Financial Close Managementの場合、Oracle SOA Suiteおよび必要なすべてのパッチがインストールされている必要があります。
注意: | Financial Close Managementリリース11.1.2.1またはリリース11.1.2.2からリリース11.1.2.3に移行するためにメンテナンス・リリースを適用する場合は、Financial Close Managementのメンテナンス・リリースのインストール・チェックリストを参照してください。 |
Financial Close Managementのインストールに関する次の点に注意してください:
分散環境では、配置内の次のマシンにOracle SOA Suiteをインストールする必要がありますが、構成は1つのマシン(SOAサーバーを実行するマシン)でのみ行う必要があります: Financial Close Management、WebLogic管理サーバー、Foundation Services、およびこれらの製品と統合する場合は、Financial Management (Java Webアプリケーション)、Financial Reporting (Java Webアプリケーション)、FDM (Java Webアプリケーション)。
Oracle SOA SuiteとEPM Systemは同じWebLogicドメインに配置する必要があります。
Financial Close Managementとともに使用することを計画している既存のOracle SOA Suiteインストールがある場合は、EPM System製品をその同じミドルウェア・ホームにインストールする必要があります。
通常、EPM SystemインストーラによってWebLogic Serverがインストールされます。既存のWebLogic Serverインストールがあるときに、EPM SystemインストーラによってインストールされるWebLogic Serverのかわりにこのインストールを使用する場合は、EPM Systemでサポートされているバージョンである必要があります。WebLogic Serverインストールのミドルウェア・ホームの場所に注意してください。インストール時に、EPM System製品を同じミドルウェア・ホームにインストールする必要があります。インストールの場所でEPM Systemインストーラによって既存のWebLogic Serverインストールが検出された場合、WebLogic Serverはインストールされません。
既存のWebLogic ServerのバージョンがEPM Systemの正しいバージョンではない場合、現在のバージョンをアンインストールするか、正しいバージョンをインストールか、またはEPM Systemインストーラを実行する前に正しいバージョンにアップグレードする必要があります。
次の表は、次のシナリオでのOracle SOA SuiteおよびFinancial Close Managementのインストールおよび構成プロセスの概要を示しています。
EPM System製品がまだインストールも構成もされていない新規の配置。
EPM System製品がすでにインストールおよび構成され、Financial Close ManagementとOracle SOA Suiteを含むよう拡張する既存の配置。
表9. 新規のEPM System配置でのOracle SOA SuiteおよびFinancial Close Managementのインストールおよび構成のロードマップ
タスク | 参照 |
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EPM System製品をインストールします。 注意: 分散環境では、WebLogic Serverを管理するマシンでは、環境内の任意のマシンに配置するすべてのアプリケーションに対してすべてのJava Webアプリケーションをインストールする必要があります。 EPM System製品とは異なるマシンにOracle SOA Suiteがインストールされる場合、そのSOAマシンにFoundation Servicesもインストールする必要があります。 インストール後、パッチ16788543を適用します。 EPM Systemのデフォルトのインストールでは、Oracle SOA Suiteに必要なWebLogic Serverがインストールされます。WebLogic管理サーバーは、Foundation Servicesマシンにインストールして配置します。 注意! インストール後、次のOracle SOA Suite構成手順を完了するまで、EPM Systemコンフィグレータを使用してEPM System製品の構成に進まないでください。 | EPM System製品のインストール。 また、分散環境では分散環境でのEPM System製品のインストールに記載されている追加の要件も必ず確認してください。 |
Microsoft SQL Serverを使用している場合は、『Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート 11g リリース1 (11.1.1) for Microsoft Windows (32-Bit)』のMicrosoft SQL Server 2008でSOAインフラストラクチャを起動するために必要なXA構成に関する項を参照してください。 | http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/relnotes.1111/e10132/soa.htm#CDEIFEAC |
リポジトリ作成ユーティリティを実行し、Oracle SOA Suiteをインストールします。 注意: 分散環境では、配置内の次のマシンにOracle SOA Suiteをインストールする必要がありますが、構成は1つのマシン(SOAサーバーを実行するマシン)でのみ行う必要があります: Financial Close Management、WebLogic管理サーバー、Foundation Services、およびこれらの製品と統合する場合は、Financial Management (Webアプリケーション)、Financial Reporting (Webアプリケーション)、FDM (Webアプリケーション)。 | リポジトリ作成ユーティリティを使用したインフラストラクチャ・スキーマの作成およびOracle SOA Suiteのインストール |
