマンドを実行し、ドライバをロードし、デバイス・インスタンスをアタッチし、デバイス・ノードへの論理リンクを作成し、iSCSIのデバイス・ポリシーをロードします。

    # devfsadm -c iscsi
    
  4. 次のようにecho | formatを実行することで、フォーマットおよびラベル付けを実行する必要があるディスクを特定します。

    # echo | format
    Searching for disks...done
     
     
    AVAILABLE DISK SELECTIONS:
           0. c0t600144F09C96CCA90000518CDEB10005d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
              /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdeb10005
           1. c0t600144F09C96CCA90000518CDF100006d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
              /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdf100006
           2. c0t600144F09C96CCA90000518CDFB60007d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
              /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdfb60007
           3. c0t600144F09C96CCA900005190BFC4000Ad0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0 cyl 8352 alt 2 hd 255 sec 63>
              /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca900005190bfc4000a
           4. c7t0d0 <LSI-MR9261-8i-2.12-28.87GB>
              /pci@0,0/pci8086,340a@3/pci1000,9263@0/sd@0,0
    Specify disk (enter its number): Specify disk (enter its number):
    

    /scsi_vhci/disk@gの後の値は、「プロジェクトとLUNの作成」で作成したLUNのGUIDです。この例では、ディスクc0t600144F09C96CCA900005190BFC4000Ad0(GUID g600144f09c96cca900005190bfc4000aを使用)のフォーマットおよびラベル付けを実行する必要があります。

  5. 次のように実行することで、ディスクをフォーマットします。

    1. 次のようにformatコマンドを実行し、ディスクのフォーマットを開始します。

      # format -e c0t600144F09C96CCA900005190BFC4000Ad0
      selecting c0t600144F09C96CCA900005190BFC4000Ad0
      [disk formatted]
      

      formatプロンプトが表示されます。

    2. 次のようにfdiskを入力し、パーティション表を操作します。

      format> fdisk
      No fdisk table exists. The default partition for the disk is:
       
        a 100% "SOLARIS System" partition
    3. プロンプトが表示されたら、nを入力し、パーティション表を編集します。

      Type "y" to accept the default partition, otherwise type "n" to edit the
      partition table. n
      
    4. 1を入力し、パーティション・タイプを設定します。

    5. 次のように、fを入力し、パーティション・タイプをEFI (Protective)に設定します。

      Select the partition type to create:
         1=SOLARIS2   2=UNIX      3=PCIXOS     4=Other        5=DOS12
         6=DOS16      7=DOSEXT    8=DOSBIG     9=DOS16LBA     A=x86 Boot
         B=Diagnostic C=FAT32     D=FAT32LBA   E=DOSEXTLBA    F=EFI (Protective)
         G=EFI_SYS    0=Exit? f
      
  6. 次のように実行することで、LUNにラベル付けします。

    1. 6を入力し、LUNにラベル付けします。

      formatプロンプトが表示されます。

    2. 次のようにlabelを入力し、ディスクにラベル付けします。

      format> label
      

      ラベル・タイプのリストが表示されます。

    3. 次のように1を入力し、ラベル・タイプをEFIラベルに指定します。

      [0] SMI Label
      [1] EFI Label
      Specify Label type[1]: 1
      

      確認メッセージが表示されます。

    4. yを入力し、続行します。

    5. quitを入力し、formatプロンプトを終了します。

    6. 次のようにformatコマンドを使用して、ディスクが使用可能であることと、ストレージ・アプライアンスBUIで指定したものと同じであることを確認できます。

      # format
      Searching for disks...done
       
       
      AVAILABLE DISK SELECTIONS:
             0. c0t600144F09C96CCA90000518CDEB10005d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
                /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdeb10005
             1. c0t600144F09C96CCA90000518CDF100006d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
                /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdf100006
             2. c0t600144F09C96CCA90000518CDFB60007d0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
                /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca90000518cdfb60007
             3. c0t600144F09C96CCA900005190BFC4000Ad0 <SUN-ZFS Storage 7320-1.0-64.00GB>
                /scsi_vhci/disk@g600144f09c96cca900005190bfc4000a
             4. c7t0d0 <LSI-MR9261-8i-2.12-28.87GB>
                /pci@0,0/pci8086,340a@3/pci1000,9263@0/sd@0,0
      Specify disk (enter its number):
      

