| Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
|
 前 |
 次 |
| Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer管理者ガイド 11gリリース1 (11.1.1) E51906-01 |
|
前 |
次 |
この章では、(自動サマリー管理を使用するかわりに) Discoverer Administratorを使用してサマリー・フォルダを手動で作成する方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
手動によるサマリー・フォルダの作成は、Discovererの自動サマリー管理(ASM)機能を使用するかわりにユーザー自身でサマリー・フォルダを作成する処理です(詳細は、第14章「サマリー・フォルダの管理」を参照)。サマリー・フォルダの作成にはASMを使用することをお薦めします。ただし、次の場合にはサマリー・フォルダをユーザー自身で作成できます。
EULアイテムの組合せを手動で選択する場合(サマリー・フォルダで使用するアイテムがわかっている場合など)
クエリー統計を使用して、(実行されたクエリーに基づく)サマリー・フォルダから選択する場合
外部アプリケーションにより作成またはメンテナンスされたサマリー・テーブルまたはビューを使用する場合(外部サマリー・テーブルなど)
サマリー・ウィザードの最初のステップで、ASMを使用してサマリー・フォルダを作成するかまたは手動で作成するかを指定します。サマリー・フォルダを手動で作成するには、「サマリーを個別に指定」オプションを選択して、次のいずれかの作業を完了する必要があります。
サマリー・フォルダの詳細およびDiscovererでサマリー・フォルダを自動的に作成およびメンテナンスする方法の詳細は、第14章「サマリー・フォルダの管理」を参照してください。
サマリー・フォルダを作成するには、次の前提条件を満たす必要があります。
データベースがPL/SQLをサポートしていること。
サマリー・フォルダの作成とリフレッシュのスケジュールのためのDBMS_JOBパッケージがインストールされていること。詳細は、「サマリー管理のためにDBMS_JOBがインストールされていることを確認する方法」を参照してください。
サマリー・フォルダの作成に使用するユーザーIDには、次のデータベース権限があること。
CREATE TABLE
CREATE VIEW
CREATE PROCEDURE
SELECT ON V_$PARAMETER
CREATE/DROP/ALTER ANY MATERIALIZED VIEW (OracleデータベースEnterprise Editionリリース9.2.0.7以降)
GLOBAL QUERY REWRITE (Oracle Enterprise Editionデータベース)
詳細は、「SQL*Plusを使用してサマリー・フォルダの作成に必要な権限を付与する方法」を参照してください。
サマリー・フォルダの作成に使用するユーザーIDには、デフォルト表領域に十分な割当てを保有していること。詳細は、「表領域割当て制限を決定しリセットする方法」を参照してください。
注意
Oracle Enterprise Editionデータベースに対してデータベース・ユーザーをDiscoverer 3.1で作成した場合、データベース・ユーザーはサマリー・フォルダを作成できる追加の権限を付与されている必要があります(詳細は、「ASMでサマリー・フォルダを作成するための前提条件」を参照)。
Discovererで外部サマリー・テーブルを使用する場合、EULの所有者は次の要件を満たしている必要があります。
外部サマリー・テーブルへのSELECT WITH GRANTアクセス権を保有していること。
SELECT WITH GRANTアクセス権を明示的に(データベース・ロール経由ではなく)付与されていること。
サマリー組合せは、サマリー・フォルダを構成するアイテムのグループです。サマリー組合せは、データベースのマテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブルに直接マップします。Discovererでは、作成したサマリー組合せに基づいてマテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブルが作成されます。各サマリー組合せは、サマリー・フォルダで複数のアイテムを組み合せる異なる方法を定義します。Discoverer Plusユーザーが、特定の組合せで指定されたアイテムにかなり一致するアイテムの組合せを含むクエリーを実行する場合、ディテール・データのかわりにサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューに対してクエリーが実行されるため、レスポンス時間が短縮されます。
たとえば、「Product Key」(製品キー)および「Product Type」(製品タイプ)という2つのフォルダ・アイテムに対するサマリー・フォルダを作成するとします。
「Product Key」(製品キー)および「Product Type」(製品タイプ)というアイテムが同時に使用される場合のみサマリー・フォルダを使用できます。
この例ではサマリー組合せを追加しませんが、デフォルトの組合せを次のように受け入れます。
| 組合せ | 組合せ1 (デフォルト) |
|---|---|
| Product Key | 選択 |
| Product Type | 選択 |
かわりに、次の組合せの場合にサマリー・フォルダを使用することもできます。
Product KeyとProduct Type (組合せ1)
Product Key (組合せ2)
Product Type (組合せ3)
この場合は2つのサマリー組合せを追加して、使用するアイテムの隣にあるチェック・ボックスを次のように選択します。
