6共通コンポーネント

この章の内容は次のとおりです。

いくつかの共通コンポーネントは、アプリケーションのコア機能を提供します。共通コンポーネントは、会計カレンダやアプリケーション・メッセージなど、複数のアプリケーションにまたがる機能を提供します。この章では、多くの共通コンポーネントについて説明します。その他の共通コンポーネントについては、必要な場合は独自の章があるか、他のガイドまたはヘルプ・トピックで説明されています。

処理可能インフォレット

処理可能インフォレットの概要

処理可能インフォレットは、ビジネス・インテリジェンス(BI)インフォレットと同じページに共存できるトランザクション・インフォレットです。処理可能インフォレットを使用すると、営業担当は待ち状態のタスクの概要を1箇所で簡単に把握できます。営業担当は、様々な詳細ビューにナビゲートせずに、インフォレット自体からすばやく処理を実行できます。

デフォルトでは、次の処理可能インフォレットが使用可能です。

  • 自分のタスク

  • 自分のアポイントメント

  • 自分のアカウント

  • 自分のリード

  • 自分の商談

処理可能インフォレットをグラフィカルに表示することもできます。要約チャートには、選択したフィルタに基づいてデータが表示されます。

事前定義済の処理可能インフォレットを使用すると、営業担当は、個々のレコードに対してクイック処理を実行する関連領域にすばやく移動できます。インフォレットで、タスクに優先順位を付けてデータをフィルタリングすることで、営業パフォーマンスを向上できます。フィルタ処理を行うと、注意が必要な未処理項目を表示するのに必要な検索の数を削減できます。

営業担当は、必要に応じて、処理可能インフォレットのパーソナライズ、データのリフレッシュ、データの作成と編集を行うことができます。ビルトイン構成機能は営業担当が1日を効率的に計画するのに役立つため、大切な時間を節約できます。たとえば、いつでも表示する必要があるデータのみが表示されるように、処理可能インフォレットで使用可能にする事前定義済フィルタを選択または非表示にできます。

営業インフォレット・ページについて

営業インフォレット・ページでは、インフォレットと呼ばれるコンテナに主要な営業情報が表示されます。概要を示すインフォレットの他、直接的な処理が可能なインフォレットもあります。これらの処理可能インフォレットは主要な営業データの要約を示し、表示されたタスクに対してユーザーは即座に処理を実行できます。営業インフォレット・ページはデフォルトで有効になっています。ページを有効にするジョブ・ロールにアクセスできるようにします。

独自のビジネス・ニーズにあわせてスプリングボードおよびホーム・ページを構成する方法は、Oracle Help Centerの次のガイドを参照してください。

  • Oracle Applications Cloudアプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成

  • 構成と拡張

注意: 処理可能インフォレットは、営業ホームページのページ区切りドット1の表示権限および「営業担当ダッシュボードの表示」権限によって保護されます。ユーザーにこれらの2つの権限が付与されるようにします。詳細は、Oracle Help Centerの『CX SalesおよびB2Bサービスの保護』ガイドおよび『CX SalesおよびB2Bサービスのセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。

「処理可能インフォレットのパーソナライズ使用可能」プロファイル・オプションの設定

営業担当は、独自のフィルタを設定し、レコードの詳細の表示方法を変更できるように、デフォルト設定を変更して処理可能インフォレットをパーソナライズする必要がある場合があります。

ユーザーが処理可能インフォレットをパーソナライズできるようにする方法を次に示します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 管理者プロファイル値の管理

  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページの検索リージョンで、プロファイル・オプション・コード名ZBS_ENABLE_ACTIONABLE_INFOLET_PERSONALIZATION「プロファイル・オプション・コード」フィールドに入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 返されたリストで、プロファイル・オプション・コードのリンクをクリックします。

  5. プロファイル・オプションの値を「はい」に設定します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

処理可能インフォレットの変更

管理者は、既存の事前定義済フィールド(属性)を変更または削除することも、営業担当の処理可能インフォレットに表示する追加のユーザー定義属性を選択することもできます。営業担当には、役割別またはサイト・レベルで異なる設定を適用できます。

「自分のタスク」および「自分のアポイントメント」処理可能インフォレットを変更する場合は、「日付」、「時間」および「件名」属性を編集不可にする必要があります。つまり、これらのフィールドではドリルダウン・オプションを使用できません。

営業担当は、優先度付けおよびフィルタ使用によって、営業パフォーマンスタスクを向上できます。営業担当が選択したレコード数フィルタは、指定したレコード数設定よりも優先されます。たとえば、「自分のタスク」処理可能インフォレットのレコード数として10を設定し、営業担当が「期限超過タスク」フィルタを選択した場合、10個のレコード(該当する場合)が表示されます。

営業担当は、処理可能インフォレットをグラフィカルに表示することもできます。要約チャートには、選択したフィルタに基づいてデータが表示されます。

インフォレットを変更する前に

事前定義済の処理可能インフォレットを変更する前に、次の操作を実行します。

  • ランタイムのアプリケーション変更を実行するための、一般的なワークフローを理解します。

  • グローバル・ヘッダー・リージョンから使用可能な「設定およびアクション」メニューで「ページの編集」メニュー項目が使用可能かどうかを確認して、インフォレットを変更できることを確認します。メニュー項目が使用可能でない場合、ページを変更できません。

    注意: 処理可能インフォレットは、営業ホームページのページ区切りドット1の表示権限および「営業担当ダッシュボードの表示」権限によって保護されます。ユーザーにこれらの2つの権限が付与されるようにします。詳細は、Oracle Help Centerの『CX SalesおよびB2Bサービスの保護』ガイドおよび『CX SalesおよびB2Bサービスのセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。
  • ページを変更するための十分な権限があることを確認します。

  • サンドボックスを作成するか、既存のサンドボックスをアクティブ化します。

    処理可能インフォレットを構成するときは、サンドボックスでページ・コンポーザ・ツールのみが選択されるようにしてください。デフォルトのサイト・レイヤー以外のコンテキスト・レイヤーに変更を加える場合は、個別のサンドボックスを作成して、そこでページ・コンポーザのみを使用する必要があります。その後、コンテキスト・レイヤーを「サイト」から別のレイヤーに変更できます。たとえば、特定のジョブ・ロールを持つユーザーのインフォレットを作成または編集するには、「ジョブ・ロール」コンテキスト・レイヤーを選択する必要があります。

注意: インフォレットを削除すると、簡単には取得できません。誤って削除した場合は、ヘルプ・デスクに連絡してください。

処理可能インフォレット表示の編集

処理可能インフォレットは、事前定義済ロールで使用できます。ただし、インフォレットの表示設定を編集することで、他のユーザー定義ロールに表示されるように、処理可能インフォレットの使用可能性を設定できます。

  1. 処理可能インフォレット・ページにナビゲートします。

  2. グローバル・ヘッダー・リージョンの「設定およびアクション」から、「ページの編集」を選択します。

  3. インフォレット・リポジトリ(歯車)アイコンをクリックし、使用可能にする処理可能インフォレットの横にあるチェック・ボックスを選択します。

  4. インフォレットの右上隅にある「アクション」アイコンをクリックして、「表示の編集」を選択します。

  5. 次のいずれかを選択します。

    • はい: 処理可能インフォレットはインフォレット・リポジトリで選択できます。

    • いいえ: 処理可能インフォレットはインフォレット・リポジトリで選択できません。

    • EL式: EL式の評価によって、処理可能インフォレットがインフォレット・リポジトリから使用可能かどうかが決まります。事前定義済の式は#{securityContext.userInRole['ORA_ZBS_SALES_REPRESENTATIVE_JOB,ORA_ZBS_SALES_MANAGER_JOB,ORA_ZBS_SALES_VP_JOB,ORA_MKL_SALES_LEAD_QUALIFIER_JOB']}です

  6. 要件に合うようにEL式を編集します。

  7. 変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

  8. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。

処理可能インフォレット属性の変更

処理可能インフォレットに表示される任意の事前定義済属性を選択し、選択した代替使用可能属性で置き換えることができます。

注意: 事前定義済属性のいずれかを非表示にする場合は、空白値を入力します。この場合、選択した対応するドロップダウン・リストの位置には何も表示されません。

次の表に、変更できる属性をUIに表示される順序で示します。

処理可能インフォレット 属性

自分のタスク

  • 件名

  • アクティビティ・タイプ

  • 期限

自分のアポイントメント

  • アクティビティ時間

  • 件名

  • プライマリ住所

自分のアカウント

  • 名前

  • プライマリ担当者

  • プライマリ住所

自分の商談

  • 営業ステージ

  • 名前

  • クローズ日

  • 金額

自分のリード

  • ランク

  • リード名

処理可能インフォレットの属性を変更する方法を次に示します。

  1. アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。

  2. 変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。

  3. グローバル・ヘッダー・リージョンの「設定およびアクション」から、「ページの編集」を選択します。

    「ページの編集」ウィンドウが表示されます。

  4. 次のいずれかを選択します。

    • サイト: すべてのユーザーが変更を使用できるようにします。

    • ジョブ・ロール: リストから選択した特定のジョブ・ロールをターゲットに設定します。

  5. 変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。

    「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。

  6. 「レイアウト」タブから、編集する属性をそれぞれのドロップダウン・リストから選択します。

  7. 「列の幅」ルーラーに沿ってマウスをスライドさせることで、2列の表幅をパーセンテージで設定して調整します。

  8. 属性に変更を加え、必要に応じて別の属性を選択して編集します。

  9. 「ドリルダウン・フィールド」で、商談オブジェクトの詳細ページへのドリルダウンに使用する項目を選択します。

    ヒント: 動的選択リスト・フィールドが処理可能インフォレットに追加されると、ドリルダウン機能が自動的に有効になります。

    次の表に、各処理可能インフォレットのドリルダウン用に選択できるフィールド名と関連する属性名を示します。

    処理可能インフォレット ドリルダウン・フィールド 属性

    自分の商談

    名前

    金額

    クローズ日

    営業ステージ

    自分のリード

    リード名

    ランク

    自分のアカウント

    名前

    プライマリ担当者

    プライマリ住所

    自分のアポイントメント

    件名

    プライマリ担当者住所

    自分のタスク

    件名

    プライマリ担当者

    タイプ

    期限

  10. 変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

  11. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。

レコード数の変更

インフォレットに表示するレコードの事前定義済の数を変更することもできます。デフォルトでは、10レコードが表示されます。必要に応じて、デフォルトを10、20、25または30に変更できます。

処理可能インフォレットのレコード数を変更する方法を次に示します。

  1. アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。

  2. 変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。

    「自分の商談」処理可能インフォレット画面が表示されます。

  3. 「レコード数」タブで、インフォレットに表示するレコードの数をドロップダウン・リストから選択します。

  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

  5. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。

フィルタの変更

フィルタ処理を行うと、注意が必要な未処理項目を表示するのに必要な検索の数を削減できます。たとえば、処理可能インフォレットで使用可能にする事前定義済フィルタを選択したり、非表示にすることができます。

フィルタを表示または非表示にしたり、フィルタを再編成したり、カスタム・フィルタを追加できます。「使用可能」リストでフィルタを複数選択し、ダブルクリックして、「選択済」リストに移動できます。処理可能インフォレットのフィルタ・リストに対して少なくとも1つのフィルタを選択する必要があります。

