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Oracle® Fail Safeインストレーション・ガイド
リリース4.1 for Microsoft Windows
B72448-01
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4 Oracle Fail Safeの削除

この章では、Oracle Fail Safeソフトウェアの削除手順について、順を追って説明します。

たとえば、古いソフトウェアを削除したり、Oracle Fail Safeソフトウェアを別のOracleホームに移動したりするために、Oracle Fail Safeを削除する必要があります。ただし、この章の削除手順は、Oracle Fail Safeソフトウェアを現行リリースにアップグレードする方法として使用しないでください。ローリング・アップグレードの実行については、付録Aを参照してください。サイレント・モード削除の実行については、付録Bを参照してください。


注意:

Oracle Fail Safeを削除すると、「クラスタ・サービス」のサービスが再起動し、そのノードで現在実行されているすべてのクラスタ・グループがクラスタの別のノードにフェイルオーバーされます。


注意:

最初にOracle Fail Safeを削除せずにクラスタからノードを削除しないでください。Oracle Fail Safeをインストールしているノードを削除すると、Oracleリソースのクラスタ・メタデータに一貫性がなくなり、削除されたノードからOracle Fail Safeを削除できなくなります。ノードからOracle Fail Safeを削除する前にノードが削除された場合、そのノードをクラスタに戻し、Oracle Fail Safeを削除してからノードを削除します。

4.1 Oracle Fail Safeソフトウェアの削除

Oracle Fail Safeソフトウェアの削除には、グループからのリソースの削除と、特定のクラスタ・ノードで実行するためのリソースの再構成の2つが含まれます。

Oracle Fail Safeソフトウェアを削除するには、次の手順を実行します。

手順1   イベント・ビューアのクローズ。

Windowsイベント・ビューアを実行してOracle Fail Safeのイベントを表示する場合、Oracle Fail Safeを削除する前にイベント・ビューアをクローズする必要があります。

手順2   クラスタ・グループのOracleリソースの削除。

Oracle Fail Safe Managerを使用して、次の作業を実行します。

  1. Oracle Fail Safeが削除された後スタンドアロンのOracleリソースを扱うノードに、各グループを移動します。

  2. グループからすべてのOracleリソースを削除します。

  3. Oracle Fail Safe Managerを終了します。

手順3   Oracle Universal Installerの起動とソフトウェアの削除。

Oracle Universal Installerを起動して次の作業を実行します。

  1. 「製品の削除」をクリックして、「インベントリ」ダイアログ・ボックスを表示します。

  2. Oracle Fail Safeソフトウェアが含まれたOracleホームを選択します。

  3. ツリー・ビューを拡張して、Oracle Fail Safeの隣にあるチェック・ボックスを選択します。

  4. 「削除」をクリックします。

手順4   ソフトウェアの削除の確認。

製品の削除を続行するかどうかをユーザーに確認する「確認」ダイアログ・ボックスがあります。ダイアログ・ボックスに、次のメッセージが表示されます。

「次の製品とその依存コンポーネントを削除してよろしいですか。」

「はい」をクリックすると、削除プロセスの進捗状況を表示する「削除」ダイアログ・ボックスに進みます。「いいえ」をクリックして、削除プロセスを停止します。

手順5   Oracle Universal Installerの終了。

「終了」をクリックして、Oracle Universal Installerを終了します。