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Oracle® Fusion Middleware WebCenter Sitesユーザーズ・ガイド
11gリリース1 (11.1.1.8.0)
E49680-01
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4 Webモードでのアセットの作成、共有および編集

この章では、Webモードでアセットを作成および編集する基本的な手順を説明し、avisportsサンプル・サイトからのいくつかの例を示します。

この章には次の項が含まれます。

4.1 概要

アセットの使用は、権限に基づきます。適切な権限を所持する場合は、WebCenter SitesのContributorインタフェースでアセットを作成および編集できます。アセット・タイプが、そのタイプのすべてのアセットがWebモードで開くように構成されている場合、そのタイプのアセットを作成または編集すると、アセットのWebページ・ビューが(図4-1に示すように)表示されます。


注意:

アセットを新規作成する場合、Contributorインタフェースにはフォーム・モードおよびWebモードの2つのモードが用意されています。この項では、Webモードでのアセットの作成に限定した情報を提供します。フォーム・モードでのアセットの作成の詳細は、第3.1項「フォーム・モードでのアセットの作成」を参照してください。

開発者がWebCenter Sitesシステムに対して行った構成によっては、Webモードが無効になっている場合があります。この項では、Webモードが有効になっていることを前提とします。インストールでWebモードが有効になっているかどうかの詳細は、開発者に確認してください。


図4-1 サーフィン・ページ・アセットの調査ビュー(Webモード)

図4-1の説明が続きます
「図4-1 サーフィン・ページ・アセットの調査ビュー(Webモード)」の説明

Webモードでは、コンテキスト編集が提供されます。これは、パブリッシュする形式(Webページ・ビュー)でアセットを直接操作できることを意味します。コンテンツ・エントリ・フォーム内のフィールドのかわりに、アセットにはWebページ・レイアウト(テンプレート)が割り当てられ、これによってWebモードでレンダリングされるアセットの編集可能領域が決まります。編集可能領域には、単純なテキスト領域、WYSIWYGエディタが使用できるテキスト領域、スロットなどがあります。次の図は、空のスロットと占有されたスロットを表示する、Webモードでレンダリングされたサーフィン・ページ・アセットの編集ビューの例を示しています。

図4-2 サーフィン・ページ・アセットの編集ビュー(Webモード)

図4-2の説明が続きます
「図4-2 サーフィン・ページ・アセットの編集ビュー(Webモード)」の説明

4.1.1 スロットとは

アセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)がスロットをサポートするよう構成されている場合、そのアセットの作成ビューおよび編集ビューには、空のスロットや占有されたスロットが(図4-2および図4-3に示すように)表示されます。各スロットでは、単一のコンテンツ、つまり単一のアセットが受け入れられます(スロットが複数値の場合、そのスロットでは複数のアセットが受け入れられます)。スロットでドラッグ・アンド・ドロップ機能がサポートされる場合は、アセットをツリーまたは検索結果リストからドラッグし、そのアセットを目的のスロット内にドロップできます。スロットでドラッグ・アンド・ドロップ機能がサポートされない場合、通常そのスロットには事前定義済アセット(推奨アセットなど)が含まれます。これは、開発者や管理者がそのアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)内で構成したものです。

図4-3 空のスロットおよび占有されたスロット(サーフィン・ページ・アセット)

図4-3の説明が続きます
「図4-3 空のスロットおよび占有されたスロット(サーフィン・ページ・アセット)」の説明

アセットをスロットに追加すると、操作しているアセットとスロット内に配置したアセットとの間にアソシエーションが作成されます。各スロットでサポートされるアセットのタイプは、開発者がそのアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)に対して行った構成によって決まります。

スロット内をクリックすると、そのスロット上で実行できるコンテンツ管理オプションを含むツールバーが(図4-2に示すように)表示されます。このツールバーを使用すると、スロット内に含まれるアセットのコンテンツの編集、スロットのコンテンツ・レイアウトの変更(これによってスロット内のアセットの外観が変更されます)、スロットのプロパティの表示、スロットからのアセットの削除などが可能になります。(複数のアセットを受け入れる)複数値スロットを操作している場合、「管理」オプションが表示されます。このオプションを使用すると、そのスロット内に含まれるアセットがWebページに表示される順序を変更できます。スロットのツールバーで提供されるオプションは、操作中のアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)に対して開発者が行った構成によって決まります。