「ワークスペース保存済検索を含む」チェック・ボックスを選択すると、関連レコードにすばやくアクセスできるフィルタとして、ワークスペースで作成された保存済検索を含めることができます。デフォルトでは選択解除されていますが、選択すると、指定したオブジェクトに関連付けられているすべてのワークスペース保存済検索が処理可能インフォレットのフィルタとして表示されます。詳細は、Oracle Help Centerの「実装スタート・ガイド」から利用可能な関連トピックの「ワークスペース保存済検索をフィルタとして使用するための処理可能インフォレットの切替え」を参照してください。

別のデータ・セットにアクセスするには、ワークスペースで新しい保存済検索を作成し、関連する保存済検索を処理可能インフォレットのUIで公開します。使用可能なワークスペース保存済検索フィルタを選択することで、営業担当が必要なレコードをより動的かつ効果的に、ターゲットを絞って表示し、更新してただちに処理を実行できます。

注意: 事前定義済の保存済検索は選択できます。ただし、作成したカスタム保存済検索には、所有するレコードまたはチームに属するレコードに対して選択したレコード・セット値が含まれている必要があります。さらに、保存済検索を保存する際は、「自動的に実行」チェック・ボックスを選択して、保存済検索のロード時に検索が自動的に実行されるようにする必要があります。そうしないと、処理可能インフォレットの「UIの構成」の使用可能なフィルタ・リストに、カスタム保存済検索が表示されません。

この表は、変更できるフィルタを示しています。

処理可能インフォレット フィルタ フィルタの説明

自分のタスク

  • 本日のタスク

  • 明日のタスク

  • 期限超過タスク

  • 明日以降のタスク

  • すべてのタスク

  • オープン・タスク

  • 優先度の高いオープン・タスク

  • 本日にスケジュールされている自分のタスクをすべて表示します

  • 明日にスケジュールされている自分のタスクをすべて表示します

  • 期限超過した自分のタスクをすべて表示します

  • 明後日以降にスケジュールされている自分のタスクをすべて表示します

  • 自分の割当済タスクをすべて表示します

  • 現在オープンしている自分の割当済タスクをすべて表示します

  • 現在オープンしている自分の高優先度のタスクをすべて表示します

自分のアポイントメント

  • 本日のアポイントメント

  • 明日のアポイントメント

  • 本日にスケジュールされている自分のアポイントメントをすべて表示します

  • 明日にスケジュールされている自分のアポイントメントをすべて表示します

自分のアカウント

  • 自分のアカウント

  • 自分のお気に入りアカウント

  • 自分のチームのアカウント

  • 自分が所有するアカウントのみを表示します

  • お気に入りとしてマークした自分のアカウントを表示します

  • 表示できるすべてのアカウントを表示します

自分の商談

  • 次の7日以内にクローズ

  • 今月にクローズ

  • 今四半期にクローズ

  • 次の四半期にクローズ

  • 自分がチームの一員であるオープン商談

  • 自分のオープン商談

  • 次の7日以内にクローズ予定の自分のオープン商談を表示します

  • 今月クローズ予定の自分のオープン商談を表示します

  • 現在の四半期内にクローズ予定の自分のオープン商談を表示します

  • 次の四半期内にクローズ予定の自分のオープン商談を表示します

  • 自分がチームの一員である自分のオープン商談を表示します

  • 自分が所有するオープン商談のみを表示します

自分のリード

  • 未受入リード

  • 自分のオープン・リード

  • 最近のオープン・リード

  • 自分がチームの一員であるオープン・リード

  • 自分に割り当てられているすべての未受入リードのリストを表示します

  • 自分が所有するオープン・リードのみを表示します

  • 最近オープンした自分のリードのリストを表示します

  • 自分がチームの一員であるオープン・リードのリストを表示します

処理可能インフォレットのフィルタを変更する方法を次に示します。

  1. アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。

  2. 変更する処理可能インフォレットにナビゲートします。

  3. 変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。

    「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。

  4. 「フィルタ」タブから、変更するフィルタを選択します

  5. 変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

  6. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。

クイック処理の変更

営業プロセス内の関連する領域にナビゲートして、レコード・レベルでクイック処理を実行できます。たとえば、レコードにドリルダウンして表示せずにタスクを簡単に完了または繰延したり、ボタンをクリックするだけで新規リードを受入または却下できます。

処理を表示または非表示にしたり、処理を再編成したり、カスタム・クイック処理を追加できます。「使用可能」リストでクイック処理を複数選択し、ダブルクリックして、「選択済」リストに移動できます。ただし、処理可能インフォレットのクイック処理リストに対して少なくとも1つの処理を選択する必要があります。

次の表に、変更できるクイック処理をUIに表示される順序で示します。

処理可能インフォレット クイック処理

自分のタスク

  • 完了としてマーク

  • 1日延期

  • 2日延期

  • 1週間延期

  • ノートの作成

自分のアポイントメント

  • ノートの作成

  • コール・レポートの作成

自分のアカウント

  • リードの作成

  • 商談の作成

  • アポイントメントの作成

  • タスクの作成

  • ノートの作成

  • コール・レポートの作成

  • コールのログ記録

  • サービス要求の作成

自分の商談

  • タスクの作成

  • アポイントメントの作成

  • ノートの作成

自分のリード

  • 受入

  • 却下

処理可能インフォレットのクイック処理を変更する方法を次に示します。

  1. アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。

  2. 変更する処理可能インフォレットにナビゲートし、そのインフォレットが拡張ビューに表示されることを確認します。

  3. 変更する処理可能インフォレット(たとえば、「自分の商談」)で、「アクション」メニューから「構成」を選択します。

    「自分の商談」処理可能インフォレット画面が、事前定義済フィールドが選択された状態で表示されます。

  4. 「クイック処理」タブから、変更するクイック処理を選択します。

  5. 変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックします。

  6. 変更を確認し、サンドボックスを公開します。

処理可能インフォレットのカスタム処理の作成例

処理可能インフォレットのカスタム・スマート処理を作成して営業情報を更新できますが、処理ではページを開いたり、ページにナビゲートすることはできません。たとえば、商談のステージを更新するスマート処理や商談クローズ日を1日延期するスマート処理を作成できますが、その処理で「商談の編集」ページを開くことはできません。

「自分の商談」処理可能インフォレットに対して商談クローズ日を1日延期するカスタム・スマート処理を作成する方法を次に示します。

注意: この処理は直接作成することもできますが、この例では最初にサーバー・スクリプトを作成します。これは、サーバー・スクリプトにはEL式スクリプトの記述および検証に役立つ式パレットが含まれているためです。
  1. アプリケーション・コンポーザおよびページ・コンポーザをツールとして使用し、サンドボックスを作成して入力します。

  2. アプリケーション・コンポーザでオブジェクト関数サーバー・スクリプトとしてGroovyスクリプトを作成します。

    1. アプリケーション・コンポーザで、ページの左側にあるオブジェクト・ノードを開きます(この例では「標準オブジェクト」「商談」)。

    2. 「サーバー・スクリプト」をクリックします。

    3. 「サーバー・スクリプト」ページで、「オブジェクト関数」をクリックします。

    4. 関数名を入力します。空白は使用できません。例: Defer_1_Day

    5. 「スクリプトの編集」ボックスにEL式スクリプトを入力します。式パレットを使用してフィールドの技術名を検索し、スクリプトの要素を挿入できます。商談の「クローズ日」フィールドの技術名を検索する方法を次に示します。

      1. 式パレットの表示/非表示(スクリーンショットで強調表示されている関数アイコン)をクリックします。

        式パレットの表示/非表示ボタンが強調表示された「サーバー・スクリプト」ページの詳細。
      2. 「フィールド」をクリックします。

      3. オブジェクト(この例では「商談」)を選択して、下にスクロールします。

        クローズ日の技術名が表示された「サーバー・スクリプト」ページの詳細。
      4. 「商談: フィールド」セクションで、表示ラベル「クローズ日」で技術フィールド名を検索します。

        「API名」列に技術名が表示されます。

      5. 「スクリプトの編集」「挿入」をクリックして、技術名をスクリプトに挿入できます。

      スクリプト作成時に式ビルダーで使用できる機能を最も有効に使用する方法の詳細は、『Groovyスクリプト・リファレンス』ガイドの「Groovyのヒントと手法」を参照してください。

  3. スクリプトが完成したら、「検証」をクリックします。

    期限を1日延期するスクリプトの例を次に示します。setAttribute("EffectiveDate",EffectiveDate + 1);

  4. スクリプトがエラーなしで検証されたら、「保存して閉じる」をクリックします。

  5. 「アプリケーション・コンポーザ」ページの左側にあるオブジェクト・リストで、「処理およびリンク」をクリックします。

  6. 「商談: 処理およびリンク」ページで、「作成」をクリックします。

  7. 「処理またはリンクの作成」ページの「表示ラベル」フィールドに、インフォレット処理リストに表示される処理名を入力します。

  8. 「スクリプトの実行後:レコードを保存し前のページに戻ります。」オプションを選択します。

  9. 「スクリプト」セクションで、「メソッド名」をクリックし、リストからスクリプト名を選択します。

  10. 「保存」をクリックします。

  11. サンドボックスを表示している場合は、「ホーム」をクリックして「ようこそ」ページに戻ります。

  12. サンドボックスの「ツール」メニューから、「ページ・コンポーザ」を選択します。ページ・コンポーザ・ツールバーが、サンドボックス・ツールバーの下に表示されます。

  13. 「自分の商談」インフォレットまで下にスクロールします。

  14. 拡張ビューを表示していることを確認します。これは、様々なフィルタが表示されたインフォレットのビューです。

  15. 「アクション」(インフォレットの右上隅の三角形のアイコン)をクリックし、「構成」を選択します。

  16. 作成した処理「Defer 1 Day」を「選択済」列に移動します。

  17. 「保存して閉じる」をクリックします。

  18. ページ・コンポーザ・ツールバーで、「クローズ」をクリックして作業内容を保存します。

    ページ・コンポーザ・ツールバーが表示されなくなります。

  19. 作成した新しい処理を表示するには、インフォレットに少なくとも1つの商談が表示されている必要があります。通常、設定ユーザーは商談にアクセスできないため、テストしないでサンドボックスを公開する必要があります。サンドボックスの「処理」メニューから「公開」を選択します。

  20. 公開が完了したら、サインアウトし、営業担当または商談を所有する別のユーザーとして再度サインインします。

  21. 「自分の商談」インフォレットに少なくとも1つの商談が表示されている場合は、リストで新しい処理を参照できます。

ワークスペース保存済検索をフィルタとして含めると一部のフィールドが欠落する理由

欠落しているフィールドを処理可能インフォレットのフィルタとして使用するには、それらのフィールドをワークスペース保存済検索で有効にする必要があります。場合によっては、一部のフィールドが処理可能インフォレットに公開されますが、フィルタとして「ワークスペース保存済検索を含む」を選択すると、該当するワークスペース保存済検索で同じフィールドが使用できないことがあります。たとえば、ワークスペースの「自分のアポイントメント」フィルタを編集して、処理可能インフォレットの「レイアウト」タブで公開されるフィールドを有効化できます。詳細は、このガイドの「ワークスペースでフィールドを検索可能にする方法の例」のトピックを参照してください。

アプリケーション・ツールキット

Oracle Application Toolkitの概要

Oracle Application Toolkitは、Oracle Business Intelligenceの「レポートおよび分析」ペインやグローバル・ヘッダーのウォッチリストなど、いくつかの機能を提供する基盤アプリケーションです。「設定と保守」作業領域で、「アプリケーション・ツールキット構成の定義」タスク・リストにアクセスしてこれらのコンポーネントを設定します。

