この章では、リリース11.1.1.6.0のPeopleSoft User Managementコネクタ用のソフトウェアおよびドキュメントに関する更新の概要を示します。
この章で説明する更新内容は、次のカテゴリに分類されます。
この項では、コネクタのソフトウェアに対する更新について説明します。また、各ソフトウェアの更新に対応して変更されたこのマニュアルの項も示します。
この項では、このガイドに対する主な変更について説明します。この変更はソフトウェアの更新には関係ないものです。
次の各項では、ソフトウェアの更新について説明します。
このリリースで解決された問題は次のとおりです。
Oracle Bug# | 問題 | 解決内容 |
---|---|---|
16395344 |
コネクタに対してDNLAフラグを使用してアクセス・ポリシーを作成したときに、ポリシーが期待どおりに機能しませんでした。 |
この問題は解決されました。 |
14697872 |
Oracle Identity Manager 11.1.2で、プロセス・フォーム・フィールドに「権限」、「アカウント名」および「アカウントID」がタグ付けされていませんでした。 |
この問題は解決されました。 |
16474937 |
Oracle Identity Managerリリース11.1.2で、プロセス・フォーム・フィールドに「ITリソース」がタグ付けされていませんでした。 |
この問題は解決されました。 |
16482125 |
Oracle Identity Managerリリース2 BP04 (11.1.2.0.4)で、子表または権限のプロビジョニングに失敗しました。 |
この問題は解決されました。 |
16091682 |
コネクタに付属のテスト・スクリプトが、Oracle Identity Managerリリース11.1.2で新たに導入された依存関係によって、JRF PortabilityLayerExceptionで失敗しました。 |
この問題はスクリプトのクラスパスを更新することで解決されました。 |
15873239 |
マルチスレッド環境でリコンシリエーションがFWK005パース・エラーで失敗しました。 |
この問題は解決されました。 |
15868053 |
PeopleSoftターゲット・システムに直接追加されたロールが、ロール・リコンシリエーションの削除スケジュール済タスクの実行時に削除されました。 |
この問題は解決されました。 |
13939959 |
セカンダリ電子メールを持つユーザーのリコンシリエーションに失敗しました。 |
この問題は解決されました。 |
これは、Identity Connector Framework (ICF)に基づくPeopleSoft User Management用の最初のOracle Identity Manager Connectorリリースです。リリース11.1.1.5.0でのソフトウェアの更新は次のとおりです。
Identity Connector Framework (ICF)は、すべてのOracle Identity Managerコネクタで必要とされる基本プロビジョニングやリコンシリエーションなどの機能を提供するコンポーネントです。
PeopleSoft User Management用のOracle Identity ManagerコネクタはICFベース型コネクタです。ICFは、コネクタのレガシー・バージョンと共存できるようにするクラスパス分離を使用します。
ICFの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managerのためのアプリケーションの開発とカスタマイズのIdentity Connector Frameworkの理解を参照してください。
このリリースのコネクタでは、前のリリースに比べてPeopleSoftリスナーのデプロイ・プロセスが簡略化されています。デプロイメントは、新しいデプロイメント・ツールを使用して簡略化されています。詳細は、「PeopleSoftリスナーのデプロイ」を参照してください。
PeopleSoft User Managementコネクタでは、プロビジョニングおよびリコンシリエーション用のカスタム属性およびIDタイプの追加がサポートされます。詳細は、次の各項を参照してください。
PeopleSoft User Managementコネクタでは、カスタム・コンポーネント・インタフェースの追加がサポートされます。コンポーネント・インタフェース定義は、PeopleSoftコンポーネント・インタフェース構成オブジェクトに割り当てられています。コネクタ・パッケージのxmlディレクトリにあるPeopleSoftComponentInterfaces.xml
ファイルのコピーを編集することで、カスタム定義を変更または追加できます。
詳細は、「Peoplesoft User Managementのコネクタ・コンポーネント・インタフェース」を参照してください。
このリリースから、異なるバージョンのターゲット・システム・インストール用にコネクタを構成できます。詳細は、「ターゲット・システムの複数バージョンをサポートするためのコネクタの構成」を参照してください。
PeopleSoftユーザー・プロファイルには、権限として扱うことのできるロールがあります。このような場合は、Oracle Identity Managerでサポートされている職務の分離(SoD)機能を使用できます。詳細は、「Oracle Identity ManagerでのSoDの構成」を参照してください。
このリリースのコネクタでは、ICFに基づく接続プーリング機能をサポートしています。以前のリリースでは、ターゲット・システムとの接続は、リコンシリエーションの実行開始時に確立され、リコンシリエーションの終了時にクローズされました。接続プーリングの導入により、複数の接続がICFによって確立され、コネクタで使用するために保持されます。
このリリースのコネクタは、ICFに含まれるコネクタ・サーバーを使用してデプロイできます。詳細は、「Oracle Identity Managerでのインストール時の作業」を参照してください。
このリリースのコネクタで解決された問題を次の表に示します。