4.1.2 Webページ・レイアウトとコンテンツ・レイアウトの相違点

Webページ・レイアウトは、操作しているアセットに割り当てられたレイアウト(テンプレート)です。アセットをWebモードで操作する場合、アセットに割り当てられたWebページ・レイアウトによって、そのアセットのWebページ・ビューにおけるスロットの配置が決まります(図4-2および図4-3を参照)。コンテンツ・レイアウト(テンプレート)は、個々のスロットに割り当てられるレイアウト(テンプレート)です。スロットに割り当てられるコンテンツ・レイアウトによって、そのスロット内に含まれるアセットの外観が決まります。

スロットを使用すると、そのスロット内に含まれるコンテンツのレンダリングに使用する、異なるコンテンツ・レイアウトを選択できます。スロットのコンテンツ・レイアウトを変更すると、選択したレイアウトでスロット内のアセットがレンダリングされます。図4-4には、Webページ・レイアウトとコンテンツ・レイアウトの相違点を示すダイアグラムが示されています。

図4-4 Webページ・レイアウトとコンテンツ・レイアウト

図4-4の説明が続きます
「図4-4 Webページ・レイアウトとコンテンツ・レイアウト」の説明

4.2 Webモードでのアセットの作成

作成できるアセットのタイプは、Contributorインタフェースで提供されるアセット・タイプおよび割り当てられた権限によって決まります。適切な権限を持つユーザーであれば、WebCenter SitesのContributorインタフェースを使用して新しいアセットを一から作成できます。作成するアセットに類似した既存のアセットがある場合は、その既存のアセットをコピーして変更を行うことでいくつかの手順を省略できます。また、あるサイトに存在する同じアセットを別のサイトにも作成したい場合は、そのアセットを共有することで同じアセットを複数作成する必要がなくなります。

4.2.1 アセット作成方法の種類

Contributorインタフェースでの各種のアセット作成方法の詳細は、第3.1.1項「アセット作成方法の種類」を参照してください。

4.2.2 Webモード使用時にフォーム・モードに切り替える必要性

アセットをWebモードで操作している場合、表示される編集可能領域は、そのアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)に対して開発者が行った構成によって決まります。(アセットをフォーム・モードで操作するときに)アセットのコンテンツ・エントリ・フォームに表示されるフィールドは、そのアセットをWebモードで操作するときに提供されるフィールドと同一である必要はありません。このため、日付フィールドやロケール・フィールドなどの特定のフィールドは、Webモードで提供されない場合があります。また、特定の属性エディタはフォーム・モードでのみサポートされます(Clarkii Online Image Editorなど)。そのような場合は、フォーム・モードに切り替えて該当フィールドへの入力を行う必要があります。フォーム・モードへの切替えの詳細は、第4.2.3項「Webモードでの新規アセットの作成」の手順8を参照してください。

4.2.3 Webモードでの新規アセットの作成

管理者の構成により、アセット・タイプがWebモードで作成され、「新規」メニュー(「コンテンツ」メニューから「新規」を選択)にリストされる場合は、アセットのWebページ・ビューに情報を入力することで該当するタイプのアセットを作成できます。

Webモードで新規アセットを作成するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. 作成するアセットのタイプを選択します。メニュー・バーで、「コンテンツ」「新規」を選択し、作成するアセットのタイプを選択します。(次の例では、記事アセット・タイプを選択しています。)

    アセットの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-5 「アセットの作成」ダイアログ・ボックス

    図4-5の説明が続きます
    「図4-5 「アセットの作成」ダイアログ・ボックス」の説明

  3. アセットの作成」ダイアログ・ボックスで、次の手順を実行します。

    1. 「レイアウトの選択」フィールドで、アセットに割り当てるレイアウトを選択します。

      選択するレイアウトによって、アセットの作成ビューがWebモードでどのように表示されるかが決まります。

    2. 「名前」フィールドに、アセットの名前を入力します。次のことに留意してください。

      • 1-64文字までの英数字で指定する必要があります。

      • 次の文字は使用できません。一重引用符(')、二重引用符(")、セミコロン(;)、コロン(:)、疑問符(?)、パーセント記号(%)、小なり記号(<)、大なり記号(>)。

      • 名前には空白を含めることができますが、空白で始まる名前は指定できません。

    3. 「続行」をクリックします。

  4. 管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    図4-6 「割当て先の選択」ダイアログ・ボックス