添付

添付を使用して、特定のビジネス・オブジェクトに補足情報を付加できます。URL、デスクトップ・ファイル、テキストまたはリポジトリ・フォルダを添付として使用できます。ビジネス・オブジェクト用の添付は、ロールおよび付与された権限に応じて表示、作成、削除または編集できます。添付の詳細は、『Oracle Fusion Applications開発者ガイド』を参照してください。

リポジトリ

添付は、Oracle WebCenterコンテンツ・サーバーが提供するコンテンツ管理リポジトリに格納されます。添付の管理を担当するユーザーは、リポジトリ・モードが有効になっていないかぎり、リポジトリと対話できません。有効になっていれば、ユーザーはオブジェクト間で添付を共有したり、添付を更新したり、その他のタスクを実行できます。添付ファイルへのアクセスは、デジタル署名メカニズムによって制御されます。

すべての添付は、コンテンツ管理リポジトリに格納される前にウィルス・スキャンが実行されます。アップロード時にウィルスが検出された場合、添付の要求は失敗し、それについてユーザーに通知されます。

セキュリティ

特定のビジネス・オブジェクトに適用されるデータ・セキュリティはその添付にも適用されます。たとえば、特定の経費精算書へのアクセス権がないユーザーは、その添付にもアクセスできません。また、添付カテゴリを使用し、そのカテゴリに関連付けられたロールに基づいて、添付に対するアクセスや処理を制御することもできます。添付のセキュリティについて、詳細は、『Oracle Fusion Applications開発者ガイド』を参照してください。

営業アプリケーションの添付ファイルのサイズ制限

ユーザーは、PDFやWord文書などのファイルを標準オブジェクトとカスタム・オブジェクトの両方に添付できます。デフォルトでは、個々の添付ファイルのサイズ制限は100 MBです。この制限は小さくできますが、大きくはできません。詳細は、My Oracle Supportにある、添付ファイルのサイズ制限および許可されている拡張子に関する記事(文書ID 2324330.1)を参照してください。

添付UIは、非常にわかりやすく操作しやすくなっています。追加の添付カテゴリを作成したり、データ・セキュリティを実装した場合など、添付を変更すると、問題が発生する可能性があります。

問題: 添付を表示、追加、更新または削除できない

添付を表示しようとしたり、添付の追加などの処理を実行しようとすると、次のような問題が発生する可能性があります。

  • 前に表示できていた特定の添付を表示できなくなる。

  • 添付を更新または削除できなくなる。

  • 添付の追加権限がないことを示すエラーが表示される。

解決方法

「添付エンティティの管理」ページを使用して、添付カテゴリが、関連する添付エンティティと関連付けられていることを確認します。このページで経費精算添付とともに使用される正しいエンティティや、割り当てるカテゴリの決定には、システム管理者、またはヘルプ・デスクへの確認が必要になることもあります。

添付エンティティのカテゴリにデータ・セキュリティが実装されている場合は、そのエンティティの「添付エンティティの管理」ページで「セキュリティ使用可能」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。また、必要な権限を持つロールがユーザーにあることも確認してください。次の表に、特定の添付カテゴリの添付を表示、追加、更新または削除するために必要な権限を示します。

処理 権限

表示

アプリケーション添付の読み込み(FND_READ_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

追加または更新

アプリケーション添付の更新(FND_UPDATE_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

削除

アプリケーション添付の削除(FND_DELETE_APPLICATION_ATTACHMENT_DATA)

たとえば、ユーザーが、「領収書」添付カテゴリを除き、経費精算書の添付エンティティに関連付けられたすべてのカテゴリに対する「アプリケーション添付の読込み」特権を持っている場合、これらのユーザーは、「領収書」カテゴリで作成されたものを除くすべての経費精算書の添付を表示できます。同様に、ユーザーが経費精算書の添付エンティティに関連付けられたいずれの添付カテゴリについても「アプリケーション添付の更新」権限を持っていない場合、このユーザーは経費精算書に対する添付を一切作成できません。

添付カテゴリのデータ・セキュリティに関する詳細は、『Oracle Fusion Applications開発者ガイド』を参照してください。

添付UIの中には、ユーザーに対する制限がカテゴリにあらかじめ定義されているものがあります。また、開発者は、ある特定のページで使用できる文書カテゴリを決定するためのフィルタを追加設定することもできます。詳細は、開発者またはヘルプ・デスクに確認してください。

問題: 添付カテゴリがない

既存の添付を表示できたとしても、その添付と添付カテゴリの関連付けがすでに解除されています。

解決方法

添付が追加されたときには、対応する添付エンティティのカテゴリが少なくとも1つ存在していました。その後、このエンティティが編集され、割当済カテゴリがなくなったため、ユーザーはその添付に関連付けられたカテゴリを表示できません。

「添付エンティティの管理」ページを使用して、添付カテゴリを、関連する添付エンティティに割り当て直します。たとえば、ユーザーが経費精算書への添付の「領収書」添付カテゴリを見られなくなった場合は、経費精算書の添付エンティティを検索し、これを「領収書」カテゴリに割り当てます。このページで経費精算添付とともに使用される正しいエンティティや、追加で割り当てるカテゴリの決定には、システム管理者、またはヘルプ・デスクへの確認が必要になることもあります。

添付UIの中には、ユーザーに対する制限がカテゴリにあらかじめ定義されているものがあります。また、開発者は、ある特定のページで使用できる文書カテゴリを決定するためのフィルタを追加設定することもできます。詳細は、開発者またはヘルプ・デスクに確認してください。

カレンダ

通常は、実装の一部として単一の会計カレンダを作成します。会計カレンダは、アプリケーションで使用される期間を定義します。カレンダの作成時に、各期間の正確な日付を指定します。これらの定義済期間(エンタープライズ期間と呼ばれる場合もあります)は、アプリケーションで多くの目的に使用されます。次に例を示します。

  • 営業パイプライン分析など、エンタープライズ期間ごとの金額を示すレポート

  • テリトリ分析用の期間ごとのメトリック計算

  • 期間ごとの予測金額調整機能

  • 期間ごとの目標金額の配分

注意: 『CX Sales実装スタート・ガイド』を使用して会計カレンダを作成した場合は、ここにリストされているステップを実行する必要はありません。

上位レベルのステップは次のとおりです。

  1. カレンダ期間と開始年を計画します。詳細は、このトピックの「実装に関する考慮事項」の項を参照してください。

  2. 最初の年のカレンダ期間を作成し、追加する年ごとに期間を生成します。詳細は、このトピックの「カレンダの作成」の項を参照してください。

  3. 会計カレンダ・プロファイル・オプションを設定します。詳細は、このトピックの「カレンダ・プロファイル・オプションの設定」の項を参照してください。

  4. スケジュール済プロセスを実行します。詳細は、このトピックの「時間ディメンション・プロセスの実行」の項を参照してください。

注意: カレンダがトランザクションで使用された後は、カレンダ・オプションを変更できません。たとえば、予測を生成した後は、カレンダ・オプションを変更できません。

実装に関する考慮事項

カレンダは使用後に変更できないため、事前に次のことを行う必要があります。

  • カレンダで使用する期間を計画します。

  • カレンダを開始する年を決定します。日付を会社が作成された初日に設定することを検討してください。こうすることで、必要に応じて、履歴データを後でアップロードできます。

会計カレンダで設定される期間頻度は、使用可能な最短の期間であるため、期間頻度はカレンダにとって重要な決定です。次に例を示します。

  • 期間頻度を年次に設定するとします。この場合、レポートおよびアクティビティは年ごとに作成できますが、月ごとに分割できません。

  • 期間頻度を月次に設定する場合は、レポートおよびアクティビティを月別に分割できるほか、四半期別および年度別に集計できます。

  • 期間頻度を週次に設定するとします。この場合、レポートおよびアクティビティを週別、四半期別および年度別に実行できますが、月別には実行できません。これは、月ごとの週数が変動するためです。

カレンダの作成

会計カレンダを作成するときは、各期間の正確な開始日と終了日を年ごとに設定します。架空のVision Corporationを使用してステップをガイドする手順を次に示します。

  1. 「設定と保守」で次を実行します。:

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 会社プロファイル

    • タスク: 会計カレンダの管理

  2. 「会計カレンダの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「会計カレンダの作成: カレンダ・オプション」ページで、次の手順を実行します。

    1. カレンダに名前(たとえばSales Calendar)を付けます。

    2. 「調整期間頻度」は「なし」のままにします。

    3. 「開始日」については、Vision Corporationでは1/1/10を使用します。

    4. 「期間頻度」で、レポートおよびアクティビティに使用する最短の期間を選択します。Vision Corporationでは「月次」を使用しています。期間は、各月の日数または週数にかかわらず月の最初の日に始まり、月の最後の日に終わります。

    5. Vision Corporationでは、セパレータには「なし」を選択します。

    6. 期間名に使用する書式を選択します。

  4. 「次」をクリックします。「会計カレンダの作成: 期間詳細」ページが表示され、生成された期間が示されます。このイメージは、次を含む複数の列を示しています。

    • 月の名前である期間名(年の月ごとに1つ)

    • 年(2010)

    • 期間番号(月ごとに1つ)

    • 各期間の四半期番号(年の4四半期を想定)

    • 期間の開始日と終了日

    • 期間が調整期間かどうかを示すために使用するチェック・ボックス

    「会計カレンダの作成: 期間詳細」ページの例を次に示します。

    「期間詳細」ページには、最初の年
のカレンダ期間が表示されます。
  5. 必要に応じて、各期間の詳細を手動で変更します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

  7. ここで、現在または来年を含む追加の各年の期間を生成する必要があります。カレンダを開きます。

  8. 「年の追加」をクリックします。

  9. 「保存して閉じる」をクリックします。

  10. 追加する年ごとに、最後の3つのステップを繰り返します。

  11. 「完了」をクリックします。

注意: 予測の生成など、カレンダの使用を開始した後はカレンダ・オプションを変更できません。

カレンダ・プロファイル・オプションの設定

カレンダの作成が終了したら、会計カレンダ・プロファイル・オプションを設定します。このプロファイル・オプション設定は、使用するカレンダをアプリケーションに指示します。次のステップを実行します。

  1. 「設定と保守」で次を実行します。:

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 会社プロファイル

    • タスク: カレンダ・プロファイル・オプションの管理

    • オプション: カレンダ・プロファイル・オプションの管理

  2. 「会計カレンダ・デフォルト」プロファイル・オプションを選択します。

  3. 「プロファイル値」表で、「新規」をクリックします。

  4. 「プロファイル値」「サイト」を選択します。

  5. 「プロファイル値」リストをクリックし、作成したカレンダを選択します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

時間ディメンション・プロセスの実行

カレンダの期間を分析およびレポートで使用できるようにするには、「BIの非正規化時間ディメンション表のリフレッシュ」プロセスを実行する必要があります。次のステップを実行します。

  1. 「ナビゲータ」「スケジュール済プロセス」をクリックします。

  2. 「スケジュール済プロセス」ページ、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。

  3. 「新規プロセスのスケジュール」ダイアログ・ボックスで、「名前」フィールドの横にあるメニューをクリックし、「検索」をクリックします。

  4. 「検索」ダイアログ・ボックスで、%Refresh%と入力し、「検索」をクリックします。

  5. 返された結果で「BIの非正規化時間ディメンション表のリフレッシュ」プロセスを選択し、「OK」をクリックします。

  6. 必要に応じて、「OK」を再度クリックします。

  7. 「プロセス詳細」ウィンドウで、「送信」をクリックします。

クリックして編集

クリックして編集について

クリックして編集機能により、営業担当は作業領域のランディング・ページから直接レコードを編集できます。クリックして編集機能により、データ入力が簡略化するため、ビジネス・トランザクションを処理する際の操作性と効率が向上します。営業担当は、編集ページにナビゲートせずに、ランディング・ページでレコードの属性を直接変更できます。この機能は、「ランディング・ページでのクリックして編集する機能使用可能」(ZBS_ENABLE_CLICK_TO_EDIT)プロファイル・オプションを使用して有効にします。