新しいWebLogicドメインを作成し、Oracle SOA Suiteを構成します。My Oracle Supportから入手可能なOracle Fusion Middlewareの必須パッチをインストールする必要もあります。 注意: 分散環境の場合は、次の追加手順に注意してください:
SOAクラスタを構成する予定の場合は、この時点でクラスタを構成します。SOAクラスタの構成の詳細は、Oracle® Fusion Middleware高可用性ガイドのOracle Fusion Middleware SOA Suiteの高可用性の構成に関する項を参照してください。 | および ヒント: EPM Systemコンフィグレータに進む前に、エラーのSOA起動ログを確認して、エラーを解決します。Enterprise ManagerコンソールでSOAのステータスも表示できます。 |
SOA管理対象サーバーを停止する。WebLogic ServerがFoundation Servicesと同じマシンにある場合は、そのサーバーを停止します。 | |
EPM System製品を構成し、Close Managerの場合は「SOAに配置」、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を除く、すべての必要な構成タスクを選択します。 配置を行う際には、Oracle SOA Suiteの配置時に作成されたWebLogicドメインを拡張する必要があります。 手動でJava Webアプリケーションを配置する場合は、ここで実行します。EPM System Java Webアプリケーションの手動配置を参照してください。 注意: 分散環境での構成では、次の情報に注意してください:
EPM System Java Webアプリケーションの手動配置の手順19と手順20を参照してください。 | EPM System製品の構成 |
WebLogic管理サーバー、SOA管理対象サーバーの順に起動します。 | Oracle SOA Suiteの構成と開始 |
EPM Systemコンフィグレータを起動し、Close Managerの場合は「SOAに配置」を選択して、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を選択します。 EPM System製品を、別のマシンでホストされるドメインに配置する場合(かつ、ドメインがEPM Systemコンフィグレータを使用して作成されていない場合)、「Webサーバーの構成」タスクも選択する必要があります。 | EPM System製品の構成 |
WebLogic管理サーバーを再起動します。 | |
Java Webアプリケーションの論理アドレスを変更するために、任意の時点で構成を変更する場合(EPM SystemコンフィグレータのWebアプリケーションの論理アドレスの更新ページを使用)、次のタスクを実行する必要があります。
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分散環境でOracle SOA SuiteがEPM System製品と異なるマシンにある場合は、そのSOAマシンにFoundation Servicesがインストールされていることを確認します。次に、SOAマシンで、EPM Systemコンフィグレータを開始し、デフォルトで選択される構成タスク(「共通設定の構成」、「データベースの構成」、「Oracle Configuration Managerの構成」)を使用して構成を行います。データベース構成の際、Foundation Servicesマシンの構成時に入力したFoundation Servicesデータベース情報を指定します。 ヒント: Shared Services登録の失敗に関するメッセージはすべて無視できます。 | 新しい配置でのEPM System製品の構成 |
Financial Close Managementの手動構成タスクを実行します。 | |
SOAサーバーを停止し、EPM System製品、SOAサーバー、Financial Close Managementの順に起動します。 | EPM System製品の開始と停止およびFinancial Close Managementアプリケーション・サーバー |
インストールを検証し、配置を確認します。 | インストールの検証と配置の確認 |
EPM System製品をいくつかすでにインストールし、構成してある場合、次のロードマップを使用してFinancial Close ManagementとOracle SOA Suiteを既存の配置に追加できます:
表10. 既存のEPM System配置でのOracle SOA SuiteおよびFinancial Close Managementのインストールおよび構成のロードマップ
タスク | 参照 |
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Financial Close Managementをインストールします。 注意: 分散環境では、WebLogic Serverを管理するマシンでは、環境内の任意のマシンに配置するすべてのアプリケーションに対してすべてのJava Webアプリケーションをインストールする必要があります。 インストール後、パッチ16788543を適用します。 EPM Systemのデフォルトのインストールでは、Oracle SOA Suiteに必要なWebLogic Serverがインストールされます。WebLogic管理サーバーは、Foundation Servicesマシンにインストールして配置します。 注意! インストール後、次のOracle SOA Suite構成手順を完了するまで、EPM Systemコンフィグレータを使用してEPM System製品の構成に進まないでください。 | EPM System製品のインストール。 また、分散環境では分散環境でのEPM System製品のインストールに記載されている追加の要件も必ず確認してください。 |
