この章では、イベントで提供される機能について説明します。イベントは、会議、予定、その他の種類のイベントをスケジュールするために使用できるカレンダを提供します。また、イベントを使用して、ホーム・ポータルにユーザー個人のMicrosoft Exchangeカレンダを表示することもできます。ホーム・ポータル・カレンダの上にポータル・カレンダを重ねることで、スケジュール全体を1箇所に表示できます。
この章の内容は次のとおりです。
権限: この章は、カレンダおよびイベント機能を使用してイベントのスケジュールおよび追跡を行うWebCenter Portalユーザーを対象としています。この章で説明するタスクを行うための権限は、デフォルトでポータルの
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注意: この章で説明する各タスクは、イベントが有効化および公開されていない場合は使用できません。ポータル・モデレータが、イベントを追加および構成します(Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータルへのカレンダおよびイベントの追加に関する項を参照)。 |
イベントには、予定、会議、プレゼンテーションなどが含まれます。WebCenter Portalには、2種類のイベントがあります。
個人イベントは、特定のポータルに関連していないイベントです。これには、病院や歯医者の予約、友だちとの昼食の約束などが含まれます。
個人イベントはMicrosoft Exchangeカレンダから取得され、Exchangeカレンダにログインしているユーザーに対してのみ、ホーム・ポータルのページのイベント・ビューアに表示されます。個人カレンダのイベントの表示については、第28.1.2項「イベントの表示場所」を参照してください。
ポータル・イベントは、特定のポータルに関連しているイベントです。これには週に一度の会議、プレゼンテーション、または顧客訪問などが含まれます。
ポータル・イベントは、ポータルのすべてのメンバーに対して、このポータル専用の「イベント」ページ(またはコンソール)に、またはこのポータルのページにあるイベント・ビューアに表示されます。必要なレベルの権限を持つメンバーは、イベントのスケジュール設定や更新を行うことができます。
注意: アプリケーションでWebCenter Portalのデフォルトのユーザー・ロールが使用されている場合、イベントの作成に必要な権限は、participant (参加者)ロールとmoderator (モデレータ)ロールの両方に含まれています。参加者とモデレータは、すべてのイベントを管理できます。 |
ホーム・ポータルに個人イベントを表示するだけではなく、選択したポータルのポータル・イベントも1箇所にまとめて表示できます。これは、カレンダへのオーバーレイと呼ばれます。これにより、重要なイベントをすべて1つの場所、つまりホーム・ポータルで使用できるようになります。
ポータルに「イベント」ページ(またはコンソール)が追加されている場合は、それにイベントも追加できます。ただし、個人イベントはホーム・ポータルでのみ表示できます。
カレンダ・オーバーレイが有効または無効な場合のイベントの表示の詳細は、第28.1.2項「イベントの表示場所」を参照してください。
注意: Microsoft Exchangeカレンダの個人イベントを表示するには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータによってカレンダ・オーバーレイが有効化され、 |
ポータルには、イベントを確認できる様々な場所が用意されています。
イベントが有効化されているまたはポータル・テンプレートに含まれているすべてのポータルには「イベント」ページ(またはコンソール)があり、このページの表示と非表示を切り替えることができます。「イベント」ページを表示できない場合、非表示になっている可能性があります。アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータは、イベント・ビューアへのリンクを提供するか、「イベント」ページを表示する必要があり、ユーザーはそこからイベントにアクセスできます。図28-1は、「イベント」ページまたはコンソールのポータル・イベントを示しています。
ポータル・モデレータがポータルのページにイベント・ビューアを追加している場合は、ポータル・ナビゲーションからこれを表示できます。図28-2は、ポータルの別のページのイベントを示しています。
注意: 個人イベントはホーム・ポータルでのみ確認できます。 |
