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Oracle® Enterprise Manager Ops Center機能リファレンス・ガイド
12cリリース1 (12.1.2.0.0)
B71920-01
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C ログおよびディレクトリ

各Enterprise Manager Ops Centerコンポーネントには、監査機能があります。このドキュメントに記載されている監査に関するアドバイスに従い、監査レコードを定期的に監視してください。

Enterprise Manager Ops Centerでは、各アクションをジョブとして実行します。ジョブの詳細には、ジョブ内の操作の順序や、ジョブのターゲットだった管理対象アセットが表示されます。ジョブの詳細は、ブラウザまたはコマンドライン・インタフェースから表示できます。各ジョブは、明示的に削除されるまで格納されます。

ジョブ・レコード以外にも、ログ・ファイルをアクティビティ・レコードのソースとして使用できます。ログは、操作時に書き込まれ、システム・アクティビティに関する追加の詳細を提供できます。ログ・ファイルはファイル権限によって保護されているため、これらにアクセスするには特権ユーザーが必要です。

C.1 インストール

C.2 一般イベント

C.3 高可用性

Oracle Enterprise Manager Ops Centerが高可用性構成である場合、各エンタープライズ・コントローラはクラスタウェア・ノードです。クラスタウェア・リソース・アクティビティがログに記録され、アクティブなエンタープライズ・コントローラのリソース・アクション・スクリプトのチェック機能が実行されるたびに次のログ・ファイルが更新されます。デフォルトの間隔は60秒です。

C.4 ソフトウェア更新

ソフトウェア更新コンポーネントには、独自のログを記録する独自のサーバーがあります。次のログには、このサーバーのアクティビティに関する情報が記録されます。

C.5 エージェント

C.6 ローカル・データベース

C.7 アップグレード

エンタープライズ・コントローラおよび共存するプロキシ・コントローラのアップグレード・アクションのログは、/var/scn/update-saved-state/update_satellite_bundle_12.1.n.xxxx/updatelog.txtファイルにあります。

共存していないプロキシ・コントローラのアップグレード・アクションのログは、/var/scn/update-saved-state/update_proxy_bundle_12.1.n.xxxx/updatelog.txtファイルにあります。

アップグレード後、データベースの状態は/var/scn/update-saved-state/update_satellite_bundle_12.1.n.xxxx/dblogsフォルダに保存されます。

C.8 ジョブのイベント・ログ

ジョブのイベント・ログは、タスクの進行状況にあわせて生成されます。ジョブのイベント・ログの表示に関する手順は、「ジョブの表示」を参照してください。

C.9 共通エージェント・コンテナのログ・ファイル数の制御

共通エージェント・コンテナcacaoは、JDMX/JMXを管理するための共通Javaコンテナであり、コントローラとエージェント間の対話作業を処理します。すべてのイベントがcacaoログ・ファイルに記録され、INFOのレベルを超えるイベントもsyslogに記録されます。現在のログ・ファイルの内容を表示するには、Ops Center BUIを使用します。

最大ファイル・サイズは1MBです。制限に達すると、現在のログ・ファイルが閉じられ、新規ログ・ファイルが作成されます。ログ・ファイルのデフォルトの数は3つです。Ops Centerで保持されるログ・ファイルの数を変更するには、共通エージェント・コンテナの管理ユーティリティcacaoadmを使用します。

エンタープライズ・コントローラ用として維持されているログ・ファイルの現在の数を表示するには、エンタープライズ・コントローラ・ソフトウェアが実行されているシステムで次のコマンドを発行します。

# cacaoadm get-param log-file-count -i oem-ec
log-file-count=3

プロキシ・コントローラ用として維持されているログ・ファイルの現在の数を表示するには、プロキシ・コントローラ・ソフトウェアが実行されているシステムで次のコマンドを発行します。

# cacaoadm get-param log-file-count -i scn-proxy
log-file-count=3

エンタープライズ・コントローラまたはプロキシ・コントローラ、あるいはその両方のログ・ファイルの数を変更するには、次のようにします。

  1. アクティブなジョブがないことを確認します。

  2. エンタープライズ・コントローラで共通エージェント・コンテナ・サービスを停止します。

    • Oracle Solarisの場合:

      # /opt/SUNWxvmoc/bin/satadm stop -w -v
      
    • Linuxの場合:

      # /opt/sun/xvmoc/bin/satadm stop -w -v
      

      プロキシ・コントローラで共通エージェント・コンテナ・サービスを停止します。

    • Oracle Solarisの場合:

      # /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm stop -w -v
      
    • Linuxの場合:

      # /opt/sun/xvmoc/bin/proxyadm stop -w -v
      
  3. 現在のログ・ファイル以外に保持するログ・ファイルの最大数を指定します。次の例では、countを10にすることにより、現在のイベントのログ・ファイルに加えて、以前のイベントのログ・ファイルを9つ保持することを指定しています。エンタープライズ・コントローラの場合:

    # cacaoadm set-param log-file-count=10 -i default
    

    プロキシ・コントローラの場合:

    # cacaoadm set-param log-file-count=10 -i scn-proxy
    
  4. エンタープライズ・コントローラを起動します。

    • Oracle Solarisの場合:

      # /opt/SUNWxvmoc/bin/satadm start -w -v
      
    • Linuxの場合:

      # /opt/sun/xvmoc/bin/satadm start -w -v
      
  5. 他の操作を試行する前に、エンタープライズ・コントローラの再起動が完了していることを確認します。たとえば、エンタープライズ・コントローラとプロキシ・コントローラの両方を停止した場合、エンタープライズ・コントローラが再起動するまで待機してから各プロキシ・コントローラを再起動します。Oracle Solarisプロキシ・コントローラの場合:

    # /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm start -w -v    
    

    Linuxプロキシ・コントローラの場合:

    # /opt/sun/xvmoc/bin/proxyadm start -w -v    
    
  6. 他の操作を試行する前に、すべてのコントローラの再起動が完了していることを確認します。