このプロファイル・オプションは、デフォルトでは有効になっていません。管理者は、プロファイル・オプションを設定して、次の営業オブジェクトのランディング・ページでのクリックして編集機能を有効化する必要があります。

  • アカウント

  • 担当者

  • 商談

  • リード

  • アクティビティ

  • 資産

  • テリトリ

クリックして編集機能は、会社定義オブジェクトにも使用できます。

クリックして編集の有効化

管理者は、「ランディング・ページでのクリックして編集する機能使用可能」(ZBS_ENABLE_CLICK_TO_EDIT)プロファイル・オプションを設定して、クリックして編集機能を有効化します。このプロファイル・オプションは、デフォルトでは有効になっていません。

クリックして編集機能は、「アカウント」、「担当者」、「商談」、「リード」、「アクティビティ」および「資産」ランディング・ページから使用できます。この機能は、カスタム・オブジェクトでもサポートされています。

次の手順を使用して、サポートされている営業オブジェクトのランディング・ページでのクリックして編集機能を有効にします。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 管理者プロファイル値の管理

  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページの検索リージョンで、プロファイル・オプション・コード名「ZBS_ENABLE_CLICK_TO_EDIT」を「プロファイル・オプション・コード」フィールドに入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 返されたリストで、プロファイル・オプション・コードのリンクをクリックします。

  5. 必要に応じてプロファイル・オプション値を設定します。

  6. 「保存して閉じる」をクリックします。

地理

地理データの設定の概要

営業テリトリで地理ディメンションを使用する場合、または営業担当が住所を検証できるようにする場合は、実装で地理データを設定する必要があります。テリトリの作成または顧客データの設定の前に、地理データを設定します。

地理を定義するには、次の操作を実行する必要があります。

  • 国の地理体系および階層の定義: 地理体系は、国の地理タイプを階層構造でグループ化したものです。地理階層は、地理間の概念的な親子関係を設定できるデータ・モデルです。アプリケーションでは、地理体系および階層データを使用して、住所の検証、テリトリの作成および予測の定義を行います。

  • 国の地理検証の定義: 地理検証では、国の住所形式の地理マッピングや検証を指定したり、国の全体的な地理検証管理を指定します。テリトリに必要な詳細レベルで検証を有効にする必要があります。

地理体系および階層は、手動で定義することも、ファイルからインポートすることによって定義することもできます。地理の設定およびインポートの詳細は、次のガイドの関連する章を参照してください。

  • CX Sales実装スタート・ガイド

  • 『CX SalesとB2Bサービス向けのCustomer Data Managementの実装』ガイド

  • CX SalesおよびB2B Serviceのインポートおよびエクスポートの管理の理解ガイド

  • 『CX SalesとB2Bサービス向けのファイルベース・データ・インポートおよびエクスポートの理解』ガイド

ヘルプ

ガイド、レディネス資料およびその他のリソースの検索

Oracle Help Center (https://docs.oracle.com)には、Oracle Applications Cloudのガイド、ビデオ、レディネス資料などのリソースがあります。

  • ガイドでは、各クラウド・サービスのすべての機能に関する累積的な情報(使用方法、設定方法、拡張方法など)を提供します。

  • レディネス・ドキュメントでは、特定のリリース更新における新機能や変更点を説明します。この資料は更新が実行される前に公開されるため、準備するのに役立ちます。

アプリケーションで、ヘルプ・ウィンドウ内のリンクをクリックすると、ほとんどの場合、Help Centerの特定のガイドが開きます。そこから、他のコンテンツを検索または参照できます。または、oracle.comサイトにいる場合は、「リソース」メニューを開いて「ドキュメント」を選択して、Help Centerにアクセスします。ヘルプ・センターはブックマークしておくことをお薦めします。

Help Centerで移動して目的の情報を見つける方法を示します。

クラウド・サービスに関する累積的なコンテンツの参照

ガイドやビデオ、その他のリソースを見つける方法は次のとおりです。

  1. Oracle Help Centerでメイン・メニューを開き、「Cloud Applications」をクリックします。または、ヘルプ・センター・ホーム・ページで「Cloud Applications」をクリックします。

  2. Oracle Cloud Applicationsのドキュメント・ページで、カテゴリに編成されたクラウド・サービスを参照します。

  3. クラウド・サービスの名前をクリックします。

  4. 最新のコンテンツを表示しない場合は、クラウド・サービスのメイン・ページでリリース更新を選択します。

  5. ナビゲーション・ペインを使用して、特定のガイドやビデオなどのリソースにアクセスします。次にその実行例を示します。

    • All BooksまたはVideos: クラウド・サービスのすべてのビデオまたはガイドを取得します。

      • 「Videos」や「All Books」ページで、「View」リストを使用してカテゴリごとにフィルタできます。

      • ほとんどのガイドは、HTMLおよびPDFのように複数の形式で提供されています。

    • Top Tasks: タスク・カテゴリをクリックしてから特定の共通タスクをクリックすると、そのタスクにおいて役立つ情報に直接移動します。

    • APIs & Schema: APIおよびスキーマの詳細に関するリファレンス情報を取得します。

ヒント:ブレッドクラムを使用して、ヘルプ・センターの他の部分にアクセスします。

ガイド内またはガイドをまたいだ検索

Oracle Help Centerのグローバル・ヘッダーでの検索の範囲は、現在表示されているページによって異なります。たとえば、Oracle Cloud Applicationsのドキュメント・ページでは、すべてのクラウド・サービスのガイドを対象に検索します。特定のクラウド・サービスのページでは、そのサービス内でのみ検索され、よりターゲットを絞った結果が表示されます。1つのガイド内で検索する場合は、ガイドの「Search」タブを使用します。

検索結果でできることを見てみましょう。この場合、最初の結果はガイドですが、ビデオ、リファレンス・アーキテクチャとソリューションのプレイブック、レディネス資料など、他のタイプのリソースも表示される場合があります。また、Help Center以外の場所(たとえば、My Oracle Support (https://support.oracle.com)、oracle.comまたはYouTube)から取得される場合もあります。

Oracle Help Centerの検索結果
コールアウト番号 可能な操作

1

検索からフィルタを削除して、さらに結果を取得します。

2

さらにフィルタを適用して、公開日などに基づいて選択肢を絞り込みます。

3

少なくとも1つの検索語と一致する名前を持つ製品のメイン・ページを開きます。検索フィールドのフィルタは、これらの一致には適用されません。

4

この製品の検索結果を表示します。

5

検索語に一致するコンテンツを含むガイドのタイトル・ページを開きます。

6

このガイドの公開時期を表示します。

7

このガイドの特定の章を開きます。

8

このガイドのその他の章を表示します。

レディネス・ドキュメントのレビュー

次の四半期更新に向けた準備に役立つレディネス資料を見つけましょう。

  1. Oracle Help Centerのクラウド・サービスのページで、ナビゲーション・ペインの「クラウド・レディネス / 新機能」をクリックします。

  2. サービスのOracle Cloud Readinessのメイン・ページで、「Essential Content」セクションの「What's New」サブセクションを見つけます。

  3. 「HTML」または「PDF」をクリックすると、新しいブラウザ・タブにWhat's Newドキュメントが開きます。

  4. 確認するリリース更新をクリックします。

  5. 目次で「Feature Summary」をクリックすると、デフォルトでどの機能が有効化または無効化されているかがわかります。無効化されている機能をユーザーが使用できるようにするには、処理を実行する必要があります。

  6. 「オプト・イン失効」タブが表示されている場合は、それをクリックして、無効化された機能がデフォルトで有効化される時間を確認します。

  7. リリース更新のタブをクリックして戻り、特定の機能の詳細を確認します。

  8. クラウド・サービスのメイン・ページが表示されたブラウザ・タブに戻り、他のレディネス・コンテンツを確認します。そこから別のクラウド・サービスにジャンプすることもできます。

ヘルプが機能するために、何か設定する必要はありません。ただし、たとえばヘルプ・コンテンツを追加するためのアクセス権を個人に付与するといった、オプションの設定を行うこともできます。まず、ヘルプ機能を有効にし、「アプリケーション拡張」機能領域でなんらかのタスクを実行します。

機能の有効化

「オファリング」作業領域で、オファリング・レベルで次の機能を確認します。

  • ヘルプのローカル・インストール: これは有効なままにしておきます。

  • インターネット・ベース・ヘルプ機能へのアクセス: この機能は使用されないため、この機能は有効化していてもいなくても問題ありません。

  • ヘルプ・コンテンツ管理: 一部の個人が会社固有のヘルプをヘルプ・ウィンドウや「スタート・ガイド」作業領域に追加できるようにする場合は、この機能を有効にします。

  • 追加したヘルプのセキュリティ: 制限された一連のユーザー・ロールのみが特定のヘルプを使用できるようにする場合は、この機能を有効にします。

    注意: この機能は、パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、必要な場合にのみ有効にしてください。

様々なタイプのヘルプの管理方法

アプリケーションに付属するヘルプ・コンテンツを編集したり、独自のヘルプをヘルプ・ウィンドウに追加できます。たとえば、会社のポリシーやベスト・プラクティスへのリンクを追加できます。管理可能な各種のタイプのヘルプについて見てみましょう。

ヘルプ・タイプ このヘルプの表示方法 編集または追加の方法

フィールドおよびその他のUI要素

ヘルプ・テキストは、ページ上の特定のUI要素上にカーソルを移動させたり、それをクリックしたりすると表示されます。

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用してこのテキストを編集したり、ページ・コンポーザを使用してボタンに独自のヘルプ・テキストを追加できます。

ヘルプ・ウィンドウ

多くのページにはヘルプ・アイコンがあります。これらのアイコンをクリックすると、ヘルプ・テキスト、リンクまたはその両方を含むヘルプ・ウィンドウが開きます。

ユーザー・インタフェース・テキスト・ツールを使用して、ヘルプ・テキストを編集できます。ヘルプ・ウィンドウにある「ヘルプ・コンテンツの管理」リンクをクリックして、リンクを追加または削除できます。ただし、新しいヘルプ・ウィンドウを作成してページに配置することはできません。

場合によっては、複数のページに同じヘルプ・ウィンドウが表示されます。そのため、あるページのヘルプ・ウィンドウに手を加えると、他の場所の同じヘルプ・ウィンドウにも適用されます。

「スタート・ガイド」作業領域

「ナビゲータ」から「スタート・ガイド」を選択してこの作業領域を開き、新規ユーザー向けのビデオやその他の情報を確認します。

これらのページの「スタート・ガイドの編集」リンクをクリックして、このコンテンツに対する編集または追加を実行できます。

可能なその他の操作

自分または他のユーザーがヘルプ・ウィンドウおよび「スタート・ガイド」作業領域に追加したすべてのヘルプに対して実行できる操作は次のとおりです。

  • ヘルプ・ウィンドウに多数のリンクを追加する場合は、ヘルプを一元的に管理できます。「設定と保守」作業領域の「ヘルプ・コンテンツの管理」タスクを使用して、追加されたすべてのヘルプを表示および編集できます。

