この章では、リストで提供される機能の使用方法について説明します。ここでは、WebCenter Portalでリストを作成、公開および管理する方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
権限: この章は、WebCenter Portalでリストを作成および管理することに関心のあるWebCenter Portalユーザーを対象としています。リストが含まれるページにアクセスできるWebCenter Portalユーザーであれば、この章で説明するタスクを使用できます。 ただし、リストに関する次の高度な権限の1つまたは複数が設定されている場合、いくつかのタスクを実行できない可能性があります。
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注意: この章で説明する各タスクは、リストが有効化および公開されていない場合は使用できません。ポータル・モデレータが、リストを追加および構成します(Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータルへの情報リストの追加に関する項を参照)。 |
WebCenter Portalでは、リストを作成、公開および管理できます。図30-1は、リスト・ビューアのリストを示しています。
リストは、問題の追跡、プロジェクト・マイルストンの取得、プロジェクトの割当ての公開など、多くのポータル・アクティビティに有効です。WebCenter Portalで作成するリストは、その複雑さを増していくことができます。たとえば、まずチーム・メンバーのリストを作成し、その後、連絡先情報、プロジェクト・ロール、および関連ドキュメント(リスト内のチーム・メンバーに関連する計画や提案など)へのリンクを挿入するための列を追加することができます。
リストは、ホーム・ポータル以外のすべてのポータルで使用できます。リスト・ビューまたは「リスト」ページ(またはコンソール)が使用目的で公開されるかどうかは、ポータル・モデレータのアクションによって決まります。ポータル・モデレータとしてのリストの使用の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築の「ポータルへの情報リストの追加」を参照してください。
ポータルで作成したリストは、そのポータルに固有のものです。ポータルでは、別のポータルで作成されたリストを使用することはできません。
リストの作成とデータ移入には、「リスト」ページまたはコンソールの各コントロールを使用します。リストに対してアクションを実行するユーザーには、適切な権限が必要です。
「リスト」ページが使用できる場合は、「リスト」ページの各コントロールを使用して、リストやリスト・データを作成および変更し、ポータルの現在の全リストを表示します。図30-2は、「リスト」ページまたはコンソールのリストを示しています。
「リスト」ページまたはコンソールには、リストを短時間で作成するための各種テンプレートと、リスト構造を設計および変更するための各種ツールが用意されています。必要に応じて、すべての列を自分で追加および構成して、一からリストを作成することも、Excelスプレッドシートに基づいてリストを作成することもできます。詳細は、第30.2.2項「リストの作成および管理」を参照してください。
「リスト」ページで作成したリストは、別のページのリスト・ビューア(ある場合)に表示されます。「リスト」ページまたはコンソールでは別のリストを作成できるのに対して、リスト・ビューア(図30-3)には、ページ上の特定のリストを使用するための手段が提供されています。
リスト・ビューアでは、リスト・データの追加と変更、リスト・データのインポートとエクスポート、リスト・データのフィルタリング、リストRSSフィードの取得、リストやリスト行から他のWebCenter Portalアセットへのリンクを行うために必要なすべての機能に、簡単にアクセスできます。
また、リスト・ビューアでは、特定のリスト・インスタンスとそのデータの外観を制御できる各種のカスタマイズ・ツールにもアクセスできます。たとえば、列や行の色バンドをカスタマイズしたり、リスト・データにフィルタを適用したりできます。詳細は、第30.2.4項「リストのカスタマイズ」を参照してください。
「リスト」ページおよびリスト・ビューアを使用すると、リストの存続期間中、リスト・データを追加および変更できます(詳細は、第30.2.3項「リスト・データの追加および管理」を参照)。リスト上のコンテンツを直接追加および変更するか、またはリストのエクスポートおよびインポート機能を使用してリスト・データをExcelファイルに送信し、Excelファイル上で変更してから、WebCenter Portalの元のリストにインポートしなおします(詳細は、第30.2.6項「Excelスプレッドシートに対するリストのエクスポートおよびインポート」を参照)。
「リスト」ページ(またはコンソール)が表示されない場合は、「ページのパーソナライズ」ページを開いて、ポータルのビューに「リスト」ページを表示できます。詳細は、第7.12.1項「ポータルのビューでのページの表示/非表示」を参照してください。すべてのポータル・メンバーに「リスト」ページを公開するには、ポータル・モデレータがポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加する必要があります(Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータル・ナビゲーションへの既存のページの追加に関する項を参照)。
注意: リストはホーム・ポータルでは使用できません。 |
リストでは、リンクとの緊密な統合によって、他のWebCenter Portalアセットをリスト全体または個々のリスト行に関連付けることができます。リンク機能により、ドキュメント、ノートおよびURLをリストまたはリスト行に関連付けることができます。詳細は、第30.2.3.5項「リストおよびリスト行でのリンクの使用」を参照してください。
リストは、すべてのリストおよび個々のリストに対してRSSフィードを提供することもできます。リストおよびRSSの詳細は、第25.2.3項「リスト・ニュース・フィードの入手」を参照してください。
この項では、「リスト」ページおよびリスト・ビューアで使用可能な機能の使用方法について説明します。内容は次のとおりです。
特定のポータルに関連付けられているリストを表示するには、そのポータルへのアクセス権限が必要です。アクセス権限があれば、ポータルの全リストを「リスト」ページまたはコンソールで表示できます。ポータル・モデレータが、WebCenter Portalのページにリスト・ビューアを追加することもできます。リスト・ビューアに表示されるリストについては図30-3、「リスト」ページのリストについては図30-4を参照してください。
ポータルに「リスト」ページが表示されるのは、ポータル・モデレータによってリストが有効化され、「リスト」ページが使用可能になっている場合です。ポータルでのツールの有効化の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータルで利用可能なツールとサービスの有効化と無効化に関する項を参照してください。
「リスト」ページが表示されない場合は、「ページのパーソナライズ」ページを開いて、ポータルのビューに「リスト」ページを表示できます。詳細は、第7.12.1項「ポータルのビューでのページの表示/非表示」を参照してください。すべてのポータル・メンバーに「リスト」ページを公開するには、ポータル・モデレータがポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加する必要があります(Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のポータル・ナビゲーションへの既存のページの追加に関する項を参照)。
