27商談製品および売上

この章の内容は次のとおりです。

営業商談売上モデルでは、実装中および実装後にいくつかの機能構成オプションを使用できます。たとえば、一部のフィールドを読取り専用にし、独自のビジネス・ニーズにあわせて参照を変更できます。

収益額および売上タイプ

「収益額」および「売上タイプ」フィールドについては、次のオプションを検討してください。

  • 「収益額」を読取り専用フィールドとして商談を構成できます。この設定により、収益額が数量および見積価格と確実に一致するようになります。デフォルトでは、「収益額」を編集できるのは、営業担当が見積収益額がわかっていても数量がわからない場合です。収益額は構成で読取り専用にすることができます。アプリケーションの構成の一般情報は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。商談売上ページの拡張の詳細は、このガイドのビジネス・オブジェクトの拡張に関する章を参照してください。

  • 「売上タイプ」を使用すると、グループ化、ソートおよび要約の目的で売上明細を分類できます。1つの商談の商談売上明細の最大数は500です。アプリケーションには、「パイプライン」、「アップサイド」、「予測」、「コミット済」、「クローズ済」などの事前定義済の値がいくつか用意されています。参照MOO_REVENUE_TYPEに格納される値はユーザー定義です。

    注意: データ整合性の問題が発生する可能性があるため、ユーザーがアプリケーションの使用を開始した後はこれらの値を変更しないでください。アプリケーションのデプロイ後に既存の値を廃止する場合は、廃止される値を参照する売上レコードをクリーン・アップしてください。

製品の選択

製品選択については、次のオプションを検討してください。

  • ユーザーが販売カタログを参照できるようにするには、プロファイル・オプション「商談の販売カタログの参照使用可能」(MOO_ENABLE_BROWSE_CATALOG)を「はい」に設定する必要があります。

  • 製品と製品グループの検索画面およびテリトリ別の販売カタログ・フィルタ。このフィルタリングにより、製品の選択が営業担当のテリトリで使用可能な製品に制限されます。営業担当は、製品検索ページのチェック・ボックスを使用してフィルタリングをオフにできます。この設定の詳細は、「販売カタログ使用目的の構成: 説明」のトピックを参照してください。

  • 製品および製品グループの検索画面には、販売カタログ(実装されている場合)と同じ値が表示されます。

販売実績割当

販売実績割当に関する次のルールを検討してください。

  • 商談の製品表の「販売実績」アイコンを有効にするには、プロファイル・オプション「商談販売実績の使用可能」(MOO_ENABLE_SALES_CREDITS)を「はい」に設定する必要があります。

  • 製品明細を商談に追加した営業担当には、100パーセントの販売売上実績が自動的に割り当てられ、その営業担当がデフォルトの販売実績受取者になります。

  • デフォルトの販売実績受取者を上書きするには、フル権限または編集権限が必要です。

  • テリトリ割当プロセスでは、実績受取者がロックされていないかぎり、実績受取者を更新できます。

営業担当が商談の販売実績を割り当てる方法の詳細は、『販売の使用』ガイドを参照してください。販売実績の関連設定トピックも参照してください。

ビジネス・ユニット

各製品明細は、1つのビジネス・ユニットに関連付けられます。アプリケーションでは、商談ヘッダーのビジネス・ユニット(商談を作成したユーザーのプロファイルに基づく)を使用して、製品明細のデフォルトのビジネス・ユニットが移入されます。フィールドとしてのビジネス・ユニットは、デフォルトではUIに表示されませんが、要件にあわせて公開できます。

  • 商談の複数のビジネス・ユニットの詳細は、「商談の複数のビジネス・ユニットの概要」のトピックを参照してください。

  • アプリケーションの構成の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。

複数通貨サポート

複数の通貨が実装されている場合、商談および製品明細は複数の通貨をサポートします。営業担当が製品または製品グループを商談に追加すると、商談ヘッダー通貨が製品明細のデフォルト通貨として使用されます。ただし、営業担当はデフォルト通貨を上書きできます。通貨設定の詳細は、「複数通貨の設定」トピックを参照してください。

テリトリ割当

テリトリ・ベースの割当を使用している場合は、割当エンジンによってテリトリが製品明細に自動的に割り当てられます。テリトリのテリトリ・チーム・メンバーは、テリトリのメンバーシップに基づいて製品明細に割り当てられます。テリトリ設定の詳細は、テリトリの設定に関するトピックを参照してください。

商談での「製品」サブタブの有効化

「商談の編集」ページの「製品」サブタブを公開して、営業担当がより多くの売上明細項目を一目で確認できるようにすることができます。デフォルトでは、「製品」サブタブは「商談の編集」ページに表示されません。

