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Oracle Fusion Middleware Oracle Portalユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B61383-02
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2.3 ページのパーソナライズ

ページをパーソナライズするときは、自身にのみ表示されるページに変更を行います。この項では、使用可能なパーソナライズ・オプションについて説明します。表2-3は、これらのページのパーソナライズの実行に必要な権限の概要を示しています。

ページ上のアイテムは、パーソナライズできません。

表2-3 ページのパーソナライズ権限

権限 説明

ポートレットのパーソナライズ(フル)

ポートレットのフル・パーソナライズ権限を持っている場合、ページのスタイルの変更、ページへのポートレットの追加、ページ上の任意のポートレットの削除、移動、非表示、または表示を実行できます。

注意:

  • これらの変更は、変更を行ったユーザーにのみ表示されます。たとえば、ページからポートレットを削除しても、その他のユーザーのページにはそのポートレットが表示されています。同様に、ページにポートレットを追加しても、他のユーザーには表示されません。

  • ページのスタイルを変更するには、ページ・グループ・オプションの「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」が設定されている必要があります。4.3.2項「ページに別のスタイルを適用できるユーザーの制御」を参照してください。

ポートレットのパーソナライズ(追加のみ)

パーソナライズ・ポートレットの追加のみ権限を持っている場合、ページのスタイルの変更、ページへのポートレットの追加、追加されたポートレットの削除、非表示または表示を実行できます。

注意:

  • これらの変更は、変更を行ったユーザーにのみ表示されます。たとえば、ページにポートレットを追加しても、他のユーザーには表示されません。

  • ページのスタイルを変更するには、ページ・グループ・オプションの「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」が設定されている必要があります。4.3.2項「ページに別のスタイルを適用できるユーザーの制御」を参照してください。

ポートレットのパーソナライズ(非表示-表示)

パーソナライズ・ポートレットの非表示/表示権限を持っている場合、ページのスタイルの変更、ページ上の任意のポートレットの非表示、表示または再配置を実行できます。

注意:

  • これらの変更は、変更を行ったユーザーにのみ表示されます。たとえば、ページのポートレットを非表示にしても、他のユーザーには表示されます。

  • ページのスタイルを変更するには、ページ・グループ・オプションの「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」が設定されている必要があります。4.3.2項「ページに別のスタイルを適用できるユーザーの制御」を参照してください。

パーソナライズ(スタイル)

「スタイルのパーソナライズ」権限を持つユーザーは、ページに別のスタイルを適用できます。

注意:

  • これらの変更は、変更を行ったユーザーにのみ表示されます。たとえば、「スタイルのパーソナライズ」権限を持つユーザーがページに別のスタイルを適用しても、他のユーザーには元のスタイルのフォントと色でページが表示されます。

  • この権限を持つユーザーがページのスタイルを変更するには、ページ・グループ・レベルで「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」オプションが選択されている必要があります。このオプションが選択されていると、ページに対してこの権限を持つユーザーは、ページのパーソナライズ時に別のスタイルを適用できます。

  • ページがテンプレートに基づいている場合、この権限を持つユーザーでも、ページのスタイルを制御できないことがあります。テンプレート・レベル・オプションの「ページで別のスタイルを使用可能にする」で、ページ設計者がページに別のスタイルの設定を指定できるかどうかを制御します。このオプションが選択されていない場合は、この権限を持つユーザーはページのスタイル設定を変更できません。4.3.2項「ページに別のスタイルを適用できるユーザーの制御」を参照してください。

  • この権限は、モバイル・ページには利用できません。

表示

「表示」権限を持つユーザーは、ページのコンテンツは表示できますが、そのコンテンツのいずれに対しても追加、削除、表示または非表示はできません。


2.3.1 ページへのポートレットの追加

ポートレットを自分のページに追加できます。ページ上の各リージョンには、1つ以上のポートレットを含めることができます。

ポートレットをページに追加するには、次の手順を実行します。

  1. ポートレットを追加するページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックします。

  3. ポートレットを追加するリージョンで、「ポートレットの追加」アイコンをクリックします。


    注意:

    リージョンにすでにアイテムが含まれている場合、アイテム・リージョンにはポートレットを追加できないため、「ポートレットの追加」アイコンは使用できません。


  4. ポートレット・リポジトリで、追加するポートレットを検索します。ポートレットの名前がわかっている場合は、「検索」フィールドに名前を指定して「実行」をクリックします。

