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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド
11g リリース1(11.1.1.7.0)
B72923-01
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52 スペース・テンプレートの使用

Spaceテンプレートには、一貫性のあるルック・アンド・フィールと、組織のニーズを満たすように構成されたスペースの作成を開始するための効率的な方法が用意されています。

この章の内容は次のとおりです。

対象読者

この章は、スペース・テンプレートの詳細情報、カスタム・スペース・テンプレートの作成、およびスペース・テンプレートの管理を目的としているユーザーを対象にしています。

この章で説明しているタスクを実行するには、スペースレベルのSpace Templates-Create権限が必要です。他のユーザーが使用できるようにポータル・テンプレートを公開するには、アプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限が必要です。ロールと権限の詳細は、第54.2.1.2項「スペース内の権限と権限モデルの理解」を参照してください。

52.1 スペース・テンプレートの基本

スペースを作成する際は、そのスペースのベースとして、いずれかのデフォルト・スペース・テンプレート、独自のカスタム・スペース・テンプレート、または他のユーザーが作成および公開したスペース・テンプレートを使用できます。Spaceテンプレートには、一貫性のあるルック・アンド・フィールと、組織のニーズを満たすように構成されたスペースの作成を開始するための効率的な方法が用意されています。次の各項では、スペース・テンプレートについて詳しく説明しています。

52.1.1 デフォルト・スペース・テンプレートの理解

Spacesでは、新規スペースを作成する際に選択できるいくつかのデフォルト・スペース・テンプレートが用意されています。これらのテンプレートは、それぞれの一般的な目的に応じた名前が付けられており、そのまま新規スペースとして使用することも、独自のカスタム・テンプレートを作成するためのベースとして使用することもできます。

デフォルト・スペース・テンプレートは次のとおりです。

  • 「ブロガー」: このテンプレートは、メンバーがブログを通じて意見を公開したり、お知らせ、ディスカッション、ドキュメント、イベント、リストおよびメールを事前構成したりできるスペースを対象としています。

  • 「ディスカッション・サイト」: このテンプレートは、メンバーがディスカッション・フォーラムでアイデアをやり取りすることで、素早く問題を解決したり、新製品のアイデアを思い付いたり、顧客エスカレーションを解決したり、新しいサービス商品を決定したりできるスペースを対象としています。

  • 「ドキュメント交換」: このテンプレートは、ドキュメントの共有と整理を主な目的としたスペースを対象としています。これにより、チームは合意された言い回しやメッセージの提供に素早く注力することが可能になります。このテンプレートは、ドキュメントの承認を取り巻くワークフローとチェックイン、およびチーム単位での作業も可能にします。

  • 「ポータル・サイト」: このテンプレートは、それぞれが独自コンテンツの保管やディスカッションへの参加などを必要とするいくつかの小規模なグループや部門が含まれる大規模な組織に適したスペースを対象としています。このテンプレートは、エンタープライズ・ポータルの構築と提供を迅速化して、チームが独自の価値を自社に簡単に提供できるようにします。この結果として、他のすべての組織に対するこれらのグループの認知を促進する一方で、チーム内や組織内で安全に共同作業することが可能になります。

    このテンプレートは、完全にユーザーの目的に合わせてスペースを構築できるように、基本的には何もデータがなく、何も構成されていません。このテンプレートを使用してスペースを作成すると、ブランクのホーム・ページが得られます。ディスカッションやお知らせなどのスペース・サービスは、すべて無効になっています。

  • 「プロジェクト・サイト」: このテンプレートは、メンバーが共通プロジェクトに関する情報を共有して、共通カレンダを管理できるスペースを対象としています。このテンプレートは、コア・プロジェクト・チームをサポートするための最適な構造を提供します。このプロジェクト・チームのメンバーは、様々な部門出身である可能性があり、共通の目標を達成するために共同作業します。

    このテンプレートに基づいたスペースの主な目的は、新規プロジェクトの開始、プロジェクト・チームの決定およびプロジェクト成果物の実現のプロセスを効率化することです。メンバーは、ドキュメントの共有、メンバー間のやり取りおよびステータスの最新情報の継続的な入手が可能になり、全体として、個人が隣り合って働くよりもチームとしてうまく機能することができます。