| 組合せ | 組合せ1 (デフォルト) | 組合せ2 | 組合せ3 |
|---|---|---|---|
| Product Key | 選択 | 選択 | 選択解除 |
| Product Type | 選択 | 選択解除 | 選択 |
サマリー・ウィザードを使用して、各サマリー・フォルダに必要なだけ組合せを定義できます。
上の図は、Discovererではそれぞれのサマリー組合せに対して、マテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブルがデータベースに作成されることを示しています。
複数のサマリー組合せを追加する場合、Discovererは(可能であれば)低レベルの組合せ(少数のアイテムを含む組合せ)を使用して、高レベルの組合せ(多数のアイテムを含む組合せ)を作成します。これは、次の理由によりパフォーマンスを向上させます。
ディテール・テーブルに頻繁にクエリーを行う必要がありません。
サマリー・フォルダは迅速にリフレッシュされます。
たとえば、サマリー・フォルダに次のような2つのサマリー組合せが含まれる場合があります。
月、地域および収益
年、地域および収益
Discovererは、ディテール・データに直接アクセスして、月と地域により収益のデータを集計します。次に、Discovererは第1の組合せで集計されたデータを使用して第2の組合せのデータを集計し、処理とCPUの両方のオーバーヘッドを省きます。
注意: サマリー組合せは、Discovererがサマリー・フォルダのリフレッシュを管理する場合のみ使用できます。
サマリー組合せを定義するときに考慮するのは次の3点です。
サマリー・データの格納に必要なデータベース領域の大きさ
クエリーを実行する速度
クエリーを実行する頻度
良好なサマリー・フォルダ設計の鍵は、システムの使用パターンに応じて最適なサマリー組合せを作成することにあります。
一般に、クエリーは、頻度の高いものであれば、データベース領域がより必要になるとしても、できるだけ高速で実行されることが求められます。一方、頻度の低いクエリーであれば、実行速度が遅くなるとしても、使用するデータベース領域ができるだけ少ないことが求められます。
サマリー組合せを作成するときは、次の点を確認します。
汎用性があり、頻度の高いクエリーに対応するサマリー組合せ
汎用のクエリーに対応するサマリー組合せを作成している場合は、使用されるすべてのアイテムと結合をクエリーに含めます。このようなサマリー組合せには、かなり大きなデータベース領域が必要になる場合があります。
非定型で頻度の低いクエリーに対応するサマリー組合せ
より非定型な環境(クエリーの予測がきわめて難しい環境)に対応するサマリー組合せは、一般的に主ファクト・テーブルのキーの異なる組合せに基づいています。
たとえば、次のサマリー・テーブルでは、列「EUL_SUM200801」と列「EUL_SUM200802」が、「Sales Fact」フォルダの該当するアイテムにマップされています。
前述の図では、次のことに注目してください。
クエリーに応じて、Discovererは1つ以上のディメンション・テーブル(「Store」、「Product」または「Fiscal Date」)に対してサマリー・テーブルを結合します。ディメンション・テーブルはEULで定義されたアイテムによってファクト・テーブルに結合される必要があり、サマリー・テーブルはファクト・フォルダに外部キー・アイテムを含む必要があります。
たとえば、ユーザーが「Product Category」、「Month」および「SUM」(ドル利益)をリクエストすると、Discovererは「EUL_SUM200801」を「Product」および「Fiscal Date」に結合して結果を取得します。Discovererでは「Sales Fact」テーブルと「Product」および「Fiscal Date」との間の外部キーおよび主キーがわかっているため、これらのキーを「EUL_SUM200801」に適用できます。
サマリー組合せは、段階的に作成することをお薦めします。最初は頻繁に使用されるクエリーに、次は頻繁に使用されないクエリーに注目し、最後に「キャッチオール」(すべてを集めた)サマリー組合せを作成します。サマリー組合せをセットアップするガイドラインは次のとおりです。
| クエリーの対象範囲 | アイテムの数 | 注意 |
|---|---|---|
| 頻繁に使用されるクエリー | 3-4 | 3つまたは4つの軸アイテム(ディメンション値)のみを組み合せる多数のサマリー組合せを作成します。これにより、領域が最小化され、パフォーマンス向上が最大化されます。 |
| 頻繁に使用されないクエリー | 5-7 | たとえば、5から7個の軸アイテムを組み合せた頻繁に使用されないサマリー組合せを作成します。領域がさらに必要になりますが、大幅なパフォーマンス向上が実現されます。サマリー組合せでアイテムを多く作成するほど、機能するクエリーの種類が増加します。 |
| キャッチオール | すべて | ユーザーが自分でサマリーを指定する場合は、サマリー・フォルダにすべてのアイテム(合計数はソース・フォルダにあるアイテムの数よりも少なくする必要があります)を含む1つのサマリー組合せを作成します。クエリー結果の速度は遅くなりますが、それでもディテール・テーブルへのクエリーに比べると、パフォーマンスは良好です。Discoverer Administratorは、このサマリー組合せを次のように自動的に作成します。 |
サマリー組合せに次のアイテムを含めます。
データ・ポイント・アイテム
追加のデータ・ポイント・アイテムはサマリー・テーブルの領域をほとんど使用しません。
集計(使用されることがまれなSTDEVとVARIANCEは除外される場合もあります)