  • テスト環境でヘルプを作成する場合は、構成パッケージをエクスポートしてインポートすることによって、追加されたすべてのヘルプを移行できます。

Oracle Guided Learningがある場合、Oracle Applications Cloudの使用方法を習得するのに役立つ対話型のガイドなどを作成できます。たとえば、アプリケーション内で、ガイドによってタスクの各ステップを実行し、どのボタンをクリックするか、およびどのフィールドを入力するかを表示できます。最も重要なこととして、ユーザーはビジネス・プロセスおよびプラクティスに合致した仕方でタスクを実行できます。

Oracle Guided Learningでコンテンツを作成した後に、そのコンテンツをアプリケーションに適用して、テストしてからユーザーが使用できるようにする方法を次に示します。

  1. 「サイト」レベルで「Oracle Guided Learning有効」(FND_GUIDED_LEARNING_ENABLED)プロファイル・オプションを「はい」に設定します。

    • 「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクを使用します。

    • これを実行する必要があるのは1回のみです。

  2. ガイド付き学習ツールが選択された状態でサンドボックスをアクティブ化します。

  3. ガイド付き学習コンテンツがアプリケーション内で希望どおりに表示されるように、いくつかの設定を定義します。

    1. 「設定と保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「ガイド付き学習の構成」タスクに移動します。

    2. 「ガイド付き学習の構成」ページで、Oracle Guided Learningを最初に入手したときに提供されたアプリケーションIDを入力します。

    3. アプリケーションに表示するガイド付き学習コンテンツに基づいて、「環境」オプションを選択します。

      • 開発: ドラフトおよび公開済コンテンツ

      • 本番: 公開済コンテンツのみ

    4. 「ロール・マッピング」表で、ガイド付き学習コンテンツを作成した対象のロールを選択します。「従業員」(ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT)ロールを持つユーザーに、ガイド付き学習で「従業員」ロールに割り当てたコンテンツを表示するとします。

      • 「アプリケーションで使用されるロール」列にORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACTと入力します。

      • 「ガイド付き学習ロール」列で、「従業員」を選択します。

      アプリケーションで複数のロールを同じガイド付き学習ロールにマップできます。

    5. 必要に応じて、「拡張設定」セクションでカスタムJavascriptを追加して、ガイド付き学習コンテンツの表示や動作を決定します。

    6. 「保存して閉じる」をクリックします。

  4. サンドボックス内で、ガイド付き学習コンテンツをテストします。

  5. ガイド付き学習に戻り、ガイドに変更を加えます。これにはコンテンツをドラフトから公開済へと変更することも含まれます。

  6. 作業が完了したら、そのサンドボックスを公開して、ユーザーがコンテンツを利用できるようにします。

次に新規または変更したガイド付き学習コンテンツがある場合、ステップ2から再度開始します。

LightBoxコンテンツ・ライブラリ

Sales LightBoxの設定時の考慮事項

Sales Lightboxは、スライド資料、Webベースのコンテンツ、イメージ、.pdfなどのファイルの格納、アクセスおよび共有に使用できるコンテンツ・ライブラリです。Lightboxを使用すると、ユーザーはコンテンツの格納、アクセス、および個人、アカウントおよび商談との共有が可能になります。

Lightboxエンド・ユーザーのタスクおよび機能の詳細は、オンライン・ヘルプおよび『販売の使用』ガイドを参照してください。

サポートされるファイル・タイプ

Sales Lightboxでサポートされているファイル・タイプは次のとおりです。

  • Microsoft Powerpoint (.pptx): Microsoft Office互換機能パックをインストールしている場合は、プレゼンテーションをOpen XML形式(.pptx 2007)で保存すると、それらのプレゼンテーションはSales Lightboxと完全に互換します。

  • Portable Document Format (.pdf): 標準の.pdfファイルがサポートされます。

  • HTML: マイクロサイトの形式のHTML: 詳細は、「Lightboxコンテンツ・ライブラリでのマイクロサイトの使用」のトピックを参照してください。

  • .jpgおよび.png: .jpgおよび.png形式のイメージ・ファイルがサポートされます。

様々なコンテンツ・タイプで実行できる処理の詳細は、「様々なコンテンツ・タイプで使用可能なLightboxの処理」のトピックを参照してください。

アップロード・ファイル・サイズ

アップロードするプレゼンテーションの最大ファイル・サイズは100 MBです。

営業担当のアクセス

営業担当は、設定する必要なくSales Lightboxにアクセスできます。デフォルトのすべての営業ユーザー・ロール(営業担当、営業マネージャ、営業VPなど)は、「営業」「Lightbox」メニューを使用してこの機能にアクセスできます。さらに、営業管理者ユーザーは、営業ユーザーと同じ権限をすべて持っています。Sales Lightboxの営業ユーザー・タスクの詳細は、『販売の使用』ガイドを参照してください。

LightBox管理者のアクセス

提供されているアプリケーション実装コンサルタント(設定ユーザーのタイプ)および顧客関係管理アプリケーション管理者のジョブ・ロールには、営業ユーザー権限に加えて、次の追加権限があります。

  • 「すべてのコンテンツ」ビューへのアクセス: このビューを使用すると、管理者は自分のコンテンツのみでなく、アプリケーション内のすべてのコンテンツを表示できます。営業ユーザーはこのビューを表示できません。

  • コンテンツの削除: 自分が所有していないコンテンツを削除できるのは、管理者のみです。

「LightBoxプレゼンテーション・フィードバック」サブタブの追加

Lightboxプレゼンテーション・フィードバック・リソースは、Lightboxプレゼンテーション・セッションでの出席者からのレーティングやコメントを表示、作成、更新および削除するために使用されます。フィードバックは、個々のLightbox文書ページ、またはプレゼンテーション・セッション中に表示されるLightbox文書全体に適用できます。LightBox文書のLightBoxプレゼンテーション・フィードバックを作成できます。

フィードバック・サブタブを追加する方法を次に示します。

  1. アクティブなサンドボックスで作業していることを確認します。

  2. 「ナビゲータ」「構成」「アプリケーション・コンポーザ」をクリックします。

  3. 「オブジェクト」ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「LightBoxプレゼンテーション・フィードバック」を展開します。

  4. 「ページ」ノードをクリックします。

  5. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」セクションで、「デフォルト・レイアウト」を選択し、「編集」アイコンをクリックします。

  7. 「サブタブ・リージョン」で非表示、表示アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」シャトル・ウィンドウが開きます。

  8. 「使用可能なフィールド」ウィンドウから「選択したフィールド」ウィンドウに「フィードバック」を移動します。

  9. 「OK」をクリックしてから、「完了」をクリックしてレイアウト・エディタを終了します。

  10. 文書にドリルダウンするときにサブタブを表示して、変更を確認します。

  11. 会社のビジネス・プラクティスに従ってサンドボックスを公開します。

レコードの一括更新

レコードの一括更新の有効化

一括更新機能を使用して、営業担当が複数のレコードのフィールドを一度に更新できるようにします。たとえば、営業担当は、数回のクリックのみで複数の商談の営業ステージを同時に更新できます。また、営業担当は、複数のリードのランクやディール・サイズを一度に更新できます。

設定フローは次のとおりです。

  1. 機能を使用可能にする作業領域のランディング・ページに「更新」処理を追加します。ランディング・ページは、一括更新機能をサポートする唯一のページです。

  2. オプションで、営業担当が更新できるフィールドを構成します。必要に応じて、すでに設定されているデフォルト・フィールドを使用できます。または、自分でリストを構成することもできます。

  3. オプションで、プロファイル・オプションを設定して、営業担当が一度に更新できるレコード数を指定します。必要に応じて、デフォルト値の25レコードを使用できます。

一括更新のサポートされるオブジェクト

一括更新をサポートする事前定義済の標準ビジネス・オブジェクトは、次のとおりです。

  • アクティビティ

  • アカウント

  • 資産

  • 担当者

  • 営業リード

  • 商談

カスタム・オブジェクトも一括更新をサポートします。

「更新」処理の追加

営業担当は、作業領域ランディング・ページで有効にした「更新」処理を使用して一括更新機能にアクセスします。この処理は、ランディング・ページのツールバーに「アクション」「更新」として表示されます。

サンドボックスでアプリケーション・コンポーザのすべての変更を行い、会社のプロセスに従ってサンドボックスを公開してください。

これらのステップでは、商談オブジェクトのランディング・ページを例として使用します。基本的なステップはすべてのオブジェクトで同じですが、ナビゲーションはオブジェクトごとに異なる場合があります。ページ名およびナビゲーションについては、このトピックの「アプリケーション・コンポーザでのランディング・ページ名」の項を参照してください。

  1. 「構成」「アプリケーション・コンポーザ」に移動します。

  2. 「標準オブジェクト」ツリーを展開し、変更するオブジェクトを展開します。たとえば、「商談」オブジェクトを展開します。

  3. 変更するオブジェクト内で、「ページ」ノードをクリックします。

  4. 「アプリケーション・ページ」タブが選択されていることを確認します。

  5. 「ランディング・ページ・レイアウト」リージョン(アクティビティ・オブジェクトの「アクティビティ」リージョンを使用)で、「標準レイアウト」を選択し、レイアウトの複製アイコンをクリックして複製し、作成されたコピーを編集します。または、既存のカスタム・レイアウトを編集できます。

  6. 次に、新しいレイアウトを編集します。たとえば、「商談」ランディング・ページを編集するには、Fuse商談概要表で編集(鉛筆)アイコンをクリックします。

  7. 編集モードのランディング・ページで、「詳細フォームの構成: ボタンおよび処理」リージョンにナビゲートします。

  8. 「使用可能な処理」ウィンドウで、「更新」処理をダブルクリックして「選択した処理」ウィンドウに移動します。

  9. 「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。

  10. このトピックの後半にある「変更のテスト」の項のステップを使用して、変更をテストします。

更新可能フィールドの設定

「更新」処理を有効にしたので、営業担当が一括更新を使用して更新できるフィールドを構成します。各オブジェクトでは、いくつかのフィールドが一括更新機能に対してすでに有効になっています。必要に応じて、他の標準フィールドまたはカスタム・フィールドを含めるようにこのリストを構成します。カスタム・オブジェクトの一括更新機能を設定する場合は、ユーザーが更新できるフィールドのリストを構成する必要があることに注意してください。これは、標準オブジェクトのようにオプションではありません。

一括更新フィールドのリストは、「更新」処理を手動で表示したのと同じカスタム・ランディング・ページ・レイアウトを使用して構成します。

  1. アプリケーション・コンポーザで、構成するオブジェクトの「ページ」ノードにナビゲートします。

  2. 前述の手順で「更新」処理を手動で表示したのと同じランディング・ページ・レイアウトを編集します。

  3. 「一括更新フィールドの構成」リージョンにナビゲートします。

  4. 「使用可能なフィールド」ボックスで、実行時に一括更新機能で使用できるようにするフィールドをダブルクリックします。または、矢印を使用して、使用可能にする項目を移動します。フィールド・タイプと制限事項または動作の詳細は、次の「特定のフィールド・タイプのルール」を参照してください。

  5. 変更が終了したら、「保存して閉じる」をクリックしてから、「完了」をクリックします。

特定のフィールド・タイプのルール

機能を設定する際には、特定のフィールド・タイプに対する次のルールを考慮してください。

  • 標準フィールドとカスタム・フィールドの両方を使用できます。ただし、式フィールドなどの読取り専用フィールドや条件付きで更新できるフィールドは、リストに含まれません。

  • 一部の固定選択リスト・フィールドは親子関係で関連付けられています。これは単に、子フィールドに表示される値が、親フィールドで選択した内容に依存することを意味します。子の固定選択リスト・フィールドを一括更新機能で使用できるようにする場合は、その親フィールドも含める必要があります。