「商談の編集」ページで「製品」サブタブを公開する方法を次に示します。

  1. サンドボックスをアクティブ化します。

  2. 「構成」カテゴリの「アプリケーション・コンポーザ,」に移動します。

  3. 「営業」を選択します。

  4. ナビゲーション・ツリーで、「標準オブジェクト」「商談」を展開し、「ページ」をクリックします。

  5. 「簡易ページ」タブが選択されていることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを強調表示して「複製」アイコンをクリックすることで、標準レイアウトを複製します。

  7. 新しいレイアウト名を入力し、「保存して編集」をクリックします。

    「詳細レイアウト」ページが表示されます。

  8. 「サブタブ・リージョン」で「非表示、表示または順序変更サブタブ」アイコンをクリックします。

    「サブタブの構成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  9. 「使用可能なサブタブ」ウィンドウから「選択されているサブタブ」ウィンドウに製品を移動します。

  10. 「OK」をクリックします。

  11. 「詳細レイアウト」ページで「完了」をクリックします。

  12. レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」に設定されていることを確認します。

  13. 次のように変更をテストします。

    • 営業担当など、商談ページへのアクセス権を持つユーザーとして、「営業」「商談」に移動します。

    • 商談を編集し、「商談の編集」ページで「製品」サブタブを表示できることを確認します。

  14. サンドボックスを公開します。

詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドの関連トピックを参照してください。

商談製品のクイック編集の有効化

商談には多数の製品が含まれている場合があります。変更が必要な場合、営業担当は多くの属性を持つ製品明細を変更する必要があり、これは通常は時間のかかるタスクです。

そのため、タスクを簡単にするために、アプリケーション・コンポーザを使用して、営業担当がセカンダリ・ダイアログ・ウィンドウにすばやく移動して新しい製品明細を追加したり、既存の製品明細を編集できるようにします。商談UIの製品領域から、専用ダイアログ・ボックスでレコードの追加、表示、編集、クローズ、次のレコードおよび前のレコードへの移動を行うことができます。

製品明細ダイアログ・ボックスを有効にする方法を次に示します。

  1. サンドボックスをアクティブ化します。

  2. 「構成」メニューで使用可能なアプリケーション・コンポーザに移動します。

  3. 「商談」オブジェクト・ツリーを展開します。

  4. 「商談」ツリーで「ページ」リンクをクリックします。

  5. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、標準レイアウトを複製し、作成されたレイアウトを編集します。

  6. 「売上表の編集」リージョンで、「編集」アイコンをクリックします。

  7. 次のチェック・ボックスを選択します。

    • 「個別の作成ページ使用可能」チェック・ボックスでは、新しい製品明細レコードの追加方法を制御します。

      このチェック・ボックスを有効にすると、営業担当は「追加」をクリックして専用の「製品の追加」ダイアログ・ボックスを表示し、そこで新しい製品明細を追加できます。

    • 「個別の編集ページ使用可能」チェック・ボックスでは、既存の製品明細レコードの編集方法を制御します。

      このチェック・ボックスを有効にすると、営業担当は「名前」フィールドのリンクをクリックして、変更する製品明細レコード専用の「製品の編集」ダイアログ・ボックスを表示できます。

  8. 「保存して閉じる」をクリックします。

  9. 「詳細レイアウト」ページに戻り、「完了」をクリックします。

  10. ユーザー定義レイアウトのレイアウト・ステータスが「アクティブ」であることを確認します。

  11. 変更をテストします。「製品の編集」ページへのアクセス権を持つユーザー(営業担当など)として、「営業」「商談」に移動します。目的の製品またはグループの「名前」リンクをクリックし、専用の「製品の編集」ダイアログ・ボックスが表示されることを確認します。

  12. サンドボックスを公開します。

商談でREST API売上明細の更新が表示されない理由

営業担当によって商談UIで売上明細が作成または更新された場合、REST APIを使用して同じレコードを作成または更新すると、最後にアクセスしたレコードはキャッシュ・データとしてストレージ領域に一時的に保持されます。

つまり、同じ売上明細レコードに対する最新のREST API更新が商談UIに表示されません。この問題を回避するには、REST API売上明細レコードの更新が完了した後、商談ページを閉じて開きます。

予測売上

予測条件の設定方法に基づいて、商談売上が現在の販売予測に含められます。予測に含まれる売上品目を確認したり、売上を予測に含めたり予測から除外できます(有効な場合)。商談全体を含めたり除外して、その売上を製品に含めたり製品から除外できます(有効な場合)。

予測商談売上の例

「商談の編集」ページの「売上」(または「製品」)リージョンを使用して、現在の予測に含まれる売上品目を表示します。売上明細の「予測」列にチェック・マークが付いている場合は、予測が次回生成されたときに売上が予測に含まれることを示しています。

注意: 予測済としてマークされた売上品目は、最新の予測にすでに含まれているとはかぎりません。包含は、予測リフレッシュ・プロセスが最後に実行されたタイミングに依存します。たとえば、売上品目が現在の予測条件を満たしていても、売上が商談に追加されたときに最新の予測がすでに発行されている場合があります。次の予測スナップショットが生成されると、予測条件を引き続き満たしていれば、売上品目は含まれます。