複数の集計は多くの領域を必要とせず、パフォーマンスを大幅に向上できます。AVGは、Discovererが平均を計算するのに使用するSUMとCOUNTを含める必要があることに注意してください。
注意
サマリー組合せの階層のすべてのレベルにアイテムを含める必要はありません。最下位レベルにアイテムを含めると、階層の上位にあるアイテムを使用するクエリーであってもサマリー・テーブルを使用できます。ただし、このように機能するためには、サマリー・フォルダが階層を含むフォルダへの外部キーを含んでいる必要があります。階層のすべてのレベルに対するサマリー組合せを作成しても、達成できるパフォーマンス向上はごくわずかです。たとえば、「Year」から「Quarter」までの階層では、集計が節約される割合は4:1程度です。これは、四半期を合計して年が計算されるためです。
特定の条件を除き、式はサマリー・フォルダを使用します。このため、式がいつサマリー・フォルダを使用するかを判別できるのは便利です。次の例では、次の場合に式がサマリー・フォルダをいつ使用するかを示しています。
サマリー・フォルダがアイテム「SUM(Salary)」と「SUM(Comm)」を含む場合
式がCOUNT(DISTINCT, X)の場合
| 式 | サマリー・テーブルの使用 | 注意 |
|---|---|---|
| SUM(Salary + Comm) | しない | この式は、「SUM(Salary)」と「SUM(Comm)」がサマリーに使用するアイテムとして使用可能であってもサマリー・フォルダを使用しません。これは、SUM(Salary + Comm)がSUM(Salary) + SUM(Comm)と関係上同等ではないことから生じます。つまり、結果が間違いになるので、式は使用されません。 |
| SUM(Salary) * 12 | する | SUM(Salary)の計算時にサマリー・フォルダが使用されます。 |
| NVL(SUM(Comm),0) | する | NVL(SUM(Comm),0)などのようなSQL関数を使用する式はサマリーを使用します。これは、「SUM(Comm)」をサマリーで使用できるからです。 |
| SUM(NVL(Comm,0)) | しない | SUM(NVL(Comm,0))などのような式はサマリーを使用しません。これは、式の一部と使用可能なサマリーに使用するアイテム「SUM(Comm)」の間で直接一致しないからです。 |
| COUNT(DISTINCT, <folder_name.item_name>) | する | COUNT(DISTINCT, STORE.STORE_NAME)などのような式がサマリー・フォルダを使用するのは、COUNT(DISTINCT)式自体ではなくCOUNT(DISTINCT)式の基礎となるアイテムがサマリー・フォルダに含まれている場合のみです。たとえば、count(distinct Store.Store name)、sum(Sales Facts.Sales)、count(Sales Facts.Sales)を含むクエリーを考えてみます。
サマリー・フォルダには次のアイテムが含まれます。 Store.Store name、sum(Sales Facts.Sales)、count(Sales Facts.Sales) |
本質的に、式は、式または式の一部とサマリーに使用する式が関係上等しい場合のみサマリー・フォルダを使用します。
このオプションを使用して、サマリー・フォルダに含めるEULアイテムの組合せを手動で選択します。
たとえば、次の場合にこのオプションを選択します。
「クエリー統計の収集」権限をオフにした場合(詳細は、「ユーザーまたはロール(職責)が実行できる作業の指定方法」を参照)
サマリー・フォルダを形成するEULアイテムの組合せを手動で選択する場合
EULのアイテムに基づいてサマリー・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
「挿入」→「サマリー」を選択すると、「サマリー・ウィザード: ステップ1」ダイアログが表示されます。
「サマリーを個別に指定」オプションを選択し、「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
「End User Layer上のアイテムを指定」を選択し、サマリー・フォルダを作成します。
サマリー・フォルダ機能が有効である場合のみ、このオプションを使用できます。詳細は、「サマリー・フォルダのデータベースの構成方法」を参照してください。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ3」ダイアログ(サマリー・フォルダへのアイテムの追加)が表示されます。
新規サマリー・フォルダに含めるアイテムを「選択可能なアイテム」リストから「選択済アイテム」リストに移動します。
同時に複数のアイテムを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックします。
次のものを含めることを覚えておいてください。
各データ・ポイント・アイテムのすべての集計関数: 詳細は、「サマリー組合せをセットアップするためのガイドライン」を参照してください。
複合フォルダからのアイテム(必要な場合): 詳細は、「Discovererによるクエリー・リライトの条件」を参照してください。
導出アイテム(必要な場合): 詳細は、「Discovererによるクエリー・リライトの条件」を参照してください。
注意: 任意のアイテムと関数を選択できます。ただし、異なるフォルダからのアイテムを選択する場合は、フォルダ間にすでに結合が存在する必要があります。
「次へ」をクリックし、「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログ(アイテムの組合せの追加)を表示して、新規サマリー・フォルダでサマリー組合せを定義します。
