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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B63031-05
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Oracle Business Intelligenceユーザー向けの新機能

この序章では、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1)の新機能およびアップグレードの考慮事項について説明します。以前のリリースからOracle BI EEにアップグレードする場合、機能、ツール、手順などに大きな違いがあるため、次の情報をよく読んでください。

この序章には、次のトピックが含まれています。

Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.7)の新機能

この項では、Oracle BI EE 11g リリース 1 (11.1.1.7)の新機能を説明します。内容は次のとおりです。

11.1.1.7.16の新機能


注意:

Oracle BI EE 11gリリース1 (11.1.1.7.16およびそれ以降)についての情報が適用されるのは、Oracle Fusion Applications 11gリリース9 (11.1.9)をご使用のお客様およびOracle Fusion Applications 11gリリース8 (11.1.8)をご使用の一部のお客様のみです。


Oracle BI EE 11gリリース1 (11.1.1.7.16)の新機能の一部として、「分析」エディタ: 「詳細設定」タブに「無関係なディメンションのすべてのメジャーの合計値を表示します。」チェック・ボックスが追加されて、ENABLE_DIMENSIONALITY変数を設定できるようになりました。詳細は「分析」エディタ: 「詳細設定」タブを参照してください。

11.1.1.7.10の新機能


注意:

Oracle BI EE 11gリリース1 (11.1.1.7.10)に関する情報が適用されるのは、Oracle Fusion Applications 11gリリース8 (11.1.8)をご使用のお客様のみです。


Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.7.10)の新機能は次のとおりです。

主な用語の変更

このリリースでは、次のように用語が変更されています。

ダッシュボードの機能強化

このリリースには、ダッシュボードに次の拡張機能が用意されています。

グラフの改良

このリリースでは、次のようにグラフが機能強化されました。

ビューの改良

このリリースには、コンテンツ設計者がより効果的な分析をより速く作成するのを支援する、次のような様々なタイプのビューの拡張機能が含まれています。

KPIおよびOracle Scorecard and Strategy Managementの機能強化

このリリースには、KPIおよびスコアカードに関する、次の機能強化が含まれています。

新しい「マイ・アカウント」ダイアログ: 「モバイル・プリファレンス」タブ

このリリースでは、Oracle BI Mobileのプリファレンスをユーザーが設定できる「モバイル・プリファレンス」という新しいタブが「マイ・アカウント」ダイアログに追加されました。詳細は、「マイ・アカウント」ダイアログ: 「モバイル・プリファレンス」タブを参照してください。

11.1.1.7.0の新機能

Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.7.0)の新機能は次のとおりです。

ビューを作成するための推奨可視化機能

このリリースでは、ビューを作成するときに、分析内のデータに基づいた推奨ビュー・タイプと、オプションでその用途を選択できます(たとえばトレンド分析用)。

提案される最良の可視化および推奨サブタイプを選択できます。または、かわりに「推奨可視化」オプションを選択して、新しいビューの意図を指定できます。たとえば、ビューで値の比較、パーセンテージの比較、トレンドの可視化またはその他が行われるかどうか。最良のオプションを最上部に置いて並べられたビュー・タイプの提案リストから、優先ビュー・タイプを選択できます。詳細は、推奨可視化機能とはを参照してください。

ブレッドクラム

ユーザーがOracle BIコンテンツ内の位置とOracle BIコンテンツのナビゲートに使用したパスをわかりやすくするためにブレッドクラムが追加されています。ブレッドクラムはページの下部に表示されます。ブレッドクラムまたはブレッドクラム・オーバーフロー・ボタンをクリックすると、ブレッドクラム軌跡の特定の場所にナビゲートできます。詳細は、ブレッドクラムを使用したナビゲートを参照してください。