    Oracle Portalは、使用可能ないくつかの組込みポートレットを備えています。A.5項「組込みポートレット」を参照してください。ポートレットにアクセスするための適切な権限を持っている場合は、それが表示されます。

  5. (オプション)ページにポートレットを追加する前に、ポートレットがどのように表示されるか確認するには、ポートレットの名前の横の「プレビュー」アイコンをクリックします。プレビュー機能は、すべてのポートレットで使用できるわけではありません。

  6. ページにポートレットを追加するには、ポートレット名をクリックします。複数を選択することはできません。

    「選択したポートレット」のポートレットの順序は、ページに表示されるポートレットの順序に反映されます。ポートレットの順序を変更するには、ポートレット名を強調表示し、矢印を使用して新しい順序を指定します。

  7. 「OK」をクリックします。

2.3.2 ページ・リージョン内でのポートレットの再配置

ページ・リージョン内でポートレットを表示する順序を変更できます。

ポートレットを再配置するには、次の手順を実行します。

  1. ポートレットが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 再配置を行うポートレットが含まれているリージョンで、「ポートレットの配置」アイコンをクリックします。

  4. 「ポートレットの配置」リストでポートレットを選択し、矢印を使用して、リスト内の他のポートレットに対する配置を変更します。再配置を行う他のポートレットに対して、この手順を繰り返します。

  5. 「OK」をクリックします。

  6. 「閉じる」をクリックして、パーソナライズしたページを表示します。

2.3.3 別のリージョン/タブへのポートレットの移動

ポートレットを同じページの別のリージョンまたはタブに移動できます。

ポートレットを移動するには、次の手順を実行します。

  1. ポートレットが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 移動するポートレットのチェック・ボックスを選択します。


    注意:

    移動するポートレットの横のチェック・ボックスを複数選択すると、1回の操作で複数のポートレットを別のリージョンに移動することができます。


  4. 「移動」をクリックします。

  5. ポートレットの移動先のリージョンを選択します。別のタブ上のリージョンを選択できます。

  6. 「ポートレットの移動」をクリックします。

2.3.4 ページ上のポートレットの非表示

ページに、現在表示する必要のないポートレットが含まれている場合は、そのポートレットを非表示にできます。後でそのポートレットが必要になった場合は、復元することができます。この機能は、ポートレットを削除する適切な権限を持っていない場合に使用できます。

ポートレットを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. ポートレットが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 非表示にするすべてのポートレットのチェック・ボックスを選択します。

  4. 「非表示」をクリックします。

    選択されたポートレットがグレー表示になります。非表示になったポートレットを後で表示するには、ポートレットを選択して「表示」をクリックします。

  5. 「閉じる」をクリックして、パーソナライズしたページを表示します。

2.3.5 ページからのポートレットの削除

ページの自身のビューからポートレットを削除できます。実際のポートレットはポートレット・リポジトリから削除されないため、後で必要なときにそのポートレットを追加して戻せます。

後でポートレットが必要になる可能性がある場合は、削除せずに非表示にしてください。

ポートレットを削除するには、次の手順を実行します。

  1. ポートレットが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 削除するポートレットのチェック・ボックスを選択します。

  4. 「削除」をクリックします。

  5. 「はい」をクリックして確認し、「閉じる」をクリックしてパーソナライズしたページを表示します。

2.3.6 リージョン内のタブの順序の並替え

リージョン内でタブの順序を変更するには、次の手順を実行します。

  1. タブが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 対象となるリージョンで「タブの配置」アイコンをクリックします。

  4. 「タブの配置」リストでタブを選択し、矢印を使用してタブの順序を変更します。

  5. 手順4を繰り返して、他のタブを並び替えます。

  6. 「OK」をクリックします。

  7. 「閉じる」をクリックして、パーソナライズしたページを表示します。

2.3.7 ページ上のタブの非表示

ページ上のタブを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. タブが含まれているページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 非表示にするすべてのタブのチェック・ボックスを選択します。