更新可能レコード数の構成

プロファイル・オプションを設定することで、ユーザーが一度に更新できるレコードの最大数を構成できます。

次の動作が発生します。

  • プロファイル・オプションのデフォルト値は25です。つまり、営業担当がこれらのオブジェクトに対して一度に更新できるレコードの最大数は25です。

  • 一度に更新できるレコードの最大数は500です。

  • プロファイル・オプション値にNULL値がある場合は、一度に更新できるレコード数が10に設定されます。

  • カスタム・オブジェクトの場合、しきい値は25に設定されており、プロファイル・オプションを使用して変更できません。

次に、一括更新しきい値プロファイル・オプションを示します。プロファイル・オプション・コードはカッコ内に示されています。

オブジェクト プロファイル・オプション

アクティビティ

アクティビティ一括更新のしきい値(ZMM_MASS_UPDATE_THRESHOLD)

アカウント

資産

担当者

営業リード

商談

カスタム・オブジェクト

一括更新のしきい値(ZBS_MASS_UPDATE_THRESHOLD)

プロファイル・オプションの設定

  1. 「設定と保守」で、次の場所に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 管理者プロファイル値の管理

  2. 「管理者プロファイル値の管理」ページの検索リージョンで、プロファイル・オプション名を「プロファイル表示名」フィールドに入力します。または、「プロファイル・オプション・コード」フィールドにコードを入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 返されたリストで、プロファイル・オプション名のリンクをクリックします。

  5. 必要に応じてプロファイル・オプション値を設定します。

  6. 変更内容を保存します。

変更のテスト

変更をテストすることをお薦めします。次に例を示します。

  1. 変更したオブジェクトへのアクセス権を持つユーザー(営業担当や営業マネージャなど)としてサインインします。

  2. ランディング・ページに移動し、「アクション」メニューをクリックして、「更新」処理が使用可能であることを確認します。

  3. いくつかのレコードを使用して一括更新フローを実行して、予想どおりに機能していることを確認します。手順については、「関連トピック」を参照してください。

アプリケーション・コンポーザでのランディング・ページ名

ランディング・ページを変更するときは、アプリケーション・コンポーザでのそれらの名前を把握しておくと役立ちます。次に、ページとそのページにアクセスするためのナビゲーション・ステップを示します。

アプリケーション・コンポーザのオブジェクト ランディング・ページ・レイアウトへのナビゲーション 編集する必要があるランディング・ページの名前

アクティビティ

「アクティビティ」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」→「アクティビティ」リージョン

自分のアクティビティの概要表

アカウント

「アカウント」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」

FUSEアカウント表示リスト表

資産

「資産」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」

資産概要表

担当者

「担当者」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」

Fuse担当者リスト表

営業リード

「営業リード」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」

Fuseリード概要表

商談

「商談」→「ページ」→「アプリケーション・ページ」→「ランディング・ページ・レイアウト」

Fuse商談概要表

様々なユーザー・ロールの一括更新の構成

ユーザー・ロールごとに異なるフィールドを更新できるようにする場合は、同じ作業領域で、ユーザーごとに異なる一連の一括更新フィールドを表示できます。これを行うには、ユーザー・ロールごとに個別のカスタム・ページ・レイアウトを使用します。

一括更新で、ユーザーのジョブ・ロールごとに異なる一連のフィールドを表示する場合は、それらに対して異なるカスタム・ランディング・ページ・レイアウトを作成します。ランディング・ページ・レイアウトごとに、次の手順を実行します。

  1. 「更新」処理を手動で表示します。

  2. 各ロールを対象としたランディング・ページ・レイアウトごとに異なる一連の一括更新フィールドを構成します。

  3. レイアウトごとに異なるロールを割り当てます。

カスタム・レイアウトにロールを追加するステップの概要を次に示します。

  1. 「レコードの一括更新の有効化」のトピックのステップに従って、必要なカスタム・ランディング・ページ・レイアウトを作成します。

  2. アプリケーション・コンポーザで、オブジェクトのランディング・ページ・レイアウト表にナビゲートします。

  3. カスタム・レイアウトを選択します。

  4. 行内の「ロール名」矢印をクリックします。

  5. 「選択: ロール」ウィンドウで、「ロール・カテゴリ・フィルタ」から「CRM - ジョブ・ロール」を選択します。

  6. 「ロール」フィールドの「特定ロール」ラジオ・ボタンをクリックします。

  7. 「使用可能な事前定義済ロールの表示」チェック・ボックスを選択します。

  8. 該当するロールを「使用可能なロール」シャトル・リージョンから「選択したロール」シャトル・リージョンに移動します。

  9. 「OK」をクリックします。

  10. 使用している他のカスタム・レイアウトに対して繰り返します。

使用例

たとえば、パートナ商談の一括更新時に営業担当が「販売チャネル」フィールドを一括更新できないようにするとします。ただし、チャネル・マネージャがこれらのフィールドを一括更新できるようにします。そのため、カスタム営業担当ランディング・ページ・レイアウトの一括更新リストから「販売チャネル」フィールドを削除します。次に、「販売チャネル」フィールドをカスタム・チャネル・マネージャ・ランディング・ページ・レイアウトの一括更新リストに追加します。

メッセージ

メッセージを使用すると、ビジネスまたはアプリケーションのエラーや警告に関する情報をユーザーに提供できます。

通常、メッセージによってユーザーに次のことが通知されます。

  • 欠落しているデータまたは間違ったデータ

  • アプリケーション、ページまたはビジネス・オブジェクトのステータス

  • 進行中のプロセスのステータス

  • ユーザー処理の結果

メッセージは、ユーザーに問題を通知するのみでなく、訂正処理に関するガイダンスを提供できます。また、メッセージは、特定の処理の結果についてユーザーに警告できます。

メッセージ辞書に格納された一連の事前定義済のメッセージが用意されています。「設定と保守」作業領域の「メッセージの管理」タスクを使用して、追加のメッセージを作成したり、既存のメッセージを変更できます。

注意: どこでも使用されることがないと確信している場合を除き、事前定義済メッセージを削除しないでください。

メッセージ辞書

メッセージ辞書には、アプリケーションが実行時に必要とするメッセージが格納されています。メッセージは特定のアプリケーションやモジュール用に事前定義されていますが、あらゆるアプリケーションまたはモジュールで使用できる共通メッセージもいくつか用意されています。

メッセージを作成する際には、メッセージ・テキストと次のコンポーネントを使用して、ユーザーおよびヘルプ・デスク担当者向けの追加の詳細を含めることができます。

  • ユーザー詳細: 短いメッセージ・テキストの詳細な説明(ユーザー向け)。

  • 管理者詳細: 識別された問題の詳細(ヘルプ・デスク担当者向け)。このテキストはエンド・ユーザーには表示されません。

  • 原因: エラーの原因(ユーザー向け)。

  • ユーザー処理: 識別された問題への対処法に関するインストラクション(ユーザー向け)。エンド・ユーザー向けのガイダンスがなければ、エンド・ユーザーはヘルプ・デスクに問い合せる必要があります。

  • 管理者処理: 問題を修正するために必要な訂正処理(ヘルプ・デスク担当者向け)。この情報はエンド・ユーザーには提供されません。

FND_CMNで始まるメッセージ名は共通メッセージです。各共通メッセージは、製品ファミリを問わず、Oracle Applications Cloud全体の複数の場所に表示できます。たとえば、どのような検索でも、結果が見つからなかったことを示すために、FND_CMN_NEW_SRCHメッセージを使うことができます。エラー・タイプまたは警告タイプの共通メッセージはメッセージ辞書に格納されます。

共通メッセージの作成および編集

複数の場所で使用する共通メッセージを作成できます。ただし、アプリケーションまたはモジュールに関連付けられている事前定義済命名規則および連番に必ず従ってください。

注意: 事前定義済の共通メッセージはすべてFND_CMNで始まるため、作成するメッセージに同じプリフィクスを使用することは避けてください。

共通メッセージはあらゆるアプリケーションで使用できます。したがって、インシデント設定やロギング設定など、メッセージのいずれの側面を編集する場合もその影響を考慮してください。変更は、このメッセージが使用されているインスタンスすべてに反映されます。たとえば、メッセージ・テキストを変更する場合は、Oracle Applications Cloud実装のサイト全体に当てはまる汎用的なテキストを使用するようにしてください。

ナビゲーション

メイン・ナビゲーション・コンポーネントの概要

営業担当は、営業アプリケーション作業領域を使用して毎日のタスクを実行します。アプリケーションにサインインすると、ホーム・ページに移動し、ホーム・ページのスプリングボードおよびグローバル・ヘッダー・アイコンを使用して、作業を行うアプリケーションの領域にアクセスします。次のような、注意する必要があるいくつかのメイン・ナビゲーションおよびその他のコンポーネントがあります。

  • ホーム・ページ

  • スプリングボード

  • ナビゲータ

  • グローバル・ヘッダー

  • 「設定およびアクション」メニュー

  • インフォレット

ホーム・ページ

ホーム・ページでは、使用可能な作業領域にアクセスできます。ユーザーは、使用可能なアイコン・グループからすばやく選択し、特定の作業領域にナビゲートしてタスクを実行できます。ユーザーは、ホーム・アイコンまたはグローバル・ヘッダーのロゴを1回クリックすると、スプリングボードおよびインフォレットのあるホーム・ページにすばやく戻ります。デフォルトのホーム・ページ・レイアウトをパネル、バナーまたはニュース・フィードとして選択できます。ホーム・ページの会社のお知らせを作成、編集または削除することもできます。

スプリングボード

ホーム・ページ上のアイコンのグリッドはスプリングボードと呼ばれます。ページの上にアイコンのストリップが表示されている場合、それもスプリングボードと呼ばれます。ページ上部にスプリングボードが表示されるかどうかは、アプリケーションがどのように構成されているかによって異なります。

営業ユーザーはスプリングボードのアイコンをクリックして、メイン・タスクで使用される作業領域およびダッシュボードを開きます。

ユーザーが16を超える作業領域にアクセスできる場合、作業領域は親アイコン(またはフォルダ)の下に自動的にグループ化されます。

作業領域のグループ化とスプリングボードのアイコン表示の条件を次に示します。この動作は、すべての営業ユーザー・ロールに適用されます。

ユーザー・アクセス アイコン表示

ユーザーは、特定のフォルダ内の1つのページ・エントリまたは作業領域にのみアクセスできます

ページ・エントリ/作業領域のアイコンが最上位レベルに表示されます。たとえば、リードのみへのアクセス権を持つ営業担当には、ホーム・ページの最上位レベルに「リード」アイコンのみが表示されます。

ユーザーは、最大16個の複数のページ・エントリにアクセスできます

すべてのページ・エントリ・アイコンが最上位レベルに表示されます。

ユーザーは16を超えるページ・エントリにアクセスできます

ページ・エントリは親アイコン(フォルダ)の下にグループ化されます。たとえば、「営業」アイコンは、アカウント、商談およびリードの作業領域とともに表示されます。

ユーザーは、「ツール」フォルダ外の15個以下のページ・エントリにアクセスできます

これらのアイコンが最上位レベルに表示され、「ツール」の下のアイコンのみがフォルダに残されます。

ナビゲータ

ナビゲータは、グローバル・ヘッダーにあるメイン・メニューです。

ユーザーはナビゲータにアクセスして、自分の作業領域およびダッシュボードに移動します。「ナビゲータ」のページ・エントリ・ポイントがスプリングボードよりも多い場合があります。