ダッシュボードの改良

このリリースには、ダッシュボードに次の拡張機能が用意されています。

グラフの改良

このリリースでは、様々な方法でグラフが改良されました。

ビューの改良

このリリースには、次のリストのビューを含む、様々なタイプのビューの拡張機能が含まれています。

プロンプトの改良

このリリースには、次のリストに示すようなプロンプトの拡張機能が含まれています。

ビューおよび結果をエクスポートするための新しいメニュー・オプション

このリリースでは、ビューおよび結果をエクスポートするための「Excel 2007以上」および「PowerPoint 2007以上」オプションが追加されました。

ビューおよび結果のエクスポート・メニュー・オプションを参照してください。

階層列に対する合計メンバーの配置

このリリースには、階層での合計メンバーの配置を可能にする拡張機能が含まれています。詳細は、「分析プロパティ」ダイアログ: 「データ」タブを参照してください。

オブジェクト属性によるカタログ検索結果の参照

このリリースでは、全文検索を使用してカタログ・オブジェクトを検索し、検索結果を属性でフィルタ処理する機能が提供されています。この検索機能は、管理者がOracle BI Enterprise EditionとOracle Endeca Serverを統合した場合に使用可能になります。全文検索結果が返された後、「カタログ」領域に一致項目のリストが表示され、「検索」ペインに属性(つまり、タイプ、名前、パスおよび作成者)でグループ化された検索結果が表示されます。詳細は、全文カタログ検索から返される結果を参照してください。

表またはピボット表での合計または総計からのナビゲート

分析に合計または総計が含まれていて、関連する属性列または階層列にアクション・リンクや条件付きアクション・リンクが含まれている場合、そのアクション・リンク(または条件付きアクション・リンク)はその列と、合計または総計の両方に適用されます。詳細は、アクションとはを参照してください。

ダウンロードに使用できる新しいBIデスクトップ・ツール

このリリースでは、BIデスクトップ・ツールのリストに、ダウンロードに使用できる次のツールが追加されています:

詳細は、BIデスクトップ・ツールのダウンロードを参照してください。

お気に入りの改良

このリリースでは、「お気に入りの管理」ダイアログでカテゴリ・ツリー領域および選択済カテゴリ領域からお気に入りを編成する機能が提供されています。以前のリリースでは、お気に入りを編成できたのはカテゴリ・ツリー領域からのみでした。詳細は、お気に入りの編成を参照してください。

Oracle BI EEとOracle Enterprise Performance Management Systemの統合

このリリースでは、Oracle BI EEはEnterprise Performance Management Workspaceと統合されています。Oracle BI EEとOracle Enterprise Performance Management Systemの統合を参照してください。

Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6)の新機能

この項では、Oracle BI EE 11g リリース 1 (11.1.1.6)の新機能を説明します。内容は次のとおりです。

11.1.1.6.2の新機能

Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6.2)の新機能は次のとおりです。

ビューの改良

このリリースには、次のリストのビューを含む、様々なタイプのビューの拡張機能が含まれています。

Oracle Scorecard and Strategy Managementの改良

このリリースには、Oracle Scorecard and Strategy Managementに対する次の拡張機能が含まれています。

KPIのターゲット設定機能

このリリースには、KPIのターゲット設定機能が含まれています。ターゲット設定では、コンテンツ設計者がKPIの「実際の値」および「ターゲット値」フィールドを書込み可能にマーク付けできます。そうすれば、適切な権限とセキュリティ設定を備えたエンド・ユーザーがKPIの実際の値やターゲット値を変更および保存できます。この機能は、Oracle Essbaseデータ・ソース専用です。詳細は、ターゲット設定とはを参照してください。

11.1.1.6.0の新機能

Oracle BI EE 11g リリース1 (11.1.1.6.0)の新機能は次のとおりです。

プロンプトのオートコンプリート機能

このリリースには、プロンプトのオートコンプリート機能が含まれています。管理者がこの機能を有効にすると、オートコンプリートによって、プロンプト選択フィールドへのユーザー入力時に、一致するプロンプト値が提示および強調表示されます。オートコンプリートは、ダッシュボードで除外または追加でき、ユーザーは各自のアカウントに対してオートコンプリートをオフにできます。詳細は、オートコンプリートとはを参照してください。