「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログにより、新規サマリー・フォルダでサマリー組合せを定義できます。
デフォルトでは、「サマリー・ウィザード: ステップ3」で選択されたすべてのアイテムは最初のサマリー組合せ(列0)に含まれます。
「組合せの追加」をクリックし、新規サマリー組合せを追加します。
サマリー組合せは、新しい番号を付けられた列に表示されます。
関連するチェック・ボックスを選択し、サマリー組合せにアイテムを含めます。
必要なだけサマリー組合せを追加します。
詳細は、「サマリー組合せ」を参照してください。
ヒント:
指定したサマリー組合せを使用することによって得られるパフォーマンス向上に対して、サマリー組合せが占める表領域サイズの重要度が高いかどうか明確でない場合は、「見積り」をクリックします。
「プロパティ」をクリックして、選択したサマリー組合せのデータベース記憶域のプロパティを表示および編集できます。詳細は、「サマリー・フォルダのサマリー組合せのデータベース記憶域プロパティを編集する方法」を参照してください。
不要なサマリー組合せを削除するには、関連する列番号を選択し、「組合せの削除」をクリックします。
「次へ」をクリックし、「サマリー・ウィザード: ステップ5」ダイアログ(サマリー・フォルダのリフレッシュ)を表示して、サマリー・フォルダのリフレッシュ・スケジュールを指定します。
「このサマリーフォルダを自動リフレッシュ」チェック・ボックスを選択し、Discovererがこのサマリー・フォルダを自動的にリフレッシュする日付、時刻および頻度を指定します。
ヒント: データが静的で変化しない場合、またはサマリー・フォルダを手動でリフレッシュする場合は、このチェック・ボックスを選択しないでください。手動でサマリー・フォルダをリフレッシュする方法の詳細は、「サマリー・フォルダの手動によるリフレッシュ方法」を参照してください。
Discovererが最初のリフレッシュを開始する日付と時刻を設定します。
必要なリフレッシュ間隔を「間隔」フィールドに設定します。
ここで指定するリフレッシュ間隔は、Discovererがデータをリフレッシュおよび更新する間隔です。このパターンは、設定を変更するまで変わりません。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ6」ダイアログ(サマリー・フォルダの名前付け)が表示されます。
サマリー・フォルダの名前と説明を指定します。
このサマリー・フォルダをいつ作成するか次のように指定します。
小規模なサマリー・テーブルを保有している場合またはサマリー・テーブルをすぐに作成する場合は、「すぐに作成」オプションを選択します。
オフピーク時間に作成するのが最適な大規模なサマリー・テーブルを保有している場合は、「次の日時に作成」オプションを選択します。サマリー・テーブルを作成する時刻と日付を入力します。
「終了」をクリックします。
Discovererでは、サマリー・フォルダの作成時に次のものが作成されます。
サマリー・フォルダとサマリー・テーブル(Oracle Standard Editionデータベースの場合)
サマリー・フォルダとマテリアライズド・ビュー(Oracle Enterprise Editionデータベースの場合)
作成プロセスでは、サマリー・データが生成され、サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューに使用準備完了のマークが付けられます。
プロセスが完了すると、Discovererは「ワークエリア」の「サマリー」タブに新規サマリー・フォルダが表示されます。
クエリー統計は、ユーザーに対して「クエリー統計の収集」権限がオンに切り替えられたときに自動的に生成されます(詳細は、「ユーザーまたはロール(職責)が実行できる作業の指定方法」を参照)。
アイテムをユーザー自身で選択するのではなく、クエリー統計に基づいて新規サマリー・フォルダを作成できます。Discovererは、Discovererエンド・ユーザーのクエリーから生成されたクエリー統計に基づいて、推奨されるサマリー・フォルダ・アイテムをユーザーに示します。
特定のクエリーに基づいて1つ以上のサマリー・フォルダを作成し、Discovererで他のサマリー・フォルダを作成する必要がない場合はこのオプションを選択します。
クエリー統計に基づくサマリー・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
「挿入」→「サマリー」を選択すると、「サマリー・ウィザード: ステップ1」ダイアログが表示されます。
「サマリーを個別に指定」オプションを選択し、「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
「クエリー統計を使用」オプションを選択します。
このオプションにより、サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューが作成されます。このオプションは、サマリー管理機能が有効な場合のみ使用できます。詳細は、「サマリー・フォルダのデータベースの構成方法」を参照してください。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ3」ダイアログが表示されます。
「サマリー・ウィザード: ステップ3」ダイアログは、次の3つのセクションに分かれています。
| セクション番号 | 目的 |
|---|---|
| セクション1 | クエリー統計について、検索条件を指定した後、「検索」をクリックします。
このセクションにより、検索条件を指定し、クエリーのパフォーマンスの統計を取得できます。 |
| セクション2 | サマリーを作成するクエリーを選択します。
このセクションは、検索条件に一致するクエリーを表示します。 |
| セクション3 | サマリーに使用するアイテムを確認します。
