シミュレーションを試行するたびに、すべての仮定セルに対する値が生成され、これらが関連する予測セルに転送されます。生成された値は保存され、値-範囲の区間(分割)に分割され、カウントされます。予測グラフには、プロットされた各区間で発生した値の数(度数)が表示されます。Crystal Ballによって予測値が生成されるたびに、各区間内の値の数が増えます。
予測グラフを表示するには、グラフのオープンの手順に従ってください。この項の先頭にある他のトピックでは、予測グラフの内容と表示形式を変更する方法について説明します。
図6.1「予測グラフ」は、予測グラフの要素を示しています。
度数尺度は、各グラフ区間内の値の数を示します。確率尺度は、各区間内に収まる値の確率(合計に占めるパーセント)を示します
信頼度レベル(信頼度)は、予測グラフの下部に表示されます。信頼度の最小値は、信頼度レベルの左側にある最初のボックスに表示されます。信頼度の最大値は、信頼度レベルの右側にある3番目のボックスに表示されます。信頼区間は、最小値と最大値の差異です。信頼度レベルは、信頼区間内の予測値の数を範囲全体の値の数と比較することによって計算されます。
Crystal Ballでは、結果の範囲全体が予測されます。デフォルトでは、予測グラフには、極度に高い値や低い値を除いた予測値の約99%が含まれる表示範囲のみが表示されます。予測に対する試行の実行回数は、予測グラフの上部、確率尺度の近くに表示されます。表示範囲内の試行回数は、グラフの上部、確率尺度(右側の縦軸)の近くに表示されます。
すべての試行を表示するには、グラフの軸プリファレンスを変更し、負の無限大と正の無限大の間にある固定端点を表示します(表示範囲のフォーカス)。 |
図6.1「予測グラフ」では、最頻値(モード)(最も頻繁に発生したx軸の値)の度数は約300です。これは、この列によって表される区間には300の値が含まれることを意味します。最頻値(モード)の確率は約0.06 (つまり6%)です。これは、値がこの区間に収まる可能性が6%あることを意味します。信頼区間には、負の無限大と正の無限大の間にある値がすべて含まれます。信頼度レベルは100%です。この表示範囲の場合、合計5000のうち1つの試行のみが除外されます。