  • 「チーム・サイト」: このテンプレートは、共通の目標を達成するために共同作業するユーザーのコミュニティをサポートするための最適な構造を提供するスペースを対象としています。これらのコミュニティは、ドキュメント共有、チームのお知らせ、ディスカッション・フォーラム、メール、Wikiなどを通じて共同作業します。

    このテンプレートに基づいたスペースの主な目的は、専門知識、意見およびコンテンツの共有を通じて特定のサブジェクト領域に関する知識を深めることです。「チーム・サイト」スペースは、一貫性、動的性、適時性および双方向性を備えた参加環境を提供します。たとえば、顧客向けのWebサイトのサポートを担当するすべてのJavaプログラマが、ディスカッション・フォーラムや、次回のパッチに関する記事へのリンクなどを使用してJava業界の動向を知る場を必要としていることが考えられます。


注意:

旧リリースで提供されていたデフォルト・スペース・テンプレート(「基本」、「関心のあるコミュニティ」および「グループ・プロジェクト」)は非推奨となっています。ただし、必要に応じて、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の旧リリースのスペース・テンプレートの公開に関する項の手順に従って、Spacesアプリケーションでこれらのデフォルト・スペース・テンプレートを公開できます。


52.1.2 カスタム・スペース・テンプレートの理解

カスタム・スペース・テンプレートは、シンプルな内容にすることも、次のような堅牢な機能を含めることもできます。

  • ディスカッション、ドキュメント、リスト、メンバー情報(ロールを含む)、ページ、サイト・リソースなど、事前シード済のデータ。新規スペースを作成するためにこのようなテンプレートを選択した場合は、新規スペースにはすべての事前シード済データが含まれます。

  • 新規スペースのテンプレートを選択したときに実行されるカスタムJavaコード。たとえば、カスタム・コードには、新規スペース用のメーリング・リストを自動的に作成するためのロジックを含めることができます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のJDeveloperを使用したスペースの拡張に関する章を参照してください。

52.2 新規スペース・テンプレートの作成

第52.1項「スペース・テンプレートの基本」で説明しているデフォルト・スペース・テンプレートの変更や削除はできませんが、Space Templates-Create権限を持つ任意のユーザーは新規スペース・テンプレートを作成できます。

新規スペース・テンプレートを作成するには、まず既存のテンプレートに基づいてスペースを作成してから(第53.2項「新規スペースの作成」を参照)、各自の要件に応じてこのスペースをカスタマイズします。その後で、このカスタマイズしたスペースに基づいて新規スペース・テンプレートを作成できます。スペース・テンプレートの作成時には、ディスカッション、ドキュメント、リスト、メンバー情報(ロールを含む)、ページ、またはサイト・リソースを親スペースから継承することを選択できます。作成するテンプレートには、親スペースのセキュリティ設定が継承されます。


注意:

新規スペース・テンプレートを作成する際は、このテンプレートは親スペースからお知らせを継承しません。


スペース・テンプレートの作成者は、そのスペース・テンプレートを他のユーザーが使用できるように公開できます。公開しない場合は、そのテンプレートはプライベートのままとなり他のユーザーには表示されません。テンプレートをパブリック化するには、アプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限が必要です。


注意:

Spaces管理者は、アプリケーション・レベルで使用可能にするスペース・テンプレートを作成して、他のSpacesアプリケーションとの間でカスタム・スペース・テンプレートをインポートおよびエクスポートすることもできます(シード済データを含む)。詳細は、第55章「スペースおよびテンプレートの管理」を参照してください。


スペース・テンプレートを作成するには:

  1. ホーム・スペースで、「スペース・テンプレート」ページに移動します。

  2. 「スペース・テンプレート」ページで(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」を参照)、「作成」をクリックします。


    注意:

    どのようなスペースもまだ作成していない場合、かつスペースを管理するための権限を持っていない場合は、「作成」リンクは使用できません。


    「スペース・テンプレートの作成」ダイアログが開きます(図52-1)。

    図52-1 「スペース・テンプレートの作成」ダイアログ: 「設定」ステップ

    「スペース・テンプレートの作成」ダイアログ: 「設定」ステップ
    「図52-1 「スペース・テンプレートの作成」ダイアログ: 「設定」ステップ」の説明

  3. 「設定」ステップで、適切な「スペース・テンプレート名」「説明」(省略可能)を入力します。他のSpacesユーザーにとってわかりやすい、そのスペース・テンプレートを説明する名前を付けてください。スペース・テンプレートの説明を入力できる場所は、このステップのみです。

    スペース・テンプレート名には、英数字、アンダースコア、空白、マルチバイト文字および特殊文字(&#など)を使用できます。使用できる最大の長さは200文字です。予約済キーワードをそのままスペース・テンプレート名として使用することはできません(大文字と小文字は区別されません)。これらの予約済キーワードは、webcenterpagespagespacesspacegroupgroupswebcenter spacewebcenter spaceswebcenter administrationmy spacesadminlastです。これらの予約語は長い名前の一部として使用できます(Sales Groupなど)。

  4. 「次」をクリックします。

  5. 「スペース」ステップで、新規スペース・テンプレートのベースとして使用するスペースを選択してから、「次」をクリックします。

  6. 「コンテンツ」ステップで、親スペースからこのスペース・テンプレートに継承することを希望するデータが含まれたサービスを選択します(図52-2)。


    注意:

    スペース・テンプレートは、お知らせを親スペースから継承することはできません。

    リスト定義は常にコピーされます。このステップで「リスト」チェック・ボックスを選択すると、リスト・データもコピーされます。


    図52-2 「スペース・テンプレートの作成」ダイアログ: 「コンテンツ」ステップ

    「スペース・テンプレートの作成」ダイアログ: 「コンテンツ」ステップ
  7. 「作成」をクリックします。


    注意:

    エラー・メッセージが表示されて、選択したサービスを提供できないためにテンプレートを作成できなかったことが通知された場合は、最も可能性の高い原因は、バックエンド・サーバー(UCMサーバーやJIVEサーバーなど)がダウンしていることです。その場合は、Spaces管理者に連絡してこの問題を解決してください。


    新規スペース・テンプレートは、ホーム・スペース内の「スペース・テンプレート」ページに表示されます。デフォルトでは、このテンプレートはプライベートであるため、このテンプレートの作成者である自身のみが、ホーム・スペース内の個人用「スペース・テンプレート」ページでこのテンプレートを表示できます。他のユーザーは、ホーム・スペース内の各自の個人用「スペース・テンプレート」ページでこのプライベート・テンプレートを表示できませんが、Application-Manage Configuration権限を持つユーザーは、アプリケーションレベルの「スペース・テンプレート」ページでプライベート・テンプレートを表示および管理できます。詳細は、第55章「スペースおよびテンプレートの管理」を参照してください。

  8. 作成したスペース・テンプレートを公開してすべてのSpacesユーザーが使用できるようにするには、アプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限がSpaces管理者によって付与されている必要があります。この権限を持っている場合は、テンプレート名を選択してから、「編集」メニューをクリックして、「パブリックにする」を選択します。

    このテンプレートが公開されて、すべてのユーザーのホーム・スペース内の「スペース・テンプレート」ページに表示されます。

52.3 スペース・テンプレートの管理

Spacesで用意されているデフォルト・スペース・テンプレートは変更も削除もできませんが(第52.1.1項「デフォルト・スペース・テンプレートの理解」を参照)、Space Templates-Create権限を持つ任意のユーザーは、自身が所有しているスペースに基づいて新規スペース・テンプレートを作成できるとともに(第52.2項「新規スペース・テンプレートの作成」を参照)、自身が所有しているスペース・テンプレートを管理できます。

ホーム・スペース内の「スペース・テンプレート」ページには、デフォルト・スペース・テンプレート、現在のユーザーによって作成されたスペース・テンプレート、および汎用の公開済テンプレートが表示されます。