売上は、予測ルールの構成に基づいて予測に含まれます。予測商談売上の動作例をいくつか示します。

  • 商談売上は、設定時に指定された一連のグローバル条件に基づいて、系統的に予測に追加できます。

  • 「予測に含む」ドロップダウン・リスト:

    「予測に含む」というドロップダウン・リストを有効にできます。このドロップダウン・リストは、「商談」リージョンと「売上」(「製品」)リージョンの両方に表示されます。

    「商談の編集」ページでは、「予測に含む」ドロップダウン・リストを使用して、商談全体または個々の商談売上品目の条件を上書きできます。

  • 商談ページで次の売上属性のいずれかを変更すると、「予測に含む」設定が動的に変更されます。(対応する予測は、変更を保存したときにのみ更新されます。)

    • 製品グループ

    • 数量

    • 見積価格

    • 売上

    • 受注確度

    • 売上タイプ

    • 予測売上

    • ステータス

  • アプリケーションでは、ステータス・カテゴリが「受注済」の予測売上品目が常に含まれます。

次の2つの売上予測フィールドを設定して、商談売上予測条件の動作を制御できます。

  • 予測条件上書き使用可能: 「商談の編集」ヘッダーおよび「売上」(「製品」)リージョンの「予測に含む」値リストの外観および効果を制御できます。

  • 予測条件: 売上を予測に含めるために、いくつかの異なる条件からいずれかを選択できます。条件を設定すると、「予測基準」というテキストが実際の条件とともに「売上」リージョンに表示されます。

これらのフィールドは、「予測オプションの選択」ページの「未調整予測条件」リージョンで設定します。このページにアクセスするには、「設定と保守」作業領域を使用して予測オプション・タスクを選択します。予測の作成方法の詳細は、『CX Sales実装スタート・ガイド』の「予測の作成」のトピックを参照してください。

予測条件の設定

予測条件を設定するには、次の手順を使用します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 売上予測

    • タスク: 予測オプションの選択

  2. 「予測オプションの選択」ページの「未調整予測条件」リージョンで、必要に応じて条件を設定します。

    このトピックの残りの項では、商談売上明細の条件フィールドの設定による影響について説明します。

このトピックで説明していないその他の予測設定の詳細は、ヘルプを参照してください。キーワードとして「予測する」および「予測」を使用してください。

製品明細の予測条件

商談製品明細売上を現在の予測に含める条件として、いくつかの異なる条件からいずれかを指定できます。サポートされる条件は次のとおりです。条件はすべて、「商談の編集」ページの「製品」リージョンのフィールドです。

  • 見積価格

  • 予測売上

  • 確度

  • 製品グループ

  • 数量

  • 売上(金額)

  • 売上タイプ

  • ステータス

予測条件上書きの有効化による影響

「予測オプションの選択」ページの「予測条件上書き使用可能」フィールドを選択すると、商談UIに「予測に含む」という選択リストが表示されます。このリストは、商談ヘッダー領域と「製品」リージョンの両方に表示されます。営業担当は、このフィールドを使用して、売上を手動で追加したり現在の予測から削除できます。選択リストが有効な場合、営業担当は、売上が現在の予測条件に合わない場合でも売上を予測に追加できます。さらに、商談UIの変更の影響は、予測条件を設定したかどうかによっても異なります。たとえば、売上品目が含まれる前に満たす必要がある受注確度比率が設定されているとします。

この表では、「予測オプションの選択」ページの「未調整予測条件」リージョンで予測条件を設定した場合のアプリケーションの動作について説明します。

「予測条件上書き使用可能」は選択済 「予測条件上書き使用可能」は未選択 商談UIでの予測条件テキストの表示

UIに「予測に含む」値リストが表示され、営業担当は次のオプションから選択できます。

  • 常時

  • なし

  • 予測条件と一致した場合

「予測に含む」値リストは表示されません。売上品目のデフォルト値は、「予測条件に一致した場合」です。

はい

この表では、「予測オプションの選択」ページの「未調整予測条件」リージョンで予測条件を設定していない場合のアプリケーションの動作について説明します。

「予測条件上書き使用可能」は選択済 「予測条件上書き使用可能」は未選択 商談UIでの予測条件テキストの表示

UIに「予測に含む」値リストが表示され、営業担当は次のオプションから選択できます。

  • 常時

  • なし

「予測に含む」値リストは表示されません。売上品目のデフォルト値は、「予測条件に一致した場合」です。

いいえ

販売実績

会社は、販売実績を使用して、営業担当のパフォーマンスおよび目標達成に関するレポートを作成します。また、販売実績を使用して報酬計算に役立て、テリトリ別の予測を容易にします。販売実績受取者および売上金額は、パイプライン・レポート作成および目標達成のためにリソース階層にロールアップされます。