    図4-6の説明が続きます
    「図4-6 「割当て先の選択」ダイアログ・ボックス」の説明

    必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。

    新しいタブが開き、アセットの作成ビューがWebモードで表示されます。(次の例では、記事アセットです。)

    図4-7 Webモードでの新規アセットの表示

    図4-7の説明が続きます
    「図4-7 Webモードでの新規アセットの表示」の説明

    アセットに割り当てたレイアウトによって、アセットの作成ビューに表示される編集可能領域が決まります。

  5. アセットの作成ビューの様々な領域をポイントし、コンテンツが受け入れられる領域を確認します。ドラッグ・アンド・ドロップ機能およびその他のコンテンツ管理アクションをサポートする領域は、それらをポイントしたときに(図4-8に示すように)強調表示されます。

    図4-8 Webモードでコンテンツを受け入れる領域

    図4-8の説明が続きます
    「図4-8 Webモードでコンテンツを受け入れる領域」の説明

  6. 強調表示された領域をクリックして、各領域でサポートするコンテンツのタイプを決定します。表示される編集可能領域のタイプ、およびそれらの領域がアセットのWebページ・ビューにどのように表示されるかは、開発者がどのようにアセットのWebページ・レイアウト(テンプレート)をコーディングしたかによって決まります。アセットをWebモードで操作するときに表示される可能性がある領域の例を、図4-9に示します。

    図4-9 Webモードでのスロット・フィールドおよびテキスト・フィールドの表示

    図4-9の説明が続きます
    「図4-9 Webモードでのスロット・フィールドおよびテキスト・フィールドの表示」の説明

  7. アセットの作成ビューに値を移入します。編集可能領域内をクリックして、その領域で受け入れられるコンテンツのタイプを確認します。アセットの移入時に確認できる可能性がある、各編集可能領域間の相違点を次に示します。

    • テキスト領域。テキストを入力できる1つ以上の領域が表示される場合があります。これらの領域には、入力する必要があるコンテンツのタイプを説明する事前定義済のサンプル・テキストが表示される場合があります。テキスト領域をポイントすると、その領域がグレーで強調表示され、カーソルがテキスト選択用のI型カーソルとして表示されます。次に例を示します。

      図4-10 テキスト領域

      図4-10の説明が続きます
      「図4-10 テキスト領域」の説明

      テキスト領域内をクリックして、任意のテキストを入力します。テキスト領域内をクリックすると、次のいずれかが表示されます。

      • 簡易テキスト・フィールド。簡易テキスト・フィールドにはテキストを入力できますが、そのテキストの書式は設定できません。

        図4-11 簡易テキスト・フィールド

        図4-11の説明が続きます
        「図4-11 簡易テキスト・フィールド」の説明

      • WYSIWYGテキスト・フィールド。テキスト領域で埋込みWYSYWYGエディタ(CKEditorなど)がサポートされる場合、そのWYSYWYGエディタが表示されます。これらのテキスト・フィールドでは、Microsoft Wordのようなコントロールを使用して、コンテンツを入力したり、その書式を設定できます。

        図4-12 WYSIWYGテキスト・フィールド

        図4-12の説明が続きます
        「図4-12 WYSIWYGテキスト・フィールド 」の説明

    • 日付領域。日付を選択できる1つ以上の領域が表示される場合があります。次に例を示します。

      これらのうち、いずれかの領域内をクリックすると、Date Picker属性エディタが起動します。詳細は、第3.5.4項「Date Pickerの使用」を参照してください。

    • スロット。事前定義済のコンテンツまたは空のスロットが表示された1つ以上の領域を確認できる場合があります。これらの領域をポイントすると、青のオーバーレイで強調表示されます。

      図4-14 移入されたスロットと空のスロット

      図4-14の説明が続きます
      「図4-14 移入されたスロットと空のスロット」の説明

      スロットを操作するには、次の手順を実行します。

      1. 目的のスロット内をクリックして、そのツールバーを表示します。スロットがアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)内でどのようにコーディングされるかに応じて、次の1つ以上のコンテンツ管理オプションが表示される場合があります。

        図4-15 スロット・ツールバー

        図4-15の説明が続きます
        「図4-15 スロット・ツールバー」の説明

        ツールバー(上部に表示されます)の左から右に、次のオプションが表示されます。

        編集: スロット内に含まれるアセットのコンテンツを、作成しているアセットのWebページ・ビュー内で直接編集できます。詳細は、第4.4.4.2項「関連付けられたアセットのコンテンツの編集」を参照してください。