「リスト」ページまたはコンソールでリストを表示するには、次の手順を実行します。
表示するリストが含まれているポータルに移動し、「リスト」ページを開きます。
「リスト」パネルで、表示するリストを選択します。
右側にリストの詳細が表示されます(図30-4)。
注意: ポータルでRSSが有効化されている場合、任意のニュース・リーダーの1つから、リストの作成およびリストへの変更を追跡できます。第25.2.3項「リスト・ニュース・フィードの入手」を参照してください。 |
この項では、「リスト」ページまたはコンソールでリストを作成、編集、コピーおよび削除する方法について説明します。
この項の内容は次のとおりです。
注意: 新規リストを作成できるのは、「リスト」ページまたはコンソールが使用可能な場合です。ポータル・モデレータがページにリスト・ビューアを設定している場合は、新規リストを作成できません。 |
WebCenter Portalでは、次のいずれかの方法を使用してリストを作成できます。
空白のリストを作成して、すべての列を作成および構成(最大30列)
テンプレートからリストを作成して、テンプレートを使用または変更
Microsoft Excelスプレッドシートからリストを作成
この項では、それぞれの方法でリストを作成する方法について説明します。
リストを作成するには、次の手順を実行します。
リストを作成するポータルの「リスト」ページ(またはポータル)に移動します。
「リスト」パネルのツールバーで、「新規リストの作成」アイコン(図30-5)をクリックします。
「リストの作成」ダイアログで、「名前」フィールドにリストの名前を入力します(図30-6)。
必要に応じて、「説明」フィールドにリストの説明を入力します。
ヒント: 完成したリストでは、説明はリスト・タイトルとリスト・データの間に表示されます。 |
「作成元」で、事前定義済の「テンプレート」の使用、または「Excelスプレッドシート」に基づく作成を選択し、リストを作成します。
「テンプレート」からのリスト作成を選択した場合は、「テンプレート」ドロップダウン・リストからテンプレートを選択します。
カスタム・リスト: テンプレートを使用せずにリストを作成します。
問題: プロジェクト問題などのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「番号」、「説明」、「ターゲット日付」、「割当て済」、「ステータス」および「コメント」の列があります。
マイルストン: プロジェクト・マイルストンなどのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「日付」、「説明」、「ステータス」の列があります。
目的: プロジェクトの目的などのリストを作成します。デフォルトでは、このテンプレートには「タイトル」および「説明」の列があります。
「Excelスプレッドシート」からのリスト作成を選択した場合は、「参照」をクリックして、目的のスプレッドシートに移動および選択します。
スプレッドシートの先頭行は、列の見出しに使用されます。以降の行はデータとして追加されます。
すべての列は、Plain Text
データ型として作成されます。作成後は、任意のデータ型に変更できます。データ型の詳細は、表30-1を参照してください。
ヒント: 「Excelスプレッドシート」オプションを使用すると、別のポータルまたは別のWebCenter Portalインスタンスからリストをインポートできます。つまり、特定のポータルまたはWebCenter Portalインスタンスからエクスポートしたリストを、現在のポータルやインスタンスにインポートできます。 |
「OK」をクリックします。
「リスト」ページの「リスト」パネルに新しいリストが表示されます(図30-7)。
この時点で、「リストの編集」アイコンをクリックすると、デフォルトのリスト列を修正したり、新規列を追加したりできます。詳細は、第30.2.2.2項「リスト構造の編集」を参照してください。カスタム・リストの場合は、リストに列を追加してから行を追加する必要があります。
リスト構造の編集では、リストに関するあらゆる構成を変更できます。たとえば、列の詳細の変更、列の削除、追加および並替え、リストの名前の変更、リストの別の説明の追加などを実行できます。
注意: リストを編集できるのは、「リスト」ページまたはコンソールが使用可能な場合です。ポータル・モデレータがページにリスト・ビューアを設定している場合、リストは作成または編集できません。 |
この項では、リスト構造の編集時に実行可能な様々なタスクについて説明します。内容は次のとおりです。
リストの名前および説明を変更するには、次の手順を実行します。
リストの名前または説明を変更するポータルに移動し、「リスト」ページを開きます。
「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図30-8)。
リストがリスト編集モードで表示されます(図30-9)。
「名前」フィールドの右にある「編集」をクリックして、「リストの編集」ダイアログを開きます(図30-10)。
リストの名前を変更し、説明を入力または変更します。
「OK」をクリックし、ダイアログを閉じて変更を保存します。
「リストの編集」モードの「閉じる」ボタンをクリックして、「リストの表示」モードに戻ります。
たとえば、説明を追加すると、リスト名の下のリストの先頭に説明が表示されます(図30-11)。
この手順は、カスタム・リストを作成する場合や、テンプレートまたはスプレッドシートを基に作成したリストを変更する場合に役に立ちます。
注意: 1つのリストでは、最大30の列がサポートされます。 |
列をリストに追加すると、選択した列の後に新規列が追加されます。列が選択されていない場合は、新規列は先頭列として追加されます。
リストに列を追加するには、次の手順を実行します。
リストに列を追加するポータルの「リスト」ページに移動します。
「リスト」パネルで、列を追加するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図30-12)。
「リスト」ページがリスト編集モードになります(図30-13)。
「列」で「作成」ボタンをクリックして、「列の作成」ダイアログを開きます(図30-14)。
ヒント: 列を選択すると、この列の後に新規列が追加されます。 |
「名前」フィールドに、この列の名前を入力します。
「データ型」リストから、この列に入力するデータの型を選択します。
表30-1に、リスト列で利用できるデータ型とその説明を示します。また、それぞれの型に表示されるその他の詳細も示します。
表30-1 リスト列で選択できるデータ型
データ型 | 説明 | コメント |
---|---|---|
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書式未設定のテキスト。テキストをリンクにすることもできます。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
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リッチ・テキスト・エディタで入力された、様々な書式を設定されたテキスト。リンクを含めることもできます。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