このセクションは、選択されたクエリーのフォルダ、結合およびアイテムを表示します。 |
クエリーの検索に使用する前に実行した値をセクション1に指定します。
「検索」をクリックします。
検索時間が長くなる場合、Discovererは進行状況を示すバーを表示します。
セクション1のしきい値に一致するすべてのクエリーは、セクション2に表示されます。このリストをさらに絞り込んだり拡張するには、しきい値を再度指定します。
リストのクエリーが、すでにサマリーを作成されたアイテムを使用する場合は、クエリーの隣にキューブ・アイコンが表示されます。
セクション2の列にあるアイテムの表示順序をソートするには、関連する列ヘッダーをクリックします。
サマリーを作成するクエリーを表す行をセクション2のリストから選択します。
クエリーのフォルダ、結合およびアイテムがセクション3に表示されます。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログ(サマリー・フォルダへのアイテムの追加)が表示されます。
「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログにより、サマリー・フォルダに含めるアイテムを選択できます。デフォルトでは、「選択済アイテム」リストに、サマリー・ウィザードの前のページで選択したクエリーからのアイテムが含まれています。
新規サマリー・フォルダに含めるアイテムを「選択可能なアイテム」リストから「選択済アイテム」リストに移動します。
同時に複数のアイテムを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら別のアイテムをクリックします。
次のものを含めることを覚えておいてください。
各データ・ポイント・アイテムのすべての集計関数(詳細は、「サマリー組合せをセットアップするためのガイドライン」を参照)
複合フォルダからのアイテム(必要な場合) (詳細は、「Discovererによるクエリー・リライトの条件」を参照)
導出アイテム(必要な場合) (詳細は、「Discovererによるクエリー・リライトの条件」を参照)
注意: 任意のアイテムと関数を選択できます。ただし、異なるフォルダからのアイテムを選択する場合は、フォルダ間にすでに結合が存在する必要があります。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ5」ダイアログ(アイテムの組合せの追加)が表示されます。
「サマリー・ウィザード: ステップ5」ダイアログにより、新規サマリー・フォルダでサマリー組合せを定義できます。
デフォルトでは、「サマリー・ウィザード: ステップ4」で選択されたすべてのアイテムは最初のサマリー組合せ(列0)に含まれます。
「組合せの追加」をクリックし、新規サマリー組合せを追加します。
サマリー組合せは、新しい番号を付けられた列に表示されます。
関連するチェック・ボックスを選択し、新規サマリー組合せにアイテムを含めます。
必要なだけサマリー組合せを追加します。
詳細は、「サマリー組合せ」を参照してください。
「見積り」をクリックし、指定したサマリー組合せを使用して得られるパフォーマンス向上に対して、サマリー組合せが占める表領域サイズの重要度が高いかどうかを判断できます。
「OK」をクリックします。
注意: 「プロパティ」をクリックして、選択したサマリー組合せのデータベース記憶域プロパティを表示および編集できます。詳細は、「サマリー・フォルダのサマリー組合せのデータベース記憶域プロパティを編集する方法」を参照してください。
ヒント: 不要なサマリー組合せを削除するには、関連する列番号を選択し、「組合せの削除」をクリックします。
「次へ」をクリックし、「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログ(サマリー・フォルダのリフレッシュ)を表示して、サマリー・フォルダのリフレッシュ・スケジュールを指定します。
「このサマリーフォルダを自動リフレッシュ」チェック・ボックスを選択し、このサマリーの自動リフレッシュの日付、時刻および頻度を指定します。
ヒント: データが静的で変化しない場合、またはサマリー・フォルダを手動でリフレッシュする場合は、このチェック・ボックスを選択しないでください。手動でサマリー・フォルダをリフレッシュする方法の詳細は、「サマリー・フォルダの手動によるリフレッシュ方法」を参照してください。
Discovererが最初のリフレッシュを開始する「日付」と「時間」を設定します。
必要なリフレッシュ間隔を「間隔」フィールドに設定します。
ここで指定するリフレッシュ間隔は、Discovererがデータをリフレッシュおよび更新する間隔です。このパターンは、設定を変更するまで変わりません。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ7」ダイアログ(サマリー・フォルダの名前付け)が表示されます。
サマリー・フォルダの名前と説明を指定します。
このサマリー・フォルダをいつ作成するかを指定します。
「終了」をクリックします。
Discovererでは、サマリー・フォルダの作成時に次のものが作成されます。
サマリー・フォルダとサマリー・テーブル(Oracle Standard Editionデータベースの場合)
サマリー・フォルダとマテリアライズド・ビュー(Oracle Enterprise Editionデータベースの場合)
作成プロセスでは、サマリー・データが生成され、サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューに使用準備完了のマークが付けられます。
プロセスが完了すると、Discovererでは「ワークエリア」の「サマリー」タブに新規サマリー・フォルダが表示されます。
注意