        新しいタブで開く: スロット内に含まれるアセットの調査ビューが表示されたタブを開きます。詳細は、第4.4.1項「Webモードでのアセットのコンテンツの編集」を参照してください。

        コンテンツ・レイアウトの変更: スロットのコンテンツのレンダリングに使用するコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を選択できます。詳細は、第4.4.3項「コンテンツ・レイアウトの変更」を参照してください。

        スロット・プロパティ: スロットでサポートされるアセット・タイプのリストを提供します。詳細は、手順cを参照してください。

        スロットのクリア: スロットからコンテンツを削除します。詳細は、第4.4.4.3項「アソシエーションの削除」を参照してください。

        次のオプションは、複数値スロットのツールバーでのみ提供されます。

        管理: 複数値スロット内に含まれるアセットの位置を管理できます。複数値スロットの詳細は、第4.4.4.4項「複数値スロット内に表示されるコンテンツの位置の変更」を参照してください。

      2. スロットが複数値の場合、そのスロット内をクリックすると、スロットのツールバーに「編集」オプションおよび「管理」オプションが表示されます。「編集」をクリックして、次のように複数値スロット内の個々のスロットにアクセスします。

        図4-16 複数値スロット

        図4-16の説明が続きます
        「図4-16 複数値スロット」の説明

      3. スロットでサポートされるコンテンツのタイプを確認します。スロット内をクリックし、そのスロットのツールバー内の「スロット・プロパティ」オプションをクリックします。

        図4-17 「スロット・プロパティ」ダイアログ・ボックス

        図4-17の説明が続きます
        「図4-17 「スロット・プロパティ」ダイアログ・ボックス」の説明

      4. スロットでドラッグ・アンド・ドロップ機能がサポートされるかどうかを確認します。これを行うには、「コンテンツ・ツリー」「ワーク」ツリーまたは検索結果リストから目的のスロットにアセットをドラッグします。

        スロットの境界線が緑色に変わった場合、そのタイプのアセットはスロットで受け入れられます。この場合は、アセットをスロット内にドロップします。スロットの境界線が赤色に変わった場合は、スロットでこのタイプのアセットが受け入れられないか、ドラッグ・アンド・ドロップ機能がサポートされません。

        スロットへのコンテンツの追加の詳細は、第4.4.4.1項「アソシエーションの追加または置換」を参照してください。

  8. 作成しているアセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)が、特定のフィールド(日付フィールドやロケール・フィールドなど)をWebモードで表示するようにコーディングされていない場合、それらのフィールドはフォーム・モードでのみ提供されます。これらのフィールドを移入するには、次のようにフォーム・モードに切り替える必要があります。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

      タブにアセットがフォーム・モードで再表示されます。

    2. 必須フィールドに入力します。手順については、第3.1.2項「フォーム・モードでの新規アセットの作成」の手順bを参照してください。

    3. Webモードに再度切り替えます。アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

      タブにアセットがWebモードで再表示されます。

  9. アセットを保存します。次のいずれかを行います。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正し、アセットを保存します。

  10. アセットを調査します。次のいずれかを実行します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。調査ビューで表示されているアセットのコンテンツを変更することはできません。

  11. (オプション)アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、第16.4.1項「ワークフローへのアセットの割当て」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。

  12. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. さらにアセットを変更する場合は、次の手順を実行します。

      1. アセットのツールバーで、「戻る」アイコンをクリックします。

        このタブでは、アセットの調査ビューが表示されます。

      2. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

        タブにアセットの編集ビューが表示されます。Webモードでのアセットの編集の詳細は、第4.4項「Webモードでのアセットの編集」を参照してください。

  13. アセットの操作が完了したら、アセットを保存して閉じます。メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存して閉じる」を選択します。

    アセットが保存され、アセットを表示しているタブが閉じます。

4.2.4 既存アセットのコピーによる新規アセットの作成

アセットをコピーする場合、フォーム・モードとWebモードの両方で同じ手順を使用します。既存アセットのコピーによって新規アセットを作成する手順は、第3.1.3項「既存アセットのコピーによるアセットの作成」を参照してください。