|
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数値。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。
数値データ型では、有効桁数が14桁または15桁の±1.79769313486231570e+308がサポートされています。脚注 1 |
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ユーザーのWebCenter Portalプリファレンスで指定された書式による日付と時刻(詳細は、第3.3項「日付および時間のプリファレンスの設定」を参照)。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
「フォーマット」には、次のいずれかを選択します。
選択したフォーマットがどのように表示されるかは、ユーザーが選択した日付と時刻のプリファレンスによって決まります。 「デフォルト値」フィールドには日付ピッカーがあります。これを使用すると、正しい書式でデフォルトの日付を選択できます。現在の日付は枠線で囲まれます(次の図では4月15日が現在の日付)。 このフィールドでは、先行ゼロは不要です。たとえば、 |
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その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
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イメージに関連付けられたURL(イメージは「リスト・ビュー」モードで表示されます)。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
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有効なユーザー名。 |
その他の列の詳細には、次の内容が含まれます。
「ユーザーの範囲」フィールドを使用すると、有効なユーザーの範囲を、現在のポータルのメンバーシップのみに限定したり、またはすべてのユーザーを含めたりできます。「デフォルト値」フィールドの「ユーザーの検索」アイコンを使用すると、デフォルトのユーザーを特定および選択できます。ユーザーをアイデンティティ・ストアで検索する場合のヒントは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築でアイデンティティ・ストアでのユーザーやグループの検索に関する項を参照してください。 リスト列には、ユーザー名の横にプレゼンス・インジケータが表示されます。プレゼンス・インジケータをクリックすると、コンテキスト・メニューが開き、その人と即座に連絡するためのオプションが表示されます。詳細は、第10.4.1項「他のユーザーのステータスの確認」を参照してください。 |
1数値データ型の列は、8バイトのIEEE 754 Doubleデータ型に指定された範囲および精度に準拠します。最大有効桁数を超えた場合、数値は四捨五入されます。
データ型の選択後、残りのフィールドに値を入力します。
表30-2に、表示される可能性のある残りのフィールド、および関連するデータ型を示します。
表30-2 データ型と列の詳細
列の詳細 | 説明 | 関連するデータ型 |
---|---|---|
リンクの許可 |
列データにハイパーリンクを含めることを許可するかどうかを指定します。「リンクの許可」を指定すると、ユーザーは列値とURLの両方を入力できるようになります。URLを指定した場合は、列値はハイパーリンクとして表示されます。 |
Plain Text |
デフォルト値 |
必要に応じて、列のデフォルト値(デフォルトのイメージ、数値、ユーザー名など)を指定します。 |
|
表示幅 |
ピクセル値を入力して、列幅を設定します。 |
すべてのデータ型 |
フォーマット |
この選択リストを使用して、列値のフォーマットを指定します。詳細は、表30-1を参照してください。 |
|
ヒント |
列に入力するコンテンツをユーザーが理解しやすくなるようなテキストを入力します。このテキストは、リスト・データ編集モードでこの列がフォーカスを受け取ったときに表示されます。 |
すべてのデータ型 |
リンク・ウィンドウ |
列データのハイパーリンクを開く方法を示します。 次のいずれかを選択します。
|
Plain Text |
最大長 |
この列に入力可能な最大文字数を入力します。これには空白も含まれます。 |
Plain Text |
最大値 |
この列に入力できる最大値を示します。 |
Number |
最小値 |
この列に入力できる最小値を示します。 |
Number |
編集する行数 |
編集可能となる行数を示します。この値が |
Plain Text |
ユーザーの範囲 |
ユーザーの選択範囲を、現在のポータルのメンバー(ポータル・メンバー)のみに限定するか、またはすべての認証済ユーザー(すべてのユーザー)から選択可能とするかを示します。 |
Person |
必須 |
この列へのデータ入力を必須とする場合に、このチェック・ボックスを選択します。 |
|
「OK」をクリックして、変更内容を保存し、ダイアログを終了します。
「閉じる」をクリックし、リスト編集モードを終了します。
リスト列の詳細のすべてを変更できます。つまり、列名の変更、列データ型の変更、値の指定または値の削除などを実行できます。ただし、列データ型を変更すると、リスト列に現在入力されている値は、新しいデータ型に変換されるか、または完全に削除されることに注意してください。
たとえば、Plain Text
データ型をNumber
データ型に変更した場合、数値に変換可能な値は維持されますが、そうでない値は削除されます。いずれかの値が変更によって削除される場合は、確認を求めるメッセージが事前に表示されます。一方、Number
データ型をPlain Text
データ型に変更する場合は、すべての値が維持されます。
注意: 検証はデータ入力時にのみ実行されます。列にデータが入力された後にユーザーが列の詳細を変更した場合、既存のデータは、新しい列の詳細の条件に一致していなくても影響を受けません(検証されません)。 新しいリスト・データを検証するには、リスト・データをExcelスプレッドシートにいったんエクスポートしてから、インポートしなおします。インポート時に、すべての行が検証されます。検証に失敗した行は記録されます。無効な行をスプレッドシート上で修正してから、再度インポートしてください。 |
リスト列の詳細を変更するには、次の手順を実行します。
リスト列の詳細を変更するポータルの「リスト」ページに移動します。
「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックします(図30-15)。
「リスト」ページがリスト編集モードになります(図30-16)。
「列」で、変更するリスト列を選択し、「編集」をクリックします(図30-17)。
「列の編集」ダイアログが開きます(図30-18)。
必要に応じて、列の詳細を編集します。
列の詳細は、第30.2.2.2.2項「リストへの列の追加」を参照してください。
変更を保存してダイアログを閉じるには、「OK」をクリックします。
「閉じる」ボタンをクリックし、「リストの編集」モードを終了します。
リスト構造のリスト列を再配置すると、リストのすべてのインスタンスに反映されます。これには、再配置アイコンをクリックするか、またはドラッグ・アンド・ドロップを使用します。
リストの全インスタンスで列を再配置するには、次の手順を実行します。