次の各項では、スペース・テンプレートの作成者、Spaces管理者、およびアプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限を持つユーザーが実行できる管理タスクを説明します。

52.3.1 使用可能なスペース・テンプレートの表示

「スペース・テンプレート」ページを表示して、新規スペースを作成するために使用できるスペース・テンプレートが表示するには:

52.3.2 スペース・テンプレートに関する情報の表示

スペース・テンプレートに関する情報を表示するには:

  1. 「スペース・テンプレート」ページで(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」を参照)、目的のスペース・テンプレートの行をクリックして、「スペース・テンプレートについて」をクリックします(図52-4)。

    図52-4 「スペース・テンプレートについて」ダイアログのオープン

    「スペース・テンプレートについて」ダイアログのオープン

    「スペース・テンプレートについて」ダイアログが開きます(図52-5)。

    図52-5 「スペース・テンプレートについて」ダイアログ

    「スペース・テンプレートについて」ダイアログ
  2. 「スペース・テンプレートについて」ダイアログで、次の情報を参照します。

    • 「名前」: スペースURLに表示されるこのスペース・テンプレートの内部名。スペース・テンプレートの内部名を変更することはできません。

    • 「表示名」: このスペース・テンプレートの表示名。この名前は、テンプレートを選択できる場所に表示されます(「スペースの作成」ダイアログや「スペース・テンプレート」ページなど)。デフォルト・スペース・テンプレートの表示名を変更することはできません。自身が作成したカスタム・スペース・テンプレートの表示名を変更するには、第52.3.4項「スペース・テンプレートの名前変更」を参照してください。

    • 「内部ID」: このスペース・テンプレートのID。他のアプリケーションはこのIDを使用してこのスペース・テンプレートを参照できます。

    • 「説明」: このスペース・テンプレートの説明。この説明は、このスペース・テンプレートの作成時に指定されます。スペース・テンプレートの説明を変更することはできませんが、テンプレートの名前を変更する際に、「名前変更」ダイアログで新しい説明を入力できます(第52.3.4項「スペース・テンプレートの名前変更」を参照)。

    • 「作成者」: このスペース・テンプレートの作成者のユーザー名。

    • 「作成日」: このスペース・テンプレートが作成された日時。

    • 「ダイレクトURL」: このスペース・テンプレートに直接アクセスするためのURL。

52.3.3 スペース・テンプレートの検索

「名前」または「説明」に含まれる文字列に基づいてスペース・テンプレートを検索するには:

  1. 「スペース・テンプレート」ページで(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」を参照)、「フィルタ」フィールドに検索文字列を入力します。

  2. 「フィルタ」アイコンをクリックします(図52-6)。

    図52-6 「フィルタ」アイコン

    「フィルタ」アイコン

    「スペース・テンプレート」ページに、入力した検索文字列が含まれている「名前」または「説明」を持つスペース・テンプレートが表示されます。

  3. 現在の検索文字列を消去してすべてのスペース・テンプレートを表示するには、「フィルタのクリア」アイコンをクリックします(図52-7)。

    図52-7 「フィルタのクリア」アイコン

    「フィルタのクリア」アイコン

52.3.4 スペース・テンプレートの名前変更

スペース・テンプレートの名前を変更するには:

  1. 「スペース・テンプレート」ページ(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」)で、スペース・テンプレートの行をクリックします。

  2. 「編集」メニューから「スペース・テンプレートの名前変更」を選択します。

    「スペース・テンプレートの名前変更」ダイアログが開きます。

  3. 「表示名」フィールドに、スペース・テンプレートの新しい名前を入力します。必要に応じて、「説明」を入力します。

  4. 「OK」をクリックします。

52.3.5 スペース・テンプレートへのアクセスの設定

特定のユーザーやグループに、スペース・テンプレートに対する読取り専用アクセス権や管理アクセス権を付与できます。

スペース・テンプレートへのアクセスを設定するには:

  1. 「スペース・テンプレート」ページ(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」)で、スペース・テンプレートの行をクリックします。

  2. 「編集」メニューから「テンプレート・アクセスの設定」を選択します。

    「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログが開きます(図52-8)。

    図52-8 「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログ

    「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログ
  3. 「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログで、次の操作を実行します。

