この章では、Oracle Fail Safeソフトウェアの削除手順について、順を追って説明します。
たとえば、古いソフトウェアを削除したり、Oracle Fail Safeソフトウェアを別のOracleホームに移動したりするために、Oracle Fail Safeを削除する必要があります。ただし、この章の削除手順は、Oracle Fail Safeソフトウェアを現行リリースにアップグレードする方法として使用しないでください。ローリング・アップグレードの実行については、付録Aを参照してください。サイレント・モード削除の実行については、付録Bを参照してください。
注意: Oracle Fail Safeを削除すると、「クラスタ・サービス」のサービスが再起動し、そのノードで現在実行されているすべてのクラスタ・グループがクラスタの別のノードにフェイルオーバーされます。 |
注意: 最初にOracle Fail Safeを削除せずにクラスタからノードを削除しないでください。Oracle Fail Safeをインストールしているノードを削除すると、Oracleリソースのクラスタ・メタデータに一貫性がなくなり、削除されたノードからOracle Fail Safeを削除できなくなります。ノードからOracle Fail Safeを削除する前にノードが削除された場合、そのノードをクラスタに戻し、Oracle Fail Safeを削除してからノードを削除します。 |
Oracle Fail Safeソフトウェアの削除には、グループからのリソースの削除と、特定のクラスタ・ノードで実行するためのリソースの再構成の2つが含まれます。
Oracle Fail Safeソフトウェアを削除するには、次の手順を実行します。
Windowsイベント・ビューアを実行してOracle Fail Safeのイベントを表示する場合、Oracle Fail Safeを削除する前にイベント・ビューアをクローズする必要があります。
Oracle Fail Safeが削除された後スタンドアロンのOracleリソースを扱うノードに、各グループを移動します。
グループからすべてのOracleリソースを削除します。
Oracle Fail Safe Managerを終了します。
「製品の削除」をクリックして、「インベントリ」ダイアログ・ボックスを表示します。
Oracle Fail Safeソフトウェアが含まれたOracleホームを選択します。
ツリー・ビューを拡張して、Oracle Fail Safeの隣にあるチェック・ボックスを選択します。
「削除」をクリックします。