リスト列を再配置するポータルの「リスト」ページに移動します。
関連項目: 「リスト」ページへの移動の詳細は、第30.2.1項「リストの表示」を参照してください。「リスト」ページが公開されていない場合、リストの全インスタンスで列の詳細を再配置することはできません。 |
「リスト」パネルで、変更するリストを選択し、「リストの編集」アイコンをクリックして、リスト編集モードに切り替えます(図30-16)。
「列」セクションで、「再順序付け」列のアイコンをクリックして、列の順序を上位または下位に移動します(図30-19)。
ヒント: 列の順序を上位に移動すると、列の表示順序ではより左側に表示されます。列の順序を下位に移動すると、列の表示順序ではより右側に表示されます。 |
また、列を列階層内の上下にドラッグ・アンド・ドロップする方法もあります。
「閉じる」ボタンをクリックし、リスト編集モードを終了します。
リスト列を削除するには、次の手順を実行します。
既存のリストをコピーするだけで、テンプレートとして使用できます。最初にリストをコピーし、必要に応じてそのリストを編集します。
リストをコピーするには、次の手順を実行します。
コピーするリストが含まれているポータルの「リスト」ページに移動します。
関連項目: 「リスト」ページへの移動の詳細は、第30.2.1項「リストの表示」を参照してください。 リストをコピーできるのは、「リスト」ページまたはコンソールが使用可能な場合です。ポータル・モデレータがページにリスト・ビューアを設定している場合は、リストをコピーできません。 |
「リスト」パネルで、コピーするリストを選択します。
「リストのコピー」アイコンをクリックします(図30-22)。
リストのコピーが「リスト」パネルで選択可能になります(図30-23)。
リストの名前を変更し、リスト構造を編集します。
リストの名前または説明の変更の詳細は、第30.2.2.2.1項「リストの名前および説明の変更」を参照してください。リスト構造の変更の詳細は、第30.2.2.2項「リスト構造の編集」を参照してください。
リストを削除するには、次の手順を実行します。
削除するリストが含まれているポータルの「リスト」ページに移動します。
関連項目: 「リスト」ページへの移動の詳細は、第30.2.1項「リストの表示」を参照してください。 リストを削除できるのは、「リスト」ページが使用可能な場合です。ポータル・モデレータがページにリスト・ビューアを設定している場合は、リストを削除できません。 |
「リスト」パネルで、削除するリストを選択します。
複数のリストを選択するには、[Ctrl]
キーを押しながらクリックして選択します。リストの連続範囲を選択するには、[Shift]
キーを押しながらクリックして選択します。
「リストの削除」アイコンをクリックします(図30-24)。
表示される確認ダイアログで、「削除」ボタンをクリックします。
確認後、選択したリストが「リスト」パネルから削除されます。
リスト構造を作成すると、自身やアクセス権限を持つ他のユーザーがリストにデータを追加できるようになります。この項では、リスト・データを追加、編集およびリフレッシュし、リスト行を削除する方法について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、データをリストに追加する方法について説明します。リストにデータを追加する場合は、スプレッドシートからインポートする場合を除き、行単位で行います。新規行がどこに配置されるかは、以下の条件に応じて異なります。
新規行を追加すると、選択した行の後に新規行が作成されます。
行が選択されていない場合は、新規行は先頭行として作成されます。
リストを保存すると、リスト・データはリフレッシュされ、各行はソート順序で表示されます。
コンテンツを追加する前に1つまたは複数のリスト行を追加することも、リスト行を作成して、すぐにコンテンツを追加することもできます。
この項では、リスト・データを追加する手順の概要を示し、サポートされるデータ型のデータを追加する方法を手順を追って説明します。内容は次のとおりです。
ヒント: ここでの説明では、 |
リストにデータを追加するには、次の手順を実行します。
データを移入するリストが表示される「リスト」ページまたはリスト・ビューアに移動して、「リスト・データの編集」アイコンをクリックします(図30-25)。
ヒント: 「アクション」ドロップダウン・リストから「編集」を選択するか、または |
リスト・データが編集モードで表示されます(図30-26)。
「新規行の追加」ボタンをクリックして、リストに行を追加します(図30-27)。
ヒント: 「アクション」ドロップダウン・リストから「行の追加」を選択するか、または |
選択した行の後に新規行が追加されます。行が選択されていない場合は、先頭行として追加されます(図30-28)。
新規行にデータを追加します。
ヒント: 編集できる行は、フォーカスのある行のみです。行をクリックしてフォーカスを与えてから編集してください。 |
手順を繰り返し、新規行を作成してデータを追加します。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」ドロップダウン・リストから「保存」を選択するか、または |
変更を保存すると、リスト・データはリフレッシュされ、各行はソート順序で表示されます(詳細は第30.2.4.1項「列のリスト・データのソート」を参照)。
Plain Text
データ型を使用すると、書式未設定のテキストの入力を許可し、テキストをリンクにすることもできます。
ヒント:
|
Plain Text
データをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。
リスト・データの編集モードに切り替えます(第30.2.3.1.1項「リストへのデータの追加」を参照)。
Plain Text
データ型をサポートするように書式設定された列行に移動します。
リンクではないテキストを入力するには、指定のフィールドにテキストを入力します。
リンク・テキストを入力するには、次の手順を実行します(「列の作成」/「列の編集」ダイアログで「リンクの許可」が選択されている場合)。
データ入力フィールドの右にある「列リンクの編集」アイコンをクリックします(図30-29)。
表示される「列リンクの編集」ダイアログで、「テキスト」フィールドにテキストを入力し、「リンク場所」フィールドに完全なURLを入力します(図30-30)。
「OK」をクリックします。
ヒント: リンクを削除するには、「列リンクの編集」アイコンをクリックし、表示されるダイアログでURLを削除します。 |
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または |
テキストおよびリンクの場所の両方が指定されると、テキストはハイパーリンクとして表示されます(図30-31)。
Rich Text
データ型を使用すると、リッチ・テキスト・エディタからの書式設定済テキストの入力を許可できます。リッチ・テキストにはリンクを含めることもできます。
Rich Text
データをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。
リスト・データの編集モードに切り替えます(第30.2.3.1.1項「リストへのデータの追加」を参照)。
Rich Text
データ型をサポートするように書式設定された列に移動して、データ入力フィールドの右にある「テキストの編集」アイコンをクリックします(図30-32)。
リッチ・テキスト・エディタでテキストを入力し、必要に応じてスタイルを適用します(図30-33)。