プロンプトに関するオプションの「適用」ボタンと「リセット」ボタン

プロンプトの「適用」ボタンと「リセット」ボタンを表示または非表示にできます。「適用」ボタンを非表示にするようにデザイナが選択した場合は、指定したプロンプト値がダッシュボードまたは分析に即時に適用されます。詳細は、ダッシュボード・ビルダー「ダッシュボードのプロパティ」ダイアログおよび「ページ設定の編集」ダイアログを参照してください。

プロンプトに関するその他の改良

プロンプトに関する次の改良が追加されました。

お気に入り

このリリースでは「お気に入り」が導入されたため、定期的に表示したり、別の機会に再度表示するカタログ・オブジェクトをお気に入りとしてブックマークできます。「お気に入りの管理」ダイアログを使用してお気に入りをカテゴリに編成し、グローバル・ヘッダーの「お気に入り」メニューからお気に入りリストを表示したり、お気に入りオブジェクトを開くことができます。詳細は、お気に入りとはを参照してください。

カスタマイズ可能なグローバル・ヘッダーおよび「はじめに....」セクション(ホーム・ページ)

グローバル・ヘッダーにあるリンクの順序のカスタマイズや、グローバル・ヘッダーへの外部リンクの追加が可能になりました。また、ユーザーに必要な情報が表示されるようにホーム・ページの「はじめに...」セクションをカスタマイズすることも可能です。管理者が設定したこれらのカスタマイズは、ユーザーがOracle BI EEにログインしたときに表示されます。詳細は、Oracle BI EEグローバル・ヘッダーとはおよびホーム・ページを参照してください。

ホーム・ページへの「Oracle BIクライアント・インストーラ」オプションの追加

ホーム・ページの「はじめに...」セクションにある「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」オプションに、「Oracle BIクライアント・インストーラ」のリンクが追加されました。適切な権限のあるユーザーは、このオプションをクリックしてBusiness Intelligence管理ツールとOracle Business Intelligenceジョブ・マネージャをダウンロードしてインストールできます。詳細は、ホーム・ページを参照してください。

統合型全文検索機能

このリリースには完全統合型全文検索の機能が含まれています。この検索機能は、管理者がOracle BI Enterprise EditionとOracle Secure Enterprise Searchを統合した後に使用可能になります。この検索方法では、作成者や列名などの属性を指定してオブジェクトを検索できます。詳細は、全文カタログ検索を参照してください。

サイン・イン・ページでアクセシビリティ・モードを設定する機能

このリリースでは、サイン・イン・ページが改良されて「アクセシビリティ・モード」ボックスが組み込まれているため、スクリーン・リーダーの使用を容易にする方法で、Oracle BI EEのコンテンツをブラウザでレンダリングするかどうかを指定できます。詳細は、Oracle BI Enterprise Editionへのサイン・インを参照してください。

Oracle Scorecard and Strategy Managementの改良

このリリースで追加された戦略ツリーの戦略貢献ホイール表示では、目標、その目標をサポートする子目標、およびKPIの階層を円形の図に表示できます。詳細は、戦略貢献ホイール図の理解を参照してください。

Oracle Business Intelligence Mobile

Oracle Business Intelligence Mobileに関する情報は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileユーザーズ・ガイド』に記載されるようになりました。

マップ・ビューの改良

このリリースでは、マップ・ビューが様々な方法で改良されました。

選択機能の改良

このリリースでは、選択機能に次の改良が加えられました。

ビューの改良

このリリースでは、ビューに次の改良が加えられました。

表およびピボット表の改良

このリリースでは、次のことができるように表およびピボット表が改良されています。

BIコンポーザの改良

このリリースでは、BIコンポーザに次の改良が加えられました。

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.5)の新機能

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.5)の新機能は、次のとおりです。

プロンプトのカスタム幅

このリリースでは、各列プロンプト・フィールドの幅を指定することができます。個別のプロンプトをデザインしたり、プロンプト・ページの書式オプションを指定したりする際に、幅を設定することができます。プロンプト・ページでプロンプト幅を指定する場合、すべてのプロンプトが指定した幅で表示されます。プロンプト・ページでは、列ラベルの折返しも指定することができます。

