この項の内容は次のとおりです。
Exalogicマシンを設置する前に、またはラックにサーバーや機器を設置する前に、ラックに同梱されているSunハードウェア・システムの安全性に関する重要な情報(816-7190)というドキュメントを参照してください。
安全性に関する注意事項について、パッケージに印刷されている事項、およびSun Rack II安全性およびコンプライアンス・ガイド(820-4762)およびSun Rack II電力配分装置ユーザーズ・ガイド(820-4760)に記載されている事項をすべて遵守してください。これらのガイドは、http://download.oracle.com/docs/cd/E19657-01/index.html
からダウンロードできます。
Exalogicマシンのキャビネットには、ラックマウント型の様々なSunサーバー、ストレージ製品およびサード・パーティ機器を搭載できます。
Exalogicマシンが到着する前に、次の安全注意事項を検討し、サイトが安全で搬入の準備ができていることを確認する必要があります。これらの対策に従わないと、負傷、機器の損傷または誤動作につながる可能性があります。
換気口をふさがないでください。
直射日光にさらされる場所または高温になる可能性がある機器の近くにExalogicマシンを設置しないでください。
過度の粉塵、腐食性のガスまたは塩分濃度が高い空気にさらされる場所にExalogicマシンを設置しないでください。
頻繁な振動にさらされる場所にExalogicマシンを設置しないでください。平坦で水平な場所にExalogicマシンを設置してください。
正しく接地された電源出力を使用してください。共有の接地を使用する場合は、接地抵抗が10オームを超えないようにしてください。必ず施設管理者または電気技師有資格者が建物の接地方法を検証し、接地作業を行うようにしてください。
Exalogicマシンに使用する接地ワイヤが、それぞれExalogicマシン専用であることを確認してください。また、機器のラベル上の取扱いに関する注意事項、警告および注意を遵守してください。
機器の下にケーブルを置いたり、ケーブルが引っ張られた状態にしないでください。
電源がオンの間は、機器から電源コードを外さないでください。
LANケーブルを外すときにコネクタ・ロックに手が届かない場合は、マイナスドライバーでコネクタ・ロックを押してケーブルを外してください。マイナスドライバーを使用せずに、すき間に無理に指を押し込むと、システム・ボードを破損するおそれがあります。
Exalogicマシンの上に物を置いたり、その上で作業をしないでください。
室温を急激に上げないでください(特に冬場)。急激な温度変化により、Exalogicマシン内部に結露が生じるおそれがあります。サーバーを稼働する前に、十分なウォームアップ時間を設けてください。
コピー機、空調機、溶接機、または大きな電気ノイズを発生するその他の機器の近くにExalogicマシンを設置しないでください。
設置場所では静電気を防いでください。静電気がExalogicマシンに伝わると、障害が発生するおそれがあります。静電気は、カーペットで生成されることがよくあります。
供給電圧と周波数が、Exalogicマシンに記載されている電気定格と一致していることを確認してください。
ドキュメントに記載された手順の一部である場合を除き、Exalogicマシンの開口部には何も挿入しないでください。Exalogicマシンには高電圧の部品があります。金属物やその他の導電性の物体がExalogicマシンの開口部に入ると、短絡を引き起こすおそれがあります。これにより、人的傷害、火事、感電および機器の損傷が発生する危険性があります。
関連項目
ラックに同梱されているSunハードウェア・システムの安全性に関する重要な情報(816-7190)というドキュメント
安全性に関する注意事項について、パッケージに印刷されている事項、およびSun Rack II安全性およびコンプライアンス・ガイド(820-4762)およびSun Rack II電力配分装置ユーザーズ・ガイド(820-4760)に記載されているすべての事項
運送用段ボール箱からラックを開梱するときは、パッケージに同梱されている開梱説明書を参照してください。ラックの開梱が終了したら、地元の法律やガイドラインに従ってパッケージを正しくリサイクルしてください。
注意:
梱包材料および輸送パレットからラックを開梱する際は、慎重に行ってください。ラックを揺らしたり傾けたりすると、ラックが倒れて、重傷や死を招く可能性があります。このラックを開梱および設置する際には、必ず専門の運搬業者に依頼してください。
注意:
ラックを開梱したら、ラックを輸送パレットに固定するために使用されていたマウンティング・ブラケットを保管します。これらのマウンティング・ブラケットは、ラックを設置場所の床に固定するために使用できます。代替ブラケットは注文できませんので、これらのブラケットは捨てないでください。
設置には次の工具が必要です。
スクリュードライバー(マグネット)
T-30トルクス・レンチ・キー
T-25トルクス・レンチ・キー
6-mm六角アレン・レンチ・キー
SW 12-mm片面スパナ
サイド・パネル取外し工具
正面ドア、背面ドアおよびサイド・パネルのロックのキー
ケージ・ナット取付け工具
32 M6ケージ・ナット
32 M6ねじ
直線チップ
この項の内容は次のとおりです。
次の手順では、Exalogicマシンを移動する方法を説明します。
警告:
サイド・パネルを押してExalogicマシンを移動しないでください。サイド・パネルを押すと、ラックが転倒する場合があります。この行為は、重大な人的傷害または死、および機器への損傷を招くおそれがあります。
ラックが倒れかかる可能性があるため、Exalogicマシンを傾けたり揺らしたりしないでください。
Exalogicマシンを設置場所に移動した後は、ラックが動いたり倒れかかったりしないように固定します。ラックのレベリング・フィートを広げるか、マウンティング・ブラケットを使用することによって(あるいはその両方)、ラックを固定できます。設置後は、フィートおよびブラケットを使用してExalogicマシンを固定してください。
ラックにある4つのレベリング・フィートを下げることによって、ラックを安定させます。レベリング・フィートは、ラックを床に固定する場合も使用できます。レベリング・フィートを調節するには、次のことを行います。
ラックを輸送パレットに固定していたマウンティング・ブラケットを使用して、ラックを設置場所の床に固定します。ラックは4個のマウンティング・ブラケットによってパレットに固定されています。正面と背面のブラケットを使用して、ラックを設置場所の床に固定します。床に4つの穴を開けて、設置場所を準備します。マウンティング・ブラケットを使用してExalogicマシンを固定する前に、マウンティング・ホールを開けておきます。図3-4に、取付けブラケットの場所と寸法を示します。
Exalogicマシン電力配分装置(PDU)は、電源コードで接地されます。最終的に、シャーシは、電源コードをソケットに接続するときに接地プロングを経由して接地されます。追加で接地するには、シャーシ接地ケーブルをExalogicマシンに接続してください。接地ポイントを追加することにより、漏洩電流をより効率的に消散できます。
警告:
PDUの電源入力リード・コードおよび接地ケーブルは、共通の接地を使用する必要があります。そうでない場合、接地ポテンシャルの相違が生じる可能性があります。施設のPDUレセプタクル接地がわからない場合は、正しいPDUレセプタクル接地があることを確認するまで、接地ケーブルは取り付けないでください。接地ポテンシャルの相違が明らかな場合は、修正処置を取る必要があります。
注意:
接地ケーブルはシステムに同梱されていません。