リンクを追加するには、次の手順を実行します。
リンク・テキストをハイライト表示して、エディタのツールバー内の「リンクの追加」アイコンをクリックします(図30-33)。
表示されるダイアログで、指定のフィールドにURLを入力します。
「OK」をクリックします。
ヒント: リンクを削除するには、リンクされたテキストをハイライト表示し、「リンクの削除」アイコンをクリックします。 |
「OK」をクリックしてエディタを終了します。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または |
DateTime
データ型を使用すると、ユーザーのWebCenter Portalプリファレンスで指定された書式による日付と時刻の入力を許可できます(詳細は、第3.3項「日付および時間のプリファレンスの設定」を参照)。
DateTime
データをリスト行に入力するには、次の手順を実行します。
リスト・データの編集モードに切り替えます(第30.2.3.1.1項「リストへのデータの追加」を参照)。
DateTime
データ型をサポートするように書式設定された列に移動して、値を入力するか、データ入力フィールドの右にある「<日時データ型
>の選択」アイコンをクリックします(図30-34)。
このアイコンをクリックして表示されるカレンダで、列の要件に応じた日付、時刻または日時を選択します(図30-35)。
日付のみを必要とする列の場合は、1つの値を選択するとカレンダが閉じられます。
カレンダで時刻または日時の選択を要求される場合は、「OK」をクリックしてカレンダを閉じます。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」メニューから「保存」を選択するか、または |
Picture
データ型を使用すると、イメージに関連付けられたURLの入力を許可できます(イメージはリスト・ビュー・モードで表示されます)。
Picture
データ型をリスト行に入力するには、次の手順を実行します。
リスト・データの編集モードに切り替えます(第30.2.3.1.1項「リストへのデータの追加」を参照)。
Picture
データ型をサポートするように書式設定された列に移動して、ピクチャへのURLを入力するか、またはデータ入力フィールドの右にある「ピクチャの編集」アイコンをクリックします(図30-36)。
アイコンをクリックして表示される「ピクチャの編集」ダイアログで、イメージへのURLを「ピクチャの場所」フィールドに入力します(図30-37)。
たとえば、次のように入力します。
http://www.oracleimg.com/admin/images/ocom/hp/oralogo_small.gif
ヒント: イメージは、ログイン資格証明がなくてもアクセスできる場所に置かれている必要があります。 WebCenter Portalドキュメント・ライブラリ内のイメージも選択できます。ドキュメント・ビューでイメージを選択し、「表示」ドロップダウン・リストの「リンクの取得」オプションを使用して、イメージへのリンクにアクセスします。リンクをコピーし、「ピクチャの場所」フィールドに貼り付けます。 |
「説明」フィールドにALT
テキストを入力します。
「OK」をクリックします。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」ドロップダウン・リストから「保存」を選択するか、または |
Person
データ型を使用すると、所属する会社のアイデンティティ・ストアのユーザー名の入力を許可できます。Person
の選択は、現在のポータルのメンバーにさらに限定することもできます。ユーザー名を検索する場合、戻り値は、そのような限定範囲が設定されているかどうかを示します。
Person
データ型をリスト行に入力するには、次の手順を実行します。
リスト・データの編集モードに切り替えます(第30.2.3.1.1項「リストへのデータの追加」を参照)。
Person
データ型をサポートするように書式設定された列に移動して、ユーザー名を入力するか、またはデータ入力フィールドの右にある「ユーザーの検索」アイコンをクリックします(図30-38)。
ユーザーをアイデンティティ・ストアで検索する場合のヒントは、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築でアイデンティティ・ストアでのユーザーやグループの検索に関する項を参照してください。
「ユーザーの検索」アイコンをクリックした場合は、「検索」フィールドに検索するユーザー名を入力し、「検索」アイコンをクリックします。会社のLDAPディレクトリ内のすべての名前または現在のポータルに属するユーザーのうち、検索条件に一致するユーザー名が結果領域に表示されます。
ユーザーを選択して「OK」をクリックすると、選択したユーザーがフィールドに移入されます。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」ドロップダウン・リストから「保存」を選択するか、または |
編集モードのリストでは、1つまたは複数のリスト行を編集できます。編集モードでは、行内をクリックするだけで行の編集を開始できます。編集モードを終了するまで、行内をクリックして行内のコンテンツの編集を続行できます。
リスト・データを編集するには、次の手順を実行します。
編集するデータが含まれるリストに移動し、「リスト・データの編集」をクリックします(図30-39)。
選択したリスト行が編集モードで表示されます(図30-40)。
任意のリスト行をクリックし、そのデータを変更します(図30-41)。
ヒント: 実行可能なアクションの種類は、リスト・データのデータ型に依存します。
|
すべて完了するまで、行をクリックしてデータの変更を続行します。
行およびデータの追加が完了したら、「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックしてリスト・データの編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」ドロップダウン・リストから「保存」を選択するか、または |
1つの操作で、1つまたは複数のリスト行を削除できます。
ヒント: 行を選択して「削除」をクリックすると、この行が削除対象としてマークされます。この行はビューから削除されますが、リスト・データはWebCenter Portalのリポジトリ内に引き続き維持されます。実際の削除は、変更の保存時に行われます。 |
1つまたは複数のリスト行を削除するには、次の手順を実行します。
削除する行を含むリストに移動します。
「リスト・データの編集」アイコンをクリックして、リストを編集モードで開きます(図30-42)。
削除する1つまたは複数の行を選択します。
Windowsでは、複数の行を選択するには、[Ctrl]
キーを押しながらクリックして選択します。UNIXでは、単に複数の行をクリックします。どちらのオペレーティング・システムでも、行範囲を選択するには、[Shift]
キーを押しながらクリックして選択します。
「削除」アイコンをクリックします(図30-43)。
選択した行が、リストのビューから削除される対象としてマークされます。
「保存」をクリックして変更を保存し、「閉じる」をクリックして編集モードを終了します。
ヒント: 保存するには、「アクション」ドロップダウン・リストから「保存」を選択するか、または |
すべてのリストは「リストのリフレッシュ」アイコンを備えており、これをクリックすると、リスト・データの表示をリフレッシュできます(図30-44)。