プロンプト・フィールド幅とプロンプト・ラベルの折返しの設定は、「スライダ」ユーザー入力タイプには適用されません。プロンプトの詳細は、第6章「ダッシュボードと分析でのプロンプト」を参照してください。

BI Composer

このリリースでは、「分析」エディタのように複雑な操作をしなくても、素早く簡単に分析の作成、編集および表示を行える簡単で使いやすいウィザード形式のBIコンポーザが提供されています。このリリースでは、視覚障害を持つユーザーが容易に分析の作成、編集および表示を行うことができるように、アクセシビリティ・モードでのみ使用できます(JAWSなどのスクリーン・リーダー・アプリケーションと使用するために最適化されています)。

「KPI」エディタの改良

このリリースでは、次のような「KPI」エディタの改良が含まれます。

Oracle Business Intelligence Mobile

このリリースでは、AppleのiPhoneやiPadなどのサポート対象モバイル機器上でOracle BI EEコンテンツを表示できるOracle Business Intelligence Mobileが導入されました。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Mobileユーザーズ・ガイド』を参照してください。

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.3)の新機能

Oracle BI EE 11g リリース1(11.1.1.3)の新機能は、次のとおりです。

主な用語の変更

このリリースで、次のように用語が変更されています。

ユーザー・インタフェースの大幅な改良

新しいホーム・ページや再設計されたエディタやペインなど、ユーザー・インタフェースがいくつかの点で大幅に改良されました。これらの改良は、Oracle BI EEでの操作をより容易にし、一貫性を高めるためのものです。このガイドには、様々なユーザー・インタフェースの操作の詳細が含まれています。

インタフェースは、障害を持つユーザーのニーズにより応えられるよう改良されています。詳細は、付録C「アクセシビリティ機能」を参照してください。

新しい列タイプと関連操作

以前のリリース(11gより前のリリース)では、分析にプレゼンテーション列とメジャー列を含めました。このリリースでは、プレゼンテーション列属性列に変更され、階層列という新しい列タイプが導入されました。詳細は、「サブジェクト・エリアと列とは」を参照してください。

新しい列タイプと同時に、次のことを行う新しい方法が導入されました。

ビューの改良

次のリストに示すように、いくつかのビュー・タイプが改良されました。

ビューの改良に加え、このリリースには、それらのビューに付属する、改良された「レイアウト」ペインが含まれ、データを操作できます。詳細は、「ビューのデータのレイアウトの変更」を参照してください。

このリリースでは、特定のビュー・タイプ間にマスター詳細関係も作成できます。詳細は、「ビューのマスター詳細リンクとは」を参照してください。

計算項目とグループ

引き続き計算項目を使用して、メンバーに算術演算を行えます。以前のリリース(11gより前のリリース)では、属性列に対して計算項目を作成できました。このリリースでは、属性列または階層列のメンバーに対して計算項目を作成できます。

このリリースでは、ビューに表示するメンバーのグループを作成できます。グループは、表示に使用されるメジャー列の集計関数を継承します。

詳細は、「グループと計算項目の使用」を参照してください。

複数のサブジェクト・エリア

このリリースでは、複数のサブジェクト・エリアを使用できます。分析、フィルタまたはダッシュボード・プロンプトを作成する際に選択するプライマリ・サブジェクト・エリア以外に、プライマリ・サブジェクト・エリアに関連する補助的サブジェクト・エリアを含めることができます。

詳細は、次のものを参照してください。

また、サブジェクト・エリア、フォルダ、列および階層レベルのメタデータ情報を表示できます。詳細は、「「サブジェクト・エリア」ペインからのメタデータ情報の表示」を参照してください。

