場合によっては、1つ以上のポートレットをビューで非表示にすることが必要になります。たとえば、他のユーザーが使用できるようにする前に、ポートレットでの作業を続ける場合などです。ページの自分のビューでのみポートレットを非表示にする場合もあります。ページを編集してポートレットを非表示にすると、他のユーザーは表示モードでポートレットを表示できませんが、非表示にしたユーザーは編集モードで今までどおりアクセスできます。ページのパーソナライズ中にポートレットを非表示にすると、ページの自分のビューでのみ、ポートレットが表示モードで表示されなくなります。
システム・レベル・キャッシュのオプションによっては、非表示のポートレットが、ページ編集モードの「グラフィカル」ビューで見られるかどうかに影響が出ます。これは、ページ定義や完全に組み立てられたページのコンテンツがシステム・レベルでキャッシュされると、全ユーザーに対して、同じソースから同じ情報がレンダリングされるためです。
ユーザー・レベルでキャッシュされたページでは、少なくとも「コンテンツの管理」ページ権限またはタブ権限を持つユーザーにのみ非表示ポートレットが「非表示」として表示されます。
システム・レベルでページ定義のみがキャッシュされたページでは、すべてのユーザーに非表示ポートレットが「非表示」として表示されます。
システム・レベルで特定の期間キャッシュされたページでは(期限付きキャッシュ)、すべてのユーザーに非表示ポートレットが「非表示」として表示されます。
ユーザー・レベルおよびシステム・レベルのキャッシュについては、第21章「ページ生成のパフォーマンスの向上」を参照してください。
この項では、ページを編集してポートレットを非表示にする方法を説明します。1つのポートレットを非表示にしたり、複数のポートレットを同時に非表示にする方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
ページのパーソナライズ中にポートレットを非表示にすることについては、2.3.4項「ページ上のポートレットの非表示」を参照してください。
注意: ポートレットが非表示になっていない場合、権限を持つ全ユーザーに表示され、ページがパブリック・ユーザーに対して表示できるようになっている場合は、パブリック・ユーザー全員がポートレットを使用できます。 |
表示モードで1つのポートレットを非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
非表示にするポートレットが含まれるページに移動します。
ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
「編集」をクリックして、編集モードに切り替えます。
非表示にするポートレットの横の「操作」アイコンをクリックします(図15-7)。
「非表示」をクリックしてポートレットを非表示にし、ページに戻ります。
非表示にしたポートレットを表示するには、この手順を繰返し、かわりに「表示」をクリックします。
複数のポートレットを同時に非表示にするには、ページ編集モードの「レイアウト」ビューから行います。
複数のポートレットを同時に非表示にするには、次の手順を実行します。
Oracle Portalにログインします。
非表示にするポートレットが含まれるページに移動します。
ページの検索方法は、8.1項「Oracle Portalでのページの検索」を参照してください。
「編集」をクリックして、編集モードに切り替えます。
ページ上部のツールバーで、「ビューの編集: レイアウト」をクリックします。
編集モードの「レイアウト」ビューに移動します。
各ポートレットの横のチェック・ボックスをクリックして、非表示にするポートレットを選択します。
「操作: 非表示」ボタンをクリックします。
非表示にしたすべてのポートレットを表示するには、この手順を繰返し、かわりに「表示」をクリックします。