注意: ブラウザの再ロードやリフレッシュ用のボタンはクリックしないでください。「リストのリフレッシュ」アイコンをクリックして、ビューを更新します。 |
リンクは、WebCenter Portalアセット間に関連付けを設定する場合に役立ちます。たとえば、リンクを使用して、プロジェクト計画ドキュメントをプロジェクトの問題リストと関連付けることができます。ユーザーがリストにアクセスすると、リストに表示されているリンクをクリックして、プロジェクト計画にすぐにアクセスすることもできます。
リンクは元の場所を保持します。たとえば、リスト行にリンクを作成した場合、そのリンクはその行にのみ表示され、同じリストの他のすべての行には表示されません(図30-45)。関連付けられているタスクのあるリスト行からプロジェクト計画ドキュメントにリンクする場合、そのドキュメントへのリンクはその行の「リンク」ダイアログにのみ表示されます。同じリストの他の行に関連付けられている「リンク」ダイアログには表示されません。
リンクの使用の詳細は、第31章「WebCenter Portalでの情報のリンク」を参照してください。
ユーザーは、リスト・インスタンスの自分のビューに対して、ユーザー・カスタマイズを実行できます。ポータル・モデレータは、リスト・インスタンスに対してアプリケーション・カスタマイズを実行して、全員のビューに影響を与えることができます。ユーザー・カスタマイズでは、ページの表示モードで変更を加えるのに対し、アプリケーション・カスタマイズでは、ページの編集モード(Composer)で変更を加えます。リストの自分のビューに対するユーザー・カスタマイズは誰でも実行できますが、アプリケーションレベルのリスト・カスタマイズを行うには、ページの編集権限が常に必要となります。
注意: ユーザー・カスタマイズおよびアプリケーション・カスタマイズは、リスト・ビューアに表示されるリストに適用されます。「リスト」ページに表示されるリストには適用されません。 |
リストの2番目のインスタンスは、1番目のインスタンスに対して行ったカスタマイズの影響は受けません。たとえば、「売上」ページと「新機能」ページの両方に「問題」リストを配置したとします。「売上」ページで「数値」列に基づきリストをソートした場合、「新機能」ページでは、「問題」リストが「数値」に基づいて自動的にソートされることはありません。
アプリケーション・カスタマイズはリスト・インスタンスの全員のビューに影響を与えますが、ユーザー・カスタマイズはこれを上書きして適用されます。たとえば、あるユーザーが列A、BおよびCを含むリストに対し、C列が先頭の順序になるように(C、A、B)アプリケーション・カスタマイズを行ったとします。これに対しあなたは、同じリスト・インスタンスの個人用ビューで、列Aが先頭列になるように(A、C、B)ユーザー・カスタマイズを実行できます。
注意: 同一のプロパティがアプリケーション・レベルとユーザー・レベルの両方で設定されている場合は、自分のビューではユーザー値のほうが優先されます。アプリケーション・レベルのカスタマイズの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築のリストのカスタマイズに関する項を参照してください。 |
この項では、リスト・インスタンスに対して実行可能なユーザー・レベルの様々なカスタマイズについて説明します。内容は次のとおりです。
デフォルトでは、リスト・データは作成日によってソートされています。各列のヘッダーにあるソート・アイコンをクリックすると、リスト・データのソート順序を制御できます。「表示」ドロップダウン・リストのオプションを使用すると、拡張ソートを実行できます。
リスト・データのソートは、リスト・ビューアで行います。「リスト」ページのリスト・データもソートできますが、ソートは永続的に適用されません。リストを変更したり、別のページに移動したりすると、ソート順序は元に戻ります。
注意: 自分のビュー内で列位置にあるリスト・データをソートするには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーの列のリスト・データをソートするには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、次の手順をページ編集モード(コンポーザ)で実行します。 |
この項では、通常のソートと拡張ソートについて説明します。内容は次のとおりです。
注意: WebCenter PortalがOracleデータベースを使用している場合は、リスト・ビューの列ヘッダーをクリックすると、ロケールに基づく言語ソートが実行されます。Oracle以外のデータベースでは、データベースに指定された言語ソートに基づいたソートが行われます(SQL Serverの場合は照合)。つまり、別の言語のWebCenter Portalインスタンスに接続すると、アプリケーションで現在使用されている言語とは無関係に、データベースのデフォルトの照合に応じてリスト行がソートされます。 |
列の各アイコンを使用して列のリスト・データをソートするには、次の手順を実行します。
変更するリスト・インスタンスに移動します。
ソートする列に移動し、列ヘッダー上にマウス・ポインタを置きます。
列ヘッダー上にマウス・ポインタを置くと、ソート・アイコンが表示されます(図30-46)。
リストを昇順(1、2、3、a、b、c)でソートするには「昇順ソート」を、リストを降順(c、b、a、3、2、1)でソートするには「降順ソート」をそれぞれ選択します。
ヒント: 列を選択してから「ソート」を選択し、「表示」ドロップダウン・リストから「昇順」または「降順」のいずれかを選択する方法でも、列のリスト・データをソートできます。列を右クリックして、コンテキスト・メニューからこれらのオプションを選択できます。 |
「表示」ドロップダウン・リストには、リスト・データのもう1つのソート方法である「詳細設定」オプションがあります。
「詳細設定」オプションを使用してリスト・データをソートするには、次の手順を実行します。
変更するリスト・インスタンスに移動します。
「表示」ドロップダウン・リストから「ソート」を選択し、「詳細設定」を選択して「拡張ソート」ダイアログを開きます(図30-47)。
「ソート基準」リストから、リスト・データのソートで最初に考慮する列を選択します。
「ソート基準」および「次の基準」フィールドは、選択した順序で表示されます。「ソート基準」は最初に考慮される基準、「次の基準」は2番目と3番目の基準を示します。
選択した列のリスト・データを昇順(1、2、3、a、b、c)でソートするには「昇順」を、選択した列のリスト・データを降順(c、b、a、3、2、1)でソートするには「降順」をそれぞれ選択します。
注意: 現時点では、1つの列のみを基準とするソートだけを実行できます。 |
「OK」をクリックします。
ヒント: この項で説明する各オプションは、列ヘッダーを右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。 |
リスト列の幅を制御するには、列幅をドラッグして広げるか、またはダイアログを介して特定の列幅を設定します。列幅は、列の詳細でデフォルト幅を指定することでも制御できます(詳細は、表30-2のDisplay Width
を参照)。
列のサイズ変更は、リスト・ビューアで行います。列のサイズ変更は「リスト」ページでも実行できますが、この設定は永続的に適用されず、リストの変更時、または別の場所に移動した時点で元に戻ります。
注意: 自分のビュー内でリスト列をサイズ変更するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのリスト列をサイズ変更するには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、次の手順をページ編集モード(コンポーザ)で実行します。 |
