SUNW.scalable_asm_instance の拡張プロパティー

Child_mon_level(整数)

プロセスモニター機能 (PMF) によってモニターされるプロセスを制御します。このプロパティーには、フォークされた子プロセスのモニターレベルを指定します。このプロパティーを省略したり、このプロパティーをデフォルト値に設定したりすることは、pmfadm(1M) の -C オプションを省略することと同じです。すべての子プロセスとその子孫がモニターされます。

カテゴリ: オプション

デフォルト: -1

調整可能: 無効の場合

debug_level

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注 - クラスタ化された Oracle ASM インスタンスプロキシリソースが発行するすべての SQL*Plus および srvmgr メッセージは、/var/opt/SUNWscor/oracle_asm/message_log.${RESOURCE} ログファイルに書き込まれます。

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このプロパティーは、クラスタ Oracle ASM インスタンスプロキシのモニターからのデバッグメッセージをどのレベルまで記録するかを示します。デバッグレベルを上げると、次に示すとおり、より多くのデバッグメッセージがシステムログ /var/adm/messages に書き込まれます。

0

デバッグメッセージなし

1

関数の開始および終了メッセージ

2

すべてのデバッグメッセージと関数の開始/終了メッセージ

リソースをマスターできる各ノードには、debug_level 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。

データ型: 整数

範囲: 0–2

デフォルト: 0

調整可能: いつでも

Failover_Enabled(boolean)

リソースのフェイルオーバーを許可します。プロパティーの値が False の場合、リソースのフェイルオーバーは無効です。このプロパティーを使用して、アプリケーションリソースによるリソースグループのフェイルオーバーを防ぐことができます。

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注 - Failover_mode の方がフェイルオーバー動作をより適切に制御できるので、Failover_enabled 拡張プロパティーの代わりに Failover_mode プロパティーを使用します。詳細は、r_properties(5) の、Failover_mode の値 LOG_ONLY および RESTART_ONLY に関する説明を参照してください。

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リソースをマスターできる各ノードには、debug_level 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。

カテゴリ: オプション

デフォルト: True

調整可能: 無効の場合

Log_level

GDS によってログに記録される診断メッセージのレベル (つまり、種類) を指定します。このプロパティーには、None、Info、または Err のいずれかを指定できます。None を指定した場合、GDS によって診断メッセージは記録されません。Info を指定した場合、情報メッセージとエラーメッセージが記録されます。Err を指定した場合、エラーメッセージだけが記録されます。

カテゴリ: オプション

デフォルト: Info

調整可能: いつでも

Network_aware(boolean)

このプロパティーは、アプリケーションがネットワークを使用するかどうかを指定します。

カテゴリ: オプション

デフォルト: False

調整可能: 作成時

Monitor_retry_count

このプロパティーは、障害モニターに許可される PMF 再起動数を指定します。

デフォルト: 4

調整可能: いつでも

Monitor_retry_interval

このプロパティーは、障害モニターに許可される PMF 再起動数を指定します。

デフォルト: 2

調整可能: いつでも

oracle_home

このプロパティーは Oracle ホームディレクトリへのフルパスを指定します。Oracle ホームディレクトリには、Oracle ソフトウェアのバイナリファイル、ログファイル、およびパラメータファイルが含まれています。

データ型: 文字列

範囲: 該当なし

デフォルト: デフォルトは定義されていません

調整可能: 無効の場合

oracle_sid

このプロパティーは Oracle システム識別子 (SID) を指定します。Oracle SID は、インスタンスが実行されているノード上のシングルインスタンス Oracle ASM を一意に識別します。

データ型: 文字列

範囲: 該当なし

デフォルト: +ASM

調整可能: 無効の場合

probe_command(文字列)

シングルインスタンス Oracle ASM の健全性を定期的にチェックするコマンドを指定します。

カテゴリ: 必須

デフォルト: /opt/SUNWscor/oracle_asm/bin/asm_control probe -R %RS_NAME -G %RG_NAME -T %RT_NAME

調整可能: なし

Probe_timeout(整数)

このプロパティーは検証コマンドのタイムアウト値を秒単位で指定します。

カテゴリ: オプション

デフォルト: 30 秒

調整可能: いつでも

Start_command(文字列)

シングルインスタンス Oracle ASM を起動するコマンドを指定します。

カテゴリ: 必須

デフォルト: /opt/SUNWscor/oracle_asm/bin/asm_control start -R %RS_NAME -G %RG_NAME -T %RT_NAME

調整可能: なし

Stop_command(文字列)

シングルインスタンス Oracle ASM を停止するコマンドを指定します。

カテゴリ: 必須

デフォルト: /opt/SUNWscor/oracle_asm/bin/asm_control stop -R %RS_NAME -G %RG_NAME -T %RT_NAME

調整可能: なし

Stop_signal(整数)

シングルインスタンス Oracle ASM を停止するコマンドを指定します。

カテゴリ: オプション

デフォルト: 15

調整可能: 無効の場合

Validate_command(文字列)

現在使用されていない場合でも、アプリケーションを検証するコマンドへの絶対パスを指定します。

カテゴリ: オプション

デフォルト: Null

調整可能: 無効の場合