商談の製品明細を編集するときに、販売実績を営業リソース(営業担当やその他の営業ユーザー)に割り当てます。製品明細を最初に商談に追加したときに、明細を追加したユーザーが販売実績の唯一の受取者として設定されます。つまり、唯一の受取者が販売実績の100パーセントを受け取ることになります。

商談には次の2つのタイプの販売実績があります。

  • 売上販売実績: 通常、このディールを処理する営業担当に割り当てられます。

  • 販売実績のオーバーレイ: 通常、製品担当者や市場担当者など、このディールを支援するその他のリソースに割り当てられます。販売実績のオーバーレイは非売上販売実績とも呼ばれます。

売上販売実績

売上販売実績を割り当てるときは、次の点に注意してください。

  • 売上実績受取者として適格なのは、内部リソースのみです。

  • 売上販売実績は合計が100%になる必要があります。

  • 予測テリトリを設定できるのは、RevenueまたはRevenue and Nonrevenue Forecast Participationを含む製品明細に割り当てられている任意のテリトリです。

販売実績のオーバーレイ

販売実績のオーバーレイを割り当てるときは、次の点に注意してください。

  • 外部リソース(パートナなど)と内部リソースの両方が売上外実績受取者として適格です。

  • 非売上販売実績は合計が100%になる必要はありません。

  • 選択した割当スタイルがProportional to Revenueの場合は、製品明細金額が変更されると、販売実績金額がそれに比例して自動的に調整されます。

  • 選択した割当スタイルがAd Hoc Amountsの場合は、製品明細金額が変更されても販売実績金額は変更されません。

  • 予測テリトリを設定できるのは、RevenueまたはRevenue and Nonrevenue Forecast Participationを含む製品明細に割り当てられている任意のテリトリです。

注意: Nonforecastの予測参加があるテリトリは、売上販売実績または非売上販売実績のいずれにも予測テリトリとして設定できません。

デフォルトの割当の構成

商談の製品金額のレポートおよび予測に関する固有のビジネス・ニーズにあわせて、売上テリトリ割当のデフォルト・ロジックを構成できます。My Oracle Support (support.oracle.com)の記事「実績受取者および予測テリトリの割当の構成(文書ID 2089301.1)」を参照してください。

管理者による手動テリトリ割当

販売実績画面では、テリトリが自動で割り当てられていない場合に、営業管理者が営業担当のテリトリを製品明細に手動で割り当てることができます。手動割当を使用すると、テリトリ設定がレビューおよび更新されている間に、営業担当がただちに商談を予測できます。

商談の販売実績機能を有効にするには、プロファイル・オプション「商談販売実績の使用可能」(MOO_ENABLE_SALES_CREDITS)を設定する必要があります。

このプロファイル・オプションの値がYの場合、商談の製品表に「販売実績」列が表示され、編集可能な販売実績アイコンが製品明細に表示されます。営業担当は、「販売実績」アイコンを使用して、売上および非売上(オーバーレイ)販売実績を他のユーザーに割り当てるページにアクセスできます。詳細は、関連トピックを参照してください。

前提条件

営業担当が商談の販売実績を割り当てる際には、次の前提条件に注意してください。

  • テリトリが設定され、会社は商談製品の割当にテリトリを使用している必要があります。

  • 販売実績を割り当てるには、商談へのフル・アクセス権が必要です。

販売実績プロファイル・オプションの設定

販売実績プロファイル・オプションの設定方法を次に示します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 商談

    • タスク: 商談プロファイル・オプションの管理

  2. 「商談プロファイル・オプションの管理」ページの検索リージョンで、プロファイル・オプション「商談販売実績の使用可能」(MOO_ENABLE_SALES_CREDITS)を検索します。

  3. 検索結果で、プロファイル・オプション名をクリックします。

  4. プロファイル・オプションの値をYに設定します。

  5. 変更内容を保存します。

繰り返し製品

商談の繰り返しスケジュールでは、サブスクリプション・ビジネス・モデルの一部である商談製品または商談製品グループを入力して追跡できます。

サブスクリプション・ビジネス・モデルは、顧客が商品、ソフトウェアまたはサービスにアクセスするためにサブスクリプション価格を(場合によっては従量制または利用時払の追加料金も)支払う必要がある商品、ソフトウェアまたはサービスの販売に適用されます。次に、いくつか例を示します。

  • データおよび電話サービス

  • クレジット回収または支払処理サービス

  • ソフトウェア、プラットフォームまたはDaaS (data-as-a-service)のコスト

  • 雑誌の購読

  • 製品のライフサイクル・コスト

  • エンジニアリングおよびインフラストラクチャ・サービス

サブスクリプション・モデルには、B2B (Business-to-Business)顧客とB2C (Business-to-Consumer)顧客の両方が含まれます。たとえば通信会社は、携帯電話サービスを個人に販売する一方で、従業員用の複数の電話回線を企業に販売します。これらのサービスのサプライヤは通常、顧客が契約したプランに応じた料金を定期的に顧客に請求します。