リスト列をサイズ変更するには、次の手順を実行します。
注意: リスト列をサイズ変更するには、リストに1つ以上の行が含まれている必要があります。 |
変更するリスト・インスタンスに移動します。
次のいずれかの方法を使用して、列のサイズを変更します。
列の境界をクリックして、ドラッグしながら列幅を広くまたは狭くします。
リスト内で、サイズ変更する列を選択します。
「フォーマット」ドロップダウン・リストから、「列のサイズ変更」を選択します。
「列のサイズ変更」ダイアログで、列幅を入力し、測定単位を選択します(図30-48)。
次のいずれかのオプションを選択します。
ピクセル: 列幅を指定のピクセル数で表示します。
パーセント: 列幅を、リスト全体の幅に対するパーセンテージとして表示します。
ヒント: この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。 |
「OK」をクリックします。
リスト列の順序を再配置するには、列をドラッグして目的の位置にドロップするか、または再順序付けのダイアログを使用します。
注意: 自分のビュー内でリスト・インスタンスの列を順序変更するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーのリスト・インスタンスの列を順序変更するには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、次の手順をページ編集モードで実行します。 |
列の順序を変更するには、次の手順を実行します。
注意: ドラッグによって列を順序変更するには、リストに1つ以上の行が含まれている必要があります。 列の順序変更は、リスト・ビューアでのみ行うことができます。「リスト」ページで列の順序を変更することはできません。 |
変更するリスト・インスタンスに移動します。
次のいずれかの方法を使用して、リスト列を再配置します。
リスト列のタイトルをクリックしたまま、目的の位置までドラッグ・アンド・ドロップします。
「表示」ドロップダウン・リストから「列の並替え」を選択します。
「列の並替え」ダイアログで列を選択し、「表示される列」リストの右にある「移動」アイコンをクリックして、選択した列を再配置します(図30-49)。
ヒント: この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。 |
手順を繰り返して、各列を目的の順序に再配置します。
「OK」をクリックします。
リストの「表示」ドロップダウン・リストのオプションを使用して、選択したリスト列を非表示にできます。
注意: 自分のビュー内で列の表示、非表示を切り替えるには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーの列の表示、非表示を切り替えるには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、次の手順をページ編集モードで実行します。 |
リスト列の表示、非表示の切替えは、リスト・ビューアで行います。列の表示、非表示の切替えは「リスト」ページでも実行できますが、この設定は永続的に適用されず、リストの変更時、または別の場所に移動した時点で元に戻ります。
リスト列の表示、非表示を切り替えるには、次の手順を実行します。
変更するリスト・インスタンスに移動します。
「表示」ドロップダウン・リストから、「列」を選択します(図30-50)。
表示する列を選択します(表示される列の横にあるメニューにチェック・マークが表示されます)。
非表示にする列を選択解除します(非表示の列の横にあるメニューには、チェック・マークは表示されません)。
すべての列を表示するには、「すべて表示」を選択します。メニュー上のすべての列が選択されます。
「列の管理」を選択すると、「列の管理」ダイアログが開きます(図30-51)。必要に応じて列を選択し、矢印アイコンを使用して移動します。「すべて移動」アイコンまたは「すべて削除」アイコンを選択すると、すべての列の表示、非表示を切り替えることができます。
「OK」をクリックします。
リストの幅が広すぎて、すべての列を1つのビュー内で表示できない場合は、リストを左右にスクロールできます。常に表示させたい列がある場合は、列の固定機能を使用することで、スクロール中にこの列の位置を固定できます。列を固定すると、選択した列の位置は固定され、この列の右側にある各列だけがスクロールされます。1つのリスト・インスタンスでは、1つの列を「固定」できます。位置の固定は、選択した列と、その左側にあるすべての列に適用されます。
注意: 自分のビュー内で列の位置を固定するには、次の手順をページ・ビュー・モードで実行します。すべてのユーザーの列の位置を固定するには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、次の手順をページ編集モードで実行します。 |
列の位置を固定するには、次の手順を実行します。
固定する列を含むリストに移動します。
目的の列を、そのヘッダーをクリックして選択します。
「固定」アイコンが選択可能になります。
「固定」アイコンをクリックします(図30-52)。
ヒント: 列の固定は、列を選択して、「ビュー」メニューから「固定」を選択する手順によっても実行できます。 |
列の固定を解除するには、列を選択し、「固定」アイコンを再度クリックするか、または「表示」ドロップダウン・リストから「固定解除」を選択します。
ヒント: この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。 |
折返し機能を使用すると、選択したリスト列内で列データを折り返して表示するかどうかを制御できます。折返し表示されるデータは、データが列幅を超える場合に、複数行にわたって表示されます。折返し表示しない場合は、現在の列幅に表示可能なデータのみが表示されます。この場合でも、必要に応じて、列幅を広げてデータを表示できます(第30.2.4.2項「リスト列のサイズ変更」を参照)。
注意: デフォルトでは、列データは折返し表示されます。 |
列データを折り返して表示するには、次の手順を実行します。
列データを折り返して表示するリストに移動します。
目的の列を、そのヘッダーをクリックして選択します。
「折返し」をクリックします。
「折返し」アイコンまたは「折返し」メニュー・アイテムを切り替えることで、テキストの折返し表示の有効、無効が切り替わります。
ヒント: データの折返し表示は、列を選択し、「フォーマット」ドロップダウン・リストから「折返し」を選択することによっても実行できます。 この項で説明する各オプションは、列を右クリックして表示されるコンテキスト・メニューから選択できます。 |
以前に切り捨てられていたすべてのデータは、列幅に収まるように改行され、行内にすべて表示されます。
折返し表示を無効にするには、目的の列を選択し、「折返し」アイコンを再度クリックするか、または「フォーマット」ドロップダウン・リストから「折返し」を選択します。
色バンドは、リスト行またはリスト列に特定の間隔で適用される、透過的な色の重合せを意味します。リストの色バンドの定義では、色バンドを適用するかどうかと、その適用間隔を指定します。
行または列に色バンドを適用することで、リストの読みやすさを簡単に強化できます。
色バンドの適用は、リスト・インスタンスの個人用ビュー、またはすべてのユーザーのビューに対して行えます。すべてのユーザーに色バンドを適用するには、アプリケーション・スペシャリストまたはポータル・モデレータが、ページ編集モードで操作を実行する必要があります。