  4. 「非表示」をクリックします。

    選択されたタブがグレー表示になります。非表示になったタブを後で表示するには、タブを選択して「表示」をクリックします。

  5. 「閉じる」をクリックして、パーソナライズしたページを表示します。

2.3.8 ページへの新しいスタイルの適用

ページに適用されるスタイルによって、ページで使用される色とフォント、およびページ内に表示されるすべてのタブ、ポートレット、アイテムで使用される色とフォントが決定されます。別の色とフォントを使用する場合は、ページに別のスタイルを適用できます。

次の場合には、ページに別のスタイルを適用することはできません。

  • ページがテンプレートに基づいており、そのテンプレートがページで別のスタイルを使用することを許可していない場合

  • ページ・グループ管理者が、「権限が付与されたユーザーにページ・スタイルのパーソナライズを許可する」の設定を無効にしている場合

ページに新しいスタイルを適用するには、次の手順を実行します。

  1. スタイル変更の必要なページに移動します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 「スタイル」タブをクリックします。

  4. 「現行のスタイル」フィールドには、ページに現在適用されているスタイルが表示されます。「プレビュー」セクションには、現行スタイルの設定のプレビューが表示されます。ページに別のスタイルを適用するには、使用するスタイルを「スタイルの選択」リストで選択します。新しいスタイルを選択すると、プレビューが更新され、このスタイルの設定が表示されます。

    「スタイルの選択」リストには、このページ・グループと「共有オブジェクト」ページ・グループ内のすべてのパブリック・スタイルの他に、このページ・グループに作成した個人用のスタイルもすべて表示されます。「<ユーザーのデフォルト・スタイルを使用>」オプションにより、任意に指定したスタイルをデフォルトのページ・スタイルとして設定できます。2.1.6項「デフォルトのページ・スタイルの選択」を参照してください。

  5. 「プレビュー」セクションでそれぞれのラジオ・ボタンをクリックし、スタイルで使用される色とフォントが要件を満たすかどうかを確認します。

  6. 「OK」をクリックします。

2.3.9 ページ・パラメータのパーソナライズ

ページ・パラメータは、値をページに渡すために使用します。パーソナライズ可能なパラメータがページに定義されている場合は、ページに表示されている情報を必要に応じて変更できます。たとえば、ページにチッカー・パラメータが含まれており、チッカー用のパラメータを持つ複数の株式関連のポートレットが表示されている場合、株式チッカー・パラメータを変更してページをパーソナライズし、異なる株式情報を表示できます。

ページ・パラメータをパーソナライズするには、次の手順を実行します。

  1. 対象のページを表示します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 「パラメータ」タブ(ページがパーソナライズ可能なページ・パラメータを持つ場合のみ使用可能)をクリックします。

    詳細は、22.3項「ページまたはPortalテンプレートへのパラメータの追加」を参照してください。

  4. 「値」フィールドに、パラメータとして使用する値を入力します。

    パラメータの値を変更すると、ページのポートレットに表示される情報が変わることがあります。

  5. 「OK」をクリックして、ページに戻ります。

2.3.10 ページのパーソナライズの削除

ページのパーソナライズを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 対象のページを表示します。

  2. 「パーソナライズ」をクリックして、パーソナライズ・モードに切り替えます。

  3. 次のいずれかの処理を実行します。

    • ページを元の設定に戻すには、「ページのパーソナライズの削除」をクリックします。たとえば、これにより、ページに追加したポートレットやタブがすべて削除されます。また、削除されたポートレットまたはタブもすべてリストアされます。パーソナライズが実施された時期に関係なく、すべてのパーソナライズが削除されます。

    • 現在アクティブなタブに行われた変更をすべて削除するには、「タブのパーソナライズの削除」をクリックします。たとえば、ユーザー・パーソナライズでタブに追加されたポートレットやサブタブが削除されます。(パーソナライズ前にタブに追加されたベース・ポートレットがタブから削除されている場合は、リストアされます)。パーソナライズが実施された時期に関係なく、すべてのパーソナライズが削除されます。

    これらのオプションでは、ポートレット・インスタンスに適用されたパーソナライズは削除されません。


注意:

ページの特定の領域(またはリージョン)で操作を行うことができない場合は、そのリージョンで「このリージョンにコンテンツを含めることをユーザーに許可する」オプションが選択されていない可能性があります。詳細は、ページ設計者に問い合せてください。10.2項「リージョン表示オプションの構成」も参照してください。