4.3 他のサイトとのアセットの共有

様々なサイトとアセットを共有する場合、フォーム・モードとWebモードの両方で同じ手順を使用します。別のサイトとアセットを共有する手順は、第3.2項「他のサイトとのアセットの共有」を参照してください。

4.4 Webモードでのアセットの編集

この項では、アセットをWebモードで編集する手順を説明します。内容は次のとおりです。

4.4.1 Webモードでのアセットのコンテンツの編集

Webモードでは、コンテキスト編集が提供されます。これは、アセットのコンテンツを直接Webページ・ビューで編集できることを意味します。アセットのWebページ・レイアウト(テンプレート)のコードがどのように記述されるかによって、Webモードで編集できる領域が決まります。特定のフィールド(日付フィールドやロケール・フィールドなど)には、フォーム・モードでアセットを使用するときにしかアクセスできない場合があります。このため、これらのフィールドのコンテンツを編集するには、フォーム・モードに切り替える必要があります。

Webモードでアセットのコンテンツを編集するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 適切なアセットを探して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。


      注意:

      最初に調査せずにアセットを編集するには、アセット・リストで目的のアセットを右クリックし、コンテキスト・メニューから「編集」を選択します。手順4bに進みます。アセットの編集ビューがフォーム・モードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、Webモードに切り替えます。


      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. 次のようにアセットを編集します。

    1. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

      図4-18 Webモードでのアセットの編集ビュー

      図4-18の説明が続きます
      「図4-18 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

    2. 任意の変更をアセットに加えます。Webモードでアセットを処理する場合に表示される可能性のある編集可能領域の詳細は、手順5から8を参照してください。

  5. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  6. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  7. アセットがワークフローに事前に割り当てられていないときに、ワークフロー機能を使用する場合は、第16.4項「ワークフロー機能の使用方法」の説明に従って、アセットをワークフロー・プロセスに割り当てることができます。

  8. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebモードで再表示されます。

4.4.2 Webページ・レイアウトの変更

アセットに割り当てられるWebページ・レイアウト(テンプレート)によって、アセットのWebページ・ビューに表示されるスロットの位置が決まります。アセットの異なるレイアウト(テンプレート)を選択すると、Webページ・レイアウト(テンプレート)のコードがどのように記述されているかによって、スロットとその他の編集可能領域が異なる位置にレンダリングされます。この項では、アセットをWebモードで操作するときに、そのアセットの異なるWebページ・レイアウト(テンプレート)を選択する手順を説明します。

アセットのWebページ・レイアウトを変更するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例ではHomeページ・アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

    図4-19 Webモードでのアセットの編集ビュー

    図4-19の説明が続きます
    「図4-19 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

  5. アセットのWebページ・レイアウト(テンプレート)を次のように変更します。

    1. 次のいずれかを実行します。

      • アセットのツールバーで、「ページ・レイアウトの変更」アイコンをクリックします。

      • メニュー・バーで、「編集」「ページ・レイアウトの変更」を選択します。

      「ページ・レイアウトの変更」ダイアログが開きます。

      図4-20 「ページ・レイアウトの変更」ダイアログ・ボックス

      図4-20の説明が続きます
      「図4-20 「ページ・レイアウトの変更」ダイアログ・ボックス」の説明

    2. アセットに割り当てるWebページ・レイアウト(テンプレート)を選択し、「適用」をクリックします。

      WebCenter Sitesによって、アセットのWebページ・レイアウトが、選択したレイアウトに更新されます。選択するWebページ・レイアウト(テンプレート)によって、スロットの位置と、アセットの他の編集可能領域が決まります。

  6. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  7. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  8. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebモードで再表示されます。

4.4.3 コンテンツ・レイアウトの変更

各スロットにはコンテンツ・レイアウト(テンプレート)が割り当てられます。スロットのコンテンツ・レイアウトによって、そのスロット内に含まれるアセットがどのように表示されるかが決まります。スロットのコンテンツ・レイアウトを変更すると、スロット・アセットが作成され、WebCenter Sitesデータベースに格納されます。アセットを承認するときは、そのアセットに関連付けられたスロット・アセットも承認する必要があります。この項では、スロットのコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を変更する手順を説明します。

スロットのコンテンツ・レイアウトを変更するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では「テニス」ページ・アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