注意: 色バンドの適用は、リスト・ビューアでのみ行うことができます。「リスト」ページで色バンドを適用することはできません。 |
この項の内容は次のとおりです。
色バンドをリスト行またはリスト列に適用できます。
リスト・インスタンスの個人用ビューに色バンドを適用するには、次の手順を実行します。
変更するリストに移動します。
ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図30-53)。
「リストのパーソナライズ」パネルが表示されます(図30-54)。
「バンド」ドロップダウン・リストから、リスト・インスタンスに適用するバンド・スタイルを選択します。
次のいずれかを選択します。
行: 色バンドをリスト行に指定します。
列: 色バンドをリスト列に指定します。
なし: 色バンドを無効にします。
「間隔」フィールドに、色バンドの適用を除外する行数または列数を入力します。
たとえば、色バンドを行に適用する場合に値1
を指定すると、2行目、4行目、6行目のように色バンドが適用されます。
「保存」をクリックして、設定を保存してリストに戻ります。
リスト・データがリフレッシュされ、色バンドの設定が反映されます。
リストでは、リスト・インスタンスの個人用ビューおよび全員のビューに対し、データのフィルタリングを行えます。フィルタリングにより、設定したフィルタ条件に一致する行のリスト・データのみを限定して表示できます。
一時的な個人用フィルタリング(非定型フィルタリングとも呼ばれる)は、リスト・ビューアと「リスト」ページの両方で使用できます。リスト・インスタンスの全員のビューに影響を与えるカスタム・フィルタリングは、リスト・ビューアでのみ使用できます。
この項では、非定型フィルタ、永続的な個人用フィルタ、および永続的なリスト・フィルタを適用するそれぞれの方法について説明します。内容は次のとおりです。
非定型のリスト・フィルタリングを使用すると、リスト・インスタンス内の特定のリスト・エントリまたはエントリのグループを簡単に見つけることができます。
注意: 非定型のリスト・フィルタリングは、 |
非定型フィルタをリスト・インスタンスに適用するには、次の手順を実行します。
一時的にフィルタリングするデータを保持するリストに移動します。
リスト・ツールバーの「行のフィルタ」アイコンをクリックします(図30-55)。
ヒント: 「アクション」メニューから「行のフィルタ」を選択することもできます。 |
「フィルタ」フィールドが表示されます(図30-56)。
「フィルタ」フィールドに各キーワードをスペースで区切って入力し、「フィルタ」アイコンをクリックして、フィルタリングを実行します。
キーワードに一致するすべての行の詳細が表示されます。
「フィルタ」フィールドを非表示にし、一時的なフィルタを削除するには、「行のフィルタ」アイコンを再度クリックします。
ヒント: 「アクション」ドロップダウン・リストから「フィルタの取消」を選択することもできます。 |
非定型フィルタだけでなく、永続的な個人用フィルタをリスト・インスタンスの自分のビューに適用できます。特定の方法でフィルタリングしたリストをいつまでも維持できるという意味で、この機能を永続的なフィルタリングと呼びます。ブラウザ・セッション内でページ間を移動しても、ブラウザ・セッションを何度実行しても、フィルタは維持されます。
このフィルタは、削除することもできます。この項では、永続的な個人用フィルタを適用および削除する方法について説明します。
リスト・インスタンスの自分のビューに、永続的な個人用フィルタを適用または削除するには、次の手順を実行します。
永続的にフィルタリングするデータを保持するリストに移動します。
ヘッダーの「パーソナライズ」アイコンをクリックします(図30-57)。
注意: 「パーソナライズ」アイコンは、ページのリスト・ビューアにあります。「リスト」ページのリスト・ビューアにはありません。 |
「リストのパーソナライズ」パネルが表示されます(図30-58)。
「フィルタの追加」ドロップダウン・リストから、フィルタを適用する列を選択します。
「フィルタ」セクションに、選択された列名が表示されます。
リストから演算子を選択し、表示されたフィールドにフィルタ値を入力します(図30-59)。
リストに表示されるフィルタ演算子は、選択した列のデータ型に応じて異なります。表30-3に、それぞれのデータ型に適用されるフィルタ演算子の一覧とその説明を示します。
表30-3 リストのデータ型に対するフィルタ演算子
データ型 | 説明 |
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ブール値はチェック・ボックスとして表示されます。選択されたチェック・ボックスはTRUEまたはYESを、選択解除されたチェック・ボックスはFALSEまたはNOを意味します。 |
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フィルタ演算子は、リスト内の |
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フィルタ演算子は、リスト内の |
複数のフィルタを定義すると、「すべてに一致」/「いずれかに一致」オプションが表示されます。
表示される行がすべての条件に一致する必要がある場合は、「すべてに一致」を選択します。
表示される行が、いずれか1つ以上の条件に一致する必要がある場合は、「いずれかに一致」を選択します。
「保存」をクリックして、フィルタ条件を保存してリストに戻ります。
リストがリフレッシュされ、フィルタ条件に一致するデータが表示されます。
永続的な個人用リスト・フィルタを削除するには、次の手順を実行します。
リストの「アクション」ドロップダウン・リストの「メールの送信」オプションを使用すると、リストへのリンクをメール・メッセージによって送信できます。
リストへのリンクをメールによって送信するには、次の手順を実行します。
リンクをメールによって送信するリスト・インスタンスに移動します。
リストの「アクション」ドロップダウン・リストから、「メールの送信」を選択します(図30-62)。
ポータル・メンバーを宛先とした、メッセージの作成ウィンドウが表示され、次の情報が表示されます。
リスト・インスタンスの作成元であるポータルの名前
リストのタイトルと説明
ポータルへのリンク
リスト・インスタンスへのリンク
ユーザーがリスト・インスタンスへのリンクをクリックすると、リストのビューが開かれます。
注意: リストを表示するユーザーには、このリスト・インスタンスを含むポータルへのアクセス権限が必要です。 |
メッセージを作成し、通常のメール・メッセージと同様に送信します。
詳細は、第11.4項「メールの使用」を参照してください。
リストのエクスポートおよびインポートを実行できます。リストを表示できるユーザーであれば、Microsoft Excel 1997 - 2003および2007形式でリストをエクスポートして、Excel内でリスト・データを変更できます。リストを編集する適切な権限を持つユーザーであれば、変更したリストをWebCenter Portalにインポートできます。
Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築の次の内容に関する各項では、リストをエクスポートおよびインポートする方法について説明し、この手順で使用可能なその他のソフトウェアに関する情報を提供しています。
リストのエクスポートおよびインポートについて
リストのスプレッドシートへのエクスポート
エクスポートしたリストのインポート