Discovererが提供するクエリー統計の収集用ビジネスエリアには、次のものを分析するワークブックが付属しています。
クエリーの使用方法
クエリーで最も頻繁に使用されるアイテム
アイテムを含んでいるフォルダ
クエリーの実行回数
この項では、Discoverer以外のアプリケーションにより作成されたサマリー・テーブルに基づいて新規サマリー・フォルダを作成する方法について説明します。Discoverer以外のアプリケーションによって作成されたサマリー・テーブルを外部サマリー・テーブルといいます。この作業は、外部ビューに基づくサマリー・フォルダの作成にも適用されることに注意してください。
外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダを作成する手順は、次のとおりです。
「挿入」→「サマリー」を選択すると、「サマリー・ウィザード: ステップ1」ダイアログが表示されます。
「サマリーを個別に指定」オプションを選択し、「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ2」ダイアログが表示されます。
「外部サマリー・テーブルの登録」オプションを選択します。
この作業が完了すると、外部アプリケーションによって作成されたサマリー・テーブルからマテリアライズド・ビューがデータベースによって作成されます。
Discovererは、次の条件下でサマリー・テーブルの作成を続行することに注意してください。
Oracle Standard Editionデータベースに対してDiscovererを実行する場合。
詳細は、「外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダの相違点」を参照してください。
Oracle Enterprise Editionデータベースで、外部ビューをEULアイテムにマップする場合。
詳細は、「Oracle Enterprise EditionデータベースでEULアイテムにマッピングする場合の外部サマリー・テーブルとビューとの相違点」を参照してください。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ3」ダイアログが表示されます。
「選択」をクリックすると、「ユーザーまたはテーブルおよびビューの選択」ダイアログが表示されます。
登録する外部サマリー・テーブルを含むデータベースを(ドロップダウン・リストから)選択します。
注意: Oracle Enterprise Editionデータベースに接続した場合、ユーザーはデータベース・リンクを経由して外部サマリーを登録できません。これは、データベース・リンクを経由してマテリアライズド・ビューが作成されるのをデータベースが許可しないからです。ただし、EULが存在し、ビューの外部サマリーを参照しているデータベースにビューを作成することによって、マテリアライズド・ビューを作成できます。このビューは、Discoverer内に外部サマリーとして登録できます。
Discoverer Administratorで登録する外部サマリー・テーブルを選択します。
「OK」をクリックし、マップされたアイテム・リストの外部サマリー・テーブルで検索されたすべてのデータベース列を表示します。
外部サマリー・テーブルの各データベース列をEULの該当するアイテムにマップします。
各データベース列について、該当するアイテムを「選択可能なアイテム」リストから「マップされたアイテム」リストのデータベース列にドラッグします。
ヒント: 同じフォルダからの複数のアイテムが外部サマリー・テーブルの列に対応する場合、フォルダを「マップされたアイテム」リストのアイテムにドラッグ・アンド・ドロップできます。Discoverer Administratorは、アイテム名を使用して、正しいアイテムをデータベース列にマップします。Discoverer Administratorが対応するアイテムを識別できない列については、アイテムをマップする必要があります。
ヒント: 外部サマリー・テーブルのデータベース列とEULのアイテムとの間のマッピングを削除するには、「マップされたアイテム」リストの該当する列を選択し、左矢印ボタンをクリックします。
「次へ」をクリックし、「サマリー・ウィザード: ステップ4」ダイアログ(サマリー・フォルダのリフレッシュ)を表示して、サマリー・フォルダのリフレッシュ・スケジュールを指定します。
Discovererによってこの外部サマリー・テーブルのリフレッシュを管理する場合は、「このサマリーのリフレッシュを管理」チェック・ボックスを選択します。
「このサマリーフォルダを自動リフレッシュ」チェック・ボックスを選択し、このサマリーの自動リフレッシュの日付、時刻および頻度を指定します。
ヒント: データが静的で変化しない場合、またはサマリー・フォルダを手動でリフレッシュする場合は、このチェック・ボックスを選択しないでください。手動でサマリー・フォルダをリフレッシュする方法の詳細は、「サマリー・フォルダの手動によるリフレッシュ方法」を参照してください。
Discovererが最初のリフレッシュを開始する「日付」と「時間」を設定します。
必要なリフレッシュ間隔を「間隔」フィールドに設定します。
ここで指定するリフレッシュ間隔は、Discovererがデータをリフレッシュおよび更新する間隔です。このパターンは、設定を変更するまで変わりません。
「次へ」をクリックすると、「サマリー・ウィザード: ステップ5」ダイアログ(サマリー・フォルダの名前付け)が表示されます。
サマリー・フォルダの名前と説明を指定します。
「終了」をクリックし、ビジネスエリアにサマリー・フォルダを作成して外部サマリー・テーブルをDiscovererで登録します。
プロセスが完了すると、Discovererは「ワークエリア」の「サマリー」タブに新規サマリー・フォルダを表示します。
注意