    図4-21 Webモードでのアセットの編集ビュー

    図4-21の説明が続きます
    「図4-21 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

  5. アセットを含むスロットのコンテンツ・レイアウト(テンプレート)を次のように変更します。

    1. コンテンツ・レイアウト(テンプレート)を変更するスロット内をクリックします。次に例を示します。

      図4-22 単一値のスロット・ツールバー

      図4-22の説明が続きます
      「図4-22 単一値のスロット・ツールバー」の説明

      スロットが複数値の場合、そのスロットをクリックすると、コンテンツ・レイアウトを変更するスロットとともに複数のスロットが強調表示されます。この場合、ツールバーには「編集」オプションおよび「管理」オプションのみが(次のように)表示されます。「編集」オプションをクリックします。

      図4-23 複数値スロット・ツールバー

      図4-23の説明が続きます
      「図4-23 複数値スロット・ツールバー」の説明

      これで、複数値スロット内の個々のスロットをクリックできるようになります。目的のスロットをクリックして、そのツールバーを表示します。

    2. スロット・ツールバーで、「コンテンツ・レイアウトの変更」オプションをクリックします。

      図4-24 スロット・ツールバー: コンテンツ・レイアウトの変更

      図4-24の説明が続きます
      「図4-24 スロット・ツールバー: コンテンツ・レイアウトの変更」の説明


      注意:

      ツールバーに「コンテンツ・レイアウトの変更」オプションが表示されない場合は、ここで終了します。スロットでこのタイプの編集がサポートされていません。


      「コンテンツ・レイアウトの変更」ダイアログが開きます。

      図4-25 「コンテンツ・レイアウトの変更」ダイアログ

      図4-25の説明が続きます
      「図4-25 「コンテンツ・レイアウトの変更」ダイアログ」の説明

    3. 目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      スロット内に含まれるコンテンツが、選択したレイアウトでレンダリングされます。次に例を示します。

      図4-26 移入されたスロット

      図4-26の説明が続きます
      「図4-26 移入されたスロット」の説明

  6. 次のいずれかを実行してアセットを保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  7. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  8. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックします。

      タブにアセットがWebモードで再表示されます。

4.4.4 アソシエーションの編集

アセットをWebモードで操作する場合、そのアソシエーションを編集できます。これを行うには、アセットを空のスロットに追加し、スロット内に現在表示されているアセットを異なるアセットに置換します。次に、複数値スロット内に表示されているアセットの配置を変更し、アセットをスロットから削除します。

この項では、次の手順を説明します。

4.4.4.1 アソシエーションの追加または置換

この項では、2つのアセット間のアソシエーションを作成または置換する方法を説明します。この操作を行うには、関連付けるアセットを、Webモードで操作しているアセットの任意のスロット領域内にドラッグ・アンド・ドロップします。

アソシエーションを追加または置換するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

  5. アセットを配置するスロットを決定します。スロットがすでに移入されている場合は、置換するスロットのコンテンツを決定します。

  6. 操作しているアセットに、アセットを次のように関連付けます。

    1. スロット内に配置するアセットを検索します。次のいずれかを実行します。

      • 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

        検索結果のリストは、操作中のアセットの右側に表示されます。

      • 以前にアセットにブックマークを付けた場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

    2. 図4-27に示すように、アセットのリスト内で、スロットに追加するアセットの名前をクリックし、マウスのボタンを押しながら、アセットを目的のスロットまでドラッグします。

      図4-27 スロットへのアセットのドラッグ

      図4-27の説明が続きます
      「図4-27 スロットへのアセットのドラッグ」の説明

      アセットを目的のスロットまでドラッグするときに、そのアセットの名前がフローティング・オブジェクトとして表示されます。アセットをドロップするスロットは、空でも占有されていてもかまいません。図4-28では、アセットが空のスロット上にドラッグされています。

      図4-28 緑色の点の境界線で囲まれたスロット

      図4-28の説明が続きます
      「図4-28 緑色の点の境界線で囲まれたスロット」の説明

      アセットをスロット上に移動すると、スロットでそのタイプのアセットがサポートされている場合、緑色の点の境界線が(前述のように)スロットの周りに表示されます。スロットでそのタイプのアセットがサポートされていない場合は、赤色の点の境界線が周りに表示されます。