サブスクリプション製品またはサービスのスケジュールを定義すると、そのスケジュールで指定されたトランザクションの頻度および数に基づいて、繰り返しトランザクションが作成されます。頻度には、週次、月次、四半期、年次など複数の選択肢があります。複数の頻度があるため、たとえば3年間の週次サブスクリプションや1年間の隔週サブスクリプションなどの繰り返しスケジュールを簡単に設定できます。スケジュールをレビューして、1回かぎりの登録料金やインストール料金をすばやく追加したり、任意のトランザクションの金額や日付を調整できます。

サブスクリプションに対する変更は簡単に管理できます。サブスクリプションの条項または価格に変更がある場合、新しいスケジュールをすばやく定義して古いスケジュールと置き換えることができます。元のサブスクリプションが延長される場合(たとえばもう1年)、その製品の既存のスケジュールを簡単に任意の期間延長できます。

繰り返しスケジュールからの製品金額は、対応する四半期または年次期間の合計に算入され、自分や営業マネージャのパイプライン・レポートおよび予測ロールアップに利用できます。

繰り返し商談製品の有効化

繰り返し商談製品を有効にするには、Oracle Application Composerを使用して、商談UIに「スケジュール」列を追加します。

繰り返しスケジュール・ページには、「商談の編集」ページの「スケジュール」列にあるスケジュール・アイコンからアクセスします。繰り返し商談製品機能の詳細は、関連トピックを参照してください。

「スケジュール」列の追加

アプリケーション・コンポーザから「商談の編集」ページに「スケジュール」列を追加する方法を次に示します。

注意: UIを変更する場合は、サンドボックスで変更を加える必要があります。サンドボックスの使用の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。
  1. 作業するサンドボックスを作成してアクティブ化します。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」に移動します。

  3. 「アプリケーション・コンポーザ」ページで、オブジェクトとして「営業」を選択します。

  4. 「標準オブジェクト」を展開し、「商談」「ページ」に移動します。「商談: ページ」ページが表示されます。

  5. 「商談: ページ」ページで、「アプリケーション・ページ」タブがアクティブであることを確認します。

  6. 「詳細ページ・レイアウト」リージョンで、表の「デフォルト・レイアウト」を選択してから、編集アイコンをクリックします。「詳細レイアウト: デフォルト・レイアウト」ページが表示されます。

    デフォルトのレイアウトとは異なるレイアウトを使用している場合があることに注意してください。その場合は、適切なレイアウトを選択します。

  7. 「売上表の編集」リージョンで、編集アイコンをクリックします。

  8. 「詳細レイアウト: デフォルト・レイアウト: 売上表の編集」ページで、「要約表の構成」ウィンドウの「スケジュール」フィールドを見つけます。「使用可能なフィールド」ウィンドウから「選択したフィールド」ウィンドウにフィールドを移動します。

  9. 「保存して閉じる」をクリックします。

  10. 「詳細レイアウト: デフォルト・レイアウト」ページで「完了」をクリックします。

  11. 「商談の編集」ページに移動し、製品表に「スケジュール」フィールドが表示されていることを確認して、変更を検証します。

    変更を検証するためにサインインするユーザーは、営業リソース組織に属している必要があります。たとえば、営業担当としてサインインする必要があります。

  12. サンドボックスを公開します。

  13. 「商談の編集」ページで営業ユーザーが「スケジュール」フィールドを使用できるようになりました。

繰り返し商談製品のフィールドの管理

商談の繰り返しスケジュールUIのフィールドを追加および変更できます。営業担当が繰り返しスケジュールの作成時に選択できる頻度値を再編成することもできます。

繰り返し商談機能の詳細は、関連トピックを参照してください。

追加フィールドの構成

Oracle Page Composerを使用して、特定の要件に応じて繰り返しスケジュールUIの追加フィールドを有効にできます。

有効にできるフィールドは次のとおりです。

  • 予測売上

  • ステータス

  • 受注/失注事由

  • 見積価格

  • 最良ケース

  • 最悪ケース

  • 受注確度

  • 追加番号1

  • 追加金額1

  • 追加テキスト1

  • 追加テキスト2

注意: この手順を実行するには、「商談の編集」ページの製品表で「スケジュール」アイコンがすでに有効になっている必要があります。詳細は、「繰り返し商談製品の有効化」のトピックを参照してください。

これらのフィールドを有効にするステップは、次のとおりです。

  1. 「ナビゲータ」「営業」「商談」をクリックします。

  2. 作業するサンドボックスを作成してアクティブ化します。

  3. グローバル・ヘッダーで自分のユーザー名をクリックし、「ページの編集」を選択します。

  4. 変更するレイヤーを選択します。たとえば、営業担当など、特定のジョブ・ロールを持つユーザーに対してのみ変更を使用可能にすることができます。「OK」をクリックし、変更したレイヤーをコミットします。