サマリー組合せは、Discovererがサマリー・フォルダのリフレッシュを管理する場合のみ使用できます。Discovererが外部サマリー・テーブルを使用する場合、サマリー組合せは使用できません。
Discovererでは「外部テーブルに対してサマリーを作成できません。サマリーはすでに存在しています。」というメッセージが表示される場合があります(詳細は、「Oracle Enterprise Editionデータベースで1つの外部サマリー・テーブルに対して1つのマテリアライズド・ビューのみ登録可能な理由」を参照)
この項では、サマリー・フォルダをリフレッシュする方法について説明します。データベースが変更された場合に、サマリー・フォルダのリフレッシュが必要な場合があります。
サマリー・フォルダを手動でリフレッシュするする手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブで、リフレッシュするサマリー・フォルダを選択します。
「ツール」→「サマリーのリフレッシュ」を選択すると、「サマリーのリフレッシュ」ダイアログが表示されます。
注意: Discovererは、外部管理サマリー・フォルダについては「サマリーのリフレッシュ」ダイアログを表示しません。
選択したサマリー・フォルダをいつリフレッシュするかを次のように指定します。
すぐにサマリー・フォルダをリフレッシュする場合は、「今すぐサマリーをリフレッシュする」オプションを選択します。
指定した時刻にサマリー・フォルダをリフレッシュする場合は、「リフレッシュをスケジュールする」オプションを選択します。
「リフレッシュをスケジュールする」を選択した場合は、リフレッシュを開始する日付と時刻を指定します。
増分リフレッシュを実行するには、「増分リフレッシュを実行」チェック・ボックスを選択します。
前回のリフレッシュからデータベース・テーブルのディテール・データが少ししか変更されていない場合には、増分リフレッシュを実行できます。増分リフレッシュは、前回のリフレッシュからデータベースにコミットされた変更のみを更新するので、このリフレッシュを実行すると時間が節約されます。
増分リフレッシュに必要な条件の詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。
注意
Discoverer外の処理が完了したときに(データ・ウェアハウスにデータをロードするなど)、サマリー・フォルダをリフレッシュする場合もあります。Discovererのコマンドライン・インタフェース・オプションを使用して、バッチ・コマンド・ファイルからサマリー・フォルダをリフレッシュできます(詳細は「/refresh_summary」を参照)。
サマリー・フォルダ・リフレッシュの詳細は、次の項目を参照してください。
この項では、サマリー・フォルダのプロパティの編集方法について説明します。
サマリー・フォルダのプロパティを編集する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブで、1つ以上のサマリー・フォルダを選択します。
「編集」→「プロパティ」を選択すると、「サマリー・プロパティ」ダイアログが表示されます。
ヒント: 同時に複数のサマリー・フォルダを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら別のサマリー・フォルダをクリックします。選択したすべてのフォルダが特定のプロパティに同じ値を持つ場合は、その値が表示されます。選択したフォルダが特定のプロパティに異なる値を持つ場合、そのプロパティの値は表示されません。ここで加えた変更は、選択したすべてのサマリー・フォルダに適用されます。
必要な変更を行います。
「OK」をクリックして変更内容を保存します。
サマリー・フォルダを変更して、次の操作を行う場合があります。
サマリー・フォルダの名前または説明の変更
サマリー・フォルダのプロパティの表示または変更
サマリー・フォルダのリフレッシュ
サマリー・フォルダの構成内容の変更(アイテムまたは組合せなど)
データベース記憶域プロパティの表示または変更
破損したサマリー・フォルダの構成内容の調査と破損したフォルダの削除
注意
サマリー・フォルダは、有効であるかまたは破損しているかにかかわらず変更できます。
サマリー・フォルダを編集する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブを表示します。
ビジネスエリアの隣のプラス記号(+)を選択し、使用可能なサマリー・フォルダを表示します。
(オプション)「表示」→「サマリーの検証」を選択し、必要に応じて診断サマリー・フォルダ情報を表示します。
サマリー・フォルダをクリックし、「編集」→「編集」を選択します。
必要に応じてサマリー・フォルダを編集します。
「サマリーの編集」ダイアログには、4つのタブがあります。各タブは、サマリー・ウィザードのステップに次のように対応しています。
「サマリーの編集」ダイアログの「アイテム選択」タブ: このタブを使用して、サマリー・フォルダのアイテムを指定します。
「詳細な情報は、次を参照してください:」: このタブを使用して、サマリー組合せを編集、追加または削除します。このタブを使用して、マテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブル(データベースのリリースに応じて異なります)のデータベース記憶域プロパティを表示および構成することも可能です。
注意: 「組合せ」タブは、外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダには表示されません。
「サマリーの編集」ダイアログの「リフレッシュ」タブ: このタブを使用して、サマリー・フォルダのリフレッシュとリフレッシュ間隔を設定します。
「サマリーの編集」ダイアログの「一般」タブ: このタブを使用してサマリー・フォルダの名前と説明を編集し、サマリー・フォルダの作成時刻を表示します。