    3. アセットをスロット内にドロップします。

      図4-29 コンテンツを移入したスロット

      図4-29の説明が続きます
      「図4-29 コンテンツを移入したスロット」の説明

      スロット内にドロップしたアセットが、操作中のアセットに関連付けられます。アセットをドロップするスロットがすでに移入されている場合、置換されたアセットは、操作中のアセットのアソシエーションとしてスロットから削除されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebモードで表示します。

4.4.4.2 関連付けられたアセットのコンテンツの編集

アセットをWebモードで操作する場合、それに関連付けられたアセットを編集できます。この操作は、関連付けられたアセットを表示するスロット内で直接行うか、新しいタブ内で行うことができます。関連付けられたアセットのコンテンツを新しいタブ内で編集する場合、そのアセットを保存すると、加えた変更が、アセットを表示するスロットに反映されます。

関連付けられたアセットのコンテンツを編集するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

    図4-30 Webモードでのアセットの編集ビュー

    図4-30の説明が続きます
    「図4-30 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

  5. 編集する関連付けられたアセットを含むスロットをクリックします。

    スロット・ツールバーが表示されます。スロットがコンテンツの編集を許可するように構成されている場合は、「編集」オプションと「新しいタブで開く」オプションのいずれかまたは両方が表示されます。

    図4-31 スロット・ツールバー

    図4-31の説明が続きます
    「図4-31 スロット・ツールバー」の説明

    スロットが複数値の場合、そのスロットをクリックすると、「編集」オプションおよび「管理」オプションのみが表示されます。「編集」オプションをクリックして、複数値スロット内の個々のスロットにアクセスします。スロットのツールバーを表示するには、個々のスロットをクリックします(図4-31を参照)。

  6. スロット内に表示された、関連付けられたアセットを編集します。次のいずれかを実行します。

    • 関連付けられたアセットを直接スロット内で編集するには、次の手順を実行します。

      1. スロットのツールバーで、「編集」オプションをクリックします。

      2. アセットの領域をポイントします。強調表示された領域が編集可能です。

      3. 関連付けられたアセットに変更を行います。

    • 関連付けられたアセットを新しいタブ内で編集するには、次の手順を実行します。

      1. スロットのツールバーで、「新しいタブで開く」オプションをクリックします。

        関連付けられたアセットの調査ビューをフォーム・モードまたはWebモードで表示する新しいタブが開きます。

      2. 関連付けられたアセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

      3. 関連付けられたアセットに変更を行います。

        アセットがWebモードで表示されている場合、表示される可能性があるフィールドの詳細は、第4.2.3項「Webモードでの新規アセットの作成」の手順5から8を参照してください。

        アセットがフォーム・モードで表示されている場合、表示される可能性があるフィールドの詳細は、第3.1.2項「フォーム・モードでの新規アセットの作成」の手順6を参照してください。

      4. アセットを保存して閉じます。メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存して閉じる」を選択します。

      5. 操作中のアセット(この説明の手順2で開いた)を表示するタブに切り替えます。

      6. 編集した関連付けられたアセットをスロットに表示するアセットをリフレッシュします。アセットのツールバーで、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。

        編集した関連付けられたアセットを含むスロットに、変更が反映されたアセットが表示されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebモードで表示します。

4.4.4.3 アソシエーションの削除

アセットをWebモードで操作しているときに、スロットからアセットを削除すると、操作中のアセットとスロットから削除したアセットとの間のアソシエーションも削除されます。

関連付けられたアセットを削除するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

    図4-32 Webモードでのアセットの編集ビュー

    図4-32の説明が続きます
    「図4-32 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

  5. 削除するアセットを含むスロットをクリックします。

    スロットのツールバーが表示されます。

    図4-33 スロット・ツールバー

    図4-33の説明が続きます
    「図4-33 スロット・ツールバー」の説明

  6. 「スロットのクリア」(X)オプションをクリックして、スロットからアセットを削除します。

    アセットがスロットから削除されます。削除したアセットと操作中のアセットとの間の関連付けは解除されます。

  7. 次のいずれかを実行して変更を保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  8. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  9. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebモードで表示します。

4.4.4.4 複数値スロット内に表示されるコンテンツの位置の変更

Webモードで操作しているアセットが複数値スロットである場合、アセットを1つのスロットから別のスロットに移動することによって、関連付けられたアセットがWebページに表示される順序を変更できます。