Microsoft SQL Serverを使用している場合は、『Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート 11g リリース1 (11.1.1) for Microsoft Windows (32-Bit)』のMicrosoft SQL Server 2008でSOAインフラストラクチャを起動するために必要なXA構成に関する項を参照してください。 | http://download.oracle.com/docs/cd/E15523_01/relnotes.1111/e10132/soa.htm#CDEIFEAC |
リポジトリ作成ユーティリティを実行し、Oracle SOA Suiteをインストールします。 注意: 分散環境では、配置内の次のマシンにOracle SOA Suiteをインストールする必要がありますが、構成は1つのマシン(SOAサーバーを実行するマシン)でのみ行う必要があります: Financial Close Management、WebLogic管理サーバー、Foundation Services、およびこれらの製品と統合する場合は、Financial Management (Webアプリケーション)、Financial Reporting (Webアプリケーション)、FDM (Webアプリケーション)。 | リポジトリ作成ユーティリティを使用したインフラストラクチャ・スキーマの作成およびOracle SOA Suiteのインストール |
WebLogic管理サーバー・マシンからOracle SOA Suiteを構成します。 注意: 構成時、初めてEPM Systemを配置する際に作成されたWebLogicドメインを拡張する必要があります。 My Oracle Supportから入手可能なOracle Fusion Middlewareの必須パッチをインストールする必要もあります。 注意: 分散環境の場合は、次の追加手順に注意してください:
ヒント: SOA管理対象サーバーを起動する前に、WebLogic管理サーバーを再起動する必要がある場合があります。 SOAクラスタを構成する予定の場合は、この時点でクラスタを構成します。SOAクラスタの構成の詳細は、Oracle® Fusion Middleware高可用性ガイドのOracle Fusion Middleware SOA Suiteの高可用性の構成に関する項を参照してください。 | Oracle SOA Suiteの構成と開始および新しい配置でのEPM System製品のインストール ヒント: EPM Systemコンフィグレータに進む前に、エラーのSOA起動ログを確認して、エラーを解決します。Enterprise ManagerコンソールでSOAのステータスも表示できます。 |
SOA管理対象サーバーを停止する。WebLogic ServerがFoundation Servicesと同じマシンにある場合は、そのサーバーを停止します。 | |
EPM System製品を構成し、Close Managerの場合は「SOAに配置」、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を除く、すべての必要な構成タスクを選択します。 配置時、EPM Systemを配置する際に作成されたWebLogicドメインを拡張する必要があります。 手動でJava Webアプリケーションを配置する場合は、ここで実行します。EPM System Java Webアプリケーションの手動配置を参照してください。 Foundation Servicesの「Webサーバーの構成」タスクを完了する必要もあります。 分散環境でFinancial Close Managementを構成する場合、EPM Systemコンフィグレータを起動する前に、WebLogic管理サーバーが実行されていることを確認します。 | EPM System製品の構成 |
WebLogic管理サーバー、SOA管理対象サーバーの順に起動します。 | Oracle SOA Suiteの構成と開始 |
EPM Systemコンフィグレータを起動し、Close Managerの場合は「SOAに配置」を選択して、Account Reconciliation Managerの場合は「SOAに配置」および「FDM EEのSOAに配置」を選択します。 | EPM System製品の構成 |
WebLogic管理サーバーを再起動します。 | |
分散環境でOracle SOA SuiteがEPM System製品と異なるマシンにある場合は、そのSOAマシンにFoundation Servicesがインストールされていることを確認します。次に、SOAマシンで、EPM Systemコンフィグレータを開始し、デフォルトで選択される構成タスク(「共通設定の構成」、「データベースの構成」、「Oracle Configuration Managerの構成」)を使用して構成を行います。データベース構成の際、Foundation Servicesマシンの構成時に入力したFoundation Servicesデータベース情報を指定します。 ヒント: Shared Services登録の失敗に関するメッセージはすべて無視できます。 | |
Financial Close Managementの構成後のタスクを実行します。 | |
SOAサーバーを停止し、EPM System製品、SOAサーバー、Financial Close Managementの順に起動します。 | EPM System製品の開始と停止およびFinancial Close Managementアプリケーション・サーバー |
EPM Workspaceを再起動し、EPM WorkspaceからFinancial Close Managementにアクセスします。 | |
インストールを検証し、配置を確認します。 |