  5. 作業領域を変更する場合は、「設計」ビューから開始します。「設計」ビューでは、変更するコンポーネントに移動できます。

  6. 商談をクリックして編集します。

    「商談の編集」ページが表示されます。

  7. 製品表で「スケジュール」アイコンをクリックします。

    「スケジュールの管理」ページが表示されます。

  8. 「選択」をクリックします。

  9. 境界線が表示されるまで、「トランザクション」表のヘッダー行の最後の列にカーソルを移動します。境界線の端をクリックします。

  10. 表示されたメニューで、親コンポーネントの編集をクリックします。

    コンポーネント・プロパティ・ウィンドウが表示されます。

  11. 「子」タブをクリックします。

  12. 有効にするフィールドを選択します。

  13. 「クローズ」をクリックして保存します。

同様の手順で、「スケジュールの設定」ページを変更できます。

アプリケーション・コンポーザおよびページ・コンポーザの使用の詳細は、『アプリケーション・コンポーザを使用したアプリケーションの構成』ガイドを参照してください。

頻度の表示順序の変更

繰り返しスケジュールを作成する場合は、「頻度」フィールドから月次などの値を選択する必要があります。リストに表示される頻度の表示順序を変更できます。たとえば、「月次」の値をリストの最初の値にすることができます。これらの変更を行うには、提供されている参照タイプ「MOO_RECURRING_FREQUENCY」を変更します。

表示順序を変更する方法を次に示します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の場所に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 商談

    • タスク: 標準参照の管理

  2. 「標準参照の管理」ページの「参照タイプ」フィールドに、MOO_RECURRING_FREQUENCYと入力して検索します。または、「内容」フィールドにSales Recurring Revenue Frequencyと入力して検索できます。

  3. 値リストで、「表示順序」列の採番を変更して、必要に応じて項目の順序を変更します。

    表示順序が最も低い値は、デフォルト値として設定されている値です。

  4. 「保存」および「閉じる」をクリックします。

売上の実装に関するその他の考慮事項

商談と商談の製品明細は、ステータスや受注確度の比率など、共通属性を共有しています。一部の属性は特定の条件下で同じになるようにアプリケーションによって自動的に同期されます。また、一部の商談および製品明細の属性は、その他の属性の値に基づいて更新されます。

アプリケーションによって自動的に同期または更新される属性は、次のとおりです。

  • 受注確度

  • クローズ日

  • 「予測に含む」設定

  • ステータス

  • 受注/失注事由

  • 競合相手

注意: 商談と製品明細の値が同じで、製品明細のステータス・カテゴリがその商談のステータス・カテゴリと同じ場合、商談と製品明細の属性は同期しているとみなされます。製品明細とその商談の両方で値が未定義の場合、製品明細とその商談は同じ値であるとみなされます。

商談と製品明細の属性の同期

一部の製品明細属性は特定の条件下で商談レベルの属性に基づいて同期されます。

同期される属性は次のとおりです。

  • 受注確度

  • クローズ日

  • 「予測に含む」設定

  • ステータス(ステータス・カテゴリではありません)

クローズ日の同期の例を次に示します。

  • ステータス・カテゴリが「オープン」の商談があり、クローズ日は2018年7月14日です。

  • 製品明細1、2および3はクローズ日が同じで、ステータス・カテゴリも同じです。

  • 製品明細4のクローズ日は異なりますが、ステータス・カテゴリは同じです。

  • 商談のクローズ日が2018年8月14日に変更されました。製品明細1、2および3のクローズ日が自動的に商談のクローズ日と同じ日付に設定されます。製品明細4のクローズ日は、商談のクローズ日との同期が行われていなかったため、変更されません。

商談ステータスの更新

次に示すシナリオでは、商談ステータスが更新されるとどうなるかを説明します。

  • 商談ステータスが「受注済」に更新されました。

    • 商談の受注確度が100%に更新されます。同期している製品明細の受注確度もすべて100パーセントに更新されます。

  • 商談ステータスが「失注済」または「販売なし」に更新されました。

    • 商談クローズ日が現在の日付に更新されます。同期している製品明細のクローズ日は更新されません。

  • 商談ステータスが「オープン」ステータスから「クローズ済」ステータスに更新されました。

    • 商談の「受注/失注事由」属性が使用可能になります。

    • 商談のプライマリ競合相手が定義されている場合、商談のすべての製品明細について、製品明細競合相手が商談のプライマリ競合相手に更新されます(製品明細競合相手が未定義の場合)。この処理は、商談クローズ・フローおよび商談の一括更新フローにのみ適用されます。