コンテンツが複数値スロット内に表示される順序を変更するには

  1. WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。

  2. アセットを見つけて開きます。次のいずれかを実行します。

    • 目的のアセットを検索して開きます。

      1. 「検索」フィールドで、アセットを特定する検索条件を指定して、虫めがねボタンをクリックします。

      2. 検索結果のリストで、アセットの名前をクリックします。

    • 以前にこのアセットにブックマークを付けている場合は、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードから開きます。

      1. 「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)

      2. ブックマークを付けたアセットのリストで、目的のアセットの名前をダブルクリックします。

      アセットの検索の詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。

      アセットの調査ビュー(フォーム・モードまたはWebモード)を表示するタブが開きます。(この例では、25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用します。)

  3. アセットがフォーム・モードで表示されている場合は、Webモードに切り替えます。

    1. アセットのツールバーで、「モード」スイッチをクリックします。

    2. アセットがテンプレート(Webページ・レイアウト)に割り当てられていない場合は、「レイアウトの選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。目的のレイアウトを選択して、「適用」をクリックします。

      タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。

  4. アセットのツールバーで、「編集」アイコンをクリックします。

    タブに、アセットの編集ビューが、Webモードで表示されます。

    図4-34 Webモードでのアセットの編集ビュー

    図4-34の説明が続きます
    「図4-34 Webモードでのアセットの編集ビュー」の説明

  5. どのスロットが複数値であるかを確認します。アセットに割り当てられたWebページ・レイアウト(テンプレート)に対して開発者が行った構成によって、複数値スロットがどのようにアセットの編集ビューに表示されるかが決まります。サイト上のどのスロットが複数値であるかは、開発者に確認してください。

    この例(25 Nevada Resorts Serving Snowの記事アセットを使用)では、複数値スロットをポイントすると、その複数値スロットに関連付けられた複数のスロットが、青のオーバーレイで次のように強調表示されます。

    図4-35 複数値スロット

    図4-35の説明が続きます
    「図4-35 複数値スロット」の説明

  6. 目的の複数値スロット内をクリックします。複数値スロットのツールバーに、「編集」オプションおよび「管理」オプションが表示されます。次に例を示します。

    図4-36 複数値スロットのツールバー

    図4-36の説明が続きます
    「図4-36 複数値スロットのツールバー」の説明

  7. 複数値スロットのツールバーで、「管理」オプションをクリックします。

    次のダイアログ・ボックスが開きます。

    図4-37 複数値スロットの「スロット・コンテンツの管理」ダイアログ

    図4-37の説明が続きます
    「図4-37 複数値スロットの「スロット・コンテンツの管理」ダイアログ」の説明

  8. 「スロット・コンテンツの管理」ダイアログ・ボックスで、複数値スロットに表示されるアセットの配置を変更します。目的のアセットの名前をクリックし、そのまま目的の位置にドラッグ・アンド・ドロップします。

    図4-38 複数値スロットでのアセットの並替え

    図4-38の説明が続きます
    「図4-38 複数値スロットでのアセットの並替え」の説明

  9. 「保存」をクリックします。

    アセットが希望の順序で複数値スロット内に表示されます。

    図4-39 複数値スロット: 目的の位置に表示されたアセット

    図4-39の説明が続きます
    「図4-39 複数値スロット: 目的の位置に表示されたアセット」の説明

  10. 次のいずれかを実行して変更を保存します。

    • アセットのツールバーで、「保存」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「コンテンツ」「保存」を選択します。

    次の場合を除き、アセットがデータベースに保存されます。

    • 1つ以上の必須フィールドに値が入力されていない

    • 1つ以上のフィールドで許可されていない値の入力または選択が行われている

    このいずれかに当てはまる場合は、問題のフィールドを示すエラー・メッセージが表示されます。エラーを修正してアセットを保存します。

  11. 次のいずれかを実行してアセットを調査します。

    • アセットのツールバーで、「調査」アイコンをクリックします。

    • メニュー・バーで、「編集」「調査」を選択します。

    タブにアセットの調査ビューがWebモードで表示されます。アセットを調査する場合、そのコンテンツを変更することはできません。

  12. アセットをプレビューします。

    1. アセットのツールバーで、「プレビュー」アイコンをクリックします。

      アセットのプレビューがタブに表示されます。アセットのプレビュー方法の詳細は、第7章「アセットのプレビュー」を参照してください。

    2. アセットのプレビューが完了したら、「戻る」アイコンをクリックして、アセットをWebモードで表示します。