F.3.1.6 ゾーン用の排他10 GbEネットワークの設定

作成するゾーンは、排他ネットワークにアクセスできることが必要です。次のように実行することで、ゾーンの必須VNICを作成する必要があります。

  1. VLANおよびVNICを作成します。「Oracle Solaris: VNICの作成およびVLANとの関連付け」の手順を実行します。
  2. rootユーザーとして計算ノードにログインします。
  3. 次の例のようにdladm show-physコマンドを実行し、EoIBデバイスの物理リンクを特定します。
    # dladm show-phys 
    LINK              MEDIA                STATE      SPEED  DUPLEX    DEVICE
    net6              Infiniband           up         32000  unknown   ibp1
    net0              Ethernet             up         1000   full      igb0
    net1              Ethernet             unknown    0      unknown   igb1
    net3              Ethernet             unknown    0      unknown   igb3
    net4              Ethernet             up         10     full      usbecm0
    net8              Ethernet             up         10000  full      eoib1
    net2              Ethernet             unknown    0      unknown   igb2
    net5              Infiniband           up         32000  unknown   ibp0
    net9              Ethernet             up         10000  full      eoib0
    

    この例では、net8およびnet9がEoIBデバイスの物理リンクです。

  4. 次のようにdladm create-vnicコマンドを使用して、最初の物理リンクの計算ノード上にVNICを作成します。
    # dladm create-vnic -l link_of_eoib0 -v VLAN_ID vnic1_name
    

    例:

    # dladm create-vnic -l net9 -v 1706 vnic3_1706
    
  5. 次のようにdladm create-vnicコマンドを使用して、2番目の物理リンクのVNICを作成します。
    # dladm create-vnic -l link_of_eoib1 -v VLAN_ID vnic2_name
    

    例:

    # dladm create-vnic -l net8 -v 1706 vnic2_1706
    

F.3.2 Solarisゾーンの設定

ストレージ・アプライアンスを準備できたら、そのストレージ・アプライアンスにゾーンを格納し、そのゾーンに排他的な10 GbE Exalogicクライアント・ネットワーク上に追加の結合されたネットワークを設定できます。

次のように実行することで、Solarisゾーンを設定できます。

  1. ゾーンの作成

  2. ゾーンのインストールおよびブートアップ

F.3.2.1 ゾーンの作成

次のように実行することで、ゾーンを作成できます。

  1. rootユーザーとして計算ノードにログインします。
  2. 次のようにzonecfgコマンドを実行し、ゾーンを構成します。
    # zonecfg -z zone_name
    

    例:

    # zonecfg -z zone04
    Use 'create' to begin configuring a new zone.
    

    この例では、作成するゾーンの名前はzone04です。

  3. 次のようにcreateを入力し、ゾーンの構成を開始します。
    zonecfg:zone04 create
    create: Using system default template 'SYSdefault'
    
  4. 次のコマンドを実行することで、ゾーンを作成します。
    zonecfg:zone04> set zonepath=/zones/zone04
    zonecfg:zone04> add rootzpool 
    zonecfg:zone04:rootzpool> add storage iscsi://IPoIB_Address_of_the_storage_Appliance/luname.naa.LUNGUID
    zonecfg:zone04:rootzpool> end
    zonecfg:zone04> remove anet
    zonecfg:zone04> add net
    zonecfg:zone04:net> set physical=vnic1_name
    zonecfg:zone04:net> end
    zonecfg:zone04> add net
    zonecfg:zone04:net> set physical=vnic2_name
    zonecfg:zone04:net> end
    zonecfg:zone04> verify
    zonecfg:zone04> commit
    

    この例の詳細は次のとおりです。

    例:

    zonecfg:zone04> set zonepath=/zones/zone04
    zonecfg:zone04> add rootzpool 
    zonecfg:zone04:rootzpool> add storage iscsi://192.168.14.133/luname.naa.600144f09c96cca900005190bfc4000a
    zonecfg:zone04:rootzpool> end
    zonecfg:zone04> remove anet
    zonecfg:zone04> add net
    zonecfg:zone04:net> set physical=vnic2_1706
    zonecfg:zone04:net> end
    zonecfg:zone04> add net
    zonecfg:zone04:net> set physical=vnic3_1706
    zonecfg:zone04:net> end
    zonecfg:zone04> verify
    zonecfg:zone04> commit
    
  5. 次のようにinfoコマンドを実行することで、ゾーンの詳細を確認できます。
    zonecfg:zone04> info
    zonename: zone04
    zonepath: /zones/zone04
    brand: solaris
    autoboot: false
    bootargs: 
    file-mac-profile: 
    pool: 
    limitpriv: 
    scheduling-class: 
    ip-type: exclusive
    hostid: 
    fs-allowed: 
    net:
        address not specified
        allowed-address not specified
        configure-allowed-address: true
        physical: vnic1_name
        defrouter not specified
    net:
        address not specified
        allowed-address not specified
        configure-allowed-address: true
        physical: vnic2_name
        defrouter not specified
    rootzpool:
        storage: iscsi://IPoIB_Address_of_the_Storage_Appliance/luname.naa.LUNGUID
    zonecfg:zone04>