    • 「ユーザーの追加」をクリックして、ユーザーのリストから選択したりユーザー名を検索したりできる「ユーザーの検索」ダイアログを開きます。

    • 「グループの追加」をクリックして、ユーザー・グループを検索できる「グループの検索」ダイアログを開きます。

    アイデンティティ・ストアでユーザーやグループを検索する場合のヒントは、第54.3.4.1項「アイデンティティ・ストアでのユーザーまたはグループの検索」を参照してください。

  4. 「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログに一覧表示されているユーザーまたはユーザー・グループごとに、付与するアクセス・レベルを指定します(ユーザーまたはユーザー・グループごとに1つの権限)。

    • このスペース・テンプレートに対する読取り専用アクセス権を付与するには、「表示」チェック・ボックスを選択します。

    • このスペース・テンプレートに対する完全なアクセス権を付与するには、「管理」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「OK」をクリックします。

52.3.6 スペース・テンプレートの公開または非表示

スペース・テンプレートを作成すると(第52.2項「新規スペース・テンプレートの作成」を参照)、そのテンプレートはデフォルトではプライベートになります。このため、そのテンプレートの作成者のみが、ホーム・スペース内の自身の個人用「スペース・テンプレート」ページでそのテンプレートを表示できます。他のユーザーは、ホーム・スペース内の各自の個人用「スペース・テンプレート」ページで、このプライベート・テンプレートを表示することはできません。ただし、Application-Manage Configuration権限を持つユーザーや管理者は、アプリケーションレベルの「スペース・テンプレート」ページで、すべてのスペース・テンプレート(他のユーザーのプライベート・テンプレートを含む)を表示および管理できます。詳細は、第55章「スペースおよびテンプレートの管理」を参照してください。

作成したスペース・テンプレートを公開してすべてのSpacesユーザーが使用できるようにしたり、非表示にしたりするには、アプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限がSpaces管理者によって付与されている必要があります。この権限を持っている場合は、次の手順を実行してください。

  1. 「スペース・テンプレート」ページ(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」参照)で、スペース・テンプレート(複数も可)の行(複数も可)をクリックします。

  2. 「編集」メニューから、このテンプレートの現在の状態に応じて次のいずれかを選択します。

    • このテンプレートをすべてのSpacesユーザーに公開するには、「パブリックにする」を選択します。

    • このテンプレートをすべてのSpacesユーザーに対して非表示にするには、「パブリック・アクセスの削除」を選択します。ただしこのオプションを選択した場合でも、自身(このテンプレートの作成者)と、「テンプレート・アクセスの設定」ダイアログで「表示」または「管理」のアクセス権を明示的に付与したユーザーには(第52.3.5項「スペース・テンプレートへのアクセスの設定」を参照)、このテンプレートは表示されます。


      注意:

      新規スペースを作成している最中に(第53.2項「新規スペースの作成」を参照)、そのスペース用に選択したスペース・テンプレートが別のユーザーによってプライベート化された場合でも、そのスペースを作成している最中は、そのテンプレートは有効なままになり使用できます。


52.3.7 スペース・テンプレートの削除


注意:

デフォルト・スペース・テンプレートを削除することはできません。ただし、アプリケーションレベルのSpace Templates-Manage All権限とApplication-Manage Configuration権限を持つユーザーと、Spaces管理者は、アプリケーションレベルの「スペース・テンプレート」ページでデフォルト・テンプレートをプライベート化することで、デフォルト・テンプレートがどのユーザーのビューにも表示されないようにできます。詳細は、第55章「スペースおよびテンプレートの管理」を参照してください。


1つ以上のスペース・テンプレートを削除するには:

  1. 「スペース・テンプレート」ページ(第52.3.1項「使用可能なスペース・テンプレートの表示」参照)で、スペース・テンプレート(複数も可)の行(複数も可)をクリックします。

  2. 「編集」メニューから「スペース・テンプレートの削除」を選択します。

    確認プロンプトで、「削除」をクリックします。