Oracle Bug# | 問題 | 解決内容 |
---|---|---|
12720160 |
Oracle Identity Manager 11gリリース1 (11.1.1) BP05では、増分リコンシリエーション操作中に、子フォーム・データで削除されたロールがリコンサイルされませんでした。 |
この問題は解決されました。 子フォームで削除されたロールがリコンサイルされるようになりました。 |
10402459 |
ユーザー・プロファイルのセカンダリ電子メールを削除した場合、他のすべてのセカンダリ電子メールがOracle Identity Managerフォームから削除されました。 |
この問題は解決されました。 セカンダリ電子メールを削除しても、Oracle Identity Managerフォームの他のセカンダリ電子メールには影響しません。 |
10402370 |
ユーザー・プロファイルのプライマリ電子メールを更新した場合、セカンダリ電子メールがOracle Identity Managerフォームから削除されました。 |
この問題は解決されました。 プライマリ電子メールを削除しても、Oracle Identity Managerフォームの他のセカンダリ電子メールには影響しません。 |
10402323 |
ユーザー・プロファイルの増分リコンシリエーション中に、ロールが正しく更新されませんでした。 |
この問題は解決されました。 ユーザー・プロファイルの増分リコンシリエーション中にロールが正しく更新されるようになりました。 |
次の各項では、ドキュメント固有の更新について説明します。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン24では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています:
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行が更新され、PeopleTools 8.59のサポートが追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン23では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています:
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行が更新され、PeopleTools 8.58のサポートが追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン22では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」行が更新され、Oracle Identity Governanceリリース12c PS4 (12.2.1.4.0)のサポートが追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン21では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン20では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「Oracle Identity Manager」行が「Oracle Identity GovernanceまたはOracle Identity Manager」に変更され、Oracle Identity Governance 12c (12.2.1.3.0)の動作保証についても更新されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン19では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行と「コネクタ・サーバーのJDK」行が更新され、PeopleTools 8.56のサポートが追加されました。
次の各項に、PeopleTools 8.56に関する更新情報を追加しました。
「PeopleSoftリスナーのデプロイ」で、ORACLE_COMMON環境変数の説明が変更されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン18では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行と「コネクタ・サーバーのJDK」行が更新され、PeopleTools 8.55のサポートが追加されました。
PeopleTools 8.55に関する情報が次の各項に追加されました。
「トラブルシューティング」で、プロビジョニング操作の再テストに適用するパッチ番号が更新されました。
Oracle Identity Managerのインタフェース名がドキュメント全体で訂正されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン17では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEに「コネクタ・サーバー」行が追加されました。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「JDK」行が「コネクタ・サーバーのJDK」に変更されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン16では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行が更新されました。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行に、完全リコンシリエーションに関する「注意」が追加されました。
「コネクタ・インストーラの実行」のステップ2および「複数のバージョンのターゲット・システムをサポートするためのコネクタの構成」のステップ4が変更され、psmanagement.jarファイルに固有の情報が追加されました。
同様に「ノート」も追加されています。