スプリングボードおよびナビゲータの構成

スプリングボードおよびナビゲータは、設定ユーザーが使用できる構成ツールを使用して変更できます。たとえば、次のことが可能です。

  • 特定の「ナビゲータ」メニュー項目、スプリングボードおよびホーム・ページ機能を表示するかどうかを指定します。

  • ナビゲーション・メニュー項目およびスプリングボード・アイコンの構造、グループ化および順序を変更します。

独自のビジネス・ニーズにあわせてスプリングボードおよびホーム・ページを構成する方法は、次のガイドを参照してください。

  • アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成

  • 構成と拡張

  • 共通機能の使用

グローバル・ヘッダー

グローバル・ヘッダーは、UIの上部の領域です。これは、すべてのユーザーのすべてのページに常に表示されます。デフォルトでは、グローバル・ヘッダー・アイコンおよびリンクを使用すると、ユーザーは次の場所にアクセスできます。

  • ホーム: ユーザーをデフォルトのホーム/ランディング・ページに戻します。

  • ユーザー設定およびアクション: 特に有用なアクションとして、ユーザーは、グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックして、パーソナライズ機能、ユーザー・プリファレンスおよび構成ツール(許可されている場合)にアクセスできます。このメニューの詳細は、このトピックで後述する「「設定およびアクション」メニュー」の項を参照してください。

  • グローバル検索: 有効な場合、ユーザーは複数のオブジェクトにわたってキー・フィールドを検索できます。

  • お気に入りおよび最近の項目: ユーザーは、ブックマークしたページまたは最近開いたページへのリンクにアクセスできます。

  • ウォッチリスト: ユーザーは、自分に関連するトランザクション関連項目のリストにアクセスできます。

  • 通知: ユーザーのアポイントメントおよびタスク通知が含まれます。

グローバル・ヘッダー・テンプレートを変更できます。詳細は、『構成と拡張』ガイドのグローバル・ページ・テンプレートの変更に関するトピックを参照してください。

「設定およびアクション」メニュー

すべてのユーザーは、グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックし、「設定およびアクション」メニューを開くことができます。このメニューでは、明示的にサインアウトできるだけでなく、次のことが可能です。

  • アプリケーションをパーソナライズし、パスワードの変更、言語の設定、写真の追加などのプリファレンスを設定します。アプリケーションでは、フォント・サイズ、色コントラスト、スクリーン・リーダーなどのアクセシビリティ設定もサポートされています。

  • 使用可能なページにヘルプ・アイコンを表示します。ヘルプ・アイコンがないページもあります。ヘルプ・アイコンを使用すると、個別のウィンドウで追加のコンテンツにアクセスできます。

  • プロキシ・ユーザーが有効になっている場合は、アプリケーションを他のユーザーとして使用します。

  • サンドボックスなどの構成ツール、および「設定と保守」作業領域にアクセスします。このアクセスは、管理者および設定ユーザーのみを対象としています。

インフォレット

インフォレットは、UI上の構成可能なポータルであり、営業データの要約が表示されます。インフォレットは、ホーム・ページのスプリングボードの上にドットの行として表示されます。

必要に応じて、新しいインフォレットを作成し、追加または削除できます。詳細は、『分析の作成と管理』ガイドを参照してください。

ノート

ノートは、ビジネス・オブジェクトに添付されたレコードです。ノートは、ビジネスの実行時に受け取った非標準情報を取得します。アプリケーションのノートを設定する場合は、次の点を考慮してください。

  • 追加する新しいノート・タイプ。

  • これらの新しいノート・タイプを領域内のビジネス・オブジェクトにマップする方法。

ノート・タイプ

ノート・タイプは、将来の参照のためにノートを分類するために、作成時にノートに割り当てられます。設定時に、新しいノート・タイプを追加し、ノート・タイプ・マッピングと呼ばれるプロセスを使用して、ビジネス・オブジェクト・タイプによってノート・タイプを制限できます。追加する新しいノート・タイプを決定するときは、ユーザーによるこれらのノートの検索方法、フィルタ方法およびレポート方法を考慮してください。

ノート・タイプ・マッピング

新しいノート・タイプを追加する場合は、製品領域で使用するビジネス・オブジェクトにマップする必要があります。ノート・タイプをマップする際に考慮する点を次にいくつか示します。

  • 「デフォルト・ノート・タイプ」以外のビジネス・オブジェクトを選択すると、そのオブジェクトに適用されるノート・タイプのみが表示されます。

  • 他のノート・タイプが表示されない場合、そのオブジェクトのノート・タイプ・マッピングは存在せず、デフォルト・ノート・タイプが使用されます。アプリケーションに存在するデフォルト・ノート・タイプを表示するには、「デフォルト・ノート・タイプ」を選択します。

  • デフォルト・ノート・タイプを変更すると、ノート・タイプ・マッピングを持たないすべてのビジネス・オブジェクトに影響します。

「営業」→「商談管理」の製品領域に新しいノート・タイプ「分析」を追加するとします。ノート・タイプ・マッピングを使用して、「分析」を商談ビジネス・オブジェクトにマップします。商談のノートを作成または編集するたびに、使用可能なノート・タイプ・オプションとして「分析」が表示されるようになりました。

ビジネス・オブジェクトにマップするノート・タイプを決定する際には、含めるノート・タイプを決定したときと同じ考慮事項に留意する必要があります。

個人情報保護ポリシー

プライバシについては、会社がユーザー・データを収集および管理する方法を知らせる法的コンテンツです。「このアプリケーションについて」ダイアログ・ボックスでは、自社のステートメントへのリンクを追加できます。

  1. 「設定と保守」作業領域で、「アプリケーション拡張」機能領域の「アプリケーション・コア管理者プロファイル値の管理」タスクに移動します。

  2. 「「プライバシについて」のURL」(PRIVACY_PAGE)プロファイル・オプションを検索します。

  3. 「プロファイル値」セクションで、個人情報コンテンツが含まれるWebページの完全なURLを使用して「プロファイル値」フィールドを更新します。デフォルトでは、このプロファイル値はNです。

    注意: リンクが壊れるため、Yなどの他の値は入力しないでください。
  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

これで終了です。グローバル・ヘッダーで自分のユーザー・イメージまたはユーザー名をクリックし、「このアプリケーションについて」を選択することで、ユーザーが「プライバシについて」リンクを表示できるようになりました。

公開一意ID

ユーザーがデータベースにレコードを作成すると、アプリケーションではビジネス・オブジェクト・レコードごとに一意のIDが生成されるため、文書連番が使用されます。当然ながら、これらの数値は、長く複雑であるため、読みやすくも、使いやすくもありません。長いIDの問題を解決するために、これらのIDをわかりやすく読みやすくするようにアプリケーションを設定できます。このわかりやすい値は、公開一意ID (PUID)と呼ばれます。

これらのPUIDは、次で使用されます。

  • データ・モデル

  • 拡張設定を使用する場合の一意の連番生成

  • PUID属性によるグローバル検索

拡張設定とは、特定のプリフィクスおよび基数構成であるPUIDの一意の連番生成を設定したことを意味します。これらは、ビジネス・オブジェクトごとに設定します。また、PUIDの仕様では、サポートされているすべてのビジネス・オブジェクトをユーザーがPUIDおよびPartyNumberで検索できる必要があることに注意してください。

次に示すように、ビジネス・オブジェクトの多くは、PUIDをサポートしています。

トップレベル・オブジェクト名 モデル・サポート(PUID属性名) オブジェクトPUIDの生成 PUIDによるグローバル検索 リスト管理で公開されるPUID

アカウント

PartyNumber (RegistryID)

サポート対象

サポート対象

サポート対象

処理

ActionNumber

サポート対象

NA

NA

処理プラン

ActionPlanNumber

サポート対象

NA

NA

アクティビティ

Activity_Number

サポート対象

サポート対象

サポート対象

資産

AssetNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

ビジネス・プラン

BusinessPlanNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

キャンペーン

CampaignNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

競合相手(アプリケーション・コンポーザでは競合相手と呼ばれます)

PartyNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

担当者

PartyNumber (RegistryID)

サポート対象

サポート対象

サポート対象

カスタム・オブジェクト

カスタム属性

サポート対象

サポート対象

サポート対象

ディール登録

ディール番号

サポート対象

サポート対象

サポート対象

顧客対応

InteractionNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

リード(アプリケーション・コンポーザでは営業リードと呼ばれます)

Lead_Number

サポート対象

サポート対象

サポート対象

MDF予算、MDF請求、MDF請求決済、MDF要求

MDF請求: コード(ClaimCode)

MDF要求: コード(FundRequestCode)

MDF予算: コード(BudgetCode)

MDF請求決済: コード(ClaimSettlementCode)

サポート対象

サポート対象

サポート対象

目的

ObjectiveNumber

サポート対象

NA

NA

商談

Opty_Number

サポート対象

サポート対象

サポート対象

パートナ

Company_Number

サポート対象

サポート対象

サポート対象

見積(アプリケーション・コンポーザでは販売オーダーと呼ばれます)

OrderHeaderNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

価格台帳

PriceBook_Code

サポート対象

サポート対象

サポート対象

製品

ItemNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

製品グループ

Reference_Number

サポート対象

サポート対象

NA

プログラム登録

登録番号

サポート対象

NA

サポート対象

プロモーション

販売プロモーション・コード

サポート対象

NA

サポート対象

リソース

パーティ番号

サポート対象

サポート対象

サポート対象

サービス要求

SRNumber

サポート対象

サポート対象

サポート対象

テンプレート処理プラン

TemplateNumber

サポート対象

NA

NA

テリトリ(アプリケーション・コンポーザでは営業テリトリと呼ばれます)

サポート対象(一意のテリトリ番号)

サポート対象

NA

サポート対象

テリトリ提案(アプリケーション・コンポーザでは営業テリトリ提案と呼ばれます)

サポート対象(提案番号)

サポート対象

NA

サポート対象

作業オーダー

WO_NUMBER

サポート対象

サポート対象

サポート対象

設定オプション

設定には、次のオプションがあります。

  • デフォルトの設定を使用します。実装ステップは必要ありません。

  • ある程度構成可能な基本設定を使用します。この設定を使用する場合、デフォルト設定は使用されません。

  • より複雑かつ構成可能な拡張設定を使用します。デフォルト設定と基本設定は、すべてのオブジェクトに適用されます。拡張設定はオブジェクトごとに行います。

次に、設定オプションのリストと、設定に関する詳細情報の参照先を示します。

設定オプション 説明 詳細の参照先

デフォルト設定

この設定では、実装ステップは不要です。レコードごとに一意の15桁の数値IDが自動的に生成されます。文書連番は1から始まります。

この紹介以外の追加のドキュメントはありません

基本設定

この設定では、使用する基数(またはベース数と文字)とプリフィクスを構成する2つのプロファイル・オプションを設定します。アプリケーションでは、各レコードごとにデフォルトの数値の公開一意IDではなく、英数字の公開一意IDが生成されます。

このトピックの「公開一意IDの基本設定」の項を参照してください

拡張設定

この設定では、オブジェクトごとに基数とプリフィクスを定義します。基数とプリフィクスは、オブジェクトごとに異なる必要はありません。

このトピックの「公開一意IDの拡張設定」の項を参照してください

公開一意IDの基本設定

基本設定では、実装内のすべてのビジネス・オブジェクトで共有される単一のプリフィクスを定義できます。さらに、使用可能な複数の異なる基数値が用意されています。これらの値を組み合せてPUIDを形成します。

基本設定を実行するには、2つのプロファイル・オプションを設定します。

  • 「CRM公開一意ID文字列エンコーディング」プロファイル・オプション: 基数またはベース数に基づいて、公開一意IDのエンコーディングに使用される文字を制御します。