  • 商談ステータスが「クローズ済」ステータスから「オープン」ステータスに更新されました。

    • 商談の「受注/失注事由」属性が使用不可になります。

    • 商談の「受注/失注事由」属性が未定義に設定されます。同期している製品明細の受注/失注事由は更新されません。

製品明細のステータス更新

次に示すシナリオでは、製品明細ステータスが更新されるとどうなるかを説明します。

  • 製品明細ステータスが「受注済」ステータスに更新されました。製品明細の受注確度が100パーセントに設定されます。

  • 製品明細ステータスが「失注済」または「販売なし」ステータスに更新されました。製品明細クローズ日が現在の日付に設定されます。

  • 製品明細ステータスが「クローズ済」ステータスに更新されました。製品明細の「受注/失注事由」属性が使用可能になります。

  • 製品明細ステータスが「オープン」ステータスに更新されました。

    • 製品明細の「受注/失注事由」属性が使用不可になります。

    • 製品明細の「受注/失注事由」属性が未定義に設定されます。

商談の受注/失注事由の更新

商談が「オープン」ステータスの場合、商談の「受注/失注事由」属性は使用不可になります。商談が「クローズ済」ステータスに設定されたときに、「受注/失注事由」がアクティブになります。商談の受注/失注事由を更新すると、「受注/失注事由」属性を同期しているすべての商談の製品明細が更新されます。

注意: 商談明細品目ステータスが非アクティブに設定されている場合は、リスト・ビューの「事由」フィールドが編集可能になり、明細品目がアクティブでない理由を入力できます。ただし、商品明細品目のフォーム・ビューの「事由」フィールドは編集できません。これは、ページ構造の違いによる正常な動作です。リスト・ビューの編集ページには「売上」の表ビューがありますが、フォーム・ページはフォーム・ビューであるため編集できません。

商談と製品明細の競合相手の更新

プライマリ競合相手が商談レベルで定義されている場合、商談のステータスが「オープン」ステータスから「クローズ済」ステータスに変更されると、競合相手がないすべての明細について、その製品明細の競合相手がプライマリ競合相手に更新されます。

ヒント: 競合相手のない製品明細をクローズ済に設定して商談を保存するとダイアログ・ボックスが表示され、競合相手が欠落している製品明細に商談のプライマリ競合相手をコピーできます。

この処理は、商談の編集フローと商談のクローズ・フローにのみ適用されます。一括更新フローには適用されません。

Groovyスクリプトを使用して、一部の属性について商談要約と売上明細の同期を拡張および実行できます。このトピックのサンプル・スクリプトを使用して、事前定義済商談カスケード・ロジックにルール定義を追加します。ルール定義により、商談要約と売上明細の相互同期を維持します。

商談要約と売上明細を同期するための特定の属性を追加する方法を次に示します。

  1. 営業管理者または設定ユーザーとしてサインインします。

  2. 「アプリケーション・コンポーザ」にナビゲートします。

  3. 「営業」を選択して、オブジェクト検索をフィルタします。

  4. 「標準オブジェクト」を展開してから、「商談」を展開します。

  5. 「商談」で、「サーバー・スクリプト」をクリックします。

    サーバー・スクリプト・ヘルプ要求ページが開きます。

  6. 「検証ルール」タブで、「フィールド・ルール」リージョンの下の「処理」→「追加」を選択し、次の例に示すように値を入力します。

    フィールド

    フィールド名

    ドロップダウン値リストから、必要なフィールドまたは属性を選択します。

    ルール名

    ルールの意味のあるフル・ネームを入力します。

    エラー・メッセージ

    ユーザー定義のエラー・メッセージ(たとえば、同期カスケードが失敗したことをユーザーに警告するメッセージ)を入力します。

    ルール定義

    スクリプト・テキスト・フィールドに、条件を検証するために記述したスクリプトを切り取ってペーストします。Groovyスクリプトのサンプルについては、このトピックの「商談属性のサンプルGroovyスクリプト」および「商談売上属性のサンプルGroovyスクリプト」の項を参照してください。

  7. 「保存して閉じる」をクリックします。

アプリケーション・コンポーザを使用したGroovyスクリプトの詳細は、『Oracle Applications Cloud Groovyスクリプト・リファレンス』を参照してください。

商談属性のサンプルGroovyスクリプト

次の表に、商談属性のサブセットのサンプルGroovyスクリプト・コードを示します。

属性 サンプルGroovyスクリプト

クローズ日

cascadeInSyncValueToAllRevenues("EffectiveDate", oldValue, newValue)

return true

ステータスおよびStatusCodeSetId

ステータスとStatusCodeSetIdの両方の属性を一緒に割り当てる必要があります。ステータスの同期カスケードを選択的に有効にする場合は、StatusCodeSetIdの同期カスケードも実行する必要があります。

// For Status def cache_name = '_statuscode_insync_cascade' 
if (oldValue == 'OPEN' && newValue == 'WON')  
{
// Only allow synchronization cascade if Status moved from OPEN to WON.    
cascadeInSyncValueToAllRevenues("StatusCode", oldValue, newValue)        

