大まかなインストールおよびデプロイメント手順

このトピックでは、Endeca Serverクラスタのインストールおよびデプロイメントに必要なタスクを大まかにリストします。

この手順(および各タスクを詳細に説明する後続のトピック)は、次の前提に基づいています。
  • 手順はLinux用に説明されています。Windowsの場合、手順は似ていますが、パス名にはバックスラッシュが使用され、スクリプトは.cmdで終わります。
  • この手順では、$DOMAIN_HOME変数を使用してEndeca Server用に作成されたWebLogicドメインの場所を示します。たとえば、Endeca ServerのWebLogicドメインの名前がendeca_server_domainの場合、Linuxでのデフォルトのパスは次のようになります。
    Oracle/Middleware/user_projects/domains/endeca_server_domain
  • この手順では、クラスタ・デプロイメント図に表示されているポート番号、ホスト名およびサーバー名を使用します。「クラスタ・デプロイメント図」を参照してください。ポート番号がEndeca Serverクラスタのデプロイメント要件を満たしていれば、独自のポート番号、ホスト名およびサーバー名を使用できます。これらの要件は、この項のタスクに示されています。
  • この手順では、Oracle Endeca Serverのセキュア・インストール(SSLを使用)を前提としています。保護されていないインストールのオプションは、小カッコで囲まれています。
注意: この手順では、すべてのタスクの大まかな概要を示します。各タスクの詳細なステップは、この手順の後の各トピックで説明します。したがって、まずこの手順を読んでデプロイメント・プロセス全体を理解し、その後、後続のトピックを使用して必要なステップを実行してください。

Endeca Serverクラスタをインストールおよびデプロイするには、大まかに次のタスクを実行します。

  1. 3つの個別のマシン(図ではhost1host2host3)で、WebLogic Server 10.3.6、ADF RuntimeおよびEndeca Serverをインストールします。host1で、Endeca Serverアプリケーションを含むWebLogicドメインをデプロイします。

    手順は、「ステップ1: 必要なソフトウェアの複数のマシンへのインストール」を参照してください。このステップにより、3つのマシンに必要なソフトウェアがインストールされ、Endeca Serverアプリケーション用に作成されたWebLogicドメインに管理サーバーが構成されます。

  2. host1で実行される管理サーバーで、Endeca ServerのSSL証明書を生成し、3つの管理対象サーバーを作成します。

    手順は、「ステップ2: 管理サーバーの作成、SSL証明書の生成および管理対象サーバーのクローニング」を参照してください。

  3. EndecaServer.propertiesおよびEndecaCmd.propertiesを変更します。

    手順は、「ステップ3: クラスタ構成の調整」を参照してください。

  4. 管理サーバーを停止し、pack.*スクリプトを使用してWebLogicドメインを圧縮します。

    これにより、WebLogicドメイン・テンプレートが作成されます。手順は、「ステップ4: WebLogicドメインの圧縮」を参照してください。

  5. 管理対象サーバー・マシンhost2およびhost3で、作成したテンプレートを使用してWebLogicドメインを解凍します。

    手順は、「ステップ5: 管理対象サーバーでのWebLogicドメインの解凍」を参照してください。

  6. 管理サーバーを再起動し、Endeca Serverアプリケーションのデプロイメントのターゲットを管理サーバーから3つの管理対象サーバーに変更します。管理対象サーバー・マシンhost1host2およびhost3で、管理対象サーバーを起動します。

    手順は、「ステップ6: デプロイメント・ターゲットの変更とサーバーの起動」を参照してください。

  7. デプロイメントを検証します。手順は、「クラスタ・インストールおよびデプロイメントの検証」を参照してください。