「OK」をクリックします。
注意
サマリー・フォルダが破損している場合は、「表示」→「サマリーの検証」を選択し、サマリー・フォルダ内のフォルダのステータスを表示できます。Discovererがサマリー・フォルダ内のフォルダで問題を検出した場合は、フォルダの隣にエラー・メッセージが表示されます。
編集してもサマリー・フォルダが破損したままである場合は、Discovererでの変更はマテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブルに書き込まれません。サマリー・フォルダが編集後に有効になった場合は、Discovererでの変更がマテリアライズド・ビューまたはサマリー・テーブルにも書き込まれます。
Discoverer Administratorを使用してデータベース記憶域プロパティを編集し、サマリー組合せがデータベースに格納される方法を制御できます。
注意: データベース記憶域プロパティは、外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダには使用できません。詳細は、「外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダの相違点」を参照してください。
サマリー・フォルダのサマリー組合せのデータベース記憶域プロパティを編集する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブからサマリー・フォルダを選択します。
「編集」→「編集」を選択し、「サマリーの編集」ダイアログを表示します。
「詳細な情報は、次を参照してください:」を表示します。
編集するデータベース記憶域プロパティを含むサマリー組合せを選択します。
「プロパティ」をクリックすると、「データベース記憶域のプロパティ」ダイアログが表示されます(詳細は、「「データベース記憶域のプロパティ」ダイアログ: タブのリスト」を参照)。
該当するタブを表示して、必要に応じてプロパティを編集します。
「データベース記憶域のプロパティ」ダイアログのタブの詳細は、次を参照してください。
この項では、サマリー・フォルダを削除する方法について説明します。サマリー・フォルダを削除する場合は、基礎となるサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューも削除されます。
サマリー・フォルダを削除する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブから、削除するサマリー・フォルダを選択します。
ヒント: 同時に複数のサマリー・フォルダを選択するには、[Ctrl]キーを押しながら別のサマリー・フォルダをクリックします。
「編集」→「削除」を選択すると、「削除の確認」ダイアログが表示されます。
このサマリー・フォルダの削除による影響を受ける可能性のあるオブジェクトを確認できます。
(オプション)削除の潜在的な影響を表示する手順は、次のとおりです。
「影響」をクリックして、「影響」ダイアログを表示します。
「影響」ダイアログでは、サマリー・フォルダの削除による影響を受ける可能性のある他のEULオブジェクトを確認できます。
注意: 「影響」ダイアログには、ファイル・システム(.disファイル内)に保存されたワークブックに対する影響は表示されません。
(オプション)行を選択すると、現在の処理がEULオブジェクトに与える影響を示すテキストが、リストの一番下に表示されます。
サマリー・フォルダの削除による影響を確認し終えたら、「閉じる」をクリックして「影響」ダイアログを閉じます。
選択したサマリー・フォルダを削除する場合は、「はい」をクリックします。
Discoverer Administratorは、選択したサマリー・フォルダをEULから削除し、サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューをデータベースから削除します。
この項では、サマリー・フォルダのサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューのステータスを表示する方法について説明します。
サマリー・フォルダのサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューのステータスを表示する手順は、次のとおりです。
「ワークエリア」の「サマリー」タブから、必要なサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューを含むサマリー・フォルダを選択します。
「編集」→「編集」を選択し、「サマリーの編集」ダイアログを表示します。
「詳細な情報は、次を参照してください:」を表示します。
必要なサマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューに該当する、サマリー組合せの番号付き列ヘッダーを選択します。
ダイアログ下部のステータス・バーに、サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューのステータスが表示されます。
サマリー・テーブルまたはマテリアライズド・ビューのステータスの表示(サマリー組合せにより表示)を完了した時点で、「OK」をクリックし、「サマリーの編集」ダイアログを閉じます。
注意
このステータスは、外部サマリー・テーブルに基づくサマリー・フォルダには使用できません。
「ワークエリア」の「サマリー」タブで他の診断情報を確認するには、「表示」→「フォルダの妥当性チェック」オプションを選択します。このオプションにより、サマリー・フォルダ内に存在するエラーが表示されます。
フォルダとサマリー・ステータス・メッセージの確認の詳細は次を参照してください。