  • 「CRM公開一意IDプリフィクス」プロファイル・オプション: 公開一意IDのオプションのプリフィクス値を定義します。

「CRM公開一意ID文字列エンコーディング」プロファイル・オプション(ZCA_PUID_RADIX):

このプロファイル・オプションは、公開一意IDの作成に使用される数字と文字のセットを決定します。デフォルト値はnullです。基数を設定すると、アプリケーションは、数字のかわりに英数字を使用して、公開一意IDをわかりやすいIDに変換します。

次のベース値を使用できます。

  • 数字0-9、文字A-F

  • 文字A-Z、大文字

  • 数字2-9、文字BCDFGHJKLMNPQRSTVWXYZ

  • 数字0-9、文字ABCDEFGHJKLMNPQRTUWXY

  • 数字0-9、文字A-Z、大文字

  • 数字0-9、文字A-Z、文字a-z

  • 英数字変換なし

基数の値は、参照タイプZCA_PUID_ENCODINGに格納されます。この参照タイプには、「設定と保守」の「標準参照の管理」タスクを使用してアクセスできます。

「CRM公開一意IDプリフィクス」プロファイル・オプション(ZCA_PUID_PREFIX):

このプロファイル・オプションでは、オプションでサイト・レベルで公開一意IDのプリフィクスを定義します。このプロファイル・オプションを目的のプリフィクスに設定すると、公開一意IDベースでエンコードされた文書連番値の前にプリフィクスが挿入されます。たとえば、会社の医薬品部門のレコードを公開一意IDとプリフィクスPharma (Pharma1)、Pharma2などで示すことができます。デフォルトでは、プリフィクスに値はありません。

次の点に注意してください。

  • プリフィクス値を入力する場合は、基数値を設定する必要があります。プリフィクス値の長さは5です。プリフィクス設定は単独では使用できません。

  • デリミタが必要な場合は、プリフィクスの一部として含めます。

  • 連結された公開一意IDとプリフィクスは、定義されたフィールド長(通常は30文字)を超えないようにしてください。

プロファイル・オプションの設定方法は次のとおりです。

  1. 設定ユーザーとしてサイン・インします。

  2. 「設定と保守」で次に進みます。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 公開一意識別子プロファイル・オプションの管理

  3. 「公開一意識別子プロファイル・オプションの管理」ページで、「ZCA_PUID_RADIX」オプションをクリックします。

  4. ページの「ZCA_PUID_RADIX: プロファイル値」セクションで、「プロファイル・オプション値」値リストをクリックし、ベース採番値を選択します。

  5. 「保存して閉じる」をクリックします。

  6. 必要に応じて、「ZCA_PUID_PREFIX」オプションをクリックします。

  7. ページの「ZCA_PUID_PREFIX: プロファイル値」セクションの「プロファイル値」ボックスに、必要なプリフィクスとデリミタ(ある場合)を入力します。たとえば、CDRM_と入力します。

  8. 「保存して閉じる」をクリックします。

公開一意IDの拡張設定

拡張設定では、ビジネス・オブジェクト(アカウント、担当者、商談など)ごとに異なるプリフィクスおよび採番基数を定義できます。

次の点に注意してください。

  • プリフィクス値を入力する場合は、基数値を設定する必要があります。プリフィクス設定は単独では使用できません。プリフィクス値の長さは5です。

  • デリミタが必要な場合は、プリフィクスの一部として含めます。

  • 連結された公開一意IDとプリフィクスは、定義されたフィールド長(通常は30文字)を超えないようにしてください。

次のステップを使用して、拡張設定で基数およびオプションでプリフィクスを構成します。

  1. 設定ユーザーとしてサイン・インします。

  2. 「設定と保守」で次に進みます。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 販売基盤

    • タスク: 公開一意識別子連番生成の管理

  3. 「公開一意識別子連番生成の管理」ページで、これらの値を初めて構成する場合は、表に行を追加します。

  4. 「オブジェクト」値リストで、公開一意IDを構成するオブジェクトを選択します。

  5. 「基数」値リストで、使用するベース採番を選択します。使用可能な基数値のこのリストは、ZCA_PUID_RADIXプロファイル・オプションで提供される値のリストと同じです。

  6. 「プリフィクス」ボックスに、オブジェクトと一意IDに使用するプリフィクスを入力します。

    • 5文字以下で入力します。

    • 使用可能な文字は、0-9、A-Z、a-zおよび特殊文字(ピリオド、ハイフン、カンマおよびアンダースコア)です。

  7. 他のオブジェクトについて繰り返します。

  8. 「保存して閉じる」をクリックします。

この表は、「公開一意識別子順序生成の管理」タスクのRADIXのオプションをリストしています。たとえば、リード番号の形式が"LeadNumber"の場合、連番は次のようになります。

  • リード・オブジェクトの拡張設定が設定されていない場合は"CDRM_2452"です。

  • リード・オブジェクトの拡張設定が設定されている場合、LeadNumberは"LeadNumber" = "LEAD_106065"の形式で作成されます。

  • PREFIXはLEAD_で、RADIXは"106065" (英数値変換なしの形式)です。

  • RADIXの形式は、文字A-Z、大文字です。"LeadNumber": "LEAD_GAXM"。

プリフィクス 基数

NULL

NULL

NULL

数字0-9、文字A-F

NULL

数字0-9、文字A-F

A-

数字0-9、文字A-F

A-

数字0-9、文字A-F

Null

英数字変換なし

A-

数字0-9、文字A-Z、文字a-z

A-

数字0-9、文字A-Zの大文字

A-

数字0-9、文字ABCDEFGHJKLMNPQRTUWXY

A-

数字2-9、文字BCDFGHJKLMNPQRSTVWXYZ

A-

文字A-Z、大文字

A-

数字0-9、文字A-F

公開一意IDは、実装者またはコール・プログラムによってアカウントや商談などのビジネス・オブジェクトに対して定義された値です。たとえば、営業アプリケーションと他の特定の外部アプリケーションを統合する場合、営業アプリケーションでも、それらのアプリケーションのPUIDを使用できます。コールするユーザーは、外部アプリケーションのアプリケーションが営業アプリケーションをコールしているかどうか、または個人がPUIDを使用しているかどうかによって異なります。PUIDは、オブジェクトの作成時に指定します。たとえば、Party_Numberはアカウントおよび担当者のPUIDです。新しいアカウントを作成するときに、PUID値を自動的に作成できます。PUID値は、中央ルーチンによって生成されるか、エンド・ユーザーによって指定されます。

管理関連オブジェクトおよび構成関連オブジェクトをテスト・インスタンスから本番インスタンスに、またはその逆に移行できます。移行では、基本的に、営業アプリケーションですぐに使用できる一括エクスポート・プロセスを使用して、あるインスタンスのデータをエクスポートし、インポート・プロセスを使用して、別のインスタンスにデータをインポートします。

移行アプローチの選択

移行アプローチを選択する前に、次の点について考慮してください。

  • 組織で一括データ・ロード(移行)機能を頻繁に使用する場合は、文書連番アプローチを使用します。詳細は、関連トピックを参照してください。

  • 組織で一括データ・ロードを頻繁に使用しない場合は、Oracleの標準インポート・プロセスを使用して、あるインスタンスから別のインスタンスにデータをインポートします。プロセスでPUIDが却下された場合、却下されたPUID値に対して新しいPUIDを手動で定義し、すべてのデータがインポートされるまでインポート・プロセスを繰り返します。インポート方法の詳細は、『CX Sales実装スタート・ガイド』を参照してください。

注意: トランザクション・データは移行できません。

PUID値の手動上書き

PUID値は、インポート・プロセス中に手動で上書きできます。インポート・プロセスでPUIDが却下されたら、新しいPUID値を定義する必要があります。たとえば、レコードがテスト・インスタンスにすでに存在するため、SMTTXT-002が却下されたとします。そのため、SMTTXT-003の新しいPUID値が定義され、インポート・プロセスで使用されます。

文書連番の設定

すべてのオブジェクト・チームは、PUID実装の一環としてオブジェクトの文書連番を定義します。データベースに新しいPUIDが作成されると、PUID機能によって文書連番プロセスから値が取り込まれます。たとえば、文書連番の初期値が0の場合、本番インスタンスでPUIDが作成されると、連番生成で0から始まるPUIDが作成されます。文書連番の初期値がテスト・インスタンスと本番インスタンスで異なる場合、テスト・インスタンスと本番インスタンスの間のPUIDクラッシュの可能性が完全に排除されます。

組織は、通常、テスト・インスタンスと本番インスタンスで作成されるオブジェクトの数を把握しています。したがって、テスト・インスタンスおよび本番インスタンスで文書連番に適切な初期値を定義すると、PUIDクラッシュを解決できます。文書連番の設定の詳細は、『Oracle Fusion Applications開発者ガイド』の「文書連番の設定」を参照してください。

様々なプリフィクスの保守

PREFIX情報は、「設定と保守」の「公開一意識別子連番生成の管理」タスクで特定のオブジェクトに対して定義されます。一意に識別できるPREFIXをテスト・インスタンスに入力して、PUID値がテスト・インスタンスに属していることを示すことができます。同様に、本番インスタンスの同じタスク・フローで同じオブジェクトが定義されていますが、PUID値が本番インスタンスに属していることを示すPREFIXを入力します。したがって、テスト・インスタンスから本番インスタンスへの移行、またはその逆の移行が発生しても、PUID値全体がかち合うことはありません。

サービス要求管理

サービス要求管理の概要

営業担当およびサービス担当は、Oracleのサービス要求機能を使用して、サービス要求を作成および管理できます。機能の設定にはいくつかのタスクが伴います。

サービス要求機能

サービス要求管理を使用すると、営業およびサービスの担当者は次のことを実行できます。

  • サービス要求を作成する

  • サービス要求に要約情報を入力する

  • サービス要求に製品および製品グループを追加する

  • サービス要求をキューに編成する

  • サービス要求からメッセージを作成して送信する

  • サービス要求に担当者を追加する

  • サービス要求にチーム・メンバーを追加する

  • サービス要求を自動または手動で他のユーザーに割り当てる

  • サービス要求のアクティビティを作成する

  • ナレッジ・ベースの項目を関連付けたり表示したりする

  • パートナ・アプリケーションとの統合により、パートナ・アカウントから報告された問題を取得および解決する

サービス要求に対する営業ユーザーのタスクの詳細は、B2Bサービスの使用ガイドを参照してください。

設定タスクの概要

次に、設定タスクの概要を示します。

  • サービス・オファリングの有効化

  • 事前定義済のサービス要求ジョブおよび職務ロールの理解

  • サービス要求割当ルールの定義

  • サービス要求の販売カタログの有効化

  • サービス要求のアウトバウンドEメール・メッセージの有効化

  • サービス要求カテゴリの構成

  • サービス要求のナレッジ・ベース設定の構成

  • サービス要求参照の変更

サービス要求の設定タスクの詳細は、『B2Bサービスの実装』ガイドを参照してください。

ウォッチリスト

ウォッチリストの概要

ウォッチリストは、経費など、ユーザーのトランザクション関連項目のリストを表示するポートレットです。これは、グローバル・ヘッダーの「ウォッチリスト」アイコンを使用して使用できます。サイト全体のすべてのユーザーについて、事前定義済のウォッチリスト・カテゴリおよび項目の無効化または有効化、それらの名前の編集、ならびに項目数のリフレッシュ頻度の決定ができます。

詳細は、関連トピックを参照してください。