F.3.2.2 ゾーンのインストールおよびブートアップ

ゾーンをインストールする前に、ストレージ・アプライアンスに格納されているSolarisインストール設定用のリポジトリがあることを確認してください。ゾーンの作成では、このリポジトリを使用して、ゾーン用のオペレーティング・システム・ファイルを格納します。

  1. 次のようにコマンドを実行することで、ゾーンをインストールします。
    # zoneadm -z zone04 install
    
    Configured zone storage resource(s) from:
        iscsi://192.168.14.133/luname.naa.600144f09c96cca900005190bfc4000a
    Created zone zpool: zone04_rpool
    Progress being logged to /var/log/zones/zoneadm.20130513T104657Z.zone04.install
           Image: Preparing at /zones/zone04/root.
     
     AI Manifest: /tmp/manifest.xml.lPaGVo
      SC Profile: /usr/share/auto_install/sc_profiles/enable_sci.xml
        Zonename: zone04
    Installation: Starting ...
     
                  Creating IPS image
    Startup linked: 1/1 done
                  Installing packages from:
                      exa-family
                        origin:                                     http://localhost:1008/exa-family/acbd22da328c302a86fb9f23d43f5d10f13cf5a6/
                      solaris
                          origin:  http://install1/release/solaris/
    DOWNLOAD                                PKGS         FILES    XFER (MB)   SPEED
    Completed                            185/185   34345/34345  229.7/229.7 10.6M/s
     
    PHASE                                          ITEMS
    Installing new actions                   48269/48269
    Updating package state database                 Done 
    Updating image state                            Done 
    Creating fast lookup database                   Done 
    Installation: Succeeded
     
            Note: Man pages can be obtained by installing pkg:/system/manual
     
     done.
     
            Done: Installation completed in 81.509 seconds.
     
     
      Next Steps: Boot the zone, then log into the zone console (zlogin -C)
     
                  to complete the configuration process.
     
    Log saved in non-global zone as /zones/zone04/root/var/log/zones/zoneadm.20130513T104657Z.zone04.install
    
  2. 次のコマンドを実行することで、ゾーンをブートアップします。
    # zoneadm -z zone04 boot
    
  3. ゾーンをブートアップしたら、次のようにzloginコマンドを使用してゾーンにログインします。
    # zlogin zone04
    [Connected to zone 'zone04' pts/7]
    
  4. 「Oracle Solaris: VNICの作成およびVLANとの関連付け」の手順5の説明に従い、VNICを結合します。
  5. 次のコマンドを実行し、前の手順で作成した結合を表示します。
    root@zone04:~# ipadm show-addr
    ADDROBJ           TYPE     STATE        ADDR
    lo0/v4            static   ok           127.0.0.1/8
    bond1/v4          static   ok           138.3.51.2/22
    lo0/v6            static   ok           ::1/128
    

    作成した結合のIPアドレスを書き留めておきます。

  6. 次の例のように、netstat -rnを実行し、ルーティング表を表示します。
    root@zone04:~# netstat -rn
     
    Routing Table: IPv4
      Destination           Gateway           Flags  Ref     Use     Interface 
    -------------------- -------------------- ----- ----- ---------- --------- 
    127.0.0.1            127.0.0.1            UH        2          0 lo0       
    138.3.48.0           138.3.51.2           U         2          0 bond1     
     
    Routing Table: IPv6
      Destination/Mask            Gateway                   Flags Ref   Use    If   
    --------------------------- --------------------------- ----- --- ------- ----- 
    ::1                         ::1                         UH      2       0 lo0
    
  7. 次のコマンドを実行することで、手順5で書き留めた結合のIPアドレスを追加します。
    root@zone04:~# route -p add default IP_address_of_bond
    

    例:

    root@zone04:~# route -p add default 138.3.48.1
    add net default: gateway 138.3.48.1
    add persistent net default: gateway 138.3.48.1
    
  8. ルーティング表を再度表示し、結合のIPアドレスが次の例のように追加されたことを確認します。
    root@zone04:~# netstat -rn
     
    Routing Table: IPv4
      Destination           Gateway           Flags  Ref     Use     Interface 
    -------------------- -------------------- ----- ----- ---------- --------- 
    default              138.3.48.1           UG        1          0           
    127.0.0.1            127.0.0.1            UH        2          0 lo0       
    138.3.48.0           138.3.51.2           U         2          0 bond1     
     
    Routing Table: IPv6
      Destination/Mask            Gateway                   Flags Ref   Use    If   
    --------------------------- --------------------------- ----- --- ------- ----- 
    ::1                         ::1                         UH      2       0 lo0