ポータル・モデレータは、ホーム・ポータルのページへのイベントの追加、そのページの表示、および参加者へのそのページへのアクセスの付与を行うことができます。ホーム・ポータルでは、イベント・ビューアには当初、個人カレンダのイベントのカレンダは表示されません。「個人カレンダにログイン」をクリックする必要があります。図28-3は、カレンダ・オーバーレイが無効な場合の、ホーム・ポータルのページのイベント・ビューを示しています。
Microsoft Exchangeカレンダを使用していない場合、またはホーム・ポータルに個人イベントは表示したくないが、ポータル・イベントは表示したいという場合は、ポータル・モデレータにカレンダ・オーバーレイの有効化を依頼します。図28-4に示すように、ポータル・イベントも表示できます。
図28-4は、カレンダ・オーバーレイが有効な場合の、ホーム・ポータルのイベントを示しています。
カレンダ・オーバーレイが有効な場合は、「個人イベント」(図28-4)をクリックして「個人カレンダにログイン」を表示し、「続行」(図28-5)をクリックします。
注意: Microsoft Exchangeカレンダの個人イベントを表示するには、ポータル・モデレータによってカレンダ・オーバーレイが有効化され、 |
イベント機能では、リンクとの密接な統合によって、他のWebCenter Portalアセットとイベントを関連付けることができます。リンク機能により、ドキュメント、ノート、お知らせ、ディスカッションおよびURLをイベントに関連付けることができるようになります。イベントからリンクを作成するには、目的のイベントを編集し、「リンク」アイコンをクリックします。詳細は、第31.2項「リンク機能の使用」を参照してください。
イベントを使用して、ポータルのイベントに関する電子メールをポータルのメンバーに送信することもできます。イベントから電子メールを送信するには、目的のイベントを編集し、「メールの送信」アイコンをクリックします。メール機能の使用の詳細は、第11.1項「「メールの送信」機能について」を参照してください。
イベントには、予定、会議、プレゼンテーションなどが含まれます。WebCenter Portalは、個人イベントおよびポータル・イベントを表示するために、2種類のイベント・ビューを用意しています。
「イベント」ビューは、十分な機能を備えたカレンダを提供します。このカレンダでは、様々なレイアウトでイベントを表示するだけでなく、イベントを作成、管理したり、複数のカレンダからイベントを集めて表示したりすることもできます。
「イベント - ミニ・ビュー」は、イベントをリストとして、よりコンパクトなビューに表示します。これから行われるイベントを表示したり、既存のイベントを編集したりすることができます。このビューでは、新規イベントは作成できません。イベントに関する情報を提供したいが、完全なカレンダを表示できるほどのスペースがページにはないという場合に便利です。
注意: 次の項の手順は、個人イベントとポータル・イベントの両方で使用できます。違いがある場合は、その旨、記載します。 |
この項の内容は次のとおりです。
WebCenter Portalの外部で、特定のポータルと関連していない個人イベントのカレンダを保持できます。このカレンダとしてMicrosoft Exchange 2003または2007を使用している場合、ホーム・ポータルに個人イベントを取り込むことができます。これにより、すべてのカレンダ情報を1箇所にとどめ、日々の予定を立てやすくすることができます。
個人イベントはホーム・ポータルで確認できます。また、個人イベントを編集または削除したり、Exchangeカレンダにプッシュされた新しい個人イベントを作成することも可能です。
注意: ポータル・モデレータは、イベントを表示するページをホーム・ポータルに設定できます。このページで、ユーザーは自分の個人イベントを表示できます。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のホーム・ポータルのページでのイベントの表示に関する項を参照してください。 ポータル・モデレータは、イベント・ビューを設定する際、カレンダ・オーバーレイを有効化して、ホーム・ポータルで個人イベントの横にポータル・イベントも表示するようにできます。ポータル・イベントの横に個人カレンダ・イベントを表示できますが、ポータル・イベントをExchangeカレンダにプッシュすることはできません。カレンダ・オーバーレイの詳細は、第28.1.1項「カレンダのオーバーレイ」を参照してください。 |
個人イベントにアクセスするには、次の手順を実行します。
