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Oracle Solaris Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド Oracle Solaris Cluster 3.3 3/13 (日本語) |
6. Oracle RAC のサポート のトラブルシューティング
B. DBMS のエラーおよび記録される警告についての事前設定アクション
SPARC: SUNW.rac_udlm の拡張プロパティー
SUNW.scalable_acfs_proxy の拡張プロパティー
SUNW.scalable_asm_diskgroup_proxy 拡張プロパティー
SUNW.scalable_asm_instance の拡張プロパティー
SUNW.scalable_asm_instance_proxy 拡張プロパティー
SUNW.scalable_rac_listener の拡張プロパティー
SUNW.scalable_rac_server_proxy 拡張プロパティー
SUNW.ScalDeviceGroup の拡張プロパティー
このプロパティーは、Oracle 警告ログファイルの絶対パスを指定します。Oracle ソフトウェアは、このファイルに警告を記録します。Oracle RAC サーバー障害モニターは、次のタイミングで新しい警告があるかどうか、警告ログファイルをスキャンします。
Oracle RAC サーバー障害モニターが起動されたとき
Oracle RAC サーバー障害モニターがサーバーの健全性をクエリーするとき
Oracle RAC サーバー障害モニターが記録された警告を検出し、その警告にアクションが定義されている場合、Oracle RAC サーバー障害モニターは警告に対応するアクションを実行します。
記録された警告の事前設定アクションは、付録 B DBMS のエラーおよび記録される警告についての事前設定アクションに記載されています。Oracle RAC サーバー障害モニターが実行するアクションを変更するには、「Oracle 9i RAC サーバー 障害モニターのカスタマイズ」の説明に従って、サーバー障害モニターをカスタマイズしてください。
リソースをマスターできる各ノードには、alert_log_file 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: NULL
調整可能: いつでも
このプロパティーは、データベースから障害モニターが切断されるまでの障害モニターの検証サイクルの実行回数を指定します。
リソースをマスターできる各ノードには、connect_cycle 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 整数
範囲: 0–99999
デフォルト: 5
調整可能: いつでも
このプロパティーは、障害モニターが Oracle データベースに接続するために使用する Oracle データベースユーザー ID とパスワードを指定します。このプロパティーは次のように指定します。
userid/password
障害モニターが Oracle データベースに接続するために使用する Oracle データベースユーザー ID を指定します。
Oracle データベースユーザー userid に対して設定されているパスワードを指定します。
システム管理者は、Oracle RAC の設定中に、障害モニターのデータベースユーザー ID とパスワードを定義する必要があります。Solaris 認証を使用するには、ユーザー ID とパスワードの代わりにスラッシュ (/) を入力します。
リソースをマスターできる各ノードには、connect_string 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: NULL
調整可能: いつでも
このプロパティーは、Oracle RAC サーバー障害モニターのカスタム動作を定義するファイルの絶対パスを指定します。
リソースをマスターできる各ノードには、custom_action_file 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: 空の文字列
調整可能: いつでも
このプロパティーは、Oracle RAC プロキシサーバーのモニターからのデバッグメッセージをどのレベルまで記録するかを示します。デバッグレベルを上げると、より多くのデバッグメッセージがログファイルに書き込まれます。
メッセージは、ディレクトリ /var/opt/SUNWscor/oracle_server/proxy rs 内のファイルに記録されます。プロキシサーバーリソースのサーバー側コンポーネントとクライアント側コンポーネントのメッセージは、別々のファイルに書き込まれます。
サーバー側コンポーネントのメッセージは、message_log.rs ファイルに書き込まれます。
クライアント側コンポーネントのメッセージは、message_log.client.rs ファイルに書き込まれます。
これらのファイル名およびディレクトリ名の rs は、Oracle RAC サーバーコンポーネントを表すリソースの名前です。
リソースをマスターできる各ノードには、debug_level 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 整数
範囲: 0–100
デフォルト: 1 で、syslog メッセージを記録します
調整可能: いつでも
このプロパティーは Oracle ホームディレクトリへのフルパスを指定します。Oracle ホームディレクトリには、Oracle ソフトウェアのバイナリファイル、ログファイル、およびパラメータファイルが含まれています。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは Oracle システム識別子 (SID) を指定します。Oracle SID は、インスタンスが実行されているノード上の Oracle Real Application Cluster データベースインスタンスを一意に識別します。
リソースをマスターできる各ノードに対して、異なる値の oracle_sid 拡張プロパティーを指定する必要があります。各ノードの値は、ノード上で実行されているインスタンスを正しく識別するものでなければなりません。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: NULL
調整可能: 無効の場合
このプロパティーは Oracle パラメータファイルへのフルパスを指定します。このファイルには、Oracle データベースの起動時に設定されるパラメータが含まれます。このプロパティーはオプションです。このプロパティーを設定しない場合は、Oracle によって指定されているデフォルトパラメータファイル、具体的には、oracle-home /dbs/initoracle-sid.ora が使用されます。
Oracle ホームディレクトリを指定します。
ファイルが使用されるデータベースインスタンスの Oracle システム識別子を指定します。
リソースをマスターできる各ノードには、parameter_file 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: いつでも
このプロパティーは、Oracle RAC サーバーのステータスを確認するときに障害モニターが使用するタイムアウト値を秒単位で指定します。
データ型: 整数
範囲: 1–99999
デフォルト: 300
調整可能: いつでも
このプロパティーは、データベースの起動または停止前に設定される環境変数を格納するファイルの名前を指定します。このファイルには、値が Oracle のデフォルト値と異なるすべての環境変数を指定する必要があります。
たとえば、/var/opt/oracle ディレクトリまたは oracle-home/network/admin ディレクトリの下にユーザーの listener.ora ファイルがない場合があります。その場合は、TNS_ADMIN 環境変数を定義する必要があります。
各環境変数の定義は、variable-name= value という形式に従う必要があります。環境ファイル内では、定義ごとに改行します。
リソースをマスターできる各ノードには、user_env 拡張プロパティーのそれぞれ異なる値を指定できます。
データ型: 文字列
範囲: 該当なし
デフォルト: デフォルトは定義されていません
調整可能: いつでも
このプロパティーは、Oracle RAC サーバーリソースの START メソッドが、データベースがオンラインになるまで START メソッドの終了を待機するかどうかを指定します。このプロパティーに許可されている値は、次のとおりです。
Oracle RAC サーバーリソースの START メソッドが、データベースがオンラインになるまで START メソッドの終了を待機するように指定します。
START メソッドがデータベースを起動するコマンドを実行しても、データベースがオンラインになるのを待機せずに START メソッドを終了するように指定します。
データ型: Boolean
範囲: 該当なし
デフォルト: True
調整可能: いつでも