他のOracle製品との相互作用

このリリースでは、次のようになります。

時系列計算およびレベル・ベース・メジャー用のSQL関数

次の新規SQL関数および改訂されたSQL関数を使用して、時系列計算およびレベル・ベース・メジャーを作成できます。

これらの関数の詳細は、集計関数およびカレンダ日付/時刻関数を参照してください。

埋込みデータベース関数

Oracle Business Intelligenceからデータベース関数を直接コールして、あるいはメタデータ・リポジトリ内で論理列(論理表ソース内)を使用して、分析を作成できます。これらの関数の主な使用方法としては、高度な計算を取得するための式の受渡し機能、基礎となるデータベース上のカスタム書込み関数へのアクセス機能などがあります。サポートされている関数には、EVALUATEEVALUATE_AGGREVALUATE_PREDICATEなどがあります。詳細は、「データベース関数」を参照してください。

書式設定の改良

このリリースでは、デフォルトの書式設定の処理方法も改良されています。条件付き書式設定は、ピボット表および階層列にも使用できるよう改良されています。詳細は、第7章「分析、ビューおよびダッシュボード・ページの書式設定」を参照してください。

Oracle BIプレゼンテーション・カタログの改良

Oracle BIプレゼンテーション・カタログは、ベースとなる強力な格納システムで、作成したオブジェクト(ダッシュボード、スコアカード、プロンプト、KPIなど)を含むディレクトリ・ベースのシステムです。BI Publisherを使用する場合、カタログにはBI Publisherのデータとオブジェクト(データ・モデル、スケジュールなど)も含まれます。カタログを使用すると、次のことが可能です。

これらのタスク以外に、管理者は次のことができます。

詳細は、第13章「Oracle BIプレゼンテーション・カタログ内のオブジェクトの管理」を参照してください。

全文検索機能

このリリースには、Oracle BIプレゼンテーション・カタログ内のオブジェクトを検索するための全文検索に似たメカニズムが用意されています。名前や説明などの様々な属性でオブジェクトを検索できます。詳細は、全文カタログ検索を参照してください。

アクション

このリリースでは、関連コンテンツへ移動したり、外部システムで操作、関数またはプロセスを起動するアクションを作成できます。アクションは、分析、ダッシュボード・ページ、エージェント、スコアカードの目標、スコアカードのイニシアティブおよびKPIに含めることができます。エンド・ユーザーは、たとえば、分析内のデータを分析したり、ダッシュボードを表示して見通しを得る際にこれらのアクションを起動できます。詳細は、第10章「アクションの使用」を参照してください。

条件

このリリースでは、条件と呼ばれる新しいオブジェクトを作成できます。条件は、分析またはキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)の評価に基づいて1つのブール値を返します。条件を使用して、エージェントがコンテンツを配信してアクションを実行するかどうか、アクション・リンクをダッシュボード・ページに表示するかどうか、セクションとそのコンテンツをダッシュボード・ページに表示するかどうかを決めることができます。詳細は、第9章「アクションの使用」を参照してください。

エージェントの改良

このリリースでは、エージェント(以前のiBot)の機能が改良され、条件とアクションのサポートが組み込まれています。詳細は、第8章「コンテンツの配信」を参照してください。

複合レイアウトの改良

このリリースでは、複合レイアウトの使用が改良されました。詳細は、追加複合レイアウトの作成を参照してください。

キー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)

このリリースでは、ビジネスの尺度やメトリック(出荷数量や製造コストなど)を表すKPIを作成してモニターや改善を行ったり、組織の様々なレベルの戦略を構成する目標とイニシアティブのパフォーマンスの評価に使用できます。KPIを使用して次のタスクを行います。

KPIのパフォーマンスの変化に積極的に対応するには、次のものを作成します。

詳細は、「KPIとKPIウォッチリストの使用」および「KPIウォッチリストの作成」を参照してください。

Oracle Scorecard and Strategy Management

このリリースでは、Oracle Scorecard and Strategy Managementを使用して、組織または主要なビジネス・エリアのパフォーマンスの明確化、評価(スコアカード)および展開を行えます。Oracle Scorecard and Strategy Managementを使用して、企業が機能する上で重要な戦略上のゴールと基準(目標)、およびこれらのゴールを達成するために必要なタスクとプロジェクト(イニシアティブ)の定義や記述、およびこれらの進捗のモニターを行うことができます。

詳細は、第12章「スコアカード」を参照してください。