// Mark this opportunity's StatusCode as having been synchronization cascaded  
adf.userSession.userData.put(getAttribute('OptyId') + cache_name, true)
// mark this opportunity as having status just cascaded. 
}
return true

// For StatusCodeSetIddef cache_name = '_statuscode_insync_cascade'def insync_cascade = adf.userSession.userData[getAttribute('OptyId') 
+ cache_name]println("StatusCodeSetId: insync_cascade = " 
+ insync_cascade)insync_cascade = (insync_cascade == null) ? false : insync_cascade  
// ensure insync_cascade is either true/false try 

{   
if (insync_cascade)    
    {
cascadeInSyncValueToAllRevenues("StatusCodeSetId", oldValue, newValue)     
// only cascade if the Status has just been cascaded.   
    }
}
Finally
{  adf.userSession.userData.remove(getAttribute("OptyId") + cache_name)
}
return true

受注/失注およびReasonWonLostCodeSetId

// For Win/Loss Reasondef cache_name = '_winlossreason_insync_cascade'if (oldValue == 'INSTALL_BASE' && newValue == 'TEST_VO_1') 
{   cascadeInSyncValueToAllRevenues("ReasonWonLostCode", oldValue, newValue)  
// Mark this opportunity's WinLossReason as having been synchronization cascaded   adf.userSession.userData.put(getAttribute('OptyId') 
+ cache_name, true)}return true
// For ReasonWonLostCodeSetIddef cache_name = '_winlossreason_insync_cascade'def insync_cascade = adf.userSession.userData[getAttribute('OptyId') 
+ cache_name]println("ReasonWonLostCodeSetId: insync_cascade = " 
+ insync_cascade)insync_cascade = (insync_cascade == null) ? false : insync_cascade    

// ensure insync_cascade is either true/falsetry 
{
  if (insync_cascade)
     {     cascadeInSyncValueToAllRevenues("ReasonWonLostCodeSetId", oldValue, newValue)      
     }
}finally
{  
adf.userSession.userData.remove(getAttribute("OptyId") + cache_name)
}
return true

プライマリ・パートナ

cascadeInSyncValueToAllRevenues("PrimaryPartnerId", oldValue, newValue)

return true

プライマリ競合相手

cascadeInSyncValueToAllRevenues("PrimaryCompetitorId", oldValue, newValue)

return true

商談売上属性のサンプルGroovyスクリプト

商談売上属性のサブセットのサンプルgroovyスクリプト・コードを見てみましょう。

属性 サンプルGroovyスクリプト

受注確度

cascadeInSyncValueToAllRevenues("WinProb", oldValue, newValue) 
return true

販売チャネル

cascadeInSyncValueToAllRevenues("SalesChannelCd", oldValue, newValue)
return true

予測を含む

cascadeInSyncValueToAllRevenues("SalesChannelCd", oldValue, newValue)
return true

オープン売上のステータス・カテゴリの追加

商談金額の計算時に含める追加の売上明細ステータス・カテゴリを指定できます。デフォルトでは、商談要約金額の計算時に「オープン」ステータスの売上明細のみが含まれます。ただし、たとえば、参照タイプ「オープン商談ロールアップ・ステータス・マッピング」を変更することで、受注済明細とオープン明細の両方を含めることができます。

オープン商談ロールアップ・ステータス・マッピング参照タイプを変更する方法を次に示します。

  1. 「設定と保守」作業領域で、次の項目に移動します。

    • オファリング: 販売

    • 機能領域: 商談

    • タスク: 標準参照の管理

  2. 「標準参照の管理」ページで、「内容」フィールドにOpen Opportunity Rollup Status Mappingと入力します。「参照タイプ」フィールドで検索できる参照タイプ・コードは、ORA_MOO_OPEN_ROLLUP_MAPPINGです。

  3. 新しい参照コードを追加します。たとえば、WONというコードを追加します。

    • 「使用可能」を使用して、特定の参照コードを有効または無効にします。

    • 事前定義された値の意味(表示名)、開始日、終了日または表示順序を更新します。

    • 正しい参照コード書式に従って、参照コードを追加または削除します。

    注意: OPENカテゴリは変更できません。
  4. 「保存して閉じる」をクリックします。

変更後、商談要約金額の計算には、OPENステータス・カテゴリのすべての売上明細と、追加して有効にした他のステータス・カテゴリの売上明細が含まれます。

商談と売上明細の同期ロジックを無効にする方法

デフォルトでは、商談カスケード・ロジックは、商談要約と売上明細の相互同期を保持します。商談要約と売上明細を同期する必要がなくなった場合は、「商談同期カスケード使用可能」プロファイル・オプション(MOO_ENABLE_INSYNC_CASCADE)を開き、値をNに設定します。事前定義済の商談要約と売上明細の同期を無効にする場合は、Groovyスクリプトを使用して一部の属性について商談要約と売上明細の同期を拡張および実行できます。

1つの商談の商談売上明細の最大数

商談売上明細の最大数は500です。