「トラブルシューティング」が更新されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン15では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「Oracle Identity Manager」行が更新されました。
Oracle Identity Manager 11gリリース2 PS3 (11.1.2.3.0)に固有の情報が「使用上の推奨事項」に追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン14では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
参照問合せに関する「ノート」が、「コネクタの機能拡張」の冒頭に追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン13では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
「プロビジョニングのためのターゲット・システムの構成」が変更されました。
第2.2.2.4.2項「コンポーネント・インタフェースのAPIの作成」が削除されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン12では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
「制限付き権限ユーザー用のロールの作成」のステップ5.cに「ノート」が追加されました。
「ターゲット・システム・アカウントへの必要な権限の割当て」のステップ6.eに「ノート」が追加されました。
リリース11.1.1.6.0のリビジョン11では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「Oracle Identity Manager」行が変更され、Oracle Identity Manager 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)が追加されました。
「UIフォームにおけるフィールド・ラベルのローカライズ」のステップ5に、Oracle Identity Manager 11g リリース2 PS2 (11.1.2.2.0)固有の情報が追加されました。
リリース11.1.1.6.0の以前のリビジョンでは、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「Oracle Identity Manager」行が変更されました。
deploying-connector.htm#GUID-82C4EEE8-BEF9-4DD7-9317-0892FB5BD72F__BIHDDDIBの「データセット・ディレクトリのファイル」行に、ノートが追加されました。
次の項が追加されました。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.xに固有の手順が、次の項に追加されました。
Oracle Identity Managerリリース11.1.2.x用に含めるjrf.jarファイル、jrf-api.jarファイル、jrf-client.jarファイルに関する情報が、次の項でステップ2として追加されました。
PeopleSoft HRMS 9.2とPeopleTools 8.53の組合せが、このコネクタでサポートされるターゲット・システムとして追加されました。この情報は、connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「ターゲット・システム」行に追加されています。
connector.htm#GUID-C78A0044-2A98-4C79-8B7E-8218CB6336AE__CEGGBDFEの「JDK」行に、PeopleTools 8.53に関する情報が追加されました。
「PeopleTools 8.53、PeopleTools 8.54およびPeopleTools 8.55に対するJDKの要件」が追加されました。
「EIリポジトリ・フォルダの表示」の「ノート」に最初の箇条書き項目が追加されました。
「USER_PROFILEメッセージのアクティブ化」に「ノート」が追加されました。
HRMS 9.2に関する情報が「CopyRowsetDeltaオプションの設定」の「USER_PROFILEサービス・オペレーションのアクティブ化」の手順の「ノート」に追加されました。
「トラブルシューティング」がプロビジョニング操作失敗に関する情報で更新されました。
「既知の問題」の章の名前が「既知の問題と回避策」に変更されました。さらに、「既知の問題と回避策」が改編されました。
次のドキュメント固有の更新は、リリース11.1.1.5.0の改訂"4"で行われました。
「動作保証されているコンポーネント」で、Oracle Identity Managerバージョンはリリース11.1.1.5 BP02に更新されました。
次のドキュメント固有の更新は、リリース11.1.1.5.0の改訂"5"で行われました。
「インストール」には、コネクタ・コード(バンドル)を実行する場所(ローカルのOracle Identity Managerまたはリモートのコネクタ・サーバー)に応じたコネクタ・インストール・シナリオが含まれています。
次のドキュメント固有の更新は、リリース11.1.1.5.0の改訂"6"で行われました。
「動作保証されているコンポーネント」で、PeopleTools 8.52が新たに動作保証されたターゲット・システムとして追加されました。
リリース11.1.1.5.0のリビジョン7では、次のようなドキュメント固有の更新が行われています。
「コネクタ・サーバーのインストールおよび構成」および「コネクタ・サーバーの実行」を更新し、これらはコネクタ・コード(バンドル)をコネクタ・サーバーでリモート実行する場合に行うオプションの手順であることを明記しました。
「WebSphere Application ServerでのPeopleSoftリスナーのデプロイ」が追加されました。
Oracle Bug#13497967が「既知の問題と回避策」に追加されました。