ポータルのホーム・ポータルに移動し、個人イベントが含まれるページに移動します(図28-3を参照)。
「個人カレンダにログイン」をクリックします(図28-6)。
ホーム・ポータルでは、イベント・ビューには当初、個人カレンダのイベントのカレンダは表示されません。その代わり、個人カレンダにログインするためのリンクが表示されます(図28-6)。
注意: 「個人カレンダにログイン」ではなく「再試行」リンクが表示されている場合、Microsoft Exchange Serverへの接続に問題があります。システム管理者に連絡してください。 |
Microsoft Exchangeカレンダを使用していない場合、またはホーム・ポータルに個人イベントは表示したくないが、ポータル・イベントは表示したいという場合、ポータル・モデレータはカレンダ・オーバーレイを有効化できます(第28.1.1項「カレンダのオーバーレイ」を参照)。「個人イベント」(図28-7)をクリックし、「続行」(図28-8)をクリックします。
表示される「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログで、Microsoft Exchangeログイン資格証明を入力し、「OK」をクリックします。
注意: 「外部アプリケーション・ログイン」ダイアログには、この画面を提供するメール・サービスの要件に応じて、追加のフィールドおよび情報が含まれている場合があります。外部アプリケーションおよびWebCenter Portalのログイン資格証明の保存の詳細は、第3.7項「外部アプリケーションのログイン情報の指定」を参照してください。 |
個人カレンダが開きます(図28-9)。
イベントはグリッドまたはリストとして表示できます。イベントは日単位、週単位または月単位で表示したり、カテゴリ別にフィルタしたりできます。1日当たりに表示する時間帯を選択したり、表示に第2タイムゾーンを含めることもできます。
この項の内容は次のとおりです。
アイコンを使用して、イベントをグリッド形式またはリスト形式で表示できます。イベントの表示にグリッド形式を使用する場合、日、週、または月単位で表示できます。イベントをリスト形式で表示する場合、このリストに表示される今後のイベント数は、選択されている表示オプションによって異なります。
通常、グリッド・モードでは、現在の日、週または月のイベントが表示されます。特定の日、週または月のイベントを表示するには、前または次アイコンを使用するか、具体的な日付を選択します。
表28-1に、使用できるアイコンとその機能を示します。
注意: 次のオプションは、「イベント - ミニ・ビュー」では使用できません。 |
表28-1 カレンダ・アイコン
アイコン | 説明 |
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クリックすると、前の日、週または月のイベントが表示されます。 |
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クリックすると、次の日、週または月のイベントが表示されます。 |
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クリックすると、現在の日付(今日)に対応するイベントが表示されます。 |
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クリックすると、特定の日付に対応するイベントが表示されます。 注意: カレンダのオーバーレイ機能が全画面モードで有効化されている場合、日付ピッカーは常にカレンダの左側に表示されます。 |
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クリックすると、一度に1日分のイベントが表示されます。 |
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クリックすると、1週間分のイベントが表示されます。 |
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クリックすると、1か月分のイベントが表示されます。 |
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クリックすると、これから行われるイベントのリストが表示されます。リストに表示されるイベントの数は、設定によって異なります(詳細は、第28.2.2.4項「表示プリファレンスの設定」を参照してください)。 |
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クリックすると、「イベント・プリファレンス」ダイアログが表示されます。このダイアログでは、カレンダの時間や第2タイムゾーンを設定したり、リスト・ビューを構成します(詳細は、第28.2.2.4項「表示プリファレンスの設定」を参照してください)。 |
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カレンダでイベントのフィルタ基準となるイベント・カテゴリを1つ以上選択します。カレンダには、選択したカテゴリに属するイベントのみ表示されます(詳細は、第28.2.2.3項「イベントのカテゴリ別フィルタリング」を参照してください)。 |
クリックすると、ページが更新され、最新の変更が反映されます。 |
「イベント」ページ(またはコンソール)またはイベント・ビューには、イベントに関する基本情報が表示されます。イベントの上にマウス・ポインタを重ねるだけで、場所、開始時間と終了時間、優先順位、カテゴリ、リンクなど、さらに詳しい情報が表示されます。
ウィンドウが開いて(図28-10)、次の情報が表示されます。
イベントのタイトル
イベントの日付と時刻の詳細。第2タイムゾーンが指定されている場合はそれも表示されます。
イベントの優先度
イベントの所属カテゴリ
イベントの場所(指定されている場合)
イベントに関連付けられているリンク
イベントの具体的な詳細を表示するには、そのイベントを編集する必要があります。詳細は、第28.2.4項「予定イベントの改訂」を参照してください。
チーム・ミーティング、顧客ミーティング、休暇など、1つ以上の特定カテゴリに属するものだけ表示されるように、カレンダのイベントをフィルタすることができます。
関連項目: イベント・カテゴリは、ポータル・モデレータにより、ポータルの管理設定で作成されます。イベント・カテゴリの作成後、これらを使用して、イベントにカテゴリを割り当てることができます。これにより、イベントをカテゴリ別にフィルタできるようになります。ポータル・モデレータがカテゴリを作成していない場合は、イベントをカテゴリ化できません。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータル・イベント・カテゴリの作成と管理に関する項を参照してください。 |
カテゴリを基準にイベントをフィルタするには、次の手順を実行します。
イベントのフィルタを行うイベント・ビューまたは「イベント」ページに移動します。
注意: 「イベント - ミニ・ビュー」ではイベントはフィルタできません。「表示」ドロップダウン・リストは、ポータル・イベントに対してのみ使用できます。個人イベントでは使用できません。 |
ツールバーで、「表示」ドロップダウン・リスト(図28-11)から、カレンダに表示されるイベントのフィルタの基準となるカテゴリを1つ以上選択します。
このドロップダウン・リストを閉じると、選択したカテゴリに属するイベントのみがカレンダに表示されます。
ヒント: イベントのフィルタリングを解除するには、「表示」ドロップダウン・リストで必要のないカテゴリの選択を解除します。 |
イベントの表示プリファレンスでは、次の操作を実行できます。
イベントを日または週単位で表示するときに、カレンダの先頭に表示される時刻を決定します。
第2タイムゾーンを特定します。
リスト・ビューでのイベントの表示方法を日、週、または月単位にするか、日数を指定して表示するかを指定できます。
このようなプリファレンスを設定するには、「イベント・プリファレンスの設定」アイコン(図28-12)をクリックして、「イベント・プリファレンス」ダイアログ(図28-13)にアクセスします。
注意: 「イベント・プリファレンスの設定」アイコンおよび「イベント・プリファレンス」ダイアログは、「イベント - ミニ・ビュー」では使用できません。 |
この項の内容は次のとおりです。
「日」および「週」ビューでは、カレンダ・グリッドは時間単位に分割されています。カレンダで垂直方向のスペースに制限がある場合は、カレンダのグリッドに表示される最も早い時刻を指定して、スペースを節約することができます。指定された開始時刻から午後11時まで表示してもまだスペースに余裕がある場合は、指定よりも前の時刻から表示されます。
カレンダの開始時刻を設定するには、次の手順を実行します。
最近は、異なる場所にいるメンバーとチームを組んで働くことも珍しくありません。会議をスケジューリングするときには、招待される人すべてに最も都合のよい時間がわかると便利です。スケジューリングをしやすくするために、第2タイムゾーンを指定して、そのタイムゾーンと自分のタイムゾーンの両方で会議の時間を確認することができます。
イベントの上にマウス・ポインタを重ねると、イベントの詳細ウィンドウに、第1タイムゾーンと第2タイムゾーンの会議時刻が表示されます(図28-14)。
第2タイムゾーンを設定するには、次の手順を実行します。
カレンダがリスト・ビューで表示される場合は、イベントをどのように表示するかを指定できます。イベントは日、週、または月単位に表示することもできますし、表示する日数を指定することもできます。
リスト・ビューを構成するには、次の手順を実行します。
リスト・ビューを構成するイベント・ビューまたは「イベント」ページに移動します。
ツールバーの「イベント・プリファレンスの設定」アイコンをクリックします(図28-12)。
「イベント・プリファレンス」ダイアログ(図28-16)の「リスト・タイプ」ドロップダウン・リストから、リスト・ビューにイベントを表示する方法を選択します。
日数: 指定された日数の間に行われるイベントをすべてリストします。
日: 選択されている日に行われるイベントをすべてリストします。
週: 選択されている週に行われるイベントをすべてリストします。
月: 選択されている月に行われるイベントをすべてリストします。
前の手順で「日数」を選択した場合、「リスト数」フィールドに、イベントを表示する日数を指定します。デフォルトは14です。
「OK」をクリックして変更を保存します。
ポータル・イベントと個人イベントをスケジューリングすることができます。個人イベントをスケジューリングすると、そのユーザーのMicrosoft Exchangeカレンダに詳細がプッシュされます。
注意: 「イベント - ミニ・ビュー」では新規イベントはスケジューリングできません。 |
イベントをスケジューリングするには、次の手順を実行します。
イベントのスケジューリングを行うイベント・ビューまたは「イベント」ページに移動します。
ツールバーの「作成」をクリックします(図28-17)。
「イベントの作成」ダイアログが開きます(図28-18および図28-19を参照)。「イベントの作成」ダイアログのフィールドは、作成しているイベントが個人イベントであるか、ポータル・イベントであるかによって多少異なります。差異については、この手順の後半で指摘します。
注意: グリッド・ビューでも、空いている部分をダブルクリックするか、右クリックして「作成」を選択して、「イベントの作成」ダイアログを簡単に表示できます。この方法には、ダイアログに最初からイベントの日付と時刻が指定されているという利点があります。 |
図28-18は、「イベント」ページから起動された「イベントの作成」ダイアログを示しています。
図28-19は、ホーム・ポータルのページから起動された「イベントの作成」ダイアログを示しています。
「タイトル」フィールドに、イベントのタイトルを簡単にわかりやすく入力します。
たとえば、Project Update
と入力します。
「場所」フィールドに、イベントの実施場所を入力します。
たとえば、Conference Room 5
と入力します。
「カレンダ」ドロップダウン・リストから、イベントを作成するカレンダを選択します。
注意: 「カレンダ」ドロップダウン・リストは、カレンダ・オーバーレイ機能が有効化され、他のカレンダが少なくとも1つ表示されている場合のみ使用できます。 「カレンダ」ドロップダウン・リストは、カレンダ・オーバーレイを使用できない「イベント」ページで作成されたイベントでは使用できません。 詳細は、第28.1.1項「カレンダのオーバーレイ」を参照してください。 |
イベントのために1日、他の予定を入れられないようにするには、「終日イベント」を選択します。
終日イベントが数日間にわたることもあります。「日」および「週」ビュー・モードでは、終日イベントはすべて、カレンダの上部にある独立したエリアに表示されます。「月」ビューでは、終日イベントはすべて色枠で囲まれて表示されます。
「開始時間」フィールドに、イベントの開始日の日付と時刻を入力します。
ヒント: 必要に応じて、「日付および時間の選択」アイコンをクリックし、日時ピッカーから開始時刻を選択します。 |
終日イベントでは、日付のみを指定します。
「終了時間」フィールドに、イベントの終了日の日付と時刻を入力します。
ヒント: 必要に応じて、「日付および時間の選択」アイコンをクリックし、日時ピッカーから終了時刻を選択します。 |
終日イベントでは、日付のみを指定します。
(オプション)「優先度」ドロップダウン・リストでイベントの優先度を「最高」、「高」、「標準」、「低」または「最低」から選択します。
イベントが競合したときに、そのイベントがどこに表示されるかは、優先度により決まります。最高の優先度を持つイベントが最初に表示されます。イベントの上にマウス・ポインタを重ねたときに現れるイベント・ポップアップ・ウィンドウにも、イベントの優先度が表示されます。
(オプション)ポータル・モデレータがイベントのカテゴリを設定している場合は、「カテゴリ」ドロップダウン・リストから、このイベントを分類するためのカテゴリを選択できます。
カテゴリは、イベントを別個のグループに分け、その一般的な目的に応じて整理するのに便利です。Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータル・イベント・カテゴリの作成と管理に関する項を参照してください。
イベント・カテゴリは、イベントの上にマウス・ポインタを重ねたときに現れるイベント・ポップアップ・ウィンドウに表示されます。ポータル・モデレータが色を使用してカテゴリを指定している場合、異なるカテゴリのイベントを異なる色で表示できます。
また、カレンダをフィルタして、特定のカテゴリに属するイベントのみを表示することもできます。
注意: 「カテゴリ」ドロップダウン・リストは、ポータル・イベントでのみ使用できます。 |
(オプション)「詳細」フィールドに、詳細説明を最高4,000文字で入力します。
たとえば、会議の目的や議題の簡単な説明を記入することができます。また、会議に向けて、参加者があらかじめ準備しておくべきことがある場合もここに指示します。
注意: ここに入力した詳細は、イベントを編集するときにのみ表示されます。ユーザーがイベントにマウス・ポインタを重ねても、イベント・ポップアップ・ウィンドウには表示されません。すべてのユーザーがこの詳細を読むと想定しないでください。会議に関する重要事項は、たとえば、会議通知メールを使用したりお知らせを作成するなど、別の方法で知らせる必要があります。 |
(オプション)他のユーザーに自分の個人イベントを見られたくない場合は、「プライベート」を選択します。
他のユーザーにアクセスを許可しているホーム・ポータルのページにイベントが含まれていても、他のユーザーはこのイベントを表示できません。
注意: 「プライベート」チェック・ボックスは、個人イベントでのみ使用できます。 |
「作成」をクリックして、カレンダにイベントを追加します。
図28-20は、日ビューに表示されたイベントを示しています。
イベントの変更が必要になることがあります。たとえば、特定の参加者のために時刻を変更しなければならなくなったり、会議場所が使用できなくなったりすることがあります。
予定イベントを改訂するには、次の手順を実行します。
イベントをクリックして「イベントの編集」ダイアログ(図28-21)を開くか、右クリックして「編集」(図28-22)を選択します。
ヒント: イベント・ビューまたは「イベント」ページでは、イベントを右クリックして「編集」を選択するか、またはマウス・ポインタを移動して(または |
イベントの詳細を修正します。
関連項目: このダイアログで使用できるオプションの詳細は、第28.2.3項「イベントのスケジューリング」を参照してください。 「メールの送信」機能の使用の詳細は、第11.1項「「メールの送信」機能について」を参照してください。 他のアセットへのリンクの作成の詳細は、第31.2項「リンク機能の使用」を参照してください。 |
「更新」をクリックして変更を保存します。
予定イベントを取り消すには、次の手順を実行します。
イベントを右クリックし、「削除」を選択します(図28-22)。
ヒント: また、マウス・ポインタをイベントに重ね、 「イベント - ミニ・ビュー」からイベントを削除するには、「イベントの編集」ダイアログを開き、「削除」をクリックする必要があります。 |
「削除の確認」ダイアログで「削除」をクリックします。
イベントがカレンダから削除されます。
WebCenter Portalでは、1人のユーザーが複数のポータルのメンバーになることができます。これらのポータルが、それぞれ独自のイベント・カレンダを持っていることがあります。さらに、ユーザーも自分自身に関係するイベントを追跡するために独自のカレンダを持つことができます。一日の初めに、これらのカレンダを1つずつ見て、その日のスケジュールを決定するのは現実的ではありません。
WebCenter Portalでは、複数のカレンダをまとめて表示できます。これは、カレンダ・オーバーレイと呼ばれます。この機能はホーム・ポータルで使用できるため、個人カレンダから個人の予定を取り込むことも、他のポータルのイベントを表示することもできます。また、ポータル・ページのイベント・ビューでもカレンダをオーバーレイできます。
注意: カレンダ・オーバーレイが有効な場合、複数のカレンダを使用できます(第28.1.1項「カレンダのオーバーレイ」を参照)。「イベント」ページでは、複数のカレンダを使用できません。カレンダ・オーバーレイは、ホーム・ポータル・ページ、およびイベントを表示できるポータル内のページで有効化する必要があります。 第28.1.2項「イベントの表示場所」も参照してください。 |
イベントはカレンダごとに色分けして表示されるため、どのカレンダからのイベントなのかがすぐわかります。(ポータル・モデレータがイベントのカテゴリを設定している場合は、カテゴリを使用できます。)ホーム・ポータルのページまたはポータル・ページでカレンダをオーバーレイする場合、現在のポータルのイベントに対してのみ、カテゴリの色が使用されます。オーバーレイされているカレンダのイベントはすべて、イベントにカテゴリが設定されていない場合、そのポータルに対して定義されている色で表示されます。しかし、オーバーレイされているカレンダにイベント・カテゴリがある場合は、カテゴリが設定されたイベントが他のポータルのカレンダに表示されます。ただし、オーバーレイが有効化されたポータルに同じカテゴリがあることが前提です。
この項の内容は次のとおりです。
カレンダ・オーバーレイ機能が有効化されている場合、カレンダを必要なだけ表示できます。イベントはカレンダごとに異なる色で表示されるため、どのカレンダに属するイベントであるかを見分けやすくなります。
追加のカレンダを表示するには、次の手順を実行します。
ホーム・ポータルまたは該当のポータルに移動し、イベントを含むページを見つけます。
イベントのカレンダ・オーバーレイ・エリアで、「カレンダの追加」アイコンをクリックします(図28-23)。
「カレンダの追加」ダイアログ(図28-24)で、表示するカレンダが含まれるポータルを選択します。
複数のポータルを選択できます。
「カレンダの追加」をクリックします。
カレンダ・オーバーレイ・エリアでは、選択したポータルが左側に表示されます。
表示するカレンダが含まれる各ポータルの横のチェック・ボックスを選択します。
注意: 選択するポータル内で、イベントが有効化され、使用可能である必要があります。 |
イベントは、ポータルごとに色分けして表示されます(図28-25)。
ポータルのイベントをカレンダに追加した後で、リストに表示されるカレンダの順序や、カレンダから取得したイベントの区別に使用する色など、様々な表示オプションを変更できます。
カレンダの表示オプションを編集するには、次の手順を実行します。
ホーム・ポータルまたは該当のポータルに移動し、イベントを含むページを見つけます。
表示オプションの編集対象となるポータルの右側にある矢印アイコンをクリックします。
カレンダ・オーバーレイ・メニューが開きます(図28-26)。
メニューから、次を選択します。
表示可能: カレンダで、このポータルのイベントの表示を切り替えます。
また、ポータル名(フル・ビューのみ)、またはポータル名の横にある色付きの四角形をクリックして、ポータルのイベント表示を切り替えることもできます。
表示名の変更: フル・ビューでポータルのリストに表示される名前を、単なるポータル名ではなく、わかりやすくすることができます。
カレンダの削除: このポータルのカレンダを削除します。
ポータルを開く: このカレンダに関連するポータルを開きます。
最上位に移動/上へ移動/下へ移動/最下位に移動: リスト内でこのポータルの配置を変えます。
同じ時間帯に複数のポータルからイベントがリストされるときのイベントの表示順序は、ポータルのリスト順序に応じて決まります。最初に表示されるには、リストの最上位にあるポータルのイベントです。
このポータルからのイベントを表す色の変更後の色。
デフォルトでは、イベントが作成、更新または削除されたときに通知を受け取るようにサブスクライブすると、「アクティビティ・ストリーム」に通知が表示されます(ポータルでビューを使用できる場合)。ただし、特定のポータルのイベントが作成、更新または削除されたときに、メールで通知を受け取るようにサブスクライブできます。
ポータルのイベントをサブスクライブすると、そのポータルでイベントが作成、更新または削除されたときに、通知を受け取ることができます。通知の送信先クライアントがiMIP(たとえば、Microsoft Outlook、Mozilla Thunderbird、Gmailなど)をサポートしている場合、通知メールから、イベントの承認または却下、イベント時刻の変更提案などをすることができます。
イベントを承認すると、そのイベントが電子